357 :
名無シネマ@上映中:
(突然巨大な目が現れる。サムは失意の中、フロドの足跡を見つめる。
その時ゴラムが肩から顔を出す。 そしてサムを岩に打ちつけ気絶させる。
ゴラムはフロドの足跡を追い、飛びつく。フロドは喚き叫ぶ。)
(サムが目を覚ます。フロドが火口のヘリでゴラムを振り払おうと
じたばた暴れているのを見る。ゴラムはフロドの指を 捕まえ、喰いちぎり、
指輪を取り戻しす。フロドは激しい苦痛に悲鳴をあげる。
そして膝から崩れ落ち、血まみれの指を庇う。 ゴラムはフロドの前で指輪を抱えながら
大喜びする。最後に愛しいしとを自分の物にし、狂喜乱舞しながら火口のへりのくぼみで
浮かれ騒ぎ、興奮状態の中、叫ぶ。)
ゴラム:愛しいしと、愛しいしと、愛しいしと、愛しいしと。
(フロドは立ち上がり、憎しみに満ちた目でゴラムを睨み付け、ゴラムを捕まえ、
力ずくで指輪を奪い返そうとする。 二人は火口のへりで奪い合う。
その時、二人は突然バランスを崩し、そしてヘリにしがみ付く。ゴラムが溶岩の中に落ち
、溶けて消える。サムがヘリに駆け寄り覗き込む。フロドは岩にしがみついている。そして
サムはフロドに手を差し伸べて言った)
サム:「さぁ手をつかんで」