2?
3 :
名無シネマ@上映中:04/01/21 07:50 ID:ESYzJ+2c
乙
しかし1の書き込みが長すぎるな。
4 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 00:26 ID:uP8oqVQ0
新スレ
おめめめっめええでと。
^^←こいつさえ来なければ有意義なスレになるのにね。
俺、20%OFFのときに全4巻まとめて買っちゃった。
衝動買いしたんだけど、価格が上がると思わなかったな。
『浮草』は15%OFFのとき買った。
『宗方』と『小早川』も15%OFFのとき買うよ。
まだ1本も見てない。
世間の熱がおさまったときにひっそり見たい。
>6
20%のとこで買えばいいじゃん、別に。
8 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 04:03 ID:RELI+lR7
DVD全集ってさ、
買ってしまうと
みなかったりするものよね
9 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 06:59 ID:l/JkWXWc
ある店が小津さん風の内装だったんで
調べてみたら、やっぱり小津さんの行きつけの店だった
10 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 10:28 ID:PToiZezK
最近エステのTBCかなんかのCMが明らかに小津風。
11 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 10:30 ID:BlohUq4G
小津安二郎の映画には軍服を着た人間はただの一度も出てこない。
しかし、小津安二郎は、紛れもなく戦争の真っただ中を生きた
世代の人間である。自らも1937年から1939年にかけて、
中国戦線に従軍した。その体験について、小津は次のように語っている。
『僕はもう懐疑的なものは撮りたくない。何というか戦争に行って来て
結局肯定的精神とでもいったものを持つようになった。
そこに存在するものは、それはそれでよしっ!と腹の底で叫びたい気持ちだな。』
映画監督、吉田喜重は、この小津の発言について
「ここにあるのは、戦場という極限の中で絶対的な不条理を
肯定するしかない自己放棄の姿である」とする。
戦争という狂気の時代をはさみ、一貫して家族の物語を撮り続けた小津安二郎に、
吉田は“静かなる反戦”の意志をみるという。(気をつかってくれるんですね。吉田さん
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2003/1227.html
12 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 11:53 ID:NtGIgdpj
アマデウスではないが、実は『山中貞雄を殺したのは小津だった!』って
映画つくればおもしろいかもな。
「朗らかに歩め」を観ていて気づいたが、
映画の製作年よりも後に録音された音楽がサウンドトラックで
使われているね。音はいつ付けたんだろう。
>>10 ベッカム夫妻がカメラ目線で語ってる奴か
確かにそうだな。
15 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 21:06 ID:66fWS8TH
あー、ひまだね。あいつまた来ないかな。
16 :
名無シネマ@上映中:04/01/22 21:33 ID:i9S0OWlc
そうかい、暇かい。
そいつは、困ったな。
ははは、そいつは困った。
17 :
^ ^:04/01/22 23:52 ID:UWBLsNn/
今日も笠タンの演技見て五回は抜いたぜ・・・笠タンハァハァ
18 :
名無シネマ@上映中:04/01/23 00:18 ID:LYkdGLYb
ために溜めといてはじける、の「はじける」を括弧でくるめば、
小津について人の言う、「淡々とした」が出来上がる。
淡々としたりほのぼのとしたり、みんな小津のカタストロフを恐れなさすぎ。
20 :
名無シネマ@上映中:04/01/23 00:48 ID:KDfsHmI4
Dvd音量を30ぐらいにあげてやっとききとれるぐらい。。。これは仕様ですか?
21 :
名無シネマ@上映中:04/01/23 01:48 ID:mRHNG86H
>>20 「30ぐらい」言われたかて、誰も分らんて。
プレイヤーの性能によりまっしゃろ?
22 :
名無シネマ@上映中:04/01/23 18:34 ID:HyxiPBsq
>>21 その「30ぐらい」に漂う、あどけなさ、おかしみ、そこはかとない虚無感、
総じてユーモアというものの本質。
それが分からないから、いつまで経っても君は小津ビギナーなんだよ。
みんなセンスいいなあ。
俺なんかとてもついていけない。
大体"性能"て
25 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 00:06 ID:gEHZ9lUz
あの…DVDのばら売りはしないの?
高いんですけど
26 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 00:10 ID:XbZF7sK8
27 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 01:26 ID:CNPDAqiO
>>その「30ぐらい」に漂う、あどけなさ、おかしみ、そこはかとない虚無感、
総じてユーモアというものの本質。
それが分からないから、いつまで経っても君は小津ビギナーなんだよ。
キモイねえ。まだこの馬鹿は、このスレに張り付いてる。
こんなのとは、匿名でもかかわりたくないね。
28 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 01:29 ID:CNPDAqiO
何もわからず本質と書くから、キモクなることに
いつまでたっても気づかないから、馬鹿にされる。
29 :
^^:04/01/24 02:04 ID:Hn7xhJbx
笠タンにならケツアナ捧げてもいい・・・笠タンハァハァ
30 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 10:03 ID:JqXCFQXQ
本質とはひたすらに本質であり、
キモイは何かに還元できるだろう。
還元し給え。
またくだらない禅問答でスレ埋まるの?
32 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 19:40 ID:so2D+uMR
10年前くらいだったか『突貫小僧』の発見後すぐの上映のとき、舞台挨拶をした。
何を言ったのか忘れたが、異様な盛り上がりだった。
俺が個人的に盛り上がっていただけかもしれないが、それも忘れた。
「突貫小僧」はある種の昂揚感とともに想起される名称となった。
>>33 紀伊国屋ホールでしたな。懐かしい。
あの時は大変お元気だったという印象が残っているのですが。。。
合掌
35 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 23:18 ID:exHWoHP7
『秋日和』を観ている時ふと思った。
侯孝賢が『悲情城市』にトニー・レオンを起用したのは、
トニー・レオンが佐田啓二に似ているからだ、きっと。
36 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 23:32 ID:rzIvCqHD
禅問答とは、照れるな。
梯子が下らないのは梯子しか見てないからだろう。
>>35 その頃は、小津の映画は観てなかったんじゃないかな。
侯孝賢は日本人に似てるって言われるまで小津を観たことがなかったらしいから。
38 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 23:52 ID:exHWoHP7
そうですか
ラストの結婚式の写真撮影でドキッとしたんです。
おんなじだって
39 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 00:07 ID:y7e3SPcR
突貫小僧のご冥福をお祈り申し上げます
突貫小僧って、クレジットのないのも含めると
出ている作品多いと思うんだが、どうよ?
トリビュートで3月にもう一回やってくれないかな。
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
トリュフォーは後に小津作品を何本か連続して見てその評価を変えることになる。
「ところが、最近、パリで小津の映画が何本か公開され、『秋日和』とか『東京物語』とか
『お茶漬けの味』といった作品を連続して見て、たちまちそのえもいわえぬ魅力のとりこに
なってしまいました。」
そして後に小津作品を何本か連続して見て評価をまた変えることになる。
「やっぱり無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくなかった」
44 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 06:14 ID:nvBwiG+Z
トリュフォー
むりすんな
45 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 10:29 ID:ehQXyeyU
ネタだか何だか分からない私のような無知者もいるので、
ちょこっと引用元も挙げてもらえませんか?
47 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 11:30 ID:8o8jnsKC
== 糸冬 ==
小 津 作 品
48 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 18:16 ID:8vXzddQ5
食べ物を撮らせたら小津は日本一
実に美味そうに撮っている
食い物を美味そうに撮るのは難しい
どうしても汚くなる(例『タンポポ』)
どの作品か忘れたが、小津の映画で見たラーメンで
のびていて、まずそうに思ったことがあったが・・・
第一小津映画では食い物は器位しか映ってないよね。
俺は、釣られたかな?
それに俺には「タンポポ」の食い物結構旨そうに思えたんだけど。
オムライスはまねして作ったし。
「彼岸花」で近ちゃんが食べる南京豆、アレは美味そうだ。
南京豆みたいな子(浮草)ってどういうこと?
52 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 21:57 ID:V3KUcXUp
フィルムセンターでの小津特集、今日が最終日だったわけだが
最終上映は『東京物語』ではなかった。
昨日亡くなられた青木富夫氏追悼で、『東京物語』終映後に
『突貫小僧』を上映した。つまり今回小津特集の最終上映作品
は『東京物語』ではなく、『突貫小僧』になったわけだ。
フィルムセンターの粋な計らいに感動するとともに、青木富夫
氏の冥福をお祈り致します。合掌。
53 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 02:11 ID:6YE91GD6
合唱。
今夜、『東京暮色』が放送されます。
これは再放送ですが、まがりなりにも「小津安二郎特集」でしょう。
つまり、今夜が小津安二郎特集の最後の日となります。
こういう機会、100周年という偶然に立ち会えたことは幸いとでもいいましょうか。
NHK、
>>52さんの話からフィルムセンターも乙でした。
60年後。没後100周年がくる頃、みなさん、生きていらっしゃったら、
お会いしましょう。
私は絶対生きてますけど。
視聴者ベスト10放送が3月にあるじゃない。
> 今夜、『東京暮色』が放送されます。
最後に飛んで『東京暮色』ってのもわからんスケジュールだな…
55 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 02:44 ID:6YE91GD6
実況でやたら要約業にはげんでいたあの人とはもう会うことはないのかも
ハードディスクをこのために買うリッチなおしゃれ野郎だった
今の俺はフランソワ・鳥UFOの意見とまったく同じだ。
小津映画って本当に躍動感がないよね。
数分見ただけで見るのやめちゃうもん。
57 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 08:10 ID:1zvHl9Zf
>>53 60年後か・・・漏れ生きてたら89歳になるな。
生きてるか死んでるかビミョーな感じだな。
生存率20%ってとこか。
まあそんなに長生きしたいとは思わんけど。
>>52 昨日行きましたが、当日券売り切れで「東京物語」入れなかった。
でも「お早う」「秋刀魚の味」は面白かった。
ところでNHので放送で、サイレント映画のバックで流れてた音楽は
小津作品とは無関係のものなのですか?
とっても気に入ってるので、どなたか教えてください。
59 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 15:34 ID:aGAoutbK
>>56
わからん奴はわからん
わからん奴はわからんでもええ
わかった時に初めて感謝できる作品ですよね。小津映画って
60 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 15:39 ID:aGAoutbK
青木富夫さん
病気だったのですか
悲しい
なんで特集番組にお出にならないのかと思っておりました
喜八さんとは本当にお似合いの親子っぷりでした。
>>58 その曲は、「東京暮色」の曲かも。
自信ないけど、今日確認してみましょう。
62 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 18:55 ID:BgaHC5wn
いまもう映画館でやってるとこってないッスか?
63 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 18:57 ID:AJIOLUjA
銀座の若松と
新宿伊勢丹の若松は同系なのか
原節子って意外と巨乳だよね。
原節子はハーフって話だけど、そうなんですか?
66 :
名無シネマ@上映中:04/01/26 22:25 ID:H4B0dlyo
東京暮色はミスティック・リバーと同じくクソ映画
確かにどうしようもない糞映画だけど原節子が巨乳だと分かったから別にどうでもいい。
>>68 ありがとう。山中貞雄なんかもやってたのね。みたかった。
>68
三鷹市芸術文化センターですね。
先日ここの山中貞雄特集に行きましたが、なかなかいい雰囲気だったのでオススメです。
>>59 >わかった時に初めて感謝できる作品ですよね。小津映画って
何もわかったからって感謝まではしないだろ。
トリュフォーの発言は的を得ている。
72 :
名無シネマ@上映中:04/01/27 00:24 ID:oGNOtZSS
啓示ってのは感謝の念とともに得るもんだろうよ、きっと。
「東京暮色」初見。俺は小津きらいだが、滑り出しは好調。
小料理屋で酢牡蠣と海鼠腸、翌日、お昼から鰻で一杯。杉村春子はさすがだ。
珍しくカット割って、切り返しでつないでいましたな。
皆さんが貶す「秋日和」でも、岡田の実家の寿司屋で、
トロ、赤貝の注文。小津で好きなのは、酒肴だけ。それが好みとなった理由。
>>73 > 皆さんが貶す「秋日和」でも、
「秋日和」はそんな評判悪くないぞ。
当時もキネ旬5位だし、今回のNHK投票でも8位。
司葉子弱いのは確かなんだけどな。
評価が大変わりしたのは『浮草』だな。これ好きだったから嬉しいな。
>>56 >小津映画って本当に躍動感がないよね。
『麦秋』の冒頭数分観てもまだそのセリフが吐けるなら、眼が腐ってる。
>>71 >トリュフォーの発言は的を得ている。
的は得ないだろ。まー、日本語勉強しなおせや。
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
素晴らしい・・・。
『浮草』はなんだか普通の映画っぽい感じがする・・・
ストーリーもいわゆる人情話で、小津らしい冷たく整った核みたいなものがなかった。
>>76(71)
だから的を得るってどーゆーこと?
てめーで調べろ
>>77 堅気になれない河原乞食の話なんですよ。
「人種が違うんや、人種が!」ってセリフがあって、冷たくて怖い話ですよ。
当を得る 道理に適(かな)う。また、要点をしっかりと押さえる。
的を射る 的確に要点を捉える。
>>80 そういう冷たさじゃなくて、対象ともっと距離のある感じかな・・・?
どんな感情を描くときでも、解剖を見るような冷静な視点。
>>81 じゃ、それを合わせたXf2227NAの造語なのね。間違ってたわけじゃなくて。
調べようがないはずだわ。サンクス。
「的を射る」厨ってどの板にも居るわな。
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
トリュフォーは天才
そうだね。
「小津の映画無しでは生きていけない」
さすがだ。トリュフォー。
>>86 トリュフォーってその感想はその後訂正してるんだよね。
間違いだったって。
的を得ている君は、映画の中で大きなアクションシーンが無いと躍動感を感じないんだろ。
>「小津の映画無しでは生きていけない」
これは小津信者による捏造。
>>83 あほくさー! あんたちょっと100kmくらい大船側にハケてくれろ (w
ま、そういう御仁に限って「消耗品」だの「独壇場」だのという言葉を平気で
使ったりするもんなんだよなあ。
本当はオッズ安2郎を認めていないよ。腐乱ソワ・鳥UFOは。
NGワードに登録したぜ 「 Xf2227NA 」
溝愚痴検事のほうが好きなんだよ。腐乱蘇羽・鶏UFOは。
トリホーは「懲役十八年」がすきらしい。
95 :
名無シネマ@上映中:04/01/27 08:05 ID:fyaww0fN
死を「死」と呼んで泰然としている私たちとしては、
一般的な誤用は、誤用だが一般的ということにしとくのもいいぞ。
そこで「浮草」だけどな、あえて死の隠喩とは言わないけど、
奇妙で動かぬ焦点といえば、例の白い灯台じゃないか。
人々が常に視野のどこかに置きつつも、あまりに当然で盲点となる時も、
それの方では私たちを見ることを忘れてないぞ、という訳だ。
そういうものと緊張した関係を保つ稀な場合は、
ばたばたと躍動感あふれちゃったりはきっとしない。
96 :
:04/01/27 10:55 ID:J6wxg997
小津の映画は
同じ作品を観る度 違った印象を与え続ける。
同じ場面でも、大笑いしながらみる時と深い悲しみで受け止める時があるように、
違いが生ずることがしばしばある。
私は小津作品を何度も見るが
その度に違った作品を見ているようで
日常から離れることもなく
芸術の中にすんなり入っていくのだ。
トリュフォー信奉者達がおるが、バカばかりで、心底絶句。
トリュフォーの「ヒッチ・インタビュー」なんて、くだらない事しか聞いていない。
シャブロル、ヴァルクローズの方が「カイエ」でははるかに評価高い。
パリに行って勉強し直せ。パリ大では全て解明、愚弄されてるよ。
大体、トリュフォーは「狂った果実」(名目的には中平康、実際はチーフ助監督蔵原惟繕撮影)
のコピーだろ。まして小津など解る訳がない。
溝口の「新平家」だって、クレーンからクレーンの乗り換えくらい誰にも想像可能だぜ。
それをフィルムに細工がと疑ってネガチェックするバカ。いいかげんにしてくれ。
98 :
名無シネマ@上映中:04/01/27 20:38 ID:SsQJAREV
銀座並木座が毎月高校の映研にタダ券を送ってくれていた。
部活にはノータッチの担当教師に映研部員のフリをして券だけもらって、土曜の午後に小津かたっぱしからみたよ。もう20年近く前の話。
並木座ってもうないんだってね。ありがとな、並木座。
そうですか。「あの頃はいつも、お祭りだった」か。
誰かの文学の書き出しみたい。
俺はもっともっと年寄り。並木座に随分お世話になった。さらば、そしてアンガト。
並木座は上映状態が悪かったんで、あまり良い印象がない。
ま、思い出の映画館は人それぞれだしね。
102 :
98:04/01/27 22:27 ID:KuRo0De/
>101
確かにぼろぼろだったね。
途中でフィルムが切れてながーい間待たされたこともあった。
でも並木座が高校生に招待券毎月送ってくれてたことにほんとうに感謝。
トリュホーの映画、けっこう好きだな
104 :
名無シネマ@上映中:04/01/27 23:03 ID:m0l+jyUS
鳥ホー?
ゴミじゃん。小津スレにだすなよ。
トリュフォーなら別スレにどうぞ。蓮實スレとか、なんかあるでしょ。
トリュフォーで評価できるのは、自伝的な私映画だけ。評論はペケ。
ブラッドベリ、ウールテッチ原作は恐るべきイモ作品だった。
あえてコメントすれば、スピルバーグよりまし、で御勘弁。
106 :
名無シネマ@上映中:04/01/27 23:25 ID:yo8hyMci
>>105 >スピルバーグよりまし
これは胴衣
>ブラッドベリ、ウールテッチ原作は恐るべきイモ作品だった。
あの二作品はまさにそこがいいんじゃねーかと小一時間(ry
107 :
105:04/01/27 23:26 ID:W0zVK98q
訂正。ウールテッチ→ウールリッチ(アイリッシュ)です。
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
同感!!
>>108 トリュフォーに頼らないで、ご自分の感性でお書きになることを
お奨めします。
>>109 それができないから馬鹿のひとつ覚えで粘着してるのでしょう。
頭の弱いかわいそうな人なのだと思います。
>>96 おまえ^^だろw
こいつが三流ヘボ監督の小津を絶賛していると虫唾が走るぜ。
>千客万来
>六根清浄
って額がかかっていたのはどの映画だっけ?
113 :
:04/01/28 03:04 ID:1xSx0bYe
115 :
名無シネマ@上映中:04/01/28 19:57 ID:/iRj3x9c
「小津安二郎映画読本」(松竹)の旧版だけを持ってますが、
予算5,000円で小津本を1〜数冊買うとしたら何がいいか、
できれば簡単な書評付きで薦めてもらえませんか。
高橋治「絢爛たる影絵」
吉田喜重「小津安二郎の反映画」
佐藤忠男「小津安二郎の芸術」(文庫)
蓮實重彦「監督小津安二郎」(文庫; 増補前のやつ; 安いから:-)
俺なら上の2作(高橋、吉田)がお奨めだな。
118 :
116:04/01/28 23:28 ID:2amAk2Cd
松竹「小津安二郎新発見」(何も新発見はないw)
川本三郎「今ひとたびの戦後日本映画」
これも入れとくわ。
最近たくさん出てるのは、読んでるけども、人に勧められるようなのはないな。
「生きてはみたけれど」はどうして今回DVDにならなかったのかなあ
5000円じゃ収まらないけれど
小津安二郎全日記
をお勧めする。
>>116-119 おかげでだいぶ絞りこむことができました。
全日記を諦めるかどうかがポイントかなぁ
おいおい、キャメラマンの厚田雄春氏のインタビュー本
「小津安二郎物語」を外しちゃいかんでしょう。
まずはこの本を買うべき。
122 :
^^:04/01/30 01:04 ID:IbueC/Rq
俺は自他ともに認める映画嫌いだった
それは小津映画しか見ていなかったからだ
もうハリウッド映画しか見れない
小津映画なんか糞
小津安二郎なんか三流監督です
>>121 東京画に出てた人ですね。
検討してみます。
NHKが、人気投票ベスト10を発表したけれど……、
ワースト1(=第37位)って何だったろう?
個人的には『宗方姉妹』。(DVDで昨日初見)
つまらなくはないけど、ちょっぴり退屈しちゃった。
山村聡の眼帯がナマナマしい。
125 :
名無シネマ@上映中:04/01/30 23:46 ID:X01z64Lz
仏文の大仏文学と小津作品はそんなに乖離があるかしらん。
みんな貶すけど、俺はソコソコ好き。
顰蹙覚悟だと、大岡=溝口の「武蔵野夫人」だって、悪くないじゃん。
NHKのベスト10みたけど、ちと偏りすぎなので
「彼岸花」と「秋日和」おとして
「東京暮色」と「お早よう」いれたい。
あと「淑女は〜」のかわりに
「東京の合唱」か。「出来ごころ」でもいいが。
「彼岸花」落とすなや!
「東京暮色」て
小津映画でドラマチックな筋のものは、どれもあまりできが良くないと思う。
晩年だと、『東京暮色』とか『浮草』みたいな作品。
130 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 01:03 ID:ykm9BMXt
「東京暮色」ってそんなに評判悪いの?
結構好きだけどなあ。
ラストのホームのシーンとか凄く好いと思うんだけど。
おれも「東京暮色」の不評が不思議だ。
こんなに面白いのにね。
やっぱ「宗方姉妹」って、ダメか。批判理由もわかるが、最愚作は残念だア・・・
話は面白いんだが、肝心の有馬稲子がなあ
「彼岸花」の時の有馬ならいいんだろうけど。
笠の病院での豹変ぶりなんか好きだけどねえ。鎌足さんとかねえ。
「麦秋」って「東京物語」や「晩春」に並べるほどの作品に思えん。
出来栄えで並べられているわけじゃないし >紀子三部作、あるいは夏の三部作
漏れは「麦秋」はベストだが。
俺は晩>麦>東だねえ。
139 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 06:55 ID:YfmvEsgV
トリュフォー>>>>>>>>井筒>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>>>>>小津
141 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 10:46 ID:f3MLzgWX
「麦秋」は紀子?の心理がもうひとつ描き足りない気がするんだけど。評価する人はどこで評価するの?
今回のNHKの放送で、たまたま「生まれてはみたけれど」を観まして
小津安二郎にはまり、この2ヶ月で20本以上観ました。
「おはよう」「秋刀魚の味」「出来心」「非常線の女」「浮草」
以上が私のベスト5です(順不同)
皆さんのベスト5教えてください。
143 :
ERROR:04/01/31 13:03 ID:lFPScZq6
ベスト3<「東京物語」「晩春」「生まれてはみたけれど」> + 「麦秋」
あと一つは何を入れるか、悩ましい。
144 :
:04/01/31 14:49 ID:MUfdb7+g
DVD『小早川家の秋』に収録されている特報がシネスコだぞ!!
まぁ、トリミングされている訳だが…ちょっと衝撃。
145 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 16:43 ID:c/DunUby
通販だとどこが安いの
?
146 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 20:13 ID:MIIz1Crz
クライテリオンから「浮草」と「浮草物語」がセットで4月に発売か
147 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 20:52 ID:hs8O7Q6i
「東京物語」が好きで、成瀬の「浮雲」が大好きな私ですが、
浮雲の影響で撮ったと言われる「東京暮色」は楽しめますか?
近いうちに借りてきます。
>>147 楽しめると思います。
俺は好きじゃないけど、楽しめないわけじゃなかった。
>>141 そこがいいんです。
結局本人も良く分からないのだから。
ただ実際本人も良く分からないのか、
元々謙吉が好きだったのに、照れ隠しに淡島千景には曖昧なことを言っているのか、
そこんところは不明のままです。こういうところが野田&小津の脚本は良く練られてますね。
「実は謙吉を好きだった」と思って観ると、滅茶苦茶単純な話です。
けどパッと観はそうなっていない。
>>148 えー!そうなんですか?
紀子は上司の佐野周二に思いを寄せていたのが、佐野の方に全く気がないのを知ってしまって突発的に・・・という流れで観てました。
幸薄そうな匂いのする杉村春子の家に、お上品な私(紀子)が自己犠牲の精神で嫁いでいくような、ちょっと偽善的な感じがして。
もちろん踏み切りのシーンとか、見どころがあるのは分かるんだけど。
>>147もちろんです。
杉村春子が赤ん坊の頬を構い首振り牛にちょっかい出すと、赤ん坊がぴしぴし反応します。
このとき杉村は娘に二通りの運命を運んで風のように過ぎていくのです。
今夜にでも借りてきてください。
>>149 うーん、俺は、佐野周二の方は謎。
どうしてああいう演出/演技になっているのか分からないけども、
> 佐野の方に全く気がない
ってのが強調されているのかなあ…
152 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 22:51 ID:3eqSMR17
149続き
東山千栄子は思い通りに行かなくて後半ずっと浮かぬ顔。いつものイサムちゃん兄弟はただやんちゃなだけで可愛げがない。
「東京物語」の登場人物はそれぞれ個性はあっても誰も嫌いになれない。それでも静かに悲劇が進行して行く。完成度が違う気がするんだけど、好みの問題?
東京物語は話がコテコテ過ぎ。
だから笠と原の淡々とした朝のシーンが盛り上がるんだけど、ちょっとね。
あのストーリーは小津から原へのラブレターみたいなもんだな。ヤリスギ
晩春と麦秋は原の意外な行動、父親そんな好きかよ!?選ぶのは子持かよ!?がイカス
>>153 東山千栄子はああいう人だから仕方ないじゃないか。顔にピッタリだよ。
それから「東京物語」の東山千栄子が好きな人は、必ず高橋治の「死者との結婚」を観るべし。
原の役は小山明子がやっている。こっちの東山はなあ…うまい使い方だなあ。
156 :
名無シネマ@上映中:04/01/31 23:18 ID:hs8O7Q6i
>>148 >>150 左様ですか。あらすじ読んだら暗くて、「小津っぽくない」という意見も
あるみたいでしたが、賛否分かれる、というところですかな。
BSでやってたみたいですけど、加入してなかったので、レンタルにて。
「晩春」とか「秋刀魚」とか、穏やか系しか観てなかったので楽しみです。
157 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 00:13 ID:yH1wBfEc
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
小津映画はクソつまらんのか・・・。
やっちゃえやっちゃえ
いっちゃえいっちゃえ
159 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 00:52 ID:htiC4dGp
>157
トリュフォーは後に自分の誤りを認め小津を評価していますよ
160 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 00:53 ID:yH1wBfEc
嘘ですよ。
161 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 01:24 ID:yH1wBfEc
>映画の持つ躍動感がそこにはまったくない
これは間違いないだろ。
162 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 01:45 ID:6zJtG//L
>>161 あの会話のテンポは十分に「映画の持つ躍動感」だと思いますが。
163 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 01:48 ID:yH1wBfEc
むしろテンポは悪いほうだと思うけどな。
164 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 01:53 ID:6zJtG//L
>>163 いや、女性たちの会話なんて気持ちいいテンポだと思いますよ。
「お茶漬けの味」とか。
165 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 02:19 ID:htiC4dGp
>160
緑色の部屋のキャンペーンで来日した際のインタビューで
自分の評価が間違っていたと認めたそうですよ。
166 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 02:33 ID:yH1wBfEc
日本人へのリップサービス。
小津&野田にしか創りえない「躍動感」。
それはあの語り口や、ワンショット切り返しなどというわかりやすい形だけ模倣しても再現できるものではないのです。
>>166 トリュフォーは来日時に乞うて三島由紀夫監督の「憂国」を見せて貰い、
あんまり感心しなかったので黙殺した。
169 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 04:36 ID:iKmFJZjG
>>142 1.東京暮色
2.お早よう
3.秋日和
4.小早川家の秋
5.彼岸花
6.秋刀魚の味
7.浮草
8.長屋紳士録
9.淑女は何を忘れたか
10.麦秋
↑
小津ビギナーはけーん
ベスト5を再放送するとか煽っていて、結局3月に他のもみんな再放送
すんじゃん。NHKに釣られたヤシはあふぉだな(ゲラ
172 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 09:37 ID:9hY8Yxdg
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | 今度こそ録りのがしませんように・・・
/ ./\ \_______________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 ( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
174 :
はじめてカキコ:04/02/01 11:54 ID:9eXwSSa8
上を読んで今思ったんだけど(麦秋)、
佐野との恋愛をあきらめ、愛はないが信頼できる杉村の息子を選ぶ
というのが筋。つまり、世の中恋愛だけが幸せじゃない、という
反時代的な主張という気がする。
それにしても、なぜ「反恋愛主義」の比較文学者小谷野敦さんは
小津を認めないのでしょうね。
175 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 12:03 ID:TNe5J1B5
原節子って混血ですよね
どう見ても純日本人のルックスしてないもんねえ。
ロシアの血でも入ってんですか?
176 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 12:11 ID:rdyMgPdf
>>174 知らないけど、「反恋愛主義」というとこから察するに、へそまがりだからでしょう。
>>175 ロシアの血でも入ってんでしょう。
177 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 12:24 ID:sRomXaC5
>>176 やはり原さんはミックスガールでしたか!
あんなタイプの美人日本にはいないもんねえ!?
178 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 12:29 ID:AdlbFSs2
>>177 肉厚でどすんとした感じが小津の画の中で嬉しそうだよ
179 :
はじめてカキコ2:04/02/01 12:42 ID:cnI80AHi
小谷野敦さんは、文春で「あのでかいガタイで
身をよじられると、体が痒くなる」とひどい
ことを言っていますよ。
180 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 12:47 ID:AdlbFSs2
>>179 嬉しいをへそまがり風に言うと痒いんでしょうか。
181 :
名無しシネマ@上映中:04/02/01 12:58 ID:kbXf1yF2
体が痒くなる=マジで恋する5秒前ってことでしょう
182 :
角川春樹:04/02/01 13:09 ID:KKA2eMN6
>>174 というか、ああいう人が案外そういう選択をしてしまう、
ということを描いている。
>>171 ホームページ見てきたけど、再放送されるのは全作品じゃないじゃんかよぉ
騙された!
ああ、宗方姉妹がぁ…
>>174 > 佐野との恋愛をあきらめ、
つーか、佐野に気があるなら、佐野の勧める縁談に曖昧な返事しないって。
そもそも「麦秋」の原節子、恋愛しようなんて全然思ってないじゃん。
金持ちで何もしないでいい人のところ嫁くことばっかり。
冗談で言ってるかのようだが、実は恋愛願望がまるでない。
出勤シーンが唯一のほのぼのシーン。
小津の映画の原節子は恋愛しない。
また小津の映画にはもてる若い男も出てこない。
ましてや原節子が相手なんてもってのほか。
原節子ってイメージ希薄だな。
あんま記憶に残らないな、俺の場合。
『お早よう』のオババとか高橋とよとか飯田蝶子の方が印象深い。
麦秋の佐野周二は、その言動から、漠然と妻帯者だと思っていたが
独身だったのか。しらんかった。
188 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 22:37 ID:X2YeCLLz
↑ババ専ハケーン。
189 :
名無シネマ@上映中:04/02/01 23:42 ID:7Q2a5+Qr
↑
ビミョーにずれてるぞ晒し上げ
一挙放送!保存版「小津百科」が目玉だな
191 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 00:38 ID:1+IxB5ix
原さんはドイツ系。
192 :
:04/02/02 02:15 ID:x5aekjg4
「若き日」やって欲しい。
NHKよ。
193 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 04:12 ID:HsUms54w
おまえらわかってないなあ。
「麦秋」見りゃわかるだろう。
紀子はレズなんだよ。レズ。
ヘップバーンのブロマイド集めてたんだぞ?
佐野に変態呼ばわりされたんだぞ?
淡島といつも手つないでんだぞ?
結婚の承諾は杉村春子に対してだぞ?
194 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 05:04 ID:omIGDmXy
195 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 08:02 ID:IhTjpbFY
>>154の言う小津のラブレターが正解。
ただしストーリーじゃなく手紙そのものが登場するんだけどね。
映画に不在の次男がすなわち小津だとするとぴったりくる。
人生に対する小津の欠席がちは、確定的だが信じられてない死と移りあう。
子持ちとの結婚が決定する(心理的に決心するのとは違う)のは、
戦地から帰らない彼の手紙が届いたときだ。
その手紙嬉しさのあまり郵便配達人に抱きついたぐらいのことさ。
後の東京物語で次男の嫁になってしまうのは事後的で無力感を覚えるけど、
届かない手紙だけが映画を作っている以上仕方のないことなんだよ。
>>193 佐野の太巻きやハマグリ発言。んー、なんかうなづけるものがある罠。
197 :
191:04/02/02 09:25 ID:Ov6uIPgP
>>194 マジ。
写真家の秋山庄太郎もそう言ってるよ。
いま、↑のスレ覗いてみたけど、このスレよりレベル高いというか、
センスがいいなあ。みんなオトナだし。
いや、俺はノーマルだけどね(w
淑女は何を忘れたか、再放送ないのか。ガカーリ。
戦後の作品はベスト5作品以外は再放送なしなのね。
201 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 17:12 ID:KO3ocaI8
クッソ〜「お茶漬けの味」再放送やらんじゃないの。
これを録ってようやくパーペキになるのに。
まあ小津百科一挙放送するだけでも良しとするか。
トリビア
佐野周二は
関口宏のお父さん
203 :
:04/02/02 19:02 ID:z9Sy7+wU
「若き日」放送するのか
ヤッター
小津百科も放送するのか。。。
>>202 トリビアでも何でもないな。
佐田啓二が中井貴一のお父さんってのと同じぐらい常識だろ。
205 :
:04/02/02 19:09 ID:z9Sy7+wU
「秋日和」はやらないのか
結構人気あったじゃないか
秋日和、好きだ。小津オンチですので、食わず嫌いばっかり。
小津作品は酒肴の芸術だと思うと傑作ばかり。ちなみに当方も、酒呑み。
床の間芸術というなら、酒肴の芸術です。
カットつなぎの方法にはちと疑問が残りますが、東京暮色では細かく
カットを割って、切り返しの展開があります。
また、「宗方姉妹」は専門家諸氏は、駄作といわれるが、
姉妹物語なら秀逸ですし、名所巡礼とその構図の素晴らしさにウットリ。
但し上原謙の役は女々しい奴。嫌い。猫の扱いが巧みだ。
>>206 ホントに音痴だな(w
小津を見て「酒肴」だの「床の間」だのという感性では、
他の監督の映画に対する鑑賞眼も極めて疑わしいが。
208 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 21:41 ID:+UJNIk1v
そう言えば「晩春」のときは、自衛隊派兵で放映時間が遅れて
放映の途中にお詫びのテロップみたいのが出たって聞いたけど
翌日の「彼岸花」の時は、時間が遅れて、お詫びのテロップとか出たの?
209 :
名無シネマ@上映中:04/02/02 21:57 ID:87TnqCbd
トリビア
「お茶漬けの味」
に出演している上原葉子は
多分みんな知っているだろうから、やめた。
テロップって言えばさ、
津波の心配もない一地方の地震なんかで、
映画を汚さないで欲しいな。
>207
一つ質問あり。貴方はお酒をお飲みになられますか?
お嫌なら答弁はいりません。
「鑑賞眼」とか言っちゃったりするこういう
>>207みたいなヴァカが
小津を無意味に奉っていくんだろうなぁ。。
そういえば『秋日和』の原節子のビールの飲み方とか、司葉子がラーメンをぼそぼそ食べるところとか、
岡田茉莉子がお寿司ほおばって手を振るシーンとか全部印象に残ってる。
>>213 ああ、そういうところはうまいね。ちゃぶ台で飯を喰うところとか。
バーとか座敷とかもう駄目。センスなし。
『彼岸花』のバーは良かったが。
>>208 放送時間が遅れているように感じるのは”トリック”です。
>>210 釣りか、でなければ人間性を疑う。
>津波の心配もない一地方の地震なんかで、
映画を汚さないで欲しいな。
被災地に、あんた、親兄弟、友達がいたら心配するのが当たり前。。
こういった場合、情報は少ないより多いほうがいいにきまっているだろ。
このような手前勝手の輩は、映画ヲタ以前の問題だ。
同じスレにおるものとして、本当に恥ずかしい。
>217
何故スルーする。マジメな発言なら酷薄非情そのもの。
管理者にはご迷惑をおかけするが、反省がなければ通報します。
被災(自衛隊派兵も含め)など、どうでも良いと心の底から思っているなら、
人にあらずだ。
何より自分のことを優先するあさましい輩のことはほっておきましょうよ。
スレと人生の無駄です。
220 :
名無シネマ@上映中:04/02/03 20:32 ID:bfmilx8s
はたして、どこに通報するというのだろうか?
>>津波の心配もない一地方の地震なんかで、
って震度1、2くらいの被害のない程度でってことでしょう。普通に考えりゃー。
酷薄非情とかあさましい輩とか言いすぎでしょ。
小津から離れたことは別の版で語ってクレ!!
222 :
名無シネマ@上映中:04/02/04 05:21 ID:2bS4gB3V
鳳凰くんが匂うと、私ははなはだ体が痒くなる。
223 :
名無シネマ@上映中:04/02/04 08:10 ID:c/JqLUbA
>>218 細かいけどさぁ、自衛隊と天災は全然違うでしょ。
わざわざ危ないとこに行ってんだから。
>223
それは私の誤り。ご指摘の通りで、反省します。
ただ、
>>208の発言には、人間的欠落はないと思われ
「淑女と髯」は思いのほか面白かったな。
川崎弘子が控えめなのに堂々としていてよかった。
>>153 > 東山千栄子は思い通りに行かなくて後半ずっと浮かぬ顔。
(略)
> 「東京物語」の登場人物はそれぞれ個性はあっても誰も嫌いになれない。
まじレスすると、東山千栄子と笠智衆がいかにも冷淡なのは、
不可解な選択をする原節子に観客の同情を集めるための脚本上のテクニック。
あれで廻りからも祝福されたら、「(゚Д゚)ハァ? 紀子アフォ?」ということになる。
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
確かに笠の演技は無気力だ。
っていうかキモイ。
原節子の美しさだけが救いだな、小津映画は。
>>227 > 確かに笠の演技は無気力だ。
> っていうかキモイ。
『麦秋』観たぁ?
キモイおっさん。鶏がらみたい。
ニタニタしながらボソボソ喋る。
あんなの名演技じゃないだろ。
お前らバカか。氏ね。
で、『麦秋』は?
役者に求められる能力ってのは脚本読解力、演技力、意思伝達力、などいくつかあって、
そのなかでも「存在力」ってのはとても大きな要素なのですよ。
この存在力ってのをわかるように(楽しめるように)なってくると
俄然、笠智衆の見方がかわってくると思うよ。
笠さんは上のいくつかの能力の配分が随分と他の役者と違うから
異能(一見下手)に見えるんだと思うがどうか。
笠の演技キモイ。
外国人も笠を見てキモイ日本人と思っているんじゃないの?
>>232 『麦秋』観てないから、具体的にどこかは誤魔化すことにしたのね。
>>231 229の思う名演技はつかこうへい演劇みたいに汗だらだら流して走りまわって
唾飛ばせながら早口で叫ぶ事なんだろ(w
新劇みたいないかにもミエミエの臭い芝居ってのはそれなりに訓練すれば身に付く
ものだけど笠知衆みたいに自意識を感じさせない役者ってのは滅多にいない。
自己顕示欲があるからこそ役者になろうとするわけで誰しも上手く見せたいという臭み
というか衒いが見えるもんだけど笠(特に小津映画)の場合それが見事にない。
自然体で小細工を何もしてないから(言葉の訛りもあるし)一見ヘタクソに見える。
でもああいう淡々とした芝居するのが本当は一番難しいんだよ。
まあ厨房ではなかなかそういうの理解出来ないんだろうね。
実際俺も若い頃は笠見て「演技ヘタな爺ちゃんだなあ」と思ってたし(w
黒澤の「悪い奴ほどよく眠る」とかでは検事の役やっててちょっとコワモテの笠が見れるね。
つーか釣られんなよ。
定期的に登場してるバカだろ。
つ〜か、笠の存在感なんて全然ないが。
東京物語だって晩春だって麦秋だって秋刀魚だって
いるのかいないのかわからんし。
でも、お前なんか実生活でいるのかいないのかわからんと言われてるぞ。
↑それだけ観てもわからんのなら、ちったあ自分の感性を疑えっての。
あ〜1レスずれた。鬱
どの映画だったか、部屋にポスターが張ってあった
「第七天国」をBSで観たけど
溜血臭キモイ
242 :
名無シネマ@上映中:04/02/06 07:03 ID:9RvN4fo/
東京物語の笠ぐらいだと耐えられるんだけどね。
それはむしろ非-存在感と呼べるものを通してなんだな。
麦秋は一番いけないんじゃないか。
急きこんだ台詞を無理に矯めようとしてとてつもなく滑稽。
始終こっけいだから、普段厳格な兄が寝巻きでばたばた起きだしてくる滑稽が伝わらない。
敢えて評価すればその破調のせいで、映画が旨過ぎない料理になっていることかな。
笠のぶざまを笑い飛ばすくらいがむしろ小津に近づいてるんじゃないの?
243 :
名無シネマ@上映中:04/02/06 19:20 ID:t6TTdgOO
なんだい、「宗方姉妹」面白いじゃねえか。
誰だい、駄作なんて言ったやつは。すっこんでろ。
244 :
名無シネマ@上映中:04/02/06 20:27 ID:rWgwSw6O
>>234 >笠知衆みたいに自意識を感じさせない役者
池部良や、トシを取ってからのアラカンや佐分利信がそれに当たる。
もっとも、笠さんの場合は、単純に大根で小細工が一切できなかった訳だけど、故鈴木英夫は生前
「笠さんはスタジオに入ってきたときから、役そのものですよ」と絶賛していた。
つまりは、あれが映画の演技なんだよ。
もちろん、笠さんタイプだけでは映画は成立しない訳だが、小劇場芝居の悪影響か、
最近の役者はみんなウザいね。
演出家もコントロールできてないんだろうけど、余計な計算はしないでいいっつーの。
>>244 >最近の役者
やはりテレビの影響だと思う。小劇場の芝居もテレビ芝居。
小器用にやろうとして、作ってる感じになるばっか。
例えば、「戸惑いながら返事する」って芝居だと
今の若い役者でテレビ中心の人は、9割方「あ…はい」と言う。
「あ」がテメーが工夫した説明的芝居なのね。
そういう風に下手な「工夫」がまかり通っちゃうのは、
きちんとした演技の基礎が出来てない上に、叩き込める演出家もいないから。
つまり、書道で言うと「楷書」の芝居ができないわけだな。
増村の映画なんてどんなにオーバーアクトでも楷書の芝居を叩きこんでいるから、
テレビみたいに嫌な感じの不自然さはない。
スレ違い、スマソ。
246 :
名無シネマ@上映中:04/02/06 22:25 ID:xucjjg/l
いやあ、こういった意見は、どうぞどしどしスパルタ式におやりください。
「東京暮色」は今の不景気日本を象徴しているようで大嫌いな作品。
「増村」が楷書、映画はそうかもな。
あ奴は頭が切れすぎ。ドラマツルギーでは比肩しうる監督は、現在いない。
俺は映画史に残らないだろうが、
蔵原の前衛とリリシズムをより評価する。マイナー意見でしょうが。スンマソン
>243
>>126>>206だす。
「宗方」は構図もよいし、高峰秀子そんなに悪いかなあ。
俺は結構好きなんだけど、このスレではアフォ扱い
やっぱ、ヘンなのだろが。愚痴だ、逝きまつ。
>>246 「おはよう」の笠さんですね。
ワロタ( ´,_ゝ`)
251 :
名無シネマ@上映中:04/02/09 12:25 ID:x64iWG8a
床屋のセットで、生まれて初めて剃刀を手にするという野添ひとみ。危なっかしい
手つきで剃刀を動かすので、客になった南方伸夫、
「ひとみちゃん、大丈夫?」と上目使いに聞けば、
「大丈夫よ。これ刃がついてないのよ」に南方ホット安堵すると、
野添ひとみ「刃がついていたら、貴方の顔いくつあっても足りないわよ」
252 :
名無シネマ@上映中:04/02/09 21:27 ID:A5C4Z14c
小津のベスト?
「出来ごころ」
最高!
253 :
名無シネマ@上映中:04/02/10 06:28 ID:zeBmSLPP
修正ベスト10
1位「東京暮色」(有馬稲子のズベ公ぶりがいい)
2位「宗方姉妹」(ピッケルを持ち出すところで爆笑)
3位「お早よう」(すみずみまで笑える)
4位「秋日和」(岡田茉莉子のしゃっくり)
5位「彼岸花」(完成度が高い)
6位「秋刀魚の味」(やはり軍艦マーチにつきる)
7位「淑女は何を忘れたか」(教授の姪っ子が変な顔だがグッとくる)
8位「長屋紳士録」(最近の上野公園にはアラブ人がたむろしている)
9位「浮草」(若尾文子がかわいい)
10位「小早川家の秋」(やはり雪山賛歌につきる)
>>教授の姪っ子が変な顔だが
! 天下の通子様に向かって何ということを!
発言の撤回を要求します!
>>253 同じ趣味の人だあ。
シネクレならぬヒネクレといわれるかしら。
「宗方姉妹」興行成績は良かったようだ。
257 :
名無シネマ@上映中:04/02/10 18:08 ID:jJdYiw93
たしかにあの教授の姪はかわいいよなあ。
関西弁も素敵だし。顔は変だけど。
教授夫婦、学生を含めた4人はメイクがコテコテ過ぎる。
1937年の映画とは思えない。唖然とするくらい古い。
映画自体は面白いのだが。
1937年の映画を古いってアナタ・・・
フィルムやライティング、技術的な問題もあったのではないかな。
261 :
砂ぼこり:04/02/11 02:24 ID:SsRIBbrw
はじめまして 今日はじめてこの板に来ました。
突然ですが、今 親戚に頼まれて
斎藤達雄という俳優について調べています。
(NHKの小津映画特集を見てファンになったそうです)
なんせ地味なジャンルですから、とりあえずググった限りでは
出演作品データベースぐらいしかヒットしませんでした。
出演映画情報以外で、何か彼について載っている本だとか
ファンサイト(?!)だとかがあったら教えていただけると嬉しいです。
おしえてちゃんですみませんm(_ _)m
レビュー等で、私自身もちょっと興味がわいたので 今度
『落第…』か『生まれて…』あたり観てみようかと思います♪
262 :
名無シネマ@上映中:04/02/11 07:11 ID:IISWO/bV
>>236 俺は黒澤映画に出演している笠のほうが存在感無いと思うぞ。
悪い奴ほどなんかいるのかいないのか分からんかった。
逆に千石や釜足は黒澤映画のほうが存在感あるけどね。
>>261 確かにちょっと調べたくらいでは簡単な評伝さえ覚束ないね。
著書も残してないんだろうね。
でもまあ、ツワモノさんの登場を気長に待とう。
キネ旬臨時増刊「小津と語る」の
牧野守+奥村賢編集の小津安二郎文献目録でも出てないね。
小津に関することはインタビュー、座談会の類いすらない可能性が高い。
265 :
名無シネマ@上映中:04/02/13 02:39 ID:wMq9GwVz
東京人という雑誌の小津安特集を見てたら、写真の紹介文で
「左より鶴田浩二、ひとりおいて佐分利信」というのがあった。
ひとりおかれたのは笠智衆だったが、この二人と並んだら
笠はやっぱり小物なんだろうな。
>265
ひとりおかれたのは笠智衆
ひど〜い。映画評論家やファンのアンケートではスターベスト10に入る人なのに。
オールタイムの好きな俳優1位に選ばれたこともある。
小津映画の象徴ですよ。
いつも出ているからたまには違う人を紹介したと思っておこう。
>262
笠さん主演の 夢 を見たことないんですか?
268 :
名無シネマ@上映中:04/02/13 18:29 ID:dzchJVjO
>>254 通子様ってさあ、やはりオカチメンコだようん。
チャーミングなんだから、それでよしとしなはれ。
270 :
名無シネマ@上映中:04/02/13 23:45 ID:ADsJDG/E
4月に新文芸座で小津監督特集をやるそうです。
みんな池袋に集合せよ!
勿論、わたし行きます。
271 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 11:03 ID:R9BpIbq7
俺の母親の職場に熊本出身の「笠」くんという20歳の同僚がいて、
母親が
「あなた、笠智衆の親戚?」
と聞いたらね
「誰ですか、その人」
といわれてしまったそうだ。
うーん?
272 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 19:33 ID:NzWzQqB6
>>271 普通に考えたら知らない若者が多いだろ!
273 :
271:04/02/15 21:02 ID:q7fg81Uh
>>272 でも、10年前まで生きていたんだし(しかも現役)
自分と同じ郷里の人なら名前ぐらい聞いたことはあると考えてもいいんじゃないか?
274 :
きゅうちゃん:04/02/15 21:52 ID:yVx9CVMw
あの、のろのろしたテンポで、一度も最後まで見たこと無い。
実生活をそのまま映画にしても、面白くないという見本だな。
外国の映画監督に愛好者が多いのは、この程度で名監督になれるという
安心感を彼らに与えるからじゃないか。映画監督はテンポのよさを求められ、
観客に飽きられないか冷や冷やしながら作っているだろう。
そこに、テンポを全く無視した遠い日本の名画があるということで、
遠い日本に対する、憧れとあいまって外国監督に人気があるのじゃないか。
275 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 22:23 ID:qLgA+3pB
俺が笠に最初に出会ったのは、山田の男はつらいよだったなぁ。
その後、山田(太)のテレビものでいくつか見て、最後が小津だった。
小津はテンポいいだろ。
>>274 みたいな意見が(煽りとしても)ひとつのパターンとして出てくるのは不思議。
>>276 まぁ
>実生活をそのまま映画にしても、
なんて書いてる時点で煽りのレベルも低すぎる。
何だよ、実生活って。
278 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 23:25 ID:kn6DRMST
279 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 23:53 ID:K2R3ioZU
平凡な日常生活を至福の芸術へと昇華している小津のセンスは天才的。
小津作品の中では、本質的に二律背反するはずの「生活」と「芸術」とが奇跡的に融合している。
例えば、正岡子規の提唱した「写生文」と一緒で、小津が好む「ローアングル」の視線というのは、日常生活の中に「宇宙」を感得した「病牀六尺、これが我世界である」という姿勢に通じるような気がする。
280 :
砂ぼこり:04/02/16 01:09 ID:i/fNDEH9
>>268 誘導ありがとうございます。まさかそんなスレがあったなんて!
そちらに書き込んで来ました。
他にもレス下さった方、ありがとうございます。
281 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 05:16 ID:9L26acxw
フランソワ・トリュフォー
「無気力な人たちが、無気力にテーブルを囲み、無気力に会話し、無気力なカメラがそれを撮っている。映画の持つ躍動感がそこにはまったくない」
トリュフォーマンセー!!あと無気力な音楽も追加してくれたらもっとマンセー!
282 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 05:20 ID:9L26acxw
>>274 同意。
おいらも小津さんの映画最後まで見たことないっス。
晩春はエンディング間近になって我慢できなくなり見るのやめた。
283 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 05:40 ID:9L26acxw
原節子ってよく見ると鼻がデカすぎる。
けっして美人とは言えない顔立ち。
誰だ永遠の処女って言ったのは。
284 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 06:26 ID:9L26acxw
1957年度のキネ旬で『東京暮色』19位・・・。プッ
所詮、小津なんかこの程度だよ。
活目に値する意見をありがたう。
しかしココの所の第何次か知らないが小津ブームで
現存するフィルムがほとんど見られてとても嬉しい。
黒澤もロシアから姿三四郎が戻ってきたし、
有名監督はいいねえ。
ま、今更讃えられようがバカに貶められようが小津には
さらさら関係の無いことではあるわな。
わざわざ2ちゃんに頭の悪いレスしてる奴の精神構造が分からん!
288 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 22:27 ID:TMs+3tax
「シャレにならんわーゆうてね」(鈴木紗理奈)
「なにしろ十九位だからな」(小津)
>>287 なんでよ。どす黒いルサンチマンを発散させるのが2ちゃんじゃないか。
291 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 06:37 ID:d4bmKLe2
小津の凡庸な才能に嫌気がさし助監督をやめた今村昌平は漢の中の漢!!
292 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 06:42 ID:d4bmKLe2
今村昌平
「私は小津さんの影響を受けまいと心に決めて過ごし、監督になってから全く違う映画作りをしてきた」
今村サイコー!!
今昌は「生きてもみたけれど」にも出てるし、小津のことは良く語ってるね。
294 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 10:25 ID:d4bmKLe2
小津も「今村君の映画は汚いね」と批判しているw
仲が悪かったのは間違いない。
295 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 21:02 ID:xm4OUiRd
アホが小津をけなそうが、どうしようが、小津が最高の映画監督なのになんの変わりもない。
296 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 21:07 ID:HmpjNM7k
小津程度の監督なら世界中に幾らでもいるけどな。
今村なんかカンヌでグランプリを二度も獲っているから完全に小津以上の監督だと思う。
297 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 21:11 ID:HmpjNM7k
今村昌平
「私は小津さんの影響を受けまいと心に決めて過ごし、監督になってから全く違う映画作りをしてきた」
この結果が日本人初のカンヌグランプリ二度受賞なのだよ。
298 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 21:27 ID:xm4OUiRd
>>296 カンヌグランプリにそれほどの価値を見出してる、映画オンチの気が知れない。
おわらい。
299 :
今村・小津ファン:04/02/17 21:58 ID:ahfYH5yd
>>284 今時、キネ旬を引き合いに出しやがって!
このキネ旬信者が!
この権威主義者が!
今平はある意味で、粘着な厚みがあるのだろう。
俺の好みでは大嫌いだ。日活全盛の頃、助監督達の評価は、舛田、蔵原、
今平に分かれたみたい。(映芸404,p.30)
まあ、今平のブルトーザーみたいな脂ぎったエナジーは評価しても、
切れない刀でギコギコと斬る演出は都会的でない。師匠の川島を見習え。
小津の軽妙洒脱、そして格調高い構図、据え置きショットを愛するものとして、
鈍牛との比較検討はおよそ非生産的なスレ汚しと思われる・・・
301 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 23:34 ID:HmpjNM7k
小津映画は老後の楽しみにとっておいて
若いうちはアクションバリバリのハリウッド映画を見ておいたほうがいい。
302 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 23:45 ID:ahWXEOx1
退屈なカラー時代の黒沢で、黒澤批判できない。白黒時代が本領だから。
小津も戦前の映画を見ていないので、戦後だけで批判して
フェアじゃないな。
303 :
名無シネマ@上映中:04/02/17 23:59 ID:HmpjNM7k
>>299 でも「東京暮色」19位に本当は納得してんだろw
304 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 00:00 ID:3+YRedyh
>「私は小津さんの影響を受けまいと心に決めて過ごし、監督になってから全く違う映画作りをしてきた」
何故今村がこういう発言をしたのかもう一度考えてみたほうがいいんじゃないですか、
小津批判しているひとは。
同じ道を志す後進が、本当に巨大な才能をもった先達のそばで仕事をしたならば
こういう見解に至って当たり前。
オリジナルでなくては生き残れないんですよ、この世界は。
模倣で許されるのはアマチュアと商売人だけです。
小津批判のために引っ張り出される今村さんも迷惑ですよ。
305 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 00:03 ID:/7CLu4+U
皆釣られ過ぎw
どの監督も小津を完全無視できないってところでしょうか。
でもつくづく小津映画は鬼子だなー。後世の監督は不憫だよ
というか、
> 「私は小津さんの影響を受けまいと心に決めて過ごし、監督になってから全く違う映画作りをしてきた」
を読んで、
>>294,
>>295,
>>297のような感想を持つ奴の気が知れない…
> 影響を受けまいと心に決めて
これ読んだだけでも、今村が小津を認めていることが分かる。
しまった、
>>304の後だと思って、「というか」から書き始めたが、
間に
>>305が入っちゃった…ウフ
308 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 00:49 ID:mCsTHC44
凡人向け黒澤大衆講談映画
真に洗練された一流人向け小津芸術作品
309 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 02:16 ID:xrCNAeZN
もう黒澤は無視しよう。
小津とともに語るべきは、溝口や成瀬、清水、島津、豊田、吉村、野村、伊藤、大庭、木下、吉田、大島らだ。
黒澤を語るから荒らされるんだ。
310 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 02:25 ID:A3i7xL77
「姿三四郎」を認めたり小津日記で「野良犬」が好きと書いた小津は凡人監督。
「晩春」を高く評価していた黒澤はまさに洗練された一流映画監督。
小津厨の煽りはクソすぎて悲しくなる。
311 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 02:34 ID:A3i7xL77
>>309 そうね。
一番人気が高くて評価も高い黒澤を小津と比較するのは小津信者にとって酷だよね。
小津さんが可哀想だからもう黒澤の名前は出さないでね。
312 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 02:35 ID:A3i7xL77
>これ読んだだけでも、今村が小津を認めていることが分かる。
プッw
313 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 07:34 ID:/Czwue+D
今更ながらってか完全にがいしゅつだろうけれど、
ベッカム夫婦の新しいCMって小津調パロディやってたんだな。
朝から良いものを見てしまった。またベッカムが小津キャラっぽくて良いんだわ。
市川準は人物を正面から捉えるのとモノクロフィルムで「小津」を出そうとして
いたが、ベッカムCMのディレクターは斜め位置ローアングルが「小津っぽい」と
思っているのも個性的で面白かった。
ただ、無理を言えば、カミさんは無理して和服を着なくても良かったし、ヘンな日本語
吹替えも必要なかったと思う。
314 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 08:04 ID:sOI58cJF
小津への、小津映画への反発、わけても小津調で映画を撮ることへの嫌悪、
ということなら、最後のものからは示唆を受け取ってもいいかもよ。
私たちはしばしば小津調を通して小津を観てしまうけど、そうしたとき「東京暮色」は居心地が悪い。
滅びへの直感めいたものに息が詰まりそうになるからかな。
晴れやかな結論を願って浜離宮に出ても、その海に真珠は育たない。
反発と嫌悪とにかかわらず、母親と運命を重ねるかに娘は死んでしまうのだね。
反小津というやり方での小津の影響をそれほど逆説的だとは思わない。
いやむしろ、東京暮色、偏心的東京、小津のなかの反小津、いやはや
>>310 > 「姿三四郎」を認めたり小津日記で「野良犬」が好きと書いた小津は凡人監督。
「小津安二郎に憑かれた男美術監督・下河原友雄の生と死」では、
「野良犬」好きな著者の永井健児を「ギラギラくん」とからかってるけどな(w
もちろん"いい"ともいっているが。
>>314 > 私たちはしばしば小津調を通して小津を観てしまうけど、そうしたとき「東京暮色」は居心地が悪い。
居心地が悪いのは、有馬稲子が一人で深刻な演技してるからなんだけどね。
他は普通にいいもの。
317 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 10:02 ID:/7CLu4+U
はすみんも2ちゃんねらーなの?
>>316 俳優のせいじゃないと思う。
小津自身ああいう作品は二度と撮ろうとしなかったし・・・
その前だって「宗方姉妹」「風の中の牝鶏」と、
8年前、10年前だからそんな頻繁に撮る類いの題材じゃないでしょう。
二度と撮ろうとしなかったはいいすぎじゃない? あの後ないのは事実だけど。
俺は評価してるんだ、東京暮色。
有馬も好きだよ。
>>319 どれも小津作品としては出来が良くない感じ。
>>320 有馬の演技が陰気すぎってのは好みの問題だからね。
それ以外は好きだよ。山田や鎌足がよいし。
中村も金持ちより合ってるんじゃないか?
323 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 13:16 ID:fyQDo/V5
東京暮色
漂ってる雰囲気がすごくいい。
飛び込みする直前の食堂で、
店内BGMで沖縄音楽が鳴ってるところが特に好き。
>>323 > 飛び込みする直前の食堂で、
あれ、事故だよね。
精神的に不安定になっていたのは確かだろうけど。
325 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 13:34 ID:xrCNAeZN
>320 俺は評価してるんだ、東京暮色。 有馬も好きだよ。
確かに。彼岸花での、ぬぺーっ としてた有馬よりはこっちのほうが とんがって てよかった。
なんか剃刀のように切れそうで。
ドラマチックなストーリーとかメッセージとか、そういう普通の監督が追いたがるようなもの
小津作品に求めてない。
試行錯誤はあるんだろうけど、やっぱり方向違いに思える。
排中律つーか、あれかこれかではなく、
あれもこれもの立場で小津を観てるのだけど。
人それぞれですから。心底、東京暮色が大好きなんよ
がんもどきや厚揚げが好きな人がいてもいいじゃないか。
でも俺はやっぱり有馬稲子の演技は嫌。
笠の「明子、どうした、しっかりせい」あたりいいんだけどね。
そのおでんの喩えは面白い。俺はガンモが大好き。
んで、おでんの保守本流は卵、ダイコン、こんにゃく、すじとかかな。
粋なくいしんぼの小津だとどうなる?不謹慎ふうで案外マジメな問いです。
『秋日和』の岡田茉莉子や佐分利信らの中年男性のシーンはとても面白い。
でも主演の原節子と司葉子からはそういう多少俗っぽい面白さが注意深く取り除かれていて、
二人だけが出てる場面ってなんだか怖かった・・・
前に書いたけど「秋日和」はかなり好きだけど、
なぜかバカにされる。ツーコンの極みだ。
332 :
名無シネマ@上映中:04/02/19 22:13 ID:J2inhKiC
なぁ、誰か小津のAA作らないか?
333 :
299:04/02/19 23:20 ID:8r1a683Q
>>303 ハァ?
「東京暮色」は嫌いだから、もっと下でもイイよw
よって納得しておらん。
順位高過ぎですらあるw
334 :
名無シネマ@上映中:04/02/20 02:23 ID:qAf6J9T+
なにいってんだい。東京暮色はこのスレでは1位じゃん
東京暮色一位って人はけっこういるよ。ある意味、小津内カルト。
336 :
名無シネマ@上映中:04/02/20 04:34 ID:KuU9yEEx
麻雀シーンばかり多いよね。
菅原ツウサイとかの。
「東京暮色」は観ていて、ちらっと、「エデンの東」のようなところがあるとおもた。
もとネタは聖書だけども、たんなる放縦娘の話とばかりはいえない。
『秋日和』の「たらこ」と口に出して言ってしまってタブーにふれたみたいな
目配せするところや、鯉がピーナッツ食べて死んだ思い出話をこともなげに
笑顔で語ったり・・・微妙に不条理。
でも不条理にして不快ではない。むしろ、楽しいのだ。
ショッキングなストーリーの『東京暮色』にはそういう不条理が案外感じられなかった。
『秋日和』は怖い(楽しい)けど、『東京暮色』は怖くない。
342 :
^^:04/02/21 19:13 ID:ww1Ulwtc
今日初めて、蓮実のオズ論を読んだ。ちくま学芸文庫の監督小津安二郎という
もの。まあ、あのレベルの評論は、私にで、半年もあれば
できる代物って感じたね。
344 :
^^:04/02/21 19:26 ID:ww1Ulwtc
もちろん、映画嫌いの私には、映画論を書く資格も
気力もないがね。
345 :
^^:04/02/21 19:31 ID:ww1Ulwtc
評論で言えば、ベンヤミン、アノルド、バフチンあたりを
一流とみなしている私にとって、蓮実の評論は
まさに三流クラスだったよ。
346 :
^^:04/02/21 19:34 ID:ww1Ulwtc
アノルドじゃなく、アドルノだった。ごめん。
シュワルツェネッガーって映画論もものしたのか。
348 :
コピペ:04/02/21 21:30 ID:g+cIEE+B
あしたbs−iで浮草ですね、ハイビジョンで見れるね
人種が違うんじゃ、じ・ん・しゅ・が!
\ /
(`Д´)
(|=|_ )
|━ |
349 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 21:51 ID:G1k90/Yu
>>334 だから何?
ハァ?
なんで俺の好みをお前に合わせにゃならんの?
「東京暮色」好きとか言っておれば通だとでも思ってんのか?
おめでたい信者やね、これからも布教活動に勤しんでくれやw
怒ってるじょ…
フランクフルト学派のアドルノですね。
弟子のハーバーマスもご立派ですが、師匠も頭がきれた。
ホルクハイマーと違って、フランクフルト学派の中核です。
なら、アドルノのポパー批判てなんだったの?説明してくれ。
知ったかぶりの、
>>345さんよ、スレなめてはいけない。
アドルノと小津の関連についてスペシッフィックに、説明してくれ。
ベンヤミンや蓮実とかの夾雑物なしでな。
353 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 23:43 ID:2cQEWC6g
いつまで時代遅れの小津称えてんだ。
井筒の映画見ろよ、小津よりずっといいぞ。
これはマジレスだからな。
354 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 00:17 ID:FFghCMwA
>>353 なんやて?
お前るぁとは 人種が違うんじゃ じ・ん・しゅ・が!
\ \ / /
(`Д´)
(|=|_ )
|━ |
355 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 15:14 ID:qnLGzhqu
>348 :あしたbs−iで浮草ですね、ハイビジョンで見れるね
さっき見たよ、「浮草」。さすがに画面がきれいなので、
周辺に何気なく置かれている小物類に自然と目が行く。
わいの息子わな お前るぁとは 人種が違うんじゃ じ・ん・しゅ・が!
よお覚えとりゃ!
雁次郎、よっ、日本一!
個人的には京マチ子の赤城の山のシーンがなぜが好きだ。
>>352 みっともないから、くだらないところで「スペシフィック」なんてカタカナ英語使うの止めましょうよw
京マチ子、かわいいのう
358 :
^^:04/02/22 17:34 ID:8SWRA05X
ベンヤミンは、ボードレール論において、都市の出現と都会人の心理を
分析した。バフチンは、ドストエフスキー論でカーニバルとポリフォニー
の二つを軸に近代を分析した。アドルノは、シェーンベルク論で
音楽的近代の意味を論じた。とまあ、一流の評論というのは、
近代の意味を分析したいるのである。
私がもしオズ論をやるとしたら、もちろん、日本の近代の変移を
オズの映画でやるね。それができるほど、オズ映画には、20世紀日本の
変移が、明瞭に映し出されている。
もっと上手にあおってくれなきゃ、
スペシフィック光線浴びせるよ。
>>358 > 私がもしオズ論をやるとしたら、もちろん、日本の近代の変移を
> オズの映画でやるね。それができるほど、オズ映画には、20世紀日本の
> 変移が、明瞭に映し出されている。
>>358って佐藤忠男?
361 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 23:57 ID:qnLGzhqu
>358
「20世紀日本の変移」というのは、小津映画では、
親子の情愛の変化、家族の崩壊、世代から世代へと受け継がれる文化伝統
などかな。でも、資本主義分析と精神分析は避けては通れないと思うよ。
なんせフランクフルト学派なんだから。
> 私がもしオズ論をやるとしたら、もちろん、日本の近代の変移を
> オズの映画でやるね。それができるほど、オズ映画には、20世紀日本の
> 変移が、明瞭に映し出されている。
蓮實以前に退行かよ。
363 :
名無シネマ@上映中:04/02/23 01:42 ID:FqUr+G3t
蓮實重彦の映画批評は(独断と偏見で言えば)
批評に映画以外の要素からの分析を極力排斥する
という姿勢が顕著だよね。だから、作品分析に
「日本の近代の変移」などという社会的文脈を夾雑させる
のは、ある意味「蓮實以前に退行」になると思う。
でも、本当は以前も以後もない。
要はどういう手法で映画批評を貫くかという評者の姿勢の問題があるだけだよ。
>>363 >批評に映画以外の要素からの分析を極力排斥する
>という姿勢が顕著だよね。
映画は社会的・政治的メディアであることを熟知してるだろうから、
必ずしもそう思えないが(「ハリウッド映画史講義」とかね)。
何が映っていて何が映ってないかという基本に立ち返ることなく、
社会分析的文脈で映画そのものを語る姿勢に異を唱えているのだと思う。
365 :
名無シネマ@上映中:04/02/23 02:31 ID:2pBURHf9
映画なんて誰も見た事ないもんねえ。
今度はメディア論かよ。
でも社会的文脈が地で、映画はそこに布置された図だな。
すべてをきりはなして、図だけは語れないと思われ
あんた、ほんまにええ人じゃよ。正直で。
今日また、オースチンが1台売れそうなのよ。
370 :
名無シネマ@上映中:04/02/24 01:37 ID:nCQWVZJi
あら、ありがとうございます。
ってほめられてるわけじゃないのね
371 :
名無シネマ@上映中:04/02/24 09:50 ID:1gCJ/a+g
372 :
^^:04/02/24 22:00 ID:FHqgwTD7
ポストモダンの時代は、終わったというより、やってこなかった
というのが、現在のおおよその結論である。
ポストモダンという時代は、いまだやってこないで
我々は、いまだにモダンつまり近代の真っ只中にいる。
373 :
^^:04/02/24 23:28 ID:wHjDbhrY
ポスト構造主義者の仕事がもてはやされた時代も終わり
今ブームが去った後の、冷静な判断がなされている。
数多くのスターが生まれたが、覚めた目で見た場合
評価できるのは、自ら構造主義者ではないと
言い切ったフーコーくらいのものであろう。
374 :
名無シネマ@上映中:04/02/25 00:20 ID:STbtfYCO
今注目の人は誰なんでしょうねえ
「覚めた目」でご覧になると。
モダニズムは結局マルクス系、若しくはその傾向があった。
ポストモダン、ポストポストモダンは浅学非才の俺にはわからねーな。
フーコとかドゥールズにはかぶれないほうが長生きは出来きるぞ。
ま、フーコを記号論としか観なけりゃ大丈夫かも・・
俺はそんなヤバイのにはかすりもしないで、長生きがしたい。
おめえら荒しよ、スレ違いだべ。
377 :
^^:04/02/25 23:12 ID:yauInDl6
いないねえ>今、注目している人。
知のスターが、誰もいなくなっちゃったね。
オウム事件は、非常に興味深く知的関心を引く事象だったが、
これを総合的多面的に論じられる人が、誰もでてこないことが
今の日本の知的貧困を象徴しているように思える。
378 :
名無シネマ@上映中:04/02/25 23:52 ID:z+hAkbrZ
言っちゃなんだが、近代的理性が陥る二律背反の矛盾に
正面から取り組み、それを乗り越えようとしたヘーゲルこそ
近代哲学の総括者であり、正しい意味での「ポストモダン」なんだよ。
だから、ポストモダンを真面目に論ずるならヘーゲルに戻るのが筋だよね。
だめだこりゃ
381 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 00:06 ID:px4xmukO
おっと、失礼!
つい、釣られちゃった。
小津映画は、……永遠です。
382 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 00:42 ID:J278bUbU
原節子は、・・・・・・永遠です。
永遠なのは・・・・・・どうやら愚かさだけのようです
ヘーゲリアンなら、スペンサーブラウンの算法による定式化でしょう。
あのトリッキーな位相数学がまっとうな訳はないけれど。
でもヴァレラの自己準拠枠的な展開、そしてルーマンの外延拡大とリンクします。
ま、現象学的社会学を勉強せねばとワシは考えていますがね。
385 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 01:17 ID:px4xmukO
フッサール現象学から現象学的社会学への道筋をいかに辿るか、
それが問題だぁ。
方法的独我論の立場に立脚しながら、いかに「社会」を論じるか。論じられるか。
その決め手は「言語論的転換」をしっかり踏まえた言語論にしかないのだよ。
なぜなら、言語こそが超越論的自我と社会的−コミュニケーション論的自我を
媒介できる唯一のツールなのだからね。
なんやモダンて。
お好み焼きのことかいな?
>>386 演技も。
アンナ女優はもうでてこないのかなあ?
時に、有馬稲子と麻生久美子って似てるよね。
389 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 00:38 ID:InemzCgg
東京暮色。酷薄な事、心寒値うべからず。
長男の死、次女の死、母の涙は見ず。
映画の外の、想像を思う振幅、いかばかりか。母はいつ泣いたか。
警察署のパンツ泥、雀荘の世間話風。踏み切りでの自殺。
私の境遇が、底に向かう程、身に凍みるように感じる。
監督、今の時代、見直せば、あなたの、最高傑作です。
坂を下りる母。そして父。
390 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 01:02 ID:3rmvCWC1
391 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 01:42 ID:OdTICI5I
秋刀魚の味。孤独な事、心寂値うべからず。
母の死、長女の嫁入り、息子の愚昧さに涙するのみ。
映画の外の、想像を思う振幅、いかばかりか。「独りぼっちかぁ」といふか。
兄嫁の惨い仕打ち、安月給にゴルフ・クラブも買えぬか。ブドウを一人パクつく無神経さ。
我が境遇、底に向かう程、身に凍みるように感じる。
今の時代、見直せば、監督の佳作です。
前年に他界した母。あとは野となれ山となれ、だ。
392 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 06:27 ID:J6YYk+ns
「浮草」の芝居の休憩時間に館内でかかる「南国土佐をあとにして」を誰が歌ってるか
わかるひとがいたら教えてくたさい。
昨夜BSハイヴィジョンで
「5 five〜小津安二郎に捧げる」【監督】アッバス・キアロスタミ
が放送されたが、見た人いる?
見始めたがイメージビデオみたいな感じで途中で寝てしまった。
394 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 09:34 ID:LE09KEka
彼岸花みた。
稲子萌え
俺も、あのクスリで静かにさせられているかのような有馬稲子がいいな。
396 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 11:06 ID:OdTICI5I
>393
観たけど、キアロスタミは小津を曲解してるよね。
ありのままを撮れば、それが小津になるとでも思っているのだろうか。
「オズ」じゃなくて「オヅ」だよな、日本語としては。
398 :
名無シネマ@上映中:04/02/29 02:48 ID:+ts1eop+
来週からBS2で再放送するけど、
午後1時からというのは国会とかで中止になる事が多いな。
前回見忘れたのもあるのでちゃんとやってほしいが。
399 :
名無シネマ@上映中:04/02/29 12:01 ID:J4xm4wpt
あたし、ずるいんです。
400 :
名無シネマ@上映中:04/02/29 12:03 ID:dj8Y9HOR
あたし、ゆるいんです。がばがばなんです。
そうかね。がばがばかね。
結っ構な 話じゃ ないかぁ
いや、痒いんだよ。
不潔よ
405 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 00:15 ID:Xf7cNQut
そうかい不潔かい
そうよ
そりゃ弱ったなあ・・・
と酒を飲むおじ様であった・・・
おとうさま。山中さんのチャンバラが、見つかったらしいわよ。
407 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 03:19 ID:fjyLvKbR
そりゃあ、見に行こうか、いこう、いこう。
408 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 03:21 ID:fjyLvKbR
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』を観たけど、
イアン・マッケラン演じるガンダルフって、
小津安二郎に結構似てる。
>>406 < 見つかったそうよ。
>>407 < そうかい、見に行こうか、いこう、いこう。
< そりゃあ、見に行こう、いこう、いこう。
じゃないかな?
410 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 15:21 ID:Xf7cNQut
縁起がいいじゃない
と拾ったがま口を懐に、石段を登っていくおば様であった・・・・・
saravajya.
412 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 22:51 ID:fjyLvKbR
NHK ハイビジョンでも全作品やるみたいじゃないか。
うん、やるよ、やる。必ずやる。
そぉ? ほんとやるの?
うん、やるよ、やる。必ずやる。
ほんとかしら。
いや、ほんとやる。絶対やる。
そぉ? ほんとやるの?
うん、やるよ、やる。必ずやる。
413 :
名無シネマ@上映中:04/03/02 00:20 ID:rwSb2vHu
そりゃあ、食う・・・
秋田へ行った紀子が
「おヅさま 不潔よ」
415 :
名無シネマ@上映中:04/03/02 11:10 ID:N8LRTl/H
そうかい不潔かい
そりゃ弱ったなあ・・・
実は痒いところもあるんだがね
掻いてくれないかねぇ
ここっ、ここっ
と言うおヅさまであった・・・
痒いとこにはメンソレータムでも塗っとけ。
417 :
名無シネマ@上映中:04/03/02 19:34 ID:N8LRTl/H
小津安二郎 浜野保樹 岩波新書 1993・初 1000 程度A 定価563
●発売直後に無断引用が発覚して回収、絶版になった、いわくつきの一冊。
11年前、没後30年を記念して刊行された岩波新書。
絶版になった経緯を詳しく思い出せなくて。
知ってる人います?
>>417 それは、高橋治氏の「」絢爛たる影絵 小津安二郎」からの盗用って件ですな。
なんでも、思いっきりパクってるそうで(w
それより、ここでくだらん話しがなされてる間に、
同性板では小津とジャック・タチについての話が出てますよ。
419 :
名無シネマ@上映中:04/03/02 23:33 ID:rwSb2vHu
それで、ドーセーちゅうんじゃ。あら、やっちまった。
>>417 その浜野保樹って、現・東大助教授の浜野保樹と同一人物? だったら、マンガ・アニ
メなどのサブカルチャー関係ではよく名前が出てくる香具師だけどね。
うさんくさー。
421 :
412:04/03/03 07:47 ID:NoRrm9Ac
ミナサン、ドウモアリガト。
422 :
417:04/03/03 07:49 ID:NoRrm9Ac
↑
417の間違い。
424 :
名無シネマ@上映中:04/03/03 09:13 ID:NoRrm9Ac
『小津安二郎』浜野保樹著(岩波新書)の間違いめっけ。
P.6「処女作の『懺悔の刃』を除き、小津の全作品に出演している笠智衆...」
残念でした。
「処女作の『懺悔の刃』と『戸田家の兄妹』を除き、小津の全作品に出演している笠智衆...」
が正解なのでした。
425 :
名無シネマ@上映中:04/03/03 09:16 ID:NoRrm9Ac
失礼! 前記は間違い!
「処女作の『懺悔の刃』と『淑女は何を忘れたか』を除き、小津の全作品に出演している笠智衆...」
が正解なのでした。
426 :
名無シネマ@上映中:04/03/03 12:42 ID:2Tw7pvsy
嫁にいこじゃなし。
婿とろじゃなし。
鯛の浜焼き食おじゃなしか。
「朗かに歩め」良かったな。
モダンと伝統のコントラストはいいね。
アメ車と大仏、和服と洋装、人情と非情とくどいくらい対になってけど
近代化され尽くした今見ても当時狙った効果が色あせないのは凄い。
428 :
名無シネマ@上映中:04/03/04 03:53 ID:d5x8THNP
私も「朗かに歩め」初めて見ました。
エンディングのアンハッピーエンドとみせかけて....というのは大変おしゃれだと思いました。
仙公役の吉谷久雄がいい味出してました。
この人も時々出てますね。
429 :
名無シネマ@上映中:04/03/04 11:17 ID:oItVC85D
なんかフランキー堺系の顔だよな。
430 :
名無シネマ@上映中:04/03/04 14:00 ID:oItVC85D
「東京の合唱(コーラス)」、失業都市東京。
「熊が檻から音が出したからって、僕らの人生には何の関わりもないぢゃありませんか」
って、周りの人間たちは血相変えて走ってるのに、何でそんなシーンいれるの?
431 :
名無シネマ@上映中:04/03/04 19:32 ID:wc3mcaiA
↑あーた見ながら打ってるねw
そんなシーンあったかな?
デコたんばっかり見てたので。
突貫=青木富雄の本にも、戦争行く前に肩車した事とか書いてあった。
松竹の子役仲間だったんだね。
家族が輪になって遊ぶシーンはほんとにすごいな。
壊れかけた家族の絆がどうやって再生されるのかが鮮やかに描写されてる。
70年前にもうこういう深い描写が邦画にはあったんだね。
433 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 00:48 ID:lCofh7+A
そうか。そんなものかい?
そうよそうにきまっているわよ!
う〜ん
やっぱりそうか
そうよ
そうにちがいないわよ。
う〜ん・・・そうか
そうよ、そんなものよ
そうかね?
そうにきまってるわよ、
う〜ん
やっぱりそうか。
そうよ!
そうにちがいないわよ。
そうか?
そうよ!そんなものよ!
う〜〜ん
やっぱりそうか。
そうよ!
434 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 00:56 ID:ychcJfRj
地球表面の海の面積は陸の面積の約3倍にて、陸の面積の4分の3は北半球にあり。
北半球にては海の面積は陸の面積の何倍になるか?
今日は「青春の夢今いづこ」。
436 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 05:44 ID:1hE5qdiF
437 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 09:09 ID:CROtvVQM
小津はサイレント
439 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 14:25 ID:ychcJfRj
「友情の鉄拳だ! 骨身に沁みて覚えておけ!!」
やばい。小津いいわ。
しかし齊藤達雄老け過ぎ。学生服で出てくるたびに笑える。
>>437 黒澤明があるインタビューで、インタビュアーが小津に批判的だったのに対して、
「サイレントをみてみろよ。小津さんのサイレントとはいいぜ」
って語ったのがあった。
納得!
>>440 斉藤達雄はこの映画では学生役するには老けてたけど、「学生ロマンス」「落第」の頃はまだ違和感もなかったよ。
当時の大学生って、6−3−3でストレートという人ばかりじゃなかったから、
結構年食ってから大学に入った人も多かったんじゃないかな。
ちなみにうちの祖父はそうでした。
斉藤達雄は監督もやったし、アメリカ映画「ロードジム」でもいい味出してたし、
おまけに映画「純情二重奏」では顔に蝿がとまってもそのまま演技していた。(爆笑)
(あれ映画館で見た人どう思っただろう。なんでNGにしなかったのかそれも不思議だ。)
443 :
名無シネマ@上映中:04/03/06 19:42 ID:V6EkA6Y0
今日の深夜NHK総合で放送する小津生誕100年記念番組ってどんな内容なの?
これBSでもう放送したっけ?
昔の役者さんって演技が上手だな。
斉藤達雄にしても飯田蝶子にしても今の役者がよくやる奇を衒ったような
無駄な演技をしないで、シンプルに演じているように見えるのに
ちゃんと自分のスタイルがきちんとある。
映画の草創期だからお手本になるような人もいなかっただろうに
洗練された演技ができるのはなんでだろ。
445 :
名無シネマ@上映中:04/03/06 20:13 ID:fXWt2hdI
「小津が愛した女優たち」の方は面白かった。若尾、岡田らが当時のエピソードをしゃべる。レポーターは工藤夕貴。
「秘められた恋」は、名前度忘れしたけど某オタク系男優と今村監督がむっつりと押し黙る。原節子の話だったと思う。どちらかと言うとつまらなかった気がした。
>444
でも、結局小津からは見放されたけどな
448 :
名無シネマ@上映中:04/03/07 12:00 ID:ShzhCNa3
>>445 佐野史郎だけど、今村昌平との対談は可哀相だったな。凄い気まずそうだった・・・
もっと喋れよ、今村。と突っ込みいれたけど、井上のよく話す姿とのコントラストが際立ってたね。
工藤夕貴がウザかったのには同意。
なんか途中感じ悪いとこもあったし、変な敬語使ってたし。
>>448 佐野史郎監督のドキュメンタリーみたいな作品だったね。
かなり狙った映像も多かったし。漏れは面白かったよ。
一番面白かったのは衛星劇場での作品解説。
佐藤江里子と一緒に3月の衛星放送での解説出てくれないかなぁ。
工藤夕貴は自分を出しすぎ。
もっと他の女優を引き立てて喋って欲しかった。
工藤夕貴がウ剤のは同感。
451 :
名無シネマ@上映中:04/03/08 00:05 ID:veHG4oFt
工藤夕貴が自分を出しすぎなのは、日蓮正宗徒だから。
今日は「非常線の女」中止ですか。
ギャングの女なんて当時の田中絹代にはおよそ不似合いな役だけど、
福原愛ちゃんに似てるなと思いました。
453 :
名無シネマ@上映中:04/03/08 20:00 ID:SaUKF8Qa
『非常線の女』は初期の作品群の中でもあまり好きじゃない方だからまぁいいや。
え、なんで中止?
455 :
名無シネマ@上映中:04/03/08 22:17 ID:KxqckBej
国会です。
BS2の午後の映画は大概これで中止になるケースが多いです。
明日の「出来ごころ」も中止だよ。
BSの国会中継やめて!
457 :
名無シネマ@上映中:04/03/09 00:15 ID:Ok8B1bMm
小津百科はやるのだろうね
小津百科、ニュースが延びることも考えとかんとな
小津百貨はNHK総合でもやるYO!
460 :
名無シネマ@上映中:04/03/09 16:24 ID:J7ks5JVN
>>452 私は田中絹代が猫背椿に見えてしょうがない。
>>451 工藤夕貴がウ剤のはアメリカナイズ娘だから。
香川京子との対談でLAのフッカーみたいなド派手なピンクの服装には
さすがにひいた。
小津ヲタは決算委員会も無視する無教養人。
選挙すら行かないアフォばかし。
↑
ちゃうちゃう。
決算委員会やるんだったらNHK総合だけでよろしいがな。
>決算委員会
うまいことツッコミどころを用意する君の半生も総決算してみめ
464 :
名無シネマ@上映中:04/03/09 19:41 ID:J7ks5JVN
小津百科まとめて放送してくれるなんて粋な計らい
ヤナ奴だね461
465 :
名無シネマ@上映中:04/03/09 20:23 ID:1u7o9Xvm
「生きてはみたけれど」はいつ放送されるんだ?
>>461 > 小津ヲタは決算委員会も無視する無教養人。
教養がある→国会中継観る、なんてことはないだろ。
468 :
名無シネマ@上映中:04/03/10 00:41 ID:3njttt/q
小津百科総集編、エガッター!
まとめて放送してくれるなんてnhkも気前?いいね。
番組で引用される小津の発言は諧謔に満ちてて、額面通り受け取れないんだよね。
しかし、いまどきこんな洒落たおっさん居らんよなー。俳優以上に和服姿がサマになっとるし。
>465
「生きてはみたけれど」って佐藤忠男なんかも出演してるそうだね。
観てみたい!
470 :
名無シネマ@上映中:04/03/10 01:15 ID:Wy1gPQob
よくよく考えると「生きてはみたけれど」って嫌なタイトルだよな。
死ぬ間際のジジイが人生振り返って後悔してる嫌な場面が思い浮かぶw
もしくは、自殺決行直前の心境あたりか。
>>468 小津と志賀は親交あったんだね。知らなかった。
こないだ、小津は「暗夜行路」に影響を受けたみたいに言ってたから、
志賀の方がもっとずっと先輩格なのかと思ってたら。
>>470 小津、もろ白樺派的作風じゃん。
志賀直哉の方がずっと先輩だよ。
20才ほど年上で、小津が若い頃、白樺派がさかんだったから。
「白樺」同人の里見トンもね。
両人に対して大変な敬いようだったとか。
>>470 「麦秋」は映画の「暗夜行路」を、つまり人生の真実描写として
家族が輪廻して行く姿の描写を目指したそうな。
小津自身にとっては麦秋は書き上げるのに最も苦労したホンだった。
だったら、宮沢賢治の影響あれば、シュールになったぜ。
>473
影響なくても、すでにシュールじゃない?
475 :
名無シネマ@上映中:04/03/11 16:49 ID:MkosRaMc
本日は浮草物語の放送がありました。
476 :
名無シネマ@上映中:04/03/11 19:42 ID:JdvwWb7/
喜八さんシリーズいい。
「矛盾がないのは神様ぐらいのものだ。矛盾なら誰にだってある。
矛盾の総和が人生だという学者だってあるくらいなんだ」
そうだ、そうだと肯きながら、あっという間の2時間。
カタルシスに充満した至福の時を過ごしたのであった。
宴会に集まってみんなが手拍子揃えて歌を歌う。
いったい何なんだろうね。とくに可笑しくもないのに
ロボットみたく拍子合わせて大声張り上げて。
まるで土着の宗教儀式みたく見える。
まだ、笠智衆のやる「のぞきからくり」や詩吟のほうが理解できる。
479 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 01:05 ID:ui/9u8O9
「東京の宿」の2年後、岡田嘉子ソ連に亡命か...。
後年出演した「オレンジロード特急」にそれを思わせるセリフがあった。
480 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 01:17 ID:DC/q0unR
>>478 実際にやったら楽しいじゃん。
たまに宴会でみんなで合唱したりするけどw、なかなか気分良いもんだぞ〜。
あんまり対等に話せないような年上の人たちとかとも連帯感持てるしなw
一回やってごらんよ。
そもそも、宴会など行かないし。
↑
もしかして「歌声喫茶」時代の人ですか。
483 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 01:33 ID:DC/q0unR
>>481 宴会行かない?なんで?
普通宴会とかやるでしょ〜、学生さんなら飲み会とか無いの?
働き始めたら宴会やると思うよ。
>>482 いやまだ20代だがw
しまった。>482は>480を指したのに。
486 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 11:58 ID:RhkV0z3S
「まあだだよ」って、あの「夢」で思いっきり寝ちまった、あの黒澤じいさんの作品のことかい?
そんな2流監督の作品出すなよ。
487 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 17:18 ID:DEHvvmgp
>>486 そんな事書いたらまた糞黒澤厨がわくぞw
浮草物語の八雲理恵子萌え
489 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 17:30 ID:3Add4hLy
八雲は浮草物語もいいが、俺は東京の合唱の八雲が好き
八雲は浮草物語もいいし、東京の合唱もいいが、
俺は「その夜の妻」の八雲が好き
こんなスレが映画一般板に立ってまつた。
各監督のナンバー1を決めよう!
この監督ならコレを見ろ!的な意見を集計中。
・一週ごとに監督をかえて投票。
・毎週日曜の昼2時に集計。
・短編でもテレビドラマでも可。ただし『一人一票』
・投票する際は<<題名>>と表記。例<<第三の男>>
・次回以降に取り上げる監督も投票で決定。
・次回希望監督は【名前】と表記。例【S・キューブリック】
・その作品を推す理由などコメントをつけよう!
<参考スレ>各作曲家のナンバー1を決めよう!
http://music3.2ch.net/read.cgi/classical/1078757913/150 現在第一回に投票する監督を募集中。
「東京の合唱」や「その夜の妻」では母として又妻として描かれてるけど
「浮草物語」では女として描かれてるんだよね。色っぽい。
小津のサイレント映画の中では
田中絹代のかわくて愛嬌のある少女の役と対をなす大人の女性だと思う。
493 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 23:57 ID:PYtrkhn3
「朗かに歩め」の仙公っていうのは、
「男はつらいよ」の源公のモデルかな?
494 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 00:04 ID:ik2HEXak
なんか謎だな
495 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 00:35 ID:BjSO83nv
「全日記小津安二郎」(フィルムアート社)を読んで驚くことは、
映画撮ってないときの記述の大半が「朝風呂入る」「お茶漬け食う」
「昼寝」「無為」だってこと。何て生活ぶりだろ。
「朗かに歩め」の冒頭いいですね。
「スティング」を思い出しましたが、
映画どころか時代はそれよりも少し前なんですから、
斬新ですね。
あれだけモダンだった小津がなぜ急に古臭くなったんですか?
やっぱり軍隊に行ったからですか?
498 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 17:39 ID:5pnUABtS
古くさいとはこれ如何に。
>>497 まずは基本文献である『監督 小津安二郎』でも読めば?
そのレス見てるとまだ読んで無さそうだし。読んでそのレスならもう何も言うまい。
499 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 17:44 ID:lRPsQFxx
>>495 吉田喜重でもゲストで来てくれないかなー。
7月だよね、小津安二郎特集上映。
>>497 あちこちに伸びた枝を切り落としていったら
盆栽になったんだよ。
502 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 17:59 ID:a5fWzGNg
>>498 つまらん本の宣伝なんかすんなよな。
出版業かおまえ?
自分で戦後の特に昭和30年代の映画見て古臭いと思うんだからよ。
映画は映画が全てなんだよ。
「基本文献」なんて必要ない。
変なバイブルみたいなもん規定すんなよ。
503 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 18:33 ID:VCJvzIOO
大島渚も小津を古臭いっつってたよ。502は大島渚の映画見てれば?
たしかに「監督小津安二郎」を基本文献にするわけにはいかんな。
あれは今ではカルト教団の教本みたいなものだから。
小津自身の心境の変化が知りたければ
まぁ直接には書いてないだろうけれど
小津全日記を読めば良いのでは?
小津自身の言葉で綴られてるんだから。
俺は高くて買えなかったけれど、図書館に置いてあるんじゃないかな。
戦前篇を見つけるのは大変かもしれないけれど。
新嘉坡で映画をたくさん観て、豆腐を作ることにしたんでしょう。
風俗について古臭いなんてことを言っているのか?
>>503 当時古くさいと言ってなかった人の方が少ないよ。
今でも古くさいんじゃない。古くさいけど、面白いし、今でも新しいところがある。
ちなみに大島渚の「青春残酷物語」は、
撮影所のスタッフから熱狂的といっていいほど好意的に受け入れられたそうだ。
当時の小津の映画は全く正反対。若いスタッフは白けていた。
大船の面白いのは、大島渚のようなな変人にも、
今でも普通に楽しめる映画(始めの三作ね)を撮らせたこと。
>>507 それは単なる昔の話だよね。
演出スタイルに今や古くさいと感じさせるところがある。
例えば「ピーナツ、ピーナツ」辺りの笑いの取り方。「ぷー」とか。
古くさいというのは製作当時に最先端を狙ったものだけに言える言葉だと思うんだが。
小津はそもそも時代の最先端性を求めて作ってるわけじゃないから、
作品に普遍性が伴ってると思う。
戦争は影響あっただろう。
限界状況というより非状況に陥ったことがあれば、
状況への回帰、いわば典型を目指したとしても不思議はないね。
典型を描こうとしたとこに類型しか見出さなければ、
古臭くっても仕方ないな。
今観たら『青春残酷物語』なんて戦後の小津より遙かに古臭いけどな。
513 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 21:04 ID:RLALosM7
やっぱ戦争関係あるよな。
うちの親でも、
「戦後の小津の映画は退屈だけど、サイレントのは面白い」って言うよ。
大島渚なんて出すなよ。関係ないじゃん。
晩年の小津作品を神聖化している香具師には悪いが、
俺はあんなつまらんものはないと思う。
仮に小津が晩年のあの調子でスタートしてたとしたら、
無名に終わってたんじゃないかな。
逆にそれくらい初期の映画は素晴らしい。
つまらないものを無理につまらせるわけにもいかんが、
浮草は浮草物語のリメイクではなくネガなんだよ
515 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 23:04 ID:prpM4JyU
>>513 サイレントも面白い。
でも戦後の小津作品は才気煥発な小津がたどり着いた姿であって、最初からあんな高度なものは創れようがない。
退屈に見える君にはそれは残念だね。としか言いようがない。俺にはとてつもなく面白いけどね。
516 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 23:26 ID:5pnUABtS
確かに30年代のサイレントは面白いし、何よりわかりやすいからね。
戦争を期にして前後の部分的断絶を見る人が多いようだけど、
小津の一貫性は普通に保たれててしかもそれは小津映画のおもしろさ、
その根本部分での話だから、俺は戦後の作品にも面白さを覚えるけどね。
たしかに喜劇的な面白さとは性質のちがうものだけれども。
戦後、調子を落としたのは、後にサイレントを観た漏れも同感。
結論、戦前では一に伊藤大輔、二に小津。素晴らしいの一言。
戦後の作品は娯楽としてみれば楽しいし、ディテールは凝ってるね。
小津はサイレント→モノクロ→カラーの時代をリアルで生きた人だしね。
だけどサイレントにはサイレントの面白さってあるね。
セリフが字幕で表現は限られるけど、単純明快で
明確にメッセージは伝わるような気がする。
519 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 01:29 ID:kohdNf91
どちらのスレに書けば良いのかわからなかったのでこちらに書きます
山田洋次監督の「男はつらいよ」で光本幸子が扮するマドンナ坪内冬子と、
小津安二郎監督の「早春」で岸恵子演ずるキンギョの類似性について書かれた文献ありますか?
520 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 01:31 ID:ALYzlBik
小津と山田じゃどう考えても比較の対象になりえない。
521 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 01:35 ID:kohdNf91
比較対象にならないのはわかってますけど、山田が小津を意識していたのかが気になってまして。
ここで山田との比較論をやるつもりはないんで、あまり気になさらぬよう・・・
522 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 02:23 ID:E7Lfetvv
意識してないわけがない
山田のTV発言によると、小津を意識して作った作品はないようなことをいってたな。
というのは、松竹の監督にとって小津作品は乗り越えなきゃならない悪例でしかなく、
小津が再評価されだしたのはもう80年代以降のことなわけだから。
例えば、寅さんと喜八の類似点についても、山田は「意識したことはない」と断言してて
両者に共通点が見いだせるとしたら、それは大船撮影所の伝統がそうさせたいう趣旨のことを
話してたよね。
525 :
521:04/03/15 12:45 ID:bIG0IFgv
>>522 >>523 どうもレスありがとうございます。
確かに「男はつらいよ」が製作された頃は小津の国内での評価はそう高くなかったはずでしたね。
となると、光本と岸の類似性や寅さんと喜八の類似性は小津的なものの流れというわけではなく、
松竹大船の雰囲気が作りだしたものと考えられるわけですか。
526 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 12:49 ID:FMHY7+Bm
やめてよ、山田が小津を意識してるなんて。
黒澤が「東京物語」を自宅で熱心に見ていたのをみてビックラこいてたくらいなのに。
山田が小津を意識してるならもう少しはマシなものを創ってるだろ。
527 :
523:04/03/15 13:19 ID:CmwrnbBS
ただし、瀬戸内海の小島を舞台にした第46作目の「男はつらいよ 寅次郎の縁談」
では「東京物語」に出てくる「灯籠」に見まがうシーンが挿入されててビックリしたことがある。
「寅次郎の縁談」は1993年の作品で、小津再評価もかなり進んでる時期だろうから、
かなり影響されて意識して入れたシーンじゃないのかな。
528 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 13:56 ID:Pobbe5I6
山田洋次なんでどうでもいいよ。
あの人の作品でこれっていう作品は皆無に近いんじゃないの?
といっても寅さんシリーズ全部見るほど暇じゃないし、学校シリーズも
全部見ているわけじゃないから、「皆無」というのは言いすぎだろうけど、
「幸せの黄色いハンカチ」なんてどうしようもない映画の見本のような気がする。
あれでは高倉健がかわいそうだ。「昭和残侠伝死んで貰います」のような
傑作を期待しているわけじゃないけど、もうちょっと輝かすことぐらいできるだろう、って
思う。特に武田鉄也のドアップなんて見るに耐えない醜い映像でしかないとおもう。
小津ならあんな奴絶対使わないだろう。ましてや武田のドアップなんて。
例えば小津の「晩春」の京都の宿での原節子の顔と武田鉄也の少しばかり上方へ目をやっている
顔のドアップを比較するだけで、話にならないことがわかると思う。
>>528 路線が違うわけだから単純比較はできないと思いますよ。
山田はあなたのような観点から語る監督ではないと俺は思ってます。
ただ、城戸四郎が作り出した「松竹大船調」路線に共感する
という鑑賞・分析の仕方はもちろんあってしかるべきだよね。
531 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 16:11 ID:sKytdPVa
ペドロ・コスタって小津の系譜に連なるような映画作家なの?
ハスミンが肩入れしてるようなので見ようかと思ってたんだけど、昨日のABCでのトークショーを聞きに行ったらハナシがくどくて完全に萎えた。
532 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 17:07 ID:dsfmuavf
>>527 瀬戸内海なら瀬戸内海の風情のある情景を入れるのが当然。
たまたまそれが灯篭であっただけで、小津を意識していると考えるのは
あなたが小津を意識して考えてるだけ。山田はそんな次元の監督ではない。
このスレって、
なぜか知らないけど、
他の監督の名前出すと排他的に頭ごなしに批判する莫迦がいるが、
小津ヲタってそんな偏狭な奴ばっかりなの?
>>533 なんか嫌な感じですね。
小津監督自身は他の監督の悪口なんて決して言わない人だったし、
そういう事言うのを極度に嫌ってたんですけどね。
まあ、オレは偏狭だね。
小津しか見ないし。
趣味が厳しいと言ってくれるとありがたいな。
536 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 19:03 ID:tRFwmFjv
人の悪口を言うのは好きではないですよ。
だから俺が山田洋次を批判して不愉快な思いをされたんなら素直に謝ります。
ただ比較する場合、あまりにもレヴェルが違いすぎると比較の対象にならない
と思うのですよ。これは俺以外の人もそういってくれているので、納得する
人も多かろうと思いますよ。
歌謡曲(いいものはある)とモーツアルトとを比較するように思えてならないんですね。
もちろん好きな監督は一杯います。溝口も成瀬も加藤泰もマキノ雅弘も北野武も
吉田喜重も大島渚も好きですね。洋画ならさらにごまんといますよ。
レヴェルというか方向性の違いですかねぇ。
>>535 まぁそれもいいですが、小津以外を見ないのなら小津以外を批判する理由は無いかと。
別に趣味が厳しい人で小津しか見ない方が小津マンセーするのは全然悪くないと思いますよ。
>>538 見ないものを批判したりしないぜ、オレは。
540 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 19:42 ID:tRFwmFjv
>>537 方向性の違いかな?
例えば小津と溝口は方向性が全く違う映画と言えなくもないし、
キャメラワークや演出の方法も全く違っていたわけだし、
加藤泰やマキノ雅弘なんかは完全な仁侠映画でしょう。
その意味では方向性は小津と全然違う。しかし両者とも優れた
監督と言えるわけで、山田洋次が小津と方向性の違う映画を撮る
のは当然なのだけど、山田洋次と小津の違いを方向性の違いといって
しまうのはどうかなと思います。やはり明らかな差異があるのでは。
541 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 19:48 ID:YRnwfqLb
>536
歌謡曲とモーツァルトとを比較しても別にいいじゃん!
漏れなんかシェーンベルク好きだけど、それと都はるみ比較したとしても
別に抵抗ないもの。
恣意的な取り合わせに喜ぶのはガキだけ。
543 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 20:11 ID:0Ddz6baS
都はるみって誰だよ?
何を作曲したの?
シェーンベルクと無名の音楽家とは、やはり比較にならないんじゃないかと
思うわけですよ。
勝ち負けじゃなく、価値観というか存在理由のことを言っているんじゃないかい。
545 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 21:43 ID:Z31QveR1
浮草放映記念あげ
大映らしくていい感じ
546 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 22:14 ID:6+78o03M
俺も浮草みた・・・!
なんかやるせないけど・・・、あの夏の湿った空気感、疲れがすっ飛ぶねえ・・・。
ちなみに俺も小津以外に好きな監督は多くいる。
市川崑、溝口も好きだし、先鋭的な森田芳光や青山真治といった最近の監督も好きだ。
洋画ならクロード・ルルーシュ、フェデリコ・フェリー二、キューブリック。
アニメ映画で宮崎駿や押井守、出崎統も好きだ。
でもやっぱり、小津の作品が一番好きだ。
疲れた時の清涼剤ですがな。
547 :
524:04/03/15 22:35 ID:/vHs7TXK
わいも見たで。
中村鴈治郎「何ぬかしてけつかんねん!」
大映で撮ったんがええわな。
新鮮やし、
いつもの松竹の間延びした感じとちゃうわ。
宮川一夫の映像もきれいやったし、
役者もぴったしや。
「浮草物語」とは味が全然ちゃうわ。
ヒッチコックの「暗殺者の家」と「知りすぎていた男」(どっちも"The man who knew too much")
くらいちゃうな。
なかなかおもろかったで。
漏れも「浮草」また見てしまった。2/22、BS-iで見たばかりなのに。
「行こ、行こ」「違う、違う」等々他の作品よりも台詞の繰り返しが多かったような。
確かに「夏の湿った空気感」でてたね。どんよりとした倦怠感。
それで素朴な疑問。
やってくるときは船なのに、なんで帰りは汽車になるの?
ちなみに「小津と山田ではどうして比較の対象になりえないのか」
考察してみる価値はあるかも。
>>548 >やってくるときは船なのに、なんで帰りは汽車になるの?
極めて優秀な質問です。めんどうだから答えないけど。
「今日も暑くなるで」とか岐阜提灯とか、山ほどのヒントが。
ああ、勿体ぶった嫌な書き方だったな。
浮草の構図はよみがえりだと思っているのだよ、オレは。
浮草物語再見の上もう少しまとまったことが言えれば言うが、
面倒なのできっとしない。
551 :
548:04/03/15 23:04 ID:YRnwfqLb
あのー済みませんが、どうか教えてたもれ。
「浮草物語」の舞台が信州だったことと何か関係あるんでつか。
>>551 何も言い残したことはないよ。
信州だったのか。船はないな。
生と死の弁証法を単純化しちゃいけなかったな。
>>531 トークショーどうでした?俺は「ヴァンダの部屋」まだ見てないので
あえて行かなかった。アテネ・フランセの作品は全部見たけど。
小津も入ってると思うけどブレッソンとか溝口とかいろいろ
入ってると思うよ。第一作の「血」の冒頭の音楽聞いたら「小早川家の秋」
の音楽と激似だったけど。
554 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 23:47 ID:9lwmBXky
>小津と山田ではどうして比較の対象になりえないのか
レベルが違いすぎるから。
以前、橋田スガコの熱狂的なファンがいたけど山田と橋田スガコならお互い比較の対象になるんじゃない?
どちらも生ヌルーイし。
555 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 23:52 ID:qpp/F+Pc
小津さんの映画では笠智衆が圧倒的にいいな。見てるとなごむ。本当の癒し系。
>>548 > それで素朴な疑問。
> やってくるときは船なのに、なんで帰りは汽車になるの?
来た時はな、岡崎から知多半島の方を廻ってきたのな。で、船で伊勢湾渡ってな。
最後はな、(帰りじゃないよ)、桑名の〜さんのところに身を寄せるからJR関西本線やわな。
ごく自然な交通手段やわな。まあ、地図みてくれ。
ちなみにあの辺りのロケ現場は今行っても面白いで。
しかし最近は「浮雲」を好きな人がたくさんいて嬉しいのう。
>557
フロイト理論によるとな、間違いちゅうもんはな、
そん人の深層意識ちゅうか本音がな、出るっちゅう話しなんじゃ。
でな、このスレに「浮草」をまちがってな「浮雲」ちゅう書き込み
するんはな、やっぱ、深層意識ではな、成瀬ファンじゃないかと疑われてもな
仕方ないんじゃなかと?
あらあら…
> やっぱ、深層意識ではな、成瀬ファンじゃないかと疑われてもな
> 仕方ないんじゃなかと?
成瀬の方が好きなんだよね、実際…
ごめんよ…「浮草」、そしてマチ子
>>556 そういうとこを選んだわけだな。
間の抜けた本音よりは味があるだろう。
561 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 05:17 ID:+9SQXWeW
サイレント作品は二流
トーキー白黒作品は三流
トーキーカラー作品は五流
562 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 05:50 ID:+9SQXWeW
小津映画は引越しのサカイのCMに全ての面で負けてるよねw
地獄で小津のオッサンもくやしがってるだろうな〜。
563 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 05:56 ID:+9SQXWeW
スピード感溢れる井筒映画ばかり見てるとスローモーな小津映画は二度見れなくなる。
564 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 06:00 ID:+9SQXWeW
小津信者は盆栽が趣味で毎週必ずサザエさんを見てるダサダサ男ばかり。もちろん童貞野郎が多い。
565 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 06:01 ID:+9SQXWeW
小津カス二郎をマンセーしているクソ信者はきっと脳に欠陥があるんだね。
566 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 06:03 ID:+9SQXWeW
井筒をマンセーしたほうがいい人生を送れそう。
「浮草」ゆうべビデオに撮ったの見ました。
キャスティングが素晴らしいです。
戦後特に30年代の小津作品ってどれもテンポが遅くて、
ついていけないんですが、
これは戦後の小津にしては珍しく、
土砂降りの雨の中の親方と京マチコとの活発なやりとりがあって、
惹き付けられました。
ただ、最初の方はやっぱり少し退屈でした。
まず、あのどうでもいいような(スーパーで買い物する時のような)音楽、
間延びした地元の人々の会話、
2人の人物が向き合って会話する時の、カット割り
つまり片方がカメラ目線で話せばまたすかさずもう一方がカメラ目線で話すという連続カットのつなぎは
どう見ても不自然で、戦後の小津の映画の最大の問題点です。
とはいえ、それらを差し引いてもよく出来た映画です。
568 :
小津信者絶滅しろ!! :04/03/16 06:39 ID:+9SQXWeW
汚津カス二郎の映画は日本映画の恥。
569 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 06:42 ID:+9SQXWeW
汚津「俺は豆腐屋だから・・・」
汚豆の作る豆腐は日本一不味い。映画も腐ってる。
570 :
小津信者絶滅しろ!!:04/03/16 06:45 ID:+9SQXWeW
>「浮草」ゆうべビデオに撮ったの見ました。
ビデオに撮って見る勇気に拍手したい。
俺は汚津映画なんか三分が限度だぜ。
>>567 > どう見ても不自然で、戦後の小津の映画の最大の問題点です。
> とはいえ、それらを差し引いてもよく出来た映画です。
「浮草」はカメラの宮川さんがうまくまとめてるって事もあるんじゃないかな?
松竹でやっている時は小津がフレーム決めてるんだけど。
572 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 12:15 ID:DYndMUMb
原節子タソ萌え
573 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 12:51 ID:ja+IHvht
周防監督「お早ようがな〜い!」(T_T)ダダ ワロタ
574 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 13:24 ID:02eODpZH
「浮草」は面白いね。叙情深いという点では「浮草物語」の方だけど
何かと面白いスレだな。
バカの標本も見れるし。
『浮草』はカラー作品のなかで一番冴えない出来だった。
宮川一夫は具象的な美意識の人で奥行きのあるきれいな画なんだけど、
厚田カメラマンのちょっとシュールな感覚には欠けていたし。
『秋日和』のような日常を描いていながら微妙に遊離している感じが
この作品には全くなくて、美しくてドラマチックでしかし平凡な映画。
優れた監督とカメラマンでも相性の良くないケースだと思う。
577 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 15:02 ID:ja+IHvht
>>574 「浮草」出演の大映俳優陣って当時の看板スターですよね。 カメラマンも含め前作を超えようと意地を見せつけた作品だと思いますよ。 ただ八雲ファンの私としては「浮草物語」が好きな訳ですが。
>576
最後、鴈治郎が若尾文子を残して去った後、誰もいない夜の居間のショットの
美しさは尋常ではない。おそらく一番美しい小津のカラーだと思う。
また「赤」ばかり取りざたされているが、その対となる「緑」が効果的に
またあざとく配置されているのは面白い。
シュールで、遊離している、、というのは良く分らないが、
テンポが緩やかで、スローモーな雰囲気がそのまま田舎町のドサ廻りをうまく
現していると思うのだが、そこが受けなかったのか?
この作品後も小津さんは宮川さんを何度もリクエストしたんだけど、
残念なことに大映が許さなかったみたいなんだよね。
たしか彼岸花の山本富士子出演のお返しの意味での大映作品だったように思う。
>578 たしか彼岸花の山本富士子出演のお返しの意味での大映作品だったように思う。
「秋日和」で使った司葉子のお返しで撮った「小早川家の秋」ではちゃんと司葉子を使ってるのに
「彼岸花」で使った山本富士子のお返しで撮った「浮草」で山本富士子が出てないという疑問。
昔から気になってたんだけどね。あまり深い意味はないのかな。
>579
どうなのでしょう?山本富士子の剣劇芝居など想像するとおかしいですが。。
色っぽい京マチ子姐さんで良かったと思います。
溝口健二と小津安二郎は親友だったそうですが、その溝口組と山本富士子は
縁がなかったため、京マチ子若尾文子と溝口映画出演の女優を会社がスライド
させたとも考えられますね。
>>578 人物を配置する場合でも、厚田カメラマンは完全に同じパターンの繰り返しに
なるようにきっちり写している。
でも宮川カメラマンはカットごとにカメラを少しずらして、むしろ同じにならない
ようにしていたらしい。
普通の演出で単調にならないためには宮川氏のやりかたがいいけど、小津の
文体からみればむしろそちらの方が異質だったと思う。
厚田カメラマンが明朝体の活字だとすれば、宮川カメラマンは草書のような感じ。
宮川氏はインタビューで「厚田さんにはかなわない」と言っていた。
確かに相性という点で溝口監督や黒澤監督ほどよくはないと思う。
582 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 17:43 ID:gRx7H55k
>厚田カメラマンが明朝体の活字だとすれば、宮川カメラマンは草書のような感じ。
わかりやすい例えですね。
宮川と小津の間のどことなくぎこちない感じがよく出ているのが浮草かな。
個人的には浮草よりも浮草物語の方が作品の深みのようなものがあって好きです。
中村にない軽い明るさが坂本にはある気がしてなりません。
ただ点数をつけるならば、両作品とも同点でしょうかね。若尾文子が綺麗というだけで、
評価したくなります。
誘惑して自分が惚れてしまうという役は、
坪内美子よりも若尾文子の方が似合ってますね。
戦前はそもそもキスシーンは禁止されてましたが、
逆にキスシーンって小津に似合わない印象を受けました。
大映(永田)好みなのですかね。^
親方も、坂本武は女に手が早いという役にしては、根が真面目そうに見えるが、
鴈治郎は自でいってる感じですね。^^
カメラワークも小津の意向からは少しずれたかもしれませんが、
自分としてはかえってその方が満足です。
584 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 23:15 ID:vWJFJ21p
トリュフォーに「無気力で躍動感のない映画」と批判された小津
木下恵介に「あなたの映画は古い」と批判された小津
今村昌平に「小津の影響は受けたくない」と言われた小津
井上ひさしに「会話シーンが不自然」と批判された小津
宮崎駿に「小津より黒澤監督のほうが好き」と言われた小津
北野武に「小津は嫌い」と言われた小津
海外の受賞は「東京物語」一本しかない小津
「東京暮色」がキネマ旬報で19位と惨憺たる結果だった小津
「所詮俺は19位の監督なんでね」と悔しがった小津
ブサイクすぎて結婚できなかった小津
>>581 > 人物を配置する場合でも、厚田カメラマンは完全に同じパターンの繰り返しに
> なるようにきっちり写している。
なんて言っているけど、厚田さん、こんなことの決定に関与してない。
586 :
名無シネマ@上映中:04/03/16 23:54 ID:NjjRJEAR
>>584 コメントする気にもならないけど、基本的な誤りがあるので指摘しておく。
トリュフォーは小津を絶賛しているよ。もちろん最初見たときは躍動感がない
といっていたが、その後すぐ小津の偉大さを思い知ったといってるんだけどね。
一見無機質に見えるフィルムが、その厳格な形式性の中に思わぬ躍動感がうごめく
映画として絶賛しているんだよね。まあどうでもいいことだけど。
それにね、小津の映画は別に自然でもなんでもないと思うのです。
逆に自然に見えるものが実はおそろしく不自然なものとしてみるものに
迫ってくるところに本領があるんじゃないでしょうか。
あと、小津と溝口と比べるなら理解できるんだけど、よりにもよって黒沢と
なるといくらなんでも小津に失礼じゃないかな、と思うのですが。
587 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:18 ID:EYxSypgl
小津信者と井筒和幸って共通点があるよね。
黒澤の悪口を言ったりハリウッド映画を毛嫌いしたり。
とにかく小津信者は井筒同様低脳すぎる。
588 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:20 ID:zTqVGD4r
>>586 あんたねえ、バカはほっとくのが一番ですよ。
みなさん、放置してるでしょ。
589 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:23 ID:EYxSypgl
>>584 >今村昌平に「小津の影響は受けたくない」と言われた小津
ワロタ
助監督していた奴にこんなこと言われたらお終いだね。
「突貫小僧」ってあれだけしか残ってないの?
うーん、物足りないな。
「大学は出たけれど」もそうだったけど。
591 :
他スレから来ますた。:04/03/17 00:27 ID:tEZBQjOI
ここも毎日粘着煽り氏が居るのね。
何処も大変。放置が一番イイのかも。
レス見るだけでも、うっとおしいけどね。
592 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:29 ID:EYxSypgl
>>588 的確な批判だったのでつい反論したくなったんだろw
小津信者は退屈な映画を最後まで見れる忍耐強いアホと思っていたが
そうでもないらしいね。
593 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:31 ID:EYxSypgl
>>591 他スレの盲信低脳小津厨のレスも相当うっとおしいけどね。
594 :
他スレから来ますた。:04/03/17 00:31 ID:tEZBQjOI
訂正
居る ⇒ 来る
595 :
他スレから来ますた。:04/03/17 00:36 ID:tEZBQjOI
>ID:EYxSypgl
ニヤニヤ(・∀・)
あんた何処でもそんな事してんじゃないの?恥ずかしいから辞めておきなよ。
596 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:38 ID:EYxSypgl
サイレント作品は何となく面白く見れたが
トーキー作品はどれも似通ったストーリー(娘が嫁にいく他愛もない話)に
俳優をカメラに向かって喋らすバカの一つ覚え演出に嫌気がさしたよ。
597 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:41 ID:tEZBQjOI
>>596 (・∀・) ほう・・・なるほど。
私はまだ小津に対しては「これ!!」て定見が無いなぁ・・・。
何かいつも測りかねる映画、て感じ。
印象が見る度にズレていくんだなぁ・・・・。
598 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 00:43 ID:tEZBQjOI
しかし私も何年か前、観た時は全然面白くなかった。
この頃観ると「変わった映画だなぁ・・」と思ってしまう。
登場人物が“普通”のように見えるけど、良く見たら動きとか台詞が
エキセントリックな感じがするのれす・・・。
>娘が嫁にいく他愛もない話に俳優をカメラに向かって喋らす
うちの親もそう言ってたな。
もうあの辺のは見る気にならないな。
特にカラーになってからのは。
ところで、NHKBSのリクエスト第1位〜3位ってどれも原節子主演じゃん。
何か小津の映画というよりも原節子が見たいんじゃないのかな?
あんもんより戦前のサイレントの作品の方がよっぽど面白いがな。
それだけに、失われた作品が多いのも残念だ。
>>599 きみ、鳳凰クンじゃないの。
君のレスにも初期小津の「フットワーク(百科)」を望むよ。
あ、でもフットワークには軸足ってのがあっていいのかな?
いずれにせよ、君に秋刀魚の味で機械じかけのオレンジをしたいなんて、
サディスティックな幻想をぼくは抱かない。
601 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 10:33 ID:zTqVGD4r
>>599 まあ、原節子は、小津の映画がベストなのは確かだね。
後は成瀬、黒沢、山中などいい監督の時だけ良い。
田中絹代、山田五十鈴は嫌いだけど溝口は好きだとか
原節子、笠智衆は嫌いだけど小津は好きとか
三船敏郎、志村喬は嫌いだけど黒澤は好きとか
高峰秀子、森雅之は嫌いだけど成瀬は好きとか
そんな映画好きってどれくらいいるんだろうか?
ほとんどいないと思うな。
イーストウッドは嫌いだけどイーストウッドは好きとか、いるのだろうか。
605 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 14:52 ID:IPC7KsV0
>>601 逆に、
>娘が嫁にいく他愛もない話に俳優をカメラ目線で喋らす
のが素晴らしいと思ってるんなら、
それは、お前の感覚が麻痺してるんだよ。
606 :
名無シネマ@上映中:04/03/17 16:08 ID:oZ09OM23
>>605 逆に、
モマエは例えば黒澤映画のような、役者に虚空に向かって「この世には髪もふぉと毛もないのか〜っ!」って叫ばせたりするような演技を見て「グスン」ときたりするのか?
ドラマってそんなことじゃないでしょ?
どっちもうぜえ。
監督兼業のイーストウッドは嫌いだな。
「麦秋」て眠くなるほど退屈だな。
もう少しましかと思ったが。
高堂国典はいい味出してるけどな。
>>606 晩年の小津に対して批判的な香具師はみんな黒澤ヲタと考えるなんて、
短絡的だねww
そこまでくると偏執狂の域に入るよ。
小津厨が小津映画好きの理由の一つに美人女優が多いからという意見がよくある。
まだまだママのおっぱいが恋しいオコチャマなんだねw
どーでもいいが、
美人女優が好き=ママのおっぱいが恋しい
っていう理屈がさっぱりわからん(w
美人女優=ママのおっぱい=高橋とよ
まあ書いてても意味ワカランが…
まあ、いずれにせよ、小津ファソも黒澤ファソも
>娘が嫁にいく他愛もない話に俳優をカメラ目線で喋らす
こと自体や、
>虚空に向かって「この世には髪もふぉと毛もないのか〜っ!」って叫ばせたりする
こと自体を、
素晴らしいと思ってるわけではないのだから、馬鹿馬鹿しい話だね。
614 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 02:31 ID:4IOIu/I/
>>609 だから た・と・え・ば って書いてるでしょー?
>みんな黒澤ヲタと考える
は?そんな事一体どこに書いてあんの??
ヌルイ演出の一例として挙げただけなんだけど、気に障ったのなら申し訳ないね
小津映画は全てがヌルイけどな・・・。
サイレント作品も何だか素人でも撮れそうなレベルだし。
小津厨が気に障ったのなら申し訳ないね。
>>610 でも小津の初期の映画って逆に男臭いよ。
爽やかな男臭さだな。
「友情の鉄拳だ、骨身にしみておけ!」
女優云々よりも、ああいう男臭さって泣けるよ。
617 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 02:45 ID:UvdJupJI
>>605 親子そろって鈍感なのね。
>娘が嫁にいく他愛もない話に俳優をカメラ目線で喋らす
ようにしか見えないなんて。
男臭い映画からババァ臭い映画へと変貌した小津映画は情けない。
娘が嫁にいく他愛もない話はまだいいが
俳優をカメラ目線で喋らすのはか・な・り・見苦しい。
「秋刀魚の味」なんか見ていて「またかよ!」と思わず突っ込んじゃったよ。
620 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 02:54 ID:UvdJupJI
カメラ目線でしゃべってないよん。
小津厨はバカばっかり。
622 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:00 ID:UvdJupJI
あんた、シロウト?
623 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:01 ID:4IOIu/I/
>サイレント作品も何だか素人でも撮れそうなレベルだし。
これって煽ってるんだよね、そうだよね?敢て小津スレを盛り上げるために!
624 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:17 ID:VvXC8VVK
>>620 カメラ目線ではなく、イマジナリー・ラインが越えられてしまっているだけ
なんて言っても、3G3z/Cvlには理解できないでしょう(w
人様を煽りたいんならもっと勉強せんと。
>>624 この手合いは自分に理解できないレスや都合の悪いレスがつくと、
決まって逃亡するから構うだけむだだよ。
626 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:34 ID:VwO3/lQn
トリュフォー「日本的といえば、これほど日本的な映画もないのでしょうが、
それ以上に、わたしにとって最も不思議なのは、その空間の感覚です。
空間と人物の関係、と言ったほうがいいかもしれない。ふたりの人物がむかいあって話しているようなシーンがしょっちゅうあり、
キャメラは人物АからВへ、またВからАへとさかんに切り返すわけですが、どうもこれがにせの切り返しというか、
切り返しまちがいのような印象をあたえるのです。(…)ふつう、むかいあって話をするふたりをキャメラが切り返しによってとらえる場合には、
原則として同じ目線の軸で交互にとらえる。ところが、オズの映画では目線の軸が一定ではない。つまり、観客は人物のひとりの視線を追っていくと、
じつはそこに相手がいないのではないかという不安にかられる。これは単に印象ではなく、そうとしか思えない意図的な演出のはずで、
実際、キャメラが切り返すと、もうそこには対話の相手がいないのではないかという……つまり、そう、目線が交わることがない。だから、人物たちの位置関係がとても不安定な感じで……」
トリュフォーも批判的だよん
批判に読めないけど
>>626 老婆心ながら一言申しますが、引用をする時にソースを明示しないものは、
文章として全くの無意味ですよ。基本的なお約束事なのでそれくらいは守った方が良いかと。
629 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:42 ID:VwO3/lQn
竹中直人「小津さんの映画って何か変じゃないですか」
これ褒めてんのかね。変ってw
630 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:51 ID:4IOIu/I/
小津映画は常にワケノワカラナイものを抱えている。
凡人にはそれが凡庸にしか映らない。でも凡人にもそれなりに楽しめるように作ってある。
そこに感動する。
631 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 03:52 ID:VwO3/lQn
>>624 >イマジナリー・ラインが越えられてしまっているだけ
小津のショボイ三流映画なんかカメラ目線で喋らすで十分だろ。
632 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:01 ID:UwI2XXd0
>>617 >>620 >>622 ID:UvdJupJIのレスをみていると
いかにお前の神経が麻痺してるかよくわかる。
あれがカメラ目線に見えない点で、すでに視力が相当悪そうだ。
自覚症状もないし、末期的だな。
老人介護施設に入れば?
633 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:07 ID:UwI2XXd0
俺もサイレント見て小津の良さがわかってきたんだが、
最初どうしてこのスレにアンチが多いのか判らなかった。
だが、UvdJupJIのような偏執狂的な小津厨が、
他の映画ファンの反感を買っているのがよくわかった。
だーかーらー、
カメラ目線からは明らかにズレているんだって(w
小津のどの作品でもいいから、もう一回ちゃんと見てから煽りに来なさい。
あと、「イマジナリー・ライン」の意味をググるなりなんなりして調べてくるように。
煽りとして生きるにしても、今の君じゃダメダメだよ。
635 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:10 ID:VwO3/lQn
ただ単に小津厨は「カメラ目線」より「イマジナリー・ライン」のほうがカッコイイと思っているだけw
>>632 UvdJupJI じゃないけど、カメラ目線じゃないよ(笑)
カメラ目線ってのは、こっち(レンズ)を見てるのを、意味するんだよ。
分かってる? 常にやや斜め上でしょ。
>>633 頭の悪いレスはもうその辺でおしまいにしましょう。
638 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:12 ID:UwI2XXd0
>>624 「イマジナリー・ラインが越えられてしまっているだけ」
なんていくら言い訳したって、
映画は(解説抜きに)映画としてみたとき、
カメラ目線にしか感じられない時点で、
それは不自然以外の何物でもないと思う。
ただ、君が「あのカットのつなぎが好きだ」というのなら、
それは君の好みだし、理解できなくはない。
>>638 >カメラ目線にしか感じられない時点で、
だから君だけだって。
640 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:18 ID:4IOIu/I/
いやー、早朝から賑やかでいいことだ。それに比べてク(r
UwI2XXd0 は小津映画の登場人物が自分の方を見て喋ってる気になるらしい。
強迫神経症(ってのか?)の気味があるかも知れないので、早急に医者に相談すること。
642 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:23 ID:VwO3/lQn
早朝から賑やかだが小津批判だらけw
>>641 DSM-4では神経症は無くなったから強迫性障害。
ちなみに、
>小津映画の登場人物が自分の方を見て喋ってる気になるらしい。
これは強迫性障害の症状というより統合失調症の初期みたいな印象を受ける。
644 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:25 ID:UwI2XXd0
>>634 俺は煽ってるんじゃないんだけどなあ!
サイレント見て小津が好きになったんだから、アンチ小津でもないし。
「イマジナリー・ライン」なんて言葉を出さなきゃ説明できないような点で、
あのカットのつなぎは駄目なんだよ。
それにおまえがそういう「勉強して出直して来い」という態度だから、
小津厨として煽られるんだよ。
俺は別に煽ってないし、ただ印象を述べてるだけで、
おまえはどうしてそんなに誤解されるような態度をとるんだ?
くだらん、映画評の言葉の羅列などせずに、
自分が好きだとか嫌いとかそういう主観でモノを言え。
それの方がよっぽどお前にとって大事なんだ。
>>643 どーも。
ちなみに、漏れは「カメラ目線ではない」と指摘しときゃいいものを、
イマジナリーラインなんて言葉を持ち出すのは、ちょっと、「どうかな」と思いますた。
これは VvXC8VVK さんに対してですけどね。
>>644 主観でカメラ目線と思うなら、やはりヤヴァイですよ。
>>643 氏の説明に
従って、統合失調症の疑いに関して、どっかに相談に行くべき。
647 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:29 ID:VwO3/lQn
居間地鳴りーラインなんて言葉は低脳小津厨にはもったいない。
ガメラ目線がお似合い。
>>647 あ、気味は黙ってた方がいいですよ。みんな馬鹿だと思ってるだけだから。
ageてるから、煽りだと思ったんだな。じゃあsageる。
gVFHTQnbよ、
お前に聞きたいんだけどな。
いつもお前はそうやって、新しい小津ファンというと
「新米が生意気な」と思うのか知らんが、
そういう風にあしらってんのか?
それは情けないことだぞ。
俺は、アンチ小津ではないし、サイレント見ていいと思ったんだが、
どうしても晩年のあのカットのつなぎは不自然にしか感じられないよ。
ところが、おまえの説明は全部どこかの映画評に書いてることばかりで、
自分の主観なんて一つも書いてない。
一番大事なことじゃないか!
それを抜きに、どうして映画が語れるんだ?!
650 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:37 ID:VwO3/lQn
>>648 お前は近視乱視遠視白内障の疑いがあるから眼科にでも逝ってろ。
居間地鳴りーライン厨がw
>>650 君にも聞きたいんだがな。
君はどうして、このスレを煽ってるのか、
よかったら答えてくれないか。
>>649 れれ? 今度は矛先が漏れに向いたなあ。
小津に限らず、カメラ目線じゃないものをカメラ目線だと強硬に
主張されたら「違います」と言ってるだけだし、
そう見えると主張するなら「それはヤヴァイ」と言ってるだけですけど。
ましてや「新米が生意気な」なんて思っちゃいません。
明らかに違ってることを言ってる人は変だな、と思ってるだけです。
これは全然、小津に限った話じゃないですよ。
で、他に漏れがどんな「どこかの映画評に書いてること」を書きましたか?
カメラ目線に見えてしまうのは、ビデオ等でブラウン管を正面か
ら観ているからでは? 通常、スクリーンでの体験は、上空?を
行き交うように構成されていると思うのです。イマジナリーライ
ンを下から厚田先生は狙っている。見られているという強迫観念
というより、ビデオ世代特有の感受なんですかね。
654 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:49 ID:VwO3/lQn
まあ、カメラ目線で喋っていようが居間地鳴りーラインを越えているだけだろうが
小津映画がクソつまらんのは覆しようのない事実なんだからお前らあんまり必死になるな。
655 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 04:53 ID:VvXC8VVK
ってゆーか、「イマジナリー・ライン」ってそんなに特殊な言葉なの?
ちょっと将来が心配なVwO3/lQnは別として、ある程度の
映画ファンなら大抵知っている言葉だと思っていたが。
で、確かにUwI2XXd0を煽り扱いしたのは失礼だったかも知れない。
でも、「カメラ目線」というのは明らかに事実に反するし、
「登場人物どうしの視線が交わらないように見える」がゆえに
「不自然」に見えるというのが正しい。
で、じゃあ、その「不自然なつなぎ」のどこがいいのかと聞かれれば、
一言で言えば、それによって個々の人物の存在感が際立って迫ってくる
という答えになるのかな。通常の視線のつなぎでは「自然に」流れてしまって
普段目につかない何かが、突然ごつごつとした存在感を示すという感じ。
この答えでUwI2XXd0が満足するとも思えんが(w とりあえず眠いんで。
つーかみんなもう寝ろよ!
あとVwO3/lQnはPCにかじりついてばかりいないで、色々勉強しろよ(w
>>652 ID変わっちゃったけど、ID:UwI2XXd0です。
その「矛先」ていうのもわかんないな。
このスレはいつもいがみ合ってるの?
俺が強く主張したのは、
自分が感じたとおりに書いてるのに
いきなり「鈍い」とかそういう書き方で済まされるからだよ。
君じゃないんだろうけど、
小津のファンてこんな人ばっかりかと思って凄く不快だね。
それに君のレスを見ても、
君は論理的にただ流れを述べてるだけで、
自分が小津の映画にどう感じているのか全然述べていない。
凄く即物的な感じだな。
それって小津の映画のイメージからすると、かけ離れているようだな。
>>653 その説明はわかりやすいですね。
やっぱり映画は映画館で見ないとだめだな。
あと、ちょっと補足すると、確かに昔から小津の撮影は
「カメラ目線だ」と時々間違われていたらしい。
だから、UwI2XXd0の印象はそんなに特殊なものじゃないし、
病気でもビデオ世代特有の感覚でもないと思う(w
658 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 05:03 ID:VwO3/lQn
同じイマジナリー・ラインでも黒澤のイマジナリー・ラインは世界最高だよね!
羅生門や七人の侍では世界の映画人を驚嘆させたんだから。
それに比べて小津は・・・・信者のトリュフォーにまで批判されてやんのw
>>655 その説明で大分わかりました。
そういう説明が欲しかったんですよ。
いきなり、「鈍い」とか何とか言われたから、
小津ファンてこんなのばっかりかと愕然としていました。
660 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 05:07 ID:2AluVsZY
>>659 確かに我々は小津の作品周辺について語るべきであって、
お互いの感性について感情的に価値づけるべきではないはずですよね。
>>659 スマソ。
最初631=632だと勘違いしてたんで
失礼な振舞いに及びましたが
他意はありません。
VwO3/lQnは何かカワイイんで、
ついつい時々かまいたくなるんです。
>>658 俺も黒澤は好きだが、君が此処まで煽りに来る理由がわからん。
なぜですか?
>>660 そう思いますね。
小津安二郎っていうスレタイだし、
小津について感じる部分は人それぞれ様々だと思うんですよ。
後期の作品が良いという方々のこういう部分が好きだとか、
こういうのが気に入っているとか、
今後もそういう感じ方をお聞きしたいですね。
>>661 わかりました。
でもできれば、映画の感想等も聞かせてもらえれば幸いです。
今後は誤解のないようにsageるようにしますね。
ま、なんだかんだいっても、一般的な切り返しよりは、
カメラ目線に近い構図でしょう。
通常、目線は完全に一致していて、(逆方向ですが)
それを底辺として二等辺三角形になるようなカメラ位置で切り返す。
小津の場合は、目線が一致してないだけじゃなくて、
この二等辺三角形の高さが極端に低い。違う位置に移動していたり。
665 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 10:41 ID:4IOIu/I/
後期小津映画が所帯じみててつまらん言う奴は映画館で観ることをお勧めする。
巨大な原節子や笠置衆が画面狭しと右から左に忙しく出たり入ったりするさまは、ある種ダイナミックなアクション映画。
それじゃあ、何だってアクション映画だよ。
こういう小津厨って無脳症なの?
667 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 11:30 ID:UvdJupJI
>>664 はあ?あんた目線わかってんの?
>通常、目線は完全に一致していて、(逆方向ですが)それを底辺として二等辺三角形になるようなカメラ位置で切り返す。
って、ナニそれ?
もしかして「無脳症なの?」
668 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 11:47 ID:mRCMnsMU
なんか病名診断が流行ってるの?
そんな漏れは花粉症だが何か?
669 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 12:23 ID:wfln46rn
今日初めて東京物語を見ました。おじいちゃん役の人の演技が好きです
>>665 そうそう。まるでセリフが観客の頭上を飛び交うようなダイナミックな印象を与える。
単調な会話の切り返しであればあるほど。
小津さんの映画は普通の何気ない日常生活の描写にあえて歪みを与えて見ている人を
退屈させない色々な仕掛けがあるのが面白い。
>>670 低い目線から役者同士の会話を眺めるという構図になってますからね。
これは一説によると茶の間のテーブル上に寝そべる猫から見た構図だ、ということらしいです。
白樺派と親交が深く、漱石を敬愛していた小津が漱石の『猫』へのオマージュとして、
このローアングルを考えたとか。
672 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 14:38 ID:eitim0sh
>漱石を敬愛していた小津が漱石の『猫』へのオマージュ
それは初耳です。興味深いので良かったらソースを教えて下さい。
晩年の小津作品を批判している人で、
実際に映画館でご覧になった方いますか?
つうか日本の場合普通に撮ればあそこまで極端でなくてもローアングルになるだろ。
日本間で座ってる人間を撮ろうとするとどうしたってカメラ低くなる。
あと狭い日本間を少しでも広く見せる効果も狙ってるのだろうな。
カメラ低くした方が画面に奥行きも出るし天井も高く見える。
どっちにせよ(前の人間も書いてるが)TVで見下ろす視線で見ると気になるが
劇場で上向いてみてるとローアングルって不自然でもないんだよな。
675 :
名無シネマ@上映中:04/03/18 20:20 ID:UvdJupJI
ローアングル、ローアングルって、小津の場合極端に言われることが多いけど、気持ち低いだけのアングル。
別に鼻のあなが丸々見えるようなアングルでもあるまいに、言葉に引きずられすぎだと思うよ。
不自然に見えないのは当たり前。
「晩春」も久しぶりに見ました。
改めて見るといいですね。
ふと思ったんですが、このように娘が嫁に行くストーリーって、
やっぱり娘さんが嫁に行くあるいは行かれたお父さんや、
父もとを離れて嫁に行かれた女の人が見ると、
より共感するものが大きいんでしょうね。
私はそういう点では他人事なので、あまりわからないんですが。
678 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 16:17 ID:t6Bs2clv
674の言う事がほとんど正しいな。
小津にはフラットな視点で人を撮るのが大事だったんじゃないかな。
立ってる人間の時は同じアイレベルの高さで撮ってるし、ローアングルで
煽りながら撮ってない。つまり日本間で座ってるシーンを撮るから自然に
ローアングルに落ち着いただけだと思う。
問題なのはフラットな視線で客観的に人間模様を描く方が大事だったんじゃ
ないかと思うな。
679 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 23:00 ID:DOXA486C
小手先議論ばかりしやがって。
うるせいんだよ。
小津を、見て、お前ら、眠くならねぇんだろ。
共に、好きなくせに。
680 :
名無シネマ@上映中:04/03/19 23:35 ID:CXhYAFqA
蓮實の著作を読むと、しみじみと小津についての見方が広がるのが実感できるな。
「東京物語」再見。昔は年寄りの愚痴話で、原節子を美化しすぎで、
その対極の山村聡や杉村春子の対比が安易でステレオタイプだと思った。
東山のお葬式の後が弛緩しているとも思った。
微妙な年代となった今、老いた寂寥感も理解できるし、単純なコントラスト
でなく、
あの時代は医師も豊かでなかったし、自立とはああいうことだ。
ポンポン船もノスタルジック、北千住、善福寺(かなあ?)も、田舎住まい
には懐かしい。
団扇、傘、時計の小道具の使い方も流石だし、屋内セットもいいなあ。
「東京の鯛は不味い」は、あのころからですか。ラストの小学校の窓から
香川京子が列車を見下ろす斜め俯瞰のショットもよいよい。
自らの老いをシミジミと感じた。残酷な映画だ。スレ汚し失礼。
>>681 一段落目は俺もそう思う。
ヒロイン原節子のアイドル映画としては、憎まれ役も必要だろうけども。
あざといシーンを技術でオブラートにくるんでスマートにってのは、
晩年の作品の特徴だね。
ああいうところは伊丹十三に一脈通じるところがあると思う。
伊丹はたぶんあれで自分もうまくやったつもりなんだろう。
>>680 蓮實はこういう分かりやすいところへの言及は賢明に避け続けているね。
ああいった部分への追従はどうしても自堕落な話になるから。
683 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 00:28 ID:yrUaot4+
>>682 >蓮實はこういう分かりやすいところへの言及は賢明に避け続けているね。
そうだね。
分かりやすいところは見る人それぞれが考えればいいわけで、
蓮實は一応批評家としてプロなんだから人があまり考えつかないような、
そんな批評をしてくれればOKだね。
684 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 00:32 ID:tp/TjKxq
>>681 年を経て見ると、杉村が演じたキャラとそのみごとな演技に恐れ入った。
いけしゃあしゃあとしているが、母親がもう駄目だと聞いてわっと泣き出すとこ
なんか戦慄したね。すごいよ。
685 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 01:05 ID:FfHJ2EKS
>>682 伊丹ジューゾー?伊丹万作なら立派な映画監督だけど。ジューゾー?
ああ、あの映画監督に終生なりきれなかった男ね。小津先生とは通じるところは一つも無いね。
>>684 >いけしゃあしゃあとしているが、母親がもう駄目だと聞いてわっと泣き出すとこ
洋物をこなしてる新劇女優の感覚だよね
>>684 小津の映画の杉村の役って、杉村が演じなかったら成立するかどうか
危ぶまれるような微妙な味付けが施されている役が多いよね。
687 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 01:09 ID:Tc58/G2P
小津作品全部観てるし好きだけど、 蓮實が後付け理論でマスかいてるだけだよ。
小津の本で、理論なんて展開してないよ…
689 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 01:31 ID:yrUaot4+
>>685 伊丹万作って写真家じゃなかったか?
間違ってたらスマン
691 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 01:41 ID:yrUaot4+
>>690 あー、スマソかった
誰と勘違いしてたのかなぁ
692 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 02:11 ID:shVIDzUq
>小津の本で、理論なんて展開してないよ…
一応「説話論的/主題論的」という理論的枠組みに沿って
展開してると思うが。
「監督小津安二郎」は確かに名著だと思うが、あれで小津の
全てが語られているというには程遠い。あの著作が抑圧の
装置になってしまっていることはやはり不幸なことだと思う。
個人的に喰い足りないのは、「説話論的な抑制」と
「主題論的な豊饒」が語られていながら、両者の間の
ダイナミズムが殆ど解き明かされていないこと。
というより、この本では後者の「豊饒」のみが専ら
語られているだけと言ってよい。
小津がなぜあのような「抑制」をするに至ったかについては、
前田秀樹の「小津安二郎の家 持続と浸透」の方が蓮実よりも
刺激的で説得力のある説を展開している。
>>687のように、2chの蓮実批判は殆どが幼稚なルサンチマンの
産物でしかなく、到底読むに値しないが、そろそろ別の語り口が
出てきてもよいとは思う。
×前田秀樹
○前田英樹
スマソ。
ちなみにハスミが前田の著作に言及しているのを
読んだことがない。
694 :
676:04/03/20 03:06 ID:UOLv+zMY
>>681>>684 昨夜は忙しくて惜しくも見逃してしまいました。
自分もそんなに若いわけじゃないんですが、
後年の作品て、やっぱり、年をとるとわかってくるものなんですか?
うちの親は76なんですが、やっぱり
自分と同じで後年の作品よりも初期のサイレントの方が面白いっていうんですよ。
「晩春」の苔寺の庭のシーンを見て思ったんですが、
年齢じゃなくて、悟りみたいなもんですかね?
「説話論的な抑制」?
「抑制」について語ってたか?
>676
うんと若かったのに、テレビで「花嫁の父」を見て、
スペンサー・トレイシーに感情移入したよ。
697 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 15:29 ID:d8vOxFFB
>>695 抑制じゃなくて持続だと思う。説話論的な持続。
そして説話論的持続を主題論的なものがより活き活きとしたものにしているとの指摘をしている点で、
>両者の間のダイナミズムが殆ど解き明かされていないこと。
は全く的はずれ。
698 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 17:45 ID:OHCM86zY
>>694 年とってくれば、わかってくる部分が多くなるのは事実だと思う。
俺も20台のころは小津がつまらなかった。話が「人生とはこんなものだ」という紋切り型に見えてね。
会話だって、「そうかい」「そうですとも」のような単調な繰り返しが多く、それで「悟り」とでも言いたいの?と思ったくらいだし。
だから、厨房が「死ぬほど退屈だ」「つまらない」と、自分が理解できない腹いせを粘着的にこのスレにぶつけてくるのも
ある程度理解できる。時が解決してくれる類のものだと思うけどね。
今では小津は俺のベスト1監督なんだが、小津映画を見て、すぐ「悟り」などというのはどうかと思う。
「諦念」はあるけどね。第一「悟り」が啓けるほど小津は長生きしちゃいない。
10代でも20代でも分かる人には分かる。
分からない人は時間を置いてまた観ればよろしい、それだけのこと。
700 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 18:30 ID:gES/fACM
700 の 味
701 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 19:15 ID:G00aKOu1
高校の頃から小津を見続けてほぼ20年・・・。当時周りに小津のことを語れる友なんて一人もいなかった。
まあ、今の小津映画再評価の時代が来たのが嘘のようで少し嬉しい。(知らないひとは相変わらず知らないだろうけど)
昨日久し振りに見た「東京物語」
所詮つくったものなんで不自然な所があるのは当たり前ですけど
息子や娘を悪人に、老夫婦や原節子を善人に描き過ぎですね。
同じ遺伝子を受け継いでる親子同士であんなことは現実にはあり得ない。
老夫婦がただただ周りに対して受身で自己主張をしないのにも
腹が立ちました。昔の日本人ってああいうのが美徳だとでも
思い込んでたんでしょうか。
15年ほど前に始めて見た時は新鮮な感動があったんですが、
私が変わったのかもしれません。
あれから昔の邦画を飽きるほど見ましたし。
私には、意地の悪い姑や小姑たちの仕打ちに長年耐え、遂に神経を病んで
今施設で余生を送っている母方の祖母がいます。
その祖母も全く自己主張しない人でした。
別に世代間論争をするつもりはないぜ。
>699
それはそう。年令とともに私は変節した。
変わらない御仁もおられるでしょう。
少なくとも本質的な部分で変化の無い人もおられるでしょう。
>698
「悟り」とか、「諦念」というと、ちと立派すぎない。
私の場合は、自分だけは死にたくないとか、タチが悪く生臭いのですよ。
ヤダけど「残り・・」とかがチラっと視野に入ってきた。
退嬰的な話題にしてしまったのでオシマイ。
>>702 息子や娘を「悪人」として描いてるわけではあるまい。
ただ、彼らの変質を描いているだけだろ。それが悪だと小津が断罪しているとは思えんしな。
705 :
703:04/03/20 20:06 ID:+gpR5UHB
続投許して。
ある意味で、子供の自立の姿は山村聡であり、杉村春子のありようで、
リアルに描かれていると思う。
ラスト近くの原節子の台詞でも、東山に本当のことを言わなかったと
笠に告白しているでしょう。あの台詞は本音であると私は思います。
自立すれば、親よりつれあいや子供となるでしょ。自立とは、
かくも親にとってありがたくもあれ、翻って非情でもある。
生物学での利他主義モデルがそうでしょう。
子孫を残す為なら親は死ぬのです。
706 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 22:10 ID:qjpeEHlR
>>694 まさに、そのことについて劇中で会話が交されていたではないか。
原節子と香川京子の間で。
昔はあそこは「ふうん」としか思わなかったが、今ではしみじみと
胴衣できる。原節子の言う通りだと。
>>702 悪者って、杉村春子とか山村聡のことかい?
おいおい、もう一度じっくり見てくれよ。
小津は彼らを悪者としては描いていないよ。
ふつうの人間のふつうの感情をゆったりと描いているだけじゃないか。
杉村は自分は母に出来る限りはつくしたつもりでいるし、死ぬと聞いて
たまらず号泣する。
原節子もそんな家族のあり方を「そういうものなのよ」と肯定している。
あなたがいうような単純な悪者ではないと思うが。
708 :
694:04/03/21 01:06 ID:Sk/Vxgxi
>>698 なるほど、諦念ね。仏教的だな。
フランス人の友達が、
「諦念ってヨーロッパにはない概念だから、とてもあこがれる」
と言ってたけど、小津がヨーロッパで評価されたのはその点もあるのかもしれないね。
初期の作品て逆に「希望をもって生きよう」というような積極性を感じるけど、
この変化はやっぱり戦争の影響だろうね。
俺も、20代で小津の戦後の作品色々見たけど、もう一つピンとこなかった。
今度サイレントを沢山見て、その上で戦後の作品を見ると、
前よりも味わえるようになった。
>>706 だから694にも書いたけど、一昨日は見れなかったんだよ。
改めて今度じっくり見たいね。
709 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 03:16 ID:660Bh90z
>>702 「水戸黄門」でも見すぎてるんでしょうか?
>息子や娘を悪人に、老夫婦や原節子を善人に描き過ぎですね。
小津は全然そんな風に描いてませんが。
>同じ遺伝子を受け継いでる親子同士であんなことは現実にはあり得ない。
世の中を見てください。ああいうことはごく普通にあります。
>老夫婦がただただ周りに対して受身で自己主張をしないのにも腹が立ちました。
「昔はもっと優しい子でしたよ」等のセリフにあるように、老夫婦は決して現実に満足というわけではない。
でも人が自立していくということはどういう変化を伴うものだということを、ある種の諦めをもって許容し、受け入れている。
事実子供たちは、自分たちの出来る範囲で精一杯親孝行している。
戦後、戦前にあった家族や親類の団結が崩壊してきたから、
それが影響しているところもあるだろうね。
それは罪悪というよりも、時代の流れだったんだな。
小津は黒澤ほど露骨にそれを描いてはいない。
あれから50年たってますます核家族化してしまって、
家族って一体何なんだろうなとつくづく思う。
小津は独身だったから、余計にその思いが作品に出てるんだろうな。
彼が妻子持ちだったら、もっと違った作品を撮っていたかもしれない。
ところで喜八さん(「出来ごころ」)はいつ再放送するんだ?
「海の水はなぜ辛い?」
「鮭が沢山泳いでいるからよ」
「うまくできてやがらぁ」
手にはなぜ5本指があるの? という問いにはヒヤヒヤしたね。
大日方傳、のツッパリぶりが異状な感じがしたよね。
五所平之助の「伊豆の踊り子」や島津保次郎の「隣の八重ちゃん」
とは別人みたい。
714 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 12:49 ID:3VTTgXH9
>>710 小津が描いたのは「戦後の家族や親類の団結が崩壊」とか「核家族化」などという日本の一時代的なものではなく、
一つの時代の家族を通して、普遍的な家族のありよう、人の自立、それに伴う変化、人の生死、ということだと思う。
映画作品の意義を一時代の社会的な文脈の中で位置づけるか、
それとも時代を超えた「永遠の作品」として位置づけるか、
それぞれの立場があるとは思うけれど、例えばカントが
「純粋理性批判」の弁証論において、人間の「意志の自由」問題の
アンチノミーを「人間は自由」と「いや因果律がすべて」として
それぞれ並列で論じたように、小津作品も「時代的要因」と
「普遍的要因」の2要素から並行して論じてみると面白い。
それは、ある意味、佐藤忠男と蓮実重彦の立場を弁証論的に止揚できる
映画評論のあるべき理想の立場なのかも知れないよ。
まだ、口角泡飛ばしてる?
>>714-715 当時の映画は永遠に残ることを前提に作られているわけじゃない。
今みたいにVHSやDVDがあったわけでもないし、次々に映画が作られていた時代、
小津の初期の作品もかなり失われている。
つまり、映画って文学とは違って、その場その場で消えていくメディアだったから、
どうしたってその時代その時代の風潮が反映される。
しかし、家族と言うもののあり方が、戦後ますます崩壊が進んできたからこそ、
逆に永遠のテーマのように思われるんじゃないかな。
将来、家族という単位が完全に崩壊してしまうかもしれないし。
変わるものと変わらぬものってNHKでも言ってたね。
719 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 15:29 ID:3VTTgXH9
>>717 小津も「永遠に残ることを前提に作」ったわけじゃないと思う。
そういう普遍的なものを結果的に作ってしまった、ということだと思う。一つの時代一つの家族のなかに。
715さんは「時代的要因」と「普遍的要因」と別のものとして扱われているようだけど、
映画でも文学でも時代的要因を離れては作品は成り立ち得ないと思う。
ようは(多くの作品がそうであるように)作品が時代的な次元にとどまるか、普遍的な次元にまで高められているかで、
「東京物語」は普遍性を獲得した、稀な傑作だと思う。
720 :
715:04/03/21 15:44 ID:MpjUFehE
>719 715さんは「時代的要因」と「普遍的要因」と別のものとして扱われているようだけど、
って、それは誤解ですわ。
カントの「純粋理性批判」の「弁証論」の箇所を参照すると一目瞭然ですが、
同じページを上段と下段に分割して、それぞれ全く対立する論点を並行しながら論じているわけで、
それは「別のものとして扱われている」ように見えながら、実はその両者を新たな視点から統括する
第三者の立場に立っているということなんですよね。
721 :
715:04/03/21 16:05 ID:MpjUFehE
舌足らずで御免なさい。
誤解を与えないようにお答えしますね。
つまり、小津映画の「時代的要因」というのは、「戦後の家族や親類の団結が崩壊」とか「核家族化」などという日本の一時代的なもの
であったり、「当時の映画は永遠に残ることを前提に作られているわけじゃない」と主張する立場なわけですね。
一方、小津映画の「普遍的要因」というのは「一つの時代の家族を通して、普遍的な家族のありよう、人の自立、それに伴う変化、人の生死」
を扱ったり、時代的な次元を超えて普遍的な次元にまで高められていると主張する立場なわけです。
で、それぞれは映画における、哲学認識論上の「経験論」と「合理論」の対立の様相を呈しているように見受けられるわけですから、
その両者の立場を踏まえてそれらを融合したカントの批判哲学の思考法を適用すると、両者ともども和解調停された状態になるのではないかな、
というのが主張なわけです。どうも、どうも。
「普遍的要因」
>止揚
>統括
>和解調停
言葉は出てくるけど、どういう風なのか良く分かりませんね。
第三者的の立場はどこまでも第三者的なので、
委員会の両論併記ほどの嘘くささしか思わせないのではないでしょうか?
それから、小津を語りたいのかカントを語りたいのかよく確かめて、
後者であれば泣く子も微笑む哲学板へね。
723 :
715:04/03/21 16:48 ID:MpjUFehE
はいっ!
了解いたしました!
ご迷惑をお掛けいたしました!
難解な言葉の使用には、それを裏付ける経験を
しかと踏まえたいと思っとります。
724 :
名無シネマ@上映中:04/03/21 17:51 ID:PO8ov8Cd
715って人とのコミュニケーションが苦手なタイプ?
725 :
715:04/03/21 19:07 ID:MpjUFehE
>724
そんなことより、今日のNHK FMの「日曜喫茶室」という番組で、はかま満緒という司会者が
「小津監督は世界中の監督に影響を与えてまして、スピルバーグはその代表者だった」云々
とおっしゃってたのには笑ってしまった。
やはり、知ったかぶりはよくないという実例を見せつけられたようで、上記の715の発言も、
皆さん大人の態度で笑って無視してね。
それにしてもNHKのプロデューサーはなにやってるの?
カントとか、新カント学派とかは俺にはわからない別世界です。
スレの流れでも、自作自演かと疑ってしまう無教養の輩です。
でも、小津は純粋に哲学を勉強したか、しないかを別として、
小津映画を観て論理分析する態度は否定しないけれど、
それにゲッソリする、
ささやかな娯楽にいそしんでいる俺なんかにも少しだけ配慮してね。
一生懸命、韜晦を極めて書いている人がおられる。多分、年令不明ですが、
映画青年の延長を維持されておる方と推測します。
俺にとって、小津も娯楽そのものなのです。あがめるのではなく、
楽しいから観ている。
若し詰まらなかったら大島渚、今村昌平みたいに蛇蝎のように忌嫌うでしょう。
小利口な御託は、適当なところで勘弁してね。
>>727 旦那、あっしもその「とうくゎい」とか「だくゎつ」って漢字(意味も)読めませんぜ。
まあそれはともかく、ああいった吾人には、
「可愛い事言うじゃねえか」
「うまくできてやがらぁ」
って言ってやっておくんなせえ。
>>728 別に各人が各人の好きなように各人の好きなことを語ればよい。
こういう斜に構えたレトリックの方がよっぽどいやらしい。
>>729 同意。
俺は
>>715のレスに特に感心はしないが、
>>727みたいなレスの方に醜悪な匂いを感じてしまう。
この手の連中ののうんざりさせられるところは、自分たちは
「素直に」「楽しく」「ささやかな娯楽にいそしんでいる」
つまるところ「善良な」映画ファンだという、謙遜を装った
奢りがあるところだ。
本来映画には、各人各様の接し方があっていいはずなのに、
彼らは「自分たちが多数派だ」という(幾分卑屈さの混じった)
尊大さで、押し付けがましく人様のモノの言い方にケチをつけてくる。
結局、彼らは無意識のうちに、自分たちこそ唯一の正義だと
思っているのだ。
まったく息苦しいったらありゃしない。
くり返すが、俺は別に
>>715のレスがいいことを言っているとは
これっぽちも思わない。でも、確かなのは、彼は彼なりの映画の
楽しみ方をしていることなのだ。
ネットの「草の根のファシズム」って、どうにかならんかねえ(w
730と729は、全く正反対の事を言ってるようだが。
729は727へのレスじゃないの?
それはともかく、
朗らかに歩め!
>>730 お前のガミガミした言い方のほうが「息苦しいったらありゃしない」んだけど。
というか「見苦しいったらありゃしない」って言ったほうが適切かな。
別に
>>727は「自分たちが多数派だ」なんてことは一言も言ってないじゃん。
言ってもいないことを自分の妄想で勝手に味付けして「草の根のファシズム」まで拡大してレッテル貼りをする押し付けがましさと映画を語ることとは何の関係もないだろう。
こういうやり方は明らかに「醜悪」だよ。
自分にとってつまらない楽しみ方をしてると思える人間にケチをつける自由は誰にでもあるだろ。
「本来映画には、各人各様の接し方があっていいはず」だからこそそういう「各人各様の接し方」の相違がうまれ軋轢が生じる。
当然の流れだろ。
確かに
>>727の発言自体に「小利口な御託」っぽいニュアンスは認められるけどね。
また始まりましたか…
734 :
名無シネマ@上映中:04/03/23 01:14 ID:f4qpLkwE
もうつまんない小競り合いはヤメレ。
二人とも阿呆きわまりないんだから滑稽なだけだぞ。
>>734 興奮状態と思われるので言っても気づかないでしょうw
小津厨は美人好きの面食いブサ男ばかり。
>>736 「とっつぁん、歳を考えなよ」
「お半、長右衛門ってこともあらあ!」
739 :
名無シネマ@上映中:04/03/23 10:17 ID:2PGSYiMZ
良く出てくる台詞
しゃなめしゃなめ
だったかな。意味わかんないんだがどういう意味だい?
ググッてもヒットしないよ。
そめめそめめ
じゃない?
下町言葉で、「それそれ」とか「やれやれ」とかいう意味じゃないかな?
大抵、前後の会話の流れから判断できるよ。
それよりも、女の人が裁縫の時に針を頭の毛の油分ですべりよくするという動作は、
小津の映画をみるまで知らなかったな。
いろんな映画でしょっちゅう出てくるね。
「浮草」でははげ頭のおっさんがやってて笑った。ギャグかな?
741 :
名無シネマ@上映中:04/03/23 17:17 ID:IHTsXv8j
はげ頭は油っぽい。半分はギャグだけど。
そねめ そねめ?
743 :
名無シネマ@上映中:04/03/24 00:04 ID:6IAvxITo
小津映画のガキンチョは、パン蹴飛ばしたり、
無作法にすぎる。
744 :
名無シネマ@上映中:04/03/24 01:16 ID:IxusSh/M
「あたしちょっと寄り道があるの」
「どこで?」
「いいの」
「帰り遅いのか?」
「わからない」
怒った顔の節ったん、うつくすい。
>>743 小津映画は子供に見せないほうがいいですね。
>745
「大人の見る絵本 生まれてはみたけれど」
小津は高度経済成長期の前に死んだから、
その時代って街も今ほど整備されてなかったし、
道路だって土埃だらけだったらしい。
「朗らかに歩め」で川崎弘子が紙を破いてビルの屋上から投げ捨てたり、
紙風船やキューピー人形を道路にほったらかして車で去っていくシーンをみると
そういった公衆道徳には無頓着だったことがわかる。
タバコのポイ捨てとかそういう公衆マナーにうるさく言い出したのはここ20年ほどだな。
25年程前、新宿に行った頃は既に高層ビル群も建っていたが、
歩きながら痰唾吐くサラリーマンが多くて嫌だったな。
ドリフのコントなみに教育上悪そう。
748 :
名無シネマ@上映中:04/03/24 11:50 ID:oPNGMgA7
今の子には教育上悪いのかもしれないが、小津作品に出てくるような子供ってホントにどこにでもいたよ。 今の子供達が魅力ないというか、かわいそうだと思う。
つーか、子供も大人も老人も魅力ないよ。
ロボットのように黙って無表情で人間性が感じられない。
もちろん、住んでる場所にもよるでしょうけど。
>749
「ロボットのように黙って無表情で」ってホント?
小津映画においてほど、登場人物が饒舌な作品を自分は知らない。
752 :
749:04/03/24 19:38 ID:2RZE9dIp
>751
いや、748へのレスだったんだ。
つまり、
小津の映画に比べれば、
今の子供も大人も老人もロボットのように無表情だって。
それも、
東京や大阪などの都会と、田舎など済んでる環境によってはまた違うかもしれないけれど。
みなさんのところはどう?
ひょっとしてこのやりとりって自分に魅力が備わっているという前提でなされているの?
違うよ。自分を閑却しているだけだよ
>>752 言いたいことは分かるよ。
その上で答えると
地方の県庁所在地(ド田舎県)に住んでいるが
子供は無表情かもな。
自分の通ってた保育所なんて今年から通園時間以外は
庭はおろか、玄関も施錠しちゃってる。
すぐそこに川や山のある遊び場に困らない立地なんだけどね。
犯罪が怖いのは分かるけど、子供はかわいそうだと思う。
大人はもっと無表情だな。
将来の生活設計もままならない、結婚したがらないい奴も多い。
子供も育てる自信がないから産まないという人も多い。
子供育てるのも昔以上に金かかるしね。
あきらめているのかも。
老人はどうだろう?むしろ元気か?
小津映画でいう笠なんてホントに無表情だよね。
無表情なりに喜怒哀楽は表してはいるけれど。
こんな答えで752は満足してくれるかな?
756 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 01:01 ID:6kQem+zM
>>666 色々と理由を付けて三流お茶の間劇場を賛美する小津虫のお得意芸だから気にすんな。
757 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 01:04 ID:6kQem+zM
>>751 笠智衆においてほど、饒舌が悪い役者を自分は知らない。
759 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 01:12 ID:6kQem+zM
>>748 >今の子供達が魅力ないというか、かわいそうだと思う。
パンを蹴飛ばしたりするのが魅力的なのかな?
小津虫は本当にバカが多いねw
760 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 01:55 ID:pEb15mrF
小津の作品も監督も信者も脚本も映像も人間性も東京タワーから飛び降り自殺するほど超嫌い。
蛆虫一億匹ばりに気持ち悪い。小津の大便映画が目に入ってくると本当に失明だと思う。
小津信者はやることが汚すぎて殺意と軽蔑すら覚える。
761 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 01:57 ID:pEb15mrF
小津は粗大ゴミである。
なぜなら、奴の今までしてきたことから
そのことを推知するのは容易いことである。
無声時代の洋画のパクリ・差別発言・中味の無い四畳半映画。
それは俗に「オウムの洗脳状態」と一緒である。
じゃあ勝手に飛び降りろよ。
763 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 02:50 ID:a8TVLmAx
若い頃の山田洋次は小津映画をカメラは動かないは、ローアングルばっかしで、家族のつまらない話ばっかりで、あんなの映画じゃないって思っていたらしい。
765 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 09:21 ID:cx8c5HOD
>>764 でかした!なつかし邦画スレにも報告ヨロ。やはり煽りあいは厨の演出だった訳だ。
>>760 >本当に失明だと思う
日本語ヘタだね。この罵倒語の羅列からすると、2ちゃんで忌み嫌われてる(ry
767 :
名無シネマ@上映中:04/03/25 12:57 ID:cx8c5HOD
>>759 矮小しすぎな君はリアル消防か?昔の映画で苛立ちを現すのに吸っている煙草をその場に投げ捨てるシーンは小津に限らず普通にあるし、インディアンものが差別映画で良くないとかいう輩かな?
構うな。
とはいえ小津の映画に出る子供はどんどんワンパターンになってくね。
晩年の映画に出てくる子供ははっきり言って好きじゃない。
大人の空想の中のイタズラ小僧って感じで。
「お早よう」の兄弟も嫌い?
つーか、子供ってある意味「ワンパターン」な存在だと思うが。
>>770 うん、あれが一番嫌…
「父ありき」「一人息子」なんかはいいんだけどね
後期にワンパターンになっていったのは、何も子供に限ったこと
じゃ無いと思うけど。
でもオレも、麦秋と東京物語のガキはギリギリだなw
特に麦秋の、パン蹴ったり老人をおもちゃにする様なトコは、
自分が親だったら、、、と苛立ってしまう。
しかも叱ろうとしても逃げられて終りなんだよね。
生まれてはみたけれどの頃とは、ほんと対照的。
それも「あきらめの境地」か?
ああ「麦秋」のガキなw
昭和20年代って食うや食わずの時代だったから、
ガキのモラルが一番低下した時代だな。
戦前にあんなガキが出てきたらたちまち検閲でカットだよ。
やっぱり映画って時代を映してるんだな。
小津の餓鬼に比べて黒澤の餓鬼はかわいいぜ。
だって「どですかでんどですかでん・・・」と馬鹿みたいに走っているんだぜ!
775 :
名無シネマ@上映中:04/03/26 02:03 ID:lNeBagRU
馬鹿は、お前だ!
>>774 小津の映画に出てくる子供からすると、
六ちゃんは餓鬼というには大きすぎるな。
同じ図師佳孝なら「赤ひげ」の長坊と比較するべきだな。
それに黒澤には子供が主人公の映画はない。
小津はそれだけ子供が好きだったんだろうな。
子供は大人扱いしたほうがいい演技をするは黒澤の口癖でしたね。
小津もそうだったのかな?
778 :
名無シネマ@上映中:04/03/27 17:34 ID:hSaX6NDN
懐かし邦画板で質問しましたが、答えがなかったのでこちらでも質問させてください。
小津安二郎の「東京暮色」で、雀荘でノンちゃん(高橋貞二)が明子(有馬稲子)と
憲二(田浦正巳)の馴れ初めについて長々と語るシーンがありますよね。
あそこでノンちゃんは誰かの物まねをしているようなのですが、誰の物まねなんで
しょうか?
あと、重子(杉村春子)が見合い写真を持ってきたときに、見合い相手のことを
「口元の辺りがキンノスケに似てる」って言っていましたが、このキンノスケは
中村錦之助のことなのでしょうか?
779 :
名無シネマ@上映中:04/03/27 19:23 ID:NR6972eW
>>778 キンノスケはその通り。中村錦之助=萬屋錦之助
ノンちゃんの方は忘れた。思い出したら書く。
>>778 「なんと申しましょうか〜」で有名だった
野球評論家の小西得郎。
長嶋のものまねを50年後に聴くようなもん。
>779
有馬稲子と中村錦之助とがその後(実際に)結婚したことを考えると、
このシーンはある意味、意味深だよね。
782 :
778:04/03/27 23:14 ID:mz1/3RJa
>779-781
みなさんレスありがとうございました
疑問が解決しました
783 :
名無シネマ@上映中:04/03/28 00:13 ID:lmV8HQsG
「浮草」を是非見たいと思っていますが、レンタルビデオがないので
DVD購入を検討しています
ネット通販で一番安いところで、税・送料込みで4444円なのですが、
それだけの値打ちはありますか?
784 :
779:04/03/28 02:01 ID:hWYUAY5u
>>781 二人が結ばれるきっかけになったのは、「浪花の恋の物語」だったけ?内田吐夢の。
最後の二人が踊るシーンは綺麗だったなあ。特に中村が水もしたたる美男子ぶりだった。
小津は当時の美男の代名詞みたいな人物をよく引き合いに出すね。
「晩春」では「ゲーリー・クーパー」だったし。
>>783 ある。
いいかどうか観るまで分からないロードショウ3回分より安い。
>>783 こないだBSでやったばかりですね。
けど、あなたが小津の映画が好きなら、
それだけのお金を出す価値はあるでしょう。
よく出来た作品ですよ。
787 :
名無シネマ@上映中:04/03/28 13:30 ID:hqwOtBTC
>>783 安いくらいだな。
若尾文子と京マチ子が見れるだけでも1万払いたいくらいだ。
小津映画って、キャリアとか職業に拘りますね
早稲田の政経(秋日和)とかね
あと、一流財界人、学者、医者などは、いつもの事。
料亭大好き(これは美味だから理解できないわけではないけど)、
場末の寿司屋や居酒屋は例外的だよな。
高等遊民だわ。
790 :
名無シネマ@上映中:04/03/28 16:54 ID:hqwOtBTC
>>789 そうかなぁ?
喜八ものに代表される初期の喜劇や『長屋紳士録』などはどう解釈するの?
>>789 ラーメン屋って高級か?
何を見てるのか
>>789 初期の映画に出てくるギャング(与太者)や人攫いもキャリアかな?
「東京の合唱」のように社長に盾突いて会社をクビになるのは逆に
キャリアに拘っていないからじゃないかな。
まあ、そんな風に感じるのは小津じゃなくあなたがキャリアに拘っているからじゃないかな?
>>789さんを擁護するわけじゃないが、確かに戦後の作品群、
その中でも比較的後期のものにはブルジョアな人物がよく登場しますね。
それでもなお「お早よう」のような作品もあるし、
ひとことで片づける事はできないわけですが。
ま、
>>789さんの言いたい事もわからなくはないですね。
794 :
名無シネマ@上映中:04/03/28 20:37 ID:4SgIByMl
>>778 なんかあの物真似のシーンは笑いどころなんだろうけど、
心が寒くなりませんか?作品の持つ不吉なシーンのせいでしょうか…。
私は有馬稲子演ずるヒロインが彼女をはらませた学生役に怒声を浴びせて
ビンタするシーンで笑ってしまいました。
795 :
784:04/03/28 21:34 ID:pdK7OuRg
>785-787
みなさん、レスありがとうございます。
うちは衛星とってないんですよ。
確かに、小津と宮川一夫のタッグとか、京マチ子・中村鴈次郎・若尾文子・杉村春子を
考えると、十分その価値はありますよね
戦後小津、設定は確かにブルジョアなんだが、
家に長岡輝子がいるのがそれを感じさせるくらいで、
別にブルジョアじゃなくても成り立つ気がする。
sou,
burujyowatoka ha itteinai tsumoridesu.
waruguchi no tumori ha nai.
>>794 確かに寒いね。
>>796 けど、「日本の悲劇」くらい貧乏だとこれまた成立しないでしょ。
あんな嫁き遅れている娘いたら殺伐としてるよ、赤貧だと。
799 :
名無シネマ@上映中:04/03/29 00:53 ID:CRrNX2IY
小津が描きたい子供や家族は、裕福も貧乏も関係ないものだからね。
ただ設定が貧乏だと経済面とか色んな不純物が入らざるをえないから、
それを無理なく排除できるブルジョア家庭を選んだだけだろ。
他スレの小津厨アホすぎ。
801 :
名無シネマ@上映中:04/03/29 02:55 ID:0XHCpysF
↑あんたほどじゃない。
「淑女は何を忘れたか」見たかった。
見たい〜!
803 :
名無シネマ@上映中:04/03/30 18:17 ID:IYck3TlQ
>>802 おお、傑作だぞ。すげー面白い。戦後の諸作しか知らないとちょっと驚くね。
でも小津印にあふれてるんだな。
できごころや非常線の女って
国会中継の為延期で
再放送される事は
決まっているんですよね。
是非その時に
若き日や東京のコーラス、父ありきも
再放送して欲しいな。
805 :
名無シネマ@上映中:04/03/30 21:00 ID:ZK98LK6D
父ありきは雑音で台詞がよく聞き取れないから、
DVDで字幕付けて観た方がいいと思うよ。
DVDって字幕付きなの?
字幕付きっていうか、字幕を付けたければ付けれる。
>>803 小津映画、30本近く観たけど「淑女」は俺の中では、かなりランクが低い。
例えば、「晩春」も俺はあまり楽しめなかったけど、あの作品が好きという人がいることは理解できる。
しかし「淑女」が傑作というのは、よう分からん。
NHKの人気投票でベスト10というのも凄く不思議。
(「彼岸花」「早春」「秋日和」のベスト10入りも同様に?)
もっとも一度目つまらないと思った「麦秋」は二度目は面白かった。
だから、もう一度観れば評価変わるのかも知れないが。
よって、「淑女」の面白いポイントを教えてくれ。
同様に「彼岸花」「早春」「秋日和」を面白いと思う人の感想を聞きたい。
もっと面白い作品あるだろって思ふ。
>>808 「早春」は好きだけどね。面白いね。
感想
・通勤仲間みたいな今はありえないシチュエーションがいい。
・雰囲気が明るい若さにつつまれてて、池部や岸の演技もいい。
・淡島の怒った演技が上手い、というか小津の撮り方だけど。
・ストーリーも不倫が入ってて珍しいかな。
と、適当に思いつくまま書いてみたけど、
なんか軽いノリなとこが好きだよ。
>808
その前に、お前の面白いと思う小津映画を5本書け
811 :
名無シネマ@上映中:04/03/31 02:26 ID:FHk0dTA+
>808
「彼岸花」 山本富士子
「早春」 淡島千景
「秋日和」 司葉子
面白いと言うよりも、この3本はそれぞれの女優のファンが投票したんじゃないの。
出てる女優が好き!って言うのも人気のうちだろうし。
戦前とかの古い作品って見る機会も少ないし、出てる俳優もなじみがない。
俺も「淑女は何を忘れたか」はあんまり面白くないな。
まあ、それは個人の趣味としても、
>>803みたいに、
戦後とずいぶん違うって意見には驚く。一番似ている部類じゃないのか?
>22 「お茶漬けの味」は「淑女は何を忘れたか」のリメイクだっていうけど、本当?
リメイクというか、後日談のようなお話らしい。
というのも、「お茶漬けの味」のオリジナル・シナリオは戦時中にすでに作られていたわけだから、
「淑女は何を忘れたか」の続編的な意味合いが強く、登場人物のキャラクターも同様らしい。
つまり、栗島すみこが木暮三千代で、斎藤達雄が佐分利信、桑野通子が津島惠子で、佐野周二が鶴田浩二。
それぞれキャストのキャラクターが何となく似てると思わない?
「小津と黒澤明、どっちが好き?」スレでの書き込みだけど、
一応「一番似ている部類」の証左として上げときます。
「お嬢さん」という作品
栗島すみこ、岡田時彦、斎藤達雄、田中絹代と
戦前の小津組総出演で傑作喜劇らしい。
現存している物がなく、見れないのが悔しい。
815 :
名無シネマ@上映中:04/03/31 20:55 ID:0MHonx//
>809
「早春」は軽いのり、の反対だと思った。
ダラダラと価値を喪失して、生きていかざるを得ない、戦後の
日本人を救いようなく描いている。
最後の工場の煙突の煙だけのシーンが
その後の経済成長を(そして日本人としての価値の喪失を)予言している
ように思えて泣けてきたが如何。
816 :
名無シネマ@上映中:04/03/31 22:08 ID:oZWl7qYv
>>815 価値の喪失、について具体的に説明よろ。
ちょっと興味がある。
817 :
815:04/03/31 22:29 ID:OYMYWVCb
>816
うまく言えませんが、なにか「本気」を亡くしたことかな。
言えば臭くなる。
淡島千影に「あんな人ばかりだから日本は戦争に負けたのよ」
と指弾され、岸恵子に「なによ、あんたたち卑怯よ」
といわれてもヘラヘラして笑っている戦後の日本人。
おづってはんぱくさい
りゅうちしゅうがよかっただけでは?
おづってえいぞうさっかでもすとーりーてらーでもない
じゃなんなんだよ(w
>>814 岡田時彦が出演した映画では「美人哀愁」というのも紛失していますね。
この撮影シーンがよく「小津百科」で使われていたので、とても見たいと思います。
あの喜八もので唯一紛失した「箱入娘」や、
岡田嘉子が初めて小津映画に出た「また逢ふ日まで」も、
紛失したのは大変残念です。
時代がサイレントからトーキーになって、
急速に上映される事が少なくなったサイレント映画だから、
保存にも無頓着になっていたのかもしれません。
820 :
808:04/03/31 23:31 ID:fftyF5ta
>>810 >その前に、お前の面白いと思う小津映画を5本書け
一番好きなのは、「出来心」
自分は映画を見て泣いたりしない人間なんだが、
喜八が子供に殴られ、じっと耐えるシーンはマジで泣けた。
あとは「生まれてはみたけれど」「非常線の女」「長屋紳士録」
戦後なら「おはよう」「浮草」「秋刀魚の味」とか。
「早春」に関しては、脇役では主役を食うほど魅力的な淡島千景が、ぱっとしない印象。
同時期でトーンも似てる「東京暮色」は好き。
有馬稲子がカワイイから。
821 :
名無シネマ@上映中:04/04/01 00:30 ID:OO7RC4EU
>>817 そういう見方もあるのな。
でも俺はそこまで小津作品を一般化しないけどね。
戦後の小津作品では大戦の後遺症も隠しテーマにあると思います。
ただ、「風の中の雌鳥」は、それをストレートにテーマにしたため、
小津自身は失敗作と思っていたみたいですが。
戦後作品には会話の中によく大戦の話が織り込まれていますよね。
小津映画は偽善者ばかり。
見ていて腹がたってくる。
>喜八が子供に殴られ、じっと耐えるシーンはマジで泣けた。
なるほど、そういう見方もできますね。
自分は、喜八さんと同じく、いい加減な人間ですから、
文字通り「しっかりしてくれ〜!」っていう富坊の叫びの方を強く感じましたね。
小津はサイレントの「生まれては」や「落第」などをみて興味を持ち、
「出来ごころ」をみて爆笑し、ますます親近感を覚え、
「朗らかに歩め」の後年には見られないおしゃれな演出で、
大ファンになりました。
それから、後年の作品をみるとまた味わい深いものがあるんですよね。
>>822 「風の中の雌鳥」は、暗い話でちらほらとしか見なかったんですが、
田中絹代が頭からさかさまに階段を落ちるシーンは凄まじいと思いました。
「西鶴一代女」の汚れ役や「楢山節考」で歯を抜いたりした事を見ても、
体当たりのすごい役者だったんだなと思いました。
風貌は純和風で、岡田嘉子のような洋風美人ではないけれど、
若い頃から表情に活き活きした物を感じますね。
>>823 朗らかに歩め!
825 :
808:04/04/01 08:23 ID:pUWelACK
>>824 自分もダメ人間ですよw
世に親父が子供を殴る映画、ドラマは数多くあるけれど、
子供が親父を殴るというのが新鮮でした。
初めは叱っていた喜八が富坊の心情を察して、なされるがままになっていく姿に、
不覚にも落涙しそうになった。
無声映画は紙芝居みたいで、ベタな人情者でも素直に入れますね。
ところで「非常線の女」はご覧になられましたか?
「朗らかに歩め」と同じモチーフで、より完成度を高めたような作品。
「朗らか」は女優さんが役不足という感じがしたのですが、
「非常線」は主人公の4人がとても魅力的でした。
826 :
名無シネマ@上映中:04/04/01 12:05 ID:KBOd+IzG
>>818 せめて漢字使え。日本語分からないのか?(プケラ
>>820 > 脇役では主役を食うほど魅力的な淡島千景が、ぱっとしない印象。
俺もそう思う。千景は好きだけど、小津の映画ではよくない。
「彼岸花」の山本富士子みたいな役を貰っていれば良かったと思うのだが。
「麦秋」は役柄としてはそんな感じなんだけど、役処としては重要性低いから、
やっぱりパッとしない印象だね。
>827
そうですか。
早春は原さんが演じるような役ですね。
淡島さんはもっと明るい役のほうがいいですね。
晩春でも出番が少ないし、小津さん好みではなかったのかな。
原さん、岸さんは大変気に入っていただったらしいですね。
>>825 「非常線の女」は田中絹代がああいう役には不似合いだと思いました。(特に前半)
そもそも洋装が似合わない人だなと思いました。でも演技はとてもよかったです。
レコード屋の店員の水久保澄子と三井秀夫の姉弟が印象的でした。
岡譲二は、ガラだけであまりパッとしない役者で、前年のトーキー作品「上陸第一歩」をみても
台詞がぶっきらぼうで、水谷八重子(先代)が上手かったので、余計に下手だなと思いましたが、
調べてみるとその割には戦後もたくさんの映画に出てたんですね。
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0048640.htm 「朗らかに歩め」は、主人公よりもむしろ助演の仙公(吉谷久雄)が
この映画のキーを握っているといえます。
映画はこの人物から始まって、この人物が終わりを締めくくっています。
川崎弘子はこの頃はまだ表情の出し方も悪くて、
少し後のトーキーになってからの方がずっと良くなっているように思えます。
(もちろん他の監督の作品ですが)
フィルムの無駄、それが小津映画。
もちろん君は無駄の範囲をニヒリスティックに拡げることもできる。
映画、芸術、等々
浮草のモノクロ+カラー(旧,新)DVDがクライテリオンから20日に発売予定.
日本では出来ない組み合わせ,$27+送料$5ほどなので国内盤より安い.
早速予約を入れたよ.クライテリオンは味な事をする.
>>832 直リンでなくてもいいからリンクしてみそ。
>>834 thx.
当たり前かもしれないが、英語のページですな。
よく見つけられましたな。
という事は字幕も英語な訳で。
むしろ英語の解説書(?)がどんな内容か興味をそそられまする。
>835
Disc One: A Story of Floating Weeds
New high-definition digital transfer with restored image and sound
Audio commentary by Japanese film historian Donald Richie
New score by noted silent-film composer Donald Sosin
New and improved English subtitle translation by Donald Richie
Disc Two: Floating Weeds
New high-definition digital transfer with restored image and sound
Audio commentary by film critic Roger Ebert
Original theatrical trailer
New and improved English subtitle translation by Donald Richie
Video:
Full Frame 1.33:1
Black & White
Color
こんなもんで,リージョンは(0)みたい.
>こんなもんで,リージョンは(0)みたい.
どこに書いてある?
ショップの方には、全てリージョン1とある。
昔、リージョン制限なしで売っていて怒られたよね。
小津のは持ってないけど、俺の持っているクライテリオンは制限なし。
niftyによる翻訳
新しい注意された無声映画構成者ドナルドSosinによる
日本の映画歴史家ドナルド・リッチー
新しいスコアによる回復されたイメージ
および正常なオーディオ注釈、
およびドナルド・リッチー・ディスク2による
改善された英語字幕翻訳を備えた
新しい高解像度ディジタル・トランスファー:
雑草を新しく浮かせること、
映画評論家ロジャー・エバートによる回復されたイメージ
および正常なオーディオ注釈を備えた
高解像度ディジタル・トランスファー、
ドナルド・リッチーのわきの新しいオリジナルの劇場のトレーラー
および改善された英語字幕翻訳
間違いだらけの和訳ではあるが
何がいいたいのかは分かる(気がする)
>>839 > ドナルド・リッチーのわきの新しいオリジナルの劇場のトレーラー
ハゲワラタ
「わき」と「あたらしいオリジナル」がつぼ
841 :
名無シネマ@上映中:04/04/03 23:43 ID:wR3pRdzs
「浮草物語」「浮草」は元々アメリカの映画に同じような話があったと、
佐藤忠男は書いているが、
例えそうだとしても、どちらもとても日本的な映画だ。
あの手の話は、新派に山ほどありそうだが…
>>841 東京物語もあるよ。
アメリカ映画に似たような話。
おまいら周防の小津弄りポルノ見たかい?
>>844 見た。
DVD版がでてるよね。
本編は早送りで、監督のインタビューをじっくりと。(笑)
846 :
名無シネマ@上映中:04/04/04 11:10 ID:YYkoH3Bi
「変態家族 兄貴の嫁さん」か。周防監督の最高傑作だな。
いやー、あれ全然おもしろくない。
それはそれとして、真似としてもあまり似てない。
もっと本格的に似せたいところだったんだろうけど、
あれ、セットじゃなくて、本物の日本家屋でしょ。
本来カメラ置く場所にはカメラ置けないからああなっちゃうんでしょうね。
カメラ寄りすぎなんだよね。
>>847 ピンク映画の製作費は300万円。
セット組むなんて無理だわな。
まぁ、あれが精一杯だ。
大杉漣のモノマネだけでも面白かったが
850 :
名無シネマ@上映中:04/04/05 13:03 ID:LGR4yA9E
しかし、この前の「犬神家の一族」。市川監督の真似をしてるようで、全然遠かったなあ。
つくりがテレビなんだもん。
おまいら池島の小津弄りポルノ見たかい?
小津と乃木大将って顔ソックリだな。
853 :
名無シネマ@上映中:04/04/07 21:33 ID:2YY3xmYr
笠智衆が乃木の役をやったが、これもよく似ていた。
九州系の顔か?
851は悲しいぐらいスルーされてたな
意味もなくもったいぶってるよね。おづ。
それをいい味だと勘違いなヲタ。
電波系でしょ。
>>855 お早う。
今日もまた意味と有用さの日常の中に歯を食いしばって出勤するぞ、おれは。
意味のうさん臭さと有用性の薄汚さが頭を掠めた時には小津みるそ、おれは。
857 :
名無シネマ@上映中:04/04/08 20:56 ID:RNYZ+nr1
>>856 まあ、そういうなよ。855はまだ子供なんだよ。
>有用性の薄汚さ
これがおこさまでなくてなんだ
859 :
名無シネマ@上映中:04/04/08 22:36 ID:RNYZ+nr1
あ、君は黙ってなさいね。オバカなんだから
( ´,_ゝ`)プッ
つまらないものをありがたがる。
せつなすぎるよ。
>>862 つまるものはつまらないものからに支えられたりしてるからな。
お茶漬けの恥
秋刀魚の恥
小津映画は日本の恥
( ´,_ゝ`)プッ
小津厨はうんこ臭さと薄汚さが際立っている。
867 :
名無シネマ@上映中:04/04/09 01:46 ID:UGlFGpCX
かのくにの方ですか?
罵倒語の羅列でそう思ったわけですが。
っていうかこのスレ糞つまらん
「東京物語」久しぶりに見た。
時間のあるときにじっくり見るといいな。
調子はのんびりしてるが退屈だとは思わなかった。
「東京物語」寝ちゃったな。
小津映画は最初は見れるが似たような展開がずーっと続くので睡魔に襲われることがよくある。
俺はその似たような展開がずーっと続いていくのが好きなんだが。
役者をカメラ目線で演技させるお決まりの(ry
>>872 カメラ目線じゃないってとっくに結論出てるだろ。
無知晒しウザイ
小津映画は相変わらず好きじゃないが、
小津ファンは悪くないな(ぼs
>睡魔に襲われることがよくある
それはアルファ波が出てるんだよ。
現代のようなストレス社会では尚更小津の映画を見て、
リラックスして、眠ったっていいじゃん。
逆に刺激のキツイようなバイオレンスなどを見るほうが、
精神衛生的には悪いと思うよ。
>睡魔に襲われることがよくある
タルコフスキー >>>>> 小津
小津とソ連ものでは、眠くなる原因が違う。
ソ連ものは冬の寒さをじっと耐えて何ヶ月も暮らすほどの悠長さであり、
小津は戦後の日本が失ったのんびりさだ。
タルコフスキー >>>>> ソ連もの
ソ連もの >>>>> タルコフスキー
ソ連もの = タルコフスキー
タルコフスキーもの ⊂ ソ連もの
882 :
名無シネマ@上映中:04/04/10 19:29 ID:0Lxfx24E
小津映画、眠くなりませんが、なにか?
タルコフスキー >>>>> 小津 > ソ連もの
>>883 その不等号は睡眠導入力の強い順ですか?
>>873 カメラ目線じゃない時もあるが大半はカメラ目線だよ。
「東京物語」の杉村春子なんか明らかにカメラ目線で演技してる。
別にカメラ目線が悪いとは言わないが小津映画はちょっとカメラ目線が多すぎだと思う。
カメラ目線で演技すると見ているほうはうざく感じるからね。
886 :
名無シネマ@上映中:04/04/11 15:50 ID:0/TiTgU5
小津の映画は江戸前でテキパキしてるから全然眠くならない。
>>885 その短い文章の中に6回「カメラ目線」を出してるのは、
「うざく感じる」を感覚的に再現しようとしたものだね。
>>885 マジレスすると
小津の映画の撮影の時はキャメラのレンズのちょっと横ぐらいに目線を合わせるものを置いて
そこを見て演技させてるから
レンズを見て演技させてる事は絶対無い。
890 :
名無シネマ@上映中:04/04/11 18:12 ID:ewgBE9j1
>>885 よほど鈍感だね。あれがカメラ目線に見えるなんて。
891 :
名無シネマ@上映中:04/04/11 18:44 ID:kkhIfXGK
「監督 小津安二郎」蓮実重彦著(ちくま学芸文庫)
P199-300
-ところでこれはよくいわれることなんですけどねえ、小津さんの映画では時々、
目線が合わないってこともしばしば。
厚田 ええ、そりゃありますよ。それ、よくいわれますがねえ。
-どうなんでしょう。小津さんは、俳優さんにキャメラの中を視ろっていうふうに
仰るんですか、それともレンズから少し外れた方を.....。
厚田 ええ、ちょっと。
-ちょっと外れてる訳ですね。
892 :
名無シネマ@上映中:04/04/11 18:45 ID:kkhIfXGK
×P199-300
○P299-300
面倒くさいから、
近カメラ目線、準カメラ目線、quassiカメラ目線辺りでどうか?
>>890 おまえはまた「鈍感」なんて言葉を使うなボケ!
ちゃんとした説明もなく自分の感覚に合わんからと言って、
先月と相変わらず人の感性を批判するような輩は死んじまったほうがいい。
小津ファンの面汚しだ。
>>894 同意。
ただ、885は感性の問題ではなく「認識」の問題だと思うがどうよ。
映画の文法というかカットとカットを違和感無く繋げるための方法論ってのに疑問を持って
結構初期に所謂イマジナリ−ラインを無視するという繋ぎ方をした小津だけれど
レンズを見ながら演技する所謂カメラ目線っていうのは主観ショットってことになってしまうという事は無視できなかったんでしょうね。
ということでカメラ目線に見える人はもう一度良く見直してみましょう。
今更ながらに参考になります。
>898
というか、これらはスチールなんで、キャメラといっても
映画用のキャメラではなく、普通のキャメラ。
宣伝用に作った営業写真でしょ。
>>898 小津映画のキャメラマンが違うといってるのに
まだカメラ目線と言い張るかお主は。
スチール写真≠映画の一場面てことね。
「小早川家の秋」のスチール写真は、出演者10人ほどが
全員カメラに向かって微笑んでいるが、
これはこれで、こわいものがある。
って今見に行ったら
スチールですがな。
>>898の言いたい事が解からん。
898だす。
スチールは分かってるって(w そう書いてるじゃん。
小津はスチールにも立ち会って、あれこれ指図しているんだから、
スチールについて考えてみるのも一興でしょう。
カメラ目線なんて言ってないのに
>>900は「言い張る」とか言ってるし…
君ら幼稚な方向に過剰反応しすぎ(w
904 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 02:50 ID:iFWCPpWN
「秋刀魚の味」・・・眠い。
小津のカラー作品は失敗作が多いな。
>>896 >レンズを見ながら演技する所謂カメラ目線っていうのは主観ショットってことになってしまう
どういうことですか。「レンズを見ながら演技している」俳優をキャメラが捉えるのなら、
それは客観ショットなのでは。
>>905 そりゃ、あんたの脳みそが失敗作なだけだろ(w
908 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 13:50 ID:o8OXf+ua
>>896 カメラ目線でないというのはOKだが、主観ショットというのは違う。
主観ショットというのは、例えばAという人物が部屋をキョロキョロ見回すと、こんどはカットがわりで、その人物の見た目になって(つまりこれが主観)
カメラが部屋を見回すように映し出す。これが主観ショット、あるいは主観カット。
サスペンスを盛り上げる時などにも良く使われるが、例えば何もない階段をカメラ不気味に上っていって、ドアが音も無く開けるとか。(これを主観移動という)
いづれにしても見ている本人を映さないで、見ている本人の目線になって物なり人なりをカメラが映し出すこと。
909 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 13:53 ID:o8OXf+ua
↑
×ドアが
○ドアを
910 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 13:56 ID:Y71foTLU
秋刀魚の味では若き岩下志麻の美しさに見とれてしまって内容ほとんどおぼえていない
911 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 18:38 ID:dDZa33HC
>>907 激しく同意。
失敗作はむしろ「東京暮色」や「晩春」だろう。
912 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 22:53 ID:qJv+uamG
>>907 いや、お前の脳みそが世紀の大失敗作。穴だらけw
あんな糞つまらない映画を最後まで見れる人間は基地外としか言い様がない。
>>911 「晩春」のほうがまだ面白かったぞ。
「秋刀魚の味」は何か・・・小津の悪い部分ばかり目立って見てられない。
915 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 00:10 ID:ECLGAbM5
「晩春」ってあんた、あれは小津の最高傑作のうちの一つジャン。
916 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 00:14 ID:ECLGAbM5
ついでに言えば、911は「早春」と「晩春」を取り違えてんじゃない?
もっとも「早春」も面白いけどね。岸恵子たんが出てるし。
>>908 俺が言ってるのは
向かい合って話し合ってる二人を二人を入れたフルショット(マスターカット?)とレンズを見て演技させる所謂カメラ目線の単独のカットのカットバックで編集したら
単独のカットは話し合ってる登場人物の主観ショットに見えてしまう
という事なんだけれど。
主観ショットの説明されなくても解かってるよ。
「秋刀魚の味」の味は評価分かれるね。
小津安の集大成という人も多いし。
>>904>>907 お前は本当に小津ファンの面汚しだ。
お前がレスをすればするほど、
小津を誤解する人間が益々増えるだけだ。
客観的な説明が何一つできないくせに、
鈍感だの脳みそが失敗だのとぬかす輩は、
今すぐ死んでくれ。
2ch製喧嘩友達w
ついでながら、美女はどこにもいないし小津はすでに死んでいる。
小津は生きているうちにいくぶん死んでいたんだけどね。
でも誰しも幾分死んでいなければ生きることはできないんじゃないか。
というわけでカメラ目線が遺影が喋るように見えるならそれなりに正しいし、
カメラ目線を少し外しているなら小津はもっと正しい。
眠りは小津の良い、とはいわないが一つの鑑賞法だよ、そこの君。
922 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 09:55 ID:x5o4diqJ
>>918 カメラ目線でないものがカメラ目線にしか見えないのは、細かいことに気づかない鈍感な鑑識眼の持ち主ということだろう?
自分の感覚にあう、あわないの問題ではない。
923 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 09:59 ID:x5o4diqJ
925 :
911:04/04/13 18:45 ID:0YQpJVMn
>>916 いや、「早春」は好き。あまり好きじゃないのは「晩春」。
「晩春」の評価が高いのは確かにわかるんだ、わかるんだよ。
でもあまり好きじゃない。だってあれ、「秋日和」とほとんど同じじゃん。
ならむしろカラーの「秋日和」の方が俺は好きだ。
もしかしたら原節子がそんなに好きじゃないからかもしれん。
俺には原節子よりは司葉子の方が上。
つぅわけで、失敗作と書いてしまったのは俺の間違いだったな、すまん。
「晩春」なら俺は「秋日和」が好きだよ、って理解してください。
本気で失敗作と思うのはやっぱり「東京暮色」。
そういや同じく有馬主演の「彼岸花」もあまり良い作品だとは思わんなぁ。。。
926 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 19:43 ID:CahuHQLq
横からスイマセン。早春の話が出てるので質問です。
「やだ、あんな物浮いてる」とか何とか岸恵子の台詞がありましたが、
あんな物ってどんな物でしょうか?
コンドーム
>>925 「彼岸花」のヒロインは山本富士子というのが一般的な見解だと思います。
出ている時間も山本の方が長いのではないでしょうか。
928 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 20:18 ID:VQy6jvbV
コンドームでしたか。ありがとうございました。
929 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 20:37 ID:0YQpJVMn
>>927 >「彼岸花」のヒロインは山本富士子
あぁ、そうなのか・・・、そう言われれば浪花と山本のキャラは立ってたな。
この作品はその2人が救ってるようにも見えてくる。
正直言って、有馬の役どころは変なのが多すぎる、と思う。
田中絹代も良くなかった?
娘の縁談をきっかけに佐分利をどんどん圧倒していくでしょ。
931 :
名無シネマ@上映中:04/04/13 22:14 ID:tCWBhQIA
「彼岸花」のヒロインは、そりゃ山本富士子でしょ
だって、会社の枠を飛び越えて、大映へ借りにいったんだから
そのバーターで大映製作で撮ったのが「浮草」。
私はどちらも好きだから、このバーターは良かった
932 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 01:49 ID:mwkDoirQ
>930 娘の縁談をきっかけに佐分利をどんどん圧倒していくでしょ。
あなた矛盾だらけじゃないですか!
矛盾なら誰だってある! 矛盾の総和が人生だっていう学者だっているくらいだ!
『彼岸花』の見せ場だな。
933 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 02:10 ID:gUkbJfw9
小津しぇんしぇいは、有ーまより岸恵子たんを使いたかったんじゃないかな。
934 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 02:23 ID:7bWI45uL
>933
そりゃそうでしょ。「東京暮色」も元は岸のための脚本だし。
ただ、岸恵子がやってても、あの作品は成功したとは思えないけど
>>922 それならもう少し説明してからにしたらどうだ?
「あれは一瞬カメラ目線に見えるかもしれないが実は少しずれているんだ」
という客観的な説明を自分がしなくたって過去レスの番号を示すなりできるはずだ。
おまえみたいにレス番号を
>>918と勘違いするのも鈍感だぞ。
そもそも「おまえは鈍感だ」というのは人を侮蔑している言葉だ。
そんな言葉を1ヶ月前と変わらずいきなり軽軽しく使うのは、
よほど人に対する言葉づかいに鈍感な証拠だよ。
おまえのように人に対する言葉づかいが鈍感な奴に
小津の繊細な描写が理解できるとは思えない。
1ヶ月たっても「あれはカメラ目線ではない=鈍感」というマニュアル的な回答しかできん奴に、
小津の深い精神世界がわかるものか!
922 じゃないけど、カメラ目線だと言うのはあんまりだと思うぞ。
明らかに違うもの。カメラ目線ってのはハッキリこっちを見てるから、
他とは全く違うものでしょう。近いも何もない。
鈍感と言われても、画面を思い出さずに書いてると言われても仕方ない。
これは別に小津の好き/嫌いとは関係ない話だと思うけど……。
937 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 08:03 ID:9kXIldCV
明らかには違わない。違うか違わないかぐらいだ。ここが重要。
938 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 08:17 ID:d7ya1C4d
裁断は鈍感以上に小津から遠ざかる。
>>932 そうそう、一度プチッと切れてからは、じわじわと押す横綱相撲。
最後の方なんかニヤニヤしてる。
ああいう二人を小さい子供が眺めていたりするとおもしろいんだが。
940 :
911:04/04/14 18:15 ID:rIyBdpBR
>>930 やっぱり田中絹代は余り好きになれない。。。演技も大したことないと思わんか?
俺にはちょっと理解できんのかもしれん。
941 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 18:57 ID:gUkbJfw9
>>935 はいはい。鈍感な君にこれ以上付き合うつもりはないよ。
942 :
かんた ◆2y0vFGMmSM :04/04/14 18:58 ID:6oSnRKEx
テスト
次スレ題おもいっきしシンプルに、
小津安二郎(六)
で行ってみないか?
>925
金魚たんよりズベ公の明子たんの方が好きでつ。
「東京暮色」嫌いの人でも山田五十鈴の凄さは分かりますよね?
小津的豪華キャスト+冬の小津は、見るごとに発見があって
素直に良い映画だと思いますよ。
ケチをつけるなら、稲子の最後病院での演技が、どこか合ってないなー
とは感じますが。
>>940 俺は田中絹代は「彼岸花」と「おかあさん」が好きなんだな。
田中絹代らしさが良く出ている。
あ、それから、
> 演技も大したことないと思わんか?
元祖体当たり演技清純派で、巧い下手って役者じゃない。
だから嫌いな人がいるのは分かる。
俺は溝口「西鶴一代女」の田中絹代は好きじゃない。
ああいう役は巧くないとちょっとね。
>>936 カメラ目線云々は先月話したから、今更どうでもいいんだが、
役者がカメラの方に向かって話して、
目線もそれほどずれてない。
初めて見たらカメラ目線かと思うよ。
それはシーンにもよるんだろうが、
君がいってるシーンと僕が行ってるシーンも違うかもしれない。
それを「カメラ目線だ」と書いたら途端に鈍感というのは、
小津のファンは下らん喧嘩売るのがすきなのかと思われるだけだ。
>>653や
>>655そして今度の
>>889は、まだわかりやすく説明しているからいいが、
>>890の1ヶ月前と同じくいきなり「鈍感」とかいうのは、
映画の知識があったとしても人間としての修養が足りない証拠だ。
少しは反省した方がいい。