【Vol.2封切り】 KILL BILL 23 【ザ・ラブ・ストーリー】

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26名無シネマ@上映中
「うぉぇー」というのは、足の指の間からムニュのことかな?
タランティーノもその反応が分かっているから、ラストのクレジット後に
あれを入れたんでしょうね

とにかく、Vol.2は確信犯の世界
序盤、観客を多少 退屈させることも、特に必要の無い場面を入れているのも確信犯
当然、テンポが緩やかになるのも分かってやっているので、そこに不満を言っても始まらない。

マイケル・マドセンの、実生活における職場でのミジメさにも ある程度の時間を割いているけれど
あれなんてドラマ的には全く必要なし・・・
でも、そういうことこそを描きたかったという実感は伝わってくる。

その実感が伝わらなかった人には、かなり退屈な映画かもしれませんね。
私は、一作目以上にタランティーノのその人柄、その個性、その嗜好性が
正直に出ていたような感じました。 少なくとも必ずもう一回見るぞ、と思わせる映画です。

師匠が顎ヒゲを撫でるたびにヒューッという効果音、師匠の顔に寄っていく下手なズーム、
これだけでも、「よくやるよ」と思うけれど、あの場面の画質自体を
70年代の香港映画を16ミリプリントからテレシネしてテレビやビデオ用に
起こしたような画質にする こだわり・・・頭が下がります

おそらく、この後、批判的な意見がたくさん出てくることでしょう
でも、私は大好きだ!