「アポロンの地獄」は個人的にはエピローグとプロローグは真骨頂だと思うけどな。
パゾリーニは古典を忠実に描こうとしたのではないことは明白だけれども、かといって
「モダン」というのもどうかと思う。本人も「前衛と思われるより伝統的と思われた方が
いい」と言っているしね。
ソドムの美術も個人的には好き。少なくとも映画の趣旨とは照応している。
豚小屋もそうだけど、パゾリーニの映画は判じ物みたいな世界だからね。
358 :
名無シネマ@上映中:05/02/19 18:54:07 ID:KOcMwEma
>>356 私もです。topページまでは行けるんだけどその後が入れない。
何が書いてあるのか非常〜〜〜に気になってます。
「知られざる過去」みたいなことが書いてありますよね?
何なんだろ?過去って。
普通に見れるが…
360 :
名無シネマ@上映中:05/03/02 18:12:51 ID:h+Y38I1U
パゾリーニってカッコイイよね。
あれで同性愛者じゃなかったら・・・って思ってた女性は多いかも。
361 :
名無シネマ@上映中:05/03/02 23:52:10 ID:EVKWcmFh
パゾリーニってカッコイイよ。
同性愛者でよかった!・・・って思ってた男性もいたんだよ。
だから・・・
世の中ってそんなもの。
マリアカラスは求婚されたと思い込んでたらしい。
363 :
名無シネマ@上映中:05/03/03 00:39:05 ID:YUSehdLE
ほんとう?
カラスの「女王メディア」ってわからないよね。
有名なエピソードだよ。一時「マリアカラスとパゾリーニ結婚か!?」と報じられたよ。
365 :
名無シネマ@上映中:05/03/03 20:26:42 ID:9mITA/Po
このスレだったか、他で見たのか忘れたけど、カラスは当時自分をフッた
オナシスに見せつけるために記者達の前でパゾリーニにでぇぃーーーぷキスを
したとかしないとか・・・
366 :
名無シネマ@上映中:05/03/03 20:53:27 ID:VzkzA0ni
「テオレマ」観たい!!!
観てちょうだい。
368 :
名無シネマ@上映中:05/03/13 17:38:02 ID:4NyNq8PG
369 :
名無シネマ@上映中:05/03/13 19:51:15 ID:SxA7BjFv
パゾリーニとヴェルナー・ヘルツォークは、
本物の幻想的ビジョンを描ける数少ない作家だね。
ふたりとも宗教的なほど崇高な映像を描けるんだな。
五郎に似てるな。ぱぞは。
371 :
名無シネマ@上映中:05/03/13 22:49:13 ID:HRxRVjwI
「奇跡の丘」で感動しまくったクチなんだけど、
案外話題になってないなあ。キリスト教にある程度興味ないと、とっつきにくいのかな・・・
>>351 もしウンコ食べがもっぱらの目当てでしたら、
ディバインの「ピンクフラミンゴ」の方がよろしいのではないかと
ちゃんと本物食べてますし。犬糞らしいですけどw
>>372 そういう時は自分でネタ振りしなよ。
「奇跡の丘」は前スレでミッション系の人が少し聖書の話してたけど。
すっごく楽しみにして「ソドムの市」観たんだけど、がっかりだった。
まずエロくない。(エロを求めた自分がバカだったんだけど)
ビデオパッケージの解説には「美男子、美少女ばかりをあつめて」と
あったのに美男子もいなければ美少女も見当たらない。
汚いジジイ、ババアがエロくもない話を汚らしい格好で垂れ流す。
欲情できるポイントが一つもない。これが芸術?
エロを求めた自分は本当に浅はかだけど、それが正直な人間じゃないのか?
単なる駄作だと思った。芸術にしては美しくなさすぎ。
こんな失敗作残して死んで、パゾリーニもさぞかし無念でしょう。
エロ求めるなら最初からエロビデオ観ろよ。
>>375 エロビデオではないエロを求めたんだよ。
映画でどこまで表現出来るのか知りたかったし。
あなたは何を求めてソドム〜を観たんですか?まさか「芸術」を求めて?
パゾリーニのファンの方でしょうか?ま、こういう感想もあるってことで。
じゃぁピンク映画でも見とけ。
>>374 エロジジイ、エロババアは醜い、という映画なんですあんたみたいに。
鏡見なさい。
>>374 感想を正直に書きすぎwエロ求めて見たっていうのが正直すぎww
パゾリーニを知らない人はそんな感覚で見るものなんだよ。
大昔、私の元彼もそんなこと言いながら借りて来たなぁ。
で、実際みて「エロくねえ!!!」って怒ってた。
でも私はお陰でパゾリーニに興味を持つきっかけになったんだけどね。
どうしてこんなにも残酷な映画を撮ろうと思ったのか、
そういう映画を撮った背景には何があるのか、エロがどうのこうのより
そっちのが気になった。
>>374の気持ちは分からなくもないけどね。
確かにビデオのパッケージの裏にはエロを求める人の気持ちをそそるような
書き方してあるから。ここは
>>374さんの様な単純な気持ちで映画観て
単純な気持ちで感想書いてる人にとっては場違いなんだよ、自分も含めてね。
ここはもっと掘り下げた話がしたい人が多いんだろうから
素人は退散した方がいいと思う。私も場違いなので退散します。
ちなみに、ソドムのビデオは酷すぎ。画質、トリミング、含めて。英語版だし。
せめてDVDで観て欲しい。
ビデオのパッケージのスチル写真を見ただけで
エロ映画じゃないことがわかりそうな希ガス。
何かもの凄いバカな自己中がおるな
エロ求めて「これが芸術?」w
>>383 エロじゃなかったし、理解も出来なかったから
「こういうのを芸術っていうのか?」って思ったのでは?
私もそうだったから。私は♀なのでエロを求めたわけはないけど
映画としてのおもしろさが理解できなくて「あー、こういう凡人が
理解できないような映画を芸術っていうのかなぁ」って思ったから。
逆に最初から芸術を求めたら「そんなもんよね」って思えたのかも。
別に自己中とは思わないけど。色んな受け取り方があるわけだし。
ところで「生命ある若者」は読んだ?
>>385 岩波のやつ?
昔読んだけど、主人公のラストぐらいしか覚えてないや…。
四方田犬彦ってパゾリーニのこと、ほんとに分かってるのかね?
いくつか読んでみたけどなんか違う人のこと書いてるような気がしたよ。
高尚な感じはいいけどなんかパゾリーニのエネルギーが伝わらない。
白土三平についてもそんな感想を持った。
けれど、四方田は、
日本でパゾリーニを読んだり研究する環境を
ちゃんと切り開いてくれればいいんじゃないですか?
語学は達者なのだから、
ネームバリュー生かして選集の企画立てるとか。
389 :
(〜@〜)ノ :05/03/19 00:08:12 ID:LA72+IUM
パゾリーニの映画は絶望こそ真骨頂だもんなぁ。エロスを求めるのなら、「ソドムの市」
よりも生の三部作の方が幾らか理に適ってると思う。
なんだよシャラポワ11歳みたいな子がうんこ食わされる映画だと思って必死でさがしてたのにソドム
死ねよパリゾーニ
日本語勉強しなおしたら。
「華やかな魔女たち」DVD化マダー??
最初に出てきた歯抜けた幼女でいろいろやればよかったのに惜しかったな〜
>>393 あの娘はなんだかうれしそうだったのがいい演出。
「ソドムの120日」完訳読んだんだけど、あれって第2章以下未完と考えていいワケ?
第1章と以下の章とではあまりにも隔たりが。。あまりに支離滅裂というか。
>>395 あれは獄中で秘密に書いていたものだそうです。
サド先生の精神も不安定だったらしく、さらに
用紙も不足していたので後半は箇条書きみたいに
なっています。細い紙をのりでつなげて巻物にして
獄の壁の隙間に隠していたとか…あれ?こんなことが
解説に書いてなかったっけ?
なるほど、用紙の不足か。。
訳者も指摘してるけど、矛盾していたり現実的でない(馬と交わって生まれてきた化け物を犯す、とか)
部分も多いね。
でもサドの生涯には興味が沸いてきたのであとで 澁澤龍彦 の本を読んでみようと思います。
398 :
名無シネマ@上映中:2005/04/09(土) 06:16:10 ID:Y8m4BeAL
399 :
398:2005/04/09(土) 06:38:48 ID:Y8m4BeAL
>>86 >ハスミンがなんでパゾリーニが嫌いなのか
>理解できません。
私は蓮實さんから映画の観方を教わった人間ですが、ゴダールを持ち上げるため、
パゾリーニを過度に貶す(小津のために黒澤明を、ヴェンダースのためにヘルツォークを、
キートンのためにチャップリンをetc.)という方便は、蓮實さんの批評が日本の映画批評の
メインストリームになった結果、悪い影響を残したと思います。
黒澤やチャップリンは、蓮實さんに貶されてもビクともしませんが、パゾリーニや
ヘルツォークなどにとっては、作品の日本での上映機会が減った一因になってるのでは?
パゾリーニ作品は、イタリア語の方言の魅力とか、映像だけでは伝わらない部分がある
と思います。
あと、ヘルツォークに見られるドイツ文学の世界
(「カスパー・ハウザーの謎」とか)に関しても、
蓮實が仏文であるがゆえの偏見でしかないと思う。
ハスミなんぞ有象無象のヒョーロン家のひとりに
すぎんじゃないか。
ヨモタもアサダも、まあ、そうなんだが
「石油」って小説読んでみたい。邦訳は出ないかなぁ。
英語読めない。
405 :
名無シネマ@上映中:2005/04/22(金) 18:16:59 ID:nxO8PC0J
テキストテオレマ米川訳を読んでみたい。
講談社のなかのひと再刊お願いします。
パゾリーニに嵌ると、イタリアの歴史、政治、宗教、文化広範まで視野が広がる。
ある意味、もっともイタリア的な芸術家だったのかもしれない。