群像劇なのに
自己主張→対立→争い→和解 という過程を経なくても
成長(変化)を描けるんだなと思った。
最初は自分のことだけしか考えていなかったような人達が
俺達がやらなきゃ、おじいとおばあが大変なんだって、
労働を通して、責任感と他者への思いやりの心を自然に出せるように
変化していく様子が、無理なく、押しつけがましくなく、描かれている。
彼ら、一生懸命頑張ることを次第に照れなくなっていくんだよね。
おじいとおばあが素晴らしいから、観客も(て言うか俺)その変化を
無理なく受け入れられる。
自分の観てきた中では今年の邦画で最高。