1 :
ろくでなし :
03/12/26 01:40 ID:s9ng2fEW すぐdat落ちしてしまいそうですが、私が10年来、好きな 映画監督なんで、スレを作ってみました。彼の映画作品、映画 評論、著作など、何についてでもカキコして行って下さい。 では、どうぞ・・・・・・・・・!
2 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 01:48 ID:bBcc4iPl
あまり見てないが作品のタイトルがかっこいいので好きな監督です。 血は渇いてる、ろくでなし、甘い夜の果て、水で書かれた物語 人間の約束、告白的女優論、エロス+虐殺、煉獄エロイカ 樹氷のよろめき、女のみづうみ、嵐を呼ぶ十八人 タイトルを並べるだけでかっこいい!となんだか、ドキドキします。 でも見てないんですが。
3 :
ろくでなし :03/12/26 01:56 ID:s9ng2fEW
>2 レスありがとう。 確かに題名とか凄〜く惹かれるものがありますよね。 私も最初知ったのは「ATGを読む」という本からでしたが、 とにかく題名に惹かれて、吉田監督の映画は滅多に上映される 訳でも無いし近くのビデオ屋にも無いので、わざわざビデオを (当時は東宝に在庫がわずかにあったみたい、)買ったのが、 この監督の作品をフェイバリットするきっかけになりますた。 良かったら、日本映画専門チャンネルとかで、ATGの再放送 を順次してますから、そこで吉田作品に触れるのも宜しかろう、 と思います。是非観て下さい。
4 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 02:30 ID:bBcc4iPl
>3 日本映画チャンネルはうちは見れないですが。 今度、ビデオで見れる作品を見てみようかな。 土曜日に以下の番組に出演されますね。 ETVスペシャル 12/27(土) 22:00 〜 12/27(土) 23:30 NHK教育 「第一部・小津安二郎と戦争」 映画監督・吉田喜重と詩人・ 吉増剛造が作品を再検証▽静かなる反戦の意志
5 :
ろくでなし :03/12/26 02:32 ID:s9ng2fEW
6 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 02:44 ID:bBcc4iPl
1さんが特におすすめの吉田作品はなんでしょうか?
7 :
ろくでなし :03/12/26 02:59 ID:s9ng2fEW
>6 やはし普通の意味で(誰が観てもイイ!と思えるもの)は 初期傑作の「秋津温泉」でしょうね。(「嵐を呼ぶ18人」もイイ らしいが、私は未見。) 「エロス+虐殺」は私的には大大大好きな作品ですが、「普通に」 観てしまうと唖然としてしまうかも。これはフリーセックスと革命 を描いた作品ですね・・・・・大杉栄らの大正時代と1969年当時 の現代の男女が交錯し、そして溶け合ったり反発したり・・・する 話しです。映像的にも脚本的にも音楽的(一柳慧)にも一見の価値の ある作品です。吉田喜重の代表作ですね。 私も吉田の事を書き出すとキリが無いですね・・・・。 岡田茉莉子と結婚してからの「水でかかれた物語」〜「さらば夏の光」 ぐらいまでの連作は私も未見の作品が多いのですが、凄く興味があり ます。今年パルテノン多摩で「樹氷のよろめき」「情炎」などを見ま したが、なかなか良かったですよ(^^
8 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 03:05 ID:bBcc4iPl
そうですか。 まず「秋津温泉」と「エロス+虐殺」から見てみようかな。 ありがとうございました。 なんか、チャット化してますね。 この監督、人気、ないんでしょうか・・
9 :
ろくでなし :03/12/26 03:08 ID:s9ng2fEW
>>8 ほんに(藁藁藁
あんまり人気は無いですよ〜(藁
漏れが言うのもなんですが。
観客を常に突き放す様な芸風(?)だしね。
でも、その内、評価が上がってくる、と私は思ってる訳ですが。
10 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 03:18 ID:78AsJjcc
>>8 >>9 そんな事ないですよ!細々とでもいいから続けてください。
フランスでは黒沢以上の有名監督じゃないですか。
松竹ヌーベルバーグの旗手、吉田喜重 監督じゃないですか。
どうかがんばってください。また来ます。
11 :
ろくでなし :03/12/26 03:25 ID:s9ng2fEW
>10 どうぞまた来てくらさい。(是非!!!) 立てた張本人として細々とガンガルつもりです。 皆様、吉田の小津論への反論異論なども受け付けておりますので どうぞカキコしていって下さい。
12 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 03:27 ID:FOvP2Apv
エロス+虐殺なんて見終わって ポカーンとしてしまうけど、 しばらくすると猛烈に見たくなる。
13 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 03:29 ID:FOvP2Apv
人間の約束なんて面白い映画だったな。
14 :
ろくでなし ◆8lwtzK84rQ :03/12/26 03:31 ID:s9ng2fEW
>>12 そうでしょ。
何か麻薬みたいな(実際に麻薬を嗜んだ事はないがw)映画ですよね。
癖になる。「エロス+虐殺」「煉獄エロイカ」、この二つの作品は何回
観直した事やら・・・・・(−−;
15 :
ろくでなし ◆8lwtzK84rQ :03/12/26 03:36 ID:s9ng2fEW
>>13 三國連太郎のもの凄い怪演でしたね。
この間少し観直したら、老婆役の村瀬幸子に燻るようなエロスを
感じました。三國の失禁シーンも御飯を食べるが如く普通の自然
な行為に感じたり。
16 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 19:20 ID:s9ng2fEW
ああ・・・・延びないですねぇ、此処(涙
17 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 19:34 ID:Kj0xu1Dx
吉田喜重、結構男前だよね。 作品は一本も観たことないんですが。
18 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 19:36 ID:Kj0xu1Dx
あ、そーいえば嵐が丘は観たよ
19 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:06 ID:s9ng2fEW
>>18 賛否両論な作品ですよね。
私も一回しか観てないんですが・・・
もう一回観直したい。
>>17 そうですね。同期の石堂淑郎が「秀才面だが、美男子という訳では
ない・・・」と吉田について書いたものがありますけど、70歳に
なった今も渋々の男前ですわ、やはり。
20 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:12 ID:uKonArwm
>>1 頑張れ
俺も昔喜重関係のスレを立てたことあるが一瞬で落ちたぞw
21 :
1 :03/12/26 20:21 ID:s9ng2fEW
>>20 ありがとう・゚・(ノД`)・゚・
でも幾らガンガっても3日くらいで落ちるヨカーン(w
22 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:23 ID:sb0eA2dh
俺は嫌いだな。松竹ヌーベルバーグの時はいち早く流行にのっただけだった。 東大仏文科卒か何か知らんが、自分のスタイルを持たない奴だな。 結局はゴダール等の焼き増し、二番煎じに過ぎないし、 同じ松竹ヌーベルバーグの大島渚と何ら変わらんよ。 確かに問題意識はあって社会を見る目はあるのだろうけれど、 映画における才能があるようには思えない。 過激で社会派なものを作れば良いと勘違いしてたのかな。 近年になってフランスで小津が再評価され始めてから、 小津のスタイルをパクり始めたしな。 それを正当化する為に「小津安二郎の反映画」を書いてるところがあざとい。
23 :
1 :03/12/26 20:30 ID:s9ng2fEW
>22 そうでしょうか? むしろ私から観ると自分へのスタイルに拘り過ぎる嫌いがある、と 思います。柔軟性が無い、というか・・・・ 実際私も松竹時代の吉田(「秋津温泉」を除く、)はあんまり好き ではありませんし、その後の吉田についても、やはり前述してる通り、 世間との関わり、柔軟性に乏しいと(ファンの目から観ても、)思い ます。
24 :
1 :03/12/26 20:33 ID:s9ng2fEW
>小津のスタイルをパクり始めたしな これは明らかに違います。 1970年製作の「煉獄エロイカ」を観るべし。 あの時点で小津さんのパターンと(全然種類の違う映画とは言え) 似通う所が多々見受けられます。もれは佐藤忠男さんの著作にも 書かれてます。
25 :
1 :03/12/26 20:34 ID:s9ng2fEW
24の訂正。 もれ ⇒ これ
26 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:37 ID:sb0eA2dh
>24 確かにそうかもしれませんが、 吉田喜重は小津が観客に媚びるような演出をした時に、 批判したくらいに小津を尊敬していて、 小津のスタイルを真似ていたかもしれませんが、 それでは売れないと言うのを小津を見て知っていたので、 当時の流行だったヌーベルバーグに飛びついたんですよ。 吉田喜重は東大仏文科卒でフランス語がペラペラだったので、 普通の日本人に比べていち早くフランス映画の情報を キャッチできた事もあったし。
27 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:39 ID:sb0eA2dh
まぁ佐藤忠男は映画を見る目がないと言うかただのアホだしな。 こじつけるだけで余り参考にならないので読むのを止めました。 ちなみに似通っていると言うのはどの点ですか?
28 :
1 :03/12/26 20:43 ID:s9ng2fEW
>26 う〜む。 まあ、その辺の事は漏れも知らんのだが・・・ 当時吉田が小津を尊敬してた、というのは疑問だな。 どっちかと言うと当時は彼は木下恵介の方に傾倒してた んじゃないか? >吉田喜重は小津が観客に媚びるような演出をした時に、 批判したくらいに小津を尊敬していて、 だいたい普通映画監督てのは観客に媚びて何ぼのもんでしょ。 それは小津だけでは無いよ。それに前述したけど、当時の吉田が 小津を尊敬してたかなんて毛頭疑問だ・・・違うと思う。
29 :
1 :03/12/26 20:46 ID:s9ng2fEW
>27 同じ現象の繰り返し、同じ人物位置、 嫌になるくらい繰り返すパターンというのでしょうか、 そんな感じです。 もちろん情緒的な後に残る深さでは、小津さんには毛頭 近づけませんが。
30 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:50 ID:sb0eA2dh
>28 しかし木下恵介は小津の弟分みたいなものだったからな。 是枝監督が侯孝賢監督を通して間接的に小津の影響を受けたようなものかな。 吉田は小津を認めていて、 「小津映画はこうあるべきだ」と言う固定観念があったのは、 本人も本で書いている。 吉田は悪い意味で小津を尊敬していたと思われ。
31 :
1 :03/12/26 20:50 ID:s9ng2fEW
>27 ちなみに27さんがお勧めの小津本は何ですか?
32 :
1 :03/12/26 20:52 ID:s9ng2fEW
木下恵介が小津の弟分・・・・初耳ですね。 木下さんのは全く小津さんとは異質だと思うのですが・・・?
33 :
1 :03/12/26 20:56 ID:s9ng2fEW
>吉田は小津を認めていて、 それは小津さんが亡くなってから、随分後になってからでは ないでしょうか?昔の吉田の著述(雑誌に書いたものを含む、)を 読みましたが、一言一文も小津さんの事は出てきません。 小津さんの事を書かれたり評価し出したのは此処10年ではない でしょうか?
34 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 20:59 ID:sb0eA2dh
基本的に皆さんが読んでるものと同じです。 「監督 小津安二郎」、「小津安二郎の芸術」、 「小津安二郎の反映画」、「絢爛たる影絵」 いずれもこじつけばかりで面白くないです。 ポール・シュレーダーのは禅とこじつけているだけだったしね。
35 :
1 :03/12/26 21:00 ID:s9ng2fEW
>34 そうですね・・・・ またイイ小津本があったら教えて欲しいものです。 語り尽くせないのが、小津映画なのかなー。
36 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:04 ID:S+BYHaLC
>>34 >>いずれもこじつけばかりで面白くないです。
うーむ、それでは面白いと思う小津本はないの?
37 :
1 :03/12/26 21:05 ID:s9ng2fEW
うん。 漏れは面白い(ていうか的が当たってる)小津本が知りたいな〜 まぢで。
38 :
1 :03/12/26 21:10 ID:s9ng2fEW
ていうか、スレの中身が小津チックになってきたな(藁 まあ、こういうのもアリ、て事で。 皆様、どうぞカキコをお願いします。
39 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:12 ID:sb0eA2dh
>>32 木下恵介は同じ松竹で小津の「非常線の女」の撮影を手掛けていると言う意味では、
小津組だし、小津が死ぬ頃まで小津とも交流があったので、
小津の弟分みたいなものだと言っても差し支えはないでしょう。
小津組だからと言って必ずしも同じスタイルとは限らないので、
異質なのは当たり前と言えば当たり前ですね。
40 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:16 ID:sb0eA2dh
>38 それだけ小津の方が吉田よりも偉大と言う事ですな。 といっても小津は言うほどに凄くは無いのですし、 芸術家としては才能があるようには思えませんが、 変わったスタイルを持っている事は確かです。
41 :
1 :03/12/26 21:21 ID:s9ng2fEW
>40 そうですね。 漏れにとっても小津さんは充分偉大ですが。 >39 「非常線の女」ですか〜。 またそれは古い作品ですね〜 1950年代の大船は渋谷・木下・大庭、そして一段階高いとこに 小津さん、て位置ですかね。
42 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:29 ID:sb0eA2dh
まぁ小津監督が一番先輩だから当たり前と言えば当たり前ですが。 しばらく前に吉田監督の「鏡の中の女達」と言う映画を見たけれど、 外見的には小津の模倣と言う感じだったけれど、 中身は空っぽと言う感じでしたね。 如いて言うなれば、小津は「語り尽くせない多くの事柄を隠した」のに対して、 吉田は「何も無いのがばれないように隠した」と言う印象を受けました。
43 :
1 :03/12/26 21:35 ID:s9ng2fEW
>「鏡の中の女達」 「鏡の女たち」ね。 漏れは貴方の言うように「何も無い」とは思わないんだけど、 映画の感銘度・人への浸透力はいちぢるしく欠けてるかも 知れんな>鏡の女たち 吉田の映画の悪い(良い?)ところは観てすぐ感動出来ない・・・ というところにあると思う。 あとで観客のそれぞれが意味づけ・探求をする。 だから監督が何を考えていた、とかどういう状況だったとか、 そういう事を掘り下げるのは無意味だ、と吉田監督に質問した時に 答えられた事があります。
44 :
1 :03/12/26 21:36 ID:s9ng2fEW
>42 しかし、大庭さんとかは相当古いでしょ〜 渋谷さんも。 やはし小津さんが別格だったのかと。
45 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:43 ID:sb0eA2dh
>43 観て直ぐに感動出来ないと言うのは致命的ですよ。 観念的に後から意味付けてテーマを探究するのは、 むしろ批評家の仕事ですね。 そもそも小津が語り尽くせないくらいに奥が深く、 後から意味付けたり探究すると小津の考えや意図が見えてくると言う意味では、 凄い監督だと言う事を裏付けていますね。 ようするに小津>>>>>>>>>>>>>>吉田と言う事ですな。
46 :
1 :03/12/26 21:49 ID:s9ng2fEW
>45 ま、そう考えてもらっても宜しかろうと。 私に個人の考えを云々する権限は無いしね。 >観て直ぐに感動出来ないと言うのは致命的ですよ。 確かに娯楽としての映画の成り立ちと興行状況を考えれば、 モノ凄く致命的ですよ。吉田のなかでは、映画を観て即感動〜 されるよりは、後々、長々とその映画について掘り下げて欲しい という感じの様です。全員がその映画に対して自律した意見を 持って欲しい・・・・というのが飽くまで吉田の狙いの様です。
47 :
名無シネマ@上映中 :03/12/26 21:57 ID:sb0eA2dh
普通、人は何らかの感動もしくは違和感を得た時に、 一体何がそう感じさせているのかと、 その認識の元を掘り下げて探究しようとするものなので、 そこに感動がなければ掘り下げる動機が無いというのを、 吉田監督は多分気づいていないのかもしれないですね。
48 :
1 :03/12/26 22:28 ID:s9ng2fEW
>47 うむ。 今、風呂から上がったところだ。 まあ、漏れには吉田で充分感動出来るという事で。
49 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 02:44 ID:WwJnIyZ+
気になったのだが、吉田喜重と岡田茉莉子には子供はいないのだろうか。 岡田茉莉子とのセックスってのはどんなもんなのか小1時間問い詰めたい。
50 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 02:45 ID:DYCdD2br
>>32 木下監督が小津監督の弟分というのは助監督をしていたという意味だと思います。
1さんは知っておられると思いますが木下監督の助監督を吉田監督もしていました。
そういう意味ではないかと思います。
おまけ
”喜びも悲しみも幾年月”の中の灯台のロングショット上の佐田啓二さんの吹き替えは
吉田監督がやって折られるそうですよ。
51 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 05:06 ID:LOALK7xk
>>49 お二人に子供はおられません。
そうですね、出来る事なら、
小1時間問い詰めたいものですね(藁
52 :
1 :03/12/27 05:08 ID:LOALK7xk
>50 詳しく教えて下さって有難うございます。 私はあまり木下監督のモノは観ないんで、 その”喜びも悲しみも幾年月”のシーンを是非確認しようと 思います。
53 :
1 :03/12/27 05:29 ID:LOALK7xk
>>49 今週号の「週刊新潮」では新藤兼人が乙羽信子とのセクースにまつわる逸話
を話しておられましたが、吉田監督では(残念ながらw)有り得ないで
しょうね(藁
54 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 11:26 ID:IYKBGPUT
>>1 素晴らしいホストぶりですね。頑張れ(・∀・)
55 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 11:37 ID:WwJnIyZ+
岡田茉莉子はえらく気が強そうなので、 セクースの時は騎乗位でガシガシやるのだろうか。 それとも意外にマゾなのだろうか。 小1時間夢想したい。
56 :
1 :03/12/27 13:19 ID:WYWZnSCY
>>54 有難うございます。dat落ちしてしまうまで(?)
頑張ろうと思います(藁
>>55 ええ。私も凄く妄想したいです(ハアハア
私はちなみに騎乗位で茉莉子タンに責められたいですが。
しかし昔の吉田の映画ではよく背後位が出てきましたが・・・(藁
57 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 14:16 ID:WwJnIyZ+
>56 >しかし昔の吉田の映画ではよく背後位が出てきましたが・・・(藁 多分、吉田の隠れた願望なのかもしれぬよ。 「この気の強いマリコをメス犬のように辱めたい♪」と言うような。 でも今年70歳のおばあさんじゃね。 せめて「人間の証明」頃じゃないと。
58 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 14:42 ID:wXGyOF0M
戒厳令なんて映画もありましたよね。あれは北のことを 軽視したような映画でしたね。
59 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 14:57 ID:7mY2gaso
戒厳令おもしろかった。 思想的なことはよくわからんが 北という人物が怪物すぎておもろい。
60 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 15:20 ID:WYWZnSCY
>>58 北の事を軽視ですか・・・・そういう考え方もあるんですね。
確かに北及び叛乱軍に対して否定的な感じは読み取れましたが、
あの北の感じと吉田本人の受け答え方は良く似てますよ。
兵士Aが北に対して「助けて下さい!どうしたらわからないんです!」
と懇願、北は兵士Aに「自分で考えなさい。」と諭すシーンがあり
ますが、あれと同じ様な答え方をなさってた事がありますから>吉田監督
>57
吉田監督は「秋津温泉」の頃からそうなんですけど、凄く岡田さんの
うなじがお好きですよね。後ろを撮ったシーンがその後の作品にも
多い。
61 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 15:22 ID:WYWZnSCY
「戒厳令」の北(三國)は凄く魅力的でした。 不可能性を背負った思想の巨大な塊みたい>北(三國)。
62 :
名無シネマ@上映中 :03/12/27 15:34 ID:7mY2gaso
啓蒙はするが指導はしない。カッコ良すぎる北・三国
63 :
1 :03/12/27 23:53 ID:WYWZnSCY
さて、今夜はお客さんは来られないのでしょうか・・・(・△・) さっきNHK教育の渋々の「小津・・」番組が終わりましたね。 相変わらずボソボソ声の吉田監督なのでありました。
>>22 > 松竹ヌーベルバーグの時はいち早く流行にのっただけだった。
全然のってないじゃん…
吉田は監督になれそうになかったから、木下が推薦したんだし、結局干されたし。
> 自分のスタイルを持たない奴だな。
持ちすぎなのがこの人の悪いところ。
> 結局はゴダール等の焼き増し、二番煎じに過ぎないし、
全然違うよ!
> 同じ松竹ヌーベルバーグの大島渚と何ら変わらんよ。
大島とも全然違う。
> 確かに問題意識はあって社会を見る目はあるのだろうけれど、
いわゆる社会性は全くない。極めて私的。
> 過激で社会派なものを作れば良いと勘違いしてたのかな。
社会派じゃない。
>>22 は観たことないのに語っているか、大馬鹿かどっちか。
65 :
1 :03/12/28 00:33 ID:zUZAUSpQ
>>64 今晩は〜。
22さんは文中から察するに、吉田の作品は「鏡の女たち」しか観ていないと
思われ。強烈な小津厨だと思われます。しかもまだ若いのかな〜、想像だけ
ど。
66 :
1 :03/12/28 00:45 ID:zUZAUSpQ
>いわゆる社会性は全くない。極めて私的。 ・・・ですよね〜(藁 凄く私的なものが常に作品に絡み付いている、「謎」の元になって ますよね、吉田監督の映画って。それを吉田さん本人の美学で最後 までは暴露されない、言えないまま終わってしまうから、いつも妙 なエンドで終わるのだと思います。 大島さんとも全く気質が違います。胴衣! 大島さんはああいう感じの人だから(藁)、吉田が初めて映画を 撮った時の事も(「ろくでなし」は助監督のままで撮ったのかしら?) 「ああ、(吉田が、)木下に泣きついて頼んだんだろう。」と昔の 対談で言ってましたな。 ゴダールの焼き増し・・・・(苦藁)。 私は或る程度、映画というのは先人の作品の二番煎じでも 構わない、と思ってます。そうする事で、本人の独特な個性が 出れば。ただ吉田の場合、ゴダールに似てるのって「ろくでなし」 ぐらいですよね(藁)。後は強いて言えばアントニオーニ、アラン レネに影響されてる?て感じですよね。でも「エロス+虐殺」以降 はまぎれもなく吉田独特の映画ですよ!!!!!! 64さん、綿密な反論、有難うございます!
67 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 00:46 ID:zUZAUSpQ
「煉獄エロイカ」なんか、殆どプライベートフィルムですからね〜
>>66 そのころの松竹は、3作目までは助監督の身分、つまり松竹の社員として映画を撮ります。
その後、監督に昇進して契約となるか、助監督のままとなるか別れます。
もちろん映画には監督として関わるわけですが。
吉田の場合は、このまま映画を撮れなくなるのではと心配した木下の助言もあって、
助監督のまま干されることを選んだわけです。
そこへプロジューサ岡田茉莉子から『秋津温泉』の話が来た。
こんな美味しい話を「これは私の話ではない」…
69 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 01:14 ID:94oFV8pS
細野晴臣が「人間の約束」の映画音楽を担当した経緯が知りたいです_(._.)_ 「エロス+残虐」にも当時在籍していたエイプリルフールが演奏で参加してるけど、この録音に細野さんはいなかったという話しだし、はてさて
70 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 01:41 ID:zUZAUSpQ
>>69 私もつい最近知りました、「エロス+虐殺」の現代のシーンの音楽が
エイプリルフールがほぼ作曲(?)演奏している事を。大変カコイイ
ですよね、あの音楽。(で、細野さんは居ない、と。
「人間の約束」でどうして細野さんなのか、ていうのも私も詳しくは
知りません。ただ、あの頃の細野さんは西武が出資してた映画の音楽
を結構やってましたし(例えばアニメ「源氏物語」)、西武のCMの
音楽も手がけられてた筈です。(1987年前後。
「人間の約束」も西武が出資してますから、その関係で細野さんが
「人間・・・」の映画音楽を手がけられたのではないかな?
飽くまで私の推測ですが、多分そういう事なんだと思います。
しかし「人間の約束」の“おへんろさん”て曲とても良かったですね。
私も細野さんのCD持ってます。
71 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 01:44 ID:zUZAUSpQ
>>68 そうなんですよね、美味しい話を断る(藁
しかも前々から好みである女優に言われたにも関わらず、ね。
そういえば吉田のデビュー作「ろくでなし」も最初のヒロインは
高千穂ひづるではなく岡田茉莉子だったそうです。ちょうどその時
岡田さんが京都で撮影があり、「ろくでなし」を渋々断ってしまった
とか・・・・。
>>22 はゴダールも大島も吉田も
ろくに観た事がないと思う。
73 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 02:00 ID:WqrD81KK
嵐が丘は、死姦まで出てきたけどいまいちよくわからなかった。 難解だよね。
74 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 02:19 ID:QREkCEht
>>50 です。丁寧なレスありがとう御座います。
>>39 さんが書かれていたんですね。スミマセン。
ETV見ました。吉田喜重監督相変わらずかっこいいですね。小津監督との座敷でのエピソードは
素敵な話です。
実はあまり吉田監督作品は見てないのですが、”血は乾いてる”と”日本脱出”はもう一度見てみたいです。
このスレを読むと吉田喜重作品をまた見たくなります。がんばってください。
それから1さんの吉田喜重関連のお勧め書籍等もそのうち書いて紹介してください。
>>71 本人がインタビューで語っていたけど、
岡田茉莉子は吉田喜重作品、全作出演オファーだってさ。
出てないのは「これはあなたの役ではない」と喜重に断られてんだって。
マ、茉莉子タン…
77 :
1 :03/12/28 02:34 ID:zUZAUSpQ
今戻ってきますた。
>>73 私ももう1回観なければなりません>「嵐が丘」
私も前観た時の印象、「難解だな・・・」と今さらながらに感じた事が
あります。佐藤忠男か田山力哉(故人)が「吉田喜重には時代劇は体質に
合わない」と書かれていたのを読んだ事があります。しかし「嵐が丘」で
は死姦、「人間の約束」では老女のエロス、しかも息子である河原崎が老母
のオムツ換えで、性器を見てドキッとするシーン・・・・・吉田さんには
“オンナ”の年齢は関係ないようです(藁
78 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 02:44 ID:zUZAUSpQ
>>75 「血は乾いてる」の芳村真理の役を「ろくでなし」で断ってしまった分に
岡田さんが吉田監督にオファーしたら、「これは茉莉子さんはやらない方
画がいい。」とお流れ、結婚してからあとのATG最後の作品「戒厳令」
での北夫人の役を茉莉子タンがヤル気満々で居るのに、吉田は「これは
あなたのもの(役)ではない、」と結局、京都のくるみ座の松村康世がやる
事に・・・・・・吉田監督、贅沢やわ〜〜〜〜〜
「嵐が丘」の田中裕子(絹)の役も実は茉莉子タンだったそうですね。
これは「年を取りすぎているから(岡田では)無理、」と。「嵐が丘」
の構想は70年後半からあったようで・・・・・。
「人間の約束」も現代映画社の出資ではないから、とユリイカのインタ
ビューで茉莉子嬢がおっしゃってますた。
75さんもユリイカ熟読しておられると思いますが・・・。
長レス、すみません。
79 :
1 :03/12/28 02:50 ID:zUZAUSpQ
>>74 76さんが一番最新で詳しい書籍を紹介してくれてます。
では私は少し(?)古めのモノを。
たぶん今は絶版だと思いますが、古本屋にはけっこう置いて
あります。
「世界の映画作家 10 篠田正浩・吉田喜重」キネマ旬報社
です。吉田喜重の作品を知りたての頃、この本を古本屋で買って
むさぼるように読んだものです。
私は「日本脱出」を観てないんです。
74さんがうらやましい。
80 :
1 :03/12/28 02:57 ID:zUZAUSpQ
>>74 改めて。
dat落ちしちゃう日まで(その瞬間まで、)
頑張ります!!!!!!
81 :
1 :03/12/28 13:21 ID:U5UN9tCh
さあ、今日もレスしてくれる人を待つとするかage _____ __________ ___∨_______,,, / ∧_∧ ヽ |::ヽ ( ´∀` ) --|-- ヽ ヽ |.::::ヽ(∩ へ ,,_,,_,,,__,,,,, ヽ ヽ ヽ:::::::i'''''i (_) i'''''i ヽ::::i_i (_)_______i_i
82 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 15:50 ID:QREkCEht
>>1 さん
>>76 さん書籍紹介ありがとう御座います。探して読んでみます。
>>79 ”日本脱出”は運良く数年前にフィルムで見ることができました。見た後知ったのですが
ほとんど上映されないそうですね、いろいろもめた作品らしくて。もっとしっかり見とけばよかった。
私が見たのは松竹で改変して当時小屋にかかったものだそうです。
吉田監督が最初に撮って編集した長いオリジナル版ははもう残ってないそうですね、なんか残念です。
吉田作品は製作が散らばってるのでDVD化は難しいのでしょうがなんとか
してもらいたいものです。
おまけ
その日本脱出でもめて松竹を辞めさせられたと言われていますが本当は違うそうです。
新婚でそれどころじゃなかったみたいです、仕方なく辞めたそうです。
83 :
1 :03/12/28 16:59 ID:U5UN9tCh
>>82 レス有難うございます。
しかし「おまけ」の話し大変興味深いですね。
やはし岡田茉莉子とケコーンしたのが原因なんでしょうか?
「日本脱出」は最後は発狂シーンだそうですね。
今までの定説ではその最後を勝手に会社にカットされた為、
吉田が退社した、て事になってましたけど、真実は違った、
て事ですね・・・・・。
上記で挙げた書籍の他には、映画芸術のバックナンバーとか。
1964〜1971年くらいまで(1968年は特に!)
吉田作品に関して書かれたものや、果ては吉田自身の批評・作品
のスチールなど沢山載っております。未見のモノでも、その雰囲気
を知る手がかりになろうかと思います。今年はパルテノン多摩で
未見であった「樹氷のよろめき」「情炎」を見ました。私にとって
は感動!でした。またその作品については次回のレスで・・・・。
84 :
1 :03/12/28 17:10 ID:U5UN9tCh
>>82 あと飯島哲朗(という名前だったけ・・?)という人が、
「週刊読書人」に連載してた「日本映画試論」、これも単行本化
されてると思いますが、これにも吉田について鋭い考察がなされて
ます。あとは矢島翠さんの書かれたものも私は好きです。
85 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 17:39 ID:Eb44kPaA
高校2年生の時に、テレビで『人間の約束』と『秋津温泉』を観て面白かったので、 豊橋の映画館に『嵐が丘』を観に行きました。観客は十人もいなかったと思う。 ものすごく退屈で死にそうになり、それ以後、吉田映画は警戒しつつ観ていて、 大島の知的エンターテイナーぶりにくらべ、吉田はホントに学者の映画だなぁ、 と思っていたのだけど、最近『煉獄エロイカ』を観て、すごく興味がわいてきた。 『エロス+虐殺』より刺激的だった。 私も『鏡の女たち』は買えなかったけど、こないだのユリイカを呼んだら、 『嵐を呼ぶ十八人』が激しく観たくなってきた。『嵐が丘』も再見せねば。
86 :
1 :03/12/28 18:14 ID:U5UN9tCh
>>85 レスどうも有難うございます。
大島さんの映画は飽くまで社会と現実に対して力いっぱい叩きつける
ような映画ですよね。普通映画はそうであるべきなんでしょうが・・
・・。少し話しは逸れますが、大島監督は京都の下町の出、対して
吉田さんは割合裕福な商家の出です。大島は京大に入る時、「何で
飯が食えるか」の消去法で法学部を選んだそうです。対して吉田さん
は東大入学時、実は哲学科を志望してたそうな。「外交官になって
くれ」という父親の意向で、妥協案として仏文科を選んだそうです。
結局は外交官にはならず、映画監督になった訳ですが・・・・。
そういう生い立ちも二人の映画の質の差に出てるのかも知れませんね。
先日「少年」を観ました。私は今まで大島が週刊誌から興味本位に
貧乏駄目家族を取り上げて映画化した、と思っていましたが、彼が
育った場所柄を考えれば、こういう話を身近なものとして知っていた
、そしてあの少年の心境は或る種(大島がそういう環境ではなかった
にせよ、)、大島が少年時代に持ち合わせていたであろう感情だな、
と思いました。随分スレ違いになってしまいましたが、たまには
こういうのも良いでしょう(藁
87 :
1 :03/12/28 18:23 ID:U5UN9tCh
>>85 「嵐が丘」・・・・(苦藁
これがまた長い映画なんですよね、長く感じるのか何だか。
昔私はビデオで観たんですが、どうにも引き込まれるものが
なかった・・・・・と言いつつまた再見しようとは思っている
のですが(藁)。ちょうど「人間の約束」で気を良くした東宝
(西武もか?)がビデオによる前宣伝やら何やらバンバンして
カンヌも出品した筈・・・・もちろん取れませんでしたけど。
田中裕子さんも大変イイのですが、年齢の問題で無理とは言え、
やはし岡田さんが絹の役をやっていたら、また違うモノが「嵐が
丘」から表れたのではないか、と思うと岡田さんが出なかった事
が残念でなりません。それくらい吉田さんの映画には、岡田茉莉
子さんの存在が重要なんだと思います。
88 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 18:33 ID:U5UN9tCh
>>85 私も「煉獄エロイカ」が大好きな人間です。
一時何か用事をする時、暇な時など、東宝からわざわざ購入した
ビデオを事ある度に観てた事があります。シネマぴあになんかも
「冗長な映画」呼ばわりわれてますし、いつも弁護に入ってくれ
る佐藤忠男氏でさえ、当時のキネ旬で「さっぱりわからない」と
批評してますた。・・・・・・私には最初観た時でさえ、そんな
わからない映画にも思えなかったです。強いて言うならば、アユ
(筒井和美)の家を探しに行くが、全然要領を得ず、彼女が駅の
トイレに入っていく、そうするとアユが女子便所に入っていくの
と入れ違いに浄子(木村菜穂)が男子便所から出てくる・・・。
そこから、主人公庄田(鵜田貝造)の過去が蘇るわけです。
このシーン、アユと浄子が全く同じ髪型をしてるので見分けが
つかないのと、いきなり60年代の連中が出てくるので、わかり
づらくなってるかも。
89 :
88の続き。 :03/12/28 18:37 ID:U5UN9tCh
考えようによれば、「エロス+虐殺」よりは観易い(苦藁?) 映画かも知れません、「煉獄エロイカ」は。時間もちょうど 2時間ですし。一柳慧の音楽も凄くリズミカルに、効果的に 入ってると思います。 ただ「エロス+虐殺」が吉田作品の中でも、或る種突出した 異様な作品には変わりありませんが。
90 :
1 :03/12/28 20:18 ID:U5UN9tCh
>>84 訂正。
飯島哲朗 ⇒ 波多野哲朗 です。
単行本化されてると思うが、「日本映画試論」ではない気がする・・・。
91 :
名無シネマ@上映中 :03/12/28 20:21 ID:TnRgBICc
とにかく「エロス+虐殺」の完全版上映、希望。 30年、待ってるんだぜい。
92 :
1 :03/12/28 20:29 ID:U5UN9tCh
>>91 おおおおお。
それは私の先輩ですな。
私ももう10年待っておりますが・・・・。
確か別スレで、「今年5月の明治学院大に於ける吉田喜重学会で
完全版上映」との噂があったのに中止になったようですね。
ほんっとうにどうにかならないんでしょうかー。
私も早く観たいわん。
>>82 けど、本人も、「このような状況なら私が松竹にいる意味もない」と思った、
って言ってるよね。
95 :
名無キネマさん :03/12/29 00:32 ID:3eT+fv1V
放送されないので、『吉田喜重が語る小津さんの映画』借りてきて観ました。 昨今の特集番組、先日の「静かなる反戦〜」なども比べ様もなく、素晴らしい番組でした。 構成、演出も吉田喜重本人で、非常に濃密な一時間番組でした。 あらましを話し出すと全部を言ってしまわなければならないので割愛。 お勧めです。
「鏡の女たち」面白かったなあ。 こんなムチャクチャな映画を撮る人が現代の日本にいるんだ! って感動したよ。 どにかく大げさなところがいい。
97 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 03:29 ID:ifk7QVRE
「鏡の女たち」ビデオ化してますか? このスレで吉田作品に興味を持ちました。
98 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 04:00 ID:BYjfudcU
『告白的女優論』結構よかった。 深刻ぶってる割に内容空疎なんだけど、そこが女優っぽいというか、 地に足がついていない感じでかえって面白かった。
99 :
1 :03/12/29 04:18 ID:zqd4ByUJ
>>97 興味を持ってくれて有難うございます。
もっと吉田の作品に興味を持ってやって下さい(藁
「鏡の女たち」はまだビデオ(DVD)化してませーん。
ていうかビデオ(DVD)化する予定があるんだろうか、
出来るんだろうか・・・・・(−−;
>>96 「鏡の女たち」、そういう感動の仕方もあるんですね(藁
とにかく変な映画でしたね〜。普通の映画は中身をずっしりと
幕の内みたいに詰めて観客を喜ばすものなんですが、この映画
と来たら、最後には中身は何もなかった(起こらなかった・・)
て感じですからね。要するに観客のそれぞれの解釈を期待して
いる、という事でしょうか、吉田監督は。
100 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 04:22 ID:Vpk8IYaF
>>97 まだ発売予定も立っていないみたい。
まあ、東京と写真美術館系列で上映された映画はビデオ化までの時間が
長くかかるので気長に待ちましょう。
でも、自分はすっかり見損なってしまったので、現在公開中の金沢へ
1月1日に飛んで2日に見るべきかどうか思案中。
101 :
1 :03/12/29 04:24 ID:zqd4ByUJ
>>95 吉田監督の劇映画と共にもうひとつの側面・ドキュメンタリーが挙げられ
ます。(といっても吉田の劇映画もドキュメンタリーに近いものがあるん
だが。)「吉田喜重が語る小津さんの映画」、あれはとても緻密に丁寧に
作られていて、彼自身のナレーションも凄く萌えます(藁
とてもイイ番組でしたね。吉田さんと言えば70年代に作った「美の美」、
これも傑作だそうですね。私は残念ながら未見なんです(涙
102 :
1 :03/12/29 04:29 ID:zqd4ByUJ
>>93 木下恵介さんにも松竹退社を止められたそうですね。
でも吉田さんは「(商品である)女優と結婚したからにはやはり
一緒の職場に居るべきではない。」と思われたのではないでしょ
うか。そういう風に書かれたものを読んだ事があります。
>>100 金沢 ですか・・・。
イイですね〜。
この前、野際陽子の旅番組で岡田茉莉子が金沢へ旅行して
ました罠。
103 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 04:34 ID:ifk7QVRE
>>99-100 どうもありがとうございます。
とりあえず近くのビデオ屋に「戒厳令」があるので、
それから見たいと思います。
104 :
1 :03/12/29 04:35 ID:zqd4ByUJ
>>98 「告白的女優論」、こういうあまりに身近過ぎる題材を扱うと途端に
空疎になってしまう傾向があるのかも知れません(藁
岡田さんと結婚してから現代映画社を立ち上げてからのいわゆる
“私小説的”連作(「女のみずうみ」〜「さらば夏の光」まで)は
歯切れの悪い作品が多いですから。・・・・でもソコが私にとって
は魅力がある訳です(藁
105 :
もはよう、1です。 :03/12/29 04:40 ID:zqd4ByUJ
>>103 是非、観てやって下さい。
「戒厳令」はとてもイイ作品です。
岡田さんの出演が無い、三國連太郎出ずっぱりの三國の病的な演技
を心底味わわせてくれます(藁
この作品を最後に吉田さんはいわゆる劇映画を一時中断する事に
なります。
106 :
1 :03/12/29 04:50 ID:zqd4ByUJ
>>94 関川夏央さんの著作を忘れてますた!94さん有難うございます。
関川さんの秋津論は、と吉田さんと岡田さんの人生、と同時に
戦後史を見事にリンクしていて大変面白い論文になってました。
関川さんも岡田茉莉子ファンのようで、最後ら辺りの文章に少し吉田
監督にやっかみを入れてみたり・・・・(藁
あとがきにも「僕は気の強い美人に弱く・・・」とありましたもんね(藁
107 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 06:50 ID:EYFIOWQE
テレ東の特番で茉莉子様が「秋津温泉」「集金旅行」のロケ地を訪ねておられましたね。「秋津温泉」を見直します。
108 :
1 :03/12/29 07:50 ID:zqd4ByUJ
>>107 もはようございます。
そうなんですよ〜(^^#
109 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 08:58 ID:Rfiy+3Y+
「嵐が丘」は中世のような照明を再現しようと照明の人に支持を出したと聞いたな。 そんなことをしたって画面が暗くて見にくくなるだけだと普通は思うのだけど。 時代劇がいまいちというのはそういう変なことをするからではないのかな。
ネタバレってことになるのかな? (吉田喜重の作品でも…)
>>99 『鏡の女たち』、何も起きないって事はないでしょ。
田中好子が逃げてくのにかなりきた。
一色紗英が日本に帰ってきちゃうのもね。
>>109 室内シーンは良かったと思う。
下界のセットなんかがうまくなかった。あそこは覚めた。
111 :
1 :03/12/29 10:55 ID:zqd4ByUJ
>>110 ええ。そうなんですけど、
結局は正子(田中好子)が本当の娘かどうか確認出来ず、
問題の正子はまたまた消えてしまう、結局、愛(岡田)には
何も起こらなかった、解決しなかった、という意味で、
何も起きなかった・・・・と表現してみますた。
ただ、110さんの言うように次代を背負う夏来には画期的な変貌が
ある訳です。
自分のルーツを知る事。
今までの空虚なはっきりしない自分の「自我」を取り戻す事。
それには祖母である愛の原爆ドーム前での告白と、「母」かも知れない女
・正子の存在が(真偽がどうであれ)必要であった、と言う事でしょう。
112 :
1 :03/12/29 11:08 ID:zqd4ByUJ
>>109 照明とかカメラ位置とか異様に拘る方のようですね、吉田監督は。
「嵐が丘」ではそういう照明の暗さ、よりはこの人の持つ独特の
バタ臭さが時代劇に合わないんじゃないかと私は考えていますが。
もう一回「嵐が丘」を見直したいんですが、近くのTUTAYA
では置いてなかったですぅ(><
>>110 確かに室内シーンは素晴らしいかと。
あの正子の部屋、とかね。
>>111 解決しないのは、血液検査をやらないということで、岡田が望んだことだから。
岡田は人生の幕を下ろし始めているんだと思います。
あんなに強い意志を持っていたかに見える室田日出男が、
あのような形で立ち去るのはそれに気づいたからでしょう。
結局三人が三人とも自分の意思で自分の道を選んでおり、
曖昧な形で提示されている所も含めて、とても吉田喜重らしい作品だと思います。
114 :
1 :03/12/29 11:26 ID:zqd4ByUJ
115 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 11:35 ID:sftwwAzU
116 :
ネタバレになりますかね・・・・ :03/12/29 11:43 ID:zqd4ByUJ
ただ愛は血液検査をしない代わりに、正子に「養子になって欲しい」 と頼みますね。あれは擬似でもいい、「家族」を作りたかったんで しょう。ある講演会で吉田さんは正子が本当の愛の娘であるかどうか について質問された時、「・・・・・正子は実の娘ではないと、愛は 判っていた。だから『養子になってくれ』と正子に頼んだ。」と 発言されていました。
117 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 11:46 ID:zqd4ByUJ
>>115 私も吉田さんの次回作をキボンヌしてるんですが・・・。
漏れ聞くところによると多摩パルテノンで吉田さんが「これが
引退作です。」と発言なさったとの事。他レスでカキコしてあり
ました(><
本当なんでしょうか・・・・・・・・
118 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 12:36 ID:sftwwAzU
たぶん資金集めに疲れきちゃっての発言でしょう。 いままで吉田監督の企画はずいぶん流れていますから・・・。 でも新人監督の新作もいいけど 世界的に見てもユニークな作家なんだから 若手のプロデューサーで元気のいいやつがいれば 大作ということでなければ、 T〜2億くらい集められそうな気がしますが。 ポルトガルではオリウィエラがあれだけやっているんだから・・・。 大島の新作が望めない以上 あの年代では吉田監督しか残っていません。 ハスミ元総長あたり動かないかねえ。
119 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 12:41 ID:zqd4ByUJ
>>118 そういや「薔薇のリュミエール」もお流れになってしまいましたもんねぇ。
もっと遡れば「サムライ イン メヒコ」でしたっけ?これもお流れ。
ハア〜(´д`)。
>>118 茉莉子タンが「鏡の中の女」も諦めそうになったと言ってたね。
ところで、
>>107 これはいつ頃の話? 最近? 観たい…
121 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 12:53 ID:zqd4ByUJ
>>120 昨日と思われまつ。
テレビ東京ですた。
なんてこった…
123 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 13:01 ID:zqd4ByUJ
>>120 「鏡の女たち」も最初からではなくて、92年頃に考えてたのはカズオ・
イシグロ原作のものでしたよね。もちろん原爆がテーマな訳ですが。
124 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 13:02 ID:zqd4ByUJ
>>111 自分は、内的変化よりも、外に現れる行動の変化を重要視する性格なので、
・不倫をやめて日本に帰る決断をしたこと。
が一色の大きな変化だと思っていて、その後諸々を経て、
不倫をした自分を受け入れる最後のシーンがすごく好きです。
自分を捨てた母親に対する気持にも変化があったかどうか…
この辺りぼやけているところが吉田喜重らしいです。
126 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 14:34 ID:zqd4ByUJ
>>125 夏来(一色)が、かつての恋人である北村有起哉に「私も女・・・」と
呟くシーンを指してるんでしょうか。あれは良いシーンですね。
たぶん内的にも変化があると私は考えます。
127 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 21:48 ID:z6YPBDhK
>>102 こんばんは1さん。だいぶ吉田喜重マニア(失礼)が訪れてるようですね。
これぐらいのマターリ感で進行するといいですね。
実は監督自身からお聞きしました。当時”日本脱出”の公開中に新婚旅行に行かれていて
帰ってきたら作品が短く編集されて上映されてしまったそうです。
ご本人は松竹との話し合いで納得して辞めるのを留まろうとしたそうなのですが
聞きつけた木下監督が話し合いに入って納得なさらず辞表を出されてしまったそうです。
木下監督が辞められると言い出したので吉田監督も辞めざろう得なかったみたいです。
雑談の中でお聞きしたので多少うろ覚えのところもあるのですがおおまかな経緯は
こんな感じだったと思います。
もちろんいままで書かれたりして伝わっているのも吉田監督の本心だと思います。
128 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 22:09 ID:sftwwAzU
127>なんかないげに 凄い情報がでてきてますね。
それじゃあ、 木下恵介 51. 1964.05.24 香華 前後篇 松竹大船 吉田喜重 6. 1964.07.04 日本脱出 松竹大船 を最後に、二人ともやめたって事になるのかな。 まあ、木下は元々あれこれうるさい会社に不満があったらしいけども。
130 :
1 :03/12/29 22:28 ID:zqd4ByUJ
>>127 こんばんは〜
私も吉田喜重マニアですが(藁)、思ったよりも喜重マニアが
此処を訪れてくれて有り難い事です。(もちろん初心者も歓迎〜
何とかこのスレを存続して行ければ、と思ってます。
131 :
1 :03/12/29 22:37 ID:zqd4ByUJ
>>127 しかしそういう情報で考えますと、意外(失礼かな〜)にも
木下恵介監督て“男”て感じですね。安易に同意しない、
譲れないとこは譲れない、という風な。
そういう所が吉田さん達、かつての若手監督に尊敬された
一因なんでしょうか。
木下恵介の「香華」、まさに『茉莉ちゃん、結婚するんでしょ。
アタシが作ってあげるわぁ。』(本人の口調を再現してみますたw)
と恵介師匠が(たぶん)おっしゃたかのような岡田茉莉子の為の
作品にし上がっており、大変イイ作品だと思います。
小津と新年会で抜き差しならぬ事になった時も、 木下は篠田と二人で小津を二次会に連れていき、かなり強いことを小津に言っているね。 その小津も監督協会等で五社協定と戦っている。二人とも大人だね。
133 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 23:07 ID:srMszfX2
>>132 どういうこと?>小津と新年会で抜き差しならぬ事になった
小津と吉田の件
135 :
名無シネマ@上映中 :03/12/29 23:31 ID:sftwwAzU
それは有名な事件です。 吉田監督が雑誌で小津のことを 化石のような映画と批判した後 小津が監督協会の飲み会で 吉田の前に座って ただひたすら酒を飲みつづけ 「映画監督は芸者と同じであると」いいつづけた事件です。
意味はわからんが凄いな、小津。
137 :
1 :03/12/30 00:44 ID:ot9kO/al
>>135 大船の新年会で末席の吉田喜重の前に小津がドーンと座り、無言で酒を注ぎ
続ける、吉田も無言で返す、そのうちに小津が激しい口調で怒鳴り出した
事件ですね。「オマエに何がわかる!」「俺は橋の下で客(観客)を引く
女郎、アンタ(吉田)は橋の上で客を引く女郎、」と言った話ですね。
138 :
1 :03/12/30 00:46 ID:ot9kO/al
>>132 >二人とも大人だね。
木下さんと小津さんの事だよね?
139 :
次回作キボン :03/12/30 03:53 ID:dq2rpLJl
>118 ユリイカのインタビューで茉莉子様が「スリラーか喜劇」と仰っていますが、どうでしょう。
140 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 04:25 ID:zrt2VB6R
>>139 激しくみたいですね、どちらでもいいから。吉田作品の喜劇ってシニカル
なんでしょうかね、きっと。
>>137 第三者の証言から小津が声を荒らげたのは確実だと思うのだが、
吉田喜重の記憶には「俺は橋の下で客を引く〜」しか残ってないみたいですね。
142 :
1 :03/12/30 10:25 ID:bSb8YvfR
>>140 きっと喜劇でも出演者全員がニコリともしないんだろうなぁ(藁
過去作の『煉獄エロイカ』でも「何?今の台詞とシーンはぁ??(藁)」て
シーン結構ありましたから。茉莉子様が「喜劇かスリラーか」と仰ったのは
吉田映画を公私共々一番知る御仁として一番的を得た発言かと(^^
>>141 なるほど〜(^^
143 :
1 :03/12/30 10:27 ID:bSb8YvfR
144 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 12:35 ID:BWWwhATc
『情炎』レンタルしてるビデオ屋は無いもんですかね… 映画のデータベースにすら載っていない事もあるし
145 :
1 :03/12/30 12:38 ID:bSb8YvfR
>>144 というか、ビデオ発売さえ
されてない筈・・・・。>「情炎」
そうでなくとも「水でかかれた物語」〜「樹氷のよろめき」まで
ビデオ化された形跡は無い と思われ。
ハア〜(´д`;
146 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 12:41 ID:mJ00RGhQ
>1さん 「エロス+虐殺」のテーマって何なんでしょうか? 自分シナリオの勉強をしている者ですが、昨日この作品を観て、 今まで自分が知っている映画とあまりにも違ったので ショックを受けています。
147 :
1 :03/12/30 12:45 ID:bSb8YvfR
>>144 しかも、あの「シネマぴあ」ですか(貴方の言ってるデータベースが
これでなかったらスミマセン、)、あれって監督がその1年で2作
以上作ってて、かつそれがキネ旬のベストテンに入ってなかったら、
かってに作品省いて、1年1作て形にしてるみたいです。だから、
あの本を読んでると、新藤兼人監督の作品も載ってない作品、多い
です。新藤監督も一時、多作でしたから。
吉田さんに話しを戻しますと、私も「炎と女」「女のみづうみ」
などまだ未見なんで猛烈に観たいんですが・・・。
もちろん、今年多摩で観た「情炎」「樹氷のよろめき」ももう1回
観直したい!
148 :
1 :03/12/30 12:54 ID:bSb8YvfR
>>146 一言で言えば「女性」て事でしょうか。
それもセックス(肉体)に限定した「女性」ではなく、肉体も精神
もひっくるめた「女性」。
『エロス+虐殺』では伊藤野枝らを題材にフリーセックスと革命、
そして現代にその限界さえも突きつけた作品だと思ってます。
あの映画のなかでの現代の男女は1969年の人間なわけですが、
実は1969年に限定するのではなく、2003年(もうすぐ
2004年だが)の私達にも投げかけられて、今だに息づくべき
テーマ及び題材だと思ってます。
149 :
1 :03/12/30 12:58 ID:bSb8YvfR
>>146 ちなみに「エロス+虐殺」のシナリオは山田正弘という人が書いて
ます。もちろん構想やアイデアは吉田監督なんですが、実際書いて
おられるのは山田正弘さん。山田さんは元々詩の分野の人で、吉田
さんと一緒に仕事する前まではテレビの脚本などを書いておられま
した。ウルトラマンの「カネゴンの繭」とか。ちょっとシュールぽ
いものが多いかな。
150 :
1 :03/12/30 13:15 ID:bSb8YvfR
>>146 >>今まで自分が知っている映画とあまりにも違ったので
たぶんこうです。
吉田監督の映画は「分かるものを一層分かりにくいものでいっぱいに
してしまう」様に書かれてるシナリオ、でも大抵(普通)の映画は
「分からないものを分かり易くする」為にシナリオを書いてる。
大方の観客にとってどちらが歓迎されるかと言えば、圧倒的に後者
でしょう、残念ながら。まぁ当たり前と言われれば当たり前、な
んですけどね。
151 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 13:16 ID:mJ00RGhQ
>>149 吉田監督の作品では、「戒厳令」だけ別役実氏が単独で書いてますね。
全面的に信頼して書いて貰ったと言う事でしょうか?
152 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 13:19 ID:BWWwhATc
>1さん そうです「シネマぴあ」です。 私は秋津温泉を観て最近はまったクチです。 最近まで吉田映画の上映会が方々で行われていたと聞いてガックリ もう一度やってくれないものですかね… ところでたのみ.comで吉田作品のDVD化を頼んでみようかなと思っているのですが…
153 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 13:21 ID:mJ00RGhQ
>>150 それは大変勇気のいる創作態度ですね。
我々は「いかに飯を食うか」を考えてシナリオを書きます。
吉田監督は、仙人のように「霞を食ってでも映画を撮りたい」というタイプなんですね。
154 :
1 :03/12/30 13:29 ID:bSb8YvfR
>>151 当時別役実氏は226をモチーフにした戯曲を書いておられますね。
(戯曲名を失念。)私はそのお芝居は観てないんですけど大変面白い
戯曲だったのを覚えてます。で私もどうして「戒厳令」が別役氏単独
なのかはわかりません。吉田監督としては珍しいな〜と思ってます。
これは多摩パルテノンの蓮実氏との対談で聞いたんですが、同じ別役
氏で「万延元年のフットボール」の構想があったそうです。でも原作
の大江健三郎と別役氏とのスタイルの違いであぼーんになったとか。
別役氏がとりわけ自分の書くものに拘りがあったという事でしょうか。
彼の戯曲、イイですからね。
>>152 私も、たのみ.comで頼みたい・・・・。
155 :
1 :03/12/30 13:33 ID:bSb8YvfR
>>153 ちょっと万人には理解されない創作態度&作品でしょうね(w
これが東大卒、というものなんだろうか・・・と私も考えた事が
あります(w
でも吉田さんのお顔て仙人に似ておられますよね(^^#
世間と変な妥協はしない。自分の作りたいように撮る。
これが吉田さんの創作だと思います。
156 :
1 :03/12/30 13:45 ID:bSb8YvfR
>>152 少しこぼれ話しを。(スレ違いになりますが。
「シネマぴあ」、私の友人も東映B級映画の大ファンだったのですが、
「シネマぴあには一作品も載ってない!」と激怒しておりました(藁
しかしそれにしても吉田の珍しい作品を観逃したなんて!(><
残念過ぎますぅ。私ももう一回「樹氷のよろめき」が観たい・・・。
157 :
1 :03/12/30 19:14 ID:bSb8YvfR
∧_∧ (´・ω・`)>しかし意外(失礼!)にも、この吉田スレにも来訪者 (⊃旦⊂) が多くて一安心。最初は本当に3日で落ちると思って (__)_) ましたから。この調子でとりあえずは300ぐらい まで目指したいもの。皆さんもどうか宜しくお願いします!!!
158 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 21:12 ID:zrt2VB6R
>>157 1さんよかったですね、頑張ってください。
159 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 21:23 ID:sCrLaWzr
このスレ読んで興味わいたもんで「煉獄エロイカ」、今見終わったれすよ。 がっつーん…話は完璧にはわからんかったですが萌え燃え。 個人的に夫婦+少女ってな組み合わせには弱いんだわん。 少女がマリコたんに犬ごっこで誘いかけるシーン最高。 それにしても画面、美しすぎですな。ラストの白い建物とか。悶絶。 もっといろいろ知りたいよ〜
160 :
1 :03/12/30 21:44 ID:bSb8YvfR
>>158 有難うございます(^^#
>>159 嗚呼、例の(?)ワンワンシーンですな、アユ(筒井和美)の。
あのシーンの台詞も何が何だか(藁)で、私も凄く萌えました(藁
四方田犬彦が「鏡の女たち」と「煉獄エロイカ」の相似性について、
『ユリイカ臨時増刊号』に載ってます。興味がおありなら、どうぞ
読んでみて下さい(^^#
161 :
名無シネマ@上映中 :03/12/30 21:51 ID:exWlDNyz
>>154 >別役氏で「万延元年のフットボール」の構想があったそうです。
今年の秋、古本屋でこの台本が高値で売られているのを見て、こういう企画が
あったことを、そのとき初めて知ったのですが、実現していればどういう映画
になっていたのか、今となっては残念と言うしかありません。
しかし、シナリオは一応の決定稿はあるみたいです。
>多摩パルテノンの蓮実氏との対談
四方田氏?
162 :
159 :03/12/30 21:55 ID:sCrLaWzr
わ〜い1さんありがとんです。 さすがヨモタさん。よさげなこと書いてますね。ゼミ入りたいっす。 2ch内には煉獄エロイカ萌え人口意外と多いらしいれすね。 吉田監督ってちょいとオヒョイにも似てませんか… さてと。告白的女優論をこれから見てみます。 ルリ子たんの鏡のシーンこれまた悶絶のヨカーン。
163 :
1 :03/12/30 21:55 ID:bSb8YvfR
さて、意味不明と良く言われる「煉獄エロイカ」なんですが、これは過去に 共産党の指揮下での学生運動の中枢に居たにも関わらず、“スパイ”として 処分された男・庄田が、中年になり平穏な生活をしてるにも関わらず、庄田 の妻が或る少女を何気なく連れ帰ってしまった事で、その昔の暗い過去を 思い出す。(同志(恋人?)温子の死も含めて。)しかもその行為は 現代(70年代)にもう1回繰り返されようとしていたのであった・・・。 ・・・というのが、大体のストーリーです。もちろん、その合間合間に 主人公・庄田が少女に誘惑されてセックルしてしまったり、最後には 若い女テロリスト(木村菜穂)ともセックルしてしまったり。(もちろ ん、そういう暗示だけ、とも言えようが。)庄田の妻も若いテロリスト (牧田吉明)相手に売春をしたり。・・・・・まあ、此処まで書いて みましたが、結構メチャクチャなストーリーですね(藁藁藁 ちなみに元脚本では、最後、売春し終わった妻(岡田)を庄田が車で 迎えに行くところで終わります。映画では、夏那子(岡田)を浄子 (木村)がついて歩くところで終わりますがね。
164 :
1 :03/12/30 22:00 ID:bSb8YvfR
>>161 おおお。そうなんですか、それは私も読みたいわん(ハアト
そうです、四方田さんとの対談です。
あの時の私は後ろに岡田さんが座ってて、しかも昼間水を飲みすぎた
せいか、頻尿になり膀胱が爆発寸前・・・・だから、その「万延元年
・・・」のお話しを二人がなさってる時は少し虚ろ(苦藁)に聴いて
いたかも。決定稿があったとは・・・・・(くっ。
165 :
1 :03/12/30 22:05 ID:bSb8YvfR
>>162 (159)
うん、吉田さん、“オヒョイ”に似てるよね(藁
私もあと10年若かったら、四方田さんの居る大学行きたかったです。
ていうか行ってたと思います(涙。
私も他人様の批評とかを「煉獄エロイカ」関連で覗いたり
するんですが、結構ファン多いですよね。ホントに。
だって凄く美的&詩的な映画ですもん。
「ちょっとしたSF」という表現をする人もいます。
166 :
1 :03/12/30 22:07 ID:bSb8YvfR
>>161 私はよく蓮見さんと四方田さんの名前を間違えてしまうんです。
情けなや〜。
「重彦」「犬彦」という名前の相似性から、混同してしまう時、
多し。スミマセン。
167 :
1 :03/12/30 22:15 ID:bSb8YvfR
>>162 (159)
「告白的女優論」のルリ子タンは下手をするとキティな演技に達してる
よ。オナニーシーンも「エロい!」というより「恐かった」な〜。
ルリルリは凄いと思われ。
168 :
159 :03/12/30 22:21 ID:sCrLaWzr
↑オ・・オナシーンもあるのれすか!? 巻き戻しついでにざーっとみてるので、いまだ稲子ちゃんの 衝撃トランポリン&オカッパシーンれすよ。奇獣監督はすごいなぁ。 ルリたんは奇行女優と呼ばれていたと聞きますがこの映画でもそんな キレてるなんて。キティ萌え〜。
169 :
1 :03/12/30 22:29 ID:bSb8YvfR
>>159 ははははは。
こう書いてみても凄くオカシイですね、奇獣(私も当て字にしてみますたw)
映画って。あからさま・・・・(かもw)ではないのですけども、どう見て
もオナニーシーンというシーンがあります。有馬さんのオカッパ&トランポ
リンも何ですけど、あちこち笑えるシーン、ありまつ。
やっぱし、吉田監督て喜劇出来そうですね(藁
170 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 03:15 ID:qG6+koJX
煉獄エロイカと告白的女優論ってビデオでてるんですかっ!? こんど探してみよう
171 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 03:18 ID:qG6+koJX
あと、煉獄〜の木村菜穂って故木村功の娘さんでしたよね お父さんの方も吉田映画には良く出ていたけどあの作品の中で 見事にひん剥かれた娘の姿を見て一体どう思ったのかが気になる…
173 :
1 :03/12/31 13:04 ID:z8oysYxo
>>170 昔、東宝から出てますた〜
でも今は絶版かと。
何処か中古ビデオ屋行けばあるのだろうか・・・・。
かくいう私も予約までしてかったビデオを他人に貸したまま、
その人がヨソへ仕事へ行ってしまった為・・・そのままです(涙
まあ、この頃は日本映画専門チャンネルの「ATGアーカイブ」を
録画するのでイイのですが。
>>171 私も凄く親としての反応はどうだったんだろう、と思って、木村功本人では
ないけど木村功夫人の木村梢「功、大好き」というエッセイの中で「煉獄〜」
の裸シーンの事が触れられていないかどうか読んでみたんですが、彼女(菜穂)
が劇団民芸に自ら志望して研究生になった事、そして早い段階で結婚なさった
事しか触れられてませんでした。吉田映画については「絵がキレイ」と誉められ
ていましたが・・・・・。
それにしても「煉獄エロイカ」の木村菜穂さんが裸になるシーン、本当に
キレイだったと思います。
174 :
1 :03/12/31 13:08 ID:z8oysYxo
>>172 あっ、もの凄くサンクスコでつ〜(^^#
175 :
1 :03/12/31 19:15 ID:z8oysYxo
>>AAでageて置きますね。 o ゚ o 。゚ o 。 。 o o ° o 。゚ o 。 。 o o ° _____o___o___ o ゚ o 。゚ o 。 。 o 。 o/ o o 。 o \゚ o 。 o o 。 o ┗━゚━━━━━o━━━゚━━━┛ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ ̄ ゚̄ ̄ ̄|o || 。| ̄o .| ̄||| ̄ ̄ ̄||| ̄o ̄ ̄o ̄o | o.// o ゚ o ゚ o ゚ | 。 || ̄ ̄| ̄o ゚.||| o .|||o. | ̄ ̄|。 ゚|// o 。 ゚ 。 o | || ̄|o ゚̄_|_ _||| o|| 。|o. _| ゚ |o ∧ ∧ ゚ 。 ゚ ∧∧ o .|o ||。 ̄|o _||| I o ゚ |||  ̄o o 。| (*゚ー゚)∇ o∇(゚ヮ゚*) o/| ||_o|三三|。_.|||. o ||| o o 。 | ||( o つl====l⊆ 。_)|| 。.//|° ||o_|三三| o||| 。 ||| |[[[[[[[[[[| o| 。||  ̄ || || o ゚||。|| ̄||// o | || 。|| ||o |||゚ 。 |||。 ゚/.―――ヽ└――――――――――――┘。 .o. ̄|| || ゚̄/ ̄ ̄ ̄ ̄\||. ̄ ゚̄ ̄.|| ゚ ̄。 ̄ ゚̄ ̄ ̄ ̄。 ̄ ゚ ̄ ̄ ̄ ゚̄ ̄ ^~^^: ~^^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..~^^^;^;~^~ ;^^..~^ ^;^;^~ ^;^~^. ^~ ^~^..~^ ^;^~^;.^~^^ .~^ ^:^: ^..:^..~^ ^^~ :^..~^ ^:^:^~^.~^.~ :^^~^ ^^~^.~^^.~^~^^ ^^~^.~^^.~^~.^ ^~^
176 :
1 :03/12/31 19:25 ID:z8oysYxo
誰も来訪客が居ないので、ちょいと独り言でも・・・・。 さて、今日は大晦日ですね。 全くそんな気がしない私なのですが・・・・。 やはし皆さんは家族とテレビ観たり(しかし今頃「紅白」とか見る のかなー。)してるのかな。
177 :
1 :03/12/31 19:41 ID:z8oysYxo
159さんも稲子タンの“トランポリン”“おかっぱ”に衝撃を受けて るようですが(藁)、私自身も一つ引っかかるシーンがあり、それは 伊作万紀子(有馬稲子)の回想シーン、自分の好きな男・亘理隼人が 一森笙子と「伊作万紀子クンの事だが・・・」と話しをしていると時の 岡田さんのファッションがまさにロンパールームのお姉さんの格好(衝撃 過ぎる!!!)なんですよね・・・・(藁)。何だか色遣いも子供受けし そうな服で。 ・・・・奇獣監督、何を意図してたんだろう(汗
178 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 19:46 ID:LWeweXt9
>>1 「エロス+虐殺」とか「煉獄エロイカ」、ATGアーカイブでの グレーの再現はどうなんですか? 私も東宝から高い金出して買ったんですが、失望の一言でした。 あのきれいなグレーがつぶれちゃうんですよね。 さて、来年の抱負というか、希望。 色々噂のあった「エロス+虐殺」の完全版の上映と、サントラのリリース、 吉田喜重についてはこれにつきます。
179 :
1 :03/12/31 19:54 ID:z8oysYxo
>>178 サントラは私も激欲しい!!
何年も前からの悲願です。
で、「ATGアーカイブ」、前から観てて気になってたんですけど、
喜重作品に関わらず、皆暗い画面ですね・・・・元より。私がビデオ
で見たり、地上波で見たりしたものと比べても、白が冴えない、グレ
ーがやたらに濃く、中には暗闇の中で表されてる重要なシーンでさえ
定かではありませんね。
あっ、でも貴方は私と一緒で東宝からビデオで観たのか・・・?
スカパーで観るよりはビデオの方がキレイと思われ。
しかし、白の画面の眩しい様など、やはりスクリーンで観るものには
到底太刀打ち出来ません。だから私なども吉田さんの映画が回顧上映
される度に観に行く訳なんですが・・・・。
180 :
1 :03/12/31 19:59 ID:z8oysYxo
>>178 私も「エロス+虐殺」の完全版上映キボンヌです。
話しは逸れますが、去年「瀧の白糸」完全版観たんですけど、
やはり最初に観たのと全然違ってましたからね。
「エロス+虐殺」も完全版にすると説明不足のところが補われて、
初見の人(私らもだが、)でももっと判るようになると思われ。
181 :
159 :03/12/31 20:18 ID:A3cqdRIT
まんまとハマって大晦日だというのに「エロス+虐殺」鑑賞中。
フィルムセンターで観たときは爆睡しちゃって気がついたら
大杉さんがフスマ責めにあってました。今日はここを読みつつがんがる。
>>177 告白的女優論、突っ込みどころ満載でワラタですよ。
まさにロンパー風情でしたね〜。もしくは英語であそぼとか。
吉田監督のことだからものすごい重大な意味付けが!?と熟考しましたが
ただただ幻惑されちゃったんだゾ☆奇獣タン萌え〜
ルリルリのオナニシーン、お魚さんみたいでした。つるつるぺったんこ。
182 :
1 :03/12/31 20:26 ID:z8oysYxo
>>159 (181)
なかなか香ばしい大晦日ですね。
かくいう当方も2ちゃんねる漬けな訳ですが(鬱藁
しかし、“フスマ責め”・・・・・ワロタ(藁
>>177 ルリルリね、身体・・・・薄いからさ(藁
何処からがシーツで何処からルリ子ボディか、わかんない!
ほんにぺったんこ。
どうしてあないに痩せてしまったものか。
岡田さんのロンパー姿、私は重大な意味があると思われ(藁
それについては、また。
159も良いお年を!!
183 :
1 :03/12/31 20:33 ID:z8oysYxo
>>159 159は「エロス+虐殺」のシナリオを持って(もしくは読んだ)
事がありますか?一度読んでおくと、映画がわかり易くなりますよ。
184 :
1 :03/12/31 20:40 ID:z8oysYxo
ごめん。182(1)の下段、
>>177 ⇒
>>181 ね。
細かい事のようだけど、気になったんで。
185 :
159 :03/12/31 21:11 ID:A3cqdRIT
186 :
1 :03/12/31 21:19 ID:z8oysYxo
>>159 昔「エロス・・」(「煉獄・・」かな?)を一緒に観に行った友達が言った、
「この映画、“寝ろ寝ろ光線”出てない〜?w」と。
上手く言うものですね・・・・(藁
映画芸術1969年9月号は凄く面白かったですよ。
まあ、観てる間はわかんないかも知れない・・・・(藁
187 :
1 :03/12/31 21:25 ID:z8oysYxo
●「エロス+虐殺」 ●「煉獄エロイカ」 この二つに極端に言える事は、映画自体がシナリオに傾き過ぎてるのではない か?と言う事。それはそれで一つの特徴、と開き直る事も出来るんだが(藁 シナリオ単独で「エロス+虐殺」と「煉獄エロイカ」を読んでみて下さい、 めちゃめちゃ面白いから(藁 それを読みこなした上で本編を観るのが 一番イイのかも知れません。ただこういう形は一般観客(というか殆どの客) を逃してしまう原因になる訳ですが・・・・・。
188 :
178 :03/12/31 21:27 ID:LWeweXt9
また、カキコしちゃうね。でも、大晦日に喜重もなかなかです。 サントラは、LP時代に確か出てたよね。記憶違い? 深夜放送で突然「エロス」のテーマが流れて、びっくりしたことがあります。 今のところ、「エロス」のメインテーマをビデオから落としてデジタル化し、 何度も何度もノイズを取って、やっとこさ聞ける状態にしました。 今もそれを聞きながら、書いてます。 冒頭のシーンのところですが、いいなあ。 調子こいてついでに、書いちゃおう。 いいえ私はB子です。魔子はあなた。
189 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 21:34 ID:qG6+koJX
190 :
1 :03/12/31 21:36 ID:z8oysYxo
>>188 「母の母の母の母のことをおっしゃってるんでしたら・・・・それは、
あ・な・た。」(で“春三月”のテロップが出たあと、
メインテーマが流れる〜♪)
私も冒頭のシーンが大好きです。岡田さん扮する魔子が観客に対して
指指す時、ドキッとするような・・・・。 サントラの事ですが、
確かにLP時代に出てたと聞いてます!聞くところによると、トリュ
ホー監督が凄くこの「エロス+虐殺」のテーマがお好きだったとか。
私も中古レコード屋でこのLPを探したんですが・・・。無いなぁ(涙
191 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 21:38 ID:z8oysYxo
192 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 21:41 ID:z8oysYxo
>>189 京都は大学と学生が沢山居るせいでしょうか、レンタルビデオ屋でも
こういうイイ店がありますね。かくいう私もATG系のパンフは京都
で手に入れたものが幾つかあります。
193 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 22:22 ID:AgEhfX9H
>>188 >サントラは、LP時代に確か出てたよね。
>>190 >私も中古レコード屋でこのLPを探したんですが・・・。無いなぁ
初めて『エロス+虐殺』を見た四半世紀前から探しているのですがないですよね。
ところが、今年の夏にヤフオクに出品されていたのを発見し、喜んだものの開始
価格がなんと38,000円ということなので見送らせていただきました。(涙
194 :
1 :03/12/31 22:27 ID:z8oysYxo
>>193 あ・・・・そんな前から探してても無いもんですか。
それにしても、そのヤフオクのオークション、高すぎ・・・。
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン
195 :
1 :03/12/31 22:31 ID:z8oysYxo
>>193 武満徹みたいにサントラ集がまめに出てたらイイんですけど、
一柳さんはそんなサントラを手がけた数も殆ど無い方だから、
出ないんですよね・・・その手合いのCDが。
一柳慧作曲は吉田作品以外は勅使河原宏の「おとし穴」とか
森弘太の「あの河の裏切りは重く」などかな・・・。
あとは横山博人の「純」とか。(確かそうだった筈。)
196 :
名無シネマ@上映中 :03/12/31 22:51 ID:AgEhfX9H
>>194 最終的に誰かが落札していましたので、相場としてもかなりの高値である
ことは確かなようです。
197 :
1 :04/01/01 03:23 ID:P1wlCufw
>>196 そうですか・・・・(汗
それは凄い・・・・(汗汗汗
このスレを訪れて下さる方、
あけましておめでとうございます!
本年もこのスレを宜しくお願いしますm(_ _)m
198 :
178 :04/01/01 10:11 ID:g5nX2f1H
あけましておめでとうございます。 おお!やはり、サントラはあったんですね。それにしても、開始価格がすごい。 サンマンハッセンエン!! だが、こういうときのためのファイル共有ではないのか? 東宝のビデオの音質がもう少しまともなら、ゴダールの「ヌーベル・バーグ」の ように、全編サントラ化してみたい。でも、ビデオのノイズってすごいから、 気の遠くなるような話だし。
199 :
名無シネマ@上映中 :04/01/01 16:59 ID:1jc5kfWj
>>109 スタンリー・キューブリックみたいだな(『バリー・リンドン』はロウソクの光だけで撮影したらしい)
ビリー・ワイルダーは「そんなことどうでもいいじゃないか」なんて言ってたが(笑)
脚本家の石堂淑朗は『樹氷のよろめき』で「赤線」という言葉を使ったら吉田に嫌な顔をされたそうだ
以来、二人は組んでいないと思う
200 :
1 :04/01/01 18:28 ID:AdbX+6N7
>>199 そうです。
その通りです。
「樹氷のよろめき」は前半が吉田、後半が石堂で、話の筋も真っ二つに
なってます(藁)。最初に新人時代の赤座美代子が出てきますが、これも
吉田案ではもっと出てた筈だそうです。ちなみに「樹氷のよろめき」の
音楽も話しの筋にそぐわない明るめの音楽で、総てがミスマッチな映画
と言えましょう。
>>178 ビデオから録る、ですか・・・・・
それも難しそう。
何か方法は無いんでしょうか?
ああ・・・・・。
201 :
1 :04/01/01 20:24 ID:AdbX+6N7
今日はお客さんが来られないようですね・・・。 何しろ元旦だしねぇ・・・。 じゃあ、「樹氷のよろめき」の話しでも。 ・・・これが松竹配給(要は買取、)の最後の作品ですね。 併映は確か「いれずみ無残」(苦藁)と2本立て。ちょっとした“エロ” 風味のような、思わせぶりな公開のされ方をしたようです(苦藁 今観てみると、全然エロ風味じゃない訳なんですが。 だって吉田作品だし。 石堂さんとの脚本を巡る確執の話しですが、石堂さん、この「樹氷のよろめ き」と同時期(前かも、)に「胎内列車に乗り合わせる三人半」という戯曲 を書いておられます。これがどう行った戯曲かは私は読んでないんですが、 たぶん「樹氷のよろめき」の内容とリンクしていると思われます。
202 :
名無シネマ@上映中 :04/01/01 22:43 ID:YBmi5FIx
石堂氏は「自分は理屈物ばかり書いてきた」と反省気味に喋っていたことがあるが、 『ウルトラ・シリーズ』とか『飢餓海峡』(テレビ版)等の脚本を書いているからなぁ 商業主義と対峙しながら良質な作品を生み出していったと思う(理屈っぽいのは事実だけど) 吉田も出来ないかなぁ(増村保造みたいに) ひょっとして王貞治の伝記映画(だったよね)がそうなのか?
203 :
1 :04/01/01 22:58 ID:AdbX+6N7
>>202 >>吉田も出来ないかなぁ(増村保造みたいに
そうですよね〜。
亡くなられるまでに、こう叩きつけるような、万人に食べられるような映画
をね。本人のスタンスの問題もあると思うけど、何か自分自身を抑えつけて
ますよね、吉田監督。
やはし“象牙の塔”の人なのかな〜。
石堂さんについては、そういう最初持っていた“理屈”体質を意識しつつ、
201さんが挙げたような脚本を書いておられますよね。私は石堂さんの
ものでは「非行少女」も好きなんです。しかし考えれば石堂さんって身体
の底までは“理屈”体質ではないのかも知れない。石堂さんの「好色的生活」
などの著書を読みましたが、あまり“論理”“理屈”的なものは感じられな
かったので。この人は常に人間の持つドロドロの部分を大事にしてるんでは
ないでしょうか。石堂が書いた「エロス+虐殺」の批評、お勧めです。
(「映画芸術1969年?月号に載ってます。)
204 :
名無シネマ@上映中 :04/01/02 04:55 ID:k3YEOQuj
| | ─ - ○ − - | | ∧__,,∧ ,-ー、 / / i \ |_|(´・ω・`) 。 /ノ ゞ ヽ, |茶|( .o旦o) 〜", ; , ; .ヽ とりあえず定期age. | ̄|と_)_)
205 :
名無シネマ@上映中 :04/01/02 08:08 ID:k3YEOQuj
本日は出かける前に一つ。 過去の“映画芸術”を読んでましたところ、「エロス+虐殺」のシナリオの 第一稿は山田正弘氏が書き、それに吉田監督自身が書き加えたり訂正したり、 というシステムで出来上がったみたいです。山田氏オンリーで書かれたわけ ではないみたいです。
吉田や篠田の若い頃の映画は面白いと思うのだけど、 なかなか観られる機会が少ないのが残念。 『ろくでなし』なんて、ほんと『勝手にしやがれ』のマネ。 でもだからこそいいんだと思うな。 作品としては舛田利雄の『紅の流れ星』のほうが全然良いんだけど、まんま模倣があっても構わないと思う。 映画はこんな風に模倣されてきたんですよと広く知らしめる意味でも、もっと観られる機会を多くして欲しいね。 昔フィルムセンターで観た『甘い夜の果て』も面白かったな〜 若い津川雅彦あっての官能ピカレスク。オートレース場での疾走感がたまらん。 吉田や篠田の諸作って、ビデオあんまり出てないよね。 CSの衛星劇場ではやってるのかな?情報きぼん。
207 :
名無キネマさん :04/01/02 08:47 ID:p70wSkWf
>>206 「現代思想」の95年10月臨時増刊号「ゴダールの神話」の大島渚のインタビューで興味深いこと言ってますね。
――当時、吉田喜重監督の『ろくでなし』のラストシーンや『青春残酷物語』の手持ちキャメラは、『勝手にしやがれ』うぃ真似したのだろう、などと言われましたね。
大島:吉田のあのシーンを見るたびに、おまえ、これのおかげで、俺たちはずいぶん損したじゃないか、といいたい気持ちはありますね(笑)。
真似した気持ちはぜんぜんないけれども、ぼくらのなかに、キャメラに対するかなりフェティッシュな関心があって、そのなかには手持ちキャメラがありました。
僕と川又昂、吉田と成島東一郎のあいだでは、やがて一本立ちで監督キャメラマンをやるときにはいっしょにやろうね、という話はしていて。
川又昂は『青春残酷物語』では35ミリのキャメラをかついでいましたから、俺は今日の日のために、鉄アレイで腕を鍛えといたんだと言っていいました(笑)。
ほかにも、石堂淑朗、大島渚、小川徹、蔵原惟繕、斎藤龍鳳、矢島翠、そして吉田喜重とゴダールによる66年来日時の座談会の採録も載っていて興味深いですね。
あ、それと、今でてるユリイカのロラン・バルトの号に、吉田喜重監督が一筆書いていますね。
208 :
1 :04/01/02 10:09 ID:k3YEOQuj
>>207 それ読んでないかも〜。
読んでおきます^^。
>>206 篠田の初期の作品は衛星劇場でやってました。
吉田のは・・・う〜ん関西では何年か前の深夜枠で放送されたきり、
ですかね。それも「ろくでなし」だけ。あのラストが“勝手にしや
がれ”に似てる、て良く指摘されてますけど、私はあれはあれなり
に「ろくでなし」、好きです。
209 :
1 :04/01/02 10:12 ID:k3YEOQuj
>>206 「甘い夜の果て」・・・・私も過去に1回観たきりです。(三軒茶屋
アムスにて。)もう1回ちゃんと観たいなぁ。
210 :
178 :04/01/02 17:58 ID:VgSHDkaA
どうしてなのかはわからないんだけど、長いこと 「煉獄エロイカ」の脚本は、別役実だとずーっと信じ込んでいた。 え〜いっ、このボケが。(自爆 もうひとつこれも記憶があいまいなので皆さん、教えてくださいな。 主人公を演じた鴨田貝造さんて、建築家だと読んだ記憶があるんだけど、 検索してもそれらしい人は見当たらないんだよね。 なかなか渋くて、いい声してて、台詞まわりの硬さもあの映画によく あってるしね。あの人の今を知ってる人、いますか?
211 :
名無シネマ@上映中 :04/01/02 18:38 ID:1x59Vhks
202氏が書いてる「王貞治の伝記映画」見た人いますか?
212 :
名無シネマ@上映中 :04/01/02 21:57 ID:VgSHDkaA
ドキュメントといえば、愛知県から委嘱された記録映画は、どこで見ることができるの? 愛知県芸へいけば、予約とかなしにOKなのかなあ?
213 :
1 :04/01/02 23:04 ID:k3YEOQuj
>>178 さん(210)
こんばんは〜。
鵜田貝造さんは本名は塩瀬宏と言って、確か学者さん(当時)の筈です。
専門は演劇論・・・だったと思います。当時は国学院大学などで教鞭を
とっていたようです。ちなみに吉田さんの同級生だそうです。今、も何処
かの大学で教鞭を取っておられるのでは?
>>211 私も観た事が無いです。回顧上映にも上らないですしねー。
>>212 私もよくは知らないんですが、定期的に上映してる、て事はありませんか?
もしくはやはり愛知県芸?にお願いするとか・・・。
私も、そのドキュメント観たいです。
214 :
1 :04/01/02 23:52 ID:k3YEOQuj
追加。
>>178 さん。
塩瀬宏の事ですが・・・・、そうですね、当時は“国学院・法政など都内
2,3の大学の講師をしていた”そうです。演出もなさってたみたいで、
安倍公房「赤い繭」(主演:ヨネヤマ ママコ)、タルデュー作「鍵穴」
(主演:北見治一)などを演出されてます。「イオネスコ戯曲集」など主
にしてフランス演劇の翻訳もあるようです。
215 :
1 :04/01/02 23:53 ID:k3YEOQuj
>>178 ただこれは当時の紹介文ですから、
現在、“建築家”の可能性もあるわけで・・・・。
216 :
名無シネマ@上映中 :04/01/03 00:24 ID:bARJKHk+
今、“塩瀬宏”で検索してみましたところ、 やはり現在もフランス語の先生をやっておられるようですね。
217 :
1 :04/01/03 10:01 ID:bARJKHk+
さて! おはようさんです!age
218 :
名無シネマ@上映中 :04/01/03 19:49 ID:UEYEwswA
『秋津温泉』の長門裕之は醜い 醜い中年男を演らせたら日本で五本指に入る(BY リリー・フランキー)だけの事はある 森雅之がやったら‘魅力的’になるだろうが、まったくならない所が素晴らしい 当初は芥川比呂志だったらしいが
219 :
178 :04/01/03 21:09 ID:dQWyQs64
>>1 どうも私の勘違いで、迷惑かけてますね。スマソ
>>212 愛知県の委嘱で作った作品は、愛知の郷土芸能に関するドキュメンタリーです。
あそこは割りと親切ですから、ビドオブースへ行けば見ることはできると思いますが、
一応学芸課あたりで、確認してからいかれたほうが、よいと思います。
そういえば、その芸文センターで、喜重の講演をきいたことがありますが、
面白かったですね。小津についての講演だったかどうかは、忘れましたが、
随分小津について、言及してました。
220 :
名無シネマ@上映中 :04/01/04 17:18 ID:qB1pD8io
去年の秋ごろ朝日新聞にインタビューが載ってた(『鏡の中の女たち』関連) その中で、 「20世紀は男の世紀、だから戦争が絶えなかった」 「21世紀は女の世紀になる、そうすれば世の中平和になる」(大意)と言ってた 男=好戦的、女=平和的というフェミニズムの図式丸出しで答えていて失望した うーん、なんか深い意味でもあったのだろうか?
221 :
1 :04/01/04 18:10 ID:B8IcynVw
2日ぶりくらいでしょうか。
こんばんは、1です。
>>220 昔から吉田喜重の映画て女性映画なんだよね・・・・。
「煉獄エロイカ」で最後、若い女テロリスト・浄子(木村菜穂)があっけなく
闘争から離脱(裏切り)します。あれは組織対組織であれば、それは常に
権力闘争である。そして権力組織の中では常に「女性」は疎外されがち、
というか仲間に入れない存在である。組織(権力)対組織(権力)という図式
で行くのであれば、それは永遠に果てしなく続く闘争である。それでは無意味
だ。その時「女性が子供を生む」という事だけが確実な事である。たぶん吉田
はそういう事が言いたいだろう、と思う。
もちろん私も「21世紀は女の世紀になる、そうすれば世の中平和になる」と
単純には考えてはいないんですけどもね、吉田の大意と反して。
でも理想論としては判ります。
222 :
1 :04/01/04 18:16 ID:B8IcynVw
ごめんなさい、訂正。220宛ての文、8行目、
言いたいだろう、⇒ 言いたいんだろう、 です。
>>178 san
いつも書き込みサンクスです!
>>218 私もいつも「秋津温泉」の周作(長門)に「私の茉莉子タンを
どうする気だよぉ〜。“一緒に死んで!”て茉莉子様がおっしゃって
んだから藻前死ねよぉ〜。」管巻きながら観てます(藁
223 :
1 :04/01/04 18:28 ID:B8IcynVw
>>218 芥川さんだと随分作品の雰囲気が違ったかも。
それと吉田喜重との結婚もなかったかも知れない・・・・。
224 :
名無シネマ@上映中 :04/01/04 18:44 ID:cT85kgUT
大杉栄の伝記映画は大島渚も企画してたらしい(伊藤野枝役は小山明子か?) 個人的には、若尾文子(伊藤野枝)・増村保造監督で見てみたい 大島は増村についていろいろ書いてたけれど吉田はどうだったんでしょう けっこう共通する所(いわゆる‘日本的’なものが大嫌いとか)があると思うんですが 岡田茉莉子は増村の映画に出てましたが・・・・
225 :
1 :04/01/04 19:54 ID:B8IcynVw
>>224 吉田さんが増村について書いているもの・・・・う〜んちょっと思い出さない
です。ひょっとしたら過去の“映画芸術”なんかで少しくらいは触れてても
良さそうなものだけど。しかし去年の吉田喜重学会では「増村監督の作品は
好き」とおっしゃってました。これから吉田喜重が増村について触れる時が
来るかも知れません。
岡田茉莉子が出てたのは「妻二人」かな?
226 :
1 :04/01/04 20:03 ID:B8IcynVw
>>224 どうも大島と吉田は企画かぶる事が多いみたいですね。
大杉栄もそうですが、「世界の映画監督 吉田/篠田」では関根弘が
吉田に向かって「阿部定の映画を、岡田茉莉子主演で是非観たい。」
と書いてる。実際は数年後に大島が阿部定を題材にした「愛のコリー
ダ」を撮るわけだが。しかし、もし大島で大杉栄の映画が作られてた
としてもたぶんに、野枝の存在は吉田の映画ほど大きくない気がする。
荒畑寒村などの同志と大杉中心に映画を撮るような気がする。もちろ
ん歴史に「もしも・・・」はないのだけど。
増村監督なら間違いなく伊藤野枝(もちろん若尾文子!)中心で描く
でしょうね。しかし増村さんはそういう思想・革新的なものには興味
がなかったんじゃないかなぁ。
でも少し観てみたい気もします。
227 :
名無シネマ@上映中 :04/01/04 21:06 ID:Ubt/kIcD
いわゆる「第三世代」の監督っていますよね 増村・中平・岡本・澤島・鈴木清順・今村・大島・篠田・神代・舛田・蔵原 山田・工藤・深作・浦山・熊井等々・・・・ 1さんは吉田と同世代で他に好きな監督はだれですか?
どうもパッと見、吉田戦車に見えてしまう。
229 :
1 :04/01/04 23:15 ID:TIO3+GG9
>>227 少しレス返すの遅れましたが・・・こんばんは、1です。
そうですね、名前を挙げるとしたら、
●大島渚(ただし一部の作品にはアレルギーを起こす。
●深作欣二(吉田とは正反対なんだが・・・。何故か好き。
●神代辰巳(この人の色っぽさ、諦念感を感じる作風が好き。
●増村保造(私はこの人の映画を学校が早くひけた時など、よく昼間観ていた。
その時の印象「なんつー映画や・・・・(絶句)。
私に邦画への手ほどきをしてくれたのは増村映画です。
・・・・ですかね。4人とも吉田さんとは全然違うわけですが。
この年代の映画を私は一番多く観ていると思います。
230 :
名無シネマ@上映中 :04/01/05 06:49 ID:4F0twwaa
「論座」で蓮實重彦と山根貞男とで「生きている小津安二郎」
231 :
1 :04/01/05 07:06 ID:WFjtpj1v
>>230 ありがとうございます。
読もうと思います。
>>206 > 『ろくでなし』なんて、ほんと『勝手にしやがれ』のマネ。
吉田はまだゴダールは観てなかったと言ってる。
233 :
1 :04/01/06 10:24 ID:ai8OHGsa
>>232 、206
確かに似てますかね、ラストが。
でもあの雰囲気とストーリーは吉田独特のモノだと思うけどな。
最後に看取ってくれるのが、年上の女(高千穂)というのも吉田らしい。
あの人物位置にはモデルがあって、ダラダラ遊びみたいな日常を送って
る若者4人が、吉田、石堂、種村季弘、宮川淳、そして社長秘書・郁子
(高千穂ひずる)のモデルが吉田の実姉らしいです。
昔の種村氏の批評で読んだ事があります。
234 :
名無シネマ@上映中 :04/01/06 11:02 ID:bPyWdR2u
昔、池袋(文芸坐じゃない、たぶんロサ)でかかった、大島の『新宿泥棒日記』と
吉田の『エロス+虐殺』の同時上映を観に行ったことがありまする。
両作とも非常に楽しみにしていたのですが、先にやった『泥棒日記』の毒気に
すっかり当てられてグッタリした漏れは、『エロス』を半分も観ないうちに
退場してしまいました…。『泥棒日記』の毒々しい色彩の地獄の後に、
『エロス』の露出オーバー気味の眩しい画面、というのはちょっときつかったです。
※後日ビデオで堪能しましたyo。
ところで、
>>1 さんが「アレルギーを起こす」大島作品ってなんですか?
235 :
1 :04/01/06 12:06 ID:ai8OHGsa
>>234 私、大島もたいてい好きなんですけど、
ただ「絞死刑」だけはどうも・・・・・“シニカルな論理劇”と割り
切って観れば、どうという事はないんでしょうけど。
「新宿泥棒日記」は私も好きな作品です。
236 :
234 :04/01/06 15:47 ID:bPyWdR2u
>>235 >>1 さん、レスありがとうございました。
俺はその前後に、高田馬場で観た「増村保造オールナイト」でも中座した馬鹿者でございます
(『痴人の愛』『夫が見た』『刺青』まで観て『偽大学生』で挫折。世の中は厳しい)。
>ただ「絞死刑」だけはどうも・・・・・
ああ、俺は好きです。。(DVDも買った涙
あの作品は、佐藤慶と渡辺文雄と小松方正と戸浦六宏と足立正生と松田政男の演技合戦である、と
割り切って観られたほうがいいのではないでしょうか。
自分は中でも教誨師を演じた石堂淑朗が好きでした。
石堂といえば、彼と吉田と田村孟の三人で、松竹の入社試験を受けに行ったんですね。濃い面子だ。
237 :
名無シネマ@上映中 :04/01/06 16:12 ID:ai8OHGsa
>>236 (234)
こちらこそレス有難うございます。
『偽大学生』で中座するのは妥当かと・・・。
その前3作品と比べれば失敗作ですし>『偽大学生』。
しかもオールナイトだもんね。
『絞死刑』、そうですね、基本的に割り切って見るかも。
ブラックユーモアみたいなもんですしね、死刑執行して
も死なないなんて。
確かに面白い面子が揃ってますよね、いつも常連組もだけど、
足立正生、松田政男、そして石堂淑朗!私は役者としての石堂も
好きなんです。確かにあの教誨師は良かった・・・。
ああ、こんな風に書いてたら、抵抗がありつつも「絞死刑」観て
きたくなってきた。
>松竹の入社試験を受けに行ったんですね。濃い面子だ。
そうじゃなくても松竹て濃い人多いのにね・・・・(藁
238 :
名無シネマ@上映中 :04/01/06 16:13 ID:ai8OHGsa
あっ。 ごめん。 237=1です。
240 :
236 :04/01/06 17:38 ID:bPyWdR2u
>>237 >『絞死刑』
石堂の「ああ、神よ!!私はあなたを(略)」とか、
松田の「確か、刑法第●条によれば(略)…勉強不足ですが」とか、笑えました。
だんだん俺も観たくなってきました(w。
何年か前に、銀座線において、吉田『戒厳令』の脚本を担当された別役実氏が、
ハヤカワ文庫を(カバーはずして)読んでおられるのを見ましたよ。カコヨカッタ。ちょっと河原崎次郎似。
『戒厳令』も再見したいです。この作品に限らず、吉田映画のソフト化を強く望みます。
>>239 >弱っ! > 退席
当時は体が弱かったので(w、というのもありますが、なによりも増村の(陰の)パワーに圧倒されてしまいました。
『夫が見た』で汗びっしょりになってまた。
あたかもレバーペースト10ガロンを水なしで食べさせられている気分でしたよ。。。
>山田宏一かよ!?
山田宏一十八番の、マキノ『次郎長三國志』シリーズは退席せずに観れましたが、
ド左翼紙芝居『怒りをうたえ』一挙上映は中座しました。本当に弱いデス。
241 :
236 :04/01/06 17:43 ID:bPyWdR2u
何度もすみません。
>>240 中の
「ソフト化を強く望みます」は「DVD化」を、ということです。
242 :
236さん、何度でもけっこうですよ、こんばんは1です。 :04/01/06 22:56 ID:BvGIQpWv
>>236 (241)
へえ〜。別役さんカコイイのですね〜。
もうすぐ2月という季節柄、「戒厳令」も観たい。
私も吉田作品全DVD化を希望しております。
まだ観てない作品もあるので。
>レバーペースト10ガロンを水なしで食べさせられている(増村について。
確かに(藁)。上手い表現ですね(藁)。クドイんですよね〜。「あれがイタ
リア帰りが作る映画なのか!?」と感じたことあります。
243 :
1 :04/01/06 23:13 ID:BvGIQpWv
少しスレ違いの話題になりますが、増村保造についての私的思い出。 私も中学(高校)の時、半ドンの時よく昼間の邦画枠を観てたんです けど(もちろんテレビ東京系、)「千羽鶴」「遊び」「妻二人」など 割合小粒(?)な作品しか放映がなかったんですが、特に「遊び」 観終わってから愕然としました・・・・「何だ?!こりは?」。 でもイイ映画でしたよ。細部細部は皆さんもご存知の通り“変”なん ですけどね。
244 :
名無シネマ@上映中 :04/01/07 01:32 ID:PDdxF96U
BS-2に出演中ですよぅ!
245 :
1 :04/01/07 01:36 ID:sYvG2ZbS
>>244 ああ・・・・我が家BS付いてない・・・・(鬱
246 :
236(241) :04/01/07 10:14 ID:L7dsg8BG
>>242 (243)
> まだ観てない作品もあるので。
自分もです。『嵐を呼ぶ十八人』とか、『BIG1 王貞治物語』とか(こっちは、まあいいかな)。
ところで、自分はまだユリイカの『吉田喜重』読んでないんですけど、面白いですか?
ここで増村話へ。。。
> 「あれがイタリア帰りが作る映画なのか!?」と感じたことあります。
まだ『くちづけ』あたりは、陽光がまぶしい感じがするんですけど、
だんだんと作品を重ねるにつれて増村(陰)エキスが出汁のように滲んできますね(w。
> 増村保造作品放映(もちろんテレビ東京系)
よくやってました、『セックスチェック 第二の性』とか(w。
「小粒」だけど充分気持ちの悪〜いやつ。
あのおかげで、増村のイメージがテレ東になってしまった人も多いのではないでしょうか。
(それまではTBS『スチュワーデス物語』だった)
でも、くすんだ色調がテレ東のカラーに、よくあってましたね。
248 :
1 :04/01/07 11:33 ID:jAki4pl+
>>246 少し増村話へ逸れます、
やってたね、『セックスチェック 第二の性』!(w
確かに初期は初々しいのに・・・(まあ、それなりにくどくなる予感はあったが。
増村作品はテレビ東京で学ぶはずです!・・・て私たちだけでしょうか?(藁
・・・で「ユリイカ/吉田喜重」、とても読み応えあるし、面白いですよ。
過去あんまり話してない事を此処に一気にまとめた感じ。
特に岡田さんのインタビューと吉田さんのエッセイ、四方田さんの論文、
凄くイイ!!
249 :
246(で、当分いきます) :04/01/07 12:55 ID:L7dsg8BG
>>247 >>248 ありがとうございました。「吉田ユリイカ」を今、買って参りました。
これからゆっくり読みます。
>増村作品はテレビ東京で学ぶはずです!
ありがとうテレビ東京!と、私たちだけでもいいからお礼をのべませんか(w。
増村作品を、それもけだるい昼下がりという、なんともベストな時間帯で放映してくれたなんて
素敵すぎます。
あと俺は、深夜枠で川島雄三作品や勅使河原宏作品も学ばせていただきました。
250 :
名無シネマ@上映中 :04/01/07 16:03 ID:hjPPHBsV
>>236 >>237 >>『偽大学生』で中座するのは妥当かと・・・。
その前3作品と比べれば失敗作ですし>『偽大学生』。
ええっ?
はっきり言って自分は『偽大学生』を増村最高作と思っている人間なので驚いた。
なんでこんな素晴らしい作品で中座を?
人によって評価っていろいろなんだなあと思いました。
基本的に、増村にはやけに観念的になり過ぎている作品と官能性がただようもの
とあると思いますが、『偽大学生』は前者の系譜かもしれないが、観念的系でありながら
観念的に空転しているというのではなく高度に張りつめた映画的な画面を達成している
作品かと思いました。ゆえにちょっと他に比類するものがない傑作と考えています。
自分の評価ではこれが増村ベストでこれと『清作の妻』『遊び』がベスト3です。
251 :
246 :04/01/07 17:00 ID:L7dsg8BG
>>250 すみません、『偽大学生』で中座したのは俺です。。。
>なんでこんな素晴らしい作品で中座を?
オールナイトで4本も一挙に観る、という形では無く、1本か、せいぜい2本ずつに
落ち着いて観れば、なるほどいい映画だったかもしれません(再見していないのですが)。
とにかく、この日の上映ラインアップが(この日の自分にとっては)濃すぎました。
前にも書きましたが、『夫が見た』で汗びっしょり、もうぐったりとなってしまいつつも、
(そこで退場すればよかったのに)観始めてしまったのが良くなかったでつ。これは反省。
ただ、『夫が見た』は、好きな映画です。
※この時以来、オールナイトに行くのは控えています。
ついでに増村作品マイベスト3を。
『妻の小箱より 夫が見た』『卍』『刺青』
※俺は白坂依志夫脚本作品があまり好きでないかも。
253 :
1 :04/01/07 23:13 ID:pXns4Dbk
>>246 レス遅れました、こんばんは1です。
そうなんです、私たちでテレ東に“ありがとう!”を言いましょう!(藁
昼間の奥様枠(?なのか・・・?)でやってた邦画も濃かったですが、
こちら、私が住んでるところは(それとも全国的にやってたのか??)
毎週土曜の深夜にも邦画枠があり、ATGモノ、たまに日活ロマンポルノ
(藁)、カルト作品(例えば、中川信夫の「地獄」)など今の私の基盤と
なる邦画を沢山放映していました。
ありがとう!テレビ東京!予算が他民放より安いのに、凄く頑張ってる!
(と本日はスレ違いな話題。皆様、スマソ。)
>>250 私も「遊び」、好きです。
最初テレ東系チャンネルで見た時は唖然としたんですが・・・。
今は判ります。
254 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 05:54 ID:TQnvZUEA
増村だったら「妻二人」を忘れてはいけないと思う。 茉莉子様と文子様の共演で、1シーンしか絡んでないけど。 吉田ももちろんいいけど私はどっちかというと茉莉子ファンとして入ったのでした。 他にそういう人いない?
255 :
1 :04/01/08 06:10 ID:G8akpguv
>>254 おはようございます。
そうだな〜、確かに岡田さん(の若い頃)を知ったのが、「妻二人」
そして増村じゃないですけど、富本壮吉の「毒薬の匂う女」からです。
やはり岡田さんが魅力的だったんで、とても印象には残ってました。
256 :
1 :04/01/08 06:23 ID:G8akpguv
>>254 私もどっちか言うと茉莉子様が魅力的であるから、吉田映画に深入り
する事になったのかも知れん。もちろん吉田の独特の魅力があったか
ら、茉莉子様に深入りしたのか。卵が先か鶏が先か・・?て感じに
なってしまうなー。私の場合。しかし実際茉莉子様が出てない「嵐が
丘」にはそんな自分は吸引力を感じないなー。「人間の約束」「戒厳
令」は“異常”魅力の三國連太郎だから別だけど。
257 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 10:51 ID:ZuKHT6Do
これは個人的感想ですが、アラン・レネとアンドレイ・タルコフスキーが吉田と共通点がある監督だと思います レネは「観念の人」で意外と「政治の人」でもある(美術家に関するドキュメンタリーも撮ってる) タルコフスキーは「水と鏡とエロスとタナトスの人」だし しかも二人とも難解だ(笑) 特に、『去年マリエンバートで』なんて、あそこまで判らないと感動的なくらいだ
258 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 12:53 ID:ZvHh3J2A
同じ木下恵介の弟子組のつながりで、山田太一と組むという選択は出来なかったのだろうか ヒロインで岡田茉莉子さまも抑えられるし(笑) 『水で書かれた物語』は茉莉子さま&岸田森という‘濃い’(でも好きだ)コンビでお腹一杯 岸田森が茉莉子さまの血を吸ってくれたら完璧だった 岸田森は吉田作品に合っていたと思うのでもっと出演させて欲しかった
259 :
246 :04/01/08 13:51 ID:jXLk4a2V
>>253 ありがとう!テレビ東京!!。。って、もういいですね(w。
※ところでテレビ放映といえば、昔、吉田の『日本脱出』を、確かTBSでやってませんでしたっけ?
『吉田ユリイカ』、面白いですね、といってもまだ冒頭の吉田へのインタビューと、岡田へのインタビューが
読み終わったところですが。。。非常に読みでがあります。
※岡田へのインタビューで蓮實が「落合選手の打撃練習」という言葉を用いた時、
草野進を、思い出しました。
>>257 アラン・レネといえば、かつてあった『夜想』という雑誌の、
「ヌーヴェル・ヴァーグ25」という特集号に、
吉田喜重の“インタヴュウ『表徴(シンボル)の映画から 映画の余白(マルジュ)へ』”が
掲載されていて、そこで彼がレネについて若干、言及しています。
「レネの作品は大半私は眠りながら見ている(笑)。一種の催眠状態にかかって見ている」
と(レネに関する話の)口火を切り、短いながらもなかなか興味深い言及をしています。
260 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 15:38 ID:jDQ2XQL+
戸田重昌と吉田は組んでいませんよね? 戸田は大島と篠田とは組んでいるけど 戸田重昌と吉田喜重のコンビも見たかった それともさらに難解な吉田映画が出来てしまうのだろうか
261 :
1 :04/01/08 18:31 ID:G8akpguv
>>260 うん〜、まったく組んだ形跡無し。
そだね、ちょっと観てみたかったなぁ。二人で組んだの。
戸田さんは主に大島映画だよね。
吉田さんの映画の美術は朝倉摂が多かった。
>>257 確かに。吉田本人もレネを意識してるだろうし、たぶん好きなんだろう。
昔、私がタルコフスキー観た時も(「サクリファイス」、)確かに吉田映画
並みの難解さがあった、と記憶にある。しかしもう一回観たいな・・・、
タルコフスキー。こういう常習性も吉田映画との共通点か(藁
262 :
1 :04/01/08 18:45 ID:G8akpguv
>>246 そうでしょー。読み応えあるでしょう^^。
それにしても凄いですね、岡田さんて。
天性の女優さんですね。(あのシナリオを覚える話し。
>>258 木下組て一緒に組む・・・て言うのは余り無いみたいですね。
“木下プロ”としてその枠組みで仕事をなさった助監督たちは別、
でしょうけど。そうですね、見てみたかった、岡田茉莉子主演、
山田太一のホームドラマ・・・が吉田の手で観念的になってしまう
のを。テレビ史上に屹立するカルトドラマになってたかも知れない(藁
で「水で書かれた物語」ですか・・・。岸田森良かったですよね。
私、「怪奇大作戦」とかの岸田森も好きなんです・・・(藁
(おお、これはスレ違い!!)
この「水で書かれた物語」のなかの岸田森て血を吸うより、
結核で血を吐いてましたな。しかも精神的には(肉体的にも?)妻で
ある静香(岡田)に精気を吸われてる・・・て感じだった。あの、病院
で妻(岡田)に“裸を見せてくれ・・・”と懇願するシーン、哀れ&
ハアハアものでした(藁
263 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 19:21 ID:j43Jz5dB
岡田茉莉子サマがテレビショッピングに出てたのを見て悲しくなった おい、吉田!!お前は『秋津温泉』の周作か!!! あんなこと茉莉子サマにさせて悔しくないのか!! 時代遅れのスナフキンみたいな顔しやがって そんな目にあいながら、茉莉子サマは吉田にベタ惚れだもんなぁ・・・・ あ、映画の話しませんでしたね、スミマセン
264 :
いや、たまにそういうレスも宜しいかと・・・(藁 :04/01/08 19:46 ID:G8akpguv
>>263 ええ・・・(鬱
私もスカパーで某チャンネルを見る時は絶対テレビショッピングを
避けてます。「●選一番街!」テロップが出たら、即効でチャンネル
変えます(苦藁 私のなかではテレビショッピングをやられてる
茉莉子様は抹殺されてます(藁
これはまさに吉田喜重の功罪ですよね・・・・。
ハア〜、あの写真もスナフキンにそっくりだし・・・(藁
本当に吉田監督て、まるで周作だなぁ・・・。
265 :
1 :04/01/08 19:54 ID:G8akpguv
ちょっと前レスの文、訂正。 吉田喜重の功罪 ⇒ 吉田喜重の罪罪
266 :
1 :04/01/08 20:03 ID:G8akpguv
>>246 なぬ〜!!TBSで「日本脱出」がやってたですとぉ〜!!
マジですか、それは〜〜〜。
>>263 “スナフキン”も、ですけど、“オヒョイ”というお爺さんキャラ(で良い
のかしら?詳しい人教えて。)にも似てるんですよ>吉田監督。
267 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 20:19 ID:kz7R3ISR
吉田監督は田村孟氏とは組んでいないですね 同級生なのに(石堂氏とは組んでいるのに) 思えば「大島一派」(上記以外にも、佐々木守・足立正生・若松孝二等)とは縁が薄いですね 石堂氏も「大島とは相性が悪い」とか言いながら大島関連の文章は多いし、 今村昌平とは日本映画学校を一緒にやったり、浦山桐郎とは親しかったし だけど、吉田についてはあんまり書いていないし、語ってない まぁ、ニーズが無いだけなのかもしれませんか(笑) 吉田監督、けっこう付き合い難い性格なのかな
268 :
名無シネマ@上映中 :04/01/08 20:52 ID:Y/KyMN/0
たまに二時間ドラマ(なんとか殺人事件みたいなの)でも見ますね、茉莉子サマ 岩下志麻サマも『極妻』やってたし 大島以外の松竹ヌーヴェルバーグ組は奥さんに恥辱を強いてますね(笑)
>>267 > 思えば「大島一派」とは縁が薄いですね
映画を撮り始める前は良く一緒にいたけれど、
映画を撮り始めたら全く別の映画を指向していることが分かり、遠ざかった、だって。
あと、大島は怨念の人だとも言っているね。これは大島本人も認めていることだけど。
>>268 > 岩下志麻サマも『極妻』やってたし
あのね、『極妻』、本人がノリノリですよ。
『魔の刻』なんて篠田だって「わけわからん」ゆうとるくらいで。
> 大島以外の松竹ヌーヴェルバーグ組は奥さんに恥辱を強いてますね(笑)
三組ともお互いが相手のことを戦友だと思っているんだから、そんなこと関係ないよ。
270 :
1 :04/01/09 04:24 ID:GqXYe0Nu
皆さん、おはようございます。とても寒いですね。さて、
>>267 田村さんとは「炎と女」で脚本書いてもらってます>吉田監督。
(ちなみに後に吉田と組む事になる山田正弘を紹介したのは田村猛。)
石堂さんはけっこう吉田の事、書いたり、批評したりしてますよ。
そうですね、1968、1969年頃の『映画芸術』なんかをぐぐってみて
下さい。石堂さんの批評、さすがに吉田さんの身近な友達であるだけに、的
を射てます。
271 :
1 :04/01/09 04:41 ID:GqXYe0Nu
>>267 あっ、ちなみに石堂淑朗の唯一(?)の単行本『好色的生活』の或る短編には
「これって吉田さん・・?」と思わすような人物が出てきます。(もちろん
その他の色々な人たちも出てきてると思われるんだが。その辺はまた・・。)
で、石堂さんの人間関係の遍歴は、
@吉田、種村、宮川淳たちと同人誌やったりする友達。種村、宮川は東京の
都会育ちで、もともと北陸出身の吉田と広島出身の石堂は「地方育ち」と
いう事で共通意識があり。
A石堂と吉田、松竹を受験、そして合格。入社してみると、一年上に大島渚
という孤立した切れ者がいた。そして田村猛なども含めて、『七人』という
同人を創刊。内容は映画批評、自作シナリオなどであった。この頃、彼らは
組織して、特定の監督にずっと付く「組付け制」を否定し、ある程度、人が
コロコロ入れ替えられる「順番制」をお互いに守っていた。しかし或る日、
同人『七人』に載った吉田の「海辺の墓標」というシナリオが木下恵介の
目に留まり、吉田は木下から「ウチへ来ませんか。」と誘われ、そして了承。
しかし、この「組づけ制」を勝手に破って!と田村さん以下メンバーは大激怒。
272 :
1 :04/01/09 04:57 ID:GqXYe0Nu
前レスの続き。 Bというのも、あの頃の“木下組”と言えば、一大権力であったわけ で・・・。そういうものに抗ってシナリオ運動(助監督としての不利 な立場も含めて)をしていた大島、田村からすれば、吉田があっさり 木下組に行ってしまった、というのは愕然とするのも無理はない。 この辺から、大島一派と吉田に微妙な温度差が。 C「日本と黒い夜と霧」の即打ち切りで、大島、会社と大揉め。 カリスマ性もある大島は石堂も含める全員を引き連れて辞める。 吉田は取り残され。 (そして、数年、たち・・・・・・・・・・・・。) D石堂は大島の創造社に居辛くなる。(1968年頃。)石堂は それまでにも脚本を書き、付き合いのあった吉田喜重のところへ 一時避難する。だが、「樹氷のよろめき」のシナリオの事で吉田と 意見が合わず「もう二度と仕事は一緒にしない。」という結論に。 E日本の原点、土着的なものへの回帰志向が出てきた石堂は今村昌平 と一緒に仕事をするようになる。浦山桐郎と親しくなったのもこの 頃か。・・・・でこれが今に続く。
273 :
1 :04/01/09 05:08 ID:GqXYe0Nu
>>267 ・・・と総ざらえでレスしてしまいましたけど、知ってらっしゃいますよね、
この吉田スレ来てくれる御仁なんだから(藁 スイマセン^^;
確かに、吉田監督はとっつきにくいかも知れませんね。実際に付き合った事
はありませんが(藁
>>268 ああ、「温泉若おかみ」シリーズとか・・・・(^^;
>>271 > しかし、この「組づけ制」を勝手に破って!と田村さん以下メンバーは大激怒。
「組づけ制」→「順番制」
>>272 > 「日本と黒い夜と霧」
「日本と黒い夜と霧」→「日本と夜と霧」
> カリスマ性もある大島は石堂も含める全員を引き連れて辞める。
川又昂が残っています。
275 :
1 :04/01/09 09:08 ID:A6F1Lt/r
>>274 おはようございます。訂正、サンクスコです(^^#
今回はネムネムのままで書いたもんで、間違いが多いです。
すみませぬ。
川又さんの事ですが、シナリオ『七人』のメンバーではないので、このレス
のなかでは念頭になかったです。私としては木下組に付いてから孤立し始めた
吉田の事を言いたかっただけなんです(^^;
たぶん「秋津温泉」を作る直前辺りが、もっとも孤独だったんじゃないか、と
推測するのですが。
276 :
246 :04/01/09 17:00 ID:Tv/kPr01
>>266 > 『日本脱出』放映
たしかやってましたよ。ただ、俺はそれを観なかったんです(これを何年悔やんだ事か!)。
もう十数年前、自分が工房になりたての頃でした(あらゆる点で未熟だつた)。。。
今村昌平の『エロ事師たちより 人類学入門』も、その前か後に(同じ枠で?)放映され、
そちらは観たものの、半狂乱かつ半裸で歌う(in白昼のビルの屋上)、坂本スミ子がトラウマになり、
しばらくの間、夜な夜なうなされたものでした
(同じイマヘイの『豚と軍艦』は、テレ東でやってましたよね?)。
>>267 > 思えば「大島一派」とは縁が薄いですね
たまに大島とは対談をしていたようですね。(今、出先なもので、手許にないのですが)、
どの号であったか、七十年代の『キネマ旬報』誌上で対談をしていて、「『エロス+虐殺』のフランスでの上映」の話なども
しており、吉田が、最初に上映された町で最初に入ってきた客は「修道士の一団だった」と言うと
大島から、「十字架が入ったデザインのポスターなんか作るからだよ(笑)」と言われてしまう、
というくだりなどがありました(そのポスターは、『ユリイカ』に出てますね(※))。
緊張感はありますが、少なくとも、この時点においてはふたりの仲はそれほど悪くなかったようであります。
(※)「吉田喜重は北一輝に似ている」と、確か平岡正明が言ってましたが、あの写真を見ると
ちょっと納得。
277 :
1 :04/01/10 08:01 ID:dZ3lJK07
さて、目覚めのいい朝です、おはようございます。
>>246 『豚と軍艦』・・・(汗
テレビでは完全に見逃したぁぁぁぁ。私、それは記憶にないですぅ。
たぶんやっていたと思いますが。ちなみに私は兵庫県の某劇場で、今ヘイ
作品は主要作品は網羅してます。そこで『豚と軍艦』も観ました(^^
『エロ事師・・・』!!!坂本スミ子!!!・・・ありましたねぇ、そう
いうシーンが(汗
随分前のレスでも私、書いたんですが、本当に雰囲気が『戒厳令』の北一輝
と吉田喜重は似てます。(もちろん映画では巨体の三國連太郎が演じてるわ
けだが。)実際の北は学者然とした、おとなしい感じの男ですよ。前、写真
見た事あります。
278 :
名無シネマ@上映中 :04/01/10 09:34 ID:c1jJsWxe
関係ないが鈴木清順「けんかえれじい」のラストで 麒六が北一輝と出会ってましたね。
279 :
1 :04/01/10 10:16 ID:dZ3lJK07
280 :
1 :04/01/10 16:21 ID:dZ3lJK07
少しこの頃滞ってますね、このスレも私も>反省。 今日は改めて何を書きましょうや? 今日も電車の中で色々考えたんですが・・・。 皆さんはいかがでしょうか?(^^
281 :
名無シネマ@上映中 :04/01/10 18:16 ID:8dCvYE4q
さらば夏の光、というタイトルが好きなんですが、 どういうストーリーなんですか? 日本映画専門チャンネルで見のがしてしまって、 ずーっと気になってます。 1さんの評価はどのような感じでしょうか?
282 :
名無シネマ@上映中 :04/01/10 19:25 ID:eU/y4M5F
1さんへ 227氏の質問では吉田の同世代の監督についてですが 吉田たちより前の世代の監督ではどうです? 好きな監督を教えてください
283 :
名無シネマ@上映中 :04/01/10 20:21 ID:udKCHGn8
日本映画専門チャンネルにやってもらいましょう 『二十四時間まるごと吉田喜重』!! 大島や篠田はやったんだから、吉田でやれない理由はない 戦友・岡田茉莉子様のロングインタビュー付きで まぁ、喜ぶ視聴者は少ないかもしれんがその分熱狂的(吉田には似合わん言葉だが) 吉田のインタビューは、必要ですかね(笑)
「鏡の女たち」がキネ旬ベストテンの6位に選ばれますた! で、吉田と関係ない話だけど、 篠田の「スパイ・ゾルゲ」って、当初の予定通りに 故・田村孟が脚本を書いていれば、もう少しマトモな 映画になったと思うんだが…。
285 :
1 :04/01/11 02:10 ID:5H1fATs0
深夜ですが、こんばんは。今日(もう昨日、)はえべっさん(戎さん)でし
たね。私も近くの神社へ行ったのですが、何か寂しかった・・・(汗 こ
れも不景気、のゆえでしょうか?さて、前口上のこの辺にして、
>>284 本当に。まじでそう思います。生硬かも知れないけど大変隙のない良い脚本
が出来たと思う。私も田村氏のファンだし・・・(実は。)田村ファンぽい
貴方とは、たぶん大島スレでもお会いしている気がします(藁
>>281 この題は有名な詩人(今、名前を失念、)の詩の一節から取ったものではない
でしょうか。私も実はこの映画から吉田喜重に入ったのです。世間的には全く
評価されてない映画、なわけですが・・・。絵的にはアラン・レネの「去年
マリエンバードで」かも知れない。しかし独特の吉田節(?)はこの映画でも
健在です。ただの模倣にはなっていません。ネタバレにならない程度で、粗筋
を言うと、
学生時代に長崎で見た“カテドラル(大聖堂)”の絵が忘れられなくて
その現物を探しに訪れた男が、ヨーロッパで或る人妻と出会い・・・という
ストーリーですね。私なんかは、普通、ではない、まるで地に足を付ける
事を忘れたかのような女主人公(岡田)が凄く印象的な作品でした。
286 :
1 :04/01/11 02:26 ID:5H1fATs0
>>281 最後は男から憧れた“大聖堂”の幻影と、ひとりの女(岡田)に描いた
幻影が、男(横内正。水戸黄門“格さん”なんだよな〜−−;)のなか
で苦くも重なるわけです。少し「鏡の女たち」のエッセンスも感じられ
る作品ですね(^^
>>282 考えれば、岡本喜八、鈴木清順も吉田よりは少し上なんだよね・・・。
でも227さんの括りでは岡本、鈴木も入ってるんで、多分、それより
前世代の監督さんの名前を挙げた方が良かみたいですね(藁)。実は
この“第三世代”(227さんの括りで行きますと、)より上の監督さん
て、あんまり惹かれないなぁ・・・私。
でも、実はこの頃、溝口健二とかが凄く好きですね・・・。学生の時じゃ
判らなかったですけど。今は凄くイイ!と感じます。「西鶴一代女」「赤
線地帯」などとても好きな作品です。
287 :
1 :04/01/11 02:31 ID:5H1fATs0
>>283 ほんに・・・・・・。
頼むから、して欲しいいいいいい!(私の念願です。)
茉莉子様のインタビューももちろん、ですが、吉田喜重監督にも
是非!!特に「水で書かれた物語」や「女のみづうみ」なんか放送
してくれたら御立派!ものなんだけどなぁ。
288 :
1 :04/01/11 02:34 ID:5H1fATs0
>>282 実は小津さんとかも好きなんです・・・・。
あと気になるのは清水宏とか。
清水宏の“子供たち”シリーズに興味があります。
289 :
1 :04/01/11 02:40 ID:5H1fATs0
>>284 アン、インフィニティ〜♪
・・・あの音楽が耳に付いて離れんのですが(藁
篠田監督は早稲田の大学院の教授に納まるようですね。
私、彼の作品では「乾いた花」とか「はなれごぜおりん」とかは
イイと思います。
290 :
名無シネマ@上映中 :04/01/11 19:01 ID:DPIrnDGM
吉田監督は俳優についてなんか言ってます? お気に入りの俳優はだれなんでしょうか 男優だと三国連太郎と木村功はお気に入りでしょうね 女優だと岡田茉莉子サマは当然ですが・・・
291 :
246 :04/01/11 20:05 ID:uZWktfxv
1さん、『ユリイカ』かなり読み進みました。いいですね。。。
欲を言えば、筒井武文氏によるフィルモグラフィーがもう少し詳しかったら
さらに嬉しかったです(例えば、『戒厳令』の音楽・一柳慧の、共同演奏者として
小杉武久・高橋悠治・観世栄夫の名前も入っているとか)。いやいや、これはわがままですね。
>>276 で、『キネマ旬報』について書いた後、家に帰って調べたところ、
その掲載は同誌の1970年の1月1日号で、「吉田と大島の対談」は、
正しくは座談会でありました(他に篠田正浩や柴田駿が出席していました)。
>>284 > 篠田の「スパイ・ゾルゲ」って、当初の予定通りに
> 故・田村孟が脚本を書いていれば、もう少しマトモな
もう少しまともな、そして長い長い作品になったのではないでしょうか。
自分も観てみたかったです。
>>286 > 「西鶴一代女」「赤線地帯」などとても好きな作品です。
1さんが『鏡の女たち』の「アン、インフィニティ〜♪」が耳に付いてしまったように(まだ観てないのです!)、
私も、溝口『赤線地帯』の、「ポヨンポヨン」という気持ちの悪い音楽(黛敏郎)が耳に付いてしまいました。
292 :
名無シネマ@上映中 :04/01/11 21:05 ID:ikBAuJRk
「いつみても波乱万丈」に小山明子が出てたので録画して見ました 独立プロは大変ですね 吉田監督の現代映画社も大変だったんでしょうね 当時の写真もいろいろ見られて得した気分になりました 大島監督と小山さんの恋愛話もやってましたが、 吉田監督と茉莉子さまの恋愛話も見たいなぁ・・・ しかし、大島さんは病気で大変だなぁ 健康なぶん、吉田監督は幸せなのかも
>>291 「アン、インフィニティ〜♪」は『スパイ・ゾルゲ』
294 :
名無シネマ@上映中 :04/01/11 22:04 ID:ikBAuJRk
吉田の好きな外国映画ってなんですか? 大島が『若者のすべて』、増村が『道』、今村が『かくも長き不在』 まぁ他にもあるでしょうけど・・・
295 :
1の代理人 :04/01/13 10:19 ID:t6+z7V5J
1さんはアクセス規制で来れないです。 少々御待ち下さいね.
296 :
名無シネマ@上映中 :04/01/13 19:31 ID:k/3KYyQu
吉田映画での木村功は‘不能者’ってイメージがつよい 吉田はなんであんな役ばかりふるのか・・・・
スカパーの「衛星劇場」入ってる人でこのスレ読んでるような方、 この辺の作品の放映状況はどうなんでしょう?
298 :
名無シネマ@上映中 :04/01/15 02:48 ID:gg7TsETl
>>1 さんの早い復帰お待ちしております。
>>292 さん
吉田監督もあまり健康ではないようです。胃の手術をされており胃がほとんどないそうで、昔のようにお酒もあまり
お飲みにはなれなくなったそうです。食も細いようです。もちろん講演など精力的に仕事をされていますので普段
の生活を送る上では健康であるようですけど、映画の撮影などとなると大変なのではないでしょうか。
299 :
1 :04/01/15 23:52 ID:sl+jhKWo
こんばんは〜。 何か“荒し”と同じホストになってたらしく、アクセス規制でこのスレに 来られませんでした。3、4日空いただけなんですが、このスレが心配で 心配でたまらなかったです(藁)。298さん、お言葉かけて頂いて有難う ございます(_ _)ペコリ。 もちろん他の皆さんも以後宜しくお願いしま すm(_ _)m
300 :
1 :04/01/16 00:02 ID:tOkEXlCg
さて今夜は遅いので、少しだけレスを・・・・・。
>>290 吉田の好きな俳優ですか・・・・。文学座の人とかが多いですよね、
使ってる方々は。八木昌子さん、稲野和子さん、赤座美代子さんな
どは吉田映画に2回ほど出ておられますね。文学座、ではないけど、
「エロス+虐殺」の楠侑子さんも大変良かった・・・。考えてみる
と吉田映画の女性たちって、はっきりとモノを言う女が多いですよ
ね・・・・役柄も雰囲気も。稲野和子、楠侑子なんかでも、他作品
と吉田映画では全然雰囲気が違うわけで。
男優では気に入ってそうな人て、290さんが挙げている以外では、
高橋悦史さんも気に入ってるんじゃないかなー。
301 :
名無シネマ@上映中 :04/01/16 02:27 ID:9a5vi7R7
302 :
1 :04/01/16 07:17 ID:/rZp2ZHy
皆さん、おはようございます。さて、
>>246 (291)
私も同じ事を思いました(藁)。もう少し映画音楽の事について論及(質問)
があれば良かったなー、と。「戒厳令」は一柳慧だけではなく、観世栄夫、
高橋悠治が共同演奏ですからね。私もすご〜く興味があります。
それと溝口の「赤線地帯」の黛敏郎の映画音楽の事ですが、あれは物凄く印
象的ですね。ほんとうに耳から“ボヨヨ〜ン♪”が離れない。あの音楽は
スタッフ(会社?)からも「気持ち悪い」「作品に合わない」とブーイング
が凄かったそうです。結局は押し通して音楽も中身もイイ作品になったわけ
ですが・・・・(^^
303 :
246 :04/01/16 17:40 ID:kNs3pEh6
>>1 さん、おかえりなさい(自分もしばらく書き込めませんでした)。
>>293 > 「アン、インフィニティ〜♪」は『スパイ・ゾルゲ』
はははは…照)。両方観てません。。。
>>302 禿同!!
筒井氏のフィルモグラフィーにもう少し書き込んでもらいたかった、というのはもちろん、
「映画音楽の事についての論及(質問)もあれば良かったなー、と」、俺も思いました。
秋山邦晴氏が御存命であれば、一柳、高橋らと結成した「ニューディレクション」つながりで
是非とも論文(あるいはそれをテーマとした監督&一柳と鼎談)を、書いて(担当して)もらいたかったでつが。。
もしかしたら、秋山氏以後、60年〜70年代の日本の映画音楽について書ける人が
いなくなってしまったのでしょうか?佐々木敦氏とか、だめ?
※一柳、高橋は『おとし穴』にも参加してますね。『戒厳令』より、
こちらのプリペアードピアノのほうが若干、コキコキした感じがします。
304 :
246 :04/01/16 18:06 ID:kNs3pEh6
連続カキコでごめんなさい(しかも吉田と関係ない話題で…)。
>>302 > 溝口の「赤線地帯」
俺が大好きな本である『電子音楽・イン・ジャパン』(名著!)によると、『赤線地帯』の音楽について、
溝口は黛敏郎に対し、「(※メール欄)」と言ったそうですね。
某映画雑誌では、黛と映画評論家との間で「『赤線地帯』論争」がおこってしまったという、
当時としてはそれほどの問題作だったそうですよ。
いや〜、あの「♪ポヨンポヨン」は、本当に衝撃的でした。。。
※音楽といえば、小川紳介の『1000年刻みの日時計 牧野村物語』における
冨樫雅彦のドラムソロにもびびりました。
とにかく、邦画を音楽という側面からも(武満や伊福部だけじゃなく)語ってもらいたいですね。
誰かがその辺を、本として細かくまとめてくれると嬉しいのですが。
>>1 さんと音楽の趣味が似てるかもな、とふと思ったのですが(w。
305 :
名無シネマ@上映中 :04/01/16 20:45 ID:8loVxRYF
吉田が映画監督という存在を初めて意識した作品は『父ありき』だそうです つまり、小津安二郎ですね なんか嘘っぽい気がするなぁ 黒澤明ならわかりますよ デビュー作、『姿三四郎』に熱狂した人たちは多いですから 増村・深作・今村などの(後の)映画人たちや、山田風太郎や小林信彦など(後の)作家など 初公開時、吉田は十歳くらいですし そもそも吉田は映画にはあんまり興味がなかったんでしょう?
306 :
名無キネマさん :04/01/16 23:55 ID:u587v9UI
いや、「父ありき」は凄いですよ。 あの流し釣りのシーンはまさに監督の意思によってしかなし得ないと思う。
>>305 あのですね、『姿三四郎』の方が公開が一年近く遅いわけです。
こういう基本的なことさえ押さえずに、
> なんか嘘っぽい気がするなぁ
なんて言ってしまう君はどうかしてるんじゃない?
> そもそも吉田は映画にはあんまり興味がなかったんでしょう?
これはその通りなんだけども。
大学に残りたかったけども、家の事情で稼がざるを得なかった。
>>304 黛敏郎は、打合せに黒エナメルの上下、黒のマニキュアって出で立ちで現れて、
大映東撮を騒然とさせたんでしょ。溝口は大いに喜んだとか。
309 :
名無シネマ@上映中 :04/01/17 00:39 ID:mctJ+P/2
310 :
1 :04/01/17 12:13 ID:AG+MYzlX
>>305 吉田がガキんときに親父さん(お手伝いさん?)と見たそうな。
そうでなくとも、母代わりのお手伝いさん、そして継母(優しくて吉田は大好き
だったようだ、)と見た映画の思い出が、彼が困難しながらも映画監督を続けて
来た理由&根底でしょう。継母さんは主に洋画、お手伝いさんは邦画をよく
幼年時代の吉田を連れて行ってたそうです。彼は「秋津温泉」などの記念上映を
されてゲストに出る時、直接「秋津温泉」の頃の撮影コボレ話や時代背景の話は
しません。ただ吉田の胸に深く埋まってる思い出、お手伝いさんの話、お母さん
の話を延々とされるのですわ・・・・・。お手伝いさんもただのお手伝いさんで
はなく、殆ど吉田さんの母親のような立場の人だったようですね。
>>309 吉田喜重はまだ現役なので、こちらでスレを作らせて頂きました。
311 :
1 :04/01/17 12:17 ID:AG+MYzlX
ゆえに・・・305さんは批判する人物は吉田に関わらず、もっと
調べて、知ってからでないと返り討ちに合いますよ。
>>307 いつも綿密な訂正&反論、有難うございます。
実際、307のレス通りなんです。
312 :
1 :04/01/17 14:37 ID:ChZSs7R6
少し、訂正を。
>>307 >> これはその通りなんだけども。
でも、同時代の大島、田村なんかよりは、映画観てる方じゃないのかな〜。
もちろん私が310で書いたような事もあるわけで。
吉田さん特有の記憶・思い出が。
・・・・・この人、相当マザーコンプレックスがありますよね>吉田監督。
313 :
1 :04/01/17 14:42 ID:ChZSs7R6
>>310 自己レスに追加。
>彼が困難しながらも映画監督を続けて来た理由&根底
もちろん、これには茉莉子様の力&援助無しには、吉田監督も映画を撮り続け
る事は出来なかったであろう。極端な事を言えば、吉田の全作品は岡田茉莉子
のモノ、とも言える。(乱暴な言い方だが。)
314 :
1 :04/01/17 14:49 ID:ChZSs7R6
またまた追加。
>>305 ちなみに吉田監督は「黒澤作品は嫌い」だそうです。昔の座談会でも
矢島翠などを挟んで、「我が青春に悔いなし」の批判をしていたし、
去年の講演会でも黒澤の作品が戦中と戦後で、180度変わった事、
“強いものが常に弱き者に勝つ”という黒澤作品が好きではない、と
吉田監督はおっしゃられてました。
315 :
1 :04/01/17 14:53 ID:ChZSs7R6
>>308 >黒エナメルの上下、黒のマニキュア
へえ・・・・。
黛敏郎て変わってるね(藁
もちろん溝口の意向に沿ってでしょうけど(藁
私、この人の「題名のない音楽会」、小さい頃、親父と必ず見てまし
た。
316 :
1 :04/01/17 15:00 ID:ChZSs7R6
>>246 いつも、レス有難うね。
私も『電子音楽・イン・ジャパン』て本、探して読みますわぁ〜
実は私も(“も”なのかな?)テクノ系が好きだったんですぅ。
今は、もう映画音楽しか聴かないですけどね。私も「おとし穴」、日本映画
専門チャンネルで見逃してしまって、その音楽聴けてないんです。武満さん
なら、ちらほらCDも出てるし、全集さえも出てるようなんですけど、一柳
さんはあんまり映画音楽も作ってないから、無いんですよね、映画音楽の
CDが。前々レスにもありましたけど、「エロス+虐殺」のLPでさえ、オ
ークションとはいえ、三万八千円からスタートなんですから・・・・。
ハア〜
317 :
1 :04/01/17 16:19 ID:ChZSs7R6
>>246 >※音楽といえば、小川紳介の『1000年刻みの日時計 牧野村物語』における
冨樫雅彦のドラムソロにもびびりました。
ああ_| ̄|● 。
その映画も見逃してる・・・。富樫雅彦、カコイイ!!
聞きたかったYO!!(皆さん、スレ違いな話題でスマヌ。)
>>315 フランス帰りのミュージック・コンクレートですから
319 :
名無シネマ@上映中 :04/01/17 20:11 ID:QntiiVAe
吉田監督とは直接関係ないんですが、岡田茉莉子さんと有馬稲子さんは仲が悪いんですか? 石堂氏がそう書いてたんですけど、たしか吉田氏の映画で共演してますよね
320 :
1 :04/01/17 20:22 ID:ChZSs7R6
>>319 石堂淑朗はホントの事しか書かない人だから(藁
本当でしょう(藁
共演といっても少しですが(ラストシーンだけ)、してます。
「告白的女優論」で。
もっと昔でいえば、吉田作品ではないですけど、市川昆の「愛人」
で血の繋がらない姉妹役を有馬さん、岡田さんでやっておられました。
321 :
名無シネマ@上映中 :04/01/17 20:34 ID:QntiiVAe
>>320 はぁ、本当なんですか・・・
なんか理由があるんですかね(どちらかが意地悪した、とか)
まぁ、僕も有馬さんはあんまり好きじゃないですけどね
でも、岡田茉莉子さんはあんまり評価高くないですね(歴代女優ランキングみたいので)
同世代だと、若尾さんと岸さんと久我さんが高くて、岡田さんはそれよりずっと下だ
僕はお三方とも好きですが、ずっと下って事はないと思うんだけどなぁ・・・
吉永小百合なんてなんであんなに評価が高いのかわかんないし
あ、吉田監督から思いっきりズレてますね、すいません
322 :
いいんですよ、ズレても。 :04/01/17 20:50 ID:ChZSs7R6
>>321 まあ、女優さんてのは皆、我が強いし、時にはイケズなもんで
しょうね(藁)。「歴代女優ランキング」なんて、総体的な票で
計算してるんでしょう?「酔いどれ天使」の久我さんがイイ!とか
若尾さんなら「赤い天使」「妻は告白する」とか。岸さんなら「君
の名は」か。でも私などは「君の名は」なんてちっとも好きじゃない
し、(岸さんはそれなりに好きだけど。)久我さんも世間で言われて
るほど美人とも感じてない。(でも上品な人だよね。)そういう多数
決による巷の判断ではなく、個人で見ていくと、岡田茉莉子さんて、
カルト的(藁)というか、少数、としても熱狂的なファンが多いよう
な気がする。関川夏央とかそうだし、リリーフランキーも茉莉子ファン
臭いし・・・(藁
323 :
1 :04/01/17 21:00 ID:ChZSs7R6
>>321 でね。
私もやはし「世間の評価低すぎ〜」とそういう歴代ランキング本を
見た時、思ったわな>岡田茉莉子について。
324 :
名無キネマさん :04/01/17 21:37 ID:kI1TYin3
そういえば去年の夏に徹子の部屋に出てましたね。吉田監督。 だいたいは『鏡の女たち』の舞台挨拶とかと同じことを言ってたんだけど、 父親が失明した事は知らなかった。 それでも父親は吉田の作品を音だけ観てたとのこと。
325 :
1 :04/01/17 21:45 ID:ChZSs7R6
>>324 あー、それ見逃して悔恨の日々ですわー、私。
>父親が失明した事は知らなかった
吉田が大学卒業ぐらいからですよね、父上の失明は。
326 :
名無シネマ@上映中 :04/01/17 21:46 ID:ZCkKijJW
>>321 吉永小百合については、関川夏央著・『昭和が明るかった頃』を読むべし
ナゼなのかわかると思います(自分はわかった)
映画を観てもわからんと思いますが・・・
吉田監督も(少しだけど)出てきますしね
327 :
名無シネマ@上映中 :04/01/17 23:37 ID:ANS6lsZz
>319 渋谷実の「もず」で揉めたんだよね。有馬さんの自伝「バラと痛恨の日々」にも詳細があって、有馬さんも岡田さんも被害者である、と有馬さんが自分で言っているけど、本当のところどうなのかしら。
328 :
246 :04/01/18 11:55 ID:OFTGaKez
吉田監督と関係ない話題ばかりでごめんなさい。。。
>>308 >黛敏郎は、打合せに黒エナメルの上下、黒のマニキュアって出で立ちで現れて
昭和33、4年に…。黛、格好よすぎです…。その姿を見て撮影所が「騒然」とするなか、
溝口健二が「大いに喜んだ」というのは、なんとも嬉しいエピソードであります。
>>316 >「エロス+虐殺」のLPでさえ、オークションとはいえ、三万八千円からスタート
有名なサントラですけど、そこまで高いのは異常ですね。欲しいけど手が出ない。。
「一柳慧の映画音楽に触れるには作品を観るしかない」(中原昌也)という状況は、武満や伊福部作品の
補完状況と比べると非常にさびしい。「一秒でも早く音源化するべき」(中原)だと思っている人は、
結構多いでしょう。
※『電子音楽 in Japan』、テクノ好き(だった)なら必読でしょう(俺もそうでつ)。付録のCDも楽しいですよ。
>>318 黛はフランス政府留学生として渡仏した際、「ミュージックコンクレート」と遭遇しているんですね。
※「コンクレート」とかの名前を聞くと、どきどきしまする。
>>322 >久我さんも世間で言われてるほど美人とも感じてない。
禿同×10(w。当時はたしかにびっくりしたんでしょうけど。
329 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 15:03 ID:4Lz5PHls
この人は映画監督なの?それとも単なるオナニー爺さんなの?
330 :
1 :04/01/18 15:09 ID:+5PEsgFZ
331 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 15:27 ID:4Lz5PHls
スレ違い覚悟で言えば、吉田を映画監督としてみるなら、吉田がどんな御託を述べようと、 その撮ってきた映画は、若造が撮った「リリイ・シュシュのすべて」一本に負ける。
332 :
1 :04/01/18 15:32 ID:+5PEsgFZ
>>331 ほー。
そうは思いませんが・・・・。
だいたい吉田の旧作、全部観てます?(ちなみに私さえ、まだ網羅して
ない作品あり。)観てから文句言わんとー。綿密にねー。
でも私も「リリィ・シュシュのすべて」は嫌いではない。
後味悪いけど。岩井俊二の趣味爆発て感じ。
333 :
1 :04/01/18 15:34 ID:+5PEsgFZ
>>331 まあ、“オナニー爺さん”という称号も偽悪的だが、私的には悪く
ないな(藁 少しウケタ(苦藁
334 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 15:48 ID:4Lz5PHls
全部は見とらん。別に吉田に限らず、どの監督も全部見通した監督はない。でもそれは別次元の話。 全部見なけりゃ話が出来ないものでもない。 オナニー爺さんの印象(良い意味で)は知的。カット割にしても非常に知的だ。でもそれだけなんだな。それでなんなの、という話。 若造の方の例えば「リリイ・シュシュ」は、(その撮り方などを見ると、おそらく大変な勉強家なんだろうと思うが) 別にどうということのない、これまでに言い尽くされてきた青春映画だが、なぜかいつまでも印象が心に残る作品。 そういうものを創れるのが、映画監督なんだろうと思う。
>>334 『秋津温泉』は観ましたか?
それから『樹氷のよろめき』なんかは「なぜかいつまでも印象が心に残る作品」じゃないかな。
>>334 > 全部見なけりゃ話が出来ないものでもない。
ま、所詮2ちゃんねるなんで、ぶっちゃけ暴論でも全然構わないんじゃない?
それをきっかけにいい映画に出会えば問題なし。
337 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 16:02 ID:4Lz5PHls
「秋津温泉」見ましたよ。つーか、寝ちゃいました。
338 :
1 :04/01/18 16:10 ID:+5PEsgFZ
>>337 『秋津温泉』を寝ちゃうんだったら、ほとんど駄目なんじゃないかな?
ま、吉田喜重は万人向けの映画撮ってないから仕様がないね。
ただ、「リリィ・シュシュのすべて」だって万人向けじゃないと思うけどね。
340 :
1 :04/01/18 16:24 ID:+5PEsgFZ
>>339 >「リリィ・シュシュのすべて」だって万人向けじゃないと
確かに。スカパーの日本映画専門チャンネルのスレ見ても、拒否
反応の方が多い気がする。前レスにも書いたけど、私は「リリィ
・・」は嫌いじゃないけど、後味が物凄う悪いのも確か。あれは
岩井の趣味を極めた“個人的”映画でしょう。岩井本人も「これを
撮ったら、映画監督辞めてもいい。」とか言ってるくらい、思い入れ
の深い作品みたいだしね。この「リリィ」で見せた岩井の断面が或る
意味、吉田の風味と(“個人的”映画、という意味で。)少し重なる
のが、今回のID:4Lz5PHlsにとって皮肉かと(苦
まあ、「秋津温泉」で寝るなら、大体の邦画(特に1950〜1970
年)は駄目だな。
341 :
1 :04/01/18 16:33 ID:+5PEsgFZ
>>334 >オナニー爺さんの印象(良い意味で)は知的。カット割にしても非常に
知的だ。でもそれだけなんだな。それでなんなの、という話。
まあ、確かに「鏡の女たち」を初めて見た人はそう思うだろうな・・・。
「鏡の女たち」というのは、或る意味、吉田の過去作品のパーツパーツ
を集大成した、ちぎり絵の様な作品だから、吉田の過去作を良く知って
いる人以外には不評だろうと思う。ちなみに私は「さらば夏の光」で
吉田に吸い込まれてしまったわけであるが・・・・。その後は「エロス
+虐殺」「煉獄エロイカ」・・・・。吉田の世界から戻れなくなりまし
た(藁藁藁
342 :
1 :04/01/18 17:17 ID:+5PEsgFZ
>>334 > 全部見なけりゃ話が出来ないものでもない。
>>336 >所詮2ちゃんねるなんで、ぶっちゃけ暴論でも全然構わないんじゃない?
それをきっかけにいい映画に出会えば問題なし。
まあ、確かにそうなんですわ。ただ、このスレの初め辺りから、たま〜に
全く吉田の映画を観てない、もしくは全然知らない事をさも知ったかのよ
うに書いてくる若造(?)が居るみたいなので、「吉田の作品全部観てます
?綿密にね。」とレスさせて頂きました。
343 :
1 :04/01/18 17:21 ID:+5PEsgFZ
336(ID:SmLN5qkS)さんはいつも丁寧に訂正してくれたり、煽りに は反論したりして下ってる方ですね。いつも有難うございます。 ところで「樹氷のよろめき」は私ももう一回観たい作品です。(もう 何回も繰り返し書いてる事ですが。)あの頃の吉田の精神の迷いが出て て、とてもイイ、或る意味では“アンバランス”な作品で、とても 印象深いです。
344 :
スレ違いだが、少し・・・ :04/01/18 17:37 ID:+5PEsgFZ
>若造の方の例えば「リリイ・シュシュ」は、(その撮り方などを見ると、おそらく大変な勉強家なんだろうと思うが) 別にどうということのない、これまでに言い尽くされてきた青春映画だが、なぜかいつまでも印象が心に残る作品。 確かに岩井俊二は技術的にも凄い“勉強家”だと思う。私も今の若手で は一番好きな監督さん。ただ「リリィ・・」が“別にどうということの ない”青春映画とは思えないが。やはし異様だよ、青春映画としては。 胸糞悪い映画だな、と感想を述べる人もけっこう多いです。>リリィ
345 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 19:34 ID:lt+x9Lsg
>>342 たまにレスさせていただいています。いつも吉田作品のように冷静な
>>1 さんが今日は珍しく熱いですね。
以前紹介して頂いただいてこのスレでは既出な「ユリイカ」吉田喜重特集購入してただいま読んでいます。
岡田茉莉子さんの蓮實さんのインタビューはいいですね、吉田監督のフランスでのオペラ演出の話とか興味深かいです。
ますます吉田喜重を好きになりました。「鏡の女たち」公開の頃は特集上映くまれてたのに最近ないので逃した映画を観とけばよかった
と悔いてます。またないですかね上映。
私も吉田作品を全て見ている訳ではないので読むと作品を観たくなります。
あの私個人の意見ですが、
>>1 さんや
>>336 さんのような方がこのスレを支えている訳ですが、煽りをする人は吉田を一応気にしてくれてると
優しく解釈してあげてはいかがでしょうか。煽りがあるからこそ盛り上がるというのもあると思うのです。
とはいえ2ちゃんねるの難しいところですねさじ加減が難しいとは思います。無理に煽りをいじると荒れますからね。
>>1 さんはいなし方がお上手なのでこのまま冷静に対処されてこのスレが今のままマターリスレであるといいですね。
長々とスミマセンです。
346 :
1 :04/01/18 19:42 ID:+5PEsgFZ
>>345 >煽りをする人は吉田を一応気にしてくれてると 優しく解釈してあげて
はいかがでしょうか。煽りがあるからこそ盛り上がるというのもあると
思うのです。
もちろんです。吉田に異議を唱える人も来訪してこそのスレですから
ね。今日はそんなに熱くなってるつもりは無かったんですが・・・(藁
でも言うべき事は言って置こうと思い、今日のようなレスをさせて頂い
ています。私はまた一括して吉田作品の上映会があればいいのになー、
と日々思ってます。そうすれば、このスレも盛り上がるわけですし。
また“長々と”などと言わず、また長レスして下さい(^^#
楽しみに待っております。
岩井俊二も良いですが、最近の若手では 諏訪敦彦が一押しですね。 ユリイカでの対談も良かったし。 とはいうもののこちらには『H story』来てないんですけど… 『M/OTHER』は傑作だと思います。 ちょっとすれ違いでしたか…
348 :
1 :04/01/18 21:01 ID:+5PEsgFZ
>>347 諏訪敦彦さんですか。
それは観てませんわー。
『M/OTHER』、『H story』、
機会があれば観るようにしますわ(^^
349 :
名無シネマ@上映中 :04/01/18 22:16 ID:dchrAKYg
今日は朝から5本の「嵐が丘」を見て、(ビデオやDVDですが)頭くらくら。 酔えるのもあるし、萎えるのもあるけれど、ちょっと自分が映画館の支配人になった気分。 吉田の「嵐が丘」は結構好きですが、一番はブニュエルですね。 1さん、ごめんね。吉田はやっぱり「エロス」か「煉獄」ですね。 あのグレーのトーンに○○してしまいます。 ところで、「リリイ・シュシュ」なんてのが話題になりかかっているようですが、 私はこのあたりの映画では、もっとストレートな台湾の映画のほうが 好ましく思えるんですけどね。日本映画限定で、進行なんでしょうか?
350 :
159 :04/01/18 22:41 ID:BX2Vd/Pk
ちょっと目を離したスキに熱いスレに成長してますね。 やっとエロス+虐殺のシナリオを手に入れました! これはなんて面白い映画なんでしょう。ますます奇獣萌え〜。 吉田作品ではありませんが『恍惚の人』を見たら 森繁久彌がぱたんぱたんと和室で畳責めにあってて 「OH!エロス+虐殺チック」と思いますた。
351 :
1 :04/01/19 07:16 ID:NNNfEZ4S
皆さん、もはよーでつ。
>>349 「台湾の映画」、良かとですよ、ドンドン書き込みして下さい。
(スレ違いだとしても・・・・ww)
>>159 おひさです(^^#
「昭子しゃ〜ん、アキコしゃ〜ん!」てやつですね(藁 >「恍惚の人」。
森繁上手すぎですね。老人問題を扱ってるのに笑えてきてしまうのは何故?
(しかも高峰秀子のミニスカートも強烈だし・・・藁)
352 :
名無シネマ@上映中 :04/01/19 15:33 ID:ZQ8y9W6f
『昭和の劇』で笠原和夫氏が自作『ああ決戦航空隊』を大島渚に監督してもらいたかったと言ってます 「特攻隊はリアルな世界であると同時に観念の世界、両方にスタンスをおいて撮れるのは大島さんだけ」 そういう意味では、吉田にも向いている気が・・・・ まぁ、笠原さんにボロクソに言われるかもしれないけど(笑) 221で1さんが書いておられる吉田の女が子供を生むことにたいする希望は『斜陽』にも出てきましたね 『斜陽』は増村が若尾文子主演で映画化を熱望していたのが有名ですが、吉田ではどうでしょうかね もちろん、‘最後の貴婦人’は岡田茉莉子サマで
353 :
1 :04/01/19 19:10 ID:eqnZGm3m
こんばんはー。
>>352 「特攻隊」ですかー。“観念”的には撮れるかも知れませんが、たぶん御本人
(吉田)は絶対撮らない題材でしょうね。そういう男性原理のようなもの、
「父性」を感じるものが嫌と吉田がインタビューで答えていた事がありますし、
実際今まで撮ってきたものは「女性原理」(まあ、これも吉田の観念的なもの
である訳ですが。)に即したものをひたすら撮っておられるように感じます。
笠原さんは「父性」の方の人ですから、吉田と意見とスタンスが対立するのは
道理かと。
で、『斜陽』ですか。
それもイイですね。“最後の貴婦人”、これほど茉莉子様に合う役はないでしょ
う!そういう“生活”と“土”の匂いの全くしない女が良く似合う>茉莉子様。
しかし、そのキャラが現在のテレビ中心の芸能界とは合わなくなってるのも
事実なわけですが・・・・そう、彼女こそ“最後の貴婦人(映画女優)”の
称号が似つかわしい。色んな面から考えても。
354 :
1 :04/01/19 19:11 ID:eqnZGm3m
>>352 【追伸】
私個人、では田山花袋の『布団』なんか意外に吉田の気質に合うような
気がします。
355 :
名無シネマ@上映中 :04/01/19 19:26 ID:a2ktPRqz
『映画女優・若尾文子』では若尾文子様と対比される女優として出てきましたね、岡田茉莉子様 個人的には小津映画での使われ方が結構好きなんです(コメディエンヌみたいな役回り) でも、吉田監督の映画では期待できませんからねぇ・・・・
356 :
茉莉タンが居るお寿司屋さん行きたいよね・・・・(『秋日和』 :04/01/19 19:33 ID:eqnZGm3m
>>355 なるほどー。
確かに吉田の映画ではマトモに笑えませんからね(藁
でも、ほんの一瞬、「何じゃ?!その台詞?」てシーンがあり、吉田
マニアを唸らすシーンは多々あります(藁
357 :
名無シネマ@上映中 :04/01/19 19:35 ID:eqnZGm3m
>>355 確かに岡田茉莉子て喜劇が凄く似合う・・・上手い!んだよなー。
あの丸顔と大きな眼でそれをやられると「ブッ」と思わず笑って
しまう。
>>352 笠原さんは誰が作ってもぼろくそだから、気にすることはない。
>>358 仁義なき戦い1作目の完成観て激怒したらしいからね。
スレ違いスマソ
360 :
名無シネマ@上映中 :04/01/20 00:37 ID:FTdiykSM
新潮45で小津との確執についてのインタビュー記事あり。 でもジャーナリストって本当に下品。
361 :
まだ、読んでません>「新潮45」 :04/01/20 00:46 ID:9+1UFISa
>>360 なに?
「新潮45」の人間が下品、という事?
それとも、当時の小津と吉田を取り巻くジャーナリズムの事?
362 :
名無シネマ@上映中 :04/01/20 03:46 ID:KA9kWwqf
俺の書いた「リリイ」が結構もりあがってたんだね。 ま胸糞悪いのも青春さね。おれはそのままだな、と感じて別に胸糞悪くも後味悪くも感じなかったけどね。 さらにいえば、個人的映画として吉田と重なろうがどうだろうがそんなことはどうでもいいことだけど、 あれはオナニー爺さんとちがって、オナニー映画じゃないよ。
363 :
1 :04/01/20 09:12 ID:uoVkme3a
>>362 おはようございます。実は「リリィ」は私なりに何度も観た作品なんです。
まあ、とにかく私は「オナニー爺さん」の映画でも良いのですわ。その映画
の位置、映画の優劣、立派な映画として認めるかどうかは、個々人で違うか
と思われ。
【追伸】私は“オナニー爺さん”の称号がかなり気に入ってます、実は(藁
また何年か後でも宜しいので、いつかまた「秋津温泉」を観てやって
下さい。
364 :
名無シネマ@上映中 :04/01/20 14:31 ID:ikZuoc5z
>>362 映画の見方は百人いればそれだけあるというのが吉田喜重監督の考えです。
あなたがみる吉田映画がそうであるように>>1さんのいわれる吉田もまた吉田なのです。
観客にゆだねる姿勢が吉田そのものなのであなたもその吉田作品ひいては吉田の言葉に
沿う感想を言われていると思います。
作品の優劣は個人の中個々の中にしかないのです。ですから岩井作品をあなたは好ましい作品だと
お思いになればそれでいいかと。わたしは吉田作品というより映画監督としての吉田喜重の姿勢が
とても好きです。
365 :
1 :04/01/20 14:43 ID:uoVkme3a
今日は昼間から書き込みしてます。
>>364 >映画監督としての吉田喜重の姿勢
そうですよね。一本気・一枚岩でイイですよね。大好きです。
366 :
名無シネマ@上映中 :04/01/20 20:03 ID:ueuvKyLB
「嵐が丘」を五本、一挙に見る人がいるなんて、お元気ですね。尊敬! それに刺激されたわけでもないんですが、今日は仕事に行く気になれなくて、 サボって「エロス」「エロイカ」「戒厳令」、続けて見てみました。 当時の状況もあったんだろうけれど、革命と挫折(あるいは裏切り)という テーマが喜重をとらえていたんだろうか? そこで思ったこと。 1 「戒厳令」、ウェルメイドなんだけど、なんか三本の中では一番つまんない。 舞台劇向き。よくできているということと、面白いということとは違うんだね。 2 「煉獄」、このジェットコースター的感覚、やっぱり面白い。ここでの茉莉子さんの 台詞棒読み状態、よい意味で過激、魅力的。 3 「エロス」、当時も原田君演じる若い世代像は紋切り型と受け止められたのだろうか? 正直、現代編何もおもろないんだけど(急に大阪人ね)、撮りたい映画を撮ったという 熱いものを一番感じる。といって、現代の部分をカットした「エロス」も想像しにくいし。 でも、喜重の映画って、見ていて興奮するわ。で、ノー・カット版はいつ見ることができるの?
367 :
名無シネマ@上映中 :04/01/20 21:00 ID:G44wj6fh
まぁ、吉田監督もいろいろ言われますが(笑)、井筒みたいにクダラン愚痴をテレビで垂れ流すよりはマシです
368 :
362 :04/01/20 23:48 ID:l4YzUI01
「井筒みたいにクダラン愚痴をテレビで垂れ流すよりはマシ」ねー。 まあ、篠田のように何もないよりはましだと思うけど、364さん、やっぱり監督は 作品で評価されねば。「吉田作品というより映画監督としての吉田喜重の姿勢が とても好きです。」オナニー爺さんはそう言われる方を好むかもしれないけど、 映画監督としては普通そのような好かれ方をするのは不名誉なことでは?
369 :
名無シネマ@上映中 :04/01/21 02:02 ID:RPgQYWzT
>>368 どうでしょうね不名誉な事とは私は思いません。単に岩井作品と比べる方に対しての発言ですので気に障ったら申し訳ないと思います。
吉田映画を好きな上でかつ映画監督の吉田喜重の姿勢と書き込めばよかったですかね。
吉田作品に限った事ではないのですが、わたしも当然作品で作家としての監督は評価されるべきだとは思います。
でも一監督の作品群の中でも個々の好みはありますし、近年の監督は名ばかりの方ばかりで映画監督のあるべき姿勢とはとても
私は思えないし吉田監督の姿勢を好ましいと感じるのもまた事実です。
作品のみでは映画が産業という面をもっている限り、近年の吉田作品はあなたの言う文芸作品でしかありえないと思います。
それでも興行という事を抜きにしてぶれることなく映画を撮ろうとし続け、かつ同時代の諸監督と比べても自分の作品に対する
距離のとり方が特別な方だという意味で私はその姿勢であると書き込んだつもりです。
368さんも分かってはおられると思いますが監督というのは単なる演出家ではありえません。
現場のスタッフを動かし、シナリオを成立させ、カメラ、音楽、照明、編集、作品の全てに対して責任が
あるというところで初めて映画監督たるべきだと思うのです、興行的な面で言えば監督として吉田には足りない部分です。
だからこそ近年吉田喜重は作品が撮れなかったわけでそれでも撮りつづけようとする姿勢にこそ私は惹かれるわけです。
長くてスミマセン。
370 :
名無シネマ@上映中 :04/01/21 03:44 ID:kiR/8oVt
>361 >「新潮45」の人間が下品、という事? この記事の書き手は何が言いたかったのか? 吉田に小津が怒鳴ったということを立証したかったのか? そんなことをしてなんになる? >それとも、当時の小津と吉田を取り巻くジャーナリズムの事? だから下品だなと思ったのは現在も当時も同じ気質のジャーナズムで両方です。 >369 小津も吉田も自分の作品を撮り続けようとするところがいいんだよね。それが豆腐ってものでしょう。
371 :
1 :04/01/21 09:40 ID:HLegdvhS
>>370 おはよーさんです。少し遅めの起床です。
いやー、まだ、その「新潮45」、読んでないんで、わからんので
361のレスで尋ねたんですわー。今日こそ、私めは読みに行きますわ。
372 :
1 :04/01/21 20:27 ID:zHM3Td10
>>366 >革命と挫折(あるいは裏切り)というテーマが喜重をとらえていたん
だろうか?
「革命」というのは、文字通り「政治的革命」とも捉えても良いんでしょう
けど、どっちか言うと吉田監督のは「革命」を「映画」に置き直すと判り易い
かと。もちろん若き日の彼が試みようとした松竹内での映画の運動と挫折を思
いだして見るのも良いし。『煉獄エロイカ』などはストーリー通りの革命の
挫折、というよりは、夏那子(主人公の妻:岡田)という女が、家庭に持ち
込んだ政治的妄想、という見方をしてもイイわけで(藁
373 :
1 :04/01/21 20:34 ID:zHM3Td10
>>366 反対に、過去に前衛運動に対して裏切りの記憶がある研究者の“妄想”
とも考えても良い>『煉獄エロイカ』
で・・・『エロス+虐殺』なんですけど、これがまた、いつ完全上映
されるか、さっぱりわからんのですわー。ハア〜
374 :
1 :04/01/21 20:38 ID:zHM3Td10
>>366 >ここでの茉莉子さんの 台詞棒読み状態、よい意味で過激、魅力的。
えー、漏れもめちゃめちゃ好きなんですよ、『煉獄エロイカ』の台詞。
ちなみに、この『煉獄エロイカ』の脚本、めちゃめちゃ面白いです。
読み物として読んだ方が面白いかも(藁
もちろん映画本体も大好きだけど(藁
375 :
368 :04/01/21 21:21 ID:lrzxrFcI
>>369 べつに気に障ってないのでご心配なく。
ただ「現場のスタッフを動かし、シナリオを成立させ、カメラ、音楽、照明、編集、作品の全てに対して責任が
あるというところで初めて映画監督たるべきだ」という当然なことのゆえに、作品で評価されるべきだというのです。
作品を離れていくら気張ろうと、そんなことは関係ないと、(吉田の生真面目な態度に敬意ははらいつつも:
といってもその生真面目な態度が作品にプラスとして発揮されなければ、一体どういう意味があるんでしょうね)
思う私です。
376 :
1 :04/01/21 22:42 ID:zHM3Td10
>>375 まー、漏れは正直、映画評論家でも専門家でも、ましてや映画の現場を知る
スタッフでもなく。まー、吉田以外にも、色々好きな映画があったり、好き
な監督さんが居たり。特に吉田喜重に関しては思い入れも深く、漏れの学生
時から10年、愛観させてもらっている。吉田・・・・ね。この人ほど、自
分の私生活を吐露してるように見せながら、結局は虚構に変えてしまってい
る、いや、本当なのか・・・・。こういうギリギリの事を、独特の唯一無二
の観念的映像にしてるのは、日本では(漏れは世界、までは知らん。)吉田
だけに思えるのです。いや、他に誰が居ても構わないです、私にとっては
大変魅力的な作品群ですね。
377 :
1 :04/01/21 22:45 ID:zHM3Td10
>>375 >ただ「現場のスタッフを動かし、シナリオを成立させ、カメラ、音楽、照明、編集、作品の全てに対して責任が
あるというところで初めて映画監督たるべきだ」という当然なことのゆえに
確かに当然の内容、ですが、吉田の態度の何処がこれに反してるのか?
教えてキボンヌ。
378 :
名無シネマ@上映中 :04/01/21 23:43 ID:2IePNZeF
1月26日の「徹子の部屋」に茉莉子様出演!!
379 :
1 :04/01/22 00:17 ID:Q80tlOEC
>>378 うおおおおおおおおおおおおおおおお〜!!
見るぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞおぉぉっ〜!!
亭主の吉田監督の時は見逃してしまったからな、今度こそは絶対!!
>>370 ただ、吉田喜重が、小津が怒ってなかったようなことを言いださなければ、
「新潮45」の記事は新たに書かれるはずのないもんなんだよね。
吉田喜重の記憶は、静かに語り合ったという風に捏造されてるね。
佐藤忠男の「小津安二郎の芸術」には吉田自身の昔(1970頃)の文章が引用されていて、
そこではやっぱり怒ったように書いてあるんだけどな。
あの記事を篠田が読んだらどう思うだろうか。
あ、あの記事でひどいと思うのは、 吉田が小津安二郎を評価してなかったのに、 年月と共に評価するようになった、というようなことが書いてあること。 そんなのは嘘だ。小津の作品を部分的にも評価しない映画監督なんてあり得ない。 例え企画が同時代的でないという批判をしたとしてもね。 俺が編集ならあの段落は完全削除。
383 :
1 :04/01/22 22:15 ID:R9Ff1ugj
まー、確かにあの「新潮45」の記事はひどかったな。 何が言いたいのか、わからん。 この小津吉田記事だけでなく、ああいう記事が多いね、読んだあとに 「あぁあぁ???」と頭ひねる記事。 あれじゃー、「噂の真相」あたりの糞記事とあんまり変わらないね(苦藁
384 :
1 :04/01/22 22:20 ID:R9Ff1ugj
>>380 >あの記事を篠田が読んだらどう思うだろうか。
吉田監督が嘘を、てわけじゃないけど、篠田正浩は石堂淑朗なんかと
同じで、すぐ本当の事を言ってしまう男だから、たぶん篠田さんなん
かの言う事が本当、だと思うけどな・・・・・・。
385 :
369 :04/01/23 01:02 ID:9rQtFKEs
>>375 >作品を離れていくら気張ろうと、そんなことは関係ないと、(吉田の生真面目な態度に敬意ははらいつつも:
といってもその生真面目な態度が作品にプラスとして発揮されなければ、一体どういう意味があるんでしょうね)
思う私です。
私と
>>375 さんとの見解の相違です、平行線ですねこれでは。
吉田作品を一つでも
>>375 さんがお好きで何か感じられたならそれでいいのではないでしょうか。
新潮45立ち読みしました。結局、時間が経ち小津と吉田の間にあったあの日の事実はわからない、
まさに吉田映画を地でいくような答えです。吉田が言うように木下恵介が実は関わっていたというのも本当であるならば
吉田という人が事実を秘してきた一つの原因なのではないでしょうか。
篠田が言う事は正しいのかもしれませんが、優しさがないですね、自分大好きの篠田らしい。
386 :
1 :04/01/23 02:31 ID:wRIiUHWg
>>369 >>375 との間に見解の相違があるのは当然だよ。
何故ならば
>>375 が、最初から吉田作品と私達のレス内容を飲み込まず
刎ね付けてばかりいるから。これは吉田について、だけでなく、現実世界の
こまごました事でもそうです。他人の言う事を常に刎ね付けて聞いてない人
には、どんだけ言っても無意味ですから。(まあ、若さ、というものがそう
いうものかも知れません。)
>篠田が言う事は正しいのかもしれませんが、優しさがないですね、
自分大好きの篠田らしい。
そうですねw
篠田の発言は貴重だよ。
特に諌める木下の態度は注目に値する。
「監督を育てなかった」と大きく踏み込んだ意見まで言っている。
>>380 の言う吉田の発言は、
私と小津さんの映画とは相容れない何かであり、小津さんにとって映画作家は
橋の下にあってコモをかぶり、客を引く娼婦でしなないという比喩への固執であった。
(略)小津さんの言葉はそれ以上前に突き進むことはなく、同じところに舞いもどり、
それだけに異常とも思える執着であった。…
その日の小津さんの異常な酔い方から小津さんが私への反論として、(略)
1970/1/1 読書新聞
吉田の表現は今現在とかなり違うものと言わざるを得ない。
小津はこの二ヶ月後には癌であることが発覚するから、
篠田は「この時すでに」と優しさを見せている。
それから、木下が小津との二次会に篠田だけを連れていったというのも注目に値する。 監督会には木下学校の人間もいたはずなのに。 撮影所内でも篠田が人のいいのは良く知られていたらしい。
389 :
1 :04/01/23 10:04 ID:hbeMO7kJ
>>388 木下センセ、篠田タンを気に入ってたんですよ・・・・・・・・(藁
まあ、篠田の性格に関しては色々な見方があるもんですね。
私も悪い人ではない、と感じますよ>篠田
でも本当の発言をし過ぎる事によって、当事者や他者が被害(?)を被る
事もありますわな。(人には隠して置きたい、ことも・・・)この小津吉
田論争の話だけでなく、篠田は常に本当の事しか言わない人ですわ。
それをどう評価するかで、篠田への見方は違って来るのでしょう。
彼、作品はバカにされてる事多いけどね>2ちゃんねる内で。
390 :
385 :04/01/23 16:33 ID:9rQtFKEs
>>388 篠田は人がいいのではなくて処世術に優れていたのではないでしょうか。かなりのエリート思考でかつプライドは高い人のようですから。
まるっきり吉田とは正反対のタイプですね。
かつて篠田の講演を聴いたことがあるのですが松竹入社の経緯を随分自慢気に話していました、個人的には
いい印象ないんですよねだからか。作品もこれでどうだ、私の作った作品が全てを語ってる、というような感じでこれもまた吉田とは正反対だし。
吉田も大島については語っても篠田については語らない。篠田はプライドが傷ついていたと意地悪な見方も出来ますよね。
だから、吉田と小津が言い合うのを木下が酒席の場だけの話にしたものを後にばらしてしまった・・・吉田に偏りすぎですかねやっぱり。
吉田喜重は大島のことを自分から語ることは少ないんじゃないですか? 当時廻りから比べられるので、問いかけを受けて語ることはあるけども。 一番印象にあるのは「大島は怨念の人」「自分とは体質が違う」 「作る映画も違う」「映画を撮り始めてから離れた」など。 ちなみに大島は篠田のこと語ってますよ。篠田のパーティーで、篠田の人柄に触れて、 「〜と言うことを聴いて僕は篠田のことを大変偉いと思ったんだけど、 篠田の映画が今一つピリッとしないのはそのせいじゃないか」(会場笑) それから篠田は木下と三人の席での小津の様子はほとんど語ってないですよ。 むしろ木下のことを良く語っている。小津のことは監督会の時の様子を「正常ではなかった」と言ってる。 監督会の様子は岡田茉莉子とも良く仕事をした中村登も同様のことを語っている。 今回の記事で私は初めて知ったんだけど、 山内静夫が後から合流して「興奮さめやらぬ」と言っているので、 やはり小津はかなり興奮していたんでしょうね。山内みたいに近い人がそう言うんだから。 今回の喜重の記事での言い分はおかしいと思う。
392 :
名無シネマ@上映中 :04/01/23 18:00 ID:1otpyhyk
酒席での小津と吉田の話、いろいろ解釈はあるんでしょうが、 そこへいたる吉田の批判点は、小津が古いではなく、若い世代に媚を売っているだったと 記憶してます。だから、当時から吉田の小津への評価は高かったのではないでしょうか? それで、小津としてはその批判が刺さったんじゃないですか。 黙って酒を飲み続ける小津の鬱屈を、吉田がまともに受けて立っているのは、本当にすがすがしいと思います。 ただ、この頃の小津の「豆腐屋」とか「橋の下で」のような発言を 字義通りとっている人がいるのが、解せません。映画を見て本当に実感できるんでしょうか。 映画以外でも、すき焼にカレーを入れる人でしょう、小津って。
393 :
385 :04/01/23 19:41 ID:9rQtFKEs
>>391 そうですね、吉田自身から大島を語る事はないようですね。
勉強になりました、大島は語っているんですね篠田を、でも吉田は語っているんでしょうか篠田について。
小津についての本当の意味での批評は吉田は没した60歳と同じ年になるまでしなかったわけですし、
当然吉田の立場からすると木下については吉田は木下はつい最近(1998)まで生きていたのでなおさら言えなかったのではないでしょうか。
もっと言えば師である木下についていろいろ話すのは、プライベートな話を嫌う吉田にとっては当然なことともとれます。
>>392 字義通りというより当時の松竹の王様が言い放った言葉としては古きよき映画人らしく伝説的でいいのではないでしょうか。
吉田が小津と伝説を作ったと思えばおもしろいですね。たしかに小津作品をみて発言を実感するのは難しそうです。
すき焼きにカレー・・・激しく食べたくないです(藁
>>393 篠田とは、話したこともほとんどないってさ。
「世界の映画作家 篠田正浩、吉田喜重」の喜重のインタビューだと。
吉田は「小津、木下、篠田(+呼び出されて山内)」の二次会にいないもん、
そのときの事については話しようないでしょ。(状況を把握してますか?)
>>392 「芸術というより芸」ってのもちょっとカチンときたんじゃないかな。
佐藤忠男からの孫引きだけど引用しとくわ。「シナリオ」1962/11
「『小早川家の秋』の場合、司葉子がやった役だとか、ああいう若い人間像がたいへんいやらしく、
うそですね。年寄りが厚化粧して踊ってるという嫌らしい部分があるんですが、
今度(『秋刀魚の味』)の場合、書けないものはむしろ小道具としておいて、
そのはね返りで自分の無惨さというものが比較的良く出てるという気がするんです。
私はこの作品に引かれる点はそういう意味なんです。」
「たとえば一つのシークェンスなり一つのシーンの中でも、ダイアローグが発展しないんですね。 はじめから発展させないという残酷さみたいなものがあるわけです。 本当ならぶつかってもう少し変わっていくべきところを、 頭と終りが必ずもとに戻ってくるような循環を意識していると思うんですよ。 そこのいらいらが、老人特有の野放図さ、あるいは磊落さではなくて、 それが非情に見えるというところが、『秋刀魚の味』の場合は良く出てると思うんです。 …小津さんがそれ以外に興味がないということは、野放図に言いきった方が、 このチームの持っているテーマみたいなものが、もっと強烈に出てくるという気がするんです。 …そういう意味じゃ芸術というより芸なんですが」 「新潮45」の記者もこれちゃんと読んでいれば、 喜重が年月を経て小津を評価するようになったなんて誤解はしないと思うんだが…
篠田は自分が邦画界を引っ張らなくてはと不向きな大作を手掛けるようになったのが失敗だった と言ってみるテスト
398 :
名無シネマ@上映中 :04/01/24 04:16 ID:KojN/c58
だいたいさ小津と吉田がどうしたって話しだけど、誰もこれまで吉田本人にさえ訊きに行かなかったんだろ。証言者っていっても映画監督だしさ、そりゃみんな嘘ではないにしても、話を作るのはうまいっしょ。 387で引かれている読書人の吉田のコメントだって、今と変わっていない。ずっと「橋の下で」と「映画はドラマだアクシデントではない」の二つだけだもの。だから吉田は全然変化していなんじゃないの? そもそも本当とか嘘とか、話題にしてどうすんの?
399 :
1 :04/01/24 15:02 ID:OtG2ycDN
>>398 >「橋の下で」と「映画はドラマだアクシデントではない」の二つだけだもの。
これは小津さんの発言ね。後者は吉田と岡田が小津の病床見舞いに行った時、
吉田が小津に言い残された言葉ね。
>そもそも本当とか嘘とか、話題にしてどうすんの?
まあ、2ちゃんねる内での話しだから、別にイイかと。
確かにそれぞれの言い分、記事を比べて「真実は・・・・」と考えるのも
興味ある事だし、ある種の考察、と思われ。
400 :
1 :04/01/24 15:07 ID:OtG2ycDN
>>398 >誰もこれまで吉田本人にさえ訊きに行かなかったんだろ。
今回は「小津百年」という事でイベント絡みなのと、吉田自身が老成
して“完全な過去”として(真実とか虚構とかは別にして、)語った
のでしょう。何故今まで誰も聞きに行かなかったのか、と言えば、そ
ういうプライベートに関する私人としての情報は一切漏らす事を拒否
してる人だからです。>吉田監督
すごく色々聞かれるのが、嫌なようです。
もちろん映画のことについてはお話になりますけどね。
401 :
1 :04/01/24 15:09 ID:OtG2ycDN
>>398 >だから吉田は全然変化していなんじゃないの?
確かにw 映画監督として、頑固過ぎるくらい、一枚岩。
402 :
名無シネマ@上映中 :04/01/24 18:08 ID:CBtAmKaG
自分自身の記憶が定かじゃないんだけれど、90周年の回顧上映の時、 NHKが吉田に小津の映画を語らせる5、6回のシリーズがあったよね。 そのときから、小津の言葉の何を問題にしているか、何が引っかかっているかは 変わってないと思うんだけれど、私はだから吉田って好きです。 こだわる呪われた映画作家というと言い過ぎかもしれんが、そういう奴がいなさすぎ。 ところで、「嵐が丘」のキャストは製作側の意向で変更されたと聞いているんだけれど、 最初の構想でのキャスティング、知っている方みえますか?
403 :
1 :04/01/24 22:22 ID:OtG2ycDN
>>402 「嵐が丘」の最初のキャスティング
主人公・絹&絹の娘 = 岡田茉莉子(ダブルキャスト)
吉田監督、多摩パルテノンで言ってますた。でも「ユリイカ」でも岡田インタ
ビューによると、あと二人女性キャストが決まってたようですね。何かそれも
気になります。
>>400 「新潮45」で吉田は、
「高橋治の小説のために、頼まれてこの一件について話はしましたが、(略)
(略)当事者の私には誰も聞いてこないし、私もそれに対して一切発言しなかった」
と言っているんだけど、「誰も」と言っても「高橋治」が聞いているし、
「一切発言しなかった」と言っても、1970年に読書新聞で語っている…
やっぱりこの件に関しては、吉田喜重はちょっとおかしいと思う。
もちろん「新潮45」の記事を信じれば、ということになりますが。
俺は「反映画」の頃に吉田喜重が話したことは、
今までの話とずいぶん違うので驚いたよ。
ちなみに「シナリオ」の合評会がよく引用されますが、
引用されない部分では「秋刀魚の味」を総じて誉めています。"シナリオが完璧"だと。
>>403 これは、ずいぶん後になって製作開始したから、
岡田茉莉子では無理になっちゃったんだよね。
西友はこの頃採算とれそうにない映画を精力的に作ってたね。
結局西武鉄道に吸収されちゃったけど、悪く言う気にはなれないね。
406 :
1 :04/01/24 22:47 ID:OtG2ycDN
>>404 >引用されない部分では「秋刀魚の味」を総じて誉めています。
"シナリオが完璧"だと。
そうなんですよね。相当な小津批判、とかじゃないもの。“合評会”
だから、小津に対して凄い愛着、というよりは、単に、冷静に小津
映画に批評したものと思われ>吉田監督
>>405 本当ですね。あの頃の西友はアニメも「源氏物語」や「銀河鉄道の夜」
などの意欲作も作ってたし・・・・・・。
407 :
名無シネマ@上映中 :04/01/24 23:44 ID:a8/caQvx
何だかほとんどワイドショーみたいになってきな、このスレッド。 映画の話にしようよ。吉田の次回作とか。
408 :
過去を行ったり未来へ行ったり・・・ :04/01/24 23:49 ID:OtG2ycDN
>>407 うむ。
そだね。・・・・・つーても次回作て有り得るんかな・・・・。
吉田監督ももう年だし、何しろお金出してくれそうな金余りスポンサー
も居なさそうだし・・・・・この不景気がニクイ!!
(今日は少し弱気で考えもロウな私。)
407はどんな次回作をキボンヌ?
そして過去作は何がお好きですか?
409 :
1 :04/01/24 23:51 ID:OtG2ycDN
>>407 小津吉田論争には皆、興味があるみたいだし、今、懐かし邦画板で
岡田茉莉子スレが全くワイドショーぽくなってるので、その乗りを
此処へ持ち込んじゃったりしてるのかも>私も含めて。
410 :
1 :04/01/24 23:55 ID:OtG2ycDN
まあ、マターリ進行でお願いします<皆様。 吉田スレが此処まで続く、とは最初思いもしませんでした。 皆でお好きな話題を出し合って(もちろん私も参加&引っ張っていく所存) 1000!目指して、喜重スレPart2を作れたら良いな、て思ってます。
411 :
1 :04/01/24 23:56 ID:OtG2ycDN
漏れは過去作の「女のみづうみ」が観たいよー
413 :
1 :04/01/25 00:05 ID:9y/4FZMf
>>412 あっ。
サンクスコです。
これ、面白いですねー
414 :
407 :04/01/25 00:45 ID:tSm1JwPZ
次回作はやっぱり「ユリイカ」のインタビューで宣っていた茉莉子様プロデュース・主演による「スリラーコメディ」でしょう。 ちなみに過去作では「さらば夏の光」がなぜかとても好き。 「女のみづうみ」もいいね。砂浜(砂丘だったけか)でもみ合うとか、「樹氷のよろめき」の雪山もそうだけど、吉田における崖=斜面は面白いと思う。
「鏡の女たち」、興行的にはどうだったんだろう… フランスから資金援助を受けてましたが。
416 :
1 :04/01/25 00:53 ID:9y/4FZMf
>>414 ああ、私も凄く好きなんです>「さらば夏の光」。
もちろんそれ以前の茉莉子様作品も知ってたんですけど、本格的に
茉莉子様にハマってしまったのも、この作品以降です。そして吉田
喜重に萌える至りました・・・・私。
確かに“斜面”つーか、人間が立ってるのも困難な場所に、わざと
舞台を配置するのねん>吉田監督
そういや、「嵐が丘」の紹介ビデオ見た事あるけど、富士山の五合目(?)
かはっきりしないけど、凄い山の斜面で、撮影してますた。スタッフも
そうだけど、俳優さん達も凄く大変だったと思う。
417 :
1 :04/01/25 00:55 ID:9y/4FZMf
>>415 2ちゃんねる内の或るスレッドによると、
“失 敗”の二文字が。
でもこれから延々と上映していけば、何とか、なるかも・・・・・
『鏡の女たち』は予算の関係か、変わったロケシーンがないね。 自宅の前の道がやはり坂だったくらいか。
419 :
1 :04/01/25 01:00 ID:9y/4FZMf
>>414 あのクラス(年代)の監督さんで、初めて“身体と精神が分離してし
まっている”女を描いていると思う。『さらば夏の光』を観てそう
思いますた。
『樹氷のよろめき』も印象深い作品。去年初めて多摩パルテノンで
観ました。あんな雪山でいざり歩いてる茉莉子様と木村功・・・・。
演技という枠を離れて純粋に“凄い!!”と思った・・・・。
吉田撮影は超ハードなのか。
420 :
1 :04/01/25 01:01 ID:9y/4FZMf
>>418 そうですねー
あと広島ロケくらいですかね。
“斜面”シーンはその自宅前坂道くらい?ですね。
421 :
1 :04/01/25 01:05 ID:9y/4FZMf
>>417 茉莉子様は絶対コメディー上手いと思うんだが。(あの丸い顔がイイ!
それと吉田のスリラー風味を出せば、興行的に成功する(いや、しなくて
もいいから、評価の高い!!)映画の出来上がりっ!!
422 :
名無シネマ@上映中 :04/01/25 01:16 ID:tSm1JwPZ
>419 パルテノンといえば「情炎」が良かったっす。ほとんどニュープリントみたいだった。あの音が遮断された部屋で茉莉子様が襲われるところとか、ゾクゾクしました。
423 :
1 :04/01/25 01:56 ID:9y/4FZMf
>>422 ほんとですよね、ニュープリントみたいだったわ。
「情炎」も「樹氷のよろめき」も。
特に「情炎」には思いいれあるみたいですね>吉田監督
あの茉莉子様暴行シーン、音が消されてるんだけど、何故か空襲警報みたい
な音が入るんだよね。あれは吉田さんの“或る”意図なのでしょう。
424 :
名無シネマ@上映中 :04/01/25 02:52 ID:DS5hNQFm
>423 襲う男の乗っていたトラックの音じゃない? 空襲警報の音といえば、そうかもしれないけど……。しかしそうなるとあまりにもメタフォリカルではなかろうか?
425 :
1 :04/01/25 03:11 ID:9y/4FZMf
>>424 あっ。
そうでしたっけ?(^^;
やはし、もう一回観ないと駄目なようですね、私。
426 :
名無シネマ@上映中 :04/01/25 20:54 ID:IXWpE7nn
故・田中小実昌が「松山善三、熊井啓、吉田喜重は三マジ監督」と言ってた ちょっと笑ったな まぁ、吉田の場合は1さんが言われるように妙に笑える部分(本人は気づいていないでしょう)がありますが そういう意味では増村保造と共通点がありますね 巧まらざるユーモアの持ち主・・・・なのかなぁ
427 :
1 :04/01/25 22:59 ID:eru0D30H
今晩は〜。
>>426 >「松山善三、熊井啓、吉田喜重は三マジ監督」
激笑いますたw
確かにそうだな。
そういや増村保造も“やりすぎ”演技で、観客を笑わせてしまいます。
吉田監督は真面目が昂じすぎて、笑える・・・・て感じでしょうか(藁
映画の中身じゃなくて、監督本人の話じゃないかな。 吉田喜重は突如大声で喚くらしいし…
429 :
1 :04/01/25 23:26 ID:eru0D30H
>>428 『エロス+虐殺』の冒頭の現代の場面、川辺久造が原田大二郎に、いきなし
デカイ声で怒鳴りつけるシーンがありますけど、実際の吉田監督もあんな感じ
ですかね(^^
去年は何回も吉田監督と岡田さんの講演会・舞台挨拶を観に行きましたけど、
その度に岡田さんが、「今はこうやって静かに話してますけど、映画の現場で
は全然違いますからネ。」と吉田監督の事を言ってらしたのが、印象的でした。
確か、昔出た『世界の映画監督』のなかにも、“大船には青鬼が居てね”と
吉田監督のエピソードが書いてました。
ユリイカでも、「気違いじゃないかと思った」と言われたり、 仏の舞台で役者が幕間に観客席の拍手に応えたら怒り出したりとか…
431 :
名無シネマ@上映中 :04/01/26 01:23 ID:1tUAIim9
433 :
1 :04/01/26 01:36 ID:IWWFj6YZ
>>431 あっ。サンクスコでつ(^^#
>>432 浜松・・・・少し遠い。
高知ならフェリーで行くとするか(藁)。
その「鏡の女たち」の公式ページ、去年からそのままなんだよなー。
434 :
名無シネマ@上映中 :04/01/26 23:33 ID:E9B51X7W
茉莉子さま 見逃した・・・どんなだったか見た人語ってください。
>>434 懐かし邦画版の岡田茉莉子スレへGO!
「情炎」のトラックの走るほこりっぽい道、
「鏡の女たち」のうねった海で泣き叫ぶ美和のいる浜、
こういう望遠って他にもありましたぁ?
あ、「樹氷のよろめき」のボートから降りて引き返す桟橋がそうだな。
437 :
名無シネマ@上映中 :04/01/26 23:55 ID:/h11DwhY
「煉獄エロイカ」で首吊りのところから茉莉子様が走り去るシーン。
438 :
名無シネマ@上映中 :04/01/27 01:58 ID:H9COvZCT
>>434 目の下のたるみが・・・・_| ̄|○
プチ整形すればいいのに
439 :
名無シネマ@上映中 :04/01/27 03:29 ID:e6xLbvxQ
茉莉子様は「徹子の部屋」でコメディがやりたいと仰っていました。 次回作はやはり「スリラーコメディ」か。
440 :
246 :04/01/27 13:09 ID:DtyI7vji
久しぶりに書き込みをさせていただきます。 最近、大西巨人の新刊『深淵』の、上巻を読み始めたのですが、これはぜひ吉田監督に 映像化もらいたいなあ、と思いながら頁を繰っています。
441 :
名無シネマ@上映中 :04/01/27 19:14 ID:MMy+v5rk
秋津温泉、何回見ても桜むつ子の出演場面がわからない。 クレジットには名前が出てるのに。
442 :
名無シネマ@上映中 :04/01/27 23:35 ID:31hirlwz
>>435 サンクスです。
徹子がひどかったのはわかりました。
>>438 あのたるみがいいのでは?往年のスター女優がああゆうのってステキ。なんか「デブラ・ウインガーを探して」を思い出しました。
443 :
1 :04/01/28 01:41 ID:skoZCQ5s
>>441 うん。
漏れも何回も観てるのに、わからんのよ。
つーか、茉莉子様以外、気にしてないのかも、漏れ(藁
だって茉莉子様にベタぼれだから(藁
ちなみに漏れの友達は「清川虹子は何処で出てたんや!」と言う話になりま
すた(藁
>>246 大西巨人ですか。また読んでおきます(^^。
444 :
名無シネマ@上映中 :04/01/28 16:47 ID:mWrHG1py
プチ整形ってか? しようがしまいが、どうでもいいよ。 茉莉子さんの魅力が若さにあるとでも言いたければ、どうぞおっしゃってくださいな。 それより、吉田がリヨンでオペラを演出したでしょう。 その映像って、どこかで手に入らない?リヨンって、一時とても面白かかった時代が あったけど、そのときにかぶさるので、ぜひ観たい。共有ファイルに手を出すべきか? 正規のリリースはないの?
445 :
1 :04/01/28 18:42 ID:skoZCQ5s
>>444 整形せんでも、目袋がたるみきってても、漏れにとっては憧れのお方です>茉莉子様
んで、オペラの映像ですかい・・・・・・聞いた事ないなー。
誰か詳しい人、居ますか?
446 :
1 :04/01/28 18:43 ID:skoZCQ5s
漏れは30過ぎてからの茉莉子様が好き〜
447 :
名無シネマ@上映中 :04/01/28 23:25 ID:otuDEmlo
>444 オペラぜひ見たいですね。 共有ファイルって何? 教えてください。
プッチーニの『蝶々夫人』じゃなかったっけ?
449 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 13:03 ID:FGmJ4uug
一度、日本でそのリヨンの演出での上演があったのではなかろうか?
私も見たい、吉田の「蝶々夫人」。特に、「鏡」をみてから痛切に思う。
広島、長崎、何かあると思う。
>>447 そういう方は、知らないままにされるのが安全だと思いますよ。
450 :
1 :04/01/29 21:43 ID:RI3Gvy3R
>>449 >そういう方は、知らないままにされるのが安全だと
うむ?私もよく知らないわー。何故?知らないままの方がイイんでつか?
では、吉田age!!
451 :
名無シネマ@上映中 :04/01/29 22:40 ID:GGLN1EGJ
最近吉田監督作品を置いてるレンタル屋がなかなかありません。 渋谷のツタヤで探したらろくでなしと秋津温泉と戒厳令と人間の約束が置いてありました。 以前は新宿ツタヤとかにはエロス×虐殺、煉獄エロイカも置いてありました、今はどうなのかな。 このスレのおかげで見直したりみてない作品を探してるんですけどないですね、なかなか。 ちなみに嵐が丘はDVDでHMVで発見しましたのでこんど購入します。
452 :
1 :04/01/29 22:54 ID:RI3Gvy3R
>>451 >渋谷のツタヤで探したらろくでなしと秋津温泉と戒厳令と人間の約束
さすが東京ですね。
ウチから一番近いツタヤじゃ、“人間の約束”しかなかったですわー
>新宿ツタヤとかにはエロス×虐殺、煉獄エロイカ
さすが新宿ですねw
うらやましい。
東京に行って、TSUTAYAで吉田喜重のビデオ借りて、 個室ビデオにビデオ持参で入って、ハァハァ
スレタイが 吉田戦車に見えた
455 :
1 :04/01/30 03:43 ID:ISkzuzRy
>>454 前もお越しになった方ですね。
どうも(^^。
456 :
1 :04/01/30 20:59 ID:Oj0m4flQ
>>292 超亀レスで。すんません。ちょうどその頃、アクセス規制になってたもんで・・。
では!
>吉田監督と茉莉子さまの恋愛話も見たいなぁ・・・
映画芸術1973(72)年頃のものに、前田陽一(映画監督)が、吉田の
『秋津温泉』のシナリオを手伝ってた時、吉田監督が“雨に咲く花”という
ド演歌を一晩中、「これはイイ曲です。」と繰り返し前田に言いながら歌って
たらしい。その歌詞が、
♪ ままにならぬあの人よ〜 ひと目でいいから会いたいよ〜 ♪
というもの。前田陽一は「こんな観念的な人(=吉田)でもこんな一面がある
んだなぁ。」と驚きを感じたそうな。もちろんこれは岡田茉莉子を想いながら、
歌ってたと思われ>吉田監督。
秋津温泉の時に、長門裕之に「もっと手を胸元に入れて!」と演出するので、 二人はいい仲なのに大丈夫かなあ、と思っていたら、 後で「ぼ、僕はあなたを殴りたいです」と言った、と長門は言ってるね。 長門は、岡田茉莉子は男が悪かったから女優としてボルテージダウンしたと、 岩下志摩と比較してもいた。余計なお世話だが、世間への露出という意味ではそうなのかも。
458 :
1 :04/01/30 22:05 ID:Oj0m4flQ
>「ぼ、僕はあなたを殴りたいです」と言った 吉田監督、がですか? この様に言われたとですか?(藁藁藁 すげー・・・・・。言う時はちゃんと意思表示する人だったんだ・・・(藁 >長門は、岡田茉莉子は男が悪かったから女優としてボルテージダウンしたと 確かに(苦藁)。1960年代の週刊誌ググッていっても、または今までの 扱われ方(女優としての)を観てもそうかも知れません(世間への露出、と いう意味で。) でも、これからは岡田茉莉子さんは注目され、女優史に名を大きく残す人だと 思ってます。そしてそれを喧伝するのは私の役目(茉莉子様に恐れ多いが。) だと思ってます(藁)。
459 :
1 :04/01/30 22:11 ID:Oj0m4flQ
>>457 それは、何処で(どの雑誌で、)長門裕之が発言してるか、
教えて下さい。読みたいでつ。
460 :
1 :04/01/30 22:14 ID:Oj0m4flQ
>岩下志摩と比較してもいた まあ、志麻姉さんの旦那さん(篠田)は世渡り上手だからね。(イイ意味 で。)愛想もイイし。>篠田監督。 >岡田茉莉子は男が悪かったから それでも別れなかった、『鏡の女たち』を作るにまで至った茉莉子様が 好き〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
461 :
1 :04/01/30 22:22 ID:Oj0m4flQ
こちらも超亀レス。
>>297 >「衛星劇場」入ってる人でこのスレ読んでるような方、この辺の作品の放映状況
私も去年まで衛星劇場入ってたんですけど、確かに松竹ヌーベルバーグの珍しい
作品をやる事はやるんですが、吉田喜重の作品があったかどうか思い出せない・・
・。確かATG作品の「煉獄エロイカ」とか「さらば夏の光」はやってたと思い
ますけど。(ひょっとして「ろくでなし」くらいは私が知らない時にやってたかも)
私としては、吉田が松竹に配給だけお願いしてた、中期の作品群がとても気にな
るし、観たいんですけどねぇ・・・・・・・・。
462 :
1 :04/01/30 22:25 ID:Oj0m4flQ
>>460 自己レスに付け加え。
もちろん私は吉田喜重監督も尊敬しているわけで・・・・。
この人の頑とした“意志”は私も見習いたい。目指したいです。
>>459 「洋子へ」ですよ(w
そこに書いた以上の話は吉田/岡田についてはないです。
464 :
1 :04/01/30 22:37 ID:Oj0m4flQ
>>463 サンクスでつ(^^;
しかし話変わるけど、長門さんも面白い人だね。
何年か一回自分の浮気や過去を暴露して奥さん(南田洋子)に謝るよね
(藁)。公開“ごめんなさい!”をしちゃう。ああ、これはスレ違いな
話題ですね(藁)。皆さん、ごめんなさいw。
秋津温泉のダメ男を地でいってる長門先生をリスペクト汁!
じゃ、南田洋子は最後は…
467 :
1 :04/01/30 23:58 ID:Oj0m4flQ
「死んで!お願い!いっしょに死んで!!」 南田・長門age!!(藁 しかし、こないだテレビ見てたら、長門は写真が趣味で、南田洋子の写真も 全部スクラップブックにしてるそうだ(藁)。 良いオサーンじゃないか(藁)。
468 :
名無シネマ@上映中 :04/01/31 00:14 ID:d9gePNUY
話は変わるが、茉莉子タソのセックルは激しそうですね。 きっとベッドでは野獣のようになるにちがいありません。 でも、無理矢理おしとやかにしてるよーにみえる 他監督作品「愛人」の茉莉子タソが一番萌えるんです。 倒錯的な劣情を覚えます。 ごめんなさい。。
469 :
1 :04/01/31 00:25 ID:4HIQk3u8
>>468 いえ・・・・・・・・
そういう話題は大歓迎です(藁)!ドンドン書き込みしていって下さい。
私も「愛人」の内向的な娘役の茉莉子様が好きでつ。しかし僕は茉莉子様
に対しては、マゾ的なんで、やはし「煉獄エロイカ」の様に、茉莉子の前
で首を吊る事を望みます・・・・・・(藁
470 :
1 :04/01/31 00:27 ID:4HIQk3u8
>きっとベッドでは野獣のようになるにちがい ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン
471 :
1 :04/02/01 02:35 ID:GTVkAGZ7
こんばんは・・・・・て誰もいませんね。 ところで、お聞きしたい事があるのです。それは「煉獄エロイカ」の中、 年取ってた力哉と夏那子が、研究所の廊下で、アユ・温子・浄子らにインタ ビューされているシーンがありますが、あのバックで流れてるクラシックの 曲名を教えて下さい!(_ _)ペコリ!
472 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 12:26 ID:wSbqsKWO
473 :
1 :04/02/01 13:13 ID:qrUXqAse
>>472 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン 何で〜、教えて欲しい〜! ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン
・・・(正気を取り戻して、っと)、茉莉子様と吉田監督のお写真、サンクス
でつ。(^o^ ♪
474 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 19:53 ID:wSbqsKWO
そういや去年、フランスで叙勲されたんだったかな、吉田監督。 叙勲より映画を撮る金を出す気はないのかねえ、フランス政府も。 プレッソンがカンヌで「ラルジャン」のプレス・インタヴューの時 「問題はまさにラルジャンなのです」と言って、大喝采を浴びたけど、 ほんと映画って金がかかるから。 だから、きつい時に映画を撮らせた西友・愛知・三越劇場を悪くいう奴は 殴ってもよしですね。あ、「美の美」の東京じゅう2ちゃんねるもあるか?
475 :
1 :04/02/01 20:04 ID:qrUXqAse
>>474 確か、“オフィシエ賞”というものを貰ったはず>吉田監督。
>ほんと映画って金がかかるから
・・・みたいですね。よほどヒットしないと採算が取れないという・・。
それに吉田監督の場合は独立プロですから・・・余計大変だと思う。
「美の美」は私、未見なんで凄く見たいんですが・・・・・ビデオ化
無い、ですよねぇ・・・・・・。
476 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 21:01 ID:wSbqsKWO
「美の美」って、ビデオ化かLD化はされたと思うが。 毎週、日曜日が楽しみだったなあ(遠い目)。 1さん、どこにお住まいか知りませんが、公共施設では 視聴可能だと思うよ。図書館とか美術館。トライしてみた?
477 :
1 :04/02/01 21:26 ID:qrUXqAse
>>476 >視聴可能だと思うよ。図書館とか美術館。トライ
・・・・・いえ、まだです。
僕が勉強不足でした!m(_ _)m
また近いうち早速逝ってきます!!
>毎週、日曜日が楽しみだったなあ
うらやましいぃ。漏れは「美の美」がリアルで放送されてた頃はまだ
4歳でありますた。
478 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 21:57 ID:wSbqsKWO
>>477 「毎週、日曜日が楽しみだったなあ」と書いたけど、あの頃は
喜重にはもう映画を撮るのはむりじゃないかと、こっちであきらめてたとこもあったと思うね。
映画って当たらないと、きついからさ。
ブニュエルが「昼顔」のヒットとプロデユーサーとの出会いで
晩年やりたい放題だったのが、うらやましかったね。
吉田監督にもこんなこと起こらないかとね。
だけど、例えば台湾に(大金持ちの)アンゲロプロスの大ファンがいて、
日本よりきちんと上映されてたりするわけだから、
1さんはどうやらかなり若いようだから、才覚とチャンスさえあれば
喜重のプリントのコレクションとか、「エロス」完全上映実現も可能なんだよね。
変な意味でなく、頑張ってね。
479 :
名無シネマ@上映中 :04/02/01 22:40 ID:X2YeCLLz
吉田戦車は吉田喜重の隠し子だよ。
480 :
1 :04/02/01 22:48 ID:N+tr7qU9
>>479 もう、笑うなぁ・・・・で、ソースは?と吊られてみたりするテスト。
もしもそうだったら、「やるな・・・・吉田さんも。」と思ってみた
りもする(藁)。
>>478 はっ。それぐらい吉田映画をバックアップ出来るようになればイイん
ですが、なにぶん不甲斐無い駄目な男で・・・・・。でも尽くせるモノ
なら吉田映画に対して精一杯尽くす所存。
頑張りますわ!!
>>474 「鏡の女たち」はフランス映画なんとかってところからお金出して貰ってるよ。
クレジットも出てる。それがなければ、中止になるところだった。
「人間不信になって、諦めかけた」って言ってたよね。
482 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 21:16 ID:LOip0mK9
>>481 なるほど、だからフランス映画なんとかも殴っちゃだめなんだね。
483 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 22:48 ID:XzHx4nPG
「さらば夏の光」を観ました。 端正な画だなと思ったのですが、これって吉田作品の中ではどう評価されているの? やっぱ失敗作?
484 :
1 :04/02/02 23:12 ID:6/qVVrJg
>>483 私は、これで吉田喜重&岡田茉莉子にはまったんですが、一般的には“失敗作”
と言われてます(苦藁
でも私は好きだな〜〜〜〜〜〜
485 :
名無シネマ@上映中 :04/02/02 23:21 ID:XzHx4nPG
↑ 何故に失敗作って言われているわけ?
486 :
1 :04/02/02 23:50 ID:6/qVVrJg
>>484 いや・・・・・・漏れ個人としては大好きなんだが、世評的には・・・
という意味。484のレスでああ書いてしまったけど、常々、吉田監督が
ゆっている“自由な映画(の観方)”がある訳で・・・・。だから、もし
485さんが「さらば夏の光」が素晴らしい!!此処がイイ!!と感じれ
ば、「さらば夏の光」は“素晴らしい”作品に成り得るわけです。映画の
評価というのは時代が経て逝くと同時に変化して行くものと私は信じてま
す。だから、従来「さらば夏の光」の評価が低くとも、これから評価が高く
なる作品かも知れないです。
今までで失敗作と位置付けてる人は木全公彦とか、昔をググッて行けば、
吉田映画に甘いと思われる矢島翠でさえもあんまりイイ評価は出していない。
しかし何度も言うようですが、私は大好きなんですがねぇ・・・・・。
485さんは、「さらば夏の光」、どうお感じになられましたか?
487 :
1 :04/02/02 23:56 ID:6/qVVrJg
488 :
1 :04/02/02 23:58 ID:6/qVVrJg
>>485 「さらば夏の光」はキネ旬とか“ぴあ”の辞典などからも無視されっぱなし
の作品ですわ。まー、両方ともいい加減な部分はありますがね。
大島渚の「夏の妹」も散々な言われ様でしたな。 ひとつの理由は、大島が沖縄、喜重がヨーロッパ、 これには見る人がいろいろな想像、期待をすると思うけども、 まあとにかく想像を絶するような作品になってますからねえ。 期待を裏切られたって事があるんでしょうねえ。 私ゃそこにぞっこんですけどね。あんな映画取る気違いは他にいないしね。
490 :
1 :04/02/03 00:06 ID:PsslAG/b
>>489 ああ、私も好みですよ>「夏の妹」。
あらかじめ“破綻”している作品とも言えるでしょうが・・・・。
あの後、大島らの創造社も解散した訳で・・・・その辺の機微が「夏の妹」
に出たのか、それとも“題材”的に破綻を催す作品だったのか。どちらとも
言えそうですね。
491 :
1 :04/02/03 00:09 ID:PsslAG/b
そう考えれば、大島の「夏の妹」の位置と、吉田の「さらば夏の光」て 或る意味良く似ている作品なのかも知れませんね。それは、本人達にとって は余りにも重要な題材を扱っているのに、軽く見られてしまっている、 もしくは大きな破綻を見せた作品・・・とも言うべきか。
492 :
1 :04/02/03 00:19 ID:PsslAG/b
>喜重がヨーロッパ ヨーロッパを旅している、というより、一種の密室劇みたいな感さえありますね。 「さらば夏の光」。“男”と“女”がずーっとヨーロッパを背景に歩いていると いう。それにもう一人の“男(夫)”が貼りつくわけですが。
493 :
1 :04/02/03 00:31 ID:PsslAG/b
(492の続き。) だから、あそこに出てくる“ヨーロッパ”はただの絵葉書みたいなもの、 とも考えてみても良いわけです。実際そういう発言を吉田監督もなさって ますた。
吉田喜重のスレがあったとは。 こないだの小津祭のたたずまいが忘れられん。
495 :
1 :04/02/05 23:33 ID:wLrH6gUl
関西に住んでる方で、まだ「鏡の女たち」を未見の人に朗報!!(もちろん御覧に なった方も!) 3/3〜7 鏡の女たち上映!(於:滋賀会館シネマホール) 3/6 14:15の回 吉田監督と岡田茉莉子の舞台挨拶有ります!
>>432 の浜松、高知も3月だね。夫婦そろって行脚かな。
「鏡の女たち」、公開当時は「分けわからん、最悪!」って人が 「鏡の女たち」のスレに訪れてましたが、 クリント・イーストウッドの「ミスティク・リバー」が今そういう状態ですね。 あれも"落ち"はないから。
498 :
1 :04/02/06 00:41 ID:7dppP2Vx
>>496 わーい(ノ^o^)ノ ♪
>>497 云わば、「鏡の女たち」というのは、エンジンの積んでない高級車みたいなもんで。
その中身は観客自身一人一人が作ってくれ、と吉田監督の難しい(大多数の「観る」
観客には、)要求なのです。
もう少し違う見方をすれば、吉田の過去作品を詰めるためのBOXに過ぎないのか
も知れない。>「鏡の女たち」という作品。 とすれば、吉田初心者が「鏡の女
たち」を観て「わけわからん、最悪!」と思うのも、無理はない(苦藁)。
499 :
1 :04/02/06 00:43 ID:7dppP2Vx
498に訂正。 497へのレス、2行目。 「観る」 ⇒ 「見せられる」 かな。
500 :
1 :04/02/06 00:45 ID:7dppP2Vx
/|\ ((⌒ ⌒ )) / | \ ((⌒⌒) / /| | \ (( )) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / | | \ ∫ /■\ < 500ゲットです!!  ̄──_|_─´ ̄∫ (´∀` ) \_________ 、_|⊂ ⊂ ) 三 = |__|( ( ) ⌒ = = 从从 し し□ ⌒⌒ =≡ ^^^^
501 :
1 :04/02/06 00:59 ID:7dppP2Vx
>>494 独特の雰囲気がありますよね。>吉田監督
なんか、仙人ぽく感じたのは、私だけでしょうか・・・・・・・
目の前を、空気を動かさない感じで歩いていく吉田監督・・・・
502 :
名無キネマさん :04/02/07 01:36 ID:wwXNzef5
503 :
1 :04/02/07 01:56 ID:LkAIK9oU
>>502 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン 行きます〜!
教えて下さって、サンクスでつ(^^#
ああ、私に財力があれば、良かったのに・・・・ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン
504 :
名無シネマ@上映中 :04/02/07 02:23 ID:hZeGzND0
>>502 >なぜ誰も手を貸さん!と涙が出そうになります。
いろんな意味で吉田喜重のような監督には冷たいでつね、日本の映画界は。
関西で公開ですか、たくさんの人に観てもらえるといいですねー「鏡の女たち」
講演お二人の話が聞けて¥300ですか、私も兵庫近県に住んでいたらな。
なんかステキな映画館ですね。秀作映画特集ってのもきになるな。
505 :
名無シネマ@上映中 :04/02/09 12:19 ID:Al5R7M0Y
ちょっと下に落ちすぎね(藁 age!
506 :
名無シネマ@上映中 :04/02/11 00:33 ID:KVXXezyH
キジルシになれなかった、常識人ですね、吉田は。つまらん。
507 :
名無シネマ@上映中 :04/02/11 00:47 ID:c0kS5Dl6
>485です。 「さらば夏の光」が失敗作と言われるのも無理はないと思います。 ただこの作品で私が吉田監督独特の世界に引き込まれたのは確かです。 これから彼の作品は少しずつ観ていこうと思います。 そういう気にさせてくれただけでも収穫はありました。 蛇足ですが「さらば夏の光」と同年に公開されたATG映画は「初恋:地獄篇」 なんですね。両作品の世界の違いには(いい意味で)呆然としてしまいます。
508 :
1 :04/02/11 01:51 ID:ke8crH3W
私が少し怠けてた(苦藁)間に、レスが二つも入ってたんだねw
>>506 ほう・・・・・(^^
私は充分“既知外”を感じますがね、吉田監督に。
>>507 私もこの映画がきっかけで吉田の世界に入ったのです>「さらば夏の光」
509 :
名無シネマ@上映中 :04/02/11 04:54 ID:/nsH6KBA
>>507 「さらば夏に光」はATGでゴダールの「小さな兵隊」と同時上映だったんだよね。この組み合わせも凄いと思います。
>>1 私もこの映画がきっかけなのですよ。意外に人気ありますね。
510 :
名無シネマ@上映中 :04/02/11 20:28 ID:mzVC1bb4
>>506 って、ひょっとしてキジルシとか天才とか信じてるんだ。
そういう人も吉田監督同様、貴重な存在だなあ。エライ!
>>507 蛇足にのっちゃうと1さんに悪いけど、「初恋:地獄篇」って、
タイトルが一番だったね。
てなこと言いながら「愛奴」も見ちゃったんだけど、
あれは鈴木清順が撮ったらどんな映画になるだろうと期待しながら
ずっと見ていた不思議な映画だった。
511 :
1 :04/02/11 22:52 ID:ke8crH3W
少し煽られてるのかなぁ・・・と思ってみたりするが、ちょっと言っておくね。
>>510 >ひょっとしてキジルシとか天才とか信じてるんだ
あのさ、510の頭の中って、キジルシ=天才 て公式があるわけですね(苦藁
少し嫌な言い方するけど、そういう見方は短絡的ではありませんか?私より年長
の方みたいだけど。私は映画作家としての吉田の位置が低いとか高いとか、まして
や、天才だの秀才だの鈍才だの、まったく興味がないんです。ただ“好き”なん
です。
>>1ウザイ。 軌道に乗ったら管理者は沈黙する事。スレの流れとまれば、しょうがないけど。 制御されると書きにくい。
513 :
1 :04/02/12 02:09 ID:25p+lXg8
>>512 わかりました。以後、私はこのスレから消える事にしましょう。
しかし「制御」される、とか人にせいにしてるのは・・オヤオヤだな。
反論されたら、それに自信を持ってまた反論し返す。そんな感じでいいのでは
ないでしょうか?実際この数日私を含めて、限られた人間しか来てないわけだ
しw
ま、好きにやって下さいな。実は私も少し忙しくなって2ちゃんねるにも来て
られないのです。では、皆さん、さようなら・・・・・・・・。
514 :
1 :04/02/12 02:11 ID:25p+lXg8
【追伸】dat落ちだけはさせるなよ。
515 :
1 :04/02/12 02:24 ID:25p+lXg8
でも良く考えたら、もうdat落ちは無いよねw レス数も500超えたんだし、皆様、後を宜しくお願いしますm(_ _)m
516 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 05:32 ID:NYg2NQu1
>1 残念ですね。珍しくアホな荒らしも少ない貴重なスレだったのに。煽りはしかたないでしょ。 ともかく1000までは続けてみようよ。 >510 鈴木清順が撮ったらというのには同感。面白そうだよね。
517 :
1 :04/02/12 07:02 ID:25p+lXg8
(懲りずに戻ってきた)
>>516 うん。とりあえず私も目立たんように(苦藁)、1000まで目指し
ますわ。(以後、私も名無しで通します。)最初からそれだけは達成し
たい!と思っていたので。
>>516 さん、サンクスでつ。
うん、名無しをお奨めします。 内容でわかってもよいから・・・。
519 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 21:01 ID:F+WF8OoQ
>>511 >あのさ、510の頭の中って、キジルシ=天才 て公式があるわけですね(苦藁
ごめんね、ありません。506の発言に「常識人=つまらない」という公式があるから、
嫌味を言っただけです。吉田監督の人柄は大好きですよ。でも、映画が好きだから
監督の講演を聴きにいくだけだけだしね。
短い文章で、きちんと伝わらなかったのなら私の文章が稚拙だったんでしょうね。
彼の映画も、文章も、過剰な部分はあるけれど、明晰でしょう。
ただ残念なことに彼は映画をなかなか撮れないけれど、撮ってほしい貴重な監督の
ひとりでしょう。希少価値じゃないの。506も希少価値だよ、その馬鹿さかげんでね。
520 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 21:30 ID:25p+lXg8
>>519 こっちこそ、貴方の発言の奥を捉えられなくて御免なさい。ちょっと私も
プライベートでカリカリしてるのが、それがレスに出てしまってるのかも(^^;
もう少し貴方のレスを多次元から捉えるべきでした。吉田さんの映画と同じくね(藁
スタッフから「気違いかと思った」と言われているのが笑える。
522 :
名無シネマ@上映中 :04/02/12 22:03 ID:25p+lXg8
>>521 プライベートと監督してる時が180度違うらしいからね。
照明の佐野さんも昔初めて吉田監督と仕事した時、「既知外だと思った」
とユリイカで述べておられたね。
「ノン プロフェッショナール!」
524 :
名無シネマ@上映中 :04/02/13 05:02 ID:fi0naCUt
やっぱりプロには厳しいということじゃないの? 俳優にはどうなんだろうね。
525 :
名無シネマ@上映中 :04/02/13 06:00 ID:onjwjthd
>>524 俳優さんには厳しい時ととても優しい時と両方みたいね。ちなみに「エロ
ス+虐殺」の時の原田大二郎はずっと怒鳴られまくりだったらしいね。
当時の朝日新聞に載ってたはず。
526 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 03:51 ID:rmzIHMZv
>>524 やっぱり茉莉子様にも怒鳴っているのだろうか?
527 :
名無シネマ@上映中 :04/02/14 03:55 ID:cpw5RTrN
>>526 「秋津温泉」の時は優しかったらしいが・・・
あとの作品では知らないなぁ〜
たぶん怒鳴ってるかも>茉莉子様にも。
528 :
名無シネマ@上映中 :04/02/15 20:45 ID:Fh+CTqLi
>>519 「常識人=つまらない」という公式なんぞないよー。
よしだが普通の常識の範囲であるいは普通のインテリの範囲でツマランというとるだけ。
例えば、溝口のようなあるいは小津のような突っ込んだところがないというだけ。
小津だって偉大な常識人だけどね。
>>526 って茉莉子タンが言ってたね。
『告白的女優論』のATGのパンフ、探したら出てきた。
有馬稲子の文がワラタ
「私は吉田"女優論"にいささか異論がある」
530 :
名無シネマ@上映中 :04/02/16 21:10 ID:5wSvkial
怒鳴られる茉莉子様にも、怒鳴る喜重にも萌え!
映画で無理なら、劇場で茉莉子様主演の「嵐が丘」を是非!
>>528 ムジールの「特性のない男」とか吉岡実の詩でも読んでみたら。
空気を読めない奴っているねえ。
531 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 09:35 ID:dXepax0r
>劇場で茉莉子様主演の「嵐が丘」を是非! 新橋演舞場でも何処でもイイから上演キボンヌ!!
532 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 13:45 ID:ndRujzBp
こんなスレ、あったんですね。スレ発起人の一途なキャラが好感もてますね。 そこで『鏡の女たち』公開前夜祭として実施された吉田喜重監督+岡田茉莉子トークショー「『鏡の女たち』をめぐって」実録をアップしておきます。 会場でのやりとりを後ですべて文章に落とそうとしましたが途中で挫折。一部を友人(1名のみ)に送りましたが何の反響もなかったのでその後手付かずでした。 吉田喜重監督+岡田茉莉子トークショー 「『鏡の女たち』をめぐって」 聞き手:蓮実重彦 (2003年4月4日、於:青山ブックセンター本店) 蓮実(以下、H) 今日は吉田喜重監督、岡田茉莉子さんをお迎えして初っぱなからたいへん興奮しています(笑)。 吉田監督にとって今回の『鏡の女たち』は13年ぶり(公開としては14年ぶり)の作品になりますし、岡田さんにとっては女優生活50周年を飾る公開作品、吉田監督作品への出演ということでは30年ぶりとなっています。 また、お二人を交えたこうした公開トークの機会を持つことはたいへん珍しく、今回は3回目に当たります。 第1回目が吉田監督が演出をなさったリヨンでの『蝶々夫人』の席上、2回目が多摩川の日活撮影所の試写会での席上、それから3回目が本日のここということになるわけです。 30年ぶりに吉田監督作品にお出になった感想はいかがでしょうか、岡田さん。 岡田 そうですねぇ、とくに吉田監督の作品に30年ぶりに出演したということを意識はしてはないですね。 これまで何度も一緒に作品を作ってきましたが、今回も長い間やってこなかったという感覚はなく、昔と同じ感覚ですぐに溶け込むことができましたし、吉田自身も昔と変わってなかったですね。 ただ、今回の作品については、これまでのものとちょっと違う!という感触を得ています。 吉田 映画作りに関わってすでに40数年経っており、映画作りの技法というものは自分の身体で体得しています。ですから、どんなにブランクがあっても現場に立てば自然に「勘」がよみがえってくるものです。 ただし、長い月日も経ち、私自身今回の作品がもしかしたら最後になってしまうんじゃないかと、そう思うほどの年齢になってしまいましたね。
533 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 13:48 ID:ndRujzBp
蓮実 吉田監督は松竹で木下監督の助手をやってこられ、その後60年代になってからはその反抗者として登場してこられました。 その松竹という映画会社で仕事をやってこられたことをどのように感じておられるのでしょうか? 吉田 松竹には1955年に22歳で入社しまして、かれこれ9年間いました。ただ、最初から自分は松竹には向いてないという意識はありましたね。 一方、映画全盛期のその頃、撮影所はいつも生き生きしてましたね。そうした中で自分が将来どういう方向へ向かえばよいのか、心は揺れていました。いつか自分は会社を追われるんだろうな、と薄々思っていたわけです。 蓮実 「追われる」というのは? 吉田 小津監督はそれこそ映画全盛期の「いい時代」の監督でした。しかし、その小津監督ですら終戦直後でしたが、不入りで会社を追われそうになった時期がありました。 つまり、監督と会社というのは常に緊張関係をはらんでいるものなんですね。 蓮実 岡田さんは東宝(1951〜1955)と大映(1957)、松竹(1957〜)それぞれにいらっしゃいました。 つまり、東宝と松竹というまったく対照的な雰囲気を体験なされ、吉田監督とはその松竹でお仕事をなされたわけですが、その当時、吉田監督が松竹から追われるとは思っていましたか?
534 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 13:49 ID:ndRujzBp
岡田 全然思っていませんでした。だいたい東宝は非常にサラリーマン的なドライなところのある会社で、一緒に映画を作っている時には一緒になって仲良くやっているのですが、いったんスタジオを出ると町中で出会ってもまったく赤の他人という雰囲気がありました。 一方、松竹は全然違うんです。渋谷実監督の作品に出演しているときに監督から「よお!一緒にめし食おう!」って声を掛けられたんです。 それは東宝ではまったく考えられないことでした。仕事を離れても身内のような関係を持てる松竹の居心地は非常に良かったですね。 蓮実 岡田さんの出演作品では『芸者小夏』(1954:東宝)の「予告編」が非常に印象的だったのを憶えています。「予告編」が印象的というのも変な話しですが、岡田さんはその予告編を見る機会はありましたか? 岡田 残念ながら全然ありませんでした。当時はまだ二十歳そこそこでしたが、『芸者小夏』は印象に残る作品の一つでしたね。 蓮実 『芸者小夏』は(岡田さんさんにとって)これまでの作品と百八十度変わった作品でした。これまで主にお提げをした女学生などを演じてましたが、この作品からやっと大人の役になったと思います。吉田監督はご覧になりました? 吉田 予告編は残念ながら見てませんね。 岡田 『芸者小夏』から和服の似合う女優に転身したのですが、ある意味、それが後の『秋津温泉』につながったんじゃないかと思います。 「芸者」さんの役は『流れる』や、ちょっとニュアンスは違いますが『浮雲』にも通じています。 吉田 成瀬巳喜男監督の『浮雲』は最高傑作です。小津監督でさえ「こんなにうまくは撮れない」と嫉妬したいくらいですから。 蓮実 「この映画は絶対見とけよ」というような先輩のアドバイスはなかったんですか? 吉田 ありましたね。ただ、主に外国映画が多かったようです。 蓮実 増村保造が登場したとき、木戸四郎(大船撮影所長)さんがお勧めになったと聞いてますが。 吉田 木下監督が増村監督の「くちづけ」に非常に新鮮な印象を持たれたようでしたね。 増村保造はイタリアのチネチッタ撮影所で学んだ経験を生かして、感情を表現する場合のスピード感が非常に新鮮に映りましたね。
535 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 13:56 ID:ndRujzBp
実録のテキスト化は以上で中途挫折の状態ですが、ご勘弁あれ。
536 :
名無キネマさん :04/02/17 14:09 ID:12Q5GTii
うわぁ・・・続きを読みたくてしょうがない。せめて要旨だけでも。 なんかBSの小津特集で、一部しか残っていないフィルムを観たのと同じ感じ。
537 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 14:37 ID:ndRujzBp
>536 ごめんさい。 この実録はテープからじゃなくて自己流速記でノートに書き写したものだったんだけど、そのノートが現在紛失中。 「一部しか残っていないフィルム」って「母を恋はずや」だよね。 気持はよくわかる。
538 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 20:47 ID:8TG/QtSL
『告白的女優論』の有馬稲子は、顔も髪型も市松人形のようだった。 西洋人形風の岡田茉莉子と対照的。
539 :
名無シネマ@上映中 :04/02/17 20:54 ID:xm4OUiRd
>>534 はぁ、堪能…
吉田に『芸者小夏』の予告編を観たか尋ねるハスミンに萌え
確かかなり扇動的な入浴シーンがあったんじゃないかと…
541 :
名無シネマ@上映中 :04/02/20 19:25 ID:RXqYX9s2
おふたりは3月6日は宝塚でトークショーをして、 そのまま滋賀へ行って、舞台挨拶をするの? で、思ったんだけど「追っかけオフ会」てどう? 別に何もしないの。ただ、一緒に移動しながら あいつもオフに参加してるんだろうなって周りを見ながら、 ふたりと一緒に移動するだけ。 で、宝塚から滋賀ってどのくらいかかるの? 陽気もいいし、無意味なことが割と好きだから。どう?
>>541 イイですね・・・・・
参加させて下さい(藁
しかし宝塚から滋賀はけっこう距離があるのでは?(電車では、よ。
>おふたりは3月6日は宝塚でトークショーをして、
そのまま滋賀へ行って、舞台挨拶をするの?
たぶん、そう。
543 :
名無シネマ@上映中 :04/02/20 22:20 ID:Ml4zl0TX
>別に何もしないの。ただ、一緒に移動しながら あいつもオフに参加してるんだろうなって周りを見ながら、 ふたりと一緒に移動するだけ。 私もたぶん同じような書き方すると思うけど、こういう行動パターンが 何とも吉田マニアらすぃい(藁
544 :
名無シネマ@上映中 :04/02/20 22:25 ID:Ml4zl0TX
>>541 【追伸】
それでね、3月6日前夜、5日に「朝日シネマベストテン」の映画祭
と1位「鏡の女たち」の授賞式があるみたいなんだけど、これにも
吉田監督来るんじゃないか?判らないけど。ただ授賞式、というから
さー。
545 :
名無シネマ@上映中 :04/02/21 16:58 ID:BnT46PJP
石堂淑朗氏が書いていたが、田村、吉田、石堂の三人が松竹の助監督試験を受けたとき 創作問題の題を考えたのは大島渚なんだそうだ(題は『口紅』) 大島は高橋治に試験者について聞かれて、 「書けそうなのが二人半いる。二人は田村と吉田、半は石堂」と答えたそう 入社前に目を付けていたんだなぁ 石堂氏は 「あの時書いた文章が我が生涯最高の出来栄えだったと思ったりもする」なんて言ってた(笑)
石堂さんは若い頃、ハコ書が出来なくて、ここのシーンを独立に書いていたらしい。 大島仲間の頃、田村さんとよく喧嘩したとか。 だから、そういう試験は得意中の得意なんじゃないでしょうかね。 ちなみに石堂さんは吉田喜重が大船の試験受けたのは大学院の試験に落ちたからと言ってますね。
547 :
名無シネマ@上映中 :04/02/23 04:47 ID:N1ePRkWF
>>546 ですね(苦藁
吉田が隠しておいてある事まで、正直に言ってしまいましたね>石堂
548 :
名無シネマ@上映中 :04/02/23 23:49 ID:MhDnmFeK
まあ本来なら学者になるべく人が何を間違えたか映画監督になっちゃったとw
549 :
名無シネマ@上映中 :04/02/25 03:10 ID:iRJUR3hP
そうなの?学者じゃなくて作家の間違いじゃない?作家になり損ねた仲間じゃないの 石堂と吉田って。
「戒厳令」は、憲兵から「天皇陛下万歳を叫ぶのか」という問いに対して 北一輝が「死ぬ前に冗談は言わない」と答えて処刑されるラストが クールだったなー。
551 :
Gilda :04/02/25 07:00 ID:oyU9JmC4
今日、出張のためこんな時間に書いてますが、
>>544 オフ会「吉田喜重・岡田茉莉子と過ごす二日間」に変更して、決行しますね。
その間だけ、このコテハンで書きます。一回では書ききれないので。
3/5(金)18:40〜
授賞式と上映ですが、茉莉子さんも来るということで、
トーク・ショーも検討中のため、詳細未定です。
場所:リサイタルホール(地下鉄四ツ橋線・肥後橋)
なお、前売りを買う場合、各回入れ替え制のためチケットを間違えないでね。
ぴあのPコードは、P550−236。前売り1,000円、当日1,200円です。
詳しいことは、「2004朝日ベストテン映画祭」事務局で。
ここで、電話番号は書いてもいいのかねえ?
553 :
Gilda :04/02/25 18:02 ID:rfURh3L8
554 :
名無シネマ@上映中 :04/02/25 23:06 ID:iRJUR3hP
おーいさがってるぞー、上げ上げ。
555 :
Gilda :04/02/26 18:23 ID:TuEfKBmO
556 :
名無シネマ@上映中 :04/02/26 22:35 ID:yOHPwNM+
煽りではありません。 吉田は「秋津温泉」だけは、映画史に残る燦然と輝く名品。 後は、全て駄作。これほど、観客を裏切った映像作家は知らん
まあ、本人も言う通り「秋津温泉」撮って良かった。これだけははっきりしてる。
559 :
名無シネマ@上映中 :04/02/27 05:55 ID:ZPIU0v0F
>煽りではありません 別に“煽り”でも構わないけどね・・・・(藁 でもそういう事をこのスレに書き込むのが“煽り”と言うんだよ(藁
560 :
Gilda :04/02/27 17:18 ID:kQ+V5YMq
561 :
名無シネマ@上映中 :04/02/27 17:49 ID:ZPIU0v0F
>Gildaさん いつもthanksです(^^
562 :
名無キネマさん :04/02/27 22:10 ID:YudwJlKp
>>560 >リュミエールのプロジェクト
ここでも何度か話題になったユリイカでも触れられています。
諏訪敦彦との対談とかで。
『鏡の女たち』の予告編と言ってしまっても差し支えないくらいの作品でした。
あの作品群のなかでは、際立っていました。アンゲロプロスとかよりも。
今時、藁)ってあり。ジジイかババアか。
564 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 01:18 ID:a0jd45nu
>>563 ありage!
じじいでもばばあでもないもーん(藁
565 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 02:48 ID:hQ5f/gEM
566 :
名無シネマ@上映中 :04/02/29 07:36 ID:HbM269ai
リュミエールのやつ最近DVDになったのでは?
568 :
Gilda :04/02/29 09:59 ID:2ffJjMzt
「Lumiere et compagnie」のこと、書きますね。 「ユリイカ」で詳しく語られてるのなら、とんだ恥かきだけど、 ま、ご勘弁を。 リュミエールのカメラにはいろいろと制約があるから、すべて そのカメラで撮られているわけではありません。 まず、新幹線の中から広島駅に到着するショット。(モノクロ) 次は、今のカメラを使い、喜重がリュミエールのカメラを覗きこんでいる ところがうつり、画面下にタイトルとして、 KIJU YOSHIDA/HIROSHIMA そして、喜重の声が聞こえるんだけれど、フランス語でしゃべってるみたい。 多分カメラマンとの会話だと思います。英語字幕をそのまま書くと、 喜 重 :「It's impossible, impossible.」 スタッフ:「Yes, it's too much in the corner.」 喜重を正面から捕らえたショットに変わり、喜重がしゃべりはじめます。 「今では、映画は世界の出来事すべてが描けると思っていると、思います。 あるいは、SF映画のように宇宙の果てまでも描けると、映画人は思っているかもしれません。 私は、そうではなくて映画では描けないことが(ある)。それをこのプロジェクトの中で 示したいと思います。」 それから、(カメラを回す音)がして、リュミエールのカメラで撮った部分に変わります。 この部分は、1喜重とそのそばのカメラマン 2原爆ドーム(原爆投下の音) 3再び、喜重とカメラマンの3つのシークエンスからなっています。 それから、人声が聞こえ多分資料館へ来ている人たちの顔が写り、 (ここからは当然現在のカメラ)喜重のナレーションとなります。 (その部分は次回まで、待ってね)
569 :
age! :04/02/29 20:06 ID:jMVUHMx+
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
>>568 ツヅキ、マッテマス♪
(0゚ 。) +
|[] | |
(__)_) +
目立ちたいのは解るが,ageるな。恥ずかしいスレ。
571 :
煽りはオフ会来ないの?一回対決してやるよ!(藁 :04/02/29 21:10 ID:jMVUHMx+
>恥ずかしいスレ。 我輩の恥ずかしい“レス(ただしAA)”ではないの? “スレ”と“レス”じゃ、全然意味違う。細かい事のようだけどw “スレ”としては全然恥ずかしいものではありませんYO!
572 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 15:19 ID:Qlz/3G1a
吉田と申します。 東大卒です。フランス語が得意です。 職業は映画監督です。 初期作を除いて、楽しませることに頓着せぬ、難解な作品を撮っています。 そのため盟友の大島や篠田ほど知名度はありませんが、 海外での評価は高いと自負しております。 海外でオペラの演出をしましたこともございます。 賞にも無縁ですが、大島のカンヌでの茶番には苦笑させられました。 私には出来ません。 女房は少し気が強いですが、日本を代表する女優です。 ダールの顰に倣ったわけではありません。 最近はテレホンショッピングの司会をして稼いでくれてます。 内心、忸怩たる思いはあるのでしょうが、私にベタ惚れのため、文句は言いません。 巨匠小津安二郎に楯突いたことが自慢です。 でも喧嘩は弱いです。 って、吉田喜重!あんた格好良すぎるよ!
573 :
Gilda :04/03/01 17:46 ID:HCgGqHgV
さて、前回のつづきです。 原爆資料館で見学している人たちの顔を映しながら、ナレーションが入ります。 「五十年前のあの日のあの瞬間を、果たして映画がそれを取れるでしょうか。 私は絶対に撮れないと思います。なぜならば、もし私がその時に映画を撮っていれば、 キャメラも私も原子爆弾によって消滅しています。」 カメラが吉田のショットに変わり、 「映画は思い上がってはいけません。映画に描けないことがある。 それを前提に、まあ、私達映画人はもう一回映画を考えなければならないと、 と、こういうふうに思っております。」 以上ですが、監督の講演を聴いたことがある人は、あの調子を想像しながら 読んで下さい。3月5日の件で、追加とご相談があるんですが、 ちょっと休憩させて下さい。
574 :
Gilda :04/03/01 22:42 ID:xQNMlgz6
>>571 571さん、あんまりくだらないレスにいちいち反応しないほうが、よいのでは?
さて、連続カキコで申し訳ないんですが、
1 3月5日
茉莉子さんも来阪ということで、トークショーとなります。
監督と茉莉子さんと、審査員のひとりであるABCのアナウンサーのひとりの
計3名で、20分〜30分の予定だそうです。
2 1とも関連するんですが、華やかにしたいので、私の負担で事務局に花束を舞台上で
贈呈してもらえるかどうか尋ねたのですが(博打でアブク銭を稼ぎましたので)、
今までそういうことはなかったので、最初ロビーに飾り授賞式の時に舞台に上げるのではどうかと
言われました。それでも構わないと思っているんですが、その際
a 「吉田喜重について語ろう!」スレ住人一同とか、スレタイを使わせてもらっていいでしょうか?
お二人の泊まられるホテルに贈ることも考えましたが、今からだどこに泊まるのか探すのもと大変だし。
b で、相場としては、2〜3万の花のスタンドでいいでしょうか?こんなことしたことないので。
アドヴァイス、プリース。
3 あと、5・6日に色々と盛り上げるアイディアあれば、よろしくお願いします。
大変変則的なオフ会ですが、アドヴァイス・アイディア、大歓迎です。
575 :
571 :04/03/01 23:00 ID:V4ZOWY45
そだね。 私もいつまでも喧嘩早いというかガキですな。 イイ年なんですが(藁 ・・・んで、ですね、私も僭越ながらGildaさんと同じ事考えてました。 今までも何回も花束を監督と茉莉子様に(個人的に、)渡す機会があった のでしょうが、今だに渡せず。どうぞ、スレタイは使って下さい。私も幾ら かGildaさんに渡さねば・・・と思ってます。
576 :
571 :04/03/01 23:07 ID:V4ZOWY45
>>Gildaさん このオフ会及びお二人(吉田監督と茉莉子様)の来阪は滋賀会館ホールで いちよ終了するので、滋賀会館ホールでお二人の舞台挨拶の時、オフ参加 の人間が一人一声、「茉莉子様!」「喜重監督!」のどちらかを舞台に向 かって叫ぶ、というのはどうでしょ?ちょっと非現実的でしょうか? >2〜3万の花のスタンドでいいでしょうか 大賛成です!!!
577 :
名無シネマ@上映中 :04/03/01 23:13 ID:g3dIZPth
「伝染るんです」は良いね。
578 :
571 :04/03/01 23:24 ID:V4ZOWY45
2chで東大のジョークかね。センスない洒落。悪趣味だあ。 ほったらこと、やめれ。
580 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 07:52 ID:LyhlNDXI
私自身はあまりレスしませんが、いつも読ませて頂いてます。
だけど、マンセー ばかりじゃつまらんよ。
Gilda さんの書き込みはいつも楽しませていただいていますが、
ここはせっかくの匿名掲示板なんだから、
『騎乗位ハアハア』とか、
>>572 みたいなある程度愛のあるカキコも読みたい。
ただ、吉田氏には見せられんわな。
本人繊細そうだし、多分傷付くと思う。
よってスレタイ花束贈呈は反対です。
まあ、吉田氏が2CHを見る確率は1000%無いと思いますが・・・
ドキュソ! とか云ってる氏を想像するのも・・・・
581 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 07:58 ID:LyhlNDXI
>580 ごめん、『愛のある悪口』 に訂正します
582 :
(・ ・) :04/03/02 09:34 ID:mvUlypiQ
>『騎乗位ハアハア』とか まあ、これは私が書いたような気がするんだけど(w 私も572のような書き込みは好きです。決して悪口ではありませんよ。 少なくとも私はそう感じないな。しかし、580の言う通り、スレタイでの 花束贈呈は反対、てのも判るような気もするし・・・・。まあ、「吉田ファン 一同」とかでもイイんじゃない?どんな形であれ、花束贈呈には賛成ですし、 私自身は別にスレタイで花束贈呈でも良いような気がしますけど。
583 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 10:52 ID:zBcLIMgA
凄いねえ。w 「御法度」ファンのお姉さん達が大島を追っかけて 楽屋まで行った話は知ってるが、吉田喜重に花束贈呈&掛け声なんて シブすぎる!でも、きっと喜ぶんでないの。
吉田喜重ファンのおばさまも多摩パンテノンに来てましたよ。 舞台の上の喜重をバックに、客席から携帯で自分を撮って貰っていた。
585 :
Gilda :04/03/02 18:13 ID:YW7mMgdx
572や「騎乗位ハアハア」のレスを監督が読んでも、 ファンの悪乗りと思いこそすれ、監督が傷つくことはないんじゃないの? 監督の話を聞くたびに、(頑固で)意思の強い人だと痛感させられるんだけど。 ところで本題ですが、今日花屋へ行ってきました。その店が木曜定休のため、 出来れば明日水曜日の午前中には、注文書を出してほしいとのことでした。 カタログを見た限りでは、2万円のスタンドを二つにしたほうが、いい感じそう。 で、そこへつけるカードの「誰へ」と「誰から」なんですが、 「誰へ」は(シンプルな順に) ・岡田茉莉子様へ(監督版は吉田喜重様へ、以下同) ・「鏡の女たち」岡田茉莉子様へ ・受賞おめでとうございます。岡田茉莉子様へ 「誰からは」 ・ファン一同より ・2ちゃんねる「吉田喜重について語ろう!」スレッド住民一同より ・吉田・岡田コンビの次回作を切望するファン一同より とにかく色々と、考えてカキコお願いします。レスは懐かしの○○に一票方式で。 >571さんへ 大阪の分は私が持ちますから、出来れば宝塚をお願いできませんか? トークショーのキャパが150くらいみたいなので、 花束を渡していただければ、盛り上がるとおもうんですが。どうでしょうか? 後、滋賀での花束、お願いできる方お見えでしたら、是非・是非!
586 :
名無シネマ@上映中 :04/03/02 18:53 ID:LyhlNDXI
・・・・・・す、すごい・・・・・・・・・
587 :
571 :04/03/02 18:55 ID:mvUlypiQ
>出来れば宝塚をお願いできませんか? やはし2〜3万のモノで、ですか? 無作法なもんで恥ずかしながら花束の相場が判らないのです。 前向きに考えてみます(^^。
588 :
571 :04/03/02 18:58 ID:mvUlypiQ
>>Gildaさん。 私、覚悟決めますた。 宝塚、やりますわ!!
589 :
571 :04/03/02 19:03 ID:mvUlypiQ
>>Gildaさん。 正直2万のスタンドを二つ用意する、という事は私では(宝塚にて、)出来 なさそうでなんですが(情けない事ながら私の経済上の問題、)私は宝塚で 花束を渡す、と言う事で良いでしょうか? このスレの住人の方で宝塚にて花束スタンド二つ立てられるくらいの予算をお 持ちの方が居れば、出来れば宜しくお願いしますm(_ _)m
590 :
Gilda :04/03/02 19:07 ID:YW7mMgdx
>571さんへ
いえ、金額はどうでもいいと思うんです。
でも、来阪のお二人にとって、会場ごとに花が届くなり、手渡されれば
とてもいい気持ちになれるんじゃないでしょうか?
スミレの花束だって、時と場合によれば、カトレア以上にインパクトがあるときがありますから。
一度、ご近所の花屋さんとご相談いただければ、どうでしょうか?
>>586 何がでしょうか?
591 :
571 :04/03/02 19:08 ID:mvUlypiQ
>>Gildaさん 明日さっそく花屋に行ってきますわ。 相談〜、相談〜。
592 :
Gilda :04/03/02 19:16 ID:YW7mMgdx
またまた、二重カキコでごめんなさい。 >571 宝塚では、花束を手渡す方が洒落ているように思いますが。
現場で激高した時の吉田喜重の口癖 「青龍刀でまっ二つにぶった斬ってやる」
594 :
Gilda :04/03/02 20:10 ID:YW7mMgdx
ふ〜ん、吉田ってやっぱりかっこいいね。 ああいう、年のとり方したい。
595 :
571 :04/03/02 20:13 ID:mvUlypiQ
>「青龍刀でまっ二つにぶった斬ってやる」 す、凄い・・・。私たちがいつも講演会や舞台挨拶で観る吉田監督とは 別人や・・・・(汗 >>Gildaさん。 はい。花束にしますわ(^^。
596 :
Gilda :04/03/03 15:21 ID:M0tKDZ4b
注文してまいりました。 スタンドへのメッセージは、 「吉田喜重様、「鏡の女たち」受賞おめでとうございます。 ファン一同」 「岡田吉茉莉子様、「鏡の女たち」受賞おめでとうございます。 ファン一同」 とさせていただきました。朝一で届けてもらうよう指示しましたが、 こんなこと初めてするから、「字間違ってねえだろうか?」とか 「ほんとにちゃんと届くのかねえ?」とかさ、ドキドキですね。 夜には、二日間のスケジュールをまとめたものをカキコできるかと。
ファン有志とかファン有志一同の方がいいと思います。 一同は全員を意味するので。
598 :
Gilda :04/03/03 21:08 ID:JHGs1mDh
599 :
Gilda :04/03/03 21:17 ID:JHGs1mDh
>>597 今、花屋さんへ電話したんですが、ちょっと訂正は無理ポみたいなので、
勘弁してくださいね。もし、不快感もたれた方が見えたら申し訳ないです。
スマソ。
次はお願いですが、大阪へは朝一で届けてもらえるようにしたんですが、
フェスティバル・ホールに近い方、みえますか?
ちゃんと届いているか出来れば見ていただきたいんですが。
ホールに問い合わせればできるかもと思うんですが、
初日で電話が混線するかなともおもうので、ちゃんと飾ってもらってるかどうか
カキコお願いできたら、よろしく。
600 :
571 :04/03/03 21:26 ID:IUsiIrib
>>Gildaさん。 私が見ますわ>フェスティバルホール。 早めに行こうと思ってるんで。
601 :
571 :04/03/03 21:27 ID:IUsiIrib
朝一、ですね(^^。
602 :
Gilda :04/03/03 21:29 ID:JHGs1mDh
>571 よろしくお願いします。
603 :
名無シネマ@上映中 :04/03/04 21:41 ID:ylC6YwGK
さがってるのでage!
604 :
571 :04/03/05 12:07 ID:1oC73Q6F
>>Gildaさん。 大変華やかな花スタンドが二つ、ちゃんと到着してますた!!
605 :
名無シネマ@上映中 :04/03/05 22:58 ID:1oC73Q6F
リサイタルホールに於いて。 渋い語り口でとうとうと語る吉田監督。 やっぱしカコイイ(・∀・)!!
606 :
571 :04/03/05 23:16 ID:1oC73Q6F
さて、Gildaさん。本日の舞台上での花束贈呈は一つ、茉莉子様がお持ちになった 訳ですが、実は明日小生が贈呈しようと思ってる花束は二つなんですわ。 此処は大きく一つに纏めたほうがイイと思いますか?どう思われます?一つにまと めればボリュームアップするなぁ・・・と独りで小一時間(ry
607 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 01:25 ID:f+ARVf/8
行きたかったyo!
608 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 19:34 ID:WKW6xjaB
609 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 19:58 ID:WKW6xjaB
オフに参加された皆様、お疲れ様でした!! ちなみに今回久しぶりに「鏡の女たち」を観て、今までの感想が変わりました。 私が過去レスで書いた事は総てあぼーんですね(苦藁 やはり凄い映画・・・・だと思います。>「鏡の女たち」
610 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 20:18 ID:do/lp0Ih
皆様、お疲れ様でした。(もうコテハンは無用だと思いますので。) 同感です。「鏡の女たち」は、やはり観る度にその凄さがよりわかる映画だと思いました。 お二人のトークは、基本的には同じなんですが、 大阪と宝塚ではちょっと細部を変えられるなどの小技もありなので、両方行ってよかったですわ。 今日は監督にも茉莉子様にも握手してもらったし、せっかくなので風呂にも入らずに寝ようかと。
611 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 20:35 ID:WKW6xjaB
>610 アハハ(´∀`)。 私も最後に吉田監督に握手してもらえば良かったな。(宝塚ではしたん だけど。)茉莉子様とは2回握手したわけですが・・・ワーイ、ワーイ(ノ´∀`)ノ♪〜 ちなみに帰りの電車で茉莉子様&吉田監督の御一行と同じホームにはち 合わせてしまって私はドキドキでした(#´∀`)。 結局は私は吉田監督たちより先に快速に乗ってしまいましたが。 気が付かないふりをして・・・・・・・( ̄Д ̄ 帰りの電車の窓から観る夕日は綺麗でした・・・・。
612 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 21:12 ID:WKW6xjaB
>610 ところで610さんは某大学(在京都)での講演会は行かれたでしょうか? そこでは吉田監督、涙を流すハプニングがありました・・・・。あの障子越しの シーンの元ネタが吉田さんの実母がそうやってまだ赤ん坊であった吉田監督を 見ていた、そして(今日もお話になっていたけど、)お手伝いさんの乳房を本当 の母親と考えていた事や大変印象深く語っておられたましたわ、吉田監督。 そして今回リサイタルホールでは「私を助けてくれた(他人としての)3番目の 女性が・・・」茉莉子様であった、という話になりましたね。同じ話をされている ようでいて、徐々に(吉田監督なりに、)違う視点、そして吉田監督の隠されて いたお話が講演会や舞台挨拶に通う度に聞けて大変面白い。もちろん吉田監督の 独特の話し声に萌えますね、聴衆としては。何か催眠術にかかるかのように話に 引き込まれるのです。リサイタルホールの司会者も弁舌挟む暇なく、吉田監督が ようお話されたもの(藁)。
613 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 21:14 ID:WKW6xjaB
612、訂正。 独特の話し声に萌えますね ⇒ 独特の話し声にも萌えますね
614 :
名無シネマ@上映中 :04/03/06 22:20 ID:WKW6xjaB
| | | |∧_∧ |_|´・ω・`) このスレも色々ありましたが・・・皆さんお茶でもどぞー。 |如| o o旦~ | ̄|―u' 旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~旦~ """""""""" また皆さんの自由な書き込みが読んでみたいです。
615 :
名無シネマ@上映中 :04/03/07 12:08 ID:vvb1y+8N
Gildaさん、めっけ! そばで電話している人の話に、思わず聞き耳立ててたらわかったよ。 Gildaさん、思ってた以上に○○○。 岡田さんは、「岡田茉莉子の代表作は「鏡の女たち」です」とこれからは言うんだろうな。 そうトークショーでも言ってたし。確かにそれだけの作品だけどさ。「秋津温泉」ファンとしては複雑な心境だよね。 吉田監督ファンとしては、ドキュメンタリーも忘れないでホスイ。
616 :
名無シネマ@上映中 :04/03/07 12:16 ID:nfCAHCgN
うん。吉田喜重ドキュメンタリー特集やってくれないかな、何処かで。
617 :
名無シネマ@上映中 :04/03/07 13:48 ID:nfCAHCgN
なんかダサイすれ。
余計なお世話。
620 :
名無シネマ@上映中 :04/03/08 21:51 ID:0Gz+OqYt
今日、愛知県立芸術文化センターに吉田のドキュメンタリーのこと、問い合わせてみました。 係りの人が長期出張みたいで、(イヴェントの時、前で挨拶するあの ブー・フー・ウーの○○の人だと思うんだけど)、電話のお姉さんでは、さっぱり 要領を得ません。 肝心の映像ブースは月曜定休なので、明日もう一度問い合わせてみようかと。 あの「花祭り」、もう一度見たい。
621 :
名無シネマ@上映中 :04/03/09 09:56 ID:ly4e1jzC
>>620 「花祭り」
どんな内容ですか?愛知まで観に行くのもいいなぁ〜
行こうかなぁ〜。
622 :
名無シネマ@上映中 :04/03/09 18:20 ID:LER8lQ+j
>>621 正確には、「花祭り」というタイトルじゃなくて、
愛知県が委嘱し、「愛知の民俗芸能」と題して、「聖なる祭り・芸能する心」と
「都市の祭り・芸能する歓び」の2本を監督が撮ったものです。
2作合わせて、1時間くらいかな。
名古屋市内の図書館のリンクはっとくから、問い合わせてみて下さい。
ttp://www.aichi-pref-library.jp/list.html#nagoya ただし、最初の愛知芸術文化センターはダ〜メ。一人一日一本なんだ。
さすが名古屋。けちくさい。あと、16日まではどこの図書館も整理中で休みです。
楽しんで撮っている吉田喜重が感じられます。オススメ。
いつまでたっても、赤面するような記述ばかしのアフォなスレ。
しかし此処の粘着煽りは楽しい人ですね。
おかしなもので、○○ファンっていうのは、 ○○に応じて曰く言い難い特色を帯びるんだよね。 溝口ファンには偏屈ものが多かったり、黒澤ファンには熱血漢が多かったり。 さしずめ吉田ファンは同窓会指向が顕著なのかな。
>○○ファン 此処であえて○○監督の名前は出さないけど、私もかねがねそう思ってました(苦藁 >吉田ファンは同窓会指向が顕著 そう見えますか?(藁
>○○ファン ごめんなさい。人(監督)を特定したレスではなかったのですね。 私の勘違いです。何か628で余計な事書いちゃったかなぁ(鬱藁
629 :
伏字がはやり? :04/03/10 20:41 ID:Lyme0Be4
>>620 の「ブー・フー・ウーの○○」は「ブー」だと思うんだが、
>>615 の「Gildaさん、思ってた以上に○○○。」は「オヤジ」ではないかと。
>>626 の「○○ファン」は、誰々のファンはという一般的な使い方でしょうね。
それであってるかな?
煽りのことだけど、煽りあっての2ちゃんねるとも言うし、
へえ、こんな奴いるんだみたいな優越感(?)持てて嫌いでもないよ。
変かねえ?
吉田ファンの特徴は、 監督がこちらの思い通りの映画を撮ってくれるなんて事は諦めていること。 だから全てを受け入れる方向になびきがち。
○○ファンではなく、○○○○ファンでないの。 ○○だと、小津、溝口、黒澤、成瀬等殆どが該当するので、 ひらがなではどうでうか?
>>631 いや・・・・○○○○、四文字では設定してなかったなー。
飽くまで二文字のつもりで書いてしまった私。
別に○○監督の作品は私も大好きなんだけどなぁ。
ただ○○監督ファンとはあんまり気が合わない、ような気がする・・・(だけかも。)
>>629 >変かねえ?
いや、この頃は私も楽しむようになりますた。
>「Gildaさん、思ってた以上に
ええ、俺もそういう風に当て字して見ましたけど(藁)、何かGildaさん、ダンディ
でしたよ、チラッと見ただけですけど。悪くない。
>>630 >監督がこちらの思い通りの映画を撮ってくれるなんて
ええ。今まではそう思ってたんです。
でもこないだ「鏡の女たち」を観て驚嘆しました!!
やはり凄い映画&映画監督だと思いますた。
>「ブー・フー・ウーの○○」 ところで、私は年代的にこれの知らないんだけど、知ってる方、教えて下さい(藁 ブー・フー・ウー て何?
三匹の子豚。 詳しいことは、黒柳徹子が知ってると思うよ。
637 :
名無シネマ@上映中 :04/03/11 12:41 ID:XNpEvyfT
ブーフーウーはね、三匹の子豚のその後という設定の着ぐるみ人形劇。 当然駄目なのが上で、下のウーが賢くて頑張りや。(徹子さんが声を担当) 問題の(何が問題なんだか(自爆))四文字に変更になった○○○○監督は、「お」で始まる。 で、いいの?
>>637 いや・・・・答えはなるべく控えたいですが・・・(藁
>>638 別にアフォでは無いと思いますよ。
たぶん私が意図したのと同じ・・・・・。
640 :
名無シネマ@上映中 :04/03/11 21:21 ID:/0Fcpy/A
ちょっとスレの流れに逆らうようだけど、 掃除してたら「嵐が丘」のメイキンングビデオが出てきますた。 なんてラッキー!(別の意味であったことをど忘れしていたなんて なんて馬鹿!)。今から視聴すます。
641 :
名無シネマ@上映中 :04/03/11 22:10 ID:QLBRsXdF
あがっているので書き込み!
>>640 いいなあ「嵐が丘」のメイキングビデオ。
視聴したら感想かきこ、希望。
あっ、私もそのメイキングビデオ持ってます。
>>639 いや君もアフォ。
ファンで発酵したようなスレで、他の監督の悪口云うって情けなくない?
いいではないか。排他主義はファシズムとか馴れ合いのサロンだ。 いじましいミクロコスモスへの純化路線こそ、自家薬籠中とする恣意性が感じられる。
645 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 00:40 ID:nNlSf8zi
>>644 ・排他主義
・ファシズム
・ミクロコスモス
・純化路線
・自家薬籠中
・恣意性
644さんて面白い単語使うねwww
一体何歳くらいの人なのかしら?
>>643 ・ファンで発酵したスレ
これにはワロタ。
んでね、私が言いたかったのは、その○○監督の悪口ではなく(大体、私も
の監督の作品が好きなんだもの。)、その○○監督の“自称”ファンたちと
あんまし気が合わない、または「嫌だなぁ・・・」と感じる事が往々にして
ある、と言う事です。もっと他人の書き込みを正しく読み取りした方がいい
んじゃない?
646 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 00:43 ID:nNlSf8zi
>>643 宛てスレの一部訂正
私もの監督の作品が好き ⇒ 私もその○○監督の作品が好き
647 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 00:45 ID:nNlSf8zi
う〜ん。 しかしこういう数人で廻してる(と思われる)スレは色々難しいですね。 多少の“煽り”で話が止まる or 話の論点がズレる、などなど。
648 :
話脱線させてもらいます :04/03/12 00:52 ID:nNlSf8zi
所詮、“顔の見えない”匿名掲示板の中、なんですから、どんなレスも (基本的には)認められなければならないかと。ただレスにはその人の 人間性が出るわけで。 私には全く関係無い板でしたけど、その板の粘着煽りが“異常”だった んで少し(?)いじり倒した事があります。だって毎日同じ事書き込んで るから、「どんな香具師なんだろう?」と思って。結局はそいつはほぼ狂人 でした(藁 もう今はそのスレごと無いですけどね。
649 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 01:16 ID:nNlSf8zi
しかし今回「アフォ、アフォ」と他人に向かって連呼してらっさる“煽り”氏は何歳 くらいの人なんだろう?20歳前後ならまだしも、50歳とかだったら匿名 掲示板の中、とは言え恥ずかし過ぎる・・・・ けっこう此処に書き込みして下さる方々て分別のある、それなりの年齢の人 達が多いような気がするんですが・・・。こないだのイベント行きましたが、 割合お年を召した人が多かったから。売布から大津に移動した時、目を合わせて 「こんにちは〜」と言って下さった老婦人の方も居て、「ひょっとしてこのスレ を見たんだろうか?」と独りで小1時間(ry
650 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 01:20 ID:nNlSf8zi
で、吉田スレとしての本筋に戻りますと、「嵐が丘」ですか。 私もメイキングビデオを持っておきながら、本編を持ってないんです。 久しぶりに観たいと思ってるんですが、如何せん近くのレンタルビデオ 屋には「嵐が丘」が無い・・・・・(鬱
651 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 01:24 ID:nNlSf8zi
「嵐が丘」、と言えば松田優作が吉田監督に向かって「今、俺何やって んのか判らないから、」と言って撮影を中断したのは有名な話ですね。 松田優作の対談本で読んだ事があります。あの時、吉田監督が撮影を中断 する事なく松田優作と相談する姿勢がなかったら、あの“鬼丸”の役から 降りてただろう、と松田本人が対談の中で語っていました。
652 :
未練タラタラ :04/03/12 18:35 ID:9Mzh57CZ
「嵐が丘」って聞くと、ついやはり茉莉子様で見たかったと思ってしまうんだよね。 田中女史が悪いっていうんじゃなく、未練でしかないんだとわかってるんですけどね。 もうひとつ、マエストロ吉田演出の「マダム・バタフライ」。 今回「鏡の女たち」を見てよけい見たくなりますた。 愛知の女性映画祭で見たときも、これまでのすべてのことが この映画に昇華するために必要なことだったんだろうなと、感じたんだけれど、 トークショーなどを聞くとやはり見ておきたいね。 誰か見た人いないんだろうか? フランスでは5年も同じ演出で上演していたのだから、TV放映はきっとあったと思うんだけれど。 後,もし「女たち」がDVD化されるのなら、 あの太田川でのベンチのシーンでは3〜4台のカメラで同時に撮ったということなので、 出来れば特典としてあのシーンを無編集状態で全部見てみたい。 見るたびにあのシーンの異様な緊張感に、打ちのめされますね。 あれって、いったいどこからくるんだろう?
653 :
名無シネマ@上映中 :04/03/12 19:14 ID:+mE3RfwO
>>652 田中裕子もイイ!・・て判ってるはずなのに、やはし吉田監督作品には
茉莉子様が不可欠なのだなぁ、と「嵐が丘」を観た時、そう思いますた。
>TV放映はきっとあったと思うんだけれど
マダムバタフライについてですが、TV放映があった可能性も否定出来ません
が如何せん全くと言っていい程そういう記憶が無いなぁ。どなたかご存知の
方はいらっしゃるかしら?
>あの太田川でのベンチのシーン
初回観た時よりもドンドン凄さを感じます。とても良いシーンで、吉田監督
の言いたい事がこのシーンに凝縮されていると私は思います。
654 :
ななしさん@上映中 :04/03/12 20:39 ID:IkzmKFCo
ぶーふーうーって、確か誰か在日で、北に帰ったはいいが行方不明の人っていたね。
655 :
ぶーふーうーをリアルで知りません・・・ :04/03/12 20:45 ID:+mE3RfwO
>>654 え〜っと名前しか知らないんだけど、永山一夫て人?
茉莉子です。マリ!って云ってくれてもけっこうよ。 わたしはおチビさんだったから覚えてないけど、パパもそう呼んでたらしいの。 吉田がいつも御世話になってます。 花束もありがとう。表情には出さないけど、吉田も感激していたと思うわ。 ねえ、わたし、思うんだけど、吉田って過小評価されてると思わない? 大島さんや篠田さんだっていい仕事はしてるけど、吉田より断然 格下よ。 だって、女房が小山明子よ!岩下志麻なのよ! 女優としての器量は、わたしと較べようがないじゃない! メロドラマもヤクザの姉御も、みんなわたしが先に演ってきたことよ! ゆるせないゆるせないゆるせないゆるせない。 こうなったら恥も外聞もないわ。 マネージャー! テレホンショッピングでも旅番組でも来る仕事は何でも受けてよ! 何が何でも稼いで、吉田に次回作を撮らせるわ。 あぁ・・・・わたしって尽くす女なのね・・・・・・・・ そういえばつい最近、戯れに吉田がわたしを呼びました。 ・・・・・『お新さん』って・・・・・・・・。
というか、茉莉ちゃん、もっと手綱を締めてよ。 吉田喜重の映画は幾らなんでも独善的。 つべこべ言ったらぶん殴っちゃえ。
>>656 岡田さんの性格を上手く捉えてますね。きっと濃い茉莉ファンなんでしょう(w
>>657 >吉田喜重の映画は幾らなんでも独善的。
まあ私は此処まで思わないにせよ、万人が万人感動出来る映画では無い
のは確か。でも私はファンだけどさ、吉田映画の。
>>656 やっぱり何回読んでみても大笑いしてしまう・・・・(藁藁藁藁藁!!!
661 :
名無シネマ@上映中 :04/03/13 11:56 ID:EfL444eb
>>656 凄い!傑作!「岡田茉莉子の代表作は今日からは
>>656 です!」
>>657 読んで思ったんだけど、吉田ファンの特徴って悪口とか批判に対して、
おうようなとこあるかもしれない。人にも勧めるけど、わからないとか
面白くないとか言われても、そうですかあ、と思うくらいで。
で、各監督のスレに「○○監督は独善的」とカキコしたら、どうなるんだろう?
どんな反応がかえってくるか、ちょっと興味ある。
>661 で、各監督のスレに「○○監督は独善的」とカキコしたら、どうなるんだろう? どんな反応がかえってくるか、ちょっと興味ある。 けっこう面白い視点だね。 「狂信度」のバロメーターを測定してグラフにすると、貴重な参考資料になると思うよ。 とりあえず、予想だと狂信度の高さでは黒澤と溝口の数値はけっこう高そう。
663 :
名無シネマ@上映中 :04/03/13 17:22 ID:KaTli44l
きっと
>>656 の上に茉莉子様の魂が降臨したかのように、
見事なレスだwww
664 :
名無シネマ@上映中 :04/03/13 19:06 ID:EfL444eb
>>652 >>653 あのベンチのシーン、実は最初見た時ちょっとメロドラマかなとも思ったりもしたんだけれど、
(その時はメロドラマ=ソープオペラっぽいという図式で思ったんだけど)、
今回見直して、何の何のあのシーンは三人が相互理解というか「母」を受け入れるように
見せかけながら、結構きついシーンだと思った。(表現力不足だったらごめんよ)
でね、田中好子のあの場面での演技は結構ポイント高いとも思ったよ。
665 :
甘えてスマンね。 :04/03/13 20:51 ID:KaTli44l
>結構きついシーンだと思った どういう風に“キツイ”という事でしょうか?3人3様の女たちの人間関係が 「母」性を会して交わる風に見せかけながら、実は全然バラバラ・・・とかそ ういう事?もう少し詳しく説明して頂けますと有難いのですが。
(藁はダサ−。(wでお願いね
667 :
名無シネマ@上映中 :04/03/14 10:41 ID:lRPsQFxx
>>666 (wwwwwwwwww
↑
こういう感じでつか?
668 :
マジレスするとね :04/03/14 13:56 ID:Ebp/o84P
>>665 「キツイ」というのは「厳しい」という意味で使いますた。
あのシーンは、それぞれ自分の問題を抱えている三人の女性が
愛の語りによって、心が触れ合うというシーンだと思うのだが,
その心を三人が通わせたのは事実だけれども、
それはそれぞれの「母」を本当に理解したことにならない。
だから、三人が心を通わせることが出来ても、それでも愛の望む家族の再生には至らないという、
その厳しさがズシンときました。
バラバラということではないんですよ。
でも、心が通い合っても修復できない傷痕だと今回感じましたね。
ちょっと個人的なことを書きますが、私にはあの戦争によって
自己崩壊をしてしまった叔母がいるんですよ。もう亡くなりましたが。
だから、いとこにあの映画を勧めたんですが、彼は最後まで見てられなかったと
電話してきてくれました。だから、ある意味愛さんが遺伝子による認定を望んで
いないのも納得できるし、「エロス」で感じた原田の「エロス」の部分の青臭さも
ネッドの設定には感じなかったですね。
文章書くのヘタだから、意味不明の部分があったら、また聞いてね。
正直、こうして書くことが自分と向き会うひとつのチャンスだから。
669 :
マジレス有難うございます。 :04/03/14 15:30 ID:lRPsQFxx
>>668 >心が通い合っても修復できない傷痕だと
はぁ・・・なるほど・・・( ̄Д ̄)
>彼は最後まで見てられなかったと
実際そういう目に会った人は、虚構としての傷口は見たくない、と言う事でしょう
か。実際そういう目に会った人しか判らない。よって原爆は原爆に会った、そこで
亡くなられた人々しか本当の原爆の恐ろしさを知らない。簡単に映画として、見せ
物として原爆を描く事は出来ない、傲慢である、・・・これらはいつも講演会などで
吉田監督がいつもおっしゃられる事です。
670 :
ちょっと脱線。 :04/03/14 15:34 ID:lRPsQFxx
訂正。 おっしゃられる事です ⇒ おっしゃられる事ですね。 何か訂正せんと自分の中で、気持ち悪い感じだったので。 相手に自分の言いたい事を、分かり易く書くのは難しい、と常日頃 思いますわ。
671 :
名無シネマ@上映中 :04/03/14 17:37 ID:OjtxPsF4
>>669 >虚構としての傷口は見たくない
というようなことではないと思うんです。そのことを、いとことまた話す時がくるだろうけれど、
「虚構」と思えるようなら、見通すことができたでしょうね。あの愛さんの話が自分自身の真実でもある
といういきさつがいとこにはあるから、辛かったんだろうと思います。
ただ、これ以上は私が書いていいのかと思うし、そうするとあなたの疑問には充分答えられなくて、
失礼なんことになってしまうし。どうすればよいものやら。
ただ、一般論としてこうしたやりとりで難しいのは、実は両者が同じ事を言おうとしているのだけれど
自分が使っている言葉にこだわるあまりすれ違ってしまうということが、往々にしてあるんだよね。
最後に吉田監督の言われる「傲慢さ」というのは、吉田監督や私達の世代の問題であって、
あなたのような若い世代の人が、(若い方ですよね)それにとらわれるのはかえって
不自然だと思ってますよ。どんどん、発言・表現して頂きたいですね。
672 :
名無シネマ@上映中 :04/03/14 17:41 ID:lRPsQFxx
>>671 いえいえ、もっと語って下さい(^^
私ももっと判るように自由に発言して行くつもりでふ。
673 :
名無シネマ@上映中 :04/03/14 18:09 ID:nB555jTN
>>652 大田川じゃなくて元安川沿いの原爆ドーム向かいの公園ね。
あのシーン実際は8分近い長さらしい。
>>664 田中好子は全編通していいな。いい役者だ。
675 :
名無シネマ@上映中 :04/03/14 21:22 ID:S0zOijEK
>>652 あ、そうでしたか。思い込みはやはり誤りのもとですね。
8分というと、撮影時のフィルム一巻に相当するくらいですか?
岡田さんの台詞が6分くらいと、ご自分ではおっしゃってましたから、
それをワンカットで撮ったということでしょうか。
カットで割られては気持ちが持続させにくいし、
ワンカットではプレッシャーがすさまじいだろうし、
役者にとっては、とても過酷な条件での撮影ですよね。
>671 某スレでは倣岸なのに、若者迎合しすぎ。情けない。 大○監督批判、ごもっとも。○には当てはまる人が多いしね。
677 :
じゃあアンタが大人の答え方をしろよ。 :04/03/14 23:58 ID:lRPsQFxx
>>676 私は671ではないですが、671の代わりに答えておきます。
スレでの流れから考えれば、あの答えで何らおかしくないですけど。
飽くまで吉田スレのなかの「鏡の女たち」の話題ですから。
いつまで伏字にこだわってるんですか?しつこいよ。
678 :
じゃあアンタが大人の答え方をしろよ。 :04/03/15 00:03 ID:X9DRBS2G
>某スレでは倣岸なのに はあ?何処のスレの話ぃ〜? >大○監督批判、 もう伏字の話題は終わったんだよ。オマエがいい加減に辞めろ、とか 言ったんじゃねーのかぁ?
679 :
じゃあアンタが大人の答え方をしろよ。 :04/03/15 00:06 ID:X9DRBS2G
しかし此処の煽り、てのは余程吉田監督 OR 吉田スレに恨みがあるんですね!!(www 強烈な岡田茉莉子ファンぽい気がするなぁ〜
680 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 00:08 ID:X9DRBS2G
まあ、私も茉莉子様は大好きですがね。
681 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 01:47 ID:uOfemaS3
私は喜重がカコイイ!!と思います。
682 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 01:52 ID:ALYzlBik
松竹ヌーベルバーグといわれた中では群を抜いて優れていると思うけど。 エロス+虐殺、秋津温泉もいいし、戒厳令もなかなかいいよ。 大島の青春残酷物語って当時もてはやされたみたいだけど、どこがいいのか さっぱり。だったら儀式の方がいいと思う。 御法度なんて、よくあれでカンヌにもっていけたな、と思うような駄作だし、 吉田はそういう意味で酷いのが思いつかない。もちろん全部見たわけではないけど。
683 :
680 :04/03/15 11:06 ID:QLmDYTA6
684 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 12:48 ID:GlvUKd4j
私は喜重ファンだが、大島ファンでもある。 正直、『鏡の女たち』よりは『御法度』の方がはるかに優れている、と思った。 でも『鏡の女たち』はまだ一回しか観てないので、修正するかも。 『御法度』は劇場だけで3回観た。
でも、大島の方がずっと大物だよな、世間的には。
686 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 15:12 ID:uOfemaS3
>>685 大島はメディア的文化人だからでわ。テレビあれだけでまくってた訳だし。
怒鳴りキャラや野坂との喧嘩もテレビや紙媒体じゃ有名だし、コリーダ裁判で認知度も高い。
だからと言って”大物”かどうかは知らないけどw
吉田や大島はフランスにいけば黒沢明より評価は上、作品的にね。
687 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 16:03 ID:Pobbe5I6
>>686 全く同意。さっきは吉田の方が大島より優れていると書いたから
大島の御法度や青春残酷物語をけなしたが、少なくとも大島も
優れた監督であるわけで、フランスでは確かに黒沢よりも大島の方が
評価は高いね。カンヌに現れたときも、どよめきがあったぐらいだし。
昔、カイエ・デュ・シネマで溝口か黒沢かの議論があり、十人の批評家が
十人とも溝口を推してた。しかも凄い剣幕で。
これはベネチアで「山椒大夫」と「七人の侍」が銀獅子賞に選出されたのが
きっかけで、結論は転調の芸術である溝口作品と、優れてはいるがそれより劣る
黒沢作品とその価値が混同されてはならないということらしい。
フランスでは、中平、蔵原がはるか上だ。 ヴァルクローズ、トリュフォー、ロベールがそう。 M。ガストも同じ。 俺がパリ大のレギュラシオン学派に質問したら、 クラハラが圧倒的だった。
689 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 19:42 ID:HTD8JB/1
だから〜? 話変えさせてもらうけど、自主上映会ってやったことある人いる? 「鏡の女たち」をどこかの映画館を借りて一日一回でもいいから、上映する場合、 最低限フィルムの貸し出し料とその映画館への保証金だけ何とかすればいいのかい? 現代映画社って、HP探したけどないし、 「鏡の女たち」の公式から渡りつけてくしかないのかねえ?
690 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 19:54 ID:uOfemaS3
>>689 製作は現代映画社じゃないから。
グルーブコーポレーションて潰れちゃったからね。直接上映したところに聞くのがいいのではないでしょうか。
例えば、恵比寿の写真美術館とか。自主上映の企画がちゃんとしてればおしえてくれると思いますよ、借りれるところくらい。
えっと・・・・。 私が去年知り合いと(たぶん映画館関係者、だと思うけど、) 話した事をちょっと。自主上映、の事ですが、吉田の現代映画社(ATG で配給したものは別として)で作られたものは10万円、東宝系(すなわち ATG、及び80年代の2作品)が20万円で映画会社から貸し出し出来る そうです。 それで「鏡の女たち」なんだけど、グルーブ、潰れちゃったんだねぇ・・(鬱 それならば、やはし現代映画社なのでは? (でもこの頃ケン・グルーブ、と出るから、あれは何?人の名前?)
692 :
mau :04/03/15 21:40 ID:WLn+cFVB
>>689 691でカキコした事は飽くまで人に聞いただけなんで、間違いがあればどうぞ
お許し下さい。現代映画社の電話番号(FAXも含む、)は「徹子の部屋」のホーム
ページに載っていますたよ。
693 :
mau :04/03/15 21:42 ID:WLn+cFVB
俺の意見。初期作品の4〜5作(吉田の生産力を考慮して)では、 モダニズムと松竹ヌーベルバーグの観点から採点すれば、 篠田>>吉田>>>>>>>>大島 という序列となります。 後の作品は皆、雁首並べた討ち死にで老残だあ。
695 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 22:57 ID:uOfemaS3
>>691 そうですか、じゃきっとケン・グルーブって会社に経営が変わったのかな。倒産したってニュースでやってたような。
どうなんですかねえ、現代映画社が権利はもってそうだけど・・・。
現代映画社は吉田夫妻の個人経営らしいのでかけると吉田監督や茉莉子さまが電話口にでたりするのかな、かけないけど(w
>>693 いつも素敵ですね、お二人は。
696 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 22:57 ID:WLn+cFVB
697 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 23:00 ID:WLn+cFVB
>>694 モダニズム? そりゃ篠田だけだろ?(w
698 :
名無シネマ@上映中 :04/03/15 23:03 ID:WLn+cFVB
>俺がパリ大の 俺(= ID:ONeU9c4R)とかいう香ばしい“坊や(?)”が降りてきて ますねw
699 :
余談ですけど、 :04/03/15 23:07 ID:WLn+cFVB
大体、私は長谷部日出夫が作った造語「松竹ヌーベルバーグ」て言葉が 何か嫌なんですねぇ・・・飽くまで個人的にだけど。まだ70年の「週刊 読書人」なんかの連載で波多野哲朗の「日本ヌーベルバーグ」の方がまだ しっくり来るなぁ・・・。
700 :
名無シネマ@上映中 :04/03/16 00:21 ID:ZFvzKkEG
>>694 松竹時代の作品を観ると、
大島の「愛と希望の街」と吉田の「秋津温泉」が突出しています。
凄まじいほどの脚本構成力に、質実剛健の演出で。
すごーい! このスレもついに700の大台に乗っちゃった。 感無量.......
702 :
名無シネマ@上映中 :04/03/16 01:21 ID:2OkJRnib
やたー700
>>699 「日本ヌーベルバーグ」カコイイ!!
703 :
来ちゃったよ〜! :04/03/16 17:45 ID:e3pCVIB0
今日帰って郵便受けを見ると、なな、何と茉莉子さま自筆の葉書が! 吉田監督との連名になってるけど、裏面に 「鏡の女たち」授賞式でのお祝いのお花、ありがとう存じました。 リサイタルホールで美しく咲き誇っておりました。心よりお礼を 申し上げます。(注:この「げます」は変体仮名ね) 三月十五日 岡田 茉莉子 いや〜、言葉が出ません。うれしい。
704 :
名無シネマ@上映中 :04/03/16 17:49 ID:n/e7gxZk
>>703 うわぁ〜!!
凄いぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!
705 :
名無シネマ@上映中 :04/03/16 17:59 ID:n/e7gxZk
>>703 うらやましいぃぃぃっ!!アヒャヒャヒャヒャッ(゜∀゜)
706 :
来ちゃったよ〜! :04/03/16 18:28 ID:e3pCVIB0
今ね、写真入れに入れてパソコンの後ろの壁に飾り終えますた。 今日からは毎日、茉莉子さま自筆の葉書も見ながら、カキコかと思うと緊張して、 スペルミスが増えそうだけれど、気にしない、気にしない。し・あ・わ・せ!!
707 :
名無シネマ@上映中 :04/03/16 18:39 ID:n/e7gxZk
どうコメントしたらいいか迷うけど、 でも、「し・あ・わ・せ!!」ならそれでいいよね。 人の幸せな様子を見るのは、やはりこの世知辛い世の中において とても大切なことだということを思い知らされるこのスレは やはりとても素晴らしい。
話しは変わりますが、吉田監督が主演に置く俳優さんは皆、演技に厳しい人 ばかしだね。というか破天荒な人が多い、というか。茉莉子様も(当時の) 女優としては2枚目大根清純女優の枠にははまらない人だったし、三國さんも ああじゃないですか(w)、もちろん後年(1本だけ、だけど)の松田優作も しかり。吉田監督個人はあらゆる意味で端正だしはみ出るところがない人にお 見受けするんだけど(しかしその中に隠れた狂気を感じる事もあり、)やはし 自分に無いものを演技者に求めるんだろうか?
710 :
名無シネマ@上映中 :04/03/17 18:32 ID:k3yBaWAW
>>709 自分に無いものを演技者に求めるのかどうかは、違うと思いますけど、
確かに大根役者は使いませんね。
大根を使うと、自分の映画というかフィルムがめちゃめちゃに崩れて
しまうことを恐れていたのではないかな、と思います。
誰のどの作品とはいいませんが、信じられないような配役をして
画面をぶち壊しにしている監督もいるじゃないですか。
吉田監督は賢い人ですから、そういう愚かなことはしないということ
なんじゃないでしょうか。
711 :
709 :04/03/17 18:46 ID:D0IKFcWD
712 :
名無シネマ@上映中 :04/03/17 21:12 ID:LP4q+PQc
>大根 一色紗枝はどうなんじゃ、ゴルァ!
>>712 サエちゃんは良いの。だって昔の吉田の作品観てても(「煉獄エロイカ」
がそうだけど、)岡田さん以外は棒読みOKじゃなかった?(w
それにしても田中好子は上手かったわけだが・・・
>>712 飽くまで“主演(しかもド真ん中)”の選定についてカキコしたつもり
です。
私は絶対に青林ではないつもりだけど、一言の辛口カキコがアンチとして、 とられるのは残念です。不徳のいたすところでしょう。 お花畑発言ばかりではちょっとねえ。以下は、私の内奥の願い。 「秋津温泉」の素晴らしさは本当に大絶賛です。現地まで行きましたから。 でまた、お叱りを受けるかもしれませんが私も惰眠を重ねて、かなりの 歳になりました。吉田監督には三浦哲郎の畢生の私小説、立原正秋や井上靖 の(凡作は退ける前提ですが)格調の高い名品は、吉田でないとという感じ があります。若しくは藤沢周平の「蝉しぐれ」のような作品なら絶対に観たいし、 本当に期待している。手前勝手なカキコ、お許し下さい。俺は岡田さんのファン ではなく、吉田監督の「秋津」ファンだ。
716 :
名無シネマ@上映中 :04/03/17 22:10 ID:D0IKFcWD
>>715 いやいやこちらこそ。
また書き込みして下さい(^^#
717 :
名無シネマ@上映中 :04/03/17 22:17 ID:D0IKFcWD
>三浦哲郎の畢生の私小説、 >立原正秋や井上靖 >藤沢周平の「蝉しぐれ」 イイですね・・・( ̄∀ ̄)
718 :
少し提案です。 :04/03/17 22:40 ID:D0IKFcWD
>>715 さん、良かったらコテハンで書き込みなさってみたらどうですか?
それだったら貴方のレスという事で一貫した意見が読めていいのですが・・。
別のスレならともかく、このスレで、この吉田喜重スレで、 (゜∀゜) や ( ̄∀ ̄) が登場すると、ちょっと引いてしまうのです。 御免なさいね。個人の趣味が出てしまって。
>>719 駄目ですかね?(w
顔文字は。(wwww
まあ、此処は紳士が多そうだからなぁ・・・・(御婦人もいらっしゃる?
大人のスレですか〜
じゃあ、次回からは顔文字は辞めますわ〜
ゴメンね。
>>721 いえいえ、全然ですよ。
引き続き、吉田スレを(お互いに、)愛顧して行きましょう。
723 :
名無シネマ@上映中 :04/03/18 20:08 ID:QIMyfuHd
>>712 紗枝ちゃんが大根かどうか問題とすることが、そもそも勘違いもはなはなだしい。
大根があそこでは、必要なのですから。
吉田映画に必要な硬い蕾の役割を今回は、一色君が演じてるわけどしょう。
み〜んなうまい役者だったら演劇的興奮はあっても、映画としてはどうでしょうか?
そういう意味で、、「飽くまで“主演(しかもド真ん中)”の」といわれようと
一色の台詞棒読み状態、当然OKですよ。
映画は舞台劇ではありません。うまい役者より、よい素人がどれほど素晴らしいか
皆さん、当然ご存知のはずでしょう?
>吉田映画に必要な硬い蕾の役割 そういえば「煉獄エロイカ」のアユ(筒井和美)も「ママ〜、助けて、ママ〜」 と棒読みだったわけであるが・・・・。 >うまい役者より、よい素人がどれほど素晴らしいか 吉田監督は撮るのは早いらしいですね。何回もやり直すと最初の(その人の)良さ が薄れると講演会か何かでおっしゃってたはず。
725 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 00:59 ID:oEEX5N/1
撮ること自体は早いらしいが、 えらいワガママで撮るまでが大変、と聞いたことがある。 噂の怒り狂う喜重さんを見てみたいのだが、『嵐が丘』メイキングでも、 怒鳴ってるとこはぜんぜん映ってなかった。
726 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 01:02 ID:XE2OuXwT
>>724 早いどころか、途中のカットから撮っていきます。カットがいくつあるのかも吉田監督しかわかってないし、
画にこだわる方なので光が最高にいいとご自身が思うときを計算しているのでそうするようです。
だからカメラが決まったら即シューティングっていう事もあるみたいです。
もちろん普通はキャストスタッフに動きは伝えますが、そうじゃ無い時もあるので
現場が思い通りに進まないときにいらいらするのでそれが怒る原因らしいですw
でも途中から撮られるのは画やエディットが頭の中に完成しているので出来るのでしょうね。
吉田監督はやっぱカコイイです。
727 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 01:12 ID:XE2OuXwT
>>725 そうですね大変かも。でも映画を作る上での監督の指示や演出意図(そういうのはわがままとは云わないです)
はスタッフやキャストが聞いてあげないと駄目です。
吉田監督はきちんとどうしてそういう演出なのか説明をされる方だそうですから。
だからこそぎりぎりまで妥協しない吉田作品が魅力的なのは観れば判りますよね。
728 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 11:03 ID:+vL1TJEY
729 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 20:47 ID:Qs4mNuqp
そうか、「秋津温泉」も懐かし映画といわれても、 違和感がないくらいになっちゃったんだねえ。 感無量。
730 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 20:59 ID:+vL1TJEY
>>729 日本映画史的にも大きい作品と(改めて!)認知されつつありますし、
たぶんこれから「秋津温泉」を(もしかして)見てくれるような若い
人から見れば「懐かし邦画」に入ると思います。もちろん季節的なもの
(もう春、ですねぇ・・・。)もあって衝動的に私個人があちらの板に
スレッドを立ててしまったのもありますが。とにかく吉田の作品のなか
でも「秋津温泉」は万人が見て万人がイイ!と言ってくれる作品だと思う
んです。この板でもそういう声もありますし。そういう方にも是非あちらの
別館で思いのたけをあちらにカキコしていただけたら、と思いました。
末は“秋津”スレで岡山オフ会などしたいもんです。(今んとこは頭ん中で
考えているだけですが。)
731 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 21:02 ID:uBpnX0XO
>フランスでは、吉田や大島のほうが黒澤明より評価が上 たまにこういう事を言う人がいるが本当なのか? そんな国は地球上に存在しないと思うのだが・・・・ まぁ、自分は黒澤より吉田のほうが好き、というなら分かるけどね
732 :
名無シネマ@上映中 :04/03/20 23:35 ID:+6KGSFjj
>>731 それはフランスの一部の評論家達(カイエ周辺)に限っての事でしょ。
吉田や大島のほうが黒澤より上って事は絶対に無いと思う。
これが溝口とか言うのなら話は別だが。
733 :
名無シネマ@上映中 :04/03/21 16:42 ID:xPZXALS+
スレ違い話題かも知れないけど、此処はひとつ。(許して下さいな。) 個人的ですけど昨日映画関係のラジオを聞いていたら、岩井俊二の「花とアリス」 関連で前作「リリィ・シュシュのすべて」が岩井の自伝的な映画であった事を今 さら知りました。この吉田スレの中盤辺りに、岩井と吉田の比較の様な 話題があって私も何度かその男の子(?)にレスした覚えがあるんですが・・・・、 そうですね、私も従来の“吉田”スタイルも良いですが、もしもう一作吉田監督が 映画を作られる、のだとしたら吉田さんの“自伝的”な少年時代の逸話の、素直な ストーリーの映画が観てみたい。いや、これは一ファンとして余計な事なんですが。 いつも講演会・舞台挨拶の時に吉田さんは“3人のお母さん(実母・お手伝いさん・ 継母)”のお話しをなさるんだけど、その事がもう既に映画的題材だなぁ、と思って しまう私です。
出自から、原作物をお嫌いだったそうですね。
735 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 00:58 ID:GlFNoIWx
>出自から、原作物をお嫌いだったそうですね へ?どうゆう事?吉田は中期から原作物が多くない?
736 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 01:01 ID:GlFNoIWx
>>734 おまいさん、煽りかな?
んな話し、聞いた事ねーよ。
737 :
734 :04/03/22 01:14 ID:OlUqvgab
>>735 いや、初期三作がオリジナルの脚本ですよね。
それで助監督に降格され、岡田さんが秋津温泉の企画を持ち込んだ時に、
原作物はちょっと、、、と躊躇われたという噂に頼って書きました。
真相は
>>1 さんに聞かないと、わからないけど。ゴメン
738 :
いや・・・悪かったね。 :04/03/22 01:19 ID:GlFNoIWx
>>737 あっ、なるほど。
こっちこそゴメン。
確かに初期、松竹時代の吉田さんは“原作物はパス”て言ってらっしゃた
みたいですね。
739 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 01:27 ID:GlFNoIWx
そういや、初期吉田で流れた作品「野良犬と娼婦」てのも実現はしなかった けど観てみたかったなぁ。
740 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 03:02 ID:bGotELQ7
741 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 03:33 ID:GlFNoIWx
>>740 うわわわわわ〜ん!!
いけないよ〜!!
742 :
名無シネマ@上映中 :04/03/22 03:59 ID:Zmom+OS7
743 :
名無シネマ@上映中 :04/03/24 03:43 ID:+hcIDyYh
しかし29日のトークショーってpm5:50からなんだけど上映は6:00 から・・・。10分のトークっていうのもなんだかな。
744 :
にいさん :04/03/24 22:11 ID:4P5EwBSE
すごいな。なにも話せなさそうだ。
745 :
名無シネマ@上映中 :04/03/24 23:33 ID:fIkbQ56D
>>743 まさか10分て事はないと思うよ。
以前、新文芸坐で長谷川和彦のトークショーを見た事があるが、
30分の予定が1時間近くまで延長。次の上映が遅くなった記憶がある。
たぶん30分くらいはあると思うが。一応、映画館に問い合わせた方がいいかな。
746 :
名無シネマ@上映中 :04/03/24 23:48 ID:xc5oUImW
吉田監督の事だから、最低でも30分くらいはお話しになると思うけど・・・
747 :
名無シネマ@上映中 :04/03/24 23:56 ID:xc5oUImW
今、新文芸座のページ見たけど、やっぱし時間的にも30分はあるな。 ひょっとしたら延長されるかも(^^
748 :
名無シネマ@上映中 :04/03/26 14:38 ID:p2Tb6E/O
本当に10分しか与えられてないのなら、監督が何を話すのかかえって興味あり。 本気なら単なる舞台挨拶でなく、10分のトークショーをさせる主催者のセンスいいと思うよ。 やけになった監督の 「岡田を選んだ私の選択はやはり正しかった」的なノロケ話なんか聞いてみたいとも妄想しちゃうし。 でも、実際は30分以上は確実に話しちゃうでしょう。 ところで、「よししげ」か「きじゅう」かの話題が最初の頃あったけど、 今の所「きじゅう」で本人もOKみたいね。(このスレじゃなかった?) これって、他人から観られている「私」が本当の「私」なのだ、 ということかしらね?ある意味、監督らしい対応だと思うのだけれど。
749 :
名無シネマ@上映中 :04/03/26 14:58 ID:YLFp0Lz7
>他人から観られている「私」が本当の「私」なのだ、 そうみたいですYO! 最初は“女優(俳優)”だけに適用してた理論だったようですけど、波 多野哲朗が指摘した「合わせ鏡の構造」を意識し出したのか、「他人の 目に映る自分が私なのだ」て事で、「よししげ」をそのまま「きじゅう」 にしてるようです。ちなみに某週刊誌の夫婦対談で読んだんですけど、プ ライベートでは「よししげさん」と茉莉子様はお呼びになるらすい。
750 :
名無シネマ@上映中 :04/03/26 15:13 ID:YLFp0Lz7
ところで748さんは新文芸座のトークショー行くのでつか? もし行かれるのであれば、このスレで報告お願いしたいのですが・・・? どうでしょうか?
751 :
名無キネマさん :04/03/26 21:01 ID:2a58pogY
752 :
名無シネマ@上映中 :04/03/27 11:57 ID:7Un1l567
>>750 是非行きたいのだけれど、年度末で仕事抜けられそうもないし。無理ぽ。
ところで、香港で出ている松竹の映画シリーズにもうそろそろ
吉田監督の作品が出てきてもいいのでわと、さっきまで探していたのですよ。
残念だけれど、まだみたいですね。
ttp://www.panorama.com.hk/en/catalog.php この中の外国語映画に、「キネマの世紀」という松竹のシリーズがあるんだわ。
増村は一時日本でもDVDがどっと出た時があったけれど、
ああいうこと吉田にも起こらんかしらねえ。
753 :
名無シネマ@上映中 :04/03/28 00:23 ID:4Dt8TPxo
>無理ぽ。 ですよねぇ・・・・私も逝けんのですわ(トホホ。 もし関東の方で新文芸座に行かれる方、どなたか是非報告お願いします!!
今日の日経の文化欄で「駅 見果てぬ記憶」というエッセイ書いてるね。 いくかの駅にまつわる彼の心境や体験の残像が綴られている。
755 :
名無シネマ@上映中 :04/03/28 18:08 ID:4Dt8TPxo
しかし吉田の作品て「お母さん」と「ママ」の二人の女性が出てくるよね。
既存の映画作品なら、これは同一処理されると思うんだけど。「ママ」は現存
してる女性、対して「おかあさん」の方は現実からは隠されてる状態の人・・て
いう風に設定されてますね。
>>754 で、今日の日経の文化面さっそく読みますた。
駅での人との出会いと別れが吉田の身近な人を通して綴られてましたね。
吉田監督の父君と実母が初めて駅で会った事など、etc・・・・
756 :
名無シネマ@上映中 :04/03/29 10:30 ID:tsOYmMCl
今日は新文芸座でのトークショーの日ですね。 新文芸座に行かれる方、なにとぞレポお願いしまつ。
757 :
名無シネマ@上映中 :04/03/30 21:53 ID:b/4/zkme
新作はまた十数年後でつか?
758 :
名無シネマ@上映中 :04/03/30 22:02 ID:vH35XKQo
>>757 せめて5年後くらいにして欲すいw
ファンとしては。10年後言うたら吉田監督も81なっちゃうしねぇ・・・
ところで新文芸座に逝かれた関東の方!事後報告短いカキコでも良いので
よろすくお願いしまつ!
759 :
名無シネマ@上映中 :04/04/04 15:22 ID:HJ21qT8M
>>757 ま、十数年後でも撮ってくれればよいが。それではエリセよりスパンが長いではないか。
760 :
名無シネマ@上映中 :04/04/04 20:46 ID:UZe/+sRa
行けなかった・・・。誰かレポして。
761 :
名無シネマ@上映中 :04/04/04 21:01 ID:4edFuIzx
さて・・・・ 此処もすっかり過疎スレになった感じ。 ところで今私が観たい吉田の過去作品は「女のみづうみ」「炎と女」かな。 まだこの二つは未見なんです。
763 :
名無シネマ@上映中 :04/04/05 23:54 ID:K05FUVGJ
最新情報、8月にNHK(多分衛星)で鏡の女たちが放送されるそうです。 あと8月に吉田喜重特集が都内で上映予定らしい。
>>763 情報サンクスでつ。
都内ですか・・・・。8月ですか・・・。
逝けるかなぁ・・・・・・・・・・・・。
逝くようにします!!
765 :
名無シネマ@上映中 :04/04/10 13:46 ID:1st74DBK
保守。
766 :
名無シネマ@上映中 :04/04/14 20:04 ID:4A4JPSpD
茉莉子さまage!
767 :
名無シネマ@上映中 :04/04/14 21:16 ID:QdQ26PvF
60年代に吉田喜重の道は三つあった 1、会社に在籍しプログラム・ピクチャーを撮りつつ自分の色を出す(代表・増村保造) 2、会社に在籍しているが、自分発の企画しか撮らない(代表・今村昌平) 3、会社を辞め、独立プロで撮る(代表・大島渚) まぁ、茉莉子さまとの結婚もあってあの選択をしたんだろうが(本人も後悔してないだろうが) 1を選択して欲しかった・・ 初期作品を観るとそう思う
768 :
名無シネマ@上映中 :04/04/14 21:45 ID:kH7PtV9w
初期作品か〜 767さんはどの作品がお好きなのですか? やはし「秋津温泉」でしょうか? いろいろ詳細に書いて下さるとこのスレも盛り上がる、かと。
>>767 1.は、永田雅一と老いた城戸四郎の包容力の違いでしょうかな。
今村昌平ほどのぐっちょり粘着力はないから2.は無理。清順の二の舞。
まあ、メヒコ時代に気が狂わなかっただけめっけものと。
「戒厳令」→「人間の約束」この間ドキュメンタリだけだもんね。
770 :
名無シネマ@上映中 :04/04/15 15:44 ID:24gf5GRB
197※年、メキシコにて。 「吉田監督、今日は仕事お休みですか?」 (ノД`)ノシ)Д`)バシバシ 「吉田監督、“サムライ イン メヒコ”はいつクランクインなんですか?」 (ノД`)ノシ)Д`)バシバシ 「今、日本は桜満開ですねえ。岡田さんとこにはいつ帰るんですか?」 (ノД`)ノシ)Д`)バシバシ
771 :
名無シネマ@上映中 :04/04/18 18:58 ID:QeCJc9sC
喜重あげ!
772 :
名無シネマ@上映中 :04/04/20 22:26 ID:yc8Lxr/T
>>767 吉田より前の世代の監督を分類すると・・・
1、成瀬巳喜男、マキノ正博、五所平之助、市川崑、川島雄三など(このタイプの監督が一番多いんじゃないかな)
2、溝口健二、内田吐夢、小津安二郎、黒澤明、加藤泰など
3、今井正、小林正樹、新藤兼人など
1は量産タイプだよね
2の監督でも戦前は1みたいなタイプだった人も多いし
木下恵介は1と2を合わせたタイプかなぁ
山本薩夫なんか全部合わせてるんじゃないか?
吉田の松竹時代の作品なら(『秋津温泉』は別格として)
『ろくでなし』、『血は渇いている』、『嵐を呼ぶ十八人』なんか好きだなぁ
『甘い夜の果て』や『日本脱出』はイマイチだったけど
773 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/04/22 16:54 ID:0hGPz5s+
>『日本脱出』は 私は未見、だけど中には吉田の隠れた傑作!と評価している御仁も居るみたいだよ。 好みが色々だね。つーかそういうバラバラの感想がそれぞれ出てくるのが、吉田作品の 面白いところかな。それでね、吉田ファンて意外に頑固な人が多い気がするw
774 :
名無シネマ@上映中 :04/04/22 22:03 ID:zDglz1+9
>>769 ドキュメンタリーは駄目?
確かに吉田監督のトークでも、ドキュメンタリーに触れることは少ないんだが、
自分も誰かが書いていた愛知の民俗芸能の2作が結構好きなんだなあ。
肩の力の抜けてる吉田監督もよいのでわ?
775 :
769 :04/04/22 23:32 ID:X6tf7O5f
ドキュメンタリー一般は好きだから、 吉田喜重の作ったものも好きだけど、 吉田喜重の特異性は、劇映画の方がずっと出てていると思うので、 劇映画を作って欲しいです。
776 :
名無シネマ@上映中 :04/04/23 04:01 ID:m+Z6HDgC
吉田喜重が影響受けた映画監督って誰なんだろう? やっぱり木下恵介や小津安二郎なのかな?作風からは想像も出来ないけど。 アントニオーネとかは好きそうだなと言うのはなんとなく分かるけど・・・
777 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/04/24 00:19 ID:InPyIMpu
>776 木下恵介からは何も影響受けたものはないと思う。そう確かご本人もインタビュー で答えられてたような・・・・どのインタビューだったかは今は失念。 ただ木下監督も吉田監督も別の形と側面で、だけど“母”の問題を取り扱って るのが面白い。(しかも全く反する答えを出しているw) 小津さんについても吉田監督は影響を直接は受けてないと思うけど、 映画監督としての小津の姿勢をリスペクトしてるからこそ小津について論じた り本を書いたりしてるのではあるまいか。 吉田の中期の作品を観てて思うに、意識的に影響を受けてるのはアラン・レネや アントニオーニのように感じる。 そういやアントニオーニは元々若き日の茉莉子様がフェイバリットしてたんだよねw
778 :
名無シネマ@上映中 :04/04/24 14:13 ID:sejBY9RT
>>777 でも吉田って人の映画を沢山見て、いちいち研究するタイプじゃないよねw
ここら辺は大島と一緒かな?
本家ヌーベルバーグの監督達が映画オタクなのに対して違う所だよね。
779 :
名無シネマ@上映中 :04/04/25 19:20 ID:raokcDK2
>>778 そうだろうね、ただ映画はたくさん観てきた人だと思う。
彼の小さいころなんて、「作家主義」なんてものとは無縁に
何でもかでも観たんではないの?そもそも映画の絶対数が少ない、
地方にいたんだし。選んではいられないでしょう。
ただ、吉田のアラン・レネの評価については、「監督!あなたの映画のほうが
段違いに面白いですよ!」と、申し上げたい。
「鏡の女たち」を見て感じたんだけれど、例えば絶滅収容所というような「大きなテーマ」に
前衛のフレイバーをまぶしたレネに、点が甘くなるのは分かるんだけれど。
私自身、「去年マリエンバートで」は、出来損ないの怪奇映画として、
大好きなので、ひょっとして同じ趣味かもとも妄想しちゃったりしてます、ハイ。
780 :
名無シネマ@上映中 :04/04/25 20:25 ID:XcOAyspn
吉田監督とは直接関係ないけど・・・ スカパーから送られてきた番組表見てたら『家政婦は見た!!』の特集が載ってた その放映リスト見てたらなァんと、岡田茉莉子サマの名があるじゃないか! 二回出てたんだね・・・・ あー、俺は『家政婦は見た!』を見たことないんだけどさぁ・・・・ 香川京子さんも出てるけどさぁ・・・・ まぁ、大変だよね、ダンナが甲斐性なしだと
吉田はアラン・レネ好きみたいだけど、 アラン・レネより「去年マリエンバートで」で脚本やった アラン・ロブ=グリエの方が近いね。
782 :
名無シネマ@上映中 :04/04/26 20:26 ID:nr9rlGbb
>>780 「鏡の女たち」を撮れる監督を、「甲斐性なし」と言えるアンタはエライ!
783 :
アヒャン・レネ :04/04/27 16:33 ID:IKgYBuFF
>780 吉田監督の【甲斐性】問題は別にして(w)、その「家政婦は見た!」シリー ズは見てみたい・・・w スレ違い女優話題になるけど、香川京子のやつは もう地上波で見た。 ところで昨日TBS系列で【金田一シリーズ・蝋人形の・・・】がやってて茉莉子様が 出ていたね。役名の中にも“マリ”とか“井沢”とか、挙句の果てには戸板の上に寝転がって る死体!(【エロス+虐殺】の大杉栄のようだ!)如何にもこの金田一を撮ったテレビディレ クターが「鏡の女たち」と茉莉子様自身を意識したような作品だった。 しかし、金田一耕介は一連の事件には何の役にも立っていなかった。ただの傍観者。 大林宣彦監督の珍作“金田一耕輔の冒険”でも連呼される【無能】な探偵ぶりだった。 言わば、古谷一行が市原悦子化(【家政婦は見た!】)してたというべきかな w
784 :
名無シネマ@上映中 :04/05/02 19:27 ID:TPEoNbJT
>>783 そう、そう!
なんだけど、ちょっと続けにくいレスなんだよね。
ところで、連休の最後の方の8日に名古屋に行かなきゃならない野暮用ができたついでに、
愛知県製作のドキュメンタリーを観ようと計画してるんですが、
お勧めの図書館とか、施設について、アドヴァイスお願い!!
行って不愉快な目には会いたくないもんね。
785 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/06 21:41 ID:biqPVeHO
>784 愛知の、吉田ドキュメンタリーを見れる図書館について凄く詳しい方がおられた はずなんですが・・・・(−−;) 私はあんまり良く知らないんです。ごめんなさい。
786 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/06 21:43 ID:biqPVeHO
いちよ、622さんのレスを参考までにあらためてコピペして置きますね。
622 :名無シネマ@上映中 :04/03/09 18:20 ID:LER8lQ+j
>>621 正確には、「花祭り」というタイトルじゃなくて、
愛知県が委嘱し、「愛知の民俗芸能」と題して、「聖なる祭り・芸能する心」と
「都市の祭り・芸能する歓び」の2本を監督が撮ったものです。
2作合わせて、1時間くらいかな。
名古屋市内の図書館のリンクはっとくから、問い合わせてみて下さい。
ttp://www.aichi-pref-library.jp/list.html#nagoya ただし、最初の愛知芸術文化センターはダ〜メ。一人一日一本なんだ。
さすが名古屋。けちくさい。あと、16日まではどこの図書館も整理中で休みです。
楽しんで撮っている吉田喜重が感じられます。オススメ。
787 :
名無シネマ@上映中 :04/05/08 18:41 ID:u5EZAZvG
吉田喜重の弟子は前田陽一 うーん、あんまり影響は受けていないかなぁ・・・
受けてんじゃない? デビユー作からして大船からははみ出してるでしょ。
789 :
名無シネマ@上映中 :04/05/08 23:43 ID:RweEZSBt
そろそろ遺作と呼べる集大成を・・・・
790 :
名無シネマ@上映中 :04/05/09 00:13 ID:6DiuZQrK
>>789 意味不明なんだけれど、「遺作」=最後の作品=代表作とか傑作とか
ってこと?そういう監督って、むしろ少ないでしょう?
最後の作品のひとつ前か、ふたつ前が一番という監督が普通じゃないの?
そういうのって、ブレッソンはそうかなあと思う。
でも、ジョン・フォードでさえ「荒野の女たち」は公開当時散々だったしね。
今でもあれをフォードの遺作と認めたくない人の方が多いんじゃない?
吉田喜重については、「エロス+虐殺」完全版が待たれるのだが。
なぜかといえば、一時間も違えば、全く違った映画になる可能性はあるからねえ。
そのことはドライヤーの「裁かるるジャンヌ」で、痛感したわ。
これは今よくある監督のエゴ丸出しで、げんなりするディレクターズ・カット
とは違う質の問題だと思うから、是非実現を。
791 :
名無シネマ@上映中 :04/05/09 20:20 ID:Xb364gY0
吉田監督は種村季弘氏についてなんか書いてませんか? あるいは、種村氏が吉田監督についてとか
792 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/09 22:45 ID:aiYBhAsG
>791 種村氏は1964年頃の映画芸術の「水で書かれた物語」批評特集で、吉田の 映画について述べていますね。 種村氏は吉田監督を学生時代から知っているだけ あって大変細かい&深い考察を行っていると思う。 「ろくでなし」の郁子(高千穂 ひずる)のモデルが吉田監督の実姉である事、初期習作の「海辺の墓標」が母親への 憎悪愛(ハス・リーベ)がテーマであった事などを種村氏はその論文で書かれて、吉田 ファンの私としては興味深かった。
793 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/09 22:46 ID:aiYBhAsG
>788 前田陽一のデビュー作「ちんころ海女っ子」、観てみたいw
794 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/09 22:48 ID:aiYBhAsG
>「エロス+虐殺」完全版 >是非実現を。 はげしく激しく、同意でつ。
795 :
784 :04/05/10 19:04 ID:ZuR+AcoN
観てきますた。
「聖なる祭り・芸能する心」を観ていて、ビデオ・ブースで涙が出てしまって、恥ずかしかった。
でも、内容的にクライマックスになる「花祭り」の部分で、思わずこみあげてくるものがあっちゃいました。
監督がこれを撮っている時、とっても幸福だったんだなあというのが、ストレートに伝わってきて、
そのことがただただ嬉しかったですね。
確かに、特別な映画ではないですし、こっちの思い入れが強すぎるのかもしれないけれど、
楽しんで映画を撮っている吉田喜重がいたということが、素晴らしい。
皆さんにも、是非・是非とお勧めしたい。
>>622 さん、1さん、ありがとさんでした。
796 :
名無シネマ@上映中 :04/05/10 20:42 ID:uCPdtg7+
キネマ旬報から出てる「黒澤明と木下恵介」で木下監督のこと語っていますね、吉田監督 なかなか面白かったですよ >>793 『ちんころ海女っこ』って石堂淑朗氏の監督デビュー作(予定)だったと聞きました 結局実現できなかったんですが・・・ あ、石堂氏は「黒澤明と木下恵介」で木下監督について書いていますが、 吉田監督についても少し触れています
797 :
1 ◆vZy7nrmCIk :04/05/10 22:46 ID:3v/pMU5e
>>796 >『ちんころ海女っこ』って石堂淑朗氏の監督デビュー作(予定)だったと聞きました
結局実現できなかったんですが・・・
ああ、そうだったんですか・・・。それは知らなかった。 確かに石堂的な題材ですね、
“海女”モノてのがw その代わりに(といっては何だけど、)1965年に前田陽一
が、この「ちんころ海女っ子」で確かにデビューしてますね。 主演は中村晃子のはずです。
>>795 私も機会を作って是非、愛知まで観に行きたい。
798 :
名無シネマ@上映中 :04/05/15 22:34 ID:eE29VTBT
とにかくage !
799 :
名無シネマ@上映中 :04/05/22 10:11 ID:RoiCFfXo
あら。 完全に過疎スレだことw
800 :
名無シネマ@上映中 :04/05/22 21:41 ID:ItKoCler
800いただき。 ラピュタに『秋津温泉』観に行きたいけどいけない。
801 :
名無シネマ@上映中 :04/05/22 21:55 ID:RoiCFfXo
私も行きたい・・・が・・・・行けないわんw 遠すぎゆw
安心しろ。 俺が観てプリントの状態を報告してやる。 まあ観れないから関係ないだろうけどね(w
803 :
名無シネマ@上映中 :04/05/23 15:06 ID:/Z4+O7Ae
>>802 とにかく報告・感想などなどお願いします(^^
プリントの状態は良好と岡田茉莉子スレに書いたが、 ラピュタは『嵐を呼ぶ十八人』も六月末にやるんだねえ。 ほんと久しぶりだわ、これ観るの。
805 :
名無シネマ@上映中 :04/05/25 22:21 ID:bURqvfjQ
>>804 私も「嵐を呼ぶ十八人」観たい。
ところで今、懐かし邦画板が重くて入れないわ・・・・・・・
806 :
名無シネマ@上映中 :04/05/28 01:11 ID:fLBBZR3Q
茉莉スレより、ラピュタ阿佐ヶ谷からの告知です 舞台挨拶のお知らせ 好評の『昭和の銀幕に輝くヒロイン 岡田茉莉子スペシャル』 5/29(土)「秋津温泉」に岡田茉莉子さんがご来館されます! 上映終了後に舞台挨拶を予定しておりますので、皆様ご期待下さい! ラピュタ阿佐ケ谷
807 :
名無シネマ@上映中 :04/05/29 10:31 ID:mwQ5C5q/
阿佐ヶ谷age!!
808 :
名無シネマ@上映中 :04/05/30 22:10 ID:6xpiPpWO
ラピュタエライ!
809 :
名無シネマ@上映中 :04/06/01 20:16 ID:W//44r3/
あんまり地下にスレッド潜り込ませ過ぎてもいかんねぇ(w そういや茉莉子タンは或る雑誌(確か、谷崎潤一郎の特集だった、)で「もし 次回作を谷崎原作でやられるとしたら、どの作品で?」の問いに、「『鍵』が スリリングで良いかもしれませんね。」とお答えてになっていたな。 しかし『鍵』、か・・・・・・・(((((;゜Д゜))))))
810 :
名無シネマ@上映中 :04/06/02 22:15 ID:84AXMmIu
ところでこの6月末には「嵐を呼ぶ18人」がラピュタ阿佐ヶ谷で始まりますが このスレの人は何人くらい行くのかしら?w それと「8月に都内で吉田喜重特集がある予定」とレスを下さってた方、その上映の 詳細が判り次第(お手数ですが、)このスレッドへいち早く報告していただけると、 有り難いのですが。。。。。 どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
811 :
名無シネマ@上映中 :04/06/02 22:40 ID:84AXMmIu
しかし考えれば、このスレッドもあと残り190。 なんか感慨深いです・・・・・・・・・・・・・・
まもなく半年ですね、その前に終わっちゃうかな、このスレ・・・。 なんか吉田喜重でこんなに続くなんて、うれしい限りです。
813 :
名無シネマ@上映中 :04/06/03 22:57 ID:BeGdAXTd
814 :
名無シネマ@上映中 :04/06/06 15:04 ID:r1fWhlGo
7月23日に「吉田喜重の全体像」という本が出るね。 楽しみ。
>814 おおっ買います、すげータイトルの本ではあるが。
816 :
名無シネマ@上映中 :04/06/09 20:43 ID:5zraL4Oc
おおっ、ラピュタで『嵐を呼ぶ十八人』か! 『秋津温泉』は仕事でいけなんだが、 これだけは万難を排してでも駆け付けねばな!
817 :
名無シネマ@上映中 :04/06/17 21:12 ID:nfMcl9Ok
7月末に出る四方田の本の筆者のなかでは斉藤綾子の論がとても楽しみだ・・・ 去年、明治学院で斉藤綾子も発表してたけど、まだまとまった論にはなってない 様子だったからね。早く読みたいのう。
>>817 その人のは「映画女優若尾文子」でも面白かった。
>818 う〜ん、でもこの人フェミニズムの推進者のひとりだからねぇ・・・・・・ 若桑みどりにせよ、上野千鶴子にせよ、 このひとたちって、思考のトラックすんごく狭いから、 どの論文読んでもいっつも同じ印象を受けてしまうんですよ・・・ 今度のマリコ論で、どのような切り口をしてくるか、楽しみではありますが・・・
ごめん、マリコ論じゃなかった。 吉田喜重論だったね。
821 :
名無シネマ@上映中 :04/06/18 00:00 ID:1F1K+Hfj
>>819 >このひとたちって、思考のトラックすんごく狭いから
そうかも知れないねぇ(w
でも今回の斉藤綾子のは吉田喜重論であり、ひいてはマリコ論であり・・・
たぶんこの二面性について言及してくるんじゃないかな。まだ本を読んだわけ
じゃないけどさ(w
>>818 ああ、そうですか・・・今度ちゃんと読んでみますわ、斉藤綾子のところ。
822 :
名無シネマ@上映中 :04/06/18 00:08 ID:1F1K+Hfj
823 :
名無シネマ@上映中 :04/06/18 00:13 ID:1F1K+Hfj
この本の内容目次をコピペしておきます。(上記のリンク先には書いてなかったんで。) 【内容目次】 はじめに 吉田喜重という作家(四方田犬彦) * 若き日の吉田喜重??「粘液質」的な戦後日本批判(山本直樹) 女性と幻想??吉田喜重と岡田茉莉子(斉藤綾子) 一九六八・テロル・吉田喜重(平沢剛) 継承と断絶??吉田喜重と小津安二郎(木下千花) 母の来歴??『エロス+虐殺』(四方田犬彦) 『嵐が丘』と継承の問題(四方田犬彦) 母の母の母(四方田犬彦) * 他者としての、みずからを語る(吉田喜重) * データ篇(年譜/フィルモグラフィー/書誌) * 後書き(四方田犬彦) ・・・・・てな感じのようですw このスレに来る皆さんはどの人のが一番お読みになりたいかすいら?
継承と言えば、「秋津温泉」で新子が敗戦でなくシーン、 「鏡の女たち」の最後の川瀬愛と孫の夏来のシーンは、 吉田喜重なりに日本間で撮るってことを考えた結果なんでしょうね。 小津は縁側から外を観るシーンをあんまり撮らない。 外を観ている人を左から撮るのは癖なんだろうか?
825 :
名無シネマ@上映中 :04/06/18 22:44 ID:1F1K+Hfj
>>824 >外を観ている人を左から撮るのは癖なんだろうか?
某大学でお二人(吉田・岡田)が講演会で来てらっしゃた時に言っておられた
のですが、岡田さん、
「・・・私は右から撮る方がいい、と吉田に言うのですが、
吉田は(岡田の顔を)必ず左から撮るのです。二人で意見が食い違いますw 」
と壇上でおっしゃてますた。
826 :
名無シネマ@上映中 :04/06/27 05:43 ID:IT4lWnH9
いま阿佐ヶ谷でやっている「嵐を呼ぶ十八人」ってどうなのよ?
今日初めて「嵐を呼ぶ十八人」を観たけど面白かったなあ。 最後の方で肝心なところが飛んでたけども。 アキラを海に探しに行ってみんな飛込むところ。 浪花千栄子の使い方がこてこてで驚いた。 それから香川京子の名前がクレジットされていたけど、 その他大勢だったからあの香川京子とは違うんだろうな。1963年だもんな。
829 :
名無シネマ@上映中 :04/06/28 10:07 ID:+pD+tk9v
>>828 都合が出来て観に逝けなかった・・・うっ。
これって社外工(いわゆるバイト?)の話しなんだよね?
余計興味ある題材だったのに・・・・・鬱。
830 :
名無シネマ@上映中 :04/06/28 10:16 ID:+pD+tk9v
ところで「8月都内で吉田喜重特集がある」とおっしゃってた方、そろそろ 情報お願いします。こちらもそのつもりで予定を組みますので。 よろすくお願いします。
>>829 > これって社外工(いわゆるバイト?)の話しなんだよね?
はい。
新東宝みたいな組合のスト対策のために会社が雇った社外工の話でした。
みんなで祭りにいくシーンがあって、
ストーリー的にはかなり大きな事件が起きるんだけど、
一体何の「祭り」なのかはさっぱり分かりませんでした。
祭りのシーンもないし、予算とスケジュールの関係なんでしょうね。
初期の日活映画、例えば鈴木清順の「素っ裸の年齢」に似た話だけど、
こちらも赤城圭一郎が主人公ながら全然当たらなかったらしい。
裕次郎ものみたいな味付けがないとまじめすぎるんですかねえ。
833 :
名無シネマ@上映中 :04/06/29 20:46 ID:8LOUHcr0
『嵐を呼ぶ十八人』はいい作品だった。 あの『秋津温泉』のあとにこういうハードな映画撮ってるのは面白い。 本人曰く「『キューポラのある街』の批判映画」だそうだが、 社外工のアンちゃんたちのDQNぶりがきっちり描かれていて、 それで「貧乏と政治が悪いんや〜」という方向に流れないだけでもすごい。 ラストの主人公の結婚式でも、集まったアンちゃんたちが「おめでとう」の ひと言すら言わない(言えない)のも心に響いた。
駅での分かれのシーンの無言もいいよね。 子供は素人を集めたとは思えん。
コンビニにあった松田遊作の伝記物まんがに、 吉田喜重が登場して松田遊作について語っていた。 7,8ページに渡って延々。ただし「恥ずかしいから」顔は描かれてない。
836 :
名無シネマ@上映中 :04/06/30 12:09 ID:Cpw4WKUM
>>835 うわっ。
コンビニでパラパラとめくったはずなのに読み損ねてる・・・・_| ̄|●
何ページあたり、ですか?w
837 :
名無シネマ@上映中 :04/06/30 22:16 ID:Cpw4WKUM
あっ!!! 今或る日記のサイトを読んでたら、吉田喜重全作品上映は9月11日、ポレ ポレ東中野で始まるようです。しかも土曜日ごとにトークショーあり。 9月11日 蓮実重彦 9月18日 吉田喜重 9月25日 岡田茉莉子 10月1日 蓮実重彦・吉田喜重・岡田茉莉子 あと、これに先行して、マダムバタフライのメイキングフィルムの上映&トーク (吉田監督&岡田茉莉子)が青山ブックセンターであるようです。これの入場料は 500円。
>>836 ページは分からないけど最後の巻の、(最後死んでいたから)
真ん中辺りです。森田と深作に挟まれてます。
>>837 > あと、これに先行して、マダムバタフライのメイキングフィルムの上映&トーク
> (吉田監督&岡田茉莉子)が青山ブックセンターであるようです。
ガ〜ン! (少し斜めな路地の俯瞰)
840 :
名無シネマ@上映中 :04/07/01 10:29 ID:crWOLdGk
>>839 是非行きたいねw
>>838 私が前に読んだのはどうやら上巻だけだったようですね。下巻のなか辺りに
「嵐が丘」におけるエピソードで吉田監督(ただし顔を陰で隠れてるねw)が
出てますた。思ったより興味深いエピソードでありました。吉田監督、
>「私は非常にわがままな演出家です。
・・・・・・ああ。ちゃんと自分で判っておられるんだなぁw
841 :
名無シネマ@上映中 :04/07/01 10:40 ID:crWOLdGk
7月後半からシネヌーヴォで上映する小津安二郎特集のなかで 8月29日「秋日和」上映後に吉田監督がトークショーあります。 関西方面の方々は是非。
842 :
名無シネマ@上映中 :04/07/01 10:46 ID:crWOLdGk
訂正 吉田監督が ⇒ 吉田監督の
843 :
名無シネマ@上映中 :04/07/05 23:10 ID:pUCVQwHN
本日「煉獄エロイカ」を再見したんだが、あのアユ役の女の子は何歳、なんだろうか? 凄く身体が華奢ですね。
844 :
1 :04/07/08 21:28 ID:Q1rlCQZR
さて・・・・どなたもカキコがないのですが(苦笑 どうぞスレ消費、お願いいたします。 もうすぐ「吉田喜重の全体像」も出ることですし。 この頃は“part2”を作ってもいいかな、とも思う時があります・・・(w
>844 ここまで続いたんだから次スレもたてて下さいね!1さんお願いします。
846 :
1 :04/07/10 09:40 ID:9m5PBqWB
おはよう。
>>845 わかりますた(w
さて・・・。
青山ブックセンター・オフ会でもしますかね・・・・
847 :
名無シネマ@上映中 :04/07/13 00:59 ID:KUsAuDfU
さて、新作まだ?
848 :
1 :04/07/13 16:54 ID:wfWTJNFo
>>847 新作(もし・・・!)をお作りになられる意思があれば凄く嬉しいのですが。 >吉田監督
でも去年のパルテノン多摩で「もうこれが引退作です。」とおっしゃったらしいし
・・・・。
849 :
名無シネマ@上映中 :04/07/15 21:31 ID:o/jZ9wbM
850 :
名無シネマ@上映中 :04/07/15 21:33 ID:o/jZ9wbM
つーか明日やな(w 吉田喜重監督と岡田茉莉子さんを迎えて『鏡の女たち』 ◆日 時:平成16年7月16日(金) @13:30〜15:40 『鏡の女たち』上映 15:50〜16:30 吉田喜重監督と岡田茉莉子氏の講演 A18:30〜19:00 吉田喜重監督と岡田茉莉子氏の講演 19:00〜21:10 『鏡の女たち』上映 ◆会 場:北九州市立男女共同参画センター ムーブ(ホール) 北九州市小倉北区大手町11−4 ◆料 金:前売り 1,000円 当日 1,200円 大学・高校生 800円 ◆主 催:北九州映画サークル協議会 ◆後 援:北九州市、北九州市教育委員会、NHK北九州放送局、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社 ◆お問合せ:北九州映画サークル協議会 TEL&FAX 093−561−1784
851 :
名無シネマ@上映中 :04/07/17 21:55 ID:Sit+wEaF
青山ブックセンター閉店らしいな。 吉田のイベント、どうなることやら。
852 :
名無シネマ@上映中 :04/07/17 22:59 ID:Sit+wEaF
でもなんだか(残念ながら)中止のような感じですね・・・ >8月7日のイベント ああ、楽しみにしてたのになぁ。はあ〜
マダム・バタフライのメイキング、残念ですなあ。 ポレポレ東中野で引き継いでくれないだろうか。 それからポレポレ東中野の特集、チラシができていたよ。 かっこいいよ。ドキュメンタリーも上映するしね。
854 :
名無シネマ@上映中 :04/07/18 12:47 ID:9qccK4FX
>>853 ああ、そうですか^^
私は地方在住なんで、ポレポレさんにお願いして
チラシ送ってもらおうかな。
>ドキュメンタリー
わお。
ますます楽しみやわ〜
855 :
名無シネマ@上映中 :04/07/18 18:42 ID:NiSZlDjd
え、なになに?「マダム・バタフライ」のメイキングは中止なの? じゃ、本編をやってくれるとか?(それはない?) そうすると青山ブック・センターのオフ会も中止? 前回はだめだったから、楽しみにしてたのに。
856 :
名無シネマ@上映中 :04/07/18 20:14 ID:9qccK4FX
>>855 何処か他の場所で代替してイベントやってくれればいいんですけど・・・・^^;
まだ判らないですけど、中止っぽいですね。(また何か判りしだい、このスレで
カキコしますけど。)
オフについては東京・ポレポレ東中野でやろうと思っています(w
それに関西でも第七芸術劇場で「吉田喜重レトロスペクティブ」と題して
特集上映(何作やるのかは不明、)をやるようですよ。
857 :
名無シネマ@上映中 :04/07/18 21:08 ID:cgV4D9mj
藤田敏八監督は吉田監督と東大仏文科の同窓生なんですよね お互いについて語っている文章とかはあるんですかね 藤田監督は役者の仕事もしていたので、吉田監督の映画にも出て欲しかった けっこう合ってると思うんですが・・・
858 :
名無シネマ@上映中 :04/07/18 21:38 ID:9qccK4FX
>>857 それが全然無いのよ > 吉田が藤田敏八について語る文章
石堂淑郎、種村季弘とか矢島翠、美術評論家宮川某のことはけっこう吉田監督
の著作に出てきますがね。
私は実は役者としての藤田敏八も好きです。(もちろん藤田監督作品も昔から
けっこう好きだったりするけどw)
ダンディーだし飄々としていて。
吉田作品に出ても面白かったかも知れませんね。
そういや「告白的女優論」で脇に出てた赤座美代子は藤田敏八の2番目の奥さん
になるわけですが・・・・(w
藤田敏八は映画会社が全然違うじゃない。 ずっと日活、ホリプロだったしさ。 体質も全然違う。
861 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 05:10 ID:LfxHCzAF
皆様、おはようございます。
今携帯でこのスレを確認しましたところレスが珍しく延びてましたので
わたくしも早朝書き込み・・・と(w
>>859 それはきっと855さんの願望なんじゃないかなぁ。
私だって(もしや?!)ポレポレで代替的にあれば・・・て考えてしまいます。
>>860 まあまあ。
確かに「体質」は全然違いますが、そういう遭遇も面白いかと思われたのでは
ないですか、855さんは。 なにしろ東大仏文科で同級だったという共通点に
目を付けた855さんは面白いかと思いますが。 そういや今藤田の命日なのか
知らないが来月のCSでも藤田敏八特集多そうですね。
お。 スレ違い話題すみません。
こうして書いていますと、このスレにもまだ人が居るのだなぁ、と感じます。
どうぞ皆様、お好きに吉田についての疑問や論点の抽出、よろしくお願い、
いや楽しみにしております。
862 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 05:18 ID:LfxHCzAF
>>859 追伸。
この本屋、潰れる当日にも「イベントお待ちしております」て言ってた
だよなあ。潰れるなら潰れるで私に言ってくれりゃイイのに(鬱
では皆様行ってきます・・・・>仕事
どうぞ皆様も暑さ負けなどの体の異変にお気を付け下さいませ。
またレスが延びていますことを期待しております。
863 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 16:32 ID:LfxHCzAF
ただいま。 先程、青山ブックセンターからイベント中止の電話がありました。 判ってた事だけど、ああ・・・て感じです。 ところで「68年の女を探して」という阿部嘉昭の著作の8章目、“鏡の膚を もつ女たちが導く相互代位について”で「エロス+虐殺」の岡田茉莉子・伊井 利子について論じている。 今ここで特に抜粋はしないが、「エロス・・」に ついて書かれたモノのなかでは一番示唆に富む論考をしている。 ハッとさせられた。
表紙がいいね。
865 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 17:43 ID:LfxHCzAF
866 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 17:45 ID:LfxHCzAF
867 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 18:40 ID:1fJStc9h
「エロス」の隠れ主役・伊井利子は 今何やってんだろ? キネ旬のミスで データベースから消されたままらしいが
868 :
名無シネマ@上映中 :04/07/19 21:15 ID:LfxHCzAF
>>867 >データベースから消されたままらしいが
ああ、そうなんだ。
なんだかいい加減だなー >キネ旬
それにしても伊井利子がその後どうしたか?てさっぱり判らないんだよね。
文学座にも少ししか居なかったみたいだし・・・・
869 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 17:17 ID:pC1GtUwQ
870 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 19:18 ID:wZUufy/U
>>869 >思わず深読みを誘われてしまうなあ
え? どんな“深読み”ですかぁ? (ニヤニヤ
871 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 19:21 ID:wZUufy/U
>>869 ああ、ほんまや。
完全に間違えてますな。
演じてる役名と役者の実名とごちゃごちゃに。
全く入れ替わってる・・・ 伊井さんだけが。
872 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 19:35 ID:pC1GtUwQ
いいえ、ToshikoがEjko Sokutaiを演じたのではないのです。 あの時Ejko SokutaiがToshikoを演じたのですわ。
873 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 21:51 ID:wZUufy/U
>>872 ああ、なるほど。
それは深い読みですね。
阿部嘉昭の論考とも重なる部分がありますね。(“相互代位性”云々、)
874 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 22:03 ID:wZUufy/U
ところで吉田スレの皆様に朗報。(特に関西の方。) 映画連続講座vol.2 (第2回目) 8月28日(土)pm2:00から 「他者としての自分を語る」 講師 吉田喜重 1回券 1500円 募集人員 70名 (財)大阪都市協会まで電話でお申し込み下さい TEL.06(6261)3563 (担当:小林、中村) (ただし月〜金曜のam9:00〜pm5:00でないと電話が繋がらないw) あと、この催しは全6回でして他の回には蓮実重彦、大森一樹、中島貞夫、 田中徳三などが講師をされるようです。 詳細はまた電話で確かめてくださいませ。
875 :
名無シネマ@上映中 :04/07/20 22:31 ID:wZUufy/U
(874追伸) え・・と会場を書き忘れておりました。 (財)大阪都市協会・会議室 地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町」1番出口上がる 船場センタービル2号館2F .....です ^^
877 :
名無シネマ@上映中 :04/07/21 21:01 ID:pgnykRZA
>「以後、松竹作品、ATG作品予定」らしい うわああぁああああぁぁぁぁぁあzdjpい とても嬉しいです・・・・
878 :
名無シネマ@上映中 :04/07/21 21:06 ID:pgnykRZA
>>876 もちろん「鏡の女たち」DVD化もはげしく嬉しいわぁあああぁぁぁ。
879 :
名無シネマ@上映中 :04/07/22 02:20 ID:9zmjRFIW
880 :
名無シネマ@上映中 :04/07/22 17:35 ID:ILtR4OMr
>>879 「マダム バタフライ」の上映はないけど、
代替イベントがあるみたいだね ^^
881 :
名無シネマ@上映中 :04/07/22 21:19 ID:ILtR4OMr
『吉田喜重の全体像』刊行記念トークセッション
『吉田喜重の全体像』刊行を記念し、吉田喜重監督を中心としたトークセッションを行ないます。
2004年8月7日(土)
14:00〜16:30(13:30受付開始)
パネリスト:吉田喜重(映画監督)、斉藤綾子(評論家)、平沢剛(評論家)
司会:上野昂志(評論家)
会場=日本ジャーナリスト専門学校高田本校舎
地図=
http://www.jjc.ac.jp/gif/map.gif 料金=500円
882 :
名無シネマ@上映中 :04/07/22 21:57 ID:RLXy79xo
883 :
名無シネマ@上映中 :04/07/24 16:23 ID:3vvmD2c+
しっかし、暑いですねえ。皆さん、夏バテしてませんか?大丈夫ですか? このスレ読んで、夏の読書にと「全体像」と「68年の女」注文したんですが 8月上旬発送と連絡が来ました。ま、この暑さではすぐ読むのは大儀だし、 発送の遅れが売れてるせいなら、祝着・祝着。 DVDの発売も決まったようで、後はDVDの画質その他が気がかりではありますが、 まあ悪かろうとどうであれ買っちゃうんだろうなという気持ちと、 小津の時みたいなことスンナヨ!という小言爺イ的心境のなかを、 ゆらゆらとゆれております。(結局消費者泣き寝入りかな!?)
884 :
名無シネマ@上映中 :04/07/24 21:14 ID:IJIgJ/Zn
吉田監督とは直接関係ないんですが・・・・ それに遅レスなんですが・・・ 1さんは吉田と近い世代の監督では、増村・神代・深作・大島が好きなんですよね 増村と大島作品については書いてくれましたが、神代・深作作品でのお気に入りはなんですかね?
885 :
名無シネマ@上映中 :04/07/24 22:05 ID:ERPMtxk1
test
886 :
名無シネマ@上映中 :04/07/24 22:16 ID:ERPMtxk1
ごめんなさい。
さっきレスを書いたのに上手く書きこめなかった・・・・ 何故?
それで test してみたんですが。
改めまして。
ただいま帰ったところです。
>>883 そうなんです、
この間まで“熱中症”一歩手前までになってましたよ。
毎日気分が悪くて・・・。 でもこの頃は水分を1日1g摂るように心がけ
出してから体調は良くなりました。
ところで私のほうは本日某本屋から「吉田喜重の全体像」の入荷の電話があり
ましたので、早速取りに行って参りました。 少し読んでみましたが、今回の
斉藤綾子の論文はそれなりに良いのではないでしょうか。まだ熟読はしていま
せんが。 それぞれの吉田論という感じで多側面から彼の映画を読み取る意図
のようです。 ただ現在の地点では、私は阿部嘉昭の論考のほうが好きだし、
的を得ていると感じます。 ・・・しかし「吉田喜重の全体像」の後半にある
書誌の集め方は完璧!の一言ですね。
887 :
1 :04/07/24 22:27 ID:ERPMtxk1
>>884 こんばんは、884さん。
さきほど貴方へのレスを沢山書いたつもりだったんですが、前述した通り
上手く書き込みが終わらなくって消えてしまいました ^^;
よってもう1回・・・
>深作
どれも嫌いでないし、どっちか言うと好きなんだけど、実は私はこの人の
作品で大評価しているのは1本だけ。 何時観てもイイ!と思ってしまう。
それは・・・・
「火宅の人」
>神代
神代さんのは前の深作さんとは相対して全作品、好きかも。テレビドラマも
良いしね。(ブラウン管見た瞬間に「あ、神代だ!」て判ってしまうw)
もちろん失敗作も多いけど・・・・・。 そういやこないだCSで「青春の
蹉跌」がやってましたね。 あれも大好きな作品です。
888 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 09:07 ID:lGcieH0Q
>>883 たしかに多くは期待できんのだが、ぶっちゃけ買うしかないよね?
購入後の吉田ファンの歯軋りが今から聞こえてきそうな(勿論自分も含めね)
現在のDVDBOX・全集の現状(小津とかアンゲロプロスとか)なのだが、
それでもDVD化というだけで、買うよね。ね、そうでしょう?
(購入前から壊れかかってますなあ。
889 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 14:55 ID:KSHq72BY
>>888 私は883ではないが・・・・
ええ、買いますとも >吉田DVD
こんな(DVD発売の)日が来るとは・・・・涙モノです。
どんな画質であろうとも(w
>>888 > 現在のDVDBOX・全集の現状
どういうこと? 全作品がBOXのみで販売されること?
大変結構なことじゃないですか。BOX以外に全作品発売はないでしょう。
これまで黒澤だけじゃない? バラでも全作品売ったのは。
# まあBOXでも全作品でもないみたいですが…(ガックリ
891 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 19:28 ID:KSHq72BY
>>890 >全作品でもないみたいですが…(ガックリ
なぁんだ。
全作品、じゃないのか・・・(ガックリ
ただ888さんの言いたかったのはDVDの画質の事なんじゃないかな。
小津の前スレ(前々かな?)でも「小津DVD-BOX 」の惨状を切々と訴えて
いる書き込みを見た覚えがあります。
892 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 20:39 ID:lGcieH0Q
>>890 ん、意味不明だった?ゴメソ
画質が話題になってたからさ。それって、現状は悲惨の一言じゃない?
全集やBOXと称して、画質の悪いのを消費者に売りつけたのが、
小津やアンゲロプロスだったしね。あ、エリセもそうか!他に選択肢がないから、
消費者はほぼ奴隷状態。吉田だけ例外的に良いとは、思えんでしょう?
特に吉田のモノクロは、DVD化についてハードル高いし。
でも、書き込んだように「それでもDVD化というだけで、買う」んだけどね。
893 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 20:40 ID:lGcieH0Q
>>890 ん、意味不明だった?ゴメソ
画質が話題になってたからさ。それって、現状は悲惨の一言じゃない?
全集やBOXと称して、画質の悪いのを消費者に売りつけたのが、
小津やアンゲロプロスだったしね。あ、エリセもそうか!他に選択肢がないから、
消費者はほぼ奴隷状態。吉田だけ例外的に良いとは、思えんでしょう?
特に吉田のモノクロは、DVD化についてハードル高いし。
でも、書き込んだように「それでもDVD化というだけで、買う」んだけどね。
894 :
名無シネマ@上映中 :04/07/25 20:44 ID:KSHq72BY
>>892 (893)
ん。
そりゃそうだよ、
買ってしまうだよ・・・・・ >吉田DVD
そういや「千と千尋の神隠し」でもDVD版は異常に画面が赤いしね。
小津やアンゲロプロスのDVDは確認していないけど、やはし画質は
悪そうだね・・・・・
画質は言い出したらきりがないし、 ネガが残ってるんだからいいじゃない。 次世代ではもっといい画質になるさ。 DVD出たら御の字。画質攻撃ヲタは迷惑。
896 :
名無シネマ@上映中 :04/07/26 02:02 ID:g0uf/mLx
>DVD出たら御の字。 うむ・・・本当だね。 大変楽しみです。
897 :
名無シネマ@上映中 :04/07/26 02:03 ID:g0uf/mLx
今日は良くスレが延びました。 良い日でした。 おやすみなさいませ。(・・・て皆が先にねてらっしゃいますよね・・w)
898 :
名無シネマ@上映中 :04/07/26 02:12 ID:g0uf/mLx
寝ようとしたんだけど、なかなか寝れず。
これを最後のレスとしますか w
>>895 >画質攻撃ヲタは迷惑。
まあまあ。
そこまで言わなくても。
やはし画質に「えっ・・(汗)」と思う時もあるはず。
そうですね、次世代に期待したいですね。
この手のモノは日進月歩ですもん。
では、本当におやすみなさい。
899 :
名無シネマ@上映中 :04/07/27 23:20 ID:rcbxfudP
「吉田喜重の全体像」 やはし四方田犬彦の論は面白かった。 とゆうか一番良い。「母の母の母」はもう去年のユリイカ増刊号で読んだが 今回新しく載ってるもう一つの論「嵐が丘の継承」。 昔学生の頃観た時は 全然面白くなかった「嵐が丘」だがこの論を読んで無性に観たくなった。 と同時にこの女主人公・絹の役を茉莉子様が演じて欲しかった・・・と思う 私なのでありました・・・・・・
900 :
名無シネマ@上映中 :04/07/28 20:15 ID:eqnM1E5U
さっきまで飲んでいた飲み屋のTVで「血は渇いている」の案内をしていたものだから、 慌てて帰ってきたんだけれど、まず一安心。明日なんだ。再放送?
901 :
名無シネマ@上映中 :04/07/28 22:35 ID:vpn/26dj
>>900 再放送だと思います。
ですが、ウチ、衛星劇場入れてないわ・・・
9月11日から始まる吉田喜重全作品上映で観ようと思ってまして >「血は渇いている」
902 :
名無シネマ@上映中 :04/08/01 16:28 ID:EA7f+eO9
今日の 新日曜美術館 (NHK) に監督がゲスト出演してました. 横山大観の「海山十題」. 例によってボソボソとした語り口でしたが,少しだけ小津監督を 引き合いに出したりして,このスレの人にもそれなりに面白いかと. とりあえず 夜8時から再放送があるので,興味のある人はどうぞ
903 :
名無シネマ@上映中 :04/08/02 22:16 ID:uqs5rdAe
>>902 昨日見ますた。
吉田監督珍しく胡坐かいてましたなぁ・・・て和室だから当たり前かw
なんかこのしと、何時でも何処でも行儀良く正座、て雰囲気がある、と
思うんですけど・・・・・
904 :
名無シネマ@上映中 :04/08/05 09:33 ID:7/08IrY6
吉田なんて駄目だろ!! 才能無いよ!! あれは学者でアーティストじゃない!! ぜんぜん駄目!!
905 :
名無シネマ@上映中 :04/08/05 10:48 ID:hzZLvi1t
ところで高田馬場のトークセッション、このスレの住人は何人ぐらい行くのでせう?
906 :
名無シネマ@上映中 :04/08/08 08:32 ID:02odW/3c
おはよう。 昨日ジャーナリス専門学校へトークセッションを聞きに行ったが、 やー、道に迷う、迷う。 都電に沿って歩けば良かったものを遠回りしてしまい。(汗) ところで昨日は色々な話が出てきましたな。 吉田監督が旧制福井中学時代に身体検査をされ、それで合格して陸軍幼年学校 の受験資格が出来てしまった話し、どう考えても家族も自分もひっくるめて「他者」 である事、などなど。 特に斉藤綾子さんの質問に対する吉田監督の答えは大変 興味深いものでありました。 益々、吉田作品に対して“謎”が出来てしまったように 思います(藁)。
907 :
名無シネマ@上映中 :04/08/08 08:35 ID:02odW/3c
まあ、今は上手くまとめてカキコ出来ませんが、 そのうちに昨日の話や論点について追々書き込みして行こうと思ってます。 皆さんも何か昨日の事で感じた事がありましたら、忌憚なく書き込みお願い します。
>>907 トークセッションの話、楽しみにしてます。
フィルムセンターの高峰秀子特集とバッティングするね…
911 :
名無シネマ@上映中 :04/08/18 02:49 ID:zZLidsFQ
そろそろ浮上するか!
912 :
名無シネマ@上映中 :04/08/21 07:21 ID:0RpLnwt1
ポレポレの全作品上映までには1000だな
913 :
名無シネマ@上映中 :04/08/21 10:28 ID:LtA0vcmU
>>912 だな。
といいつつ今までこのスレを放置していた俺だが・・・・・w
またちょこちょこ書き込みしようっと。
914 :
名無シネマ@上映中 :04/08/26 15:58 ID:xdaZWBGV
はやく9月11日がこないかなあ。ここの常連さんも近隣の人はみんなくるんだよなあきっと。
916 :
名無シネマ@上映中 :04/08/26 20:04 ID:3OResoYA
すまん、皆しゃん。 しばらく放置したままですた・・・此処。 忙しい、ちうか何つーか。 この間のジャーナリス専門学校でのトークセッションの事後報告をこのスレ上でしようと 思っていたんですが、良く考えればこの間の図書新聞にもだいたい同じ内容 のことを吉田監督はお話しになっておられたし、第一この後にあるポレポレ でのトークショーや各種イベントで直接吉田監督のお話を聞かれたほうが良い かと思いまして、わたくし敢えてズボラさせていただいております(苦笑)。 また以後少しづつ思い出しながら書く&論じようと思ってますが、斉藤綾子の 質問・論点には吉田監督は上手く逃げつつも、自身の作品の特徴について述べて おられたのが私には凄く印象的でもあり、未だに心にひっかかってる部分でも あります・・・・ たぶん斉藤さんも私と同じ印象を持たれたのではないかな・・ もし次回斉藤綾子が吉田作品についてもし論文を書かれるなら興味深い内容になる ことだろう。
917 :
名無シネマ@上映中 :04/08/26 20:10 ID:3OResoYA
>915 ところでオフですかぁ・・・ やりたいですなぁ。 Gilda方式が一番イイかなぁ・・・。 (※いわゆる「ああ・・・アイツもまた来てるんだぁ・・ニヤニヤ 」という方式。) ところで9月10日にポレポレでマダム・バタフライのメイキング フィルム前夜祭があるらしいんだよね。 私激しく行きたいんだけど スケジュール上、逝けない予感が・・・ 嗚呼。 _| ̄|● まあ、ともかくポレポレでのトークショーはせめて最終日だけでも 絶対行きます!!!
918 :
名無シネマ@上映中 :04/08/26 20:14 ID:3OResoYA
あとアレだな、 吉田監督の初期作品も注目したいですね。
種村季弘の「死にそこないの美学」によると、 学生時代、喜重他一人と三人で宛名書きのバイトをしたことがあるらしい。 それを紹介したのは、種村もどうやら異母姉弟と感じていたらしい、 姉だったそうだ。
↑吉田喜重論三篇収録
921 :
名無シネマ@上映中 :04/08/27 10:19 ID:GWC3N/YJ
>>919-920 おお、それは知らなかった。
今まで実の姉上かと思ってましたが・・・・?(少なくとも佐藤忠男の監督
紹介文にはそう載ってたが。)
もちろん宛名封筒書きのバイトをしてた事は知ってます。
「ろくでなし」にも宛名書きのバイトをする風景がありますね。
エロスのDVDは完全版になるのか? 裁判起こした当事者は既に鬼籍に入ってるが。 あと、王貞治物語はどうなるのかの?
923 :
名無シネマ@上映中 :04/08/27 16:52 ID:bx4YZxyo
924 :
名無シネマ@上映中 :04/08/27 20:14 ID:GWC3N/YJ
>>923 当時の「映画芸術」で執筆してた面々なんかは、プライバシー問題の前に
観てるみたいですね。
925 :
名無シネマ@上映中 :04/08/28 18:34 ID:isVj2ss1
本日の船場センターで行われた講演、大変良かったですYO! 珍しく(?)自然体な感じのする吉田監督であった。 しかし最後の質問にはワロタ。
おせーて!
927 :
名無シネマ@上映中 :04/08/29 10:16 ID:67Tey3qS
>>926 しかし笑ったのは最後の質問場面。 昨日は何故か質問場面になると聴衆の
ほうにもビール・お茶が自由に。 吉田監督、ビール半分くらいで“マジかよ
・・・”と思うくらい、ますます饒舌に質問に答える。 司会であるK支配人、
「あともう一つくらい質問行けますが。」。その時1人のオバハンが手を挙げ。
928 :
名無シネマ@上映中 :04/08/29 10:21 ID:67Tey3qS
オバの質問は「監督は他者、他人とおっしゃられますが、やはり継母で はなく、実のお母さんを求めなかったのですか?」・・・細部の違うかも 知れないがそういう質問であったように思う。普段従来の監督なら軽く煙 に巻く類の質問だが、その日に限って質問から逃げようとしない喜重監督。 そして遠慮もなく連続質問を続けしゃべりまくるオバハン。
929 :
名無シネマ@上映中 :04/08/29 10:28 ID:67Tey3qS
最後にオバハン、 「監督、恋愛でもやはり自分自身が他者である、とゆうわけですかっ?」 聴衆一瞬青ざめ&爆笑。まるでクリントンにヒラリーとかモニカの話を振った ニュース23のオバハンと変わらん質問や・・・と私は思い。 ここでも 表情変えずに答えるんだろうなぁ・・・・。でも昨日の喜重は違った。 「さ、さ、さて、ど、どうでしょう。もう古い話しなんで忘れました・・・(汗)」 あせりながら喜重監督。 まるで“茶の味”に出てくる春野ハジメだったよ(w
930 :
926 :04/08/30 02:01 ID:IyipZeju
ワラ
>>929 > 「監督、恋愛でもやはり自分自身が他者である、とゆうわけですかっ?」
「秋津温泉」の敗戦に泣くシーンでは、
新子の純真さに周作が動揺し生を取り戻す事になっているので、
他者の中に自分を見た、自分の中に他者を見た、
ということになっているはず。
ひねくれた周作にもそのような気持がないのならば、
何の影響も受けなかったはずなので。
だから喜重の言う他者は、
他人行儀と言うような場合の他人とは違うのだが、
中年(女性)特有の強引な突っ込みにワラタ
一方で、最後まで新子は純粋で周作はひねくれており、 双方決定的な影響を受けずに他人のままである。 たまたま終戦を一緒に迎えたために… この辺の悲劇の物語組み立ては絶妙だ。
934 :
名無シネマ@上映中 :04/09/03 00:26 ID:cQiJmA3K
東大のPRビデオってどこで見られるの?
最近新聞にインタビュー載りましたか? 今日、三百人劇場で読んでた人のに載っていた。 週刊読書人と早合点して返りの本屋で見たけど違ってた… 情報求む。
936 :
名無シネマ@上映中 :04/09/03 23:26 ID:kInU6H6p
>>935 図書新聞?
でも今日読んでた人なんだよね・・・・?
いや、たぶん図書新聞だと思う。
>>934 「知の開放・・・云々」という東大のビデオ?
東大図書館に問い合わせればあるのでは?
937 :
名無シネマ@上映中 :04/09/06 21:53 ID:gP8eXvzx
さて、そろそろポレポレの喜重特集前夜祭まで あと4日ですね。 このスレももっと早く消費すれば良かったのかも知れませんが 私がさぼり気味であったのと、やはり他の面々の書き込みもあったらなぁと 思い、このスレを放置しておりました。 もうすぐ喜重特集が本格的に始まります。 このスレもまた前のようにグングン延ばしたい、いや他の方々も色々書き込んで いただければ幸い、と思っております。 ちなみに関西地方の方は11月末から 第七芸術劇場で吉田喜重作品特集上映が始まるようです。
938 :
名無シネマ@上映中 :04/09/06 21:54 ID:rDzHPAim
939 :
名無シネマ@上映中 :04/09/06 22:31 ID:1jLXy0RN
吉田喜重 変貌の倫理 前夜祭 9月10日(金)19:00開映 当日1000円均一 「吉田喜重 オペラ『マダム バタフライ』と出会う」 一夜限りの特別上映! ゲスト 吉田喜重監督 + 岡田茉莉子さん もお忘れなく。
940 :
名無シネマ@上映中 :04/09/09 01:01 ID:n1vcXUjY
ああ。 俺結局ポレポレの前夜祭に行くことに決まりますた。 楽しみ、楽しみですわ。。。。
行ってきました。 このドキュメンタリーのプロデューサは、 オペラを撮りにフランスに行くことになった時に、 蓮實重彦に紹介され撮ることになった 「夢のシネマ東京の夢」のプロデューサで、 初演の時にずっと一緒にいて、 三年後の再演(三回目)のリハーサルのドキュメンタリ、だそうです。 上映設備の問題か、画質は良くなかったけど、面白かったです。
それから、映画はしばらく撮れそうにないです。 2006年に日本でオペラを上演することになったそうです。 ドイツでも再演するとか。 初演と同じでって言われたそうだけど、変える気満々でした。
944 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/11 19:39:10 ID:sz2nzqaV
これマジ話。 ちょうど今から一時間前、 岡田まり子氏と吉田喜重監督と一緒に(漏れのすぐ右隣)「ろくでなし」を観てますた。 蓮見氏のありがたいお話も拝聴できたし、何と青山真治監督もその場にいますた。 (「ろくでなし」上映後の蓮見氏メインのトークショーでこの4人がそれぞれコメントした) 今日は初めてスクリーンで吉田映画を観れた感動と共に あの100席程の小さな劇場で映画界の偉人たちと同じ時間を共有できて幸せですた。 (吉田監督もこの映画をスクリーンで観るのは30数年ぶりだったそうです) 当方学生なので、金銭が尽きるまで(w)平日も通って吉田ワールドを堪能したいと思ってます。 ビデオが発売されてない作品が中心になると思いますが、 今日の「ろくでなし」がそうだったように、 ビデオで何度も観ていても、映画館で観るとまた別物だったので、 漏れの好きな作品「エロス+虐殺」あたりは観てみようと思ってます。
そんな近くだったんですか。 左後ろ端が「関係者席」でしたね。 ところで、蓮實が「近中遠のショットの選択が素晴らしい、 松竹にいたからとは申しません、山田洋二という映画監督…」 って言った時お二人の反応は?
947 :
名無シネマ@上映中 :04/09/12 07:49:53 ID:hcJ0j6Lv
おはよう。 今、江戸から帰りますた。 昨日は蓮実さんだけかと思ったら、吉田監督と岡田茉莉子さん来てました。 あひゃあひゃ。 嬉しかったでつ。。。。
948 :
名無シネマ@上映中 :04/09/12 15:22:14 ID:hcJ0j6Lv
>>941 うん。面白かったね ^^
>>942 ・・・だなw
>>943 突然、何ででしょうね?
>>944 うらやましい。
俺も関西(家)に帰りたくなかったくらいでした。
あのままポレポレで特集上映観て居たかったなぁ。
今日「炎と女」を上映しているんだよなぁ。・・・激観たい・・・。
>>946 「エロス+虐殺」のロングバージョンもあるんだよね。
良かった・・・・嬉しい(w
>>947 今日も夫婦揃って来てましたよ。
「エロス+虐殺」の前に挨拶しました。
「エロス+虐殺」をあんないいプリントで観たのは初めてです。
かなり複雑な構成なので、切れてると辛い…
>>948 > 「エロス+虐殺」のロングバージョンもあるんだよね。
まだ<収録予定>らしいですが。
神近市子関連のシーンを削ったんですかね。
名前はどうなっているの?
事前に打診していたみたいだから、最初から正岡逸子(仮名)だったのかな?
>>950 > 神近市子関連のシーンを削ったんですかね。
オリジナルに対する現行バージョンのことです。(念のため)
45分も削ったはずですが、神近市子関連のシーンがそんなにあるんでしょうか。
952 :
名無シネマ@上映中 :04/09/13 00:28:28 ID:GmPAA+ri
>>950 元シナリオ読んだし、監督の当時のインタビューにも書いてたんだけど、神近
(役名:正岡)さんが大杉を血まみれになりながら刺すシーン、そして誘惑する
シーンなどなど神近さんが納得してくれるよう、フィルムを切って行くうちに
作品全体のバランスが悪くなるため、バランスが良くなるよう他のあれやこれやの
シーンも切ったとの事です。 だから冒頭のラグビーをしている青年たち、ボールを
取り合いしている間にそのボールが大杉の遺骨の白木の箱に変容する・・というシーン
は現行バージョンではありませんでしょう?同様に切られてる(神近さんに関係のない
シーン)場面が幾つもあると思われます。
ところで今日吉田監督と岡田さん来てらしたのね。ああ、俺、江戸を昨日発つん
じゃなかった・・(鬱
953 :
名無シネマ@上映中 :04/09/13 00:35:40 ID:GmPAA+ri
>>949 (再度w)うわわわわわーん、帰るんじゃなかった(><;
>>950 最初から仮名であったみたいですよ。実際神近さん以外にも平塚雷鳥⇒平賀哀鳥、
荒畑寒村⇒荒谷来村、などなど当時まだ生存なさってたからか仮名にしてますね。
「日本脱出」すげープリントが良くてビビッた。 昔観た時はなんか酷かったんだけど… 切られた最後の一巻は松竹に残ってないのかね。
955 :
名無シネマ@上映中 :04/09/14 12:22:35 ID:KyFgCnT3
>954 日本脱出のプリント、ほとんどおニューだった。あと桑野みゆきが綺麗だったことにあらためて感動。他のプリントも綺麗ならいいなあ。
956 :
名無シネマ@上映中 :04/09/14 12:51:14 ID:ekfRRJ4t
>>955 うわあ。
早く見たいなぁ・・・という俺は関西に住んでいるので、
大阪の第七芸術劇場での上映待ちです。早く観たいですわ。
去年パルテノンで観た「情炎」「樹氷のよろめき」あたりはとても綺麗だったよ。
でも11日に観た「ろくでなし」はフィルムの音が飛びまくってたな。画面荒れて
た。でも久しぶりに観て凄くイイ映画だな、と思いますた。
いやー、桑野みゆきってあんなに綺麗だったかね。
958 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/14 23:34:59 ID:qRu7moiC
桑野みゆき、「青春残酷物語」で惚れますた。
959 :
名無シネマ@上映中 :04/09/15 00:22:23 ID:dQlfVBON
>957 あの遠くを見つめる眼差しと横顔がいいですね?。ちょっと驚き。 大島のより女優って感じがした。
960 :
名無シネマ@上映中 :04/09/15 19:56:06 ID:Zhd6F0IU
>>957 吉田監督は女優さんをうまく綺麗に撮られると思う。パートナーである岡田茉莉子
もそうだし、「エロス・・」での稲野和子なんかも他作品とは別人と思うくらい
綺麗に撮ってると思われ。稲野和子なんて他作品(ドラマも含む)で見たら、ただの
お水のオバサン(またはお姉さんw)にしか思えないしね。
ちなみに俺は吉田作品の岡田茉莉子を「発見」してから岡田さんにはまったクチですw
961 :
名無シネマ@上映中 :04/09/16 15:55:10 ID:WzOAjHZg
こないだポレポレ観に行ったけど、徹夜明けで体調悪かったんで 途中退場することに。 出口の扉を開けようとしたら、その横に監督と岡田茉莉子が座ってた。 さすがに気がとがめたなぁ。心の中で謝りながら退場したです。
そういう時は劇場の人に伝言。
964 :
名無シネマ@上映中 :04/09/17 20:12:41 ID:AN0ze6h5
>>963 そうですね。伊丹十三も出るんでつね。
>>961 それは気が咎めますね。
私もトークショー途中に激尿意に襲われたことがあります。なんとか最後まで
我慢して途中退場だけはしませんでしたが・・・体調が悪い時もありますよねぇ。ほんと。
>>962 なるほど。
今日も「さらば夏の日」の後にサイン会を夫婦でされていました。 言ってくれれば「見ることのアナーキズム」でも持って行ったのに…
ポレポレ行ったけど、観客、薄気味悪い人多いね。。。 そういう人に好かれる傾向があるのかな? ワタシ、こいつらの仲間!?とちょっとショックでした。
自分もその薄気味悪い人達の1人なんだろうな、多分_| ̄|○ 11月だかにNHK(BSか?)で吉田作品の放送があるそうだけど、何作くらいやるんだろう? とりあえず、「秋津温泉」は確実かな。
968 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 10:04:19 ID:jaOiuM9v
おはよう。
>>967 まあまあ。貴方だどういう人か全く知らないけど(w)、たぶんそんな事ないと
思うよ。 BSでの放送だけど、全作品やるんじゃないかなー。劇場作品は殆ど
DVD化されるようだし。
>>966 ポレポレに10、11日と観に行ったんだけど、そこまでは感じなかったけどな。
平日の名画座、というシチューエーションがその「薄気味悪い」人達を挽き付けて
るんじゃない? 私も某映画館で真昼間に映画観てたら、同性愛の人に声かけられた
事ある(笑)。966はきっと若い娘さんなのかな? そう言わず吉田映画の良い観客
になってくだされ。 女性には吉田作品は良いと思うよ。
969 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 10:22:33 ID:jaOiuM9v
>>965 ほとんど毎日ポレポレへ行っておられるようですね、吉田監督と岡田茉莉子さん。
エライなぁ、 頭が下がるなぁ。
970 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 20:18:41 ID:jaOiuM9v
今日は良く考えたら、吉田監督のトークの日ですね。 誰か行かれた方、レポお願いします。
971 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/18 22:10:18 ID:vcj80JD/
昨晩は新宿での合コンで大盛り上がり! 羽目を外し、飲み過ぎて二日酔い…OTZ いい感じで酔いが抜けてスキーリしたところで、 今晩は東中野で『エロス+虐殺』をマターリ鑑賞。 自分でも昨晩との激しいギャプに笑えてくるのと同時に、 昨晩から私を襲っていた酔いと、重層的かつ現実離れしたこの作品の奇抜な展開とが 私の中でいい具合にシンクロして、上映時間も短く感じられるほど堪能できました。 あと、2年前にこの作品に免疫をつけておいたこともそうさせた要因かもしれません。 その当時はまだ十代で、大して映画を知らないのに映画ヲタを気取ってて(今もですがw) 斬新なタイトルに惹かれ、安易に鑑賞しに行って痛い目にあったのをよく覚えてますw 世の中こんな映画もあるのかぁ〜と、受けた衝撃を必死に和らげることにとどまらず、 うまく吸収できず消化不良に陥った自分を慰めるためなのか、 何だ!この冗長なインテリのオナニー映画は!芸術家気取りかよ!と思ったのも事実です。 自分自身の眼も、2年前に比べると少しは多角的になってきて、 微かに吉田作品を堪能できる水準に近づけたのかなぁ〜と調子に乗ってる今日この頃です。
972 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 22:34:04 ID:jaOiuM9v
>>971 ほうほう、なるほど。
「エロス+虐殺」はあの目茶目茶さが良いのかも。ただし良く観直すときっちり
筋が緻密に通ってる作品なんだけど。 吉田喜重の作品は「即効性」で観客に訴
えるというより、その「遅効性」に特徴があると私は思ってマス。
973 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/18 23:12:35 ID:vcj80JD/
先ほどの投稿は自分の日記帳みたいになってしまったので(汗)
>>970 さんのレスという形で、今日のトークの簡単なレポを。
『エロス+虐殺』の上映後、
吉田監督お決まりの消えてしまいそうな音量ながらw重くて含蓄のあるトークが展開されました。
上映後の余韻そのままに、トークは『エロス』についてが中心で、
その後は自身の幼少時代に触れつつ、映画との出会いについても聞くことができました。
そして嬉しいことに、今後の抱負も語ってくれました。
最後は毎度おなじみ?の、岡田さんの登場で場の雰囲気が最高潮になり、閉幕しました。
『エロス』は映画だからこそできる表現に完全に徹した意欲作で、
あえて物語性を拒否し、観客の数だけ解釈が生まれるような形を特に体現したかったと。
この文脈で語られた
「ある作品を見て、万人が一様に同じ解釈になる。そんな物語性が徹底された作品は全体主義的映画である。」
自身が監督になる前に観客の一人としてそう思ったそうですが、この言葉は非常に印象に残りました。
あと、この作品は吉田作品を4つに分類すると、「政治の季節」の最初の作品で、
吉田監督は肉体をもって政治と関わる姿勢を貫いてきて、そうしなければ描けないともおっしゃってました。
それに主演の細川さんの「死んだふり」を例に、役者の「肉体性」についても熱く語っていました。
「肉体」←この言葉は吉田監督にとって大きなキーワードですね。
さすがに裁判の問題についての経緯は全く触れることはなかったです。
974 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/18 23:19:39 ID:vcj80JD/
母を早くに亡くし、「他人の女性たち」に育てられた幼少時代。 小津監督の「父ありき」の川のシーンを観て感じた映画監督という存在(=作家性?) そして私にとって今日聞いて一番嬉しかったのは、今後の抱負。 残り少ない人生、これからも現役バリバリで作品を作り続けていきたいとのこと。 映画人であり続けてきたことに誇りを感じつつ、映画とはどういうものなのか?をまだまだ追求していきたいとのこと。 シメに岡田さんが登場し、軽〜く吉田監督と歩んだ半世紀を語り、 二人で松竹を離れ、現代映画社を設立して…二人でタッグを組み10作品を作り… というような回顧していくうちに、感極まってきたのか、 今回こういう形で特集を催していろんな方に観てもらったことに…(岡田さん涙) 吉田監督が幼少時代から映画界に入ってからも「他人の女性」に支えられてきましたと粋なコメントで場を締めました。 感動のフィナーレといったところでしょうか。 その余韻を残しつつ、ロビーのところで パンフレットにサイン&握手をして頂きました。
975 :
中野区の大島・吉田ヲタ :04/09/18 23:25:30 ID:vcj80JD/
>>972 >吉田喜重の作品は「即効性」で観客に訴えるというより、その「遅効性」に特徴があると私は思ってマス
禿同です。
今日改めて観てみて、セリフにおいても映像(特に光の使い方)においても次元の違う「緻密さ」があると実感させられました。
976 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 23:49:39 ID:jaOiuM9v
>>中野区の大島・吉田ヲタさん 詳細なレポ、サンクスです。 今日のトークショーの詳細を聞くにつれ、本日 ポレポレに逝けなかった自分に_| ̄|○鬱です・・・。 やっぱり行きたかった なあ。 こちらも手前日記に書かせていただきますが、当方もポレポレまでは遠方 なのと仕事の都合上でなかなか毎週はトークショーには駆けつけられない訳で・・。 来週のトークショーは行くつもりにしております。良かったらこのスレ上の方々で 花束オフでもしましょうか?
977 :
名無シネマ@上映中 :04/09/18 23:55:17 ID:jaOiuM9v
>>973 >そして嬉しいことに、今後の抱負も語ってくれました
そうなんだよね。
このスレの中間辺りに「・・もうこれ(「鏡の女たち」のこと)が引退
作です。」と吉田監督が発言なさったとの報告レスがあったのですが、
つい最近の吉田監督の講演では「・・死ぬまで自分は映画監督を続けて
行きたい」とはっきりと明言されていてファンとしては激嬉しいです。
978 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 00:10:23 ID:nnnZuPRC
次スレ用意しますた ■□■吉田喜重・変貌の倫理【part2】 書き込みどんどんお願いしますだ。
979 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 00:12:15 ID:nnnZuPRC
ところで大杉栄の事知らずに「エロス+虐殺」を観た人いる? なんのことやら意味分からないと思うんだが… 俺は最初観た時には知ってたから、なんとか映画に付いていけたけども… けど、大杉栄の死に方を何通りもみせているところは良く理解できずに、 映画終わってからも考えていてようやく「薮の中」状態であることが理解できた。 「戒厳令」でも、北が最初はカヤの外でどんどん中心に祭り上げられて、 最後は事件の象徴(天皇)になってしまったこと、 というストーリーになっていることはやはりその日に悩んでようやく気づいた。
シナリオ1966/1号に載っている大島吉田篠田の座談会を久々に読んでみた。 面白かったところを。 篠田「(大島は現場では女性的だと行った後)吉田はものすごく逆に 男性化するわけだ。実に熾烈で、からだ中鉄のむちみたいになっちゃうでしょう。」 この前岡田さんも力説していました。 「(オペラでも)大声で怒鳴っていて、やっぱり吉田喜重は吉田喜重でした。」 成島さんも「気違いかと思った。」って言っているし。
982 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 00:35:03 ID:nnnZuPRC
>>980 「エロス・・」はちょっと史上の事を知らずに観るとツライ作品かも。
大杉栄と伊藤野枝という強烈な人物をとりあげる事によって効果を上げている
部分もあるしね。 ・・・ただ、あの現代の男女二人と大杉たちを吉田監督は
等価にしているとも思えるんだよね。 あの現代の若者である原田大二郎も大杉
と重なり合う存在に見えるし、永子のほうも明らかにプチ野枝の雰囲気があるわ
けで。
「戒厳令」、これは私は北一輝の事はある程度知ってたんだけど、最初観た時、
「ああ、難しい映画だなあ」と(笑)。 しかし何回も観直すにつれ、北と兵士A
が大変に相似形の関係であると判ってきますた。
983 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 00:40:32 ID:nnnZuPRC
>>981 松竹ヌーベルバーグと言われたなかで一番か細く弱そうに見える人なんだけど、
実は3人のなかで一番お強い!!! >吉田監督
本当は「よししげ」のはずなのに、ポレポレでは「きじゅう」と連呼。 本人まで「きじゅう」と言っていた。通称と解釈すればいいのかな。
985 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 10:09:38 ID:nnnZuPRC
>>984 次スレにその答えが書いてありますよん。
986 :
名無シネマ@上映中 :04/09/19 23:07:04 ID:v9oOaJ3/
皆さん、こちらのスレの消費もお願いしますだ。 あげます。
987 :
名無シネマ@上映中 :04/09/20 10:42:06 ID:4Hgm1Ipb
スレ、消費させていただきます。 そして是非皆様も。 今日上映する作品は、「煉獄エロイカ」「さらば夏の光」「血は渇いてる」 「人間の約束」 「狂言師/幕末に生きる」かぁ。 あー、観られないのが 口惜しいなぁ。 「血は渇いている」は未見、「人間の約束」は“今”、切に 自分が観たい作品、「狂言・幕末」も是非観ておきたい。 「煉獄エロイカ」 と「さらば夏の光」は何回も観てるんだけど、「さらば・・」を映画館で観る のは今回の特集上映が初めてになる。(といっても私もこの後に始まる大阪の 第七芸術劇場で観ることになるけど。)「煉獄エロイカ」・・・イイ、イイ、イイ!!!
988 :
名無シネマ@上映中 :
04/09/20 10:45:39 ID:4Hgm1Ipb 訂正。 あー、観られないのが ⇒ あー、ポレポレで観られないのが 本当にこういう時に東京在住じゃないと駄目だなぁ、と思うなり。 とにかく第七芸術劇場での上映を切に、切に心待ちにする俺。