イライザは優雅なレディになったけど、その代わり自立できない女になったんだよね。
アッパーミドルクラスの家柄も財産もないのに、あんな教育された後では、
もう労働者としても働くことはできない…
67 :
名無シネマ@上映中:05/01/07 02:07:24 ID:U+gdQeh+
>>57 そうそう、「パリの恋人」での歌い方を聞くと、やや鼻にかかった声というか、独特な声だね。
マーニー・ニクソンの吹き替えは、オードリーの歌い方になるべく似せようとしてるけど、「踊り明かそう」みたいに朗々と歌い上げる曲では、やはりオードリーとは全然違う声になっちゃうね(あの曲の出だしはオードリー自身の声だけど)
>>66 そうかな?
むしろ、イライザはヒギンズ教授を捨てて自立するという選択肢も有ったわけだし・・・。
最後の場面で選択権が有ったのはイライザの方でしょ?
追い詰められたのはヒギンズの方では(笑)。
ヒギンズが改心しなかったら、また出て行きそうな勢いだよ。
68 :
名無シネマ@上映中:05/01/07 21:51:30 ID:FIGUkA1f
Where the devil are my slippers ?
の様にヒギンスは「the devil」を疑問文の中で時々使っています。
辞書で調べたら、ありました。
疑問符を強調する副詞「一体全体」
例)What the devil did you say ?
訳)一体、なんて言ったの?
う〜ん、最後のセリフは、
「イライザ、一体どこ行っていたんだ?」
という意味に思えるがどうだろう。(常識?)
70 :
55:05/01/08 10:28:28 ID:6Ncespw6
>>57さん
私は英語圏在住なので、DVDも英語のみなんです。
耳はいいつもりなんだけどなぁ...歌声似てると思うんだけどなぁ。
誰でも話すときとカラオケでは声色が違うし、それでいったら
かなり自然だと思うんだけど...。
>>61さん Thanks
>オードリーの歌も聞いていて、似てるように歌ったと語っています
>>68さん
>「イライザ、一体どこ行っていたんだ?」
正解ですよ。
嬉しいのにちょっと口悪く言ってるのが微笑ましい。
71 :
名無シネマ@上映中:05/01/08 12:25:29 ID:3/2AO4Yb
映画の英語の翻訳は、普通の翻訳とは違うからね。
何秒間につき何文字以内とか、そういう制約が有る(そうじゃないと観客が字幕を目で追いきれなくなるという配慮がなされている)から、どうしても意訳にせざるを得ない場合が多い。
「マイ・フェア・レディ」も、そういう理由から、少々おかしい訳がしばしば見受けられるのでは。
72 :
名無シネマ@上映中:05/01/08 13:05:24 ID:6Ncespw6
落ちる前にもうひとつ。
日本のDVDでも、オードリー本人が歌っているバージョンの場面も
特典映像で付いてますよね? その歌声と、オーバーダブされた歌手の
歌声を比べて、「ぜんぜん似てない」っていう意見が多いって
思っていいんですよね...?
それと、
>>71さん 映画最後の台詞はなんて訳されているのか教えてくださいー。
68さんのは意訳というよりも、そのまんま適訳だと思うんですが。
映画字幕ではなんて訳されたのか知りたい。
英語の訳なんて完璧なものはないんだよ
ニュアンスが違うのに無理矢理日本語化してるので『≒』の世界なんだよ
最後のセリフは、ぶち切れしたイライザが投げつけたスリッパの事だよね。
「一体僕のスリッパはどこにあるのかね?」は、
僕は君にここに居て欲しいんだよって素直に言えない教授の精一杯の告白。
スレの流れ読めてなかったかも?
この映画TVでしか見た事なくて、訳者が映画とは違うかもしれませんが、
「僕のスリッパはどこ?」だったような気がします。
77 :
71:05/01/08 20:14:15 ID:3/2AO4Yb
>>72 >>73さんの言う通り、字幕の訳は「上靴はどこだ?」ですね。
先日放送されたBSでの訳も「スリッパはどこだ」でした。
>>75さんの言うように、あれがヒギンズの精一杯の照れ隠し、愛情表現なんでしょう。
39で書いたドレスですが、ワーナーのアーカイブが所有するものでした。
みなさんのおかげで、楽しい映画がより楽しくなります。
ところで、イライザがお屋敷をいざ出発というとき、ヒギンスに
腕を差し出されるまで、動かなかったのはなぜ?
レディは、そういうものと躾けられたから?
>>70 オードリーは、「パリの恋人」で歌った歌とか、「ティファニーで朝食を」の「ムーン・リバー」などの小唄なら得意みたいで、なかなかいい味出してる。
しかし、「マイ・フェア・レディ」のような本格的なミュージカルの歌になると、やはり本業の歌手に負けてしまう・・・プロの歌手じゃないから仕方ないけど。
自分は、やはりオードリーの歌声とマーニー・ニクソンの歌声は持ち味が違うと思う。
>>79 舞踏会に行く前の場面だよね?
あれはヒギンズにエスコートしてもらうのを待ってるというか、ヒギンズに全てを任せた・・・という心情の表れなのかな。
わからないけど。
オードリーの歌声って澄んではいないけど
独特の深みと温かみがあるよね。
子守唄が似合いそうな、体温の感じられる声。
マーニー・ニクソンの吹き替えは一寸の曇りもない感じに
美しいけれど人間味に欠けるという印象を持ってしまった…。完璧すぎて。
82 :
名無シネマ@上映中:05/01/09 04:18:09 ID:K55p1emP
>>79 え?
大使館のパーティーで女王陛下にも合う、だから少し緊張して(いままでのじゃじゃ馬じゃないから)
教授に促されて・・・と思ってたんだけど。
83 :
名無シネマ@上映中:05/01/09 12:21:21 ID:6DXKzgPr
レディと花売り娘の違いは、どう振舞うかではなく、どう扱われるか……
あそこは、教授がエスコートしてくれるのを待ってたのだと思う。
つまり、まずあなたから私をレディとして扱ってちょうだい、というわけ。
>>83に同意。
待っているイライザが伏目がちなのがまた貴婦人らしくていい。
そのシーンの直前の、
教授がこっそりお酒をグラスに注いで飲み干す場面も人間味があって好き。
飄々とした人物を演じ抜いてきた教授の弱さが初めて露呈するシーン…
ああこの人は鈍感で傲慢だけど憎めない人なんだなあ、と微笑ましくなる。
全部に同意ですw
教授より内心バクバクだったのが実はイライザだったんじゃないかと。
かつての花売り娘なら恐い〜助けて〜と泣き言を漏らす所を、
ぐっと堪えて毅然と臨む姿はレディーに成長した証なんだなと。
でも本人はまだ、レディーになれたのか?確信を持てなかったと思う。
二度と教授をガッカリさせたくないという想いが、不安に押し潰れそうそうにな
る彼女を支えていた訳で。
教授に腕を差し出された時、イライザの中で何かが花開いてゆくのが分って、
大好きなシーンです・・・ふふv
79です。
人それぞれで解釈は勝手なのだけど、自分は83に一票。
アスコットで大佐にエスコートされて登場するイライザは、優雅に歩いている様に
見えるけど、目の動きがおどおどしていたり、息をのむような様子が見られて、
緊張がありありと伝わってくる。大佐が手に軽く触れてやっと笑顔になる。
オードリー、絶妙の演技です。
それに比べると、この場面では落ち着いているなあ、と思えた。
ヒギンスが静寂の中で振り返り、手を差しのべる。音楽が再び始まり、イライザが
「待ってました」とばかり手をたずさえて、いざ出発。
何回見ても良いシーン。
87 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 00:08:18 ID:FjPwUwWM
イライザはいつ頃ヒギンズの事を好きになったのかな?
「スペインの雨は主に広野に降る」という言葉を夜中まで猛練習している時に、イライザが「もうクタクタ!こんなの出来っこない!」と思わずギブアップしてしまった時に、ヒギンズが「大丈夫、君なら出来るよ。君はとても意義の有る行いをしているんだ」
と励ました場面かなと思うんだけど。
その時にイライザが何ともいえない表情を見せるんだよね。
それまでとは明らかに違うというか。
85です。皆さんお熱いw
イライザは最初から教授に惹かれてた?と自分は思うけど。
変な人、恐い人、どういう人?と頭の中で?マークが渦巻いていたのが
スペイン〜のシーンでやっとその人が見えたというか。
なんで教授が奇妙な言語学に夢中になってるのか分かった時、
自分の気持ちにも気づいたのかなと。
これも色んな見方が出来るかもしれませんね。
最初にチョコもらったときだろ
欧米でチョコ=愛
90 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 04:51:38 ID:ZRM7oMZs
ヒギンズへの己の恋心に気が付いて、「踊り明かそう」を歌うんだよね。
一晩中でもあなたとなら踊りたい...歌いおわってベッドの枕に
顔を埋めるイライザ、まさに初恋の到来を喜ぶ乙女って感じ。
91 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 05:04:01 ID:ZRM7oMZs
つまり、
>>87-88さんの場面でスペインの雨は〜や
お招きいただいてありがとう、が完璧にできるようになって
大騒ぎするでしょう。
そこでヒギンズがイライザの手を取って踊り出すよね。
あの時に「気が付いた」んだよね。
「踊り明かそう」でそうハッキリ歌ってる。
I'll never know What made it so exciting
Why all at once My heart took flight.
I only know when he began to dance with me
I could have danced,danced,danced all night!
どうしてこんなに興奮するのかしら
どうして突然 こんなにも心が弾むのかしら
分かっているのはこれだけ。
彼が私の手を取って踊りだした時、その時感じたの。
この人とずっとずっと踊っていたいって。
一晩中でも踊っていられるって。
なるほど。
気付いたことがきっかけになり、ちゃんと発音できるようになったってことか。
ところで、皆さん寝てる?(w
93 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 11:01:01 ID:DyPVMUAj
しかし、ワーナーが倉庫やなんやらをかき集めて、画質や音質をクリアーにしたデジタル作業を
してくれたおかげで、永遠の名画が素晴らしい状態でこれからも見れることは素敵なことです。
94 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 11:04:23 ID:DyPVMUAj
そうそう。
この作品を映画館でご覧になった方います?
Woun't it be Lovery「素敵じゃない?」の字幕って
からなず「愛の 愛の 言葉を!」と訳されていて変だな〜と思っていました。
95 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 11:21:51 ID:l7rJrQso
見ました。けど流石に字幕まで覚えてません。
96 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 11:42:22 ID:DyPVMUAj
監督がジョージ・キューカー!
大正解でしたね。
この昔の監督だったからセットで撮影した。
「サウンド・オブ・ミュージック」見たいのはロケが成功。
でも、この作品セットだったけれどかえって良い部分が出ているように思えます。
97 :
87:05/01/10 15:40:57 ID:FjPwUwWM
皆さん、貴重なご意見をどうも有り難うございます。
なるほど、イライザはあの場面では、改めて自分の気持ちに気付いたと・・・
>>91 確かに、「踊り明かそう」ではそのように歌ってますね。
お手伝いさんも「嬉しかったのね、わかるわ」って言ってるしね。
その後、イライザが舞踏会の後でヒギンズの家を出て行き、彼の母親に会いに行った時には、ヒギンズに対して「あなたの事が好きになったから・・・愛してくれとは言わないから、せめて優しく接して!」
って言う場面が有ったけど、ヒギンズもイライザにそこまで言わせるなよ・・・と思ってしまった。
ヒギンズは素直じゃないからね・・・。
98 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 17:19:51 ID:w3AMP9nU
ひとつ気になっていることがあります。
Wouldn't it be loverly という歌ですが、邦題が「素敵じゃない?」なので
長年 loverly を lovely だと勘違いしていました。
辞書によると loverly は「恋人のような」という意味だそうですね。
そうすると、花売り娘の姿で歌うシーンでのloverlyは単にlovelyが訛ったもので
後半にイライザが父親を訪れた時に再び流れる
Someone's head resting on my knee
Warm and tender as he can be
Who takes good care of me
Oh, wouldn't it be loverly ?
このくだりの loverly には、本来の語意である「恋人のような」という
ニュアンスも込められているという解釈でいいのでしょうか。
someone、he はもちろんヒギンズですね。
イライザはこの時点では「気付いて」いるので、こんな捉え方もありかなと。
変に勘ぐりすぎでしょうか?
長文レス、失礼しました。
99 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 17:34:19 ID:DyPVMUAj
>>98 >>『someone、he はもちろんヒギンズですね。 』
このナンバーって最初の頃ですよね?
まだヒギンズ邸にも訪ねて行ってないので、てっきりここで歌う HE(彼女はイーと歌う)
は、あくまでSOMEONE誰かさんであって、「誰か素敵な人の頭が、私の膝に乗っている」と
いう意味なのかと。
100 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 17:39:22 ID:4ECqXW7j
吉川晃司はよかったけど合田役の徳重は
浮いていたなぁ
101 :
age:05/01/17 02:33:01 ID:wA2w4pvM
あげ
あげ
103 :
名無シネマ@上映中:05/01/17 23:22:18 ID:OM3OmuWl
この映画バーナード・ショウが原作らしいけど、原作読んだことある人
います?原作でもあんなラストなの?
104 :
名無シネマ@上映中:05/01/17 23:46:09 ID:YesXuHxb
読んだ事は無いけど、どうやら映画とはラストは違うらしいです。
「ティファニーで朝食を」もそうだけどね。
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 17:57:31 ID:H+B4aOtJ
最近、この原作の後日談を読んで衝撃を受けた。
>>107あたりで詳しく書いてあるが、特に
「あらゆる束縛から解放され、誰の目もはばからずに済む無人島のような場所で
ヒギンズをひとりきりにさせ、他の男と同じように愛だの恋だのと言わせてみたいものだ、
といういたずらっぽい幻想をイライザはときたま密かに抱くことさえある」
という感じの記述には何故か凹む。
106 :
名無シネマ@上映中:05/01/19 18:00:37 ID:H+B4aOtJ
107って何だよ…orz
スレ違いだった。すまん。
107 :
名無シネマ@上映中:05/01/19 18:08:03 ID:iwx+YNuy
>>105-106 懐かし洋画板の「マイ・フェア・レディ」スレの誤爆?
↓そこに書いてあったやつを貼っておくよ。
107 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 14:48:48 ID:q3ssL/Ob
>>106 バーナード・ショーが実際に書いた原作「ピグマリオン」では
イライザはヒギンズから出て行くところでおしまい。
その後フレディと結婚するという続編もあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~wf3r-sg/nt2shaw.html 映画マイ・フェア・レディは、映画「ピグマリオン」を
ミュージカルにしたマイ・フェア・レディを採用しています。
108 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 18:33:40 ID:zVpH/vOi
ギリシャ神話「ピグマリオン」
↓
ウィリアム・ギルバートの戯曲「ピグマリオンとガラテア」
↓
バーナード・ショウの戯曲「ピグマリオン」
↓
映画「ピグマリオン」
↓
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」
↓
映画「マイ・フェア・レディ 」
108 :
名無シネマ@上映中:05/01/19 18:10:23 ID:uAZfTxak
これなぁ〜 オレは全然楽しめなかったんだよ。確かに気楽な話だし、ヘップバーンも綺麗。ただ、歌のシーンが退屈で泣きそうになった。ミュージカルが嫌いってわけでもないんだけど。
109 :
名無シネマ@上映中:05/01/19 18:13:57 ID:iwx+YNuy
>>108 俺は「時間通りに教会へ」が長すぎると思った。
いい加減、早く終われよって感じだったよ。
曲自体は良いと思うけど。
保守
111 :
名無シネマ@上映中:05/02/05 17:05:53 ID:DwqEV3Hy
オードリーってえらはってるよな。
生涯40キロを越えることはなかったんだよね
113 :
名無シネマ@上映中:05/02/09 16:52:45 ID:qM+QD7z1
>>112 違う、50キロだよ。
170cmで40キロじゃあ、いくら何でも痩せすぎだろう。
お正月の実況から転載
259 名前:衛星放送名無しさん 投稿日:05/01/01 16:54:11 ID:5nEA6Kjb
クラウンプリンスと踊るオードリー・・・ウットリ・・・
260 名前:衛星放送名無しさん 投稿日:05/01/01 16:54:26 ID:/olYbTVY
優雅だ
261 名前: 【末吉】 【129円】 メェル:sage 投稿日:05/01/01 16:54:27 ID:Jdb51yJ/
すばらしい
262 名前:衛星放送名無しさん 投稿日:05/01/01 16:54:31 ID:5Q6k/ynr
おどりをオードリーに教えたのは大佐?
263 名前:衛星放送名無しさん 投稿日:05/01/01 16:54:31 ID:jL5UGvpr
この舞踏会の場面大好きだな
264 名前:衛星放送名無しさん メェル:sage 投稿日:05/01/01 16:54:58 ID:grkVylOh
>>262 ( ・д・)-c<;´Д`)
マーニー・ニクソン 1930年2月22日生まれ