CASSHERN〜キャシャーンその29

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555名無シネマ@上映中
とある漫画家の日記

キャシャーン
実は先月の18日の試写会で観てました。
即、感想を書きたかったんですが、あまりネタバレ発言は
よろしくないので今まで黙ってました。
一言で言うと、もの凄いお金と技術と情熱をぶち込んだ究極の学生映画です。

映画に限らないんですが、それを生業とする人間には
自然と「分別」や「ものわかり」や「計算」や「折り合い」が身につきます。
この映画には、それがほとんど感じられませんでした。
自分の言いたいこと、伝えたいことを、もてる全ての力を振り絞って叫ぶ。
そのためなら、恥をかくことを恐れない
ストーリーの整合性すら省みない
客が引くかどうかなんて考えない、いや、考えても振り切っている。
そんな、潔い映画でした。
そこまで突き抜けた、紀里谷監督の情熱に感服します。

とにかく、学生映画なので、娯楽性がどうかとかは、観た人によるので微妙なんですが
私は、漫画っぽいカット割りや、戦闘シーンの爽快なコンテや
原作へのオマージュ度合いなど、かなり楽しめました。
ミッチー最高。前から好きでしたが、もっと好きになりました。

紀里谷が撮らねば、誰が撮る。