▼▲▼アレクサンドル・ソクーロフ▼▲▼

>>19
はっきり言って「罪と罰」を読んでいなければ主人公が何を苦悩しているのか
全く分からないと思います。
もっとはっきり言ってしまえば、ソクーロフはドストエフスキーを読んでいない人間を
この映画の観客とは全くみなしていません。

「静かなる一頁」は、個人的にソクーロフの最高傑作だと断言したいだけでなく
私が年老いてから人生を振り返り、生涯に見た映画のベスト１０を選ぶとしたら
絶対に入れるであろう映画ですから、この映画の素晴らしさを味わうためだけにも
「罪と罰」を読むべきだと思います。

もちろん、言う迄もなく「罪と罰」だって人類の遺産ですが･･･

>>20
傲慢とも言える主観だな。とは言え、懐疑的なソクーロフの映画自体がそうとも言えるが。

個人的にソクーロフは映像のあるべき姿を信じていないように思われる。
本人はそのつもりではないのかもしれないが。
パラジャーノフやタルコフスキーなんかは自分の信ずるものを映像として収めていくが、
反対にソクーロフは収めた映像を信ずる事ができないがゆえに、
映像を特異なまでにねじ曲げてしまうのではないだろうか。
そういう意味では歪んだ精神を映像化できているのかもしれないが、
表現における方向性がやや露骨というか安直すぎるのが率直な意見。

そもそも、ソクーロフの映像表現にはある種の普遍性には至っていない。
どう見ても映像を撮るというより、映像をいじくるように感じてしまう。
あくまでソクーロフは実験映画作家ではないのだから、これでは特異という風に見られかねない。
いずれにしても、個人的にソクーロフは嫌いではないが評価しがたい。

ソクーロフは絵画こそ最高の芸術だみたいなこと言ってなかったっけ？

マザーサンに明らかに絵画を意識した一場面があって、それを
思い出したんだけど。

映画は所詮文学の足元にも及ばないって昔言ってたような気がする。

18日〜20日に新文芸座でエルミタージュ幻想やるね。

『ユリイカ』別冊のソクーロフ総力特集号、あるうちに買っとけばよかった…

ソクーロフ好きな人って、ピアニストのアファナシエフのファン層とかぶってる
ような気がする。かくいう私もそうなんですが。

『オリエンタル・エレジー』をたまたまNHKで深夜にやってたのを観て、一気に
その世界に引き込まれ、こんな作品を撮る人がこの世にいたのか、と驚愕しました。
いま思えば、よくあんなのTVで放映したなぁ。

『日陽はしづかに……』ってストルガツキーが原作なんですよね。あれ、原作に
どれくらい忠実なんでしょうか。

>>23 ほんとだ。でもその前の「ロスト・イン・ラ・マンチャ」も観たいなぁ。

http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html

や　　べえ
ざくろのひとかとおもた

>>29　ざくろの人もいっしょのスレにしたほうがよかったでつか？
…ソク単独スレだとやっぱり苦しい気がするでつ

ああ　はっきり言って苦しいAGE

では、パラジャーノフとソクーロフについて語るスレ、ということで。

ああ　静かだ・・・・・・・・・

ソクーロフの映画のように静かだねぇ。誰も来ないので、モーツァルトの
ピアノコンチェルトでも聴いてみますか。

東京filmexで見たファザー・サンはなんかポップな感じがしたなー
映像的にはキェシロフスキのふたりのベロニカみたいだった。

今日見てきたよ。
正確には昨日だけど。
おもしろかった。

最近は初期のように分かりやすい傑作はないの？

初期ってわかりやすい？

日陽はしづかに発酵し･･･
ってビデオでは出てないの？
観たいなあ。

マリアとか、ペテルブルグエレジーとか。
ロシアンエレジーのころまでは親しみやすかった気がする。

マリアか。確かに最近の作品よりは親しみやすいといえば親しみやすいかも。
あれ、いい映画だったなぁ。

>>39
昔出てたみたいだけど、もう品切れみたいです。

むかし、はじめてみたときは興奮しました。

今はあの世に逝っちゃった感じ。凡人にはついてけません。

ホシュ

>>39
普通に通信販売してるじゃん。
Ｌ価格で。

パンドラのサイトでも、気になってたんですが、Ｌ価格って何なんですか？

絶対眠らせようとしてるよね…

心地よいまどろみもまたソクーロフ映画の一部なのです。

ファザー、サン　見逃しちゃったんですけど・・・まだビデオやDVD化の予定ないですよね？
リバイバルでやってくれないかな・・・。ああ見たい！
ソク−ロフははまると何回でも見たくなる麻薬のような映画ですね。
「ストーン」が好きです。他も勿論だけど。

>>48
ファザー・サンは東京Felmex（映画祭）の招待作品として特別上映されただけで
本格的な上映これからだから大丈夫だと思う。

そうだったんですか。一日だから短いなーとか思ってました。
ありがとうございます。

これから見る人も多いからあまり書かないけど
「ファザー・サン」はひたすら男、男、男の映画という気がしました。
オープニングなんかゲイ映画みたいだし。
「ソクーロフの映画を見てごらん。すっごくいやらしいから」
と褒めた淀長さんが生きていたら気に入ったのではないでしょうか。
私はゲイでもシネフィルでもありませんが、
ちょうど父が入院した直後に見たせいもあって
その痛切な美しさに涙が止まりませんでした。
あまり理性的な評価ではありませんね。

「マザー・サン」を見たのも母の痴呆が始まった時でした。
そういうときにあえてそういう映画を見てしまう自分は
天の邪鬼だと思います。

探してみると意外とあった、過去のソクーロフスレ。

ロシア映画　特に　アレクサンドル　ソクーロフ (15)
http://mimizun.com:81/2chlog/movie/piza.2ch.net/log/movie/kako/957/957035403.html

アレクサンダー･ソクーロフ (11)
http://mentai.2ch.net/movie/kako/963/963703511.html

ソクーロフの「モレク神」ってどうよ。 (5)
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/990/990370802.html

アレクサンドル・ソクーロフってどうよ (136)
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/996/996333162.html

ソクーロフ (9)
http://tv.2ch.net/movie/kako/1008/10085/1008577307.html

ファザー・サン期待age

ソクーロフってスクリーンで見るとどうなんだろ。
今日たまたまグリフィスWay Down Eastとソクの静かなる一ページを続けてみたが
違和感がぜんぜんなかったぞ。
ただビデオの色調が劣化しているのか意図的なものなのかが分らないので、
似てるのがどれくらいわざとなのかも分らない。

ﾎｼｭ

age

【ヴィデオ／DVDとして発売されている作品】

ファザー・サンがRUSCUCOからでてるみたい。

「ファザー・サン」のDVD、字幕付いてないみたいだけど、
台詞やナレーションは殆どないという事？

保守しておく。

hosyuだ

あんまり観てないけれど「セカンドサークル」が面白かったな。
色の感じとか良かった。これあんまり語る人いないねぇ。

多作だから話題が分散しちゃうのよね。
全部見てる人きっと少ないと思う。

それにしてもダゲレオ出版はまだ存続してるんでしょうか？
存続してるとしたらなんでDVDださないんだろう？

ロシア繋がりなんだけど、カネフスキーの話題はどこですればいいんでしょう？

ここでしてもいいですよ。
ソクーロフだけじゃ落ちちゃうし。
『動くな、死ね、甦れ』は名作だよね。
この映画もそうだけどロシア映画って音の入れ方がすごい特徴的だよね。

>>64
なんかウンコスキーって人のスレがあるみたいだけど、
それとは関係ないの？

こっちのほうが知ってる人多そう。

「一人で生きる」もよかった。
カメラに向かって凄む少年の姿は演技の域を超えてるね。

新作はないのかな。

age!

大変恐縮ですが、ここでこっそり宣伝させてください。
本日午後6:30より、NHK教育にてCCさくら再放送開始でつ。
ｽﾚ汚し失礼。