【文学作品?】サハラに舞う羽根

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63名無シネマ@上映中
客をなめるなと強く言いたい映画。
金を払ってまでこのようなごくありふれた茶番劇を見たい観客はいないだろう。
上映開始三十分ほどで結末が予想できる映画である。
(私は試写会で見た。)


【ネタばれ】
こんなにもご都合主義の映画はそうはない。
いったいあのスーパーお助け黒人は何だったのだ。
彼のせいで、主人公は一つも男らしいところを見せられなかったではないか。
主人公の彼との出会い、黒人の主人公の窮地を救うアクロバット的活躍他
数々の腑に落ちない偶然をすべて神の思し召しとするならば、
私は宗教を理解できない。
神は恐怖と戦いながら戦地に赴いた男と、
その恐怖に負けたがために女にふられ、
慌てて戦場へ向かい自分では何一つ出来なかった男の
どちらを評価するだろうか。
(哲学的と言うよりも倫理的世俗的神のイメージとして)

良いところといえば戦闘シーンの迫力ぐらいのものだが、
金かければあのぐらいは出来るだろう。

この作品はアラビアのロレンスと比べるのもおこがましい駄作だと思う。