1 :
名無シネマ@上映中:
とても「ネオリアリズモ」なんて枠には収まりきれません。
映画を変えただけでなく、世界を変えようとした
この監督について今こそ語りませう。
ロベルト・ロッセリー2
3 :
名無シネマ@上映中:04/05/28 01:22 ID:nuduEWGL
[主な監督作品](※映画のみ。未完と戦前の作品は除く)
『無防備都市』(1945)
『戦火のかなた』(1946)
『ドイツ零年』(1948)
『アモーレ』(1948)
『殺人カメラ』(1948)
『ストロンボリ 神の土地』(1949) 。
『神の道化師、フランチェスコ』(1950)
『七つの大罪』第5話「ねたみ」(1951-52)
『自由はどこに?』(1952)
『ヨーロッパ1951年』(1952)
『われら女性』第3話「イングリッド・バーグマン」(1953)
『イタリア旅行』(1953)
『世紀半ばの恋人たち』第4話「ナポリ、1943年」(1953-54)
『火刑のジャンヌ・ダルク』(1954)
『不安』(1954)
4 :
名無シネマ@上映中:04/05/28 01:23 ID:nuduEWGL
『心理劇』(1956)
『ロッセリーニが見たインド』(1957-58)
『私は良い旅をした』(1957-58)
『インディア』(1958)
『ロベレ将軍』(1959)
『ローマで夜だった』(1960)
『イタリア万歳』(1960)
『ヴァニーナ・ヴァニーニ』(1961)
『百年間のトリノ』(1961)
『黒い魂』(1962)
『ロゴパグ』第1話「純潔」(1962)
なお、『火刑のジャンヌ・ダルク』(1954)は日本未公開作だったが、
『火刑台上のジャンヌ・ダルク』という名で最近DVDが発売された。
実は未見。
見た人の感想きぼん。
6 :
2:04/05/29 00:05 ID:PlNzqkMy
7 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 02:44 ID:41zxOngI
応援したいけど、まずはシネフィル待ち。
8 :
名無シネマ@上映中:04/05/29 07:01 ID:biGb33Lw
「火刑台〜」や「神の道化師フランチェスコ」なんかがDVD化されてるのは
羽須美効果ですかね。
9 :
名無シネマ@上映中:04/05/30 17:20 ID:V8xridvi
蓮みのおかげでつ
10 :
名無シネマ@上映中:04/05/30 19:33 ID:qfRyS5tV
>>5 日本版ではありませんが、ビデオ時代に観ました。
バーグマンとの舞台作品(オラトリオ)として、ヨーロッパを巡演した作品だと聞いてますが、
「火刑の〜」というタイトルで紹介されていた時期が日本ではあったんでしょうか?
オネゲルの作品として「火刑台上の〜」とレコードなどでは紹介されていたように記憶していますが、
未公開の時期にそういうタイトルで呼ばれていた時期もあったんでしょうか?
この作品好きですねえ。「フランチェスコ」から「イタリア旅行」あたりの映画が一番好きかも。
ただ、
>>3>>4で、「メシア」や「ソクラテス」などの後期の伝記映画に触れられていないのは、
何か理由でも?あのマターリ感もある意味ではまります。イタリアでDVD入手可能です。
11 :
名無シネマ@上映中:04/05/31 18:55 ID:TbRMx7Ry
世界を変えたかどうかは、別にして
映画を変えてしまったのは事実だよね。
ゴダール以上に嫌われても当然。むしろ、反響のないのが?
どう変えたかおすえて
13 :
名無シネマ@上映中:04/05/31 23:40 ID:rzFlfwx4
>>10 詳しいですね。
「不安」という作品はビデオで出ているのは修正された上に
不完全だそうですが、完全版をご覧になったことはありますか?
もし、おありでしたら、視聴方法(ビデオorDVDの情報など)を
教えてくれると助かります。
実は、何気にこの作品が好きなので、
どうしても完全版が観たいのです。
>>10 >「火刑の〜」というタイトルで紹介されていた時期が日本ではあったんでしょうか?
>>3>>4は某サイトからのコピペなのです。
すいません。
>「メシア」や「ソクラテス」などの後期の伝記映画に触れられていないのは、
>何か理由でも?
うわーん。知りませんでした。
そういえば、ロッセリーニってマルクスの映画を
作ろうとしていたんですよね。見たかったです。
>イタリアでDVD入手可能です。
イタリア語できないんですが・・・・・・。
英語字幕ついてますか?
あとルイ16世についての映画の評判が高いですね。
ご覧になりましたか?
15 :
新規参入者:04/06/01 20:28 ID:DE10cKFM
まあまあ、せっかくスレを立ててくれたんだから、皆さん、このスレを育てる気持ちで
よろしくお願いします。
>>13 「不安」はエンディングの違うヴァージョンがあったと思います。
自殺(未遂?)をするヴァージョンとハーッピー・エンディングのヴァージョンと。
なにをもって完全版とするのかが難しい映画だと思いますが、
公式的にはどうなってますか?
後期の映画(?)は、ロッセリーニらしく新しいメディアに可能性を見出したのか
TV作品が多いですよね。ただ、35ミリで撮っているので、映画といえばそうかなとも
思いますし、扱いにくいと言えばそうなんですが。
ただ、「メシア」は間違いなくTV作品ではないようですが、
>>10さんがおっしゃってみえるように、「マターリ」していると
言えばそうなんでしょうが、ある意味自分がはまれないと、
文化史の授業を受けてるようで、今ひとつです。
だから、
>>14の「ルイ16世」の映画、多分「ルイ16世の権力取得」という邦題に
なるんでしょうか、あの映画は私にとっては正直歴史のお勉強みたいで、「フランチェスコ」
のようには楽しめませんでした。
16 :
名無シネマ@上映中:04/06/01 21:01 ID:pZ5/mAzi
>>15 >自殺(未遂?)をするヴァージョンとハーッピー・エンディングのヴァージョンと。
>なにをもって完全版とするのかが難しい映画だと思いますが、
>公式的にはどうなってますか?
公式版は自殺未遂をするヴァージョンです。
IVCから出てるビデオとDVDはとハーッピー・エンディングで、
しかも短縮版なんですよね。これはいかんと思います。
その昔、「カイエ・デュ・シネマ」でフランスの映画監督たちが、
対談でこの映画に触れていたんですが、
彼らは明らかに(というか当然)、この完全版について話してました。
IVCの改訂版しか見たこと無い自分としては、
彼らの会話から完全版の素晴らしさを想像するしかなく、
くやしい限りでした。
17 :
名無シネマ@上映中:04/06/01 21:07 ID:pZ5/mAzi
ところで、みなさん、ロッセリーニのどの作品が好きですか?
私はこの「不安」と、「インディア」って結構好きなんですよね。
「インディア」のマターリした世界最高(w
あと、小品ですが「ロゴパグ」のオムニバスムも好きです。
ゴダールとパゾリーニの作品の影に隠れて、
あまり触れる人がいませんが。
18 :
名無シネマ@上映中:04/06/02 00:30 ID:1qDADX2z
現実に有ったバーグマンとの不倫の恋。
完璧な作品ですよ。
でも監督はバーグマンですが。
19 :
名無シネマ@上映中:04/06/02 00:52 ID:QJfUijDJ
今あるのか知らないけど三百人劇場、
ハスミンの影響で大昔ロッセリーニ特集を観に行ったなー。
『神の道化師、フランチェスコ』にやられたよ。。。
漏れはこれが断トツに好きだ。
バーグマンは好きだけど、
ロッセリーニ作品のバーグマンはあんまり好きじゃない。
20 :
名無シネマ@上映中:04/06/02 01:20 ID:g6BiGBAe
>19
同意。近年、DVDが出てこれほど嬉しかった作品もない。
21 :
名無シネマ@上映中:
「神の道化師フランチェスコ」は最高。映画史上10傑に入る。
昔。日テレで、深夜放送したのをビデオにとって、まだ持ってる。
ラストでじいさんがくるくる回ってるのを優しく自分の方に倒してあげて、他の修道士たちの間から笑いが起こるシーンなんか本当に自然で絶品だと思う。
後世から見たら、20世紀最高の監督はロッセリ−ニがまず挙げられるかも。