ハウルの動く城 その20

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871名無シネマ@上映中
色々な見方があるんだなーって感心しますた。
興行のスレでえらそーなこと言ってしまってチョト反省。
私はこの映画のテーマは人を愛せ!親と決別しろ!家から出ろ!自分の城を作れ!
だと思った。ようは「結婚シレ」
だから「二人で暮らした」、だし、題名も「ハウルの動く城」なんだと思った。

サリマン=すべてを飲み込むグレートマザーの象徴。
ハウル =いまどきの男の子。お洒落で感受性も豊かだがヒッキー。
ソフィー=仕事一途なふりをして、本当は恋に臆病なだけの負け犬。
子供とばあさんがくっついてくるのは家庭的演出なのかと。

ハウルははじめ、臆病で髪の色が戻ってテンパルくらいコンプレックスが強い人で、
荒地の魔女からも母親的存在であるサリマンからも逃げ回って無責任な「自由」を謳歌していた。
ソフィーも父親が残した帽子屋に閉じこもって若いのにすべてをあきらめた老女のようだった。

サリマンは大きく優しく偉大で、かつ傲慢ですべてを飲み込む母性。
その周りの子供はサリマンの子供の象徴。だからハウルも最初は同じ髪型だったのに
ソフィーに汚部屋(こんがらがった心)を整理されて、母親の望む綺麗な自分でなく、
見たくもない素の自分と対面させられぱにくった。
これも母親離れの布石だと思った。

そんな二人が出会って、恋に落ち、ハウルはサリマンという強烈な母性と対峙する決意をする。(母離れ)
そしてその勇気をくれたソフィーのために城をソフィーのために新調してくれる。(新居=家庭生活)
この時点ではまだソフィーはあんまり変わっていない。だから老女のまま。
しかしそこに空襲が来る。
新居(二人の城)を守ろうとはじめて逃げずに戦うハウルを見て、ソフィーはハウルのため、
ネンチャクしていた父の思い出の店(父親離れ)を捨てる覚悟をする。
そしてサリマン(母)は出て行った二人をしぶしぶ認める。

大筋はこんなもので、あと細かいところに色んなメッセージがこめられているのだと思った。
しかしこんな風にとらえたのは自分くらいでウツ