「(ここロンドンに)娘がいるから(フランスの)別荘には週末には行けるだろう」。
言い訳ともとれる言葉で一緒に別荘に行こうとしないジョンに
チクリと不満を持ったサラ。
フランスの別荘に着いた途端、創作意欲が沸く。
カフェのちょっといい男のウエイター。
汚れたプール。
電話で別荘にくることを拒んでいるかのような愛人・ジョン。
ジュリーは登場するまでは現実と小説がシンクロしている部分。
ジュリー登場からジョンとの電話が通じなくなるあたりからは
完全に小説の中。
ラスト近く、出版社で本物のジョンの娘ジュリアを初めて見かけるサラ。
ラストプールサイドで手を振るジュリア、そしてジュリー。
これは文学的表現。
まだ見ぬジョンの娘だったジュリアの実像とサラの作り上げたジョンの娘、ジュリーが
交錯する瞬間。
>202の考えとほぼ同じだな。