【ジュリアン】エデンより彼方に【ムーア】

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139名無シネマ@上映中:03/08/08 19:33 ID:0dV07USU
>>136 「ブー」 洗脳映画ってのは間違い

>>138 がうまく言い当ててるとおもふ
140名無シネマ@上映中:03/08/08 20:20 ID:8TNsXHc6
 ↑
悪いな、性格も素直じゃないけど、映画も素直に見れなくなっただけだよ。
141名無シネマ@上映中:03/08/10 00:55 ID:os5NRqvv
>>112
うん、あれは私にとって、一番衝撃的な場面だった。
キャシーは今後も、差別問題に係わっていくのだろうが、困難な道のり
だろうなあ。ラストの表情はわりとふっ切れていたように思えた。
142名無シネマ@上映中:03/08/10 10:10 ID:gtw96fPq
昨日観に行ったんだけど、お客さん4〜5人しかいなかった。
台風だから当たり前か。なんとなく得しました。
143名無シネマ@上映中:03/08/11 13:48 ID:I/DgFlie
差別だとか同性愛、いじめ等の問題
結局はメロドラマを面白く魅(み)せるための小道具に過ぎないと思ったんだけど。
主題より、こういう絵が撮りたい、と云う願望の方が強い気がする。

144名無シネマ@上映中:03/08/11 15:48 ID:CxQVlAlM
50年代「総天然色」映画の再現を狙ってるみたいだけど
終映後、真っ先に思ったのは
「違うだろっ。
 50年代の映画のエンディング・タイトルは、
 びっくりするほど、素っ気無いんだよっ!」
ですた。

全然感動しなかったらしい。
145名無シネマ@上映中:03/08/12 00:55 ID:GUAEkp3c
>>143
そうかもしれないけど、面白くするなら、もっと違ったエピソードのほうがいい気もすつけど、
 自分は決め付けてみているので、そう感じるのかもしれないです。これ、必ずテレビでやるな。
 漏れの予想では。
146名無シネマ@上映中:03/08/15 05:05 ID:N6I2vhMy
サークの芸風を借りて、サーク作品としてはあり得ない
(けど当時確実に存在はし、ただしタテマエでは存在しない
ことになっていた)テーマや問題(ホモ、異人種間恋愛、レイプ)
をたくさん放り込んだパロディとして楽しんだ、というか、
それ以外のどういう楽しみ方がこの映画にあったというの。
同じ監督のリースウィザスプーンとトニーマグワイアの映画も、
ある意味ではそういう話だったでしょ

「アメリカの理想の父ちゃん&旦那」として名高いデニスクエイド
にホモを演らせたのだってあからさまにウケ狙いなわけだし。
デニスクエイドの愛の告白の場面は笑うところ!笑っていいんだよ!
あの場面は笑えるように撮っているんだから!
147名無シネマ@上映中:03/08/15 05:17 ID:3+X0dCpl
>>146
君、誤字脱字が多いねえ
もうちょっと落ち着きなさいっていつも言われるでしょ?

とりあえず、トビー・マグワイア、リース・ウィザースプーン
二人の共演作は「カラー・オブ・ハート(1998)」
監督はゲイリー・ロスだが・・・

何かこんがらかってないか
もうちょっと言いたいこと頭の中で整理してからにしてくれる? 
148あぼーん:あぼーん
あぼーん
149名無シネマ@上映中:03/08/15 16:21 ID:pJ+El5N/
デニス・クエイドがこんな役やってるのが意外だった
150名無シネマ@上映中:03/08/16 22:52 ID:UwcoTRj9
この映画、男二人で見に行ってもおかしくないですか?
151名無シネマ@上映中:03/08/17 00:07 ID:nsY+Duo1
おかしくないです
ってか好きな映画見たらええやん
いちいち気にすんなよ
152名無シネマ@上映中:03/08/17 00:32 ID:Zqg22KZ8
ただし映画が終わった後の冷たい視線にはガマンしてください
153名無シネマ@上映中:03/08/17 00:51 ID:9m3TrURz
>>152
別に〜
他人なんか何も気にしてへんよ
お前、被害妄想ちゃう?

>>150
男やったら堂々と観に逝けや
いい映画やで!!!
154名無シネマ@上映中:03/08/18 21:02 ID:JzgDOb/o
昨日友人と2人で観て来ました。(2人ともゲイ)
映画館やバーのシーン、男と抱き合っているとこを嫁に見られる、カミングアウト、
マイアミでの出会いなど、ゲイを感じさせる場面では笑ってしまいました。
中途半端にリアルで友人と同じポイントで苦笑。
まわりの人はシーンとしていたけどね。

完璧に計算し尽くされた配色、ジュリアン・ムーアの衣装など
ゲイ趣味がちりばめられた映画でしたね。

結局イイ思いをしたのはゲイの旦那だけかい!
でも、若い子に振り回されて捨てられ、
ホモバーの客のひとりになるんだろうな―と、
友人としみじみしながら帰ってきました。
155名無シネマ@上映中:03/08/19 00:09 ID:GrY3lsFE
>>154
そうだよね
若い青年との交際が、永く続くとは思いにくい
でも、旦那はゲイとして自分に正直に生きていく事で、
今までより幸福を感じてるだろうな

ジュリアン演じるヒロインは別の意味で、
これから新しい意識を持って、自分の人生を生きていくだろうし
とっても前向きな印象だった

物語の舞台が50年代だったのは、絶妙だと思う
あれから20年後の70年代には、アメリカにおける
黒人、女性、ゲイの地位は、それぞれ著しく向上するから

ラストの、電車を見送るジュリアンの優しい表情・・・
物悲しくもあるけど、清々しくて、美しいラストだったと思う
156名無シネマ@上映中:03/08/20 01:41 ID:jQpmQRmR
成瀬巳喜男や川島雄三の作品を思い出した。
157名無シネマ@上映中:03/08/20 04:12 ID:kSaH2V0O
ヘインズはゲイ映画を取ることで有名な監督だけど、あれが愛人で
あっても物語はそんなに変化しなかったと思う。

こういう仕事は納得してやったのかな。

話自体は取り立てて面白いものじゃなかったけど、当時の情景や
四季を映像で気付かせてくれる演出は気持ち良かった。
158名無シネマ@上映中:03/08/20 07:38 ID:eyvVWR0x
ジュリアン・ムーアってオセロの松島に似てないか
159名無シネマ@上映中:03/08/20 17:36 ID:r3RPYvSi
ジュリアン・ムーアは松坂慶子に
似ていると思います。
あの髪型や笑い方がソックリ!
友達の間でも、そういう評判ですよ
160名無シネマ@上映中:03/08/20 23:55 ID:fwygB2vh
松坂慶子?松島?どっちも似てる
って君たち、映画の真面目な感想を書きなさいw

>>157
過去に書き込んだ人と同じ?
前に説明した人がいたと思うんだけど
夫が単に「他の女と浮気してた」、っていうんだったら、
平凡なストーリになってしまって、全然違うものになっていたよ
少なくとも、あんなに衝撃的な展開にならなかった

あの豊かな、古き良き時代の、アメリカの幸福な、典型的白人家庭において、
「タブー」だった、起こってはいけない「普通」でない出来事、
夫が「ゲイ」であり、家庭を捨てて、男に走ってしまうという部分、
良識ある模範的な主婦が、黒人男性と普通以上に親密になるという部分が、
このストーリーの大事なところなんだよ
161名無シネマ@上映中:03/08/20 23:55 ID:fwygB2vh
50年代当時に、意欲的な作品はあった
ユダヤ人差別、黒人差別をテーマにした、よく知られた名作はいくつかある
しかし、夫が同性愛者だった、なんていうストーリーは存在しなかった
(ちなみに、O・ヘプバーン、S・マクレーン主演で、女性の同性愛を描いた
「噂の二人」というのがあったけど、当時としてはセンセーショナルだった)

この映画、冒頭から、50年代の美しい町並み、幸せそうな人々、
当時の雰囲気を濃厚に漂わせていて、観客が安心しきった頃に、
この衝撃的(異常)な事実が明るみになる
夫が、男と濃厚なキスを交わしている光景を、妻が目撃してしまう、なんて!

ここで、観客は裏切られるわけで、この普通でないエピソードが、
この映画に、(過去の作品の焼き直し的なものでなく)
独自性というものをもたらしてる、大きな理由のひとつになっている

そして、ヒロインがこれらの体験を通じて、
当時の社会のモラル、規制概念というものを乗り越えて、
全く新しい、自立した人生を歩んでいく、という結果につながる訳で
そこに説得性(必然性)があるんだよ
162名無シネマ@上映中:03/08/21 01:12 ID:5QcItkZ/
>>160
ここに書き込んだのは初めてだけど、そう思ってる人他にもいたんだ。

もちろんマイアミで若い相手と出会うときもゲイならではの感じはあったけど。
そのゲイって設定があまりにも確信犯的(違った意味で)で、そこに捉われすぎ
てるって感じが拭えなかったかったから。
163名無シネマ@上映中:03/08/23 20:46 ID:mes5GPhL
ジュリアンのこれからの経済状況が気になりました。
164名無シネマ@上映中:03/08/27 02:33 ID:WA7Zt59S
チケットショップで買った株主招待券(1100円)でスカラ座2に行って見てきた。

ロマンスというより、あの時代と真実に目覚める1人の女性を描いてたと思う。
つまり>>155さんに同感。ただ、あれは電車ではなく列車と言って欲しい。

>>161
>しかし、夫が同性愛者だった、なんていうストーリーは存在しなかった

コードがきつくてぼやかされたが、「熱いトタン屋根の猫」'58の
ポール・ニューマンとエリザベス・テイラーの若夫婦がそうでした。

このデニス・クエイドと若い男のくだりを見てるときも
テネシー・ウィリアムズを思い出したな。

あと疑問だったのが、象徴的までに聡明な黒人デニス・ヘイスバートが
ハートフォードから外には出たことが無い??と言ってたこと。
あの経営士の学位はてっきり大戦に兵として従軍して得た奨学金で
やっと行けた大学で取得したものだと思ってたのだが。
アイビーリーグから将校として参戦したデニス・クエイドといい対照だし。
165164:03/08/27 07:58 ID:FQh/3kWT
追加
テネシー・ウィリアムズとエリザベス・テイラーのでは、夫が同性愛者だった
がもっと強烈に描かれている「去年の夏突然に」'59もあった。
166名無シネマ@上映中:03/08/28 05:45 ID:kt3i5xAm
タイトルの由来となった、デニス・ヘイスバートの台詞の一節が
何からの引用なのか知ってる方います?
167名無シネマ@上映中:03/08/29 03:12 ID:PWbZ6+cs
過去に何度か書き込みした、ありふれた一人のゲイの男ですw
思ったより伸びないスレだったな
いい映画なんだけど・・・

>>164-165

>>155>>161は、両方とも自分の書き込みです
共感してくれたり、訂正してくれたりして有難う

「熱いトタン屋根の猫」
ポール・ニューマンとエリザベス・テイラー
10代の頃に見たけど、若かった二人の美しさに見とれてしまい
ストーリーをよく覚えてなかった

「去年の夏突然に」
キャサリン・ヘプバーン、モンゴメリー・クリフト、リズの
豪華三大スター共演で、それぞれの鬼気迫る演技と、
驚愕のクライマックスが目に焼きついた

両方ともかなり前に見てたのに、なんで忘れてたんだろう・・・?
確かに「エデン〜」は、テネシー・ウィリアムズの
これらの作品に共通する匂いがあるね

ちなみに自分が挙げた「噂の二人」(1961)は、ウィリアム・ワイラー監督
脚本は、レズビアンをかなりあからさまに示すシーンがいくつもあったけど、
ことごとくカットされて、出来上がった作品は、非常にソフトな印象になってます
168名無シネマ@上映中:03/08/30 00:16 ID:kpqIqE5w
なんで、渋谷シネマライズであんなに早く切られたの?
169名無シネマ@上映中:03/08/30 00:31 ID:HKmHxQLq
人の入りが悪かったに決まってるじゃん
170名無シネマ@上映中:03/09/03 00:10 ID:i7H0VAz/
めぐりあう時間たちが今年一番のヒットで、そのままのノリで見たのでガックリ来たよ。
171名無シネマ@上映中:03/09/04 23:06 ID:PbcmRhd4
私は両方好き。
172名無シネマ@上映中:03/09/07 00:22 ID:Ob/QS9AV
映画館で見れなかった
残念
173名無シネマ@上映中:03/09/07 00:23 ID:h4zDqkaR
まだ上映中だよ。
174名無シネマ@上映中:03/09/11 13:23 ID:E9QwQHNm
age
175名無シネマ@上映中:03/09/23 17:26 ID:sVHjwOdf
176名無シネマ@上映中:03/09/23 20:48 ID:XWCE+329
>>175
そうなんだよね。
ヒロインと黒人の無防備さ、というより鈍感さ、
が大いに気になった。
子供じゃあるまいし。
みんなが偏見持ってることぐらい知ってるだろって。
177名無シネマ@上映中:03/09/23 21:40 ID:tRED3eyb
つうかパロディっていうかバカにしてんだろ、あの手の人を
178sage:03/09/30 07:05 ID:0wlWzZWO
>175
>176
キャシーの無防備さや鈍感さは、
それまであからさまに差別される側に立ったことのない人
(女性として差別されているかもしれないがそれは意識していない)
としては、ありがちかなと。
レイモンドの側の無防備に見える面は、
周囲の偏見に対する危険も解っていながらも敢えて
こういった行動を取ることから個人レベルで
人種の垣根を崩そうと考えていたのかと思いますた。
179名無シネマ@上映中:03/09/30 07:06 ID:0wlWzZWO
名前欄にsage入れてしまった。
スマソ…。
180名無シネマ@上映中:03/10/01 23:01 ID:B4CH/lv1
今日、日比谷で見てきました。
既出ですが、50年代、それに土地柄の設定が絶妙。
そして色を含めた映像がとても美しい。
あとは、幸せがどんどん崩れて、最後は駅のホームに
1人きりになるにもかかわらず、キャシーにはなぜか力強さを感じた。
このあたり、自分の頭の中では「風とともに去りぬ」の
イメージとちょっとダブった映画でした。内容的にはかなり満足。
181名無シネマ@上映中:03/10/02 01:26 ID:y4UTz/jC
すでにこの議論がなされていたら重複で申し訳ないんですが、
鑑賞後の私の一番の感想は「何故いまさらこの時代でこのテーマ?」でした。
同性愛者差別、人種差別、もちろん、いまだに大きな問題であり、
文芸作品のテーマとしてふさわしいものであることは間違いありません。
問題は、この映画の描き方です。ここではまるで、そうした問題を社会の常識
のなかで看過してきた人々に警告を発しているようです。すなわち、50年代
アメリカ人が【常識】として黒人や同性愛者を差別していたことに対して
それは間違っていると伝えています。
しかし、近年では(日本はまだまだ遅れている感がありますが)人種差別や
同性愛者差別が間違っているということを頭ではわかっている人々のほうが
多く、差別禁止こそが新たな常識となりかわっています。
「チョコレート」などでも、いまだに黒人差別をする南部の頭の固い高齢層
が描かれていて、差別が悪いことなんだという指摘をする次の次元の話になって
います。
Far From Heavenでは、その50年代という時代設定に忠実なために、この問題を
それに気づいていない人々に伝えるという段階に留まっていて、その後の
同問題に対する世界的潮流を知っている観客からすると、「差別がいけないのは
わかっている。その問題を現代の局面でもっと掘り下げて欲しい。」と
思ってしまうのです。
30〜40年前につくられていたら名作となっていたでしょうが、私にはどうも
回顧的作品に思われてしまいます。「確かにあの時代にはそういった問題が
あったなぁ。」と。
差別がいけないのは知っているから、もっと掘り下げた現状を展開して考えさせて
欲しい、というのが率直な意見でした。
私が言っているのは問題がなくなったということではありません。いまだに同種の
問題はどの国においても大きな問題なのですが、50年代とは違う局面にいるのでは
ないかということです。リベラルな人ほど実際に同性愛者や異人種の友人を多数持って
いるでしょうし、同性愛者同士の婚姻も認められ始めています。それでも、同人種の
異性間の恋愛とは困難の次元が異なるでしょうし、いまだにはびこる偏見についても
別のアングルからの取り組みが欲しかったです。
182 :03/10/02 20:13 ID:euS5NFpy
差別禁止がテーマでないことは確か
183名無シネマ@上映中:03/10/02 22:52 ID:54U4J9SH
いろんな問題を孕んでいる50年代のアメリカの様子が見れる。
そしてその問題は現代にも続いている。だから現代社会における
差別などの問題に対する提起をしている映画と捕えれば秀作だと思う。
考えたり、感じたりするのは個人がすれば良いことだと思うけど・・・。

映画に求める個人的な好みになるんだけど、あまりに強いメッセージ性を
打ち出されると、それが自分にまったく受け入れられない、もしくは理解できない
もしくは理解したくもないと思ったときに、自分の中で「駄作」という烙印を
押さざるをえなくなってしまう。その点でもいい映画でした。
184名無シネマ@上映中:03/10/05 06:18 ID:tIpUMs49
キャシーの鈍感さは人間的弱点が沢山あるヒロインってことだけど、
子供の気持ちをほとんど考えてないのもそれをよく表している。
特にあの放ったらかしにされて話もきいてもらえない息子は
かわいそうだった。そのうちグレちゃうかも。
185 :03/10/11 10:32 ID:3zM7XCQJ
60年代くらいのメロドラマの雰囲気を楽しむ映画であって
テーマとかについて深く考えるような映画では無いんじゃない?
どれも語り尽くされた古いテーマをありきたりな視点で見てるだけだし
186名無シネマ@上映中:03/10/18 03:13 ID:eaBNifay
age
187名無シネマ@上映中:03/10/27 02:35 ID:tg8kLDz7
やっと観た
70年代のテーマを50年代スタイルで語った、って感じか?
良く出来てるじゃん
月並みなテーマが新鮮に感じられた
作り物ゆえの切実感、つーか
188名無シネマ@上映中
age