24 :
名無シネマ@上映中:04/11/02 14:29:35 ID:9xpf6dH1
・・・・
全然違うだろ・・・
往く川の流れは絶えずして
しかも元の流れにはあらず。
River runs through it
兼好法師の『徒然草』をここまで大胆に脚色した
ハリウッドの底力に脱帽です。
26 :
名無シネマ@上映中:04/11/02 15:02:04 ID:T0FoNkGc
>>25 あーんせっかく良いこと言おうとしてるのに!
「方丈記」じゃん。間違わないでよ。
27 :
25:04/11/02 15:31:29 ID:QkzwhH3u
海より深く反省
近作トロイでゴリラ顔になったと評判のブラピ様の若き日の美貌を検証しようと
最近この映画のDVDを購入した・・・なんだ、鼻の穴の形、この頃から同じじゃん
昔、劇場で観た時は10数分間居眠りしたが、今回はしみじみ感じ入った。トシのせいか
すでに結末を知っていると「俺はモンタナを離れない」に泣ける。
大物釣り上げて満面笑顔の弟を見て、兄ちゃんが何か不吉な予感がするってのが
悲しくていい。
>>24 石原は嫌いだが、共通項はあるだろうね。
あんま言うとバカウヨが群がってくるから控えるが。
30 :
名無シネマ@上映中:04/11/05 10:25:36 ID:xAcgmlZ2
なんてまったりした映画なんだろうと半ば退屈しながらみましたが、
最後に涙がでました。
心に残る映画です。
31 :
名無シネマ@上映中:04/11/06 14:17:14 ID:/nZGrwNx
兄弟が釣りに関して、ライバル意識をもちつつも
お互いのことを認め合ってるのがいいです。
いい映画だよ・・・
>>31 「認め」てる、て言葉は、どちらかと言えば弟(ブラピ)側から
の心情を表してる気がする。
兄貴は、弟を1人の男として「認め」ると同時に、父母をより敬い、
家族愛のバランスの中で弟を愛してる。
それがジワーっと伝わってくるところが、何とも泣けてしまうよ。
33 :
名無シネマ@上映中:04/11/06 15:08:31 ID:/nZGrwNx
俺が思ったのは、どちらも「男として」認めてるってこと。
兄は序盤のモノローグで子供の頃から弟の「芯の強さ」を言っていたし、
釣りに関しても独特の「技」を持っている弟を認めていた。
一方、弟も子供時代に「兄さんならプロボクサーになれる」といったり・・・
些細なことだけど、俺にはこういうところが「認め合ってる」と感じられた。
もちろん32の言ってることもそうだと思うが。
34 :
名無シネマ@上映中:04/11/07 06:12:05 ID:nI/BXP7W
川は流れる
人生の川
命の川
through it がむずかし このitの意味深いね
「時空を越えた雨粒が云々」
とかいう文句が直前にあったな確か。
当時、原作のペイパーバックを買って通読したよ。
ラストも含め、映画に原作の朗読が多いことを知って驚いた。
文章のリズムとか、そういう文学的要素を大切にした映画でもある。
舞台がモンタナのヘルズキッチンでしたっけ?
あのitに深いキリスト教的世界観/歴史観を感じた。
<it=すべてのもの>
に通じるような、深遠な。
クリスチャンでなくても畏敬の念を払ってしまうような。
38 :
名無シネマ@上映中:04/11/09 16:49:00 ID:56EVaBUx
スターが突如出現する映画というのがあるけれど
この映画の中に現れたブラット・ピットは正にそんな感じだったね。
「ローマの休日」のオードリーや、「卒業」のダスティン・ホフマン、
「プリティー・ウーマン」のジュリア・ロバーツとか
「サタデー・ナイト・フィーバー」のトラボルタとか、そんな人達のように。
不思議なオーラに溢れているというか。
その1作で目を引き、「あれは誰だ」という風に皆が虜になる。
この映画のブラット・ピットは確かに主役の看板という役ではなかったけれど
誰もが、この新しい映画スターの出現に目を奪われずにいられなかった。
キラキラしてるというと、くっさぁーい言い方なんだけど
新しい時代のスターがその1作で見事に光り輝くということがある。
劇場で初めて見た時から、レッドフォードがブラット・ピットを本当に大事に撮ったというのが伺えましたね。
39 :
名無シネマ@上映中:04/11/09 19:13:45 ID:i7MchhFW
40 :
名無シネマ@上映中:04/11/13 16:15:32 ID:2iX+4J4E
この映画のブラピはにやけ顔
輝く笑顔。
42 :
名無シネマ@上映中:04/11/26 00:34:37 ID:RQR/sGdC
うん
かっこいいね
音楽が素晴らしいすね。
あと撮影も。撮影賞、オスカー獲得してるんじゃなかったっけ。
人は愛する者が苦しんでいる時、神に問う
”愛する者を救いたいのです。どうすれば良いのですか?”
本当に助けになるのは難しい
自分の何を差し出せばいいのか
或いは差し出しても相手が拒否してしまう
身近にいながら腕の間をすり抜けてしまう
だが愛することはできる
完全に理解できなくとも愛することはできる
かなりうろ覚え+部分的に自分なりに翻訳しました。
最後のお父さんのセリフがとてもよかったです。
音楽も映像も静かで美しかったですね。
45 :
1:04/11/27 11:13:44 ID:D5Sf4th6
>44さん
いいセリフです。私はこのビデオを買ったのに、なぜかわからないけれども
紛失してしまってるのです。いつか出てくるだろうと思いつつまだ出てきてない。
捨てちゃったのかもしれない。買うのもお金もったいないかなあ?と思い、現在に
いたっているのですが、44さんが書かれたセリフみて折りを見てやっぱり買おう
と思うようになりました。関係ない自分の話をして申し訳ないっす。でも、いい
セリフですね。
さらにその後の年老いたノーマンが釣りをしているシーン、そこで語られる
セリフが最高です。このうえなく美しいです。
>>44 ブラピがあんなことになっちゃった後、
牧師の親父さんが教会の説教で、つまり不特定多数の人に向けた
仕事での言葉として言うんだよな。そこに兄貴夫妻も出席してて、
兄貴の目がじ〜んと潤む。
いい映画だよ、本当に。
>>45 そこで初めてタイトルの言葉が出てくると。
深くて、広いよね。
48 :
1:04/11/28 02:02:28 ID:sEil2GTy
itを通して(through)riverがrunするわけです。確かに物語全体を考えると
邦訳しづらい。
>>45 オレ、さっき押し入れ見たらまだビデオあった。
貸してあげたいなw
行く川の流れは絶えずして・・・という感じかな。
51 :
1:04/11/28 17:01:08 ID:sEil2GTy
>49
いや、何度も見ること必至なのでくださいw。東京です。
ブラピは一番これが好きだ。
53 :
49:04/11/29 01:11:58 ID:AANysh7K
>>51 それは・・・w
君にとって大事な作品なんだから、DVD買いなさいな。
オレも買おうかな。
漏れもブラピの映画ではこれが一番好きだな。
レッドフォードの再来かとオモタよ。
父親役のトムスケリットがまた渋すぎてカコイイ
もちろんストーリーもしみじみと好きだ。
55 :
1:04/12/07 23:35:38 ID:2x+n4axN
個人的にはお兄さんが好きなんだよな。ブラピもあたり役だけど、お兄さん役の
彼もハマリ役だと思う。芯が強い「男」で活発な性格でありながら、頭もキレる
文学青年というフンイキがばっちり出てた。若かりし頃、営林署でバイトして
体と心を鍛えたってエピソードが好き。
56 :
54:04/12/08 22:02:06 ID:Qx5DPftz
>>55 その兄ってのが原作者ノーマン・マクリーンなんだよ。
ちなみに原作は「マクリーンの川」というタイトルで邦語訳が出版されてるから読んでみることをオススメする。
映画の最後のシーンでフライを振る老人はノーマンマクリーン氏ご本人じゃなかったっけ?
で、あわせて本人のナレーションがかぶるはずだったのが完成を待たずしてマクリーン氏がなくなったのでレッドフォードのナレーションが入った??
うむ、、記憶曖昧。。誰か修正頼む。orz
英語が好きな人なら、これだけは原文も読むことをオススメ。
別に英語かぶれする必要はないけど。
日本語表現の中にもピンからキリまであるのと同様、
英語にも良いのと大したことないのがあると思う。
この英語文章は実に味わい深く、敬服するわ。
58 :
1:04/12/10 00:18:40 ID:vnPfVVUz
英語は専門家でもなんでもないけど、割りと好きな分野なこともあり、この映画の
原書も持っています。声に出して読みたい英語にはこの本はいいと思いますね。
なんつーんだろ、味わい深いっていうか、英語ベラベラじゃないからはっきりした
ことはいえないけど、「過不足ない美しい文」だって感じを受けます。
>>56 原作者が兄さんだって話しもそういうことなんで知ってます。56さんが書かれた
ナレーションのエピソードの話は聞いたことありますね。でも最後のじいさんは
本人かしらん?
映画だけでも兄が空気読めない堅物だってのは伝わってきたよ。
60 :
1:04/12/10 21:55:45 ID:vnPfVVUz
カタブツなんだけどさー、気に入った彼女を射止めるためにはパーティーでも
一直線につきすすんだし、電話もかけたし、そういうところが積極的で
イインダヨ。でんわのシーンで照れて顔が真っ赤になるところがまた、ヨロシィ。
あの兄貴はいいよ〜。世間的には至極優秀で、真っ当な人間なんだよな。
社会的地位も得るし。
弟は向こう見ずな性格だけど、魅力に溢れ、兄貴の持ってないものを
持っていた。
兄貴はそれをよく分かっていて、弟を男として認め、愛し、ピンチには
助けたくて必死になった(でもその思いが実を結ぶことはなかった=涙)。
62 :
1:04/12/17 21:31:27 ID:ye/vxEyx
サントラを借りてきてPCに入れた。メインテーマを聞くだけでピュアな気持ちに
なる。心が落ち着く。テレビを見ていてもあちこちで(特に自叙伝的な番組とかで)
使われている曲ですが、この映画は音楽もいいです。
63 :
名無シネマ@上映中:05/01/04 00:49:53 ID:NCqt5fs7
兄の彼女の言葉・・・
「助けてあげたくても、それを必要としない人もいるのね・・・。」
あの台詞が一番心に突き刺さるね。
俺にとっての神台詞は、ブラピの「『兄貴は面白くない』ってさ」の後の
父親の「人間の値打ちはそれだけじゃない」だな。
俺自身、真面目が取り柄で、女の子に面白い話とかできるほうじゃないから、
この台詞には本当に救われた気になるんだよな…。
65 :
名無シネマ@上映中:05/01/06 01:38:28 ID:RMYUoBsd
この映画の予告がまたジ〜ンと来る忘れられないものだった。
「時が過ぎても僕は忘れない。父の誇りだった弟のあの眩しい笑顔・・・今でも、
忘れられないでいる。」
最近の映画のCMって、劇場を出たカップルの他愛ない一言感想を
使うパタ−ンが多くて、見る気が一気に失せるよなあ。
あーその予告のフレーズ覚えてる!映画の主題もわかるいい予告だよね。
絶対観に行こうと思ったもんだよ。
じんわりとしていい映画だよね。
映画観た後で原作も読んだけど面白かった。
ラストシーンのセリフはやっぱり重みがあるよね。
(原作は74歳の時に書いた処女作)
サントラもいい!
68 :
1:05/01/10 23:22:37 ID:JIr2Nw2L
弟は時代が違って現代に生まれていれば間違いなくプロでフライフィッシング
をしていただろうね。なんでも時代のせいにするのは良くないけれども、せっかく
の「アート」を生かしきれないもどかしさというのはあったんじゃないかな?
69 :
名無シネマ@上映中:05/01/10 23:37:17 ID:Bq0PpQ20
大好きな映画っす。
公開当時、高校一年生で俺が映画館で観た2作目の映画です。
凄い好きだったんだけど、その後ビデオとかで観たことがないという・・。
俺にとっては不思議な映画。
だから、逆に凄く綺麗な印象があるのかな??
印象深いシーンは、彼女の兄さんに日やけの火傷をさせてしまう→彼女怒る→電車の橋を車で渡る→夕焼けをバックにブラピが車で登場。
12年前に観た映画だから、順番がごっちゃかもしれないけど、その「夕焼けをバックにブラピ」のシーンが映像といいとても綺麗だったと記憶してます。
フィッシングのシーンよりも、あのシーンは印象深い・・。
70 :
1:05/01/11 00:11:52 ID:FMAZQqkh
>夕焼けをバックにブラピ
これはチョー綺麗!!。ブラピがキラキラしてる!!
今フジでやってるドラマ、オープニングの
川で釣りしてるシーンがリバランにそっくりだったよ!
川面のキラキラを背景にシルエット、とか
山を背景に男二人ならんで川で釣り糸を投げたり
見れば見るほど、ただ「似てる」というより、もろ「パクリ」だわ。
やっぱ、名作は真似されるのね♪
72 :
名無シネマ@上映中:05/01/20 22:08:40 ID:0hnFggsk
また、あのシーン出るかもだから、age!
73 :
1:
映画の中では最後にいっしょに兄弟そろって釣りをしている中で、弟の「使ってる
フライは?」の問いに兄が口パクで答えて、弟が理解するシーンが好きだ。この
シーンは原作にも出てくるけど、口パクのこれは、映画のみで見られる演出じゃない
かな。違うか?いずれにしてもこういうのが映画でのみ味わえる演出で好き。
それにしても、よくここまで原作の味わいを残しながら映画化できたもんだよね。
そしてそれによる映像化にも感服してしまう。ロバートレッドフォードおよびこの
映画のスタッフってすごいよな。