>>13 俺が観るのは基本的にホラーとかアクション映画とかばっかだけどねw
この映画、普通にアクションサバイバル映画として、面白い。手に汗にぎる
展開と、本当にシートに爪が食い込むような恐怖で一気に見せる。
映画には感傷的な演出も説教も無くて、遭難の顛末に終始するんだけど、
後半のサバイバルシーンを見ていると、自然に画面から「不屈」とか「勇気とは?」
とかの文字が頭に浮かんできて、胸が熱くなった。本当に泣かす演出なんて
ないんだけどね。結果として主人公達の行動が、人間の精神の偉大さとか、
普通に解説したら凄く難しくなりそうな事を、語ってしまっている。
実はこの悲惨な遭難の映画を観て、俺は生まれて初めて、
山登りする奴らを羨ましいと思った。こんな映画。
で、胸が熱くなった所に、最後のテロップが、、、、、、
この事件の事を何も知らなかった俺は仰天した。そんな馬鹿な話があるものか
と思って、原作を読んで、色々と調べてみた。やがてDVDが発売され、それには
一時間近い「後日談」と「登場人物の近況」が付いてた。映画に協力するために
アンデスの遭難地に再び戻る彼らの姿を見て、俺はここで初めて泣いてしまった。
まあ、事件に無知だった俺の感想なんで、殆どの人は逆のパターンを経験する
(それが本来意図されたパターン)だろうけど。参考までに。