映画クレヨンしんちゃんについて語ろう 23

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139がっくす
例年通り春日部文化劇場で見てきた、今、リアルで。
初日3回目にしては珍しく4割程の少ない入りだった。
例年、前のプラモ屋まで列が並んでたんだがなぁ…

1.純然たる正義の執行者としてのアクション仮面の存在
2.繰り返される雑多な日常の中で蓄積されるフラストレーション
3.突然得た力による意識の欠けた正義の執行と、その堕落
4.本当に守りたいものとは、野原家にとっての正義とは

って感じの大筋のストーリーはよく出来てるが、どうもテンションの
溜めと爆発が無いというか、淡々とした作品だった。パンフで
村井国夫さんが戸惑ってたが、物語に柱が立ってないので
そりゃそうだろうなと思った。

怪獣が堕落したモノが変化した存在であるならば、いっそひろしと
みさえも怪獣に堕としてしまい、それをしんのすけが救うことにより
家族揃っての最終決戦へという流れの方が盛り上がったのではなかろうか。


一番辛かったのは場が沸くことの少なさ、場内の子供が一斉に笑ったのが
3,4回しかなかったこと、あのヤキニクですらもっと場内が沸いてたのに。

エンドロールが終わり子供連れて帰る母親が「イマイチだったね」とか言ってんの
まず第一に本来の視聴者である子供・家族連れを喜ばせてナンボだと思うんだ
この状況は如何なものかと。

俺みたいなオタはそれなりに楽しめたけどさ。作り手が描きたいものと
受け手が求めている物に食い違いが出てる気がするよ。