知り合いに書いたメールを、落書き代わりに書き残しておく。
お好きにツッコまれたし。
・『雲の向こう、約束の場所』
いやー、“燃え映画”ですか。私はノスタルジーに萌え狂いましたがね。
遅れてきた80年代のセルアニメの傑作。
大体、プロットが冷戦を引きずってるあたりで、着想した時期が
分かるというもの。いきなり平行宇宙論とか言い出すあたりも80年代風。
画面からただようリアリティゆえの暗さや田舎鉄道の描写を
ねちっこくやるあたりは『パトレイバー』みたい。
目指すは一瞬の飛行のカタルシスで目的は青春の蹉跌の救済、
下では近代兵器のバトルというシチュエーションはまさに『オネアミス』。
そこにプラスで“こっち側”はネルフ司令部のエッセンスをイタダキで、
“あっち側”のイメージは『ラーゼフォン』的異世界と、もうサービス満点。
高校・浪人時代に各種OVAやら『オネアミス』やらを観て、
「なんか、『ヤマト』『ガンダム』とはチョト違う、
すんごい時代が来るかも……」
その後、予感は見事に実現したり裏切られたりするのですが、
その頃のワキワキ感が久しぶりによみがえって、甦って、蘇って。
……これで、声と作画があれだけド下手クソでなければねぇ。