112 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:09 ID:J3XMrTYL
物語の最初で培養槽に落ちてくる稲妻みたいな柱は結局何なの?
唐沢敏明はなんで雪山の中に城があるのを知ってたの?
あの城とロボットは誰が作ったの?
114 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:12 ID:FPccyD1P
オタクには二種類の人間がいるのかもしれない、オタクになりたくてなる奴、好きなものを突き詰めていって
オタクになるやつ。
もうひとつは、一般社会に適応できないから、きもくて、もてないから、仕方なくオタクになる奴、仕方なくオタ
ク共同体に逃げ込む奴。
>>110 スレに参加したいなら観て来たら?
観なきゃ否定も肯定も出来ないからな
116 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:15 ID:1Yzcc1c+
>>109 「映画はこんなもんだ!」てことを言うつもりは毛頭ない。
しかし、キャシャーンの監督は言ってることとやってることが全く違う。
もちろん、この映画がヒットしたのはそういう「一般人が見に行ける感じ」
だってのはわかるが、じゃあ一般人が見に行けない映画って何よ!?ってことになるよね。
結局、「カッコイイから良かった」って言う人は、キャシャーンがカッコよく無かったら
見に行ってないわけじゃん?もしカッコよく作る代わりに面白く作っても、
今ほどには売れなかったろうね。
「何となく凄い」じゃダメなんだってみんな気付いてない。
それは固定観念じゃなく、むしろマンセーしてるみんなの方が固定観念持ってるってことだから。
117 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:16 ID:FPccyD1P
イケメンで、金持ちで、女に持てて、おしゃれさんで、生まれつき勝ち組のキリヤがそれでもオタクとして
情熱を持ち創作に打ち込みキャシャーンという作品を物にしたのはすばらしいことじゃなかろうか。
日本ではやはり珍しいタイプなんだろうか。
やはり、女にもてないことが、創作の情熱になってるようなタイプとは出来上がってくるものも違ってくる
んだろうか。
かっこよさが観に行く動機、ってのは悪なのかね。
物語の基本的な部分を小説版で補足しなければ理解できない映画ってただの糞映画じゃん
>>103 乙〜
映画を観た後に読むと、結構頭の中が整理できていいね。
あの映画自体に説明不足な部分が多いのも改めて分かるけど。
その辺の空白がDVDでどの程度まで補完されるか楽しみだ。
>>118 悪と言えるだろうね。要は見たくない、知りたくないものから目をそむけてるわけだからね。
まがりなりにもにも今までオタク文化映画文化というものを築いてきた歴史が過去にあって
それの上辺だけを掠め取って、俺はすごいんだってやられたら反感もあるわな。
この手の作品を作ってそれを支えてきたのはアウトサイダー同士ってのもあるでしょ。
そこら辺の共感具合はティムバートンには顕著かも。
別にそういったものに興味がない人は桐谷監督を賞賛しても良いし、
気にしたら文句言う権利もあると思うけど。
そんな所では?
理解するのが面倒くさいから頼るんだろう。
小説など読まなくても自分なりに理解した、面白かったという
人間も多い。
理解する気がない人間はできる情報があったとしても
理解はしない。
ほとんどバカの壁状態だ。
小説読んで理解したつもりになっても、次にまた映画を見ると
小説と映画はまったく違うものだと思い知らされる。
よって、小説で映画を補完しようとする事は無意味。
>>121 「かっこいいから観る」という動機が
どこをどうしたら「見たくない、知りたくないものから
目をそむけてる」 事になるんだ?
自分で何を書いてるのか分かってるのだろうか。
それともかっこよさと面白さは両立できぬとでも
言いたいのか?
>>122 実際これはまごうことなきアイドル映画なんだけど、その他の要素を全て「言い訳」
に使ってるんだよね。で、見る人が「アイドル映画最高!」って腹を括ればいいんだが、
この映画好きな人は全然そう思ってない、むしろ反論しそう。
後は「この作品には言い訳しかない」っていうのを結論で言ってしまってることに気付かずにいる人が
多いね。
あの小説は、あまり映画の内容を補完するようなものじゃないな。
実際、映画の後に読んだ自分はそう思う。
かといって別物として楽しむには文章が面白くない。短すぎたし。
もうちょっと上手い作家を起用してくれればな……
あの手の話はライトノベル作家に上手いのがいそうな気もするんだが。
世の中には自分の決めた見方、
あるいは本で提示された見方以外は
全部間違っていると本気で思っている輩がいる。
個人的には気分の悪い人種だ。
アイドルがどこに出てきた?
してるだろ、悪って。
たとえば、生き返った唐沢らがなんで城のある場所に直行するの?
こういう物語の基本的な部分を自分なりに理解しろって??
独り善がりのバカ学生が作ったストーリーに脈略のない糞映画を見せられた気分だよ
133 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:48 ID:1Yzcc1c+
悪だってさ、大勢を占めれば悪じゃなくなるからね。
1Yzcc1c+は昨日のウタダ厨に勝てるんかいな。
135 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:50 ID:qlvQUpAW
遅ればせながら見てきたけど、意外と良かったよ。
真剣に作ってるというか、言いたいことは良く伝わってたと思うよ。
ただ、素人監督ゆえに演出が下手というか、無駄なシーンが多すぎたね。
CGの戦闘シーンはほとんど必要ないでしょう。あれのせいで無駄に尺が
長くなってるだけだもんな・・・ベテラン監督なら、いくら金がかかってても
ラッシュで見てダメならバッサリ切ったんだろうけどね。
まあ、でも、ニヒリズムとか勧善懲悪へのアンチテーゼみたいなのは良く
描かれてたと思う。
アニメのファンの人は気に食わない部分が多々あると思うけど(これは
仕方ない)単体として見たらじゅうぶんいいできの作品だと思うよ。
>122
自分はティムバートンのつもりで見に行ったと2つか3つ前の
スレで書いた者なんだけど。結構良かったぞ。
>>130 idol
1a 偶像; 聖像.
b 偶像神,邪神
2 偶像視[崇拝]される人[もの], 崇拝物,アイドル
3 【論】 誤った認識,謬見(びゆうけん), イドラ._ギリシャ語「形,幻影」の意
3なら禿同。
>>133 なんか「ハァ?」としか言いようがない。
ありがとーーーございましたぁーーーー。
>>132 「必然・運命としてのお約束」は、寓話ものやファンタジーものでは
王道として使われる基本中の基本なのだが…
それを理解できないと言われても。
140 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 13:57 ID:F0BWN8Xs
キャシャーンは映画界の
ブラクラ
普通の人は踏まないように。
ブラクラを張るのや作るのが好きって人たちが
この映画を誉めるは否定しない。きっといい映画なんだろう。
映画の楽しみ方において、
何を上辺として、何を下辺とするかは主観であり、
気に入らないと上辺だけしか見ていないと決め付けるのは
よくある、自分が理解できないと「お前ら幼稚」と
決め付けるのと似ている。ブラクラしかり。
楽しめればそれでよい。
>物語の基本的な部分を小説版で補足しなければ理解できない映画ってただの糞映画
>独り善がりのバカ学生が作ったストーリーに脈略のない糞映画
マトリックスのことですか?
それとも「世界の中心で愛を叫ぶ」ですか?
ストーリーの逃避装置というのは
キャラや状況の展開で話を進めるのではなく、神という超越的な存在が行うことだから仕方ない、
という他力本願的なこと。ストーリー展開を人間の行動や内的な克服でストーリーを描こうとするか、
ストーリー展開の描きにくい部分(上の、人間の〜克服の部分)を神という存在で誤魔化している気がする。
これは見る人の主義的度合いが現実主義か精神主義かで分かれると思う。
>>139 >「必然・運命としてのお約束」は、寓話ものやファンタジーものでは
>王道として使われる基本中の基本なのだが…
それなりの流れや説明があるでしょ。
蘇ったときに殺されそうになったら逃げるのは当然。
だけど、グループになって、ある目的地点に行こうとするには、なんらかの理由があるのが当然。
火の鳥を見て、火の鳥誕生を逃避とみるか御都合主義とみるかの違いでもあるかな。
148 :
名無シネマ@上映中:04/05/15 14:10 ID:qlvQUpAW
>>145 「神は死んだ」ことを前提した作品だと思ったんだが・・・
逃げてるだけでも死んでしまうわけで。
雪山逃げてたら、とりあえず建物に逃げ込もうとするだろう。
風雪避けて落ち着いて寝る場所だって欲しいだろう。
岩窟王見て、なんで財宝発見したんだよ的な言い分だな(汗)
>>142 ちょっと違う。キリヤは本当に何かを伝えようとしてるのはわかる。
だけど、自分の考えが結論としてどういうことなのか、まだ見えてない、
見えてる人が叩いてる。多分キリヤも自分の思考を突き詰めていけば、
自己否定せざるを得なくなると思う。
「楽しんでる」って言ってる人も同じ。それが酷いことだってわかるからさ。
唐沢さん演じるブライたちが「雪山の機械の城を発見する」というのは
あくまで個人的な考えだけど、ストーリー展開における「感覚的な解決」だと解釈している。
これも上に書いた「誤魔化し」に起因するストーリーをスピード化するためのイベントだと思う。
「機械の城遺跡」とするほうが、ブライたちだけで人間と戦っていくより描きやすい。
キャシャ〜ンでいう機械は、ブライたちがどちらかというと人間であると言えるから、機械対人間という構図は
あまりしっくり来ない感じがする。せめてブライたちがロボット的な造りをしていたら、構図がしっくりきたかもしれない。
この作品では、時間の流れ(それから長い時間がたちましたとか)をしっくり分からせてくれるような
工夫が分からなかった。 ストーリーを感覚的展開にするなら、もっと徹してほしかった。
>146
人造人間は、そこへ逃げるために旅してたわけじゃなくて
逃げてる途中で偶然城を発見して逃げ込んだだけだぞ?
なんでいきなりうまく城が出て来たんだ、都合いいってのならともかく
城目的だったわけじゃないぞー
ミドリの虫の知らせと同じで、なにか運命的なものに導かれた
というのはあるのかもしれないが。
鉄也の恋人ルナが敵も味方もなく、か弱い身で争いを止めようとする。その姿が鉄也のそれまで人間・機械に対する
キャシャ〜ンの復讐心をほぐして、人間性を大きく成長させる。
そして最終局面で
ブライやクーデタを起こした上条中佐と戦うものの、キャシャ〜ンは戦いに負ける。だがキャシャ〜ンの考えや姿勢に上条中佐
やブライの良心に働いて和解し、世界に明るい光が差す、という結末が途中で思い浮かんだ。
けど、個人的にはバッドエンディングになってしまった感じがする。
人とは違う、自分とは違うものを排除し、対立する人間だが
差別してるその相手は実は同じ人間なのかもしれない、
自分なのかもしれないというメッセージを押し出すのに、
人造人間は上手いなあと感じた。
原作ロボの反乱の原理も、いわば人間のやりかたの鏡返しだから。
上条将軍は息子に捕らえられてたのに何で出てこれたの?
Q&A集では内藤が手引きしたってことになってるけど、内藤が研究室で一人
作業しているところに親衛隊に護衛された上條将軍が「新造細胞は完成
したのかね?」と登場し、内藤がビビっているので、少なくても内藤が監禁場所から
逃がしたのではなさそうです。
その後の権力掌握には暗躍してそうだが
「楽しむ」という行為は対象がどんな物であっても成り立つ。
対象が自己否定、他者否定であっても、それが「楽しさ」と
両立できないわけじゃない。
楽しみ方にもバラエティはある。
キャシャ〜ンは人間性の表現が薄っぺらだ。
>>153 吹雪の中次々と倒れてゆく仲間たち。ブライの天を裂く慟哭。吹雪がやみ霧の中から城が現れる。
バビル二世のバベルの塔を思い出した。
まさに運命としかいいようがない、城は新たな城主を長い間待っていたのだ。
ブライが現れた後、玉座の骸が崩れるのもその象徴だろう。
それも主観。受け止め方の差。
同じ物を見ても、造形や経験が深く
いろいろな捉え方の出来る上での否定&肯定と
受け止め側の内面が薄っぺらいから伝わらない上での
否定&肯定は違うから。
158が後者でないというのは客観的にはわからない。
161 :
名無シネマ@上映中:
この映画は難しいんだね。
非常に哲学的なんだね。
なんか知恵熱出そうなんで
KillBill見て来ます。