ドラえもん・ハットリくんなどの藤子映画【5】

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654名無シネマ@上映中
ちょっとここの人たちの知恵を借りたくなったので質問させていただきます。
「竜の騎士」において、地底大陸間の移動は次元転換船を使う以外の方法はないと思われるのに、
文明を拒否するナンジャ族が、恐竜人発祥の地である「聖域のある小さな大陸」ではなく、日本の地下にある大陸にいるのはなぜなのでしょう?
655名無シネマ@上映中:2005/12/10(土) 12:03:10 ID:m9Dh5bzp
私が思いついたのは次のような仮説です。

1:聖域から転送された恐竜の平行進化
聖域がいくら広いとはいえ、長い時間が経つと頭数が過剰になると思われます。
普通なら、産児制限や間引きといった方法で対応すると思うのですが、そこは作った者が作った者です。
そういう方法ではなく、一定地域を他の地底大陸へ転送することで調節するのではないか?と推測しました。
そしてその先で、ナンジャ族の祖先が誕生、今に至ると言うわけです。

この説の根拠は恐竜人とナンジャ族の顔が違いすぎるという所から来ています。
それゆえ、恐竜人とナンジャの関係は、どっちかと言うとクロマニョンとネアンデルタールの関係に近いのではないか?と言うのがこの考えです。

その2:地底の地殻変動が激しく、各大陸は古代にくっついたり離れたりしていた
今の文明が出来るはるか以前は、地底大陸がパンゲアやローデシア、ゴンドワナよろしく巨大だったので、徒歩で渡ることが出来た。と言う考えです。
ひねりも何にもないので説明は割愛します。
656名無シネマ@上映中:2005/12/10(土) 12:03:40 ID:m9Dh5bzp
その3:文明断絶による退化説
地上人は600万年で、世界を7回ほど滅ぼすことの出来る火力を手に入れました。
恐竜人にはその10倍の歴史があります。
2,3回ぐらい世界が滅んでいるんじゃないか、と言うのがこれです。
文明が極めて脆いという事は、ちょっとした災害やトラブルで文明の利器が使用不能になることからでも明らかです。
この説によるナンジャ族は、地下世界大戦を生き残ったが、文明の利器が使えなくなったので原始生活に戻り、以後ずっとそのままな人達の集まり、となります。
大佐の言う「技術の偏り」は、過去の世界大戦で致命的なダメージを与えたことから禁忌になっている…。と言う考えをとりました。
この説の根拠は、大航海時代の説明の際、聖域大陸から日本方面にしか矢印が出ていないことが、脆弱ですが根拠の一つです。
地上の大航海時代は、とりあえず東西行ってみようと考えたのに、これはどうしてかと。
それは「行っても成果がない→利用可能な土地がない→放射能汚染等で使えない、あるいは価値が低い」のを知っているのでは?と。

その4:好きにやっている説
別にこう、やむにやまれぬ事情があってではなく、「原始生活サイコー!」と言うような理由でやっていると言う考えです。
アメリカのアーミッシュのような感じで。
そういう集まりのことを、竹の子族とか太陽族みたいな感じで、ナンジャ族と呼称しているのではないか、と。
これなら何処にいようが気にしなくて良いわけです。
657名無シネマ@上映中:2005/12/10(土) 12:04:44 ID:m9Dh5bzp
それを説明するにはまず
「聖域大陸以外の大陸に恐竜がいる、そしてひかりごけが自生しているのは何故か」
を説明付けなければなりません。
恐竜はたまご状態で無理矢理運んだとしてもひかりごけは無理です。
なら何故か。
あのあと青い神様の使いが各大陸にばらまいたに決まってます。
その時に次元転換技術と時間移動技術の元もうっかりばらまいていたのは想像に難くありません。
これは恐竜族の技術、知識の偏りから証明できます。
詰まる所タイムマシンが作れる癖に
コンピューターによるシミュレーションホログラムが理解できない、
置換化石や彗星による絶滅説が念頭にない、
そして全て神の御業と関連付ける事から、
彼らの技術は発見よりもむしろ発掘からきていると推測されます。
でなければ竜宮と交流があったかです。

さて、これで恐竜族の知識が自分たちのものではないとなりました。
が、博物館を見る限りそれを示す資料は見受けられません。
当然ですね。
恐竜族は自分たちの誇り若しくは他種族への劣等感が強いようですから。

この誇り及び劣等感の証明は本編ラストで行われます。
「神のお使いに違いない」
「今日我らがここにあるのも神のおぼしめし」
「これが神の御心」
持ち上げているようで人間は一切認めていません。
すべて自分たちの神のおかげです。
恐らく歴史に残るのはせいぜい「神のお使い」止まりでしょう。
658名無シネマ@上映中:2005/12/10(土) 12:05:45 ID:m9Dh5bzp
と恐竜族の真実が解った所でナンジャに戻ります。
詰まる所ナンジャは自分たちの技術じゃないのをを知ってしまった人たちなんですね。
だから文明を拒否する。
知らないのではなく知っている上であえて本来あるべき生活を望む誇り高き集まりなのです。

ついでに付け足しておくと隠蔽された事実を知るにはそれなりの立場が必要であるのは確かです。
遠い(そんなに遠くないかも)昔政治的に敗れたあつまりかもしれませんし、
案外事実を公表しようとした為、記憶を消されて原始人として放り出された連中かもしれません。
その事実は永遠に明かされる事は無いでしょうが…

つまり何処に散らばってようが気にするべきものでは無いという事です。
大陸を越えての移動は余りしないでしょうけど。