イノセンス-INNOCENCE- ６体目

>876
逆効果

>>878
つか洋画でも同じことだ。
写実的であるかのように見えるものと、
実際にカメラで撮れるもの―実写―は別。

そもそも全盛期の黒澤明レベルの人間は別格として、今日日の邦画の監督に
ああいうのが出来る奴が何人いるのかね。
仮に予算無制限だとしても、あのキチガイじみたレベルの壮大緻密繊細なイメージ自体が
脳内にない以上は、スクリーンに実現するのは物理的に不可能なんだけどな････

聖林ですらあれ以上のイメージパワーを持ってる監督はそんなに多くはないと思うね。
それに映像センス自体が聖林映画のパクリどころかまるで逆だから、そういう意味でも
存在意義は充分あると思うよ。
たしかにコンセプト自体はパクッてるが、それの組み立て方の感性が全然違う。

>878
ちょっと整理しておきましょう。映画に娯楽を求める人と、それ以外の何か（たとえば「救済」）を求める人がいる。
「イノセンス」は、娯楽性は少ないが、救済を得る人たちが確実にいる。俺がそうだし。
押井も「アニメージュ」の記事でそのつもりで作ったと言っている。
同次元で争ってもしょうがない。娯楽映画じゃないと言う人には、そのとおりと答えよう。

>873,874

やっぱ、
「いつまでいてもいいんだぞ」
「でもいくわ」
とかを使ってかないとだめだよな？
今のだと、
「遺伝子の表現系はマトリックスだ。信じるものは救われる」
みたいにしか頭に残らん。

＞写実的であるかのように見えるものと、
＞実際にカメラで撮れるもの―実写―は別

そうそう、そうなんだよね。
仮にイノセンスをバカみたいな金をかけて実写にしようと試みても、「あれ？微妙におかしいなぁ･･･
ここはもっと〜になる筈なんだが･･･」「アニメのこの場面は凄かったんだけどなぁ･･･実写にすると
何か違う」ってのが多発するはずだよね。

アニメ＞＞＞実写みたいな不毛な事を言ってるんじゃなくて、両者は通じるところもあるが
基本的には意外に異なるもの、という超個人的シロート意見なんだけどｗ

>>884
実はその気分をアヴァロンで味わいました。
アヴァロンもアニメだったら…

>>882
あれで娯楽性が少ないってのもシビアな意見だよね。

絵でもストーリーでもキャラでもいいから「観客を魅せよう」としていて
それが２割でも成功してれば娯楽映画（←けなしてないよ）ってのが
俺の個人的基準かな。

>>885
そうそう俺も思ったんだよｗ
「ああ、やっぱこの人はアニメの人だ･･･」って。
つーかアヴァロン観た時の感想を思い出しながら書いたｗ

>>884
人間の視覚がそもそも、相当ごまかしや騙しが入ってるんだよ。
脳内補正がどんな人間にも常にかかってるし、この辺は科学的に
示されたことなんであって。

単なる機械に過ぎないカメラでは、そんな人間の「見たもの」を
そのまま再現するのはもとより無理な話。
絵とかCGで描いちまったほうが近道かもしれない

勿論アニメが実写に絶対勝てない領域もそりゃあたくさん存在するんだよね。
特に純粋な意味でのリアリティなんかは勝負にもならねーし。

ただし押井の志向してる映像は一見「それ」のようであって実はそうではない、と感じるね。
イノセンスだけじゃなくて昔から。

>>883 その通りだよな−。
んでも、バト−、バリバリ硬派だし。(映画では特に）
素子もバト−には甘い顔しなかったし。
おまけに彼女はいまや、ネット界の生き物になってるし･･･
難しいお二人さんなんだよね。

>>889
「本物が映ってて動いてる！」ってなリアリティな。
AVのエッジがドキュメンタリーを志向しがちなのもむべなるかな。

>>886
俺は映像についてはプロ側の人間だけど、富野由悠季が
「劇映画は劇的、つまりドラマチックでなければならない。賑やかで、楽しいのが娯楽映画の基本」
っていってるのがよくわかる。押井作品はそこから外れているから、一般受けしなくてもしかたない。
いわばニッチ市場のための商品。娯楽といって宣伝するのは仇になるよな。
ということは、プロモーション映像のつまらなさは、良心のあらわれなのか…。

あのプロモ、俺的には凄いと思ったんだけど
あれでもまだつまらないの？
本編はもっと上ってことなのか？

>>892
そうなのかなぁ･･･
最新バージョンの予告編の後半なんか、凄いビンビン来るんだけど。
まぁ俺の嗜好が変なだけかもな。ただし宮崎駿の映画なんかも物凄いと思うよ。
逆に個人的に手法に凝ってるだけにしか見えないのがイマビンの映画。

トミーノ氏も凄いとは思うけど、あの人の作品で絵的におもしろい・凄いと感じたのって
「逆襲のシャア」（ガンダム自体にはあまり興味が･･･）と「キングゲイナー」ぐらいなんだけど･･･
プロの人が観ると富野氏の作品の映像の方がおもしろいの？

ちなみに黒澤マニアで洋画大作好き、変な洋画も面白ければ好き、退屈な邦画嫌い、
アニメはジブリぐらいしか観ないという判りやすい中年精密機械エンジニアの
ウチのオヤジに予告を無理矢理見せたんだけど、
「凄い映像だな」「日本のアニメが凄いってを聞くがよく判る」「むぅ凄い、素晴らしい」って感じで
さかんに関心してたんだが。

ただあの生硬なセリフには（ほんのチョットしか出ないのに）うんざりしてたみたいｗ
ボソボソしゃべるんじゃねぇよ！みたいな。

ココで聞くのもヤボだけど、前作の、素子が人形使いと融合したよね？
義体に残ってるはずの脳みそって、ご臨終しちゃってるの？
そうだとしたら生物としての素子は完全に死、
今ある姿は素子の持っていた情報（過去の意識）にしかすぎない。

>>896
脳を元手に新有機体が派生したと考えるのはどうだ？

義体の素子はマスターテープで、それは死んで、
今の姿はダビングテープみたいなもの？で理解していいのかな？
だとしたらさぁ、それは残像みたいなもので、素子そのものじゃないよな。

スマン、897を読む前に書き込んでしまった。

>>896
人形使い自体が非生物でありながらゴーストを宿した最初の生命体だったわけだから、
物理的な脳の有無で生物か非生物か？生きているか死んでいるか？を判断するのは野暮なことなんだと思う。
そんかわり、時間を追うごとに徐々にゴーストが劣化していきいずれゴーストがｱﾎﾞﾝするのでは？
と解釈しています。

素子は人形使いの力で脳殻の存否に関わらずネットのあらゆる場所に自分のゴーストを存在させうる。
というか、人形使いと融合し、ネットが素子の脳であり肉体となった。
水分やタンパク質類を基礎構成物質とする肉体から記憶情報やゴーストを抽出し、
情報空間という肉体にそれを流した。
問題なのは"ネット"が"肉体"と呼ぶには抽象的すぎる事であり、
バトーが悩んでいるのも究極的にはそこである。

こんな説明でよろしい?>>896 >>897 >>898

あと、「相変わらずの小難しい台詞を並べて、、」と否定的な人もいるけど、
今回のは結構な娯楽作だと思うよ。
初見のではその映像美と派手なアクションシーンでもってぐいぐい引っ張られる
ややこしい言葉は分らなくても、作品の主題はストレートに見えてきますよ。

脳が生きてるなら、それでも、いずれ寿命がくるわけで。
情報は他にコピーできるけど、本体は死んでしまうよね・・・。
前作もう一回みたほうがいいのかな？
なんとなくはわかるんだけど、理解できてないや。

アドレス分解能が飛躍的に増えたIPv6の普及に因ってネット端末の台数は人の脳細胞の数を凌駕する可能性が出て来た。
この事実はネットワークが個人という情報を丸ごと飲み込むキャパシティを得る可能性を端的に示す。
("Serial Experiments Lain"というアニメも全く同じコンセプトが基礎になっていた。)

そんな感じ(どんな感じ

あ、903の書き込み中にたくさんのレスが。
ありがとうございました。

>>894
いろいろ書きたいこともあるけど、
>富野の映像の方がおもしろいのか？
については、そうとも答えられない。
映像的には、「イノセンス」が現在の日本のアニメ・映像業界に可能な最高水準だと押井は言っているし
そのとおりだと思う。
富野がおもしろいのは、けっこうオカルト色もある人なんだけど、理論家でもあって
その独自の娯楽番組理論でもって「キングゲイナー」をつくってしまうところだな。
富野の「映像の文法」をぜひ読んでほしいと思う。

事件の真相が攻殻SACで出て来たネタとカブってたのはちょっと残念だった。
しかも福岡でつい最近見たエピソードだったから尚更。

バドーが死んだら素子は悲しむのだろうか？

２５０１、････それ､今度会った時の合言葉にしましょう。
そう､ちょうど盗難車２台をバラして、その部品から組み立てた一台を
「ニコイチ｣と呼ぶように､私の身体がそうであるように､バトーとアタシが
出会うように････

２５０１

>>907
攻殻ＳＡＣは見てないけど、イノセンスはそもそも原作の攻殻機動隊１の中の話
（どれとはいわないが）がもとになっていると思うが。

>>910
うわっ、ホントだ。読んでたのにすっかり忘れて気がつかなかった

さすがに９年経つと攻殻の絵も古さを感じさせるね。
色映えもあるんだろうけど、トグサのジャケットの色に笑えた
イノセンスはどれくらいで古さを感じるようになるんだろうか？
コスト的にもイノセンスを越える映像美の作品は滅多にお目にかかれないだろうけども。

あのダッチワイフがある時代に生まれたかったわけだが

あの〜　スレ違いで申し訳ないんですが、今度ジェロムの
基地外が来たら
『また追い詰められたいのか？』
って煽ってください
宮崎在住までは判ったんですが、追い詰める直前で電源
落としたみたいで特定出来ませんでした。
でも、その後にあのバカは現れなくなったので快適にはなった
んですが･･･
ここのみなさんに迷惑かけてるみたいで申し訳ないっす

スレ汚しすんません

基本的なことだがイノセンスは甲殻機動隊の続編って位置づけでいいの？

>>915
いや、攻殻機動隊の続編的位置づけ
基本的に

攻殻機動隊１の素子って脳核は残ってなかったっけ？
1.5も2も読んでないから先のことはわからん。

押井は自分をプロテクトすればする程自分をさらけ出してる
事に気付いているんだろうか？
押井が人形に惹かれるのも犬に惹かれるのも実は凄い単純な人間的
な事だってすぐわかるというのに。
単純でわかりやすいから難しい言葉をつけて隠してるだけなんだよ。
そしてその自分を美化してる。
人間って本当はみんな同じなんだろうね。
その方法の違いだけってだけで。

ジェロムDEレバンナ
過去ログ見たらお前このスレに引き篭ってんじゃないよ

なんか低能の客はこの映画は最先端だのなんだの言ってるんだけど
押井の映画の中身は凄い時代遅れで古い言葉で言うとドラマチック
な映画なんだよ。
その古いドラマチックな話しを外見は先端って事でプロテクトしてる。
まさに映画は監督って言うけどその通りだと思う訳。

>>919
すまんな。
俺はもうお前が立ってる場所にはいないんだ。
わかるか？


　　　　　　　　　次元が違いすぎるのだよ。

ジェロ!!
また追い詰められたいのか？
２ちゃんに残りたいならＲＯＭってろ!
浄化とか何とか言う前にちゃんと太陽に当たってこい!!

　　　　　


　　　　　　　俺は孤独に歩むんだ。サイの角の様にね。

孤独でも何でももいいからとにかく



　　消　　え　　う　　せ　　ろ　　！

多分リアルジェロムって
押井のドッペルゲンガーだと思う

　　　　　いつかお前らに見せる時がくるだろう。
　　　　　
　　　　　現実っていう今の時代の肯定の仕方を。

　　　　　　　　それまで指でもくわえてろ。

　　過去の偉人達が歩んだきた道を今俺はひたすら歩んでる。
　　　沢山の同士が消えていく中一つだけ言える事がある。


　　　　　　　　　俺はまだ立ってるぞ。　と。

内に篭りすぎて誇大妄想狂と化したかジェロム
それも良きかな
葦原将軍、奥崎謙三の後を継ぐのはお前しかいない
達者でな