【美人すぎると】マレーナ【嫉妬地獄】

あれだけひどい仕打ちを受けていながら>>48の流れってことだとかなり
救いのない映画だってことになるね。
俺は>>35と似たような解釈することで後味の悪さをすっきりさせたかったけど
よくわからなくなってきた。
最後に男の子が「卒業」したのも>>48の理由だと純粋さが薄れて
な〜んでぇそんなもんかいってことになる。

>>56

あの少年が、一番純粋だったと思う。少年が「卒業」したのは、
マレーナが夫という庇護者のもと、穏やかな生活を得ることが
出来たという安堵感から、それと彼の成長のせいでしょう。
マレーナが未亡人の頃、彼はまだ子供で、マレーナを助けたくとも
そんな力は当然ないことを充分承知していて、見守ることしかでき
ないでいる。リンチにあうマレーナを助けたいと思う気持ちはとても
強かったけど、無力な彼にはそれができないことをうらめしく思って
いたでしょう。加えて、マレーナは彼の思春期の憧れの象徴であり、
決して触れてはならない神聖な存在だったのでしょう。
最後に「お幸せに！」とマレーナにかける言葉が、彼にできる
精いっぱいのエールであり、決別のためのけじめの言葉だと理解
していました。

>>57そんな感じだと思う。

>>56のすっきりしたい気持ちはわかるけど、
少年の純粋さは>>48の解釈でも薄れていないと思うよ。
彼は街の人々の悪意とそれらからマレーナを守れなかった
己の無力さを夫に手紙で告白することで、マレーナを愛する人に
会わせることが出来た。彼女は夫のものになってしまったけれど
もうマレーナは男達の好奇の目に晒されることもないし、
女達に嫉妬されることもない。
憧れのマレーナへの独占欲（？）が純粋に彼女が幸せであることを願うように
変化していた。「お幸せに」はそのことを象徴するシーンだと思った。

>57,58

うん、同感。
少年はマレーナが老けちゃったからマレーナから卒業したんじゃないと思う。
マレーナが夫と共に戻ってきて、これからは平穏に暮らせそうなのを見て
安心したんじゃあないかなあ。
すでに自分にも憧れの存在ではなくガールフレンドが出来てた訳だしね。
「お幸せに」というセリフは、自分の思いに対するけじめの言葉であり、
憧れつづけた人にきちんと声をかけられるほど成長したっていう象徴
なのかなと思った。

ディレクターズ･エディションのDVDはフランス公開版がマスターになっていて
ＰＡＬ･ＮＴＳＣ変換の弊害がもろに出て、画質はいまいちなのですか？

DEのDVD欲しいのですが、これって国内では92分の縮小版しか劇場公開してないから
今後、いくら待ってもＰＡＬ変換のものしか出ないですかね？

http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

でも、子供のことを考えるとあの土地に戻るべきじゃなかったな…
もしも生まれた娘がマレーナそっくりの美人で、誰かの家の息子と仲良くなったら
その家の父親も母親も交際を反対しそう…
同性の友達も出来そうにないどころか、親の空気を敏感に感じた同年代の子達に
苛められそう。性格歪まなければいいけれど。
少なくともあの土地を出ない限り、嫁いだ先の姑にいびられるのは確実。

イルポスティーノもいいですよ。ベルッチと関係ないけど、このスレ読んでいたら急に浮かんだ映画でした。
ベルッチはアレックスでも垂れているし、終った感が。
いまさらヘア無修正と言われても、出ている映画ほとんどヘア出ているしねえ。

で、これおもしろいの？
いっつも素通りしちゃうのですが

私も女だけど、女の嫌らしさを分かりやすくそのまんま表現しているなと思いました。
私は女の集団リンチを見たことありますので..かなり下らん理由でしたが
だったら小汚い姿にでもなればよかったんだろうけど、幾らか味方してくれるのが
下心とはいえ男性しかいなければ、ああするしかないだろうなと

>私は女の集団リンチを見たことありますので

すげー。やっぱ映画みたく髪の毛ひっぱったりすんの？

＞＞66
そうです。袋叩きです。集団になっちゃうと容赦なんかありませんよ。
まして先生も男も仲間以外も誰も見てなきゃね。
1対5かな。人気のない音楽準備室かなんかで、たまたま
私が最中に入っちゃった。その隙に女の子逃げたけどね。あたしも逃げた。
暴力に訴えなくても、女子高へ行けば集団での陰湿な虐めなんて一杯ありますよ。
私だって4人の女にトイレにつれてかれて、やれ髪が赤いだの（天然なのですが）
態度が生意気だの凄まれましたから。でもその4人　お気に入りの男の前では
かわゆくなるんだよね。女は怖いよ。

今日 スポーツ紙に黒ﾌﾞﾗで正面見て 裸尻突き出して それが鏡写ってんの出てた。イイ！ 5年前の作品か。

もう触れられてるけど「見る」っていう行為が執拗に描かれてる映画だなと。
主人公の少年が、町の人々、マレーナに様々な感情をこめた視線を送り続ける。
話が進み、夫の戦死の知らせが届いたりしていくうちに届く視線は数を増し、
そうやって見られることで彼女はドンドン輝いていく。
ところがその視線の熱量が限界点を超えてしまい、ついにはその身を焦がされる、と。

冒頭で子供達が一匹のアリを虫眼鏡で焼いているシーンはまさにそれを暗示している
のだと思った次第です。

マレーナが町を歩くシーンで、面白いほどに人の目を惹いたり、主人公の彼の覗きとか、
監督が異常に拘ってるなーと思いました。
何故だか凄く印象に残ってる作品。
どっかでいい批評載ってないですかね？いまさらですが。

>冒頭で子供達が一匹のアリを虫眼鏡で焼いているシーンはまさにそれを暗示している
のだと思った次第です。

あー、なるほど。
ただの子供の残酷な行為というより視線の暗喩だったわけね。

俺はこの映画を見てみんな違うことをと思った。

「日本とドイツはこんないい加減な国と同盟したから
負けたんだな」


って

>71
まあ、ヨシオ・ワルオ・フツオのワルオってことで。

（＾＾）

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>>39
>Hなだけじゃダメかしら？
買うのが恥ずかしいタイトルじゃ。

ぼるじょあ

山崎の次にうざい

あぼーん

ビデオ借りてくるわ。みんなのカキコ読んでたら、絶対見たくなった。

age

前レスにも似たようなこと書いてあったけど
私はマレーナを助けようともしない男の方に怒りを覚えた。
女の汚さの部分は、まあ仕方ないなと。

マレーナ関連掲示板
http://jbbs.shitaraba.com/movie/2731/

ようするに女はあらゆる意味で強いと言う事を伝えたかった映画でしょ?

>>84
なんでそうなるのw

これさ
主人公の夢で白い服脱がして裸になるとこカットされてんのね
なぜ？ヘアーがでてくるから？

一度も振り向いてはくれないのな。

夫がマレーナをつれて堂々と町に帰ってくるシーンがめちゃくちゃ好き
我が妻マレーナに何一つやましいことは無し！って感じで。
なんだかんだあったけど生きていたおかげで夫と再会も果たせたしね

歩くシーン大好き！

>>68
「ジュリア」ですか？
ここのマンションの住人ってひどいんです

東海TV見てまつか?

ジュゼッペ・スルファーロってインド人みたいな顔してるな

ttp://www.user8.com/gallery/bellucci/bellucci1.html

マレーナか。大きいけどお乳垂れてるよね？あの映画見てて、マレーナ
自体は好きだが、町の女たちを見て、「ああ、女て怖いな」て感じたわ
。マレーナの容色が衰え出すと皆で急に優しくなる。

人間の嫌らしさを上手く表現してると思う。
生活に困ってることを利用してマレーナに近づく男たち。なんとか彼女をものにしようと必死。
町の女性は嫉妬と陰口。なんとか潰したい。
あんなに殴られてひどいことされても助ける男性はいない。知らないフリ。
本当に彼女のことが好きだったのは少年だけ。

彼女は犠牲者。男性はマレーナに惚れて近づく。彼女が誘惑したんじゃない。そんなマレーナを女性は嫉妬。
結局、ボロボロになって追い出される。
最後はちょっと感動････

スペシャルエディションで見ると感動しないかも。両方見たけどあれはどうだろう････

>>95に同意。
「女の嫌らしさ」が強調されがちだけど、男も好色且つヘタレ。

まあ男たちがそういう行動に出る気持ちが
俺には残念ながら分かっちゃうんだよねぇ・・・　非難できん。
ただ、それが非難するためだけのものでは
あってほしくないんだよな。
人間ってこんなもんだよみたいな。

今までさんざん「怖い」だの「陰湿」だのと女を非難してたくせに
男への批難が俄に盛んになってくると、「非難するな」と開き直り。
やっぱり男って卑怯な生き物ね。

>>98
微妙に同感　どっちもどっち

現代の資本主義社会ではむしろビッチ推奨なのになぁ。
着飾ってどんどん消費しなさい、だもんね。
その目的は男を誘惑する為、自分の楽しみの為いろいろあるだろうけど。
貞淑が美徳だった時代はちょっと綺麗な格好しているだけで、淫売。
道徳とか正義なんてその時の都合によってどうにでも変わるいいかげんなもんだ。

世界仰天ニュースでマレーナに少し似た実話やってた。
イタリアのある島で美人で評判の女性がいていつも
男性の注目の的。で、ある男の人と結婚したんだけど
面白い事にマレーナと違うのは、本人よりも旦那の方が
嫉妬されて、ことあるごとに島の男に絡まれてたり殴られたりしてたんだって。

で彼女をモノにしたいマフィアに旦那は殺されてしまうんだけど
、美人妻は犯人を探すためマフィアを誘惑し復讐するって話だった。
この話少しぐらい下敷きにしてるかな？

>>101
ああ〜それが現実なのか

戦争と、時代と、土地の慣習と、という様々な要素が
一女性を翻弄した、という設定だったような気がします。
「女のいやらしさ全快」とか、「男って馬鹿だね、卑怯だね」という
要素もあるのはありますが、戦争中って抑圧されているわけだし
（また土地の風習も抑圧的ですが）人間の普段はしないような非道なことが
されてしまう、という状況下だったはず。
そういう戦時下の人々の鬱憤が、マレーナという
（いってみれば）一番の犠牲者の上に爆発した、ということ。
スケープ・ゴートとしてのこういう戦争犠牲者の話は
決して公に語られることはないから。

それを少年の「純粋な愛」という視線から、撮ったのがこの監督の
やさしさ、なんでしょう。
すごく、悲惨な話なのに、ほのぼのさが出てくるってそういうことでは
ないかと思います。コメディタッチというのもありますが。

同じ設定でもっと悲惨に描くこともできたよね。

最後に土地に戻ってくるということは、「生まれた土地で生きて死んでいく」という、まず
土地に対する愛着？執着？常識？が土地の人たちの考え方として背景にあると感じました。
（上のひとたちのレスしている
ようにダンナがマレーナを自分の妻として誇示する、自分たちは悪くない、というための
帰郷だという意味はもちろんあるけど。ここで帰ってこなければ「負け」になっちゃうし。）
何より故郷で認められることが大事なんだな、と。

ニューシネマパラダイスから、この監督は「故郷」というものがテーマに
あるような気がします。南イタリアを舞台（シチリアとか）とした作品ってそういう
要素が多く、南イタリア特有の気候・風土に育まれた土地に対する思いというのが
あるのだと思いました。

戦時中だというのに町中の男が女の尻を追っかけ回しているところに
彼我の差を痛切に感じた。