925 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:14 ID:iXJwQvhV
ストーリーストーリーって言われてるとよくわからんくなってきた…
そんなにストーリーつまんなかった?
いくつもの物語を積み重ねてのテーマの描き出しってすげー良かったと思うんだけど。
秦王と無名の対話部分がストーリーなのかな?
まあ確かに一見地味だとは思うし(対話しかしないしね)、
派手なやりとりもないけど(最後の矢くらいか)
でもいい話だと思うけどな。
…でもノベライズ買おうとは思わないけど。やっぱあの映像あってこそ。
(普段は映画のノベライズ買うの趣味なんだけどね)
>914
意図的かやむをえなかったのかは映画からだけじゃ分からない。
功を奏したのか奏してなかったのかは観た人が個人的にきめること。
自分はそう思うけどな。
>>921 ここでちょっかい出せば、写真集が売れると妄想名人なのだから
仕方がないさw
ここでちょっかい出せば、写真集が売れると思ってる妄想名人なのだから
仕方がないさw
929 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:17 ID:hypHX6Ms
無名の存在意義は、残剣の意志を尊重して暗殺を
辞めた時点でなくなっている。彼は秦王暗殺のために
修行し、生きてきたのだから。
自分なりの目的を達したからこそ、彼は矢を受け止めた。
930 :
きじ:03/09/03 01:19 ID:aAr0CxVX
HEROなら、最後の矢ぐらい1人で防げよ
>>930 たしかに、最後は無名矢に刺さってんかい!って思った。
物語の筋的にはあそこで無名が生き残ったら秦王の威厳にかかわるから仕方ないんだけど。
932 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:20 ID:iXJwQvhV
>>926 書き出しから完結するまでが起承転結ストーリーの一連の流れです。
ディテールに凝ってないストーリーは、世界観を狂わせます。
ストーリーに入り込むのに水を差します。
気づかない、気にしない人に関しては問題ないんでしょうが、
私は狂った世界観を許容することが出来なかったというわけです。
問題のディテールに関しては
>>880を参照してみて下さい。
933 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:20 ID:1F1Ru8RA
>>930 避けられたのに甘んじて受けた。
その意図がわからないのは、テーマがわかってないかと。
934 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:22 ID:hypHX6Ms
>>930 あなたはこの映画はつまらないでしょう?
935 :
きじ:03/09/03 01:23 ID:aAr0CxVX
始皇帝を乗り越えることが出来なかった点に、この映画の限界を感じます。いかが?
936 :
きじ:03/09/03 01:26 ID:aAr0CxVX
HEROなら、最後に観客を楽しませてスカッっとさせてほしかったな
937 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:26 ID:hypHX6Ms
映らないけど、無名の遺体はガクガクブルブルの状態なんだろうな・・・。
938 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:29 ID:bM1iZJ/3
最期のエピソードはいかにも史実っぽく書かれてるな
>>880 >刺客を倒すと十歩ずつ近づけるという、おかしな法
秦王を脅かす、しかも残剣や飛雪は実際に秦王を殺そうとした。
彼らを倒して秦王に近くで謁見できるのはわかるけどな
その距離を歩数で表してるのもおかしいとは思わなかった
>秦王との一対一にさせたいが為の秦王が武芸の達人だったという設定
秦王は達人だったの?ちょっとこの文章の意味がわからん
>思いつきにより、羅生門スタイルを取ったが為にキャラのイメージが散漫になった
思いつき????なんじゃそれw
キャラのイメージ散漫というより部分的にしか描いてないだけ
>この事件の後、荊軻の事件が起こるとは思えない点
最後の無名を殺すシーンもそうだが、歴史の事実であるが秦王の心中はいかがなものかわからん
そのツッコミは時代を超え現在の私達の生きる世界はいかがなものかという広い
意味での解釈になる。歴史の事実を持ち出しても重みがある映画だ思うよ。
940 :
きじ:03/09/03 01:30 ID:aAr0CxVX
観客の求めているのは、始皇帝に負けない強さだったのに。とほほ。悲しいね
1日に1回このスレを見てるんだけど
レスが伸びるの早すぎ!
昨日見終わったのがレス番号590くらいで
今日来てみたら820・・・。
おまけに長文レスが多くて
ついて行くのに一苦労です。
今晩はちょっと粘着クンになって
こまめにリロードしてROMってました。
俺も観ましたが面白かったです。
李連杰VS甄子丹はほんとに素晴らしかった!
湖上でクルクル回るシーンをはじめ
皆さんが思わず笑ってしまったと書かれているシーンも
まったく違和感を感じませんでした。
DVD買います。
942 :
前スレ662:03/09/03 01:30 ID:1F1Ru8RA
>>932 褒美で近づける決まりも、秦王が武術の達人だと言う設定も、
全てテーマを描くための装置だろ。
ガタカで言うところの、能力に関係なく遺伝子だけで判断してる
社会は不自然、足が悪いのに部屋に螺旋階段があるのは変、って
言うツッコミと同レベル。
寓話の手法として、和洋中ファンタジーもSFも同じだと思う。
あとは、描かれてるテーマの好みの問題かと。
943 :
前スレ662:03/09/03 01:33 ID:1F1Ru8RA
>>940 「観客の求めてる」じゃなくて「俺が求めてる」だね。
944 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:39 ID:hypHX6Ms
天皇の息子という最高位クラスの僧侶が、たかが将軍のご機嫌をとる「一休さん」。
方面軍司令官が剣闘士になる「グラディエーター」。
米国大統領が戦闘機で前線に出撃する「ID4」。
物語を劇的にするには、いろいろこじつけたり創作することも必要です。
この作品はあくまで架空の話だし、映画自体が史実物ではないので
あまり細部にこだわらなくてもいいように感じますが。
945 :
きじ:03/09/03 01:39 ID:aAr0CxVX
そうか。俺だけだったんだ 知らなかったよ。 1人で見に行ったし
>>秦王が武術の達人だと言う設定
そうかな。そんなのあったかな。
947 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:43 ID:hypHX6Ms
残剣とある程度は互角に戦ったから、達人といっても問題ないかもね。
兵たちはあれだけいてもバッタバッタと斬られてるわけだから。
無名の前にある机に見事に剣を投げるあたり、ただものではないだろう。
948 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:49 ID:bM1iZJ/3
秦王には恐れがなかった。
そこからして達人だ
949 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:50 ID:bM1iZJ/3
ってか秦王があんなに強かったシーンって別に笑いのとこじゃないよな??
950 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 01:55 ID:kal9sAIM
今日観てきた
いやー面白かったー
今年観た新作の中ではno1かも
しかし・・・途中で4〜5組のカップルが帰って行った・・・
漏れの彼女は深い眠りに落ちていた・・・
確かに、秦王はそれなり強かったのだろうね
>>948さんが言っているように心も強く
それなりの達人だったかもしれません
でも、残剣との戦いは一種の会話的な要素もあった
あの時、もしかすると一瞬で秦王を倒すこともできたかもしれない。
秦王を剣士としてではなく、また、人間としてだけでなく、
王としての器を残剣は感じ取っていたのではないかと思われ
きじ君はネタ確定だとしても、俺も「当たってんのかよ!」って思ったぞ
最後のどんでんがえしが欲しかったんだろうな。超地味な流れのまま
終わってるしな。
友人一同、最後は忍者バリにサイドステップでかわして欲しかったと声
を合わせましたとさ
953 :
890:03/09/03 02:06 ID:m1ZHGofd
>>915 「踊るポンポコリン」と違ってHEROの方が遥かに良く出来ています。凝りかたがちがう。
>>923>>924 深みというのは例えばチャンイーモウの「秋菊の物語」のような作品です。未見なら見てください。
上にも書きましたが、例えば始皇帝が涙を流す。あるいは最後にネイムレスを射殺するのをためらう。
こんなことはあの冷酷無比な始皇帝にはありえない。ただ映画だからそういうことを仮定するとしても、
従来のイーモウなら涙などという安直な方法はとらない。あれは始皇帝は今感動しました、
ということを観客に納得させるための安直な記号にすぎない。登場人物および話を単純化して観客に伝えているだけ。
おかげで始皇帝の大きさは失われて、始皇帝というより始皇帝の部下との対面場面のようになってしまったが、
人物の複雑な性格要素がからみあって話が進展してゆくなどということは今回のイーモウの狙いではないので、
あえて登場人物も筋も単純化して東洋的な和の境地というものを説明しているにすぎない。
つまり和の境地を感動的にあるいは感覚的に観客に感知させるのではなく、単なる謎解き、説明である。深さとは無縁。
あの冷酷無比な始皇帝ってあんたは友達かいな?
その心までわかるの?
どうせどこかで聞いた話だろうし、
実際の歴史事実も本当にそうなの?100%立証できんの?
ま、いずれにせよ、フィクションだからこの映画は・・・
>>953 それとね。人間とその歴史の深みは感じられなかった?
忍者ステップ!Burrrrrrrnnnn!
957 :
890:03/09/03 02:20 ID:m1ZHGofd
>>955 もちろんフィクションとしてあなたにレスしているつもりです。
史実のことを知りたければいくらでも本が出ていますから、調べてみてください。
で、「人間とその歴史の深み」を感じるようには作られていないというのが正直な感想です。
イーモウの狙いは上述したようなエンタメです。
>>957 その史実は100%正しいのかって言ってるだけ?
あとそこに心はあるのか?ということだ。
もちろんさ、監督もエンタメのねらいはあったのだろうけどね
それだけでかたづけるの?w
959 :
890:03/09/03 02:31 ID:m1ZHGofd
>>958 だから自分で調べてみたらいいよね。
100%なんて言葉を使っているけど、それがどれくらい愚かな言葉かということもわかると思うよ。
960 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 02:34 ID:xH8N/bGa
調べるちゅーか、そんな大昔のことはよくわからんw
961 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 02:49 ID:iXJwQvhV
以下のものは読みやすくてお奨めだ。
ちょっとでも興味があるのならば、きっと色々読みたくなるだろう。
まず、文庫でいえば陳舜臣先生の本。
まんがなら、横山光輝も侮れないが(顔の書き分けが紙一重なのがすごいw)
圧巻なのは鄭問。絵上手すぎ・・・
963 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 04:40 ID:hCRq+zgr
にしてもだ。
豪商の後ろ盾が合ったとはいえ捨て子同然の立場から王の座に着き
しかもたった10年で中国全土を征服してしまうとは・・・
凄いぞ。
まさしく「英雄」だよな
セル英雄外伝DVDがいくら探しても見つかりません。レンタル専用なのでつか?
>>964 セルも出てるよ。買ったし。
ただ、メイキングビデオの類は元々あまり数が出ないだろうし、
店もあまり売れる事はなさそうと思ってあまり数を入れない
のが普通なので注文するとかした方がいいと思う。
ちゃんばらには興味がなかったが、ストーリーがよかった。
序盤は眠かったが、最後はどんどん引き込まれた。
始皇帝、無名、残剣、三人に共通する言葉、まさしく「天下」だった。
「天下」にそれぞれの形で身をささげた男達。
968 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 09:39 ID:Ig84r7T8
世界史板でも、この映画と陳舜臣の著作から得た秦王のイメージが
合わないからといって、暴れている香具師がいる。
>最終的に陳舜臣という小説家の見解を支持するから馬鹿扱いされるのだよ。
>自分で原資料を読み通し、それを基に自分の意見を組み立ててみな。
>陳舜臣の薄い文庫本と、横山光輝のまんがを読んでいるだけで随分とまあ
>偉そうに。頭を冷やした方が良いと思うけど・・
>もう何を言っても無駄?
>
>>84=
>>55も
>>47も間違いなくあなたよりも「史料」を読んでる。
>「史実」よりも自分のイメージの方が大事?
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1061108778/ 周りには呆れられている様子。
このスレの890と同じ人物かな?
969 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 09:46 ID:Mg9F8F2J
ここ近年の映画の中じゃNO1だな。
>>968 歴史学にふれてるなら、890みたいな感覚は鼻で笑われる。
一つのイメージに懲り固まりすぎて無闇に歴史は語れないよ。
しかも史実にこだわる内容で描くつもりのない映画にあたってもなあ。
イーモウ先生ならやってくれると思ったのだが、非常に残念だ。
まさかハリウッドへのプレゼン映画を作るとは。
すでに中国のたけしはクリアしたな。
アジアのベッソンと呼ばれる日もそう遠くはないだろう。
秋菊の物語のような傑作はもう作ってくれないのだろうか。
972 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 10:55 ID:tRhY6uGs
赤、青、白と微妙に性格の違う飛雪だったけど、
普通に考えて、白(現実)の飛雪が一番怖い性格だと思った。
自分と思想(考え方)が違うってだけで、愛してる男に斬りかかるなよ
まずじっくり話し合えよ、と。
973 :
名無シネマ@上映中:03/09/03 11:00 ID:4lp2U2OI
>>970 890は別に史実にこだわってないと思うが?
史実に忠実なのと設定のディテールは違う。
史実に忠実だけとそれで安心して人物が描かれて無いこともあるし、
その逆もある。