1 :
名無シネマ@上映中:
かれこれ20年前の映画?
凄く切なくて感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。
松任谷さんの歌も最高でした!!
今だ!!!2get
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
とゲットしたのはいいけど、
>>1さん、あなたこの映画がいかにひどかったかが、
この板でこの間まで語られていたのはご存知ですか?
3 :
1:03/07/12 15:18 ID:yRwxEkax
>>2 知りませんでした。。。。
できればそのスレのアドレス教えて下さい・・・。
>>1 残念ながら過去ログ倉庫にあるようですね。
私は最後のほうは見届けなかったんですが、
「さよならジュピター」のDVD化の話から始まって、
期待を裏切られた日本映画をあげつらうレスが続出して、
更には日本のSF映画の現状を嘆くファン達の声が噴出して、
妙な盛り上がりを見せました。
多分1000までいったんだと思います。
5 :
名無シネマ@上映中:03/07/12 15:44 ID:X0QLwSfE
こないだスカパーでひさびさに見たけど
改めてあのバカッぷりには参ったね。
ジュピター教団タノシソー!ハイリテー!
マークパンサー演技サイコー!
小野みゆきオッカネー!
もう最高です。
6 :
こにたん祭り ◆MANAMIrVRE :03/07/12 15:58 ID:if9vGd/p
/⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
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┘ ̄└
ノハ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヘェヘェヘェー! (^-^川 < 新スレおめでとうございまーす♪
∩∈|==| / |│ \__________
━━━━━━┓
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| 2 0 |┃
\____/┃
_| .┃
━━━━━━┛
7 :
名無シネマ@上映中:03/07/12 16:07 ID:hBlC7Lo0
語 り 尽 く さ れ た
完
8 :
1:03/07/12 18:53 ID:yRwxEkax
>>4 そうですか、わざわざご丁寧にありがとうございます。
じゃあせめて主題歌の2曲についてでもかたっていただけませんか。
なんだよ、まだやるの?
いいかげん前スレで語りつくされたと思うが…
墓場でゆっくり眠らせてあげなさいよ。
10 :
名無シネマ@上映中:03/07/12 20:41 ID:Qh4jJ4lz
当時、「ザ・デイ・アフター」の劇場で見た予告編に感激しますた。
見に行けなかったので、数ヵ月後ビデオで見た(何と劇場公開日にビデオ化された!)のでつが、
「うーん・・・」となりますた。でも自分にとっては思い出深い作品といえます。
数年前に浅草東宝でオールナイト上映された時、わざわざ見に行きますた。
1さんはひょっとして最近出たDVDで見たの?LDにも入らなかった件の予告編を久々に見られて感激!
『復活の日』はまだ許容範囲だったが、さすがにこれは…。
>1
この映画に感動しただと!
臆面も無くそんなごたくが言えるのはなっちのなんたらくらいしか
いないと思うが、まあそれはどうでもいい。
とりあえず前スレ熟読してこんな底の浅いスタンスのスレたてるこ
との恥ずかしさを思い知れ。
13 :
10:03/07/13 16:12 ID:ZMHghlp4
>>12 そんなの勝手でしょ?あんたの方が恥ずかしい。
14 :
名無シネマ@上映中:03/07/13 18:54 ID:fgTQt4ah
さよならジュピター、またきてルシファー
15 :
名無シネマ@上映中:03/07/13 19:36 ID:hnsBcLcw
日本のハードSFで良い映画ってあったっけ?
妖星ゴラス
17 :
名無シネマ@上映中:03/07/13 22:22 ID:/i/xEGBF
ジュピターはともかく、「ゴルディアスの結び目」が映画化らしいので
楽しみ。ハードSFになるはずだ。
いっそのことロッキーホラーショーみたいに映画館でも盛り上がる映画にでもなると面白いな。
19 :
名無シネマ@上映中:03/07/15 02:34 ID:iLPDuQ74
ぜひわたしにも前スレを教えてください。
クソだったけど、忘れ難いやつだったので、ほかの人の感想をみてみたいです。
リメークしてくれんかな・・・
【祝】「さよならジュピター」DVD発売【忌】
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1さん、『さよならジュピター』のとんでも度&おバカ度は、
映画秘宝の『底抜け超大作』に詳しく載っているので、それも参考にしては
いかがでしょ?
ちなみに1さんは一映画ファンなので、この映画をどう思おうが自由でしょう。
評論家だったら困るけどね。
おれ的にはこの映画の存在自体おれの
記憶からさよならジュピターなのだが
これと84ゴジラを撮った事で監督業を辞した橋本氏は立派だと思う。
24 :
山崎 渉:03/07/15 11:42 ID:g3Ce4hB8
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
25 :
名無シネマ@上映中:03/07/16 21:11 ID:gzmHZLpx
杉田二郎の歌はどうだったの?
26 :
名無シネマ@上映中:03/07/16 21:34 ID:x/PwozGU
1と10は「北京原人」「シベリヤ超特急」「走れイチロー」「赤影」を
見てから語れ。
27 :
名無シネマ@上映中:03/07/16 21:41 ID:j5X964l0
遠い未来にも、マクドナルドとコーラはあるんだなぁと小学生ながら思っていました。
28 :
名無シネマ@上映中:03/07/17 03:11 ID:dFphLart
27
小学生で無重力セク―スか・・・。
変な性癖が身についたのでは?
折角忘れてたのに〜
とっととレス埋めてDAT落ちしてくれよ
めんどいからSageとくけどよ
30 :
10:03/07/18 21:55 ID:WEhkpyD9
無重力セクースのとこまで見た
32 :
名無シネマ@上映中:03/07/24 08:53 ID:1DSZZG/5
33 :
名無シネマ@上映中:03/07/24 11:04 ID:t1P6FKcj
34 :
名無シネマ@上映中:03/07/24 11:31 ID:7kLCV0v2
今となってはいい思い出だよね…
僕たちの青春が、確かにそこにあったんだ…
どんな青春だったのだろう・・・
無重力Sexの真似して骨折したとか?
36 :
名無シネマ@上映中:03/07/24 12:28 ID:7kLCV0v2
>>35 どんな青春だったのかって…
無重力SFXの真似して挫折しちゃったんだよ…
>>36 そうか、深い青春だな・・・
てっきりイルカとのSexに失敗して屈折したのかと思ったが・・・
38 :
名無シネマ@上映中:03/07/25 00:43 ID:VTUFQQ3v
2010年も1984年公開だ
どちらも木星が太陽化する訳だが・・・
まあこの件については何も言わんとこ
40 :
名無シネマ@上映中:03/07/25 11:38 ID:8qzDvJVM
「2010年」の日本公開はジュピターの一年後だったよ。原作もジュピターの方が先でしょ?
41 :
名無シネマ@上映中:03/07/25 12:13 ID:I6tnrEUn
「ノストラダムスの大予言」のDVDを、webで知り合った人に
もらったんだけど
文部省◆ノストラダムスの大予言◆推薦
っていうスレ立ち上げていいかな?
ついでにスレ名もこんな感じでいいかな?
>>40 スマソ ちょいと事実誤認があったよ。
確かに「2010年」の日本公開は85年になってるな。
ただ、原作については微妙なところだ。
俺の見た資料では
2010年:1982年、2061年:1987年
一方俺の持ってる徳間書店版「さよならジュピター上巻」
は1983年1月発行になっている。
出版事情にはうといので初出時期については何とも言え
んが。
正直なところ、2001年に必要以上のライバル意識を抱いた
小松がつい基本アイデアを頂いたかと思ってたよ(w
クラークには日本のSFなんぞ眼中にないだろうから、や
るとすれば我等が小松御大の方かとちょっと暗然としてた
訳だ。
上記のような微妙な時間関係なんで小松無罪を納得した訳で
はないが、映画自体があまりにも不甲斐ない出来映えだった
ので、もうどうでもいいやというのが本音だね。
43 :
名無シネマ@上映中:03/07/25 23:39 ID:aIJ887cU
「2010」の「the year we make contact」ってタイトルの一部?
それともキャッチコピー?
44 :
名無シネマ@上映中:03/07/26 05:27 ID:Q5SfRImR
DVD半額なら買いか?
↑ 鑑賞後は土瓶敷に使えるので大変お買い得だと思う
>>42 出版前に週刊誌で連載されていたときいている。
>>46 一応は小松御大の初期長編からの愛読者なんでな。
腐っても小松左京、同業のましてやクラークみたいな
大物をパクるようなヘタレだとは思ってないよ。
おちょくりのつもりでレス上げたら直球の反論があった
んで、ちょっと遊んでみただけだ。悪かったな、陳謝。
だが、御大総指揮のこの映画が原因で、以降の小松作品
からは訣別状態で今に至っているのは事実。
旧作を読み返す事はあるけどね。
「スターログ」誌での高千穂遙の弁護を読んで、以降香具師を軽蔑するようになった。
49 :
名無シネマ@上映中:03/08/01 20:25 ID:fYJARvnu
<48
「SFアニメはSFではない」「真の意味でのSF映画は我ら『SFの人間』でなければ
創ることが出来ない」と当時豪語していた人の発言だけに以前から気になっていたんだけど
どのような内容の「弁護」だったんでしょうか?
記事全文をUPするのは骨なので(w)当該掲載号(2〜3回あったんじゃないか?)だけでも
教えていただけるとありがたいのですが。
50 :
山崎 渉:03/08/02 01:13 ID:PyJo6Uk5
(^^)
こら 50げとって言わんかい!
,,,--─===─ヽ/へ
/iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiii/ \iiiiiiiゞ
iiiiiiiiiiii/ \iiヽ
iiiiiiiiiiiiiii《 ━━━'/ ヽ━━━ ヽミヽ
...iiiiiiiiii彡/ __,.:: :: __ ヽiiiii|
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iiiiiiiiiiiiiiii|, |iii|
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iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 》━━━━《 |iiiii|
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今の目で観ると、特撮に味があって良いな。
56 :
名無シネマ@上映中:03/08/12 20:42 ID:v3eN1nBv
2001年は「味」と関係なく今でも見れるから、やっぱり凄いなと思う。
あぼーん
58 :
名無シネマ@上映中:03/08/21 15:29 ID:Xra2LcGZ
ファンの中には この映画を 激しく酷評する人が多いようだし、自分も
『映画全体』の評価は 決して高くないが、一つ一つのカットでは
結構 誉めても良い出来のカットもあると思う。
自分の中でのベストは「ジュピターゴースト」を 横から撮ったカット。
逆光を受け、霧の中を進むカットは「巨大感」が充分に出ていたと思う。
(3〜4b程度のモデルなのに)
但し その直後の上からの俯瞰カットでは 波の大きさが
いかにも「ミニチュア然」としていて興醒め。
義太夫のお師匠さんがあまりに出来の悪い弟子を「あんた、長い事座っていて
しびれが切れんのは偉い」と無理矢理に誉める、落語のくすぐりみたいでんな
正直、劇中会話が日本語×英語というのは如何なモノかと・・違和感アリ杉。
「ガンヘッド」でも同様の事やってたけど、吹替えでいいから言語統一して欲しかった・・
>>60 まったくだな。
双方が勝手に自国語で喋りあってるんじゃ誤解が誤解を呼んで
太平洋の地獄の三船とリー・マーヴィンみたくなっちまうよ。
何を釣ろうとしてるんだ?
さよならジュピターはしょーもなかったけど
なんか15年位前、学研の提供で太陽をテーマにしたような日本のSF映画
なかったっけ?なんていう映画だっけ?金払って見た自分が恥ずかしくなったよ。
64 :
名無シネマ@上映中:03/08/23 22:56 ID:RwT0EeHj
クライシス2050だろ?
65 :
亀レスだが:03/08/27 04:23 ID:QUKAIfAi
>>47 木星太陽化のアイデアだけだったら、星野宣之のマンガ『巨人たちの伝説』の方が
圧倒的に先(こちらは70年代)
ちなみに、ジュピターの原作は週刊サンケイに1980年から始まった。
小松左京いわく、最初の構想は1976年からあったそうな。
そもそも木星太陽化のアイデアは小松左京のオリジナルではないらしい。
(おそらく、星野マンガもそっちからとったのだろう)
つうか、アイデア以前にこの映画、2001年のモロパクリのシーンがあるじゃん。
そっちの方が問題だと思ふが。
>>63 学研だけじゃなくNHKまで噛んでる。
ジュピターがマトモに見えてくるぐらい最低の映画だったな。
>65
>ジュピターがマトモに見えてくるぐらい最低の映画
君は随分失敬なヤシだな。せめて目糞鼻糞と言いなさい。少なくとも出演者は豪華だぞ。
なんたって主演は当時国際派俳優No.1と謳われた「ハムの人」こと別所哲也だし
学校からバックレた孫捜索の為に職権乱用しまくりのDQN長官役は「恍惚の人」ことC・ヘストンだし。
劇場公開前から,ちょいとおかしい仕上がり,ってのはウワサになってたんだ。
そうなんだけど,見にいったよ。さよならジュピター。
それほどでもないよ。と思った。
この映画は,このレベルだけど,次はもっといい映画ができるさ,って業界に
期待していたんだ・・・・。
教訓:高すぎる期待はしない方が良い。特撮がよりも,脚本の勉強とライティング
の勉強してから映画をつくれ。
>>67 というか、あなた自分に対する教訓はなし?
69 :
名無シネマ@上映中:03/09/16 02:17 ID:HTQoEh+c
保守アゲ
クライシスは制作費70億円、さよならジュピターは5億ぐらいじゃなかったっけ。
どっちも似たようなレベルだったな。
クライシスの方は9割方は宣伝費、ギャラ、その他に消え
たと思われる。
NHK、学研併せて70億の無駄銭! もったいないね。
なぜか郵便局まで出資していたな。>クライシス
多分ハリウッドのプロデューサとかにほとんどピンハネされたんじゃなかろうか。
いまは倒産してしまったボスフィルムのSFXもろくな出来ではなかった。
さよならジュピターに70億投資していたら… どうなったろうね。
72 :
↑:03/09/18 18:03 ID:8e5Td2XM
恐ろしいことを考えるもんだ!
多分どうにもならなかったんじゃないか?
主題歌が洋物に差し替えられて、イルカと鮫が
本物になって、ジュピタ教団のコスチュームが
もうちょい人並みになって・・・もう思いつかん。
60億は使い道ないんで返すわ。
ワンカットしか使わないセット。
必要のないギミックがついた小道具。
ギャラだけは高い大根役者。
何故わざわざそこまで出かけたのか首をかしげる海外ロケ。
それでも金が余って呆然とするスタッフ。
あげくの果てに上映時間の都合で金のかかったシーンは片っ端からカット。
しっかり残る宇宙セックスのシーン。
74 :
名無シネマ@上映中:03/09/20 00:25 ID:4kmNwPcl
沖縄ロケはあったが海外ロケあったか?
>>74 73>ではないが
70億使うとしたら、という仮定の話だよ
76 :
73:03/09/20 08:00 ID:flU5KnZ5
矢印でも書いとくべきでしたね。75さん、フォローさんくす。
実際のBBJは、7億円ぐらいの制作費だったと記憶してます。
仮定の話の10分の1だね。
当方24歳、何年か前にビデオで二回ほど見た。ビデオ→原作→ビデオの順で
言われるほど悪い映画でもなかった。宇宙船は宇宙船にちゃんと見えるし、教祖ピーターの何がおかしいのかもわからん
まあ、原作読まずに観ると解り辛いところもあったと思うし、もっと尺を長く取るべきだったかなとは思う
当時のスタッフを集めて完全版を作って欲しいな
前スレで「10年たったらこの映画を再評価したり絶賛したりする奴が出て来る」
と予言したのは俺だが、見事に外れたな。
あれから半年かそこらでもう出て来たか・・・
79 :
名無シネマ@上映中:03/10/05 01:09 ID:G6Y8TqAn
超星神グランセイザーは見物!
TOKYOVとミネルバ基地、フラッシュバードらが微妙に出演!
もうでません
小松御大によると、ウエッブ総裁はオーソン・ウェルズを使いたかったそうだが、
70億もあれば確実に使えるな。
まぁ、それで映画の出来が良くなるかどうかは別問題だが。
82 :
名無シネマ@上映中:03/10/09 11:29 ID:z4R4li3W
DVD買っちゃいましたよ。
監督の橋本さんは、普通の人でした。
宇宙船のメカニック設定は、スタジオぬえだって、知ってた?
84 :
名無シネマ@上映中:03/10/15 22:17 ID:7w2Ag49A
>>83 ぬえのデザイン、モデル作るの大変だったらしい。TOKYOIIIとか、重力があるところでは構造的に
垂れ下がっちゃうからもう。モデルを作った小川さんは、「2001年宇宙の旅」を1978年にリバイバル上映
したときに、テアトル東京のロビーに展示されたほどの精巧なデキ(らしい)。
それで、小川さんにお願いすることにしたそうです。
>>84 小川さんって、今は無き、小川モデリングの事?
あの頃でたメタルフィギュア(組み立てる奴)を、日本で何人が
買った事だろう?
86 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 08:12 ID:i+lZbwb5
>>85,86
モデルほんとに欲しかったよ。格好良かったし質感良かった。
でも高くて買えなかったなぁ・・・今なら何とかなるが当時は・・・
88 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 15:58 ID:FA6uY1hR
1982年 4月 小松左京氏原作「さよならジュピター」映画化に際して
模型製作部門として創業
1984年 5月 映画「さよならジュピター」全国公開後、造形製作会社
(株)オガワモデリング発足
1987年 4月 映像製作業務を開始
1998年 5月 CGアニメーション製作業務を開始
2003年 6月 (有)オガワモデリングに業態変更し、事務所を移転
※ 弊社は、平成15年6月に業態変更及び事務所を移転し、
コンテンツクリエイテイブカンパニー(有)オガワモデリングとして
業務しております。
求人募集
現在 募集は致しておりませんが、
ご興味のある方は直接弊社までお問い合わせ下さい
オガワモデリング
http://www.ogawa-mg.com/
89 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 16:58 ID:/Y0xiQDF
ジュピターが鮫に襲われるシーンで、一同の口数が少なくなる音声解説にワロタ。
90 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 17:33 ID:EMGuzaIT
91 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 18:24 ID:eXxVZorI
「洋恵ちゃん、おねだりは?」
「ああっ、はああぁーっ、はあぁーっ、して、してぇっ」
「してるじゃないの、それだけなのかな?」
宏一は出没を続けながらもゆっくりと動きを浅くしていく。その
変化はたちまち洋恵に感づかれた。
「イヤあっ、抜かないで、お願い、もっとしてえっ」
「おちんちんでズボズボしてって言ってごらん」
「ああぁっ、おちんちんでぇっ、ズボズボっ、ああーっ、深いーっ」
「いやぁっ、抜いちゃいやぁっ、入れて、入れてえっ、おちんち
ん、はうぅっ」
「はああーーーっ、いいっ、抜かないで、ああぁーっ」
http://fukuoka.cool.ne.jp/hiwaki/sub71.htm
92 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 19:46 ID:sVemXnW+
もう90語ったから、いい供養になったと思う
いいだろう?
93 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 20:21 ID:EMGuzaIT
94 :
名無シネマ@上映中:03/10/19 20:23 ID:BL/eGCtp
しぬまで♪しぬまで♪
95 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 09:08 ID:QzjKe0ES
>>48 >「スターログ」誌での高千穂遙の弁護を
高千穂遙は、スタジオぬえの初代社長だよ。自分や自分の部下の仕事をかばわない
奴は人間として最低だよ。実際。スタジオぬえはいい仕事したよ。あの宇宙船の
ミニチュアを見て映画館に行った人が多いと思う。
96 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 09:16 ID:QzjKe0ES
前スレで、「トウキョウ3」の客席コンパートメントが全部つながった状態
じゃないと客室乗務員は移動するのに不便。云々というレスをみたけど、
回転する事によって遠心重力を生み出すから、コンパートメントは、
回転軸を中心として対角線上に設置しないと、回転ごまの軸がずれて
推進方向を維持できないよ。
97 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 09:25 ID:QzjKe0ES
仮にコンパートメントが隣あっていたとしても・・・。
ちょっと計算してみた。
設定長はいくらかしらないけれど、
仮にシャフトの全長を100mとする。
全てのコンパートメントを連結すると、外周は314m
コンパートメント2つで全乗員の3分の一と企画書に載ってる。
一つのコンパートメントの外周は、52.3m。
コンパートメントのヘリを動くよりシャフトを通った方が近いよ。
これに、遠心重力特有の現象。中心軸に近づくにつれ遠心重力0
の特質があるから、その効果で早く動ける。
SF的には、理にかなってる宇宙船。
98 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 09:37 ID:XeSHPiUj
小学生くらいに見たっきりだなあ…
でも無重力SEXとか三浦ともかずの大根ぷりとか、よく覚えてるんだからインパクト凄いよ。
「青い船で」って、映画の中でも使われてたっけ?
99 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 09:57 ID:OC+dyLq/
>>98 ジュピタービーチ(@沖縄ロケ)が出てきたところで、BGMとして流れています。
マリアたちが地球に強制送還されてきたところ。
アニータ(小野みゆき)が最初に登場したシーン。
100 :
98:03/10/20 13:06 ID:XeSHPiUj
>>99 ありがとう〜。場面を言われても分からないのが残念だが…
「VOYAGER」はアレだが、「青い船で」はなかなか良い曲。エンディングに合いそうだ。
101 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 13:52 ID:YNPg2eVe
この作品が酷評されてから日本のSF作家連中は国産SF映画の悪口をあまり
言わなくなった。そりゃそうだろうなあ.....。
大言壮語してそれより遥かに下回る物しか作れなかったのだから。
102 :
名無シネマ@上映中:03/10/20 16:17 ID:QzjKe0ES
スタジオぬえのメカデザイン。ぬえの設定画集を見るとかっくいい!!
それを忠実に再現した小川模型もいい仕事してるよ。
84年の時点で、SFっぽい映画の宇宙船のミニチュアを作っていた、東O美術とか
映画会社系のプロップ製作集団では再現できなかったかも。
だから、当時の日本の特撮技術では、宇宙船のミニチュアの素晴らしさを映像で
見せる事ができなかったのかもしれない。日本の特撮技術の低水準にあった、
低レベルの宇宙船のミニチュアデザイン、造形でまとめていれば、酷評されて
いなかったかもしれないね。自分が、宇宙船のミニチュアで魅了された事を考えると。
宇宙船のミニチュアは最近TVのグランセイザーで
再び使われていた。
TOKYO−3とスペースアローの合体宇宙船……
104 :
名無シネマ@上映中:03/10/21 00:15 ID:DnlNzuS2
>>103 デザイン流用しただけで、映画で使ったミニチュアじゃないでしょ?
20年前のミニチュアが今でもつかえるの??
105 :
名無シネマ@上映中:03/10/21 00:17 ID:DnlNzuS2
>>104 20年前の実物。
オガワモデリングが古いから捨てようとしていたのを
買い上げて流用した。
107 :
名無シネマ@上映中:03/10/21 11:36 ID:Tfs9vgQ8
オガワモデリングってガンヘッドの模型も作ったトコだよね。
SWの模型が現代美術館で展示されてて見に行ったんだけど、撮影ミニチュアって
全然チャチでおどろいちゃった。オガワモデリングの方が、模型としての完成度
は高いよ・・・ミニチュアの完成度がいくら高くても、スクリーンに反映されなきゃ
いみないけどねw(モデル技術のせいなのか、撮影技術のせいなのか・・・)
>宇宙船のミニチュアって本当にかっこよかったんだね。
ttp://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f9669959 いろいろ探してみたんだけれど、さよならジュピターの評判が悪すぎて、
かっこいい宇宙船の資料、手に入らなかった。欲しいなあ。
108 :
:03/10/21 12:43 ID:2kP6OUse
まあ、この映画に感動した人は、日本製スターウォーズのふれ込みで
上映された名作
「宇 宙 か ら の メ ッ セ ー ジ」
も超おすすめ。
両方とも制作費10億円
110 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 12:00 ID:j8GDGvZv
>>108 宇宙からのメッセージ。宇宙八犬伝しょ?
111 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 12:20 ID:9tA3RzFX
>>110 八犬伝だな。
「宇宙からのメッセージ」(1978・深作欣二監督・東映)は、
「ザ・サムライ」(1986・鈴木則文監督)の中で、文化祭の映画で
こんなの作りたいなぁという映像で使われていた気がする。
112 :
名無シネマ@上映中:03/10/22 17:28 ID:kB70Inas
>>81 仮定として、もし高額のギャラを払えた場合、オファーがあったらオーソン・ウェルズ
は「駄作になる」と承知の上で受けたと思うよ。
いくつかの映画でも、「偉い人」の役でカメオ出演しているし、「市民ケーン」すら
物議をかもす事を承知の上で、モデルの新聞王ハーストに試写を見せたりしている。
ジョークに命をかけたような人生だからな。
オーソンウェルズをキャスティングとか無邪気にぬかしてる時点で、素人丸出しだろ。
オーソン・ウェルズの遺作はトランスフォーマ−・ザ・ムービ−なのよ
115 :
にゃお〜ん:03/10/23 00:47 ID:TKdMTJan
>>77 って釣りだよね?
いや、宇宙船が良かったのはスタジオぬえと小川モデリング優秀さのおかげであった
のは既出。それと「教祖ピーターの何がおかしいのかもわからん」って、お前本当に
映画見たんか?と小一時間……
でも意外と原作は良作だと思われ。ただこれを2時間の映画に収めるのは明らかに
無理があり、実際にそうなった。更にスタジオぬえとかの優秀な外注先の努力を毎度
無にする東宝特撮の無能力さが輪をかけてたのが……
>>71 >いまは倒産してしまったボスフィルムのSFXもろくな出来ではなかった。
ボスフィルムのリチャード・エドランドって「2010年」も手がけてなかったっけ?
2010年の特撮は意外と出来がよかったんだけどなぁ……火の玉以外は、だけど。
ボスフィルムって、ダイ・ハードとかの特撮とかの優秀なのと、スピーシーズのエイリアン
みたいにぐだぐだな特撮と二種類あって評価に困るんだよね。
>更にスタジオぬえとかの優秀な外注先の努力を毎度
>無にする東宝特撮の無能力さが輪をかけてたのが……
沢口康子ゴジラでボツになった横山宏版スーパーXのデザインを見た時には
本編でのあまりのバカデザインに脱力しますた。
117 :
名無シネマ@上映中:03/10/23 01:36 ID:Es1/X/5u
この映画、興行成績はどうだったの?
特撮は予算と時間の窮屈さを考えれば良くやっていたが。
つーか当時組じゃないな
>>115
119 :
名無シネマ@上映中:03/10/25 07:43 ID:CmVZq+0h
小松左京の企画があったからその宇宙船も作られたんだけどね。
それ以前は作ろうとするスポンサーもいなかった。
84年はBBJ→零戦燃ゆ→新作ゴジラと大作続きだったな。
BBJは三菱ミラージュのCMに使われてた。覚えてる人いる?
122 :
ぼぶ:03/10/26 17:19 ID:kenq3RIg
さよならジュピターかぁ・・・。おれはさぁ「トワイライト・ゾーン」にしようって友達にいったんだよ。
でも友達が「こっちがいい!」って聞かないからさ、しゃぁなしに観たんですが・・。
やっぱ初っ端から宇宙船にピアノ線が見えてる時点で「だめだ・・こりゃ・・」と思うよな。
ウルトラマンじゃあるまいしさ・・。
あと、上条恒彦みたいなおっさんが「さよならーージュピタァアーー」とか歌ってて、イルカが
鮫かなんかに喰われて「あああ・・ジュピタァーー・・」と皆が愕然とするシーンは、最初「はあぁ??」
と思ったが、今思い起こせば笑えるシーンですな。
というわけで、オレの最低映画ナンバー1っす。
ちなみにドッキングやら木星のシーン以外ではピアノ線使ってませーん。
あー最低最低
>>122
宇宙マック不味そー
125 :
124:03/10/27 20:02 ID:/BeT06la
>>123 だよね。
冒頭のTokyo3のシーンはモーションコントロールだよね。
ところでダイエー日本一おめ。
>>126 冒頭のフォボスのシーンはモーションコントロールじゃないっぽいと思うですよ。
火星の上を輸送船が渡って行き、右には大きなアンテナを備えた通信衛星がゆっくり回転している、
というのもモーションコントロールじゃないと思うですよ。
>>127 そっか、そのシーン失念してた。
失礼。
あのシーンでワイヤー見えてんの?
129 :
127:03/10/28 00:41 ID:JsZpKgz8
>>128 ちなみに、俺には見えてなかったです。
見えた気がしちゃったのは、博士と二人で、水星源探査に出かける宇宙船(タンクでかい)が、
木星の前をゆっくり進むところ。絵面としては大好きなんだけど、ワイヤー見える気がした。
DVDで見直したけど、DVDではワイヤーは見えません。
130 :
128:03/10/28 00:58 ID:IasHitiT
>>129 スペースアロー号のシーンだね。確認してみよう。
BBJってデキは酷いけどなんか好きなんだよなぁ。
132 :
名無シネマ@上映中:03/10/30 13:19 ID:HiDsBAhv
>>124 うまそうだった。。。
>>131 DVD買ったよ。
メニュー画面まだ見てない。
解説書のガメラ樋口特技監督とゴジラ手塚監督
のインタビューは読み応えあった。
さよなら、ジュピタースレ・・・
さよなら。
>>121 >BBJは三菱ミラージュのCMに使われてた。覚えてる人いる?
赤のブラックホールのとこと、それからJADE-V(と母船)がドライアイスたちこめるイオをかすめていくとこね
135 :
名無シネマ@上映中:03/11/06 12:49 ID:/FimhIfL
ドライアイスって、イオの火山噴火のこと?
あれは、アニメーション合成のはず。
ちがうちがう、地表になんか湯気みたいなのがもわっとたちこめてるジャン。
>134
凄い記憶力ですね。
ひょっとしてCM板の人かな?
いよいよネタもつきただろうし、もう安らかに
記憶の彼方に送り出してあげませう。
今度こそ Bye-Bye Jupiter ・・・
20年たって当時を知らない俺に評価された
でももうBBJ=駄作の公式は出来上がって覆せないんだろうな
やっぱ完全版がみたい
覆すもなにも、実際あれのどこが評価に
値するのか、聞かせて欲しいのだが・・・
但し、駄作っぷりが好ましいとか大根演
技が新鮮だなんて○○系のひねくれた評
価はなし、な。
141 :
名無シネマ@上映中:03/12/02 23:46 ID:SQ1qMu/R
>>140 冒頭の火星極冠融解のシーンで、氷に亀裂が入っていくのを
俯瞰で捉えたカット。ゆっくりと動き出す氷の重量感が素晴らしい。
。。。でも次のカットからは駄目駄目。
木星の輪がキラリと光るカット。詩情豊かな美しいカットだった。
。。。他にもあると思うが、俺は知らん。
次の人よろしく。
オープニングのTOKYO-3が、画面の真上から俯瞰で降りてくるシーンは、
当時、劇場で感動した。「ついにここまで来た」って思ったんだ。
本当に「ここまで」だったんだけどね…。
ヘン! うるさいやい! 泣いてなんかないやい!
>>138 と思ったら、忘れた頃にスカパーの日本映画専門チャンネルで
リピートがかかる(w
逝きそうで逝かない、われわれの記憶に事あるごとに立ち返ってくる
過去の亡霊こそがジュピターなのだよ。
何やかや言っても、みんな結局のところは国産SF映画を
愛してたわけだ。
愛が深いだけ裏切られた切なさが一層身に沁みると・・・
ごった煮の中の一瞬の煌めきを大事に抱え込んで生きて行く
まるで中島みゆきの世界ですな。
そう、言いますけどね。
あの当時の、熱病にうかされたような空気はすごかったですよ。
誰もが、特撮の心配をしていた。
ぶざまな特撮シーンにだけはしてくれるなと。
その結果、特撮シーンの意外な健闘は、そこそこ評価された。
オレ自身、最初に劇場で、画面の真上からTOKYO-3が降りてきた時には、
総毛だった。「あぁ! やっとここまで来た!…てね」
ドラマについては……………もう、いい。
それをこそ、SF映画への愛と呼ぶのでは?
かく言う俺もまた「2001年を超える」という小松御大の大風呂敷に
半信半疑ながらも大いなる期待を抱いて劇場公開に臨み、そして・・・
遠めに憧れていたいい女が実はとんでもないブスだった事に気付いた
訳です。
瞬間的にえらく美人に見える事もあるんですが、所詮ブスはブスです。
147 :
名無シネマ@上映中:03/12/05 00:55 ID:6B6cJvgG
>>146 でも、その憧れていた月日の思い出というのは
実際に付き合った思い出よりも美しかったりする。
あくまでも「付き合っていないから」美しいんだけどね。
ああ、俺は期待したさ。
前売り二枚も買ったさ。
観に行く前の日は興奮して眠れなかったさ。
観て失望してもLDは買ったさ。
メイキング本を二冊も買ったさ、
そしてついにDVDも買ったさ。
「アホか」と言われても言い訳はしねぇ。
「面白いんですか?」と聞かれてもお勧めなんてしねぇ。
でもこれだけは言える。
観る前の期待の高さだけで言えば
さよならジュピター>>>>>>>>>>エピソード1
だ。マジでな!!
Amazing Grace ・・・だね
>>147 >>観る前の期待の高さだけで言えば
>> さよならジュピター>>>>>>>>>>エピソード1
>> だ。マジでな!!
わかるわかる。公開直前、小松左京がゲストってだけで「料理天国」見たもん。
小松御大は神戸だかどっかのステーキ屋で、肉のかたまりに食らいついてた。
その中でちょっとだけ映った映画の1シーンに、胸をときめかせたものだ。
なんで料理番組?と思ったら、「おにぎりが登場するシーンがある」という点に
コジつけたものだったんだけどね(笑)。
150 :
名無シネマ@上映中:03/12/06 00:00 ID:0cNw7f2L
どうのこうのといってるけど 好きなんだよね
作品見る気持ちはないけど(W
原作はともかく
151 :
名無シネマ@上映中:03/12/07 00:18 ID:/FyQCsAD
ゴジラ×モスラ×メカゴジラの浅田特撮監督曰く
「ただ本当に新しい技術、例えば『さよならジュピター』(1983)の頃にモーション・コントロールという技術を使ったりとか、
そういう意味での新しい技術はないと思います。・・・」云々。
当時は「それでも」凄いコトだったんだな、裏方では。
ま、真っ暗な宇宙が出た初めての日本映画でもあるんだろう・・・・な。
152 :
名無シネマ@上映中:03/12/16 15:37 ID:JUDik5U7
153 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 23:13 ID:k2hBueii
今見終わりますた・・・・・(初見)
えーと、あのジュピターゴーストがメカのイルカって解釈でいいのかな?
154 :
名無シネマ@上映中:03/12/17 23:19 ID:eZ2NkOby
どこをどう解釈すれば・・・。
・・・いや、いい盛大に解釈して激論を戦わせてくれ。
せめてもの手向けだ。おれはガメラ2,3の登場まで、日本SF映画には
まじで絶望したものだ
絶句・・・
156 :
名無シネマ@上映中:03/12/18 18:10 ID:qfCdL5+F
日本SF界には「時をかける少女」や「1999年の夏休み」があるじゃないか。
>154の言いたいのはSF本来のセンス・オブ・ワンダー
に満ちたハードな作品という意味合いだろうな。
>156のあげた2作も良い作品だとは思うが・・・
BBJの場合、20年近い国産SF映画の停滞をもたらした
罪は大きい。
まあ責められるべきは失敗の原因を冷静に判断することもせ
ず、SFはあかんと決め付けた日本の映画屋なんだろうが。
NHKの「オアシスを求めて」が好きです。
>>158 いいよね。再放送希望なんだけど、ぜんぜんやらない。
田向正健・作、仲井貴一主演。
>>157 まぁ、その映画屋どもをきちんと啓蒙できなかったSF作家陣にも問題があるような。
>159
最初の放送を録画したテープがどこかにあったなぁ…。
NHKは東宝映画なんかに比べても、
ずっとSFを作りなれていると思う。
少年ドラマシリーズとかやってたからね。
>>161 なかなかどきどきする作品でした。
私は「オアシスを求めて」のシナリオを収録した「ドラマ」誌をまだ持ってますよ。
10年20年たってから評価される作品ばっかだよな日本映画は
それはそれでいいけど、公開したときに稼がなきゃしょうがねっつう気もする…
日本映画専門チャンネル放映age
これ、小松と橋本、どっちが戦犯なの?
「予算70億円あればオーソン・ウェルズも」で思い出したが、
『緯度0大作戦』の総制作費はいくらで、
そのうちジョゼフ・コットンに支払われたギャラはいくらだったんだろう。
地味に伸びてるね、ここ。
小学生の頃に見たなあ。小学生でもこの映画がダメってことは分かったよ。
末代まで語り継がれる糞映画が遺作になってしまった平田昭彦に
小松左京は土下座して謝れ
平田昭彦って特撮映画に出演するの大好きって言ってたから、満足してんじゃない?
>>169 本当は、BBJと同じ監督のゴジラに出演する予定だった。
>>170 武田鉄矢と同じ銀幕が見納めじゃなかっただけでもせめてもの慰めにしましょう。
20年振りぐらいに原作読み返してるんだけど、科学的記述がウンザリする程多いね。
小松御大がコレをすべて持ち込もうとしてたと考えると、橋本監督の苦労が偲ばれる。
単純に木星を太陽化してブラックホールを撃退するぜ!っていう
ガテン系にしておけば面白くはなったと思う。アルマゲドン?
ごめん、俺が間違ってた。
174 :
名無シネマ@上映中:04/01/10 19:11 ID:EbJT3UVn
小松左京の作品は未だ全部読んでないけど、一番好きなSF作家の一人かな。
福島正美氏も捨て難い。(ほとんど忘れられてるか)
虚無回廊とか結構面白いんだけど、TはAE(人口実存)が人類から離れて
SSを目指す、という展開で面白かった。
しかし、U、Vになってくると仮想人格が単なる擬人法にしか過ぎない感じ
で、御大も構想力が枯渇したか、と嘆息した。が、人類が人類を超える知性を
描けるか、というとこれは不可能かなと思う。
そろそろ読書量競争が始まるかな
176 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 06:01 ID:F78Mjtm+
>>147 >観る前の期待の高さだけで言えば
>さよならジュピター>>>>>>>>>>エピソード1
>だ。マジでな!!
そう言えば、「復活の日」、あれは今見るとがっかりするのだが、子供の頃見た時は
ただもう凄いと思ったものだった。ハリウッド映画の進化が凄過ぎるんで日本の特撮
がダメダメに見えるけど、「復活の日」はいかにも超大作って感じで、子供の頃には
随分ときめいた。
あと、ハルキ文庫で小松左京御大が復活してるけど、表紙が生頼義範じゃなかったんで
ゲンナリ。もし、表紙が昔の角川文庫版そのものだったら全部買うんだけどなぁ。
小説は中身なんだけど、SFはそのイメージも重要だと思うんで、ハルキ文庫の
ちょっとお安く作りましたってのじゃなくて、生頼義範氏のイラストで飾って欲しかった
なぁ。
>「復活の日」、あれは今見るとがっかりするのだが
どの口が言うたんや。この口か?この口が言うたんかー!
178 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 11:52 ID:mgDvMpyY
草刈まっ青
>>176 小松御大って角川メインだったの?
漏れの中では昔BBJのシナリオ版買った徳間のイメージだったよ。
>「復活の日」、あれは今見るとがっかりするのだが
渡瀬の大根ぶりにがっかりするが、
他の部分は、むしろ当時みたときより感動した。
181 :
名無シネマ@上映中:04/01/12 16:17 ID:Vf/Ucd5r
>>177>>180 TVで再放送とかしてるのをちょこっとみて(潜水艦から偵察機?が飛ぶとこくらい)
「あ〜なんか安っぽい」と思ったくらいで書いちまいました。
人類滅亡物は燃えますよねぇ。もっかい見ます。感動するかも知らんです。
「人生とは・・いいものだ・・」(これ、原作には無かったですよね?でも名科白)
御大は虚無回廊が最後の作品になるんですかねぇ。
あ、いかん、サヨナラジュピターだった。え〜BBJは(略
原作で宇宙言語学者ミリセント・ウィレムが使う携帯用コンピューターの容量は
数ギガバイト。
22世紀の話です。
183 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 00:56 ID:sDHeQjST
>>182 はぁ〜、原作が書かれた当時としては超絶のSpecとして描いたんでしょうが、
21世紀初頭の現在でさえ時代遅れですね。
テラ、ペタ、エクサ程度じゃすぐに時代に追い抜かれるのかなぁ。
―HLSI(ハイパーエルジィ)を使って、数ギガバイトの容量を持つ携帯用コンピューターも、
彼女の「問いかけ」にぎゅうぎゅうに痛めつけられて、液晶ディスプレイの上で
数字とグラフと光点が苦しまぎれにおどり狂っているように見えた。―
原作からの引用ですが、流石にこの件では御大を責められませんね。
>>182 別のクラーク・スレから引用したな。あの頃はまだ8ビットの32KBだった。
22世紀にスパコンの時間借りというのも素晴らしいが
そういえばクラーク先生は1982年の時点で木星太陽化を二日かそこらでやってのけた。
あと、Muse船内でタオルを座席にほおリ投げるという描写があったが、無重力だってこと
忘れてたんでしょか。
>>185 >Muse船内でタオルを座席にほおリ投げるという
小説のほう
187 :
名無シネマ@上映中:04/01/14 14:38 ID:hbgcLPdT
加速中ならGがあるよ。
小松左京の映画で、なんかこう東京がもやかなんかの
バリアに封鎖されてしまうって映画なかったでしたっけ。
子供の頃ポスター見て面白そうと思った記憶は
あるんだけど、その後ビデオ屋とかでも見かけないなぁ。
小松左京の映画で、なんかこう主人公がもやもやっとした
カツラをかぶってしまうって映画なかったでしたっけ。
子供の頃ポスター見てやばそうと思った記憶は
あるんだけど、その後ビデオ屋とかでも見かけないなぁ。
>185
原作ネタですが、某所で科学者(非東洋人?)がブラックホールの運動様式を表すのに
「味噌すり運動だ!」と言っておりました・・・・オマイ(科学者)は味噌摺りを
したことがあるのかとコイティジカン・・・
とはいえ、「ホジャ・キン」が実はあだ名で「キン酋長」のことだけどその点は一切説明無しだとか、
(説明する必要もないけど)博識ぶりもすごいのですが。
192 :
名無シネマ@上映中:04/01/17 14:55 ID:POpbj+Eo
日本アパッチ族、あれは案外面白かった。
戦後の反政府活動が盛んだった時期や、その残滓が残っていた時期には時代感覚とともに
より楽しめただろうなぁ。
御大は最近は「虚無回廊V」の続きとか書いてるんでしょうか。
近況をご存知の方、宜しくお願いします。
(何だかんだいって小松左京のSFが最高じゃ〜)
「この映画で日本の特撮は復活する」
「日本映画に技術革新が起こる」
多くの人がそう期待に胸を膨らませたものだ。
こういう(例え裏切られても)体験をしたことのない
若い人は可哀想だと思う。
でも金払って劇場に出かけた俺はもっと可哀想だと思う。
194 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 00:55 ID:6LZt5dNC
>>193 日本の胸踊るSF映画、作って欲しいですね。
今ではウルトラマンとか仮面ライダーとかの特撮もので結構CG使いまくりだし、
その気になって取り組めば画像自体は良いものを作れるんじゃないでしょうか。
タイタニックとかジェラシックパークも、公開時には確かに凄いCGだったけれども、
この分野はあっという間に低価格化し、ハードもソフトも進化するので、制作費
さえ有れば日本でも作れるだろうと思います。
あとは、日本中にブームを巻き起こすようなSF作品、これですね。
アポロが月に行ったりした時期にスター・ウォーズや未知との遭遇がヒットし、
日本では宇宙戦艦ヤマトなどが大ヒット。
ブッシュ大統領がやるかどうかは分からないけれども、火星への有人飛行が着々と
進められ、開発に日本も携わるとかなんとか、打ち上げの日が迫るごとに宇宙熱が
高まっていく、なんていう時代になったとして、折り良くSF小説にヒット作が
出ると、ひょっとしたら和製SF超大作が再び企画されるかも、と。
(「復活の日」とか、いいですよね〜。虚無回廊はTVドラマシリーズとかで・・無理か。)
195 :
名無シネマ@上映中:04/01/19 01:07 ID:40NEn9MI
ゴジラが足を引っぱり続ける限り、まず無理。
心が荒んできたら、このスレを訪れよう。
>>1の言葉が癒してくれる…
>>193 最後の一行が余計。
\1500で20年後まで語れるんだから安いもんさ。
最初の5行は禿同。
198 :
名無シネマ@上映中:04/01/24 18:36 ID:nv+25OtX
BBJはもともとアニメ用の企画だったとか。
199 :
名無シネマ@上映中:04/01/25 01:10 ID:C71ByZHl
国産SF特撮映画復興への意気込みというのは結構熱かったんだ。当時。
ま、あの時代だからスター・ウォーズは・・・としても2001年は射程圏内!
なんて思い込みは妄想に昇華し狂おしいまでの状況が公開前日まであったんだ。
だがよ。
原作を持ち上げる奴らがいるがよ。
あんなもの映画化できるなんて思うやつは小松左京意外いなかったわけヨ。
原作書いて脚本書いて、ひとまずコミック化でもしとけば
ストーリーの整理とヴィジュアル面の補強が出来たかもしれんが・・・
198みたいな馬鹿が中途半端なアニメ化する危険性も増えたわけだな。
結局、角川の壮烈な思い込みが潜水艦を南極に持って行った「復活の日」の方が
絵的にSFになっていた・・・。
ジュピターの宇宙船の巨大感に不満のあるひとの聞きたいのだが、
同じ宇宙船を使ったグランセイザーの宇宙シーンはどうよ?
山本薩夫監督版『さよならジュピター』
『金環蝕』とか『白い巨塔』のノリで、ブラックホール危機そっちのけで
どろどろと終わりなき政治的暗闘を繰り広げるウェッブ総裁とシャドリク上院議員、
その周囲でうごめく欲と金の地獄絵巻!なんてのもちょっと見てみたかったかも。
……この場合、本多英二役は田宮二郎?
鉄拳板『さよならジュピター』
ランセンに殴られたことを根に持ってジュピター教団に入る本多英二はイヤだ
それを引き戻そうとして教団の性の世界に溺れるカルロスもイヤだ
爆死を免れたブーカーはヴィットリオの代わりに撃ち殺される
ムハンマド・マンスールは一日何回もお祈りをする
サメをボコるやたらと強いジュピターはコワイ
子供に性的虐待をするピーターはありそうだ
アルジャジーラ放送に声明文を出すアニタもありそうだ
>>201 >どろどろと終わりなき政治的暗闘を繰り広げるウェッブ総裁とシャドリク上院議員
>本多英二役は田宮二郎?
ウェッブ総裁:佐分利信
シャドリク上院議員:小沢栄太郎
マリア:多岐川裕美
ミリィ:酒井和歌子
アニタ:加賀まりこ
ピーター:西田敏行
カルロス:白木みのる
自分で書いといて何だがイヤなキャスティングだなこりゃw
>>199 2時間弱の映画にするにあたって、どこを切りどうやって内容を
シェイプアップして行くか・・・その辺の峻別が出来てなかったね。
その点、同時期に公開された「風の谷のナウシカ」で自作を大胆に
切り刻んで見せた宮崎駿の仕事と明暗を分けた。
ジュピターゴーストはいらなかっただろ。
地球や月にカメラを振る必要も無かった。
ミネルバ基地の内部だけに絞り込んだ方が緊迫感のある作品に
なったと思うのだが。
>>204 >ミネルバ基地の内部だけに絞り込んだ方が緊迫感のある作品に
脳裏を『レムナント6』という単語がよぎったのですがこれは何かの気の迷いでしょうか。
206 :
名無シネマ@上映中:04/02/04 22:36 ID:k6d8v+CX
>205
わからんでもないな そんな雰囲気かも
アンドロメダ・・・ 「原作 アンドロメダ病原体」
みたいなそれぽっさと 緊迫感 切迫感がだせればいいけど
[打倒 2001年」の意気込みに燃えた小松御大が
モノリスを凌駕するスケールアップ因子として
担ぎ出したジュピターゴーストだからなあ。
引っ込めるわけにもいかんだろう。
当時のオーバーヒートぶりから見るに、サスペンス
主体の地味々路線には見向きもしなかっただろうな。
木星の撮影写真に時折写る数十キロ以上のスケールの謎の影----
探索を進めつつドラマが展開----
そして、探査船----
木星のガス雲の中で、徐々に近づいてくる巨大な物体----
神々しいBGM----
なんか格好いいビジュアルが今ならつくれそう_| ̄|○
209 :
名無シネマ@上映中:04/02/05 23:53 ID:5bn76Buw
だーかーらー!
ソコから入ってはいかんのヨ!
90〜120分で10分おきに見せ場があって・・・
ジュピーターゴーストをやりたいんなら、それだけに絞り込んで映画を
作った方が良いよ。
って言うか、実際映画の中でジュピターゴーストの存在意義無かったじゃん。
実際、ジュピターゴーストに物語上の存在意義がきわめて薄い、というのは
映画での問題だけでなく、原作小説における最も重大な弱点でもある。
むしろ、ブラックホール危機のストーリーを前面放棄して、
異星超文明の遺産であるジュピターゴーストを手中にする事で
太陽系社会における政治的優位を確保しようとする各勢力間の暗闘を描く
政治サスペンス&スパイアクションにしていたら……って、
こりゃまるまるサターンデッドヒートのパクリか。
サターンデッドヒートの本国での発表とさよならジュピター、どっちが先だっけ。
追記
最近だと『無限のリヴァイアス』も似たような設定だったか。ということは、
「オーヴァーテクノロジーをめぐる政治サスペンス」というのは
SFのサブジャンルとして確立しているのでそれだけでパクリの謗りを受ける事はない、
のかなあ。
あとは、もともとこの企画を『妖星ゴラス』の現代的リメイクのつもりで
考えていたらしい東宝側制作陣に、この方針変更を説得できたかどうか、なのか?
213 :
名無シネマ@上映中:04/02/06 01:30 ID:BBu1AmbY
くそー、あんまりもうジュピターのこと語りたくないが
そもそもはあんなハードSFが商売として成り立つわけなかろう。
しかもいきなりに作ろうとしたら・・・。
あのときアノ時代作るべきは「エイリアン」か「物体x」だったんだろうな。
過度にSFである必要はなく、怪物が出て来る来ないは別として
必要最小限のヴィジュアルで、マインドたっぷりの宇宙空間の孤立劇。
とか、206のクライトンつながりで言えば「ウェストワールド」とか。
当時とすれば「アウトランド」なんてのも意外に安そうだけど面白かったし。
「SF」である以上に「映画」って部分が「無重力SEX」じゃあなぁ〜。
タイマイはたいて、会社起こして「SF超大作」って言っちゃったから
当然ド迫力ヴィジュアルをウリにせざるを得ないのかもしれんが
「小松左京」だからできなかったんだな、きっと。
小粒でピリっと辛い習作が3本は必要な出来だった。
但し、間違えては逝けない。
「ロード・オブ・ザ・リング」を真似して3本の映画に分けろ!
等とは間違っても言ってはいけない。
考えてもいけない。
ただ忘れて眠るだけ。
おやすみ。
「法螺吹きの小松左京と取り巻きのSF連中が悪いのであって東宝の映画スタッフは悪くない」
とでも言いたげなヤシが関連スレには以前から出没してるけど、
でも、スターウォーズから始まったSF映画ブームに東宝経営陣も乗ろうとしたものの、
出来上がったのが惑星大戦争だったのでさすがに自社スタッフのセンスの無さに気が付いて
小松左京に泣きついた、というそもそもの発端は忘れちゃいかんよねw
どの道、BBJがあろうとなかろうと、金子&樋口ガメラが登場するまで
日本の特撮映画は低迷し続けただろう事には違いなく、
今から振り返ってみれば、東宝特撮の歴史的使命は円谷英二の死去と共に終わっていた、
と言えるのかもしれん。
>>213 > そもそもはあんなハードSFが商売として成り立つわけなかろう。
とりあえず、原作をちゃんと書いてから出直してこい(過去形)。> 小松
>>213 > 「SF」である以上に「映画」って部分が「無重力SEX」じゃあなぁ〜。
元恋人同士の話だけ抜き出して、神代辰巳に撮らせてはどうか?
>>214 「さよならジュピター」に関しては小松が悪いのでは?
東宝の映画スタッフは道具に過ぎないのだから。
東宝自身の話はまた別の話だし。
ゼロジーラブか…
そういえば、ピーターと英二の対話の場面でBGMにTV版マクロスのサントラが流用されてたね。
同じ羽田健太郎の音楽だからって安易な事を、と鼻白んだ記憶がある。
あれ、音響スタッフが勝手にやっちゃったのか、ハネケン本人の判断だったのか。
原作に出てきたミリーとバーナードにブラックホールのレクチャーをする掃除の
おじさんを三木のり平で見たかった。
惑星大戦争に足りなかったのは金と時間でわ
どっちか選べと言われたら、俺は「惑星大戦争」を取る(w
ジュピターの手間と技術で惑星撮れば
ジュピターの手間と技術とセンスで惑星撮ると
BBJとおんなじもんしか出来ない。
惑星大戦争は、スターウォーズに影響されて、
いかにも、慌てふためいて作りましたっていう、
やっつけ仕事ぶりが楽しいんだが。
つーか、あんなもん、じっくり作られても無意味だと思う。
それにヒロインは惑星大戦争の方がいい。
まあ、惑星の即製乱造ぶりを楽しめるか情けなさに涙するかが
BBJの評価にもそのままつながりそうだな。
おいおい、BBJはまだSFとしての価値らしきものはあるが、惑星大戦争なんて今ではB級カルト的な価値しかないだろう。
スターウォーズと比べるなぞおこがましいにもほどがある。
せめて、宇宙からのメッセージと比較ならわからんでもないが。
少なくとも惑星の関係者は誰一人「打倒SW」なんて意識は
なかっただろう。ちょいとばかり情けないのは事実だが・・・
比較して「打倒2001年」を広言して結果的にお笑いSFしか
作れなかったBBJとどちらがより情けないか・・・
好き好きだけどね。
230 :
226:04/02/08 23:06 ID:zyWE9sbb
いや、だから惑星は泥縄ぶりを楽しむものであって、
SF映画としての完成度を語ってはいけないとゆーか、
そもそも、議論の対象にすらなりえないとゆーか。
それに、やっぱりスターウォーズとゆー超大作と比べてこそ、
ショボさを楽しめるとも思えるのだが。
いや、キャロライン・マンローの「スタークラッシュ」と比べてもいいんだけどね。
巨乳ビキニ・ヒロインの逆さ吊り萌え。
>>211 しかしまあ、当時の東宝がシリアスな政治サスペンスを作ろうとしても、
松林宗恵や舛田利雄が一連の戦争映画と同様の「御前会議」と「最前線の一兵卒」を
交互に描写するだけで全体状況がまるで見えてこないスケールの貧弱な映画を撮るか、
山本薩夫や熊井啓あたりが政治的主張丸出しのクドい映画を撮るか、
どちらかの結果にしかならなかったと思うけどね。
ただ、いずれにせよ、下積みだけむやみに長い万年無能助監督の監督デヴューに
複雑な物語展開のスペクタクル大作を任せるよりはマシだった可能性は高いかもしれんが。
>>232 そもそも誰かが「ジュピター」を「惑星」よりマシとか言い出したのがイカン。
俺もあの安っちさがフェイバリットなんだから、うかつに比べて欲しく
ないもんだ。
なんつーか、BBJにはネガティブな感情しか湧いて来ないが、「惑星」
には何でも許せてしまえそうなポジティブな気分が満ちてるんだな。
あのテーマ曲がかかったら、もう思考停止のスイッチオン(ww
>>231 誰ならあのテーマをきちんと捌いた上で描き切れただろうかと考えると、
ちと当時の日本では思い付かんね。
往年の岡本喜八が「太陽系の一番長い日」みたいなノリでやってくれ
れば、かなり近いかもしれんけど。
海外の戦争大作映画みたいに外惑星班、月面班、地球班で監督分担
するとか(w
今、この作品を真っ当にまとめようと思ったら「プロジェクトX」という
フォーマットを踏襲するのが正しい選択かもしれない。
そこでテレビ放映版の出番ですよ。
惑星は宇宙戦争の振りした冒険活劇。ジュピターは宇宙科学+思想?
>>231 >万年無能助監督の監督デヴューに複雑な物語展開のスペクタクル大作を
任せるよりはマシだった可能性は高いかもしれんが
プロデューサーの意見が絶対の現場だからこそ傀儡監督が必要だったんだと。
237 :
名無シネマ@上映中:04/02/09 18:40 ID:VUQ7IQQj
原作者の前で
ジュピターゴーストを消し去り、火星の出だしを斬り
南国沖縄ロケをスットバしてサティアンに変えて
見る者に恥ずかしさを植え付ける幼少期の別れのシーンと
挨拶代わりの空中SEXを消し去りゴジラも宮本武蔵も
無かったことにして
襲い来るブラックホールに対して木星を吹き飛ばす計画に従事する
現場作業員と邪教集団の最後の24時間の戦いに
絞り込める奴は
居なかった。
当時三池がいて彼が監督したら
なめたSFになってばかおもだっただろうな
>挨拶代わりの空中SEX
あの再会してから、二人でセックスルームに走って行くまでの
スローモーションシーンが辛過ぎる。
なんかもう、「俺たち、これからセックスしに行くんです!」って喜びの
感情だけで丸々一つの場面を作り上げてしまうことの薄ら寒さ。
それも才能ある監督のセンスで撮られているならある種の芸術的表現
まで高められるのかも知れないが、とにかく凡庸としか言いようのない
演出なんで、画面全体に極太ゴチックで
「したい! したい! したい!」
と対処されてるような気分に陥る。
242 :
名無シネマ@上映中:04/02/09 22:32 ID:VUQ7IQQj
240
>画面全体に極太ゴチックで
素晴らしい表現だと思いました!
サブカル本に毒された陳腐な書き込み。
逆説的に考えれば、このようなスレが定期的に出来ることも含めると、
いかに、多くの日本の映画ファン(あえてSFファンとは言わない)が、
日本から発信される本格的なサイエンス・フィクション映画に期待を込めているか判るな。
いや、過大評価と言わば言え。勘違いと罵られれば甘んじよう。
でも、イタリア人を除けば、宇宙SFで世界に映画を公開した
ほとんど唯一の民族ではないかと? 日本人は。
>>243 映画自体が陳腐の極みだ。
仕方あるまいて。
『惑星大戦争』は奇天烈ながらも映画として成立。
『さよならジュピター』は…
『惑星大戦争』スレ違い。
248 :
名無シネマ@上映中:04/02/10 12:20 ID:0FtqoBD2
>>244 [×]日本から発信される本格的なサイエンス・フィクション映画に期待を込めているか
[○]日本から発信される本格的なサイエンス・フィクション映画に期待を込めていたか
いまどきそんなもんにこだわる奴なんかいねー。
>でも、イタリア人を除けば、宇宙SFで世界に映画を公開した
>ほとんど唯一の民族ではないかと? 日本人は。
ドイツで同じことした奴はその後ハリウッドで「ID4」を撮った。
フランスじゃ100年前にもうやってた。
探せばごろごろ出てくるぞ。しかももっとましな奴が。
日本SFへの郷愁に満ちあふれたスレですね。
やっぱ日本人が出るSF映画(宇宙もの)ってのがイメージ的にダメさがあるんだよな。
中途半端に外人出てくるところも涙をさそう。
日本初の本格的サイエンスなんたらってのは、もうアニメが達成してるだろ。
アニメだから、という視点もあるな。
子供の頃、ヤマトに熱中しながら、「何で日本人しかいねーんだよ」ってつっこみ入れてなかったか?
丁髷帯刀のサムライSFでどうか?
「ブレード・ランナー」の強力ワカモトも真っ青なやつ
>>249 自己レスだが、ヤマトは本格SFではないから、念のためw
甲殻機動隊とかパトレイバーとかアキラとかかなあ。
本格SFアニメと言えば
昔NHKでやってたバーチャルシリーズくらいしか
思い浮かばんな
BBJ公開当時の本格SFアニメって例えば何?
マクロスとかクラッシャージョウとかかな。
本格SFなのか?>マクロスとかクラッシャージョウ
259 :
名無シネマ@上映中:04/02/10 21:20 ID:YE7xjCWU
本格かどうかって映画の出来になんか関係あるのか?
駄作。だけど好きだ。
さよならジュピター・・・。
この映画にはストレートなアンチはいなさそうだな。
一見アンチも、実は期待を裏切られたが故の恨み節
って感じが多いしね。
考えてみりゃ幸せな映画なのかもしれん。
見てしまった方は不幸極まりないが・・・
262 :
名無シネマ@上映中:04/02/11 01:03 ID:6QPIpWcx
俺もそう思う だいたい だれがこんなにカキコしているんだ(W
263 :
名無シネマ@上映中:04/02/11 10:25 ID:r944HNW8
まさに「失敗したプロジェクトX」だな。
264 :
名無シネマ@上映中:04/02/11 21:59 ID:AdX6zmMn
そのとき小松が差し出したミヨウミマネのモーションコントロールカメラ
を見てスタッフの一人はつぶやいた・・・。
・・・ゴジラ撮りてぇ。
265 :
名無シネマ@上映中:04/02/13 23:49 ID:V5+/fzuW
あれをモーションコントロールカメラと言ってはいけない。
267 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 00:10 ID:Xvvx55fc
今まで飛行機は勿論宇宙船も海底軍艦さえもイトで吊って来た。
200キロを超える怪獣キングギドラでさえ・・・。
天才特撮監督と謳われた円谷以来の東宝特撮の伝統芸である。
しかし、小松の現場の雰囲気を構わない熱気を帯びた要求がスタジオに響いた。
スタッフの前に現われたのは一糸まとわぬ外人美人女優。
川北はつぶやいた。
・・・・・・・吊ったろか!
268 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 01:20 ID:AzTOqWU5
>265
コンピュータ制御で同じ動きが何回もできればモーションカメラじゃないの?
ジュピターのはどんなんだったの?工業機械の改造品とは聞いているが
小松先生が監督をした。
すべてはそれが失敗の原因。
270 :
:04/02/14 06:12 ID:MGK9vOE6
>>244 それならリターナーをもっと応援してあげるべし。
そしたら俺らもやってみっかな?って会社がでてくるかもしれないしさ。
>>268 本物のモーションコントロールであれば、
カメラそのものの制御(フォーカス、ズーム等)を連動して行なうが、
BBJのモーコンもどきは単に産業ロボットの先端に既成品のカメラを据え付けただけで
カメラ移動の制御しかできなかった、んじゃなかったけ?
>271
マジ?
それで、あんなにスケール感の無い映像になったの?
>>271 追記:
東宝側が、直接的な作品製作以外の基礎技術開発に出せる予算などビタ一文も無い、
と突っぱねたので、小松左京がやむなく懇意のメーカーに頼み込んで、
廃却処分のデモ機を裏から譲ってもらってモーコンもどきをでっち上げた、とも聞く。
BBJ終了後は東宝に寄贈されたものの、使いこなすスタッフが現われないまま
倉庫の隅で錆びつくに任された、とも。
小松御大の気持ちも解らんではないが、当時の邦画の制作体制に
おいてモーションコントロールが果たしてうまく機能し得たのかどうかも
実は微妙な所ではあるな。
BBJの制作秘話には、身の丈に合わないことをやろうとしている痛々しさ
が常についてまわる。
ガキじゃないんだから段階を踏むって事を考えないと。
完全に流れを断ち切ってしまっている。
276 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 20:57 ID:MWYKuliI
つまり特撮は全部外注に出すべきだったんだね。
当時CMとか作ってた連中のが、はるかにマシな物を作れただろう。
金もかかったろうが。
277 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 21:16 ID:2e2qVL9/
小松先生や東宝の肩は持ちたくないが、当時の川北組がジュピターで
本領を発揮できなかったのは事実。しかし翌年の「愛・旅立ち」で
これでもか!とばかりに爆発する特撮センスには、映画館で殴られたかのような衝撃を覚えたよ。
で、皆様は「愛・旅立ち」は観たか?
「ヤマト 新たなる旅立ち」ならみたな。
279 :
名無シネマ@上映中:04/02/14 21:43 ID:LQ2JIKAL
竹取物語は使わなかったのかな、モーコン。
ゴジラのスーパーXが思い切り吊られて出て来た時
ジュピターとは一体なんだったのか?と愕然とし
時代はCGの時代になったがスペゴジで全ては無に帰したのを実感した。
東宝ってそんなもんだなって。
だから(?)vsデストロイアで東京壊滅シーンとか凍り付くゴジラのCGなんぞ、
比較的よくやった!とか思った。ヤマトタケル辺りからのCGを取り込もうという
動きを見る限り川北えらい、と思うけどね。
>>272 むしろ撮影期間が短すぎたのが原因らしい
>>277 >で、皆様は「愛・旅立ち」は観たか?
ええと、マッチと明菜ちゃんがトランブルごっこするアレのことでしょうか
>だから(?)vsデストロイアで東京壊滅シーンとか凍り付くゴジラのCGなんぞ、
>比較的よくやった!とか思った。
ベビーゴジラの顔のまえに立ってるヒロインという画面、よくみると合成じゃない。
べビゴジの写真を思いっきり拡大した壁紙のまえに役者が立ってるの。
リアプロも使えなかったらしい…
>>279 > ゴジラのスーパーXが思い切り吊られて出て来た時
> ジュピターとは一体なんだったのか?と愕然とし
特撮疎いのですが、吊らないでやる方法ってCG以外だとどんなの?
>>281 合成するんです。
戦闘機と宇宙都市のミニチュアを別々に撮ってそれから合成するという、旧スター・ウォーズでやってた
アレですわ
ダイレクトマットプロセスってのは東宝が開発したんだよな
>>282 合成の過程で写っている紐は消すわけですね?
消したいんですが、消し切れなくてねえ・・・
286 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 11:07 ID:+95ydGFI
ちゃうよーん
戦闘機と他のビル群を別撮りして合成するんだよーん
>べビゴジの写真を思いっきり拡大した壁紙のまえに役者が立ってるの。
・・・・・。
映画のマジックですなぁ〜
287 :
門外漢:04/02/15 11:36 ID:jFtEJ6wd
>>286 > ちゃうよーん
ってのは何に対して言っているんですか? 「紐消す」?
背景と一緒に取る必要がないから、紐で吊す必要はない、
隠れたアングルに棒でもいい、ということ?
288 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 13:07 ID:+95ydGFI
286です。
すいません。
282の書きコの説明に同調しました。
アチラのSFX工房とやらでSW旧3部作などの裏方映像なんぞ見てると
ブルーバックの前に棒なんてものじゃなく思い切り太いバーで固定してある
戦闘機のモデルをモーコンがなめて撮ってゆくシーンがあり当時のsfx厨は
仰け反ったのでありました。
合成でイトを消す手法もあるわけですが。SW1作めのデススターの溝での空中戦
よろしく、なぜか低空からビル街を突き進んでくるスーパーXは、あの蒲鉾形状と
これ以上無いであろう荘厳な音楽と反比例してシッカリクッキリなイトに失笑してしまいました。
あそこだけでもモーコン使って、コクピット内部まで迫るカットが欲しかったな、と。
折角のモーコンの偉光wも半年後の作品で見向きもされていなかったのが
不憫でなりません。
舌足らず、筆足らずをお許しください。
愛。
やっぱ「吊り」は世界に誇る日本の伝統芸ですからなあ。
ドメスティックな見地から「糸は消せない消させない」
とでも考えておるのではないでせうか?
84ゴジラはLDで何回も見たけど、よ〜く見るとうっすらと細い線が見える程度だった。普通に見てる分には全く気にならんが、劇場で見ると違うのかな?
で、モーションカメラはその後イマジカがちゃんとしたやつを作って、今に至ると
有楽町の鉄道ガードを横切るゴジラ
橋がプラモを踏み潰すように壊れていく、いや折れていく
それを堂々あっぷで撮る
これが東宝の心意気よ
293 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 18:48 ID:eR0iUsS1
>291
そのちゃんとした奴ってのの活躍の場はあったの?
>283
ダイレクトマットプロセスという奴の詳細教えて。
エリアル合成とは違うんだよね?
>293
一台のカメラに90度の方向に二つのレンズ系が組まれ、一方にミニチュア、
一方にコックピットのセットとパイロット役の人間を配し、オプチカル
合成ではなく実に直接的に一枚の絵にしようというもの。アイデアは日本
特撮界の先駆者円谷英二考案したとされる。
295 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 20:30 ID:eR0iUsS1
>>294 ありがとー。
しかし、戦前ドイツのシュフタンプロセスと何処が違うのかと小一時間(ry
エリアル合成を東宝が開発できたわけないしな(w
SFXは、結果がすべてよ!
技法や、手段などどうでもよかろう、なのだ!
どのゴジラか忘れたけど
モスラかなんかが空を飛んでいて、その影が街を横切るシーンがあって
街はビルやら家やらででこぼこしているのに
影の輪郭はまるで変わらないというナイスぶりを楽しめました
299 :
名無シネマ@上映中:04/02/15 21:45 ID:EJ5jwayv
>>288 モーコンカメラは当時日本では、オガワモデリングにしか無かったのでは?
しかも、買っただけでイマイチ使い切る技量が無かったようなw
300 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 00:04 ID:Gg+CYV96
流れと違いますが…サントラ欲しい。
>>300 サンプル版でレコードだが入手した。
CDも出てるはず。
302 :
門外漢:04/02/16 02:35 ID:rDaOTKgg
モーションコントロールってのは、
飛んでる奴と背景を二回に分けて撮るから、
カメラの動きを完全に再現できないといけないわけね?
御大の脳内では、すべてがモーションコントロールできてたんだろうな…
>302
正確には飛んでる奴と「飛んでる奴の影」を2回に分けて撮るのだ。
2回目には模型にライトを当てないで背景のブルースクリーンだけ光らして、
模型が真っ黒な状態で撮影するのだ。
そうすると合成用の綺麗なマスクが作れるのだ。
あと、模型に電球仕込んで光らしたりするときは、電球だけ別に撮ったりもする。
この場合は「模型/模型の影/電球」の都合3回繰り返し。ほんとはもっと多いらしいけど。
「さよならジュピター」で使ったモーコン(アボットという奴)は、この繰り返しが
うまく出来なくて、きれいにマスクを抜けなかった。
だからあの映画、合成で宇宙船撮ってるシーンは背景が暗い宇宙空間のシーンばっかり。
>>304 >「さよならジュピター」で使ったモーコン(アボットという奴)は、この繰り返しが
>うまく出来なくて、きれいにマスクを抜けなかった。
そういう苦労話が良い方向に蓄積して映画の出来に貢献してるなら
良いんだが、実際には、
「ハリウッドSFXの安い焼き直し」
にしかなってない所が一番情けない所なんだよな。
昨年、20年ぶりにスカパーで見たが、ドッキングのシーンであそこまで
あからさまな「2001年」のパクリカットがあったのを全く失念していた。
今更ながらに見てるこっちが恥ずかしくなるんだから、ちょっと凄い(w
SF作家総スカンだった「宇宙からのメッセージ」だって、「あの作品に
しか無い何か」が受け入れられて、未だにタランティーノとかがリスペクト
してるのに比べると、BBJってのは本当にワナビーの映画だったんだな
と改めて思う。
>>304 >だからあの映画、合成で宇宙船撮ってるシーンは背景が暗い宇宙空間のシーンばっかり。
ほとんどの背景は宇宙空間なのが幸いだったのでわ?
暗い宇宙以外の背景は、宇宙から見た木星(出発するスペースアローと、落ちていくミネルヴァ基地)と、木星の大気圏内(ミューズ12とJADE3)くらいだったような
これらは吊りと普通のカメラで撮ったのかな?
>306
>暗い宇宙以外の背景は、宇宙から見た木星(出発するスペースアローと、落ちていくミネルヴァ基地)と、
>木星の大気圏内(ミューズ12とJADE3)くらいだったような
あの辺は全部吊ってたね。
基地から脱出する貨物船が電車みたいに「かっくん」とカーブしていくのが恥ずかしかった。
>>304 >2回目には模型にライトを当てないで背景のブルースクリーンだけ光らして、
その場合はブルーでなく白が普通。一発撮りで済ますときは青。帝国の逆襲の宇宙船が
青ふちだったのは二回撮りする時間がなかったから。2010とかのメカは白撮りだったから
合成ラインがとってもきれい
>暗い宇宙以外の背景は、宇宙から見た木星(出発するスペースアローと、落ちていくミネルヴァ基地)と、
>木星の大気圏内(ミューズ12とJADE3)くらいだったような
TOKYO3がお尻をさらして木星に向かっていくとこ(ポスターでもあったじゃん)は光学合成
冒頭、火星上空で進路を変えている宇宙船んとこもそうなのかな
ミネルバ基地より宇宙艇がケツみせながら飛び出していくところは光学合成っぽいがどうなんでしょ
2001んときはMCCがなかったから
人形アニメの要領でコマ撮り
マットは手がきで作ったらしい
だから星空しか背景につかっていない
月に降りていくとこはよくみるとハメコミ合成
セルにナウシカ描いて腐海の森の画に被せて撮影するのと同じ手
ミネルヴァ基地の木星激突はあんまりだよなぁ
あんな失敗カット堂々と使うんだから・・・
いるかのレクイエムが始まったところで
観るのをやめたのだが、はやまったのか
賢明だったのか思い悩むこの頃でありんす。
313 :
名無シネマ@上映中:04/02/16 23:38 ID:ZHjmMIz0
一度は見ておいたほうがよい。
加速器に反応して復活したゴジラとキングギドラと
宮本武蔵が木星上で大乱戦を繰り広げ木星を吹き飛ばす
カタルシス映像の極致を・・・。
>>310 「2001」はアナログモーションコントロールだよ。
コンピュータの変わりに人間が「カメラが何フィート動いて何度曲がった」とかを
目盛りとにらめっこして再現した。
さすがに精度低いからリテイク回数すごかったらしい。
その時に特撮やってたダグラス・トランブルがなんとかコンピュータ制御で
出来ないかと試行錯誤を続けて、研究に出してたスタッフがジョン・ダイクストラ。
>>314 MCは使っていません。超巨大ボルトと連動した模型をコマ撮りしたんです。
露光の関係で一コマ撮るのになんと10分!
トランブルはMC開発にはかかわっていない。あれはいわゆるマイクロ・コンピュータ
出現以降のことだしサ
モーコンがどうのこうの、根本的にBBJが駄目なのは、センスだよ、センス。
その「センス」に共感してるやつも
結構いそうなのが問題なのだが・・・
318 :
名無シネマ@上映中:04/02/18 17:22 ID:XWhhRqAf
木星大気圏探査中のJADE3のシーンでミリーのリップと
声優のアフレコが完全に合っていてそこは感心した。
ウェッブとミリーの日本語吹き替えは誰がやったんだろう?
クレジットはされてないよな。ナンシーは井上遥だと思うが。
人物に魅力を感じるか?
仕事中に女としけ込んで無重力セックス満喫してるような主任を
上司に持ちたいとは俺は思わん。
センスを問題とする場合、誰のセンスが問題になるんだろう?
小松?橋本?川北?小川?ぬえ?
>>321 ああ、そう言えば俺、島耕作も嫌いだわ(w
>>320 前の3人。
特に前の方に行くに従って比重が大きくなる。
ぬえは立派な仕事をしていたけど
小川の模型はおそろしく良く出来ていたものの熱に弱くて映画撮影には向かないという大チョンボだし
ゴジラをみてても分かるが川北はソツがないが度胸もない
橋本?きさま、脚本段階でなんとかしろよ
男性優位主義者の小松さん、あなたの想像力+創造力をささえるパワーは邦画にはありませぬ!
ぬえのミネルヴァ基地はもっと奇抜なデザインにしても良かったと思う
当時の小川には映画のノウハウがなかったわけですな。プラモそのまま使ったとかで…
この映画はいい経験になったのかな?84ゴジの人工衛星から、その辺は改善された?
ところでプラモが溶けないようにするにはどうすればいいんでしょうか?
プラモを型取り→熱に強い樹脂(ABS?)で複製→組み立ての手順?
強い光熱をあてないことです
>>318 おえっぷ、じゃなくてウェッブは石田太郎伯爵だそうです
当時の「噂の真相」誌にライトの当てすぎで模型が溶けた、なんてゴシップ記事が出ておりましたな。
ただ模型の出来そのものは精密でよく出来ていたと思う。(デパートの展示で見た)
でも合成すると、青味がかっているわ、粒子は荒いは、巨大感ゼロというシロモノでした。
なんでああなってしまうのか? フィルムとかレンズとかオプチカルプリンターとかの問題なのか?
それともセンスのせいなのか…
>>328 これも有名な話なんだけど
ミニチュアを撮影するとき問題になるのは、ピントあわせなんすね
模型の手前部分にピントを合わせると、奥が甘くなってしまうし
奥にあわせると今度は手前が甘くなる
ためしに眼球の前に鉛筆を縦において、手前と一番奥の両方にピントを合わせられるかやってみてください
どっちかしかピントあわせられないと思います
で、これをクリアするには、レンズの絞りをうんとこしょ絞るしかないんです
そうすれば焦点深度っていうものがうんと深くなって、奥までくっきり撮れるのです
ただ、これをやるとコマが暗くなってしまうので
被写体への照明をうんと強くして1コマあたりの光量を維持するのです
黒沢映画の画面が奥までくっきりしているのはこのテクを使っているからであります
ジュピターの宇宙船もこのテで撮るつもりだったのが
照明をがんがんあてたところ熱で熔け始めてしまいました
てなわけで照明は抑えざるをえなくなり
ピントあわせの問題は望遠レンズで撮ってごまかしたもんだから
フィルムに映ったものはなんかオモチャっぽいものになってしまったということなのです
長時間露光っていう手もあるよね。1コマを長い時間かけて撮るというやつ
結局時間かかるからやれなかったみたいだけど
ピントの位置だけを変えてモーションカメラで複数回撮影して、ピントの合ってるとこ同士を合成するってのは?
これも当時のモーション精度では難しいか
現在のCG技術があれば解決できたって部分も多いのでは?影とか
要はSFのわかってるSF作家と映画のわかってる東宝映画人の相乗効果を
期待してみたものの、
蓋を開ければ「映画を知らないSF作家」と「SFXを知らない東宝映画人」が
マイナス方向に相乗してしまったと。
>>331 あ、モーションコントロールカメラは基本的に長時間露光。
縮尺の大きい模型なんかでは1コマ数十分とかで撮影して大きさを出すこと
が多い。
だから尚更ブレたりしない精度が必要になってくるわけだね。
>315
もうちょっと歴史を勉強せぇ。
DAICON FILM 版『帰ってきたウノレトラマソ』が83年3月完成、BBJの1年前だったか。
こいつらにシナリオ初稿と予算10億を与えて好き勝手にやらせた方が
東宝スタッフよりはよっぽど作品としてセンスのあるものを作ったと思う。
まぁ、「エヴァ事件」が10年早く起こっていた可能性も否定はできんかもしらんがw
そして実際自由にやらせてみたのが
「八又之大蛇の逆襲」だったんだけどな。
ちゅうかスターデストロイヤーだってプラモの部品使ってるやん。
つまり強い照明当てすぎって事なんでしょ?
結局
>>331の言う方法しかないんじゃ?
>>335 「自由にやらせてみた」といっても予算の制約はあったでしょ?
具体的にいくらだったのかは知らないけど。
まぁ、もし八岐之大蛇をプロの俳優を使って35mmで撮影してたら、
セットや特撮がそのままでも製作費は3〜4倍くらいに膨れ上がってたかもしらんが。
>>336 とにかく製作期間を長く取れないというのが日本特撮の最大の弱点なのかも。
>>273 亀レスですが。
BBJ終了後の偽モーコンは株式会社アマダに返却されました。
理由は簡単。東宝に置いておくと税金を取られるからですね。
微速度撮影には向かない精度しか持たず、停止点で「ガックン、ガックン」と
揺れてピタッと止まってくれない偽モーコンのために税金を払うバカはいない。
アマダに返却された偽モーコンは本来の用途である産業用ロボット
の部品取り用として皆様のお役に立ったそうです。
以上。
>>336 長時間露光は確かに問題の解決策なんですが
モーコンというのは単に「精密に動くカメラ台」じゃないのです。
カメラそのものにも改造が必要。コンピューターによって
フォーカス、シャッター開角度などを制御させなくちゃならない。
円谷時代から使っているミッチェルには当然、こんな仕掛けはない。
本来ならミッチェル(古いからと言って馬鹿にしちゃいかん。
駆動系の頑丈さとレジの正確さは今でも立派に通用するのだ)
を改造してモーコンに対応させなくてはならないが
改造してしまえば元には戻せずモーコン専用にしか使えない。
んなわけで照明を出来るだけ強くするのが最も現実的な
解決策であったわけですよ。
>>333 >315
>もうちょっと歴史を勉強せぇ。
315は正確なんだが…
ジュピターの特撮期間は半年だったと思う。
これで2001なみの長時間露光なんて、よほどスタッフを増やして同時進行にでも
しないとでけへん。
でも、んな予算も人手も場所もあらへんねん。
>>339 315は全部まちがってるぞ。
・「2001年」の宇宙船はステップモーターを内臓したクレーンカメラで黒バック撮影、
コンピューター制御のできない時代だったので操作の繰り返しは
「オペレーターがステップモーターに直結させた目盛りをチェックして初回パスの
通りに動かす」ことで凌いだ。
コマ撮りではない。10数分の露光中もカメラは着実に動いていた。
何冊も出てる「2001年」メイキング本や、毎度おなじみ「SFX映画の世界」を読んでみるといい。
・その「2001年」のSFXを担当したダグラス・トランブルに、「スター・ウォーズ」製作準備中の
ジョージ・ルーカスが接触した。
あちこちから有能なSFXスタッフを調達しようとしていたルーカスは、当然の如くトランブルにも
声をかけたわけだ。
トランブル自身はルーカスの申し出に乗らなかったが、彼のスタジオ(FGCという会社。後に
「未知との遭遇」の合成を担当する)に一時期在籍し、その時は学術プロジェクトに参加
していたスタッフを紹介する。
そのスタッフこそがジョン・ダイクストラであり、彼の参加していたプロジェクトとは、
「カメラをコンピュータでコントロールする研究」、即ちモーションコントロールカメラの開発
だったわけだ。
この辺の詳細は、「スター・ウォーズ特別編」公開時に刊行された「シネフェックス特別版」に
書いてある。
つまり、モーションコントロールカメラのルーツはトランブルが「2001」や「サイレントランニング」
でやってみせた「カメラ駆動を正確にリピートすることで模型に擬似的なムーブメントを与える」
手法にあり、彼の継続的な研究が後のダイクストラフレックスに結びついた、という訳なのだよ。
>>338 できはともかく、無い物を見様見真似で作ってしまうところは日本人として好感が持てるな
ジュピター以後のモーションカメラ使った映像は、みんな正式なモーションで撮ったんですな
ジュピターの次にモーション使った邦画ってなんですか?
首都消失?ガンヘッドまでなかったかな?
>>343 CM業界のが先に使ってた気がするなぁ。
「竹取物語」では使ってたはずだけど。
更に身も蓋もない事を言ってしまうと、実は「無い物」でさえなかったりする。
アメリカでは1981年当時、すでに「組み立て式モーションコントロールカメラセット」を
売っていたのだw
ロジャー・コーマンのスタジオとかがこの安物を買い込んで、ジュピターよりは少々
ましな映像をお手軽に作っていたはずだ。
>>341 全部ちがうよ。
>コンピューター制御のできない時代だったので操作の繰り返しは
まず、コンピュータ制御でないものはMCCとは呼びません。
>コマ撮りではない。
なんかこういう勘違いする人よくみかけるんだけど、
例えば月面バスを良く見ると、動きのブレはまったくない。これ、ボルトと連動させてコマ撮りしているのです。
ちゃんと文献とかあってないでしょ。
>つまり、モーションコントロールカメラのルーツはトランブルが「2001」や「サイレントランニング」
>でやってみせた「カメラ駆動を正確にリピートすることで模型に擬似的なムーブメントを与える」
>手法にあり、彼の継続的な研究が後のダイクストラフレックスに結びついた、という訳なのだよ。
ここには重大なごまかしがある。トランブルはマイクロ・コンピュータと連動させるという肝心のとこの
開発にはいっさいかかわっていない。
つまり、手柄はダイクストラのものということです。だからこそアカデミー賞は彼が取ったのです。
繰り返すが、マイクロ・コンピュータ制御されたものをMCCと呼びます。2001の時代には
マイコンは存在しなかったのです。
わかったかな〜
>ちゃんと文献とかあってないでしょ。
あたって
>>344 「日本には」無かったということで…
しかし我が大日本の精密機械技術は世界一ィィーッ!だから、
それで作ったカメラも凄い性能なんだろうと思ってたのだが…(やっぱ中古なのネ…
あとオプチカルプリンターも気になるなあ
本作も84ゴジも、円谷英二時代のやつより新しいの使ってるのかな
>>346 なるほど。おまいの言いたい事は全部文献の受け売りね。
>>348 それは
>>341さんに言ったほうがいいんでないかなー
宇宙ステーションとか月バスで窓に人が映っているけど、あれだってミニチュアの内部から投影して
まとめ撮りでっしゃろ。
つまり、コマ撮りでないとでけへんよあれ
>>340 特撮だけで半年って、日本の特撮映画としては破格でないか?
そんなビッグバジェットだったの、あれ?
>>341です。確かにスレ違いだから最後ね。
>>345 >>まず、コンピュータ制御でないものはMCCとは呼びません。
オレ解釈ってやつ?それとも業界内でのならわしか。
違うなら根拠をあげてみたまえ。
コンピュータを使っているかいないかに関わりなく、「2001」のシステムと
ダイクストラフレックスは同じ方法論・撮影手法を追求するものだ。
それ故に、SFXの研究所(まじめなものもヲタ向けのものも)では、
両者はモーションコントロール技法で一括りに語られている。
この辺はやっぱり「SFX映画の世界」を読んでいただきたい。
まぁ実際の所、ダイクストラフレックスの登場が余りに鮮やかで画期的だったので、
コンピュータ制御があって初めてモーションコントロールなんだと言いたい気持ちも
判らないではない。(だからわざわざ「アナログモーションコントロール」という
言い方もしてみたんだが。)
だが逆に、いくらコンピュータで制御しようと、結局アボットがMCCでは無かった様に、
コンピュータのすべき仕事を膨大な時間と人間の努力で補った「2001年」は、
充分にMCCの要件を満たしたシステムになり得ていた、という訳だ。
>>例えば月面バスを良く見ると、動きのブレはまったくない。これ、ボルトと連動させてコマ撮りしているのです。
動きのブレとは「モーションブラー」の事を指しているという事でいいのかな?
ブレにはもう一種類あることを忘れている。コマ撮り特有の現象「フリッカー」だ。
あの場面にはこちらも全く存在しない。画面からだけではあれがコマ撮りだと証明できないよ。
という訳で
>>345は間違い。もうちょっと歴史を勉強せぇ。
>>349 模型内部からのリアプロジェクション上映をモーションコントロールと連動させる事は、
カメラ側のシャッタースピードが極端に遅い(長時間露光とか)場合には比較的容易。
とはいえその辺にはやはりノウハウが必要で、正に月面バスのシーンこそが、
トランブルがノウハウを確立したショットだったそうだ。
1980年頃の「2001年」リバイバル上映時のパンフレットに数ページを費やしてその辺りの
事情が書いてあった。
以上、お目汚し失礼しました。
355 :
336:04/02/20 11:55 ID:9GrCpnkD
なんか神々の戦いになってますが…(w
>>337>>338 やっぱ国内での映画制作のシステムそのものが、ハードルなんだね(鳴
海外の大作なんか、ポストプロダクションに一年掛けたりしてるもんなぁ…
さよならジュピターの製作・公開に前後して、
いかに皆が海外特撮の情報を貪欲に吸収していたかわかるな。
おれも特撮専門誌見ては「日本でもこんなのできないかなー」とため息ついてたよ。
そんな訳で一時期はMCCマンセーで、それを導入できない日本映画はクソって認識
だったんだが、そんな偏見を「ライトスタッフ」でまた打ち砕かれたんだな。
バンダイから出てたシネフェックス日本版は良かったな。
あれは今でも宝だ。
>>353 >コンピュータを使っているかいないかに関わりなく、「2001」のシステムと
>ダイクストラフレックスは同じ方法論・撮影手法を追求するものだ。
白黒フィルムとカラーフィルムは同じ方法論による撮影だから同じものだってかぁ
>だからわざわざ「アナログモーションコントロール」という言い方もしてみたんだが。)
そもそもMCCって呼び方ができあがったのっていつなのか知ってるんでしょうか
>充分にMCCの要件を満たしたシステムになり得ていた、という訳だ。
アコースティック・ギターでもバンへイレンは歌えるからエレキの仲間だってか。
>コマ撮り特有の現象「フリッカー」だ。
>あの場面にはこちらも全く存在しない。画面からだけではあれがコマ撮りだと証明できないよ。
キャメラすれすれに月バスがかすめ飛んでいくとこ、DVDで静止させてみてちょ。
あんなに高速移動してるのに動きのブレがまったくない。そう、コマ撮りなのよアレ。
>模型内部からのリアプロジェクション上映をモーションコントロールと連動させる事は、
>カメラ側のシャッタースピードが極端に遅い(長時間露光とか)場合には比較的容易。
なんでそんなむだな技術を使う必要があるんだろう。50センチもない模型内部に映写機おくくらいなら
スライド投影機にして、長時間露光によるコマ撮りをして一コマ撮るごとに模型内部のスライドもいれかえて
いくほうがラクじゃん。
>1980年頃の「2001年」リバイバル上映時のパンフレットに数ページを費やして
ははあん、それ私も持ってるんよ〜
お後がよろしいようで
360 :
名無シネマ@上映中:04/02/20 23:27 ID:to3+naNZ
氏ね
361 :
門外漢:04/02/20 23:28 ID:qHeEMaVA
語るんなら仲よく語れや。
362 :
名無シネマ@上映中:04/02/20 23:39 ID:Qh2JxVGj
まー今更MCCのハナシしたところでな〜♪
本格SF映画の終焉とゴジラの復活が同時期に
同じ監督の手で為された辺りが東宝の会社の社風と
捕らえるか、歴史的変遷と捕らえるかw
もったいないよなあ。今の技術なら当時困難だったこともかなり容易にできるんじゃないかな?
たとえば宇宙船のブレ。長時間露光使わんでも、今ならハイスピードとモーションで撮った映像に、CGで後からブレつけるとかできるだろうし
影にしてもそうでしょう
オガワモデリングにも川北さんにも、リベンジの機会を与えたいが…
今更宇宙SFやろうなんて空気はないからねえ
MCCの解釈は双方譲れない様だからそろそろ打ち切りにしてくれ。
でもスレが止まりそうだな。
MCCの発明者はジョンさまなのっ!
イルカのピーター
368 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 00:17 ID:A/wiQLm9
俺の好きなシーンは 三浦友和か誰かがぎりぎりで銃を撃ってたすかるとこ
マッドマックスみたい てかソコシカ覚えてない
特殊効果談義は結構おもしろいよな。手作りとハイテクの融合!っていうカンジで。
でも今の映画に付いて語ろうとするとほとんどCGメインになっちゃって、マッチムーブがどうの
なんとかプラグインがどうのとあまり面白くない。そういう意味ではさよならジュピターは
格好の突っ込みどころのある特撮映画なのだった。
…だって宇宙船の陰の部分を黒く塗ってしまったとか、釣ってるピアノ線の表側を黒に、
裏側を白に塗ったとか、ビデオ画面のフリッカーをなくすため30コマ/秒で撮影したんで
俳優が早く動いて演技したとか、マヌケな話満載なんだよな…コレ
特殊効果談義ねえ。まだ368みたいな書き込みのがマシだな。
あのなあ、技術なんてものは、結果が全てなんだよ。
がんばったからできがひどくても許してね、なんてのは通用しねーよ。
特撮ヲタ( ゚Д゚)イッテヨシ
ご説ごもっともだけど、そこを愛でるココロというものは捨てたくないや
>>371-373 まあ、この映画は特撮板でもSF板でもボロクソに言われてスレ終了
の映画だからねぇ。真面目に観てるとやってられんよ。
DVDも出たことだし、ここは見方を変えて
>>18 のロッキーホラーみたいに映画ファン的な話しをしたいなぁ。
友人3人と映画館で観た時、途中から笑いをこらえられなくなって
ゲラゲラ笑ってしまって、最初映画館の中でだいぶ浮いてたけど
最後の墓標のクサいセリフあたりになると館内のあちこちで
笑い声が聞こえてた。w
でっていう。
デッテウってヨッシーに乗った時の音だよね
377 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 20:01 ID:d26xyJx7
それにしても なにげに盛り上がるスレだな
小松左京もここまで語られると涙がでてくるのでは(W
378 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 20:13 ID:33Fy6beW
ガキの頃、新宿プラザで見た記憶あり。
ユーミンの主題歌以外は糞。
379 :
訂正:04/02/21 20:24 ID:XkQaBN1O
ユーミンの主題歌も糞。
380 :
名無シネマ@上映中:04/02/21 21:43 ID:m1MDYXDP
>>374 まあ、シナリオはどうにのならんなwwトクにセリフがなw
さよジュピ公開当時の時代の文脈を読むと、シナリオ×で全体の出来がダメでも
SFXが成功してれば、役目は果たしたんだよな。
ことごとく期待を裏切ってくれたんだけどね。
既出だけど、潜水艦ものにすればよかったんでないの
基本的にミネルヴァ基地だけを舞台にすれば、あの制作費でもなんとかなったかもしれない
ジュピター・ゴーストや火星メッセージもいらないかも
あと、黒い穴が太陽につっこんでくるというご都合主義な設定をもっともらしく
みせるよう(原作はそこんとこ巧かった)工夫がほしいねっ
だから、そんな地味々路線に収まるものじゃなかったんだよ。
志が大きすぎたんだろう。その志はことごとく空回りしてるが。
話がループするが、後を追う作品を作らない東宝が悪い。
海外では2010年やスペースバンパイア、エイリアン2等やってたのにね。
しかしエスエフヲタってロケットの失敗とかには優しいのに
同類のパイオニアの失敗には厳しいのだな
ロケットも映画も最初は上手く行かんもんだろうに
そもそも御大以外に自分で金出してまでSF映画を作ろうとした
奴が1人でもいたのかねぇ?
>>382 サスペンスにすればそれなりに盛り上がったんだ
戦線のひろげすぎじゃ
>>383 そらヒットしたからやろが
>385
ゴメソ書き方悪かった。
まだまだスペースモノがウケル時代だったってこと。
ところで>384が良いこと言った。
「映画」であることよりも「SF」であることが優先された・・・
それが失敗の全ての根源であるような気がする。
普通の映画の枠に納ってしまっては
それはそれでSFとしてはどうよ
と言いたくなる
2001年がSFより映画であることを
優先しているとはとても思えんし
>>388 キューブリックは「映画として」完璧な物にするために、「SFとして」の
完成度も追求したに過ぎない。
彼の中では、間違いなく「映画」が大前提として存在してるよ。
それに、「映画である=枠に納まる」という発想は果たしてどうか?
映画自体の中でも、様々なラジカルな実験が繰り返されて来ている。
SFであることのみを目指したBBJが、「凡庸」の極みに陥ったことを
そもそもどのように解釈するのか?
だからさ、あれもこれもと欲張って入れたからイカンのだと思う
あの世界観は魅力的だ。女性蔑視なところがひっかかるけど、潜水艦映画にしていれば
2010くらいにはなったかもしれん。2001だって密室劇だしさ
391 :
388:04/02/22 01:36 ID:sJJkDEPg
キューブリックがSFを映画で表現するために、
従来の枠に捕われない映画を撮ったということなら、
その通りだと思う。
BBJがSFであることのみを目指した、
というのには何か根拠が有るのでしょうか?
SF娯楽作を作ろうとして失敗した、
という印象しか持っていないのですが
潜水艦映画厨はこのスレから去れ。浮いてる。
独立国ミネルヴァ
>>391 「従来の枠」って何?
映画に枠なんてないし、常にその表現の開拓は続けられているよ。
「2001年」にしたところで、その努力の一環でしかない。
>BBJがSFであることのみを目指した、
>というのには何か根拠が有るのでしょうか?
「根拠」というのが、どういうものを要求してるのか判らないけど、
ブレーンの固め方からイオの制作システムまで、全ての努力が
「SF的に正しい」作品を目指していたのは明らかだと思うが。
煎じ詰めれば「東宝という現場の選択が正しかったのか」という事まで
含めて、「良い映画」を作るための葛藤が行われた形跡はあまり認められない。
あの予算と技術と時間と人材と役者でできうることの枠をあまりにもはずれてしまっている
世界観はあのままで、小松さんのとは全く別のホンをこしらえればまた違ったのだろうか
小説のほうのサイド・ストーリーとして映画をでっちあげるというか
最初の予定通りTVアニメでやればよかったのに。
手段(SFX)を目的化してしまった時点で間違っている
アニメでアレやるとテクノボイジャーになりそうじゃん
むしろ「SF」なんていう狭苦しい枠の中にキューブリックを
押し込めて欲しくないと思う。
399 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 08:21 ID:EUba8byY
違う!違う!
キューブリックを目指したんじゃない「2001年」を目指したんだ
いや391に言ったつもりだったんだが
無重力セックスのシーンには、
映画で最初に無重力セックスを描いたの「さよならジュピター」って色気を感じるんですが…
普通こういう宇宙ものは子供、子供連れが観客層の大きな部分を担うから、
セックスのシーンは御法度だよね。
お子様ランチじゃないハードコアな作品を目指すと鼻息荒かったのかも知れないけど、
「2001年宇宙の旅」以外に成功例ってあるんですか?
成功例ってのが無重力セックスシーンの成功例っていう意味なら、ない。
何故かと言うと、ハードコアポルノではなく、ハードコアな映画を目指すなら、
どう撮っても冷めた目には間抜けにしか見えないベッドシーンというのは、
極力避けるべきものだから。
良識とバランス感覚のある監督ならそんなもの真っ先に切る。
ただ単に先駆者になりたかった、というだけなら、「ジュピター」はせいぜい
犬のウンコ喰って見せた「ピンクフラミンゴ」と同程度の意欲しかないだろう。
ベッドシーンならぬ無重力「ラブシーン」で、しかも情感とエロティシズムを
見事に表現しつつ、その上ハードSFの土壌でやってみせた作品というなら、
「惑星ソラリス」を見るといい。
>>401 「ハードコア」かどうか、成功例と言えるかどうか
ちょっと判断が分かれるかもしれないけど、
『アウトランド』『エイリアン』あたり、
ファミリー向けとは言い難いとは思う。
特に『エイリアン』はインモラルなセックスの暗喩も溢れてたね。
てゆーかごめんなさいリアル工房時代
例の下着姿のシガーニーのスチルでちょっと(;´Д`)ハァハァしましたw
『アウトランド』はサスペンスアクションの系譜だなあ。
他は、キューブリック、タルコフスキー、リドリー・スコットと、
監督が強烈な個性を持っていて、自分の世界に作品を引き寄せているね。
タフコフスキーは『ストーカー』もいいか。
それはそれとして、80年代の日本で映像メディアでまともなSFを作ろうと思ったら、
選択肢はアニメしか存在しなかっただろうとおれも思う。
でも、具体的に誰にやらせれば良かったのかというのはちょっと悩むね。
富野は同じ男根主義者同士で小松左京と意気投合しそうな気もするけど、
実際には他人の原作を使う事はほとんどないし。
やっぱり、タツノコ/スタジオぬえのラインで、
マクロスのスタッフをそのままシフトさせるのが順当な想定かなあ。
美樹本キャラの英二とかマリアとかちょっとどんなのになるか想像付かんけど。
でもミリィは早瀬未沙と同じ方向のキャラデザになりそうな気がするw
アウトランドか、昔のスターログで読んだハーラン・エリスンの酷評ぐらいしか記憶にないな。
407 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 14:12 ID:pu8GhDjj
あのさ、ソラリスって完全版じゃない方が面白くない?
BBJもテレビ放映版の方がいいって言う人がいるが、ソラリスも完全版は小難しくて
ちっとも面白くない。
408
409 :
名無シネマ@上映中:04/02/22 15:49 ID:EUba8byY
ムーンレイカーのラストを見ろ。
単にHに対するイメージの貧困さが露呈したジュピターに比べて大人だからW
別にSFがエロとくっついてもいいんだよな、うまければ。
エイリアンの下着姿は当時無名女優の下着姿!というよりは完全無防備が象徴されていた
シーンだと思う。あんなに別な意味でハラハラする脱ぎ脱ぎシーンはちょっと無いな。
2001年だってコ種が長いたびの果てに卵子と遭遇、急激に細胞分裂を繰り返し
次世代の子供が誕生するってのは究極のエロティシズムさー。
見たいかどうかは兎も角、女奴隷に身を落としたレイア姫の姿を、
古い話しだけど「宇宙水爆戦」で体内組織を変えるだか何だかで、衣服が透けていって
ヌード更には骸骨になっちゃう。
いいじゃない、適度のエロは。
アウトランド風さいならジュピター… 悪くないかも
>>410 ジュピター教団のテロリストどもが次の連絡船で乗り込んでくるのに、
誰も英二に協力してくれないんですか?w
>>405 「まともなSF」の定義にもよると思うけどな。
別に宇宙を舞台にしなきゃSF映画が作れないわけでもあるまいよ。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいな手だってあるんだし。
小松左京が「2001年〜」を意識し過ぎたのが最大の敗因だろ?
あちらに欠けてる(キューブリックが意図的に欠落させたものなのに)
人間ドラマを描くことで新しいSF映画の創造を試みようとしたのだ
ろうが、意足りて力伴わず、20年後にはその人間ドラマ部分が真っ先に
古び糞みそにたたかれてお笑いSFに転落した。
2001年〜は人間不在ドラマを30年間指摘され続けながら人間を描か
なかったが故に古びる事がなかった。
キューブリックもとっくに鬼籍に入って久しいが、未だにヲタアンチ入
り乱れたホットな論議の対象であり続けている。
>>414 >ホットな論議の対象であり続けている。
このスレと同じではないか。
木星の輪が一瞬キラリと光る映像を見た小松は川北特技監督の手をとって「先生!」と
涙ぐんだそうだ。 いい話だ。
ラスト近く、水が抜けながらしぼんでいくヨーヨー(?)の映像を見た小松は川北の手をとって
いったい何と言ったのだろうか…
>>416 その画像作ったのは、川北さんじゃないからねぇ。
木を見て森を見ず、か…
>>20年後にはその人間ドラマ部分が真っ先に
>>古び糞みそにたたかれてお笑いSFに転落した。
公開2週間後にはすでにお笑いと化していた記憶があるが。
2週間もいらなかった(w
いや、笑って話せるようになるまでにはやっぱり時間が必要だったかな?
ただひとつハッキリ言える事は、公開時点でこの映画のドラマは
目も当てられないほどお粗末だったってことだ。
アメリカの景気が悪くて、日本経済が強くなって、
日本製品が海外で品質を評価されて、
日本人の中に変な自信があったころだよね。
「日本だってがんばれば、海外の名作に負けないものができる」って
思ってしまったのかもしれない。
製作中はSFマガジンなんかも妙にあおって
名作になりそうなことを書いていたし。
のせられた自分は、映画館で思いっきりのけぞって、
「日本の技術力なんてこの程度か」と、ガッカリした覚えがある。
いや、駄作ぶりとを含めたお笑いの対象として公然とホットな
論議が繰り広げられるに至るまではやはり20年の時間を必要
としたと思う。
公開時にリアルタイムで見たやつはおおむね口をつぐんで何も
語ろうとはしなかったはずだ。
俺にしてみれば、なかった事にしたい気持ちは20年前から変り
はないが。
>おおむね口をつぐんで何も語ろうとはしなかったはずだ
激しくワラタ
で、当時を知らない俺ら若いのがようやく評価を始めたと
そんな問いにも
>>425は口をつぐんで何も語ろうとはしなかったのだった…
428 :
425:04/02/25 09:48 ID:5pBALcI4
寝てました…
好意的評価に決まっとりますがな
「山本弘が言うほど悪くないな」ていうぐらいだけど、普通にSF映画してたと思う
原作読んだあとだと削りすぎで唐突なのが感じられるけど、その分わかりやすくなってたし
なによりもねえ、この映画は美術デザインがカッコイイじゃないですか
各種宇宙船、宇宙基地のゴテゴテながらもシャープなデザイン
ミネルヴァ基地の、いかにも実験してそうな部屋・施設と、真っ白で無機質な廊下(+自転車で移動する所員
地上絵の上を走る光等等…
80年代的センスが実にカッコよかったと思います
ぬえのデザインってどうよ?厨房の頃は信奉してたけど、今となると装飾過剰、表面処理で誤魔化してる感がある。
うまいんだけど、デザインそのもののオリジナリティ、コンセプトがはっきりしない。
BBJの時に何となく違和感を感じて、ガンヘッドで確信した。
ぬえメカは実写には向かない。
ところでBBJのデザイナーって、もう一人加わっていなかったけ?
張○○(漢字忘れた。じんせいって読める人。劇場用アニメ・レンズマンの
ブリタニア二世号とかデザインした人)って人がいて、セットのデザイン画とか
やってたと思う。あの辺のアートワークス自体を出版して欲しいな。
「デザイン」はともかく、セットの組み方や撮り方はお話にならないほど
安っぽかったと思うんだが・・・
特撮自体は、木星大気圏内以外は別に気になるほどひどくもなかった。
>>428の眼鏡にかなったのなら何よりだが、その評価に共感してくれる
人間は、若い世代でもあまりいないと思われるな。
>>430 >ぬえメカは実写には向かない。
♪みんな川北が悪いんや〜 ぬえメカちっとも悪うない〜♪
433 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 01:21 ID:7ju8i9Ti
あえて川北擁護。
少なくとも中野くんじゃ、アレでは済まなかったと思う。
川北の当時斬新なメカ感覚はよくやった方だ
>>433 中野引き合いに出して川北誉めるのもどうかと。
つーか悪いところは、
・無重力セックス
・ジュピター爆発
・ジュピター教団
・ジュピターゴースト
たぶん、こういうのが無理やり入ったのは、
・「2001年宇宙の旅」でもやってない無重力シーンを→それはセックス
・最後驚かせたい。「2001年宇宙の旅」よりも
・「2001年宇宙の旅」の冒頭シーンより思索的だぜ
・「2001年宇宙の旅」よりミステリアス
という小松の虚栄ではないか?
特撮はまあ当時としては頑張ったと思うぞ。
筋がまともならそれなりに面白かったと思われ
436 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 01:41 ID:701bU0fY
中野さんが撮ったらどうなったか、というのは興味本位で知りたくはある
>>437 木星爆破ははいってないぞ
まじめな話、神殺しの話をやりたかったんだろうな。
神なんかいない、我々が生まれたのもすべてはただの偶然であり、理由もくそもないのだという
虚無にも立ち向かえる人類へのステップ・アップの話やねん。
439 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 03:08 ID:7ju8i9Ti
434
当時、選択肢が中野か川北しかなかったじゃん。
>>438 それをセリフで語られるので、また赤面。
カルトテロリストに向かって説教するなよ(w
>>440 台詞っつーても、友和が変なガイジンたちに説教こくところと、あとどこにあるんでしょうか
海岸のアレ?あんなもん番外
>439
観客は「中野か川北」なんて比べ方しないよ。
なんで東宝のスタジオなんて狭いところで比較せにゃならんの。
当時の観客にとっては、「帝国の逆襲より凄いのか?」「スタートレックより凄いのか?」だった。
日本トクサツに思いいれの無い身から見れば、公開前のスタッフの話聞くにつけ
「出来もしねークセに」って感じだったな。
で、それが実際見てみたら「ほらやっぱり」になっただけ、という。
日本人には、SFは無理。
まぁ樋口のシンちゃんがガメラやれるようになるまでに、それからさらに10年以上必要だったわけだしな。
しかし、当時他に選択肢は無かったのかね?
ハリウッドに頼るとか、色々と手はあったと思うが。
その方が予算的にも効率が良かったと思うぞ。
まぁ、ウルトラマングレートみたいになる怖れもたぶんにあるが。
447 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 14:48 ID:BVERdg+Y
448 :
名無シネマ@上映中:04/02/26 17:38 ID:7ju8i9Ti
>しかし、当時他に選択肢は無かったのかね?
>ハリウッドに頼るとか、色々と手はあったと思うが。
>その方が予算的にも効率が良かったと思うぞ。
これだからボクちゃんこまっちやうよな。
国産特撮映画の復興が第一目的で企画されたんだからさ。
って木星の風船が萎むアレはアメリカ産だったらしいが。
で企画と金だけ出してハリウッドに頼ったのは
木星ではなく太陽が爆発する(?)別な映画。
予算的にも効率的にも興行的にもアラン・スミシー監督作品
だったわけだ。
万博以降の小松左京は、ある意味イベント屋的な側面も持っていたわけ
だから、この映画もそういう一発花火のイベントとして考えると、その
アウトプットは置いておいて、十二分に盛り上がったのかも知れない。
邦画における映画制作その物が「製作委員会」方式で一種のイベント
として組まれるようになったのもほぼ同時期。
そういうイベント的な映画が何本も作られていく中で、独立プロダクション
や下請けの特撮関連プロダクションが熟成して行くには、もう少し
時を待たねばならなかった。
あの時点で、東宝という旧弊な体質の企業と組んだのは、この手の
イベント映画としてはマイナスポイントだったんだろうね。
現在だったら、もうちょっと現場の選択肢は広くなりそうな気はする。
・・・まあ、現場だけでシナリオの内容が変わるわけではないが。
>>448 水風船やったのはJPLだっけ?貰ってきたデータちょっと加工しただけと
聞いたが。
同じ木星爆発ならどう見ても「2010」の方が出来が良い。
その同じスタッフ使ってあの結果になった「クライシス」の責任は、
日本の企画制作側にあるだろうね。
ってことで、なんにも復興できませんでした、と。
>>448 >国産特撮映画の復興が第一目的で企画されたんだからさ。
だったら、未来宇宙SFだとかいう一般人が興味を引きにくい題材を選ぶべきじゃなかった。
金だけ出してハリウッドで製作するだけでも、興行的にある程度実績さえあげれば
ノウハウは出来るわけだからな。
いやま、その実績をあげるっつー部分が一番難しいわけだが。
はいはい、樋口のシンちゃんが実績をあげましたよ
>>449 > あの時点で、東宝という旧弊な体質の企業と組んだのは、この手の
> イベント映画としてはマイナスポイントだったんだろうね。
と、当時SF側の人間は主張していたが、今や、
> ・・・まあ、現場だけでシナリオの内容が変わるわけではないが。
すっかり、特撮は完璧とはいかないまでもそれなりにいいが、
肝心のストーリーがぐずぐずってことに落ち着いているのでは?
海外発注−−−クライシス〜
国内生産−−−さよならジュ〜
どっちもダメじゃん!w
>>454 二つを合わせてみよう。
文芸国内・現場海外
……やっぱり駄目なような気がする。
>>453の言う通り、ジャピターの敗因はプロットそのものの腰の据わらなさにあるからな。
しかしまぁ、考えてみたらジュピター教団の設定やなんかは、先を行きすぎてたような気がする。
オウム以降、新興宗教が社会問題になった時代だったら、もう少し話題性になったかも知れん。
いや、無重力SEXとか2001年丸パクリのOPとか、その辺はさらにイタタだが。
>>455 > しかしまぁ、考えてみたらジュピター教団の設定やなんかは、先を行きすぎてたような気がする。
> オウム以降、新興宗教が社会問題になった時代だったら、もう少し話題性になったかも知れん。
いや、オウムは化学兵器作ってテロったのが新しいのであって、
ジュピター教団程度のはアメリカにどれだけでもありましたよ。
フィリップ・K・ディックの小説にも出てくるしね。
ピーターは愛嬌あるよね。悪い人じゃないし
>>453 ストーリーだけじゃないよ。
本編の演出や役者、セット、撮影、みんな揃いも揃ってチープでダメダメだよ。
あれでは、たとえシナリオが一流でも駄作になったと思う。
東宝が担当したのは、特撮だけではないのを忘れるべからず。
・・・だからと言って、シナリオの問題がクリアされるわけではないがな。
>>457 イルカ大好きのゲバゲバおじさんだよね。
さて、5.1サラウンドでイルカに捧げた歌でも聞くかな。
あの歌聴くと、特撮がどうとか脚本がどうとかもう「忘却の彼方」なんだよね。w
>>455 あんな環境テロリスト、当時でも「今更こんなベタな設定」としか
思わなかったぞ。
オウムが取り沙汰されたのは、
>>456の言ってるように化学兵器を
本格運用してしまった点と、それが所もあろうに日本で行われた事、
そして、ジュピター教団以上にベタでマンガチックなカルト集団が
実在してしまったというインパクトだけだと思う。
小松氏と特撮のことがよくあげつらわれるけど、結局監督の責任なんじゃないかなあ。
映画素人の原作者の口出しを適度に押さえ、ダメな特撮をバシバシ切れば、
もう少し普通の映画になったはず。
公開当時、小松氏と橋本監督のトークショーなるものを見たことあるけど、
橋本氏はおとなしくて人のいいおじいさん、と言う感じだった。映画監督には全然みえなかったなあ。
結局橋本氏の監督作品はコレと「ゴジラ84」だけで東宝の取締役かなんかになっちゃったんだよね。
>すっかり、特撮は完璧とはいかないまでもそれなりにいいが、
これ、誰が言ってる?
当時から「こりゃどーしよーもねーわ」の大合唱だったろ。
>>463 TVの2時間サスペンスの監督にこのひとの名前(と映像)があった
音楽はルパン大野ですた
宇宙船が出てくる邦画と言えば、竹取物語があったな。
テレビ放映でしか見てないけど、すげー映画だった。
じっくりと撮った竹林のシーンしか褒めるところがない。
>>460 いや、だから。
当時からそういう新興宗教団体があった事は知ってるよ。
ただ、それは知る人ぞ知るレベルの存在で、大きな社会問題になってたわけじゃないだろ。
少なくとも日本では、さ。
ヒットを目指す映画だったら八百屋のおかみさんでも知ってて日常会話で話題にするような
題材を扱うべきって事。
いや、ジュピターの場合、それ以前の問題だったわけだが。
>>462 際立って「良い」とは思わんが、それほどダメだとも思わんよ。
シナリオと本編部分がマトモなら、とりあえず見ててそれなりに流せる
程度のクオリティではあるだろう(木星大気圏内だけは、さすがに
どうにかして欲しいと思うが)。
この映画の問題は、特撮のクオリティを云々する以前の問題が
あまりに多過ぎるという事だろう。
>>461 「監督」には小松左京自身も名前を連ねてるよ(w
そもそも小松左京自身が、自分のビジョンに合わせて映画を作るため
に組んだプロジェクトなわけだからして、形態としてそんな風に雇われ
監督がビシビシ仕切れるような現場ではなかったのだろう。
だからと言って、橋本監督の凡庸さが糊塗されるわけではないがな。
>>465 宗教団体でこそないが、グリンピース華やかなりし頃じゃないかよ。
反捕鯨運動で日本の漁船が妨害食らってたのが、しょっちゅう
新聞を騒がせてたぞ。
狂信的宗教団体ってことなら、海外のミステリや冒険小説の悪玉で
いくらでもあっただろう。
ジュピター教団の問題ってことで言うとね、彼らを人類の思想の一方の
側を代表するような形で取り上げる事自体がおこがましいんだと思う。
人類の命運がかかっているような時に、その生き残りのための計画を
妨害するような極端な連中を「環境保護」派の象徴として描いてしまう
というのも、随分乱暴で無神経な話だよ。
隣の劇場ではナウシカが「腐海を焼かないで!」と叫んでたわけだ。
時代の趨勢はむしろ、そちらへシフトしつつある時期だった。
そういう中でテクノロジー賛歌を謳歌しながら、かつ旧態依然とした科学
万能信仰に見せないためには、もっとクレバーである必要があった。
敵役としての彼らの描写の底の浅さは、原作読んだ時から気にはなって
いたなあ。
「コンタクト」みたいに背景事情のひとつとして流してその主義主張には
踏み込まないんだったらまだしも、彼らの方にまでカメラが入って行って
しまったことで、ますます傷を深くして行ったね。
まあしかし、映画はその設定や思想性云々を語る以前の出来では
ないかと言われれば、確かにその通りでもあるのだが。
>>467 ジュピター教団は底の浅さは特徴だからね
一見自由を謳歌してるように見えるけど、楽園の一歩外の破壊者が入ってきたら、もうなにもできない。あの鮫(シャチだっけ?)をやっつけたのは部外者の英二だ
しかも破壊者が入ってきた原因を作ったのも自分たち
そのせいで象徴だったイルカのジュピターが死んでしまって、教祖のピーターさえ泣き崩れて悲しみの歌を歌うばかり
観光客として潜り込み、鉄パイプで物を壊してビラを撒くというせせこましさを見せたかと思えば、
太陽系の危機に対して必死に動く人間を爆弾で邪魔をするという洒落にならなさ
この我侭にかんべんならなくなった英二が地球に行って話をつけようとしたら…上記のあの様を見せ付けられた
英二のやるせなさが凄くよく伝わってきた。その意味で言えばあれはあれでよかったと思うが…
肝心の教団をそそのかしたお偉いさんの描写がないんだよなあ。そこを描くにはウェッブの政治劇まで描かんといかんのか
>>468 対立する思想(とまあ敢えて言っちゃうけど)の持ち主を愚か者として
貶めて描く作劇法が俺は好きじゃないんだよね。
そういう若さ故、単純思考故の「ダメな連中」というのも確かに現実には
存在するわけだけど(それこそオウムなんかも含めて)、それを敵役と
して設定したところで、物語に緊迫感が生まれるとも思えない。
木星爆破へのサスペンスを描きたいなら、それこそ奴らは単なる
「狂信派テロリスト」の障害要素としてのみ描いとけば良かったんだ。
沖縄のイルカビーチまで行って、くだらん問答する必要は全く無し。
やるせない云々以前に、問題外だろ、あの描写は(w
470 :
462:04/02/27 19:22 ID:eXiJ4b1e
>>466 >>際立って「良い」とは思わんが、それほどダメだとも思わんよ。
悪いが君の意見がどうだかというのには興味ない。世の中いろんな考えの人がいる。
俺は「あの映画の特撮はそれなりに良かった」という意見が、いつのまに
世間に定着したのかと聞いたんだ。
>>470 「誰が言ってる」と聞いてたから、少なくとも俺はそう思うよと言ってるだけだろうに。
「世間に定着」というのが、そもそもどういうことを想定してるのか判らんが、
「特撮はまあそれなり」程度の意見なら、このスレでも以前のスレでも
前にSF板にあったスレでも結構見かけるのは確かだろ。
それを「オレ世間」で定着してるしてない議論をしても仕方あるまい。
「特撮よりも問題はシナリオ、役者、本編演出」という言い方であれば
大多数の人間が同意してくれるんじゃないかと思うが(w
今、ディープインパクトをやってるわけだが、ワンテーマに絞ることの大切さを当時誰も語れなかったんだろう。
>>471 シャドリクらしき人物と森繁大統領がTV電話でやりとりするシーンが一応ある。
確かその直後のシーンでアニタに木星爆破を密告する電話がかかってくる。
475 :
名無シネマ@上映中:04/02/27 22:27 ID:F7bDV99C
そもそもは、だ。
「日本沈没」のようなシチュエーション散漫な映画がヒットしてしまったがゆえの・・・
>>470 > 俺は「あの映画の特撮はそれなりに良かった」という意見が、いつのまに
> 世間に定着したのかと聞いたんだ。
特撮キモオタだけが今も昔も駄目だとギャーギャー喚いている。
一般の人はまああんなもんだろって程度。
それよりも映画としてもつまらなさが不調の大きな原因。
>>475 いや、今住んでるこの日本が沈むというシチュエーションには
物凄いインパクトがある。
物語の散漫さや多少の齟齬は吹き飛ばすくらいのパワーが。
でも「木星爆破します」って言っても、
「へえ、なんかさみしくなるね」って程度の感傷しか湧かないのが普通。
478 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 00:04 ID:m574MA/S
477!
そのとおり!
だけど日本沈没当たっちゃったから
小松or東宝の中には映画なんぞ「あの程度」散漫でも・・・と
思っちゃったんじゃないか、と思ったのよ
SF「小説」となると、アイデアの面白さで、成立しちゃうところがあるからねぇ。
映画だと、それをきちんと絵にしないとわかんないからな。
>>473 正直、ディープインパクトもけっこう散漫な話だけどな。
やっぱり、過去と現在の日本映画界に、実写SF映画を成立せしめる能力と資金(マーケットボリュームも含めて)が決定的に不足してるんだと思う。
このアイデアをハリウッドに映像化させれば、少なくとも「まともな」レベルにはなるだろう。
ハリウッドなら、アイデアだけ頂いて小松の意見、原作なんて完全無視だと思うよ。
それから小松が目指していたタイプのSF映画って、
「2001年宇宙の旅」「エイリアン」「惑星ソラリス」くらいしか成功例がないんじゃない?
ハリウッドでも興行的には成立しないものを強引に目指して失敗したと思う。
2001年も公開当時は成績、評価とも今ひとつだったんだっけ?
>ハリウッドなら、アイデアだけ頂いて小松の意見、原作なんて完全無視だと思うよ。
最 高 じ ゃ な い で す か
まぁ昨日のディープインパクトも原作の設定(彗星が衝突する、最初の爆発で2つに割れる)
だけ残して後はほぼハリウッド・オリジナルだし。
ただ2時間の尺で映画として見せるには良い出来では。
ジュピターは・・・昔「俺ジュピター」をSF板で書いたけど、今見れないんだよなぁ。
当時ハリウッドからオファーがあったらしいね
「権利を買いたい。ただし原作者のお前は口出しするな」ていう条件で
それが嫌で断ったみたいだけど
487 :
462:04/02/28 13:36 ID:X9KX2CtV
>>472 >>「誰が言ってる」と聞いてたから、少なくとも俺はそう思うよと言ってるだけだろうに。
じゃ453に書いたことは撤回しておけ。でなけりゃ「僕はそう思いました」と書き直すか。
>>「特撮よりも問題はシナリオ、役者、本編演出」という言い方であれば
>>大多数の人間が同意してくれるんじゃないかと思うが(w
最大多数が同意するのは、
「特撮もシナリオも役者も演出も全部だめだった」だろう。
当時、ハリウッドを中心にSFX技術は飛躍的に向上し続けていた。
その裏には様々なクリエイター達の創意工夫と努力があったわけだ。
「さよならジュピター」のSFXにはそんな工夫など微塵も見られない。
妙な内輪の比較を持ち出して「特撮はそこそこ」なんて評価したら、
それは"本物の"クリエイター達に失礼というものだ。
必死ですね。
489 :
名無シネマ@上映中:04/02/28 15:57 ID:XJYsz4k3
>487
川北監督が、
「こういうものは続けて取らねば食っていけないからスタッフが逃げちゃう。
積み重ねが出来ないから、またやるとなると一から積み直しになる」
てな事を言ってたよ。
俺的には
>>480の意見に一票。
490 :
489:04/02/28 16:00 ID:XJYsz4k3
>489
続けて取らねば→×
続けて撮らねば→○
吊ってくる・・・
>>485 >ただ2時間の尺で映画として見せるには良い出来では。
いや、そりゃジュピターと比べたら大概の映画はマトモに見えるけどね。
ディープインパクトも決して出来の良い映画とは言えない。
評判の悪いアルマゲドンと似たようなもんだ。
俺はヒロインがまったく無意味に死んでしまった所で、爆笑してしまったよ。
まぁスレ違いだから、これぐらいにしとくが。
493 :
472:04/02/28 19:37 ID:BGtqfCu4
>>487 俺は
>>453じゃないから撤回できません(w
あんたが
>>453に反応して「誰が言ってる」と言ってたから
「参考までに俺は言ってるよ」と書いただけ。
ついでに俺以外にも同様の意見を今まで何度も見て来ている。
「特撮もシナリオも役者も演出も全部だめだった」という君個人の意見
は尊重しよう。
しかし、そうでない人間もそれなりの数いるということさ。
「ジュピター」の特撮が当時の世界的水準から言って高いか低いか
と言われたら、そりゃ大して高くないのは確かだよ。
しかしそれはもっぱら作品の制作費、スケジュールを始めとした
バジェットに起因する問題だ。
「工夫がない」と言うが、前にも出た手作りモーションコントロールカメラ
なども含めて、色々な試行錯誤は行っている。
全てが功を奏しているとは言わないが、幾つかは成果と言うべき
カットも物にしているよ。
木星の輪がキラリと光るショットとか、火星上空の連絡船のショットとか
良い場面だと思わない?
確かにBBJは迷走の挙句に世紀の駄作の名をほしいままにした
ダメダメ映画であるのは確かだ。
しかし全てをひっくるめて「ダメ」で片付けるのではなく、何が成果で
何が失敗かを切り分けて行かなければなるまい。
あの映画、シナリオと役者と本編演出がマトモで、ついでに
ジュピターゴーストのシークエンスを丸々削って(w公開すれば、
宇宙特撮の場面に文句を言う人間はそれほどいないと思うよ。
(あ、最後の風船はさすがにダメか(w)
494 :
462:04/02/28 22:20 ID:lg+XTptH
>>493 >>「参考までに俺は言ってるよ」と書いただけ。
そういうことなら、やはり俺の返事は同じだ。
悪いが君の意見がどうだかというのには興味ない。世の中いろんな考えの人がいる。
答を持ち合わせてもいないのに、何故君はわざわざ口をはさんだんだね?
>>しかし、そうでない人間もそれなりの数いるということさ。
ここにひとりいるらしい事は判った。
二人目以降がいるかどうかは、
>>462の問いに答えられる人が答えてくれるだろう。
そして、その「ひとり」の評価がかなりいい加減なものだということも、
以下の話でよくわかったよ。
>>しかしそれはもっぱら作品の制作費、スケジュールを始めとした
>>バジェットに起因する問題だ。
観客にとってバジェットは関係ない。結果が全て。
もし予算の関係で水準に劣る絵しか提供できないのなら、提供しないという
選択肢もある訳だ。そこを強引に作ってしまったのだから、作ったものに対しての
批判は甘んじて受けるべきだろう。
>>「工夫がない」と言うが、前にも出た手作りモーションコントロールカメラ
>>なども含めて、色々な試行錯誤は行っている。
車輪の再発明を評価する奴はいない。
前に書いたが、売っている物を買ってくれば良かったのだ。
しかも再発明した車輪が四角くて使えない、じゃ話にもならない。
495 :
462:04/02/28 22:23 ID:lg+XTptH
>>木星の輪がキラリと光るショットとか、火星上空の連絡船のショットとか
>>良い場面だと思わない?
光る木製の輪は、光るオースティン・パワーズの歯程度の感興しか起こさなかったね。
笑いを取っていた(つまり映画と連動していた)だけオースティンのがまだましだ。
火星上空の連絡船とやらは記憶にも残っていない。
逆に、宇宙船がやたらと模型くさかったこと、歴然と吊られていることがわかる動き方
をしていたこと、ミニチュアがミニチュアの大きさでしか見えなかったことは良く憶えている。
>>しかし全てをひっくるめて「ダメ」で片付けるのではなく、何が成果で
>>何が失敗かを切り分けて行かなければなるまい。
それは「何か見るべきものがある映画」に対しての話。
意欲的な(自己満足ではない)挑戦があるわけでもなく、映画史を一歩進めるような革新性を
表現や技術に持っていたわけでもなく、優れた役者のパフォーマンスも存在しないような映画に
対してやることじゃない。君はラス・メイヤーの映画にわざわざ「成果」を探すか?
「さよならジュピター」に価値があるとすれば、反面教師としてのそれになるだろう。
「こうすればよかった」ではなく、「こうしたから駄目になった」の集積なのだ。あの映画は。
あの映画に愛憎半ばする感情を持っている者は多いだろう。俺もその一人ではある。
だが映画そのものの評価を、その感情でもって左右するわけにはいかない。
それは「さよならジュピター」以外の、もっと野心的でもっと誠実に作られた映画
(かの「アルマゲドン」だってこいつに比べたら100倍誠実だ)に対して、余りにも失礼な態度
ということになる。
さ〜よなら〜大きな友だち〜♪
497 :
472:04/02/28 22:48 ID:X9pBSaps
>>494 君の
>>462の問いは「誰が言ってる?」だろ。
それなら、そもそも君の質問の仕方がおかしいわけだ。
俺が君に提示しなければならない答は「ここに一人いる」だけ。
一人が手を上げれば、二段目の「大合唱」は不協和音が混じって
成立しなくなるな。
>観客にとってバジェットは関係ない。結果が全て。
だから、よほどの特撮オタクでもない多くの観客にとっては、あの
クオリティでもさして問題はないと言っている。
取り立てて優れた先進的な特撮ではないかも知れないが、
口を極めてののしるほどの出来と言うわけでもない。
>だが映画そのものの評価を、その感情でもって左右するわけにはいかない。
映画その物の評価は「大駄作」って事で一致している。
その原因を特撮とシナリオ、役者、本編演出にどのように割り振るか
という問題でしかない。
俺らは「その中でも、まだ特撮はマシ」と言ってるに過ぎない。
必要以上に貶めるつもりがないのと同様、必要以上に持ち上げる
つもりもない。
特撮のどこがマシなんだ?ネタとして楽しむしかない、ってのが結論だろ?
>>495 うーん、基本的にはあんたの意見に賛成なんだが、
>光る木製の輪は、光るオースティン・パワーズの歯程度の感興しか起こさなかったね。
漏れはこのシーン、けっこう感動したけどなぁ。
日本映画でもやれば出来るじゃん、て。
まぁ、そういうカテゴライズそのものが失礼なんだけどね。
つうか、冒頭の2001年の安直なパクリで、完全に見放しモードになってたから、
あの程度のシーンでも感動出来たって事もあるかな。
木星の輪の構図も2001年の安直なパクリだと思うんだが。
「2001年」の頃には木星の輪は発見されてないよ。
NASAのヴォイジャーの想像CG映像のパクリだろう。
「ジュピター」の特撮シーンの問題って、仕上げのクオリティ云々より
どっかで見たイメージばっかりってのが一番情けない。
>501
木星の輪の発見云々ではなく構図が安直なパクリ。
>>502 そうは言っても、木星をバックに手前から宇宙船が飛んでいくなんて
ショットはそうそう構図にバリエーションを持たせられないんじゃ(w
まあ、映画失敗すると、ヒロインが死ぬのはパクリとか、
大気圏外から地球を見るショットはパクリとか、
いろいろ幼い言い掛かり付ける奴がいて大変だね。
>>503 あのカットに宇宙船なんて出てこないと思うが(w
>>506 スペースアローについては誰も言及してませんが、何か?
509 :
462:04/02/29 12:23 ID:hvprxRVQ
>>497 君の言う「俺ら」は全部「俺」に言い換えておきたまえ。
>>俺が君に提示しなければならない答は「ここに一人いる」だけ。
「ここ」の意見は何の保障にもならない。
ニュー速あたりで「ソースは2ちゃんです」なんて言ったら大笑いされるぞ。
>>だから、よほどの特撮オタクでもない多くの観客にとっては、あの
>>クオリティでもさして問題はないと言っている。
根本的に勘違いしているようだが、あの映画に「多くの観客」はつかなかった。
見に来たのはSFマガジンかスターログか宇宙船の読者ばっかりだったのだよ。
そういう特殊な層であれば、日本の特撮状況に思いを巡らせつつ、
好意的な評価をひねり出す事もできるだろう。
だが、そんなバイアスのかかった評価は、一時のものでしかない。
ごく普通の観客、当時で言えばスタローンやジャッキー・チェンの新作を
見に来る感覚でジュピターを見た観客の立場にしてみれば、あの映像は
「ウルトラマンから全然進歩してないのね」で終わる代物だ。
何しろ彼らは、既に「スター・ウォーズ」というエポックメイキングを経験してしまって
いるのだから。
そして、その「スター・ウォーズ」に互するだけのクォリティを得ようとしたのが
「ジュピター」製作当時の思惑ではなかったのかな?
となれば、結果があの出来だったというのは、充分「口を極めてののしる」だけの
資格を備えていると思うがね。
>>509 あの映画が一般客を呼べそうな要素って、「主題歌がユーミン」って事だけだからなぁ。
あ、もうひとつ無重力SEXで好きモノなオヤジを呼べたかも知れんが。
>>510 そういう部分をネタとして楽しむのがこのスレです。
>>509 > 見に来たのはSFマガジンかスターログか宇宙船の読者ばっかりだったのだよ。
妄想炸裂だな。
>>512 俺も当時、スターログを読んでたが、そのはしゃぎようったら、端から見てもすごかったね。
当時まだ一勢力として存在してたプロアマひっくるめたSFファンが映画館へ足を運んだんじゃない?
一般人はどうかなあ。そういう皮肉を交えた比喩でしょ。妄想ってことはない。あんたしつこいよ。
514 :
472:04/02/29 17:44 ID:Ec/5tHat
>>509 君と議論してるとさ、話の流れ上俺は一所懸命にBBJの特撮を
擁護しなくちゃならないんで、甚だ不本意なんだ(w
何度も書いてる通り、俺はこの作品の特撮を取り立てて良いとは
思っておらんわけで(w、それはまず前提ね。
>君の言う「俺ら」は全部「俺」に言い換えておきたまえ。
君が
>>462でレスしてる
>>453も含めれば二人だろ。
だから複数形。悪しからず。
>「ここ」の意見は何の保障にもならない。
そもそもの君の
>>462の問いかけが2ちゃんねる発の物である以上、
それを反証するのも2ちゃんレベルで充分。
そんな大層な議論をしてるつもりだったのか?
>根本的に勘違いしているようだが、あの映画に「多くの観客」はつかなかった。
>>497の俺の「多くの観客」は、ジュピターが大量動員したということを
意味してると思うか?
もう一度読み直して、それでもわからないなら日本語勉強し直してください。
515 :
472:04/02/29 17:45 ID:Ec/5tHat
>そして、その「スター・ウォーズ」に互するだけのクォリティを得ようとしたのが
>「ジュピター」製作当時の思惑ではなかったのかな?
君はその言葉を信じて、そして裏切られたと思ったわけだ(w
だとしたら、随分純朴な人だったんだなと思うしかない。
当時の日本のましてや東宝における制作状況(現場、制作費含めて)で
スターウォーズに伍する特撮を実現する状況がなかったのは明らかだ。
そんな中、東宝の現場ということで当初予想してたよりは、悪くない
特撮ショットも、いくつか物してる・・・という程度には悪くない特撮だよ。
あとね、特撮マニアでもない一般観客は、スターウォーズの特撮と
BBJの特撮を見比べても大して違いを感じないよ。
ボロが出難い宇宙シーンが中心だというのもあるけど、実際ラストの
爆弾積んだ宇宙船の爆発ショットは、TIEファイターの撃墜シーンに
比べて(まるごとパクリという志の低さも含めて)ほとんど違いを感じることはできない。
あの映画を見た普通の人間の反応は「ひどい映画だったなあ」であって
「ひどい特撮だったなあ」には決してならない。
同程度の特撮レベルの「日本沈没」や「復活の日」が、今日でも充分に
鑑賞に耐えるということを忘れてはならない。
仮に『さよならジュピター』が、小松左京は原作を提供するだけで製作には一切関与しない、
『日本沈没』『エスパイ』等と同様の純粋な東宝映画だったとしたら、
果たしてどんな映画になっていただろうか。
まぁ、橋本幸治の場合、素人に現場をひっかき回されるハンデを取り除いてやっても、
84年版『ゴジラ』程度の映画しか作れなかったわけだけどね。
>>516 橋本忍が脚本を書いてれば・・・「幻の湖」になるかな?(w
原作がある場合は良い仕事する人だと思うけど、
ただ宇宙SFってのが禿しくテリトリーじゃないよなあ。
518 :
462:04/02/29 21:05 ID:hvprxRVQ
>515
>>君と議論してるとさ、話の流れ上俺は一所懸命にBBJの特撮を
>>擁護しなくちゃならないんで、甚だ不本意なんだ(w
なら止めればいい。
「その通り、BBJの特撮は悪い。以上。」で話は終わるだろう。
勘違いしている様だが、俺が聞いているのは「どこが良かったのか」ではない。
「あの映画の特撮を良しとする風潮が定着しているという、その"ソースを見せてくれ"」
そう言っているのだよ。君や
>>453氏の評価など最初から問うているわけではない。
そこが判っていないから、君は反証のつもりで持論を展開するばかりなのだ。
>>当時の日本のましてや東宝における制作状況(現場、制作費含めて)で
>>スターウォーズに伍する特撮を実現する状況がなかったのは明らかだ。
>>そんな中、東宝の現場ということで当初予想してたよりは、悪くない
>>特撮ショットも、いくつか物してる・・・という程度には悪くない特撮だよ。
前にも言った通り、「ウチワの都合」を考慮した上での好評価など評価にならない。
譲歩抜きの実体で勝負をかけられない以上、それが実力ということなのだ。
519 :
462:04/02/29 21:06 ID:hvprxRVQ
>>あの映画を見た普通の人間の反応は「ひどい映画だったなあ」であって
>>「ひどい特撮だったなあ」には決してならない。
>>同程度の特撮レベルの「日本沈没」や「復活の日」が、今日でも充分に
>>鑑賞に耐えるということを忘れてはならない。
評価対象をこっそり摩り替えるなんて古い手を使いなさんな。
SFXの最終的な成否は映画のコンティニュイティの出来にかかっていること位は
知っているだろう。
俺の問いかけが、コンティニュイテイ以前の、映像自体の質の評価である事
も承知しているはずだ。
君が「日本沈没」と「さよならジュピター」の"特撮の出来を"比較したいのなら、
両者のSFXシーンだけを抜き出して比較する必要がある。
そうすれば判るだろう。どちらもミニチュア然としていて、とても現代の目では
鑑賞に堪えられるものではない事が。
「日本沈没」はまだ演出面での頑張りがあったので、見方によっては現代の視点に
耐えられない事もない。(俺から見ればあれも又退屈な映画だが。)
「さよならジュピター」には、"それすらも存在しない"。つまり演出の不首尾の為に、
特撮の不首尾があからさまになっている訳だ。
演出が駄目でも特撮が良ければ評価される映画だって幾らもある。
(最近の例では「スター・ウォーズ」のエピソード2。)
「ジュピター」に当時そういう評価がされた例があるのか?と俺は聞いたのだよ。
それに答えられないのなら、君は俺にかかずらう必要は全く無い。
520 :
472:04/02/29 22:05 ID:Ec/5tHat
>>518 >なら止めればいい。
止めたいねえ。俺もBBJの特撮を擁護する義理はないしな(w
「BBJの特撮は大したもんじゃない」という程度なら妥協してもいいいよ。
>「あの映画の特撮を良しとする風潮が定着しているという、その"ソースを見せてくれ"」
ソースってなどういうものだろう?
「BBJの特撮をどのように評価しますか?」というアンケートでも
取った例があるのなら別だが、
「良しとする風潮が定着してる」証明が不可能であるのと同様、
「こりゃどーしょーもねえやの大合唱(
>>462)」を証明するソースも
提示不可能なわけだ。
君が印象論で文句を付けているわけだから、こちらも
「それほど一色の大合唱じゃないよ」と言うしかない。
お互い「印象としてそう見える」というだけの話だから、個々の見解の違い
ってことで手を打つのなら、俺には依存はない。
521 :
472:04/02/29 22:06 ID:Ec/5tHat
>俺の問いかけが、コンティニュイテイ以前の、映像自体の質の評価である事
俺は、BBJの問題の多くは君の言うコンテュニティの問題(単純に言って
パクリのショットや新鮮味のない構図の多さ、イメージ力の貧困)の
問題であって、仕上げの質自体は当時の邦画特撮の中でそれほど
低いとは思ってないわけだよ(高くもないがな)。
ハリウッドに比べてどうかという話になれば、ある時期からの日本の
特撮映画は軒並み全滅ということになる。
エポックメイキングと称される平成ガメラだって、3作目をのぞいては
ミニチュア感丸出しの困ったショットも多い(アングルの工夫や実光撮影
でそれらしく見せる努力はしてるが)
君が、ハリウッドクラスのクオリティを維持できない限り特撮を評価しては
いかんと言いたいのなら、はあ、そうですかと言うしかないが。
あと特撮ってのは多かれ少なかれ「粗」が見える物なんだよ。
君の挙げる「スターウォーズEP2」にしたところで、「CG臭さ丸出し」
てな批判はいくらでもある。
無論、そういう粗は少なければ少ないほど良いが、映画の流れがうまく
出来てれば、観客はその違和感を想像で埋めながら見るんだよ。
>「ジュピター」に当時そういう評価がされた例があるのか?と俺は聞いたのだよ。
何度も書いてるが、俺はBBJの特撮を積極的に評価するつもりはない。
「まあこんなもんと思って見てれば問題ない程度(しかも木星大気圏内
とラストの風船は除く)」という程度の評価だ。
君の方こそ、評価対象を勝手に敷衍してないか?
この映画で熱くなれるキミたちがうらやましい。頭が下がるよ。
523 :
名無シネマ@上映中:04/02/29 23:49 ID:zGJIBjlk
>>516 84年度版ゴジラはそんなに酷いか?
平成ゴジラみたいなガキ臭い映画よりはよほどマシだと思うが。
確かにストーリー自体に面白みは無いが、その点はハリウッドゴジラも同じだろう。
おふたりさんともなんで20年も前の映画を昨日見てきたみたいにもりあがれるのかねえ。
>>519 >そうすれば判るだろう。どちらもミニチュア然としていて、とても現代の目では
>鑑賞に堪えられるものではない事が。
なんで「現代の目」で見る必要があるの?このスレではあくまで当時の水準で
優れていたかどうかが議論されていたとおもったのだけど?
特撮レベルに関しては第3者の意見として山本弘氏の記事を引用しておこうか。
「特撮スタッフ(特技監督・川北紘一)は低予算でよくがんばったと言える。海外作品と
比較すると見劣りはするものの、日本のSF作品としては最高水準であり、息をのむ
見事なカットもいくつかある。音楽(羽田健太郎)も悪くないー だが、肝心の脚本と
演出がまるでダメなのだ。」 映画秘宝底抜け超大作 洋泉社
>>523 >84年度版ゴジラはそんなに酷いか?
>平成ゴジラみたいなガキ臭い映画よりはよほどマシだと思うが。
冒頭から巨大フナムシが垂直上昇したり、スーパーXとかいうトンデモメカが登場したり、
後の平成シリーズに繋がる作品でありまつ。
個人的には銀座のシーンを短く編集してくれたら+30点なんだが。
ゴジラとか怪獣映画ってのは元々ガキ臭さがあってこそ。
何だかんだで平成シリーズの子供の人気怪獣はデストロイアと
スペースゴジラだった。
ジュピターでは小松左京が引っかき回したが、84ゴジラでは
田中友幸が思い入れで映画をがんじがらめにしてしまった。
半端にリアル指向で重いのに、映画としては薄い。
528 :
名無シネマ@上映中:04/03/01 01:24 ID:wXL1pJ56
>526
フナムシ・・・ 忘れてた_| ̄|○
スーパーXは東宝トンデモメカ陣の中ではマシな方だろ?
複合型の外皮構造や航空機搭載原子力エンジン、レーザー砲、大口径低圧砲など実際に
あるものばかりじゃん。
スレ違い
いうにことかいてゴジラはやめてくんない?ゴジラはさ。
531 :
528:04/03/01 01:49 ID:wXL1pJ56
>529>530ゴメソ
ただジュピターにしろゴジラ84にしろ、当時の宇宙や軍事のトピックを盛り込んだ
意欲作という点では共通だし、誠実さも感じるよ。
興行的に失敗してるから駄目は駄目なんだろうけどね。
ゴジラの方が遙かに金稼いでるのは事実だけど。
オリジナルがことごとく稼げないからこそ東宝も
ゴジラしか作らなくなってしまった。
>>503はミューズがイオをかすめていくところのことを言っているんだと思うが
535 :
462:04/03/01 07:09 ID:SQMuPaaV
>521
>「BBJの特撮は大したもんじゃない」という程度なら妥協してもいいいよ。
続けて書き下した部分を読むと、「してもいい」とは思っていない様だが?
>お互い「印象としてそう見える」というだけの話だから、個々の見解の違い
>ってことで手を打つのなら、俺には依存はない。
その辺りをはっきりさせたくて情報を求めている俺と、何の情報も持ち合わせて
いない君が"手を打つ"など有り得ない話だろう。
いいかね?俺は「誰か知ってる人いる?」と"質問を発した"のだよ。
それに対して君は「何も知らないけど違うと思う」などと放言している訳だ。
黙ってい給え。知らないのなら。
536 :
462:04/03/01 07:10 ID:SQMuPaaV
その上で、君の間違いを指摘しておこう。
>>仕上げの質自体は当時の邦画特撮の中でそれほど
>>低いとは思ってないわけだよ(高くもないがな)。
「当時の邦画特撮の水準」など観客にはどうでも良い。
ずっと質の高い映像を同じ1800円(当時は1500円か)で得られるのに、なぜ
わざわざ"邦画限定"の枷をはめねばならんのだね?
そう、俺は「ハリウッド並のクォリティを維持できない限り、"特撮の出来が良い"
等とはとても言えないだろう」と思っている。
その技術を模倣する事が比較的容易なことは、他ならぬハリウッド自身が
証明したのだから。
「スター・ウォーズ」以降、雨後の筍の如くに安手のSF映画が量産されたが、
少なくともそれらの映画ではモーション・コントロールとトラベリング・マットの
技法はしっかりとマスターされて画面に現れていた。「ジュピター」並の低予算
映画でさえもね。
観客がそういうものを見続けてきたのが「ジュピター」公開当時、1984年の映画界
だ。今更「邦画の水準」をそこに放り込むことに、何の益がある?
センスの良し悪しというものは、予算や技術とはまた別なところがあります。
日本のクォーツ時計は世界最高性能だけれど、美術品・工芸品としてはどうしても
スイス時計にかなわないとは松本零士氏のことばでした。
民族的な伝統というか感性というものはそうかんたんに追いつけるものとは思えません。
ジュピターのSFXがどんくさいことについては全く同意なんですけど、これを技術や
予算の問題だけにくくっていいものなのかどうか。
マトリックスが和製アニメを模倣する時代にその発言はいかがなものか
ほうマトリックスってアニメだったんだ
>>540 まぁスルーしておいてやるのが人情でしょう。
84ゴジラの話題が出てるところで聞いておこう。84の人工衛星は、ジュピターと比べてどうよ?
模型製作はどっちもオガワだけど、塗装、照明、撮り方の面で上手くなってる?
ついでに巷で話題のグランセイザーの、第一話の宇宙船郡も
自分の目にはジュピターよりも巨大でリアルに映ったけど
せめて移動性ブラックホールとやらの脅威を存分に描いていれば
パニックものとしての評価をうけられたかもしれない。
結局劇中で圧縮したのはスペースアロー号だけだろ?
カプセルに押し付けられる髭男はちょっとキモかったが、冥王星あたりを
粉砕しる映像くらいいれとけよ。
って、原作でも映画でもブラックホールは太陽系のどのあたりまで侵入してきたんだ?
グランセイザーも川北特撮だけどな。
元々はテンポとフットワークの人だけに、
平成ゴジラ末期より今の方が遙かに生き生きしてる。
>>544 原作無視だろうがヤマトだろうが、客の目を引く絵のひとつやふたつなくて何が映画か。
しかし首都消失のごときしょぼいものもごめんこうむる。
547 :
472:04/03/01 17:27 ID:DoTDQCe6
>>535 >続けて書き下した部分を読むと、「してもいい」とは思っていない様だが?
思ってるよ。
何度も書いてるだろ。「取り立てて優秀な特撮だとは思ってない」って。
>いいかね?俺は「誰か知ってる人いる?」と"質問を発した"のだよ。
>>462の文章では甚だ判り難いな。
公的な文章として記載されたものをして権威としたいだけなら、
>>524の挙げてくれた山本弘の文章なんかは一つの例にはなるだろう。
俺、その文章は読んだことあるんだけど、当該部分は忘れてたよ。
そうか、山本弘は特撮は評価してたんだ(w
>>453か俺のどちらかが山本弘でない限り、とりあえずBBJの特撮を
「それほどひどくはない」と思ってる人間が少なくとも3人はいることになるな。
これで、「必ずしも大合唱ではない」という程度の証明にはなると思うが
いかがだろうか?
(そもそも山本文章以外に、BBJに対する公的な批評文を読んだ覚えが
あまり無かったりするのだが(w)
>そう、俺は「ハリウッド並のクォリティを維持できない限り、"特撮の出来が良い"
>等とはとても言えないだろう」と思っている。
これはもうスタンスの差としか言いようがないんで、さようですかと
君の個人的意見として承っておくことにする。
参考までに聞きたいんだが、君の評価する日本の特撮映画ってある?
時代と場所の制約を受けた上で、その技術と表現が評価に値すると
考えるボーダーラインを知っておきたい。
できれば最高峰でなく下限の所で「この位までなら評価しても良い」と
いう作品を提示してくれると嬉しい。
(w)
まだやってるのか。がんばれ!w
論争も長くなってくると、論点が当人たちにしかわからなくなるんだよな。
さかのぼって、検証するヒマもないしさ。もう些末な揚げ足取りのレベルに見えるよ。やめたら?
映画秘宝引っ張り出してくる辺り相当痛い(w
>>551 さよならジュピターに映画秘宝は相応しいだろうに。
553 :
462:04/03/02 06:51 ID:2zYikM7r
>>547 >>何度も書いてるだろ。「取り立てて優秀な特撮だとは思ってない」って。
ならば何故「しかしさほど悪くもない」に固執する?
そんなにあの映画を"評価"しておきたいのか?
しかも言うに事欠いて「山本弘」とは…
もう丸一年以上も前だが、彼がとあるSF映画に関して、相当見当違いの文章を書き、
それが映画一般板の方で徹底的に叩かれた事がある。俺も一緒になって叩いていたがね。
悪いがその時から、彼の言は「持論に都合よくしか物事を解釈しない馬鹿」の言う事
だと思って相手にしていない。
そもそも「ジュピター」の話をするときに、世間一般の範疇にSF作家を混ぜてどうする。
彼らを公平と称するなら、確かにあの映画の特撮はそれなりに良かったという事にも
なるだろう。「傑作だった」とさえ言い出しかねない連中だ。
554 :
462:04/03/02 06:53 ID:2zYikM7r
>参考までに聞きたいんだが、君の評価する日本の特撮映画ってある?
>時代と場所の制約を受けた上で、その技術と表現が評価に値すると
>考えるボーダーラインを知っておきたい。
元々邦画にはボーダーラインしか存在しない。サンプルとしては、
「回路」「ピンポン」それに金子版「ガメラ」の2本目を挙げておこう。
これらは、自分達がボーダーラインの表現しか出来ないことを弁えたスタッフが作った
映像だ。だから劇中でことさらにエフェクトを誇示する事もなく、危ういショットは極力短く、
影で覆って隠そうとする。エフェクトはあくまで映画本編を補佐するものだという基本に
沿って構成し撮影すれば、拙い技術であれだけの絵が作れる、という見本になるだろう。
一方で「さよならジュピター」はどうだったか?
「日本にもできる」「東宝式でもできる」という製作陣、現場双方の慢心が、映画の為の
絵作りという基本を忘れた結果があの惨状だ。
製作陣はお手製のモーションコントロールカメラ"もどき"を振り回して悦に入り、
25年も前の映像を再現して喜んでいる。
東宝特撮スタッフはと言えば「ピアノ線と大型セットでもここまで出来る」と黴の生えた
手法を自慢げに振りかざし、その「ここまで」が当時の水準に全然届いていない事に
気付いさえていない。
そして双方が自信満々にそれを画面に開陳するものだから、観客はテレビのCMにも
劣る「日本トクサツの最高峰」がだらだらと続くのを見せられ続ける、という事になる。
実に醜い所業だとは思わないか?製作者の自己満足、現場スタッフの慢心、どこを
見ても「"映画の為に"優れたショットを作る」という映画屋の本分など欠片も見られない。
そして、そのような代物を「当時としては良く出来ていた」「日本にしては頑張った」等と
もてはやす(丁度君の様にね)行為もまた、相当醜く見えるのだがね。
どんな技術だろうが演出だろうが最初にやろうとするのは
無謀であり挑戦であり冒険。
日本の特撮に土壌すらなかった時代にそれをやろうとした、
というのがジュピターという映画の意義。
教師でも反面教師でもある。
>>553 >もう丸一年以上も前だが、彼がとあるSF映画に関して、相当見当違いの文章を書き、
うーん、あれはもうそんなに前の話かぁ。
山本はまだ馬鹿発言を続けてるから、一年以上経ったように思わなかったよ。
つうか、ジュピターの最大の敗因は、山本みたいな人間ばかりがトップにいた事だろうなぁ。
話や映像の面白さより、科学的な正しさを優先しちゃうタイプの。
>>556 なるほど!それでブラックホールが木星の犠牲で方向が変わったのかどうかはよくわからなかったんだ!
>>554 >25年も前の映像を再現して喜んでいる
15年の間違いだろ
ジュピターゴーストってあんまり話に絡んでこないんだよね
で思ったんだが、ジュピターゴーストか火星の地上絵か、どっちか削るってのはどうだろう?
前者なら地上絵からだけブラックホールの到来がわかるように、
後者なら木製探索のシーンを冒頭に持ってきて、ゴースト発見からメッセージ受信。解読始めて中盤でブラックホールが…
てな流れになって、テンポがよくなると思うんだが(俺は後者がいい
560 :
472:04/03/02 20:06 ID:662jXqyN
>>553 >ならば何故「しかしさほど悪くもない」に固執する?
「取り立てて優秀ではない」「かと言って、さほど悪くもない」
と思ってるからだよ。当然じゃないか(w
>しかも言うに事欠いて「山本弘」とは…
言うと思ったよ(w
しかし誰であろうと意見は意見だ。「大合唱」には程遠いな。
君としては、ぜひ山本意見以上にしっかりと信頼の持てる誰かの批評で、
あの映画の特撮を「どーしょーもないわ」とした文章をソースとして紹介してくれたまえ。
561 :
472:04/03/02 20:06 ID:662jXqyN
>元々邦画にはボーダーラインしか存在しない。サンプルとしては、
>「回路」「ピンポン」それに金子版「ガメラ」の2本目を挙げておこう。
これは「スターウォーズ」以降ということで考えて良いかな?
それならば、仕上げとしてのクオリティの意味では「ボーダーラインしか
存在しない」という意見には賛成しておこう(円谷英二健在の頃まで
遡れば、彼我の特撮技術に明確な差はなかったと思うがね)
しかしさ、君の上げる平成版「ガメラ2」にした所で、特撮自体の仕上げの
クオリティはBBJに比べて際立って高いわけじゃないぜ。
あの映画をBBJと決定的に分けている要素は、映画の中でいかに
それらしいショットを挟み説得力を高めるか・・・アングルや構成や
画面設計の部分、それこそコンテュニティの部分の勝利であり、個々の
場面を見ると、相変わらずミニチュア感丸出しのショットや、色の馴染まぬ
CGIショットなど問題は大きい。
その事は誰より樋口特技監督自身が自覚してて、インタビューに応えて
「ハリウッドと勝負するにはまだまだだ」という趣旨の事を言っている。
純粋な仕上げクオリティの意味では、次の「G3」の方が遥かに高いよ
(映画としては最低だが)
>だから劇中でことさらにエフェクトを誇示する事もなく、
それはコンテュニティの問題だろ?
君は純粋に特撮映像の仕上げクオリティを問題にしてるんじゃなかったのか?
話題ごとにスタンスを変えないでくれよ。
コンテュニティとか使わないでください。恥ずかしいよ。
563 :
名無シネマ@上映中:04/03/02 22:59 ID:/hXy9QYN
ゴジラ50周年記念作品
50年の歴史が終わる。
これが最後だ
と謳われる[ ゴジラ FINAL WARS ]
50年もの間我々を熱狂させヤキモキさせた
東宝特撮は終わってしまうのか!?
何か突然「さよならジュピター」の意義とはなんだったのか?
ジュピター後にあったvsシリーズは一体なんだったのか?
いまこそ「ジュピター」で学んだものを下地に
新たなる「ジュピター」(である必要は全く無い)の必要性を
東宝に訴えるべく小松左京先生に今一度立ち上がっていただきたい!と思った今日このごろ。
もちっと、スケールダウンしても一回やりませんか?
監督に手塚を付けますから・・・・
せめてガンヘッドも入れてやってくれや。
>>561 >あの映画をBBJと決定的に分けている要素は、映画の中でいかに
>それらしいショットを挟み説得力を高めるか・・・アングルや構成や
>画面設計の部分、それこそコンテュニティの部分の勝利であり
それすらできなかったBBJはアフォ
566 :
462:04/03/03 06:15 ID:rRZ9dLHV
>561
君一人の意見を是正することには興味はない。
「参考までに答えてあげた」事にまでいちいち噛み付いてくる様な手合いが、
いつまでも相手にして貰えると思うか?
今回で仕舞いだ。君の勘違いは訂正しておいてあげるが、その結果君が
どんな反論を返してこようと、俺には何の役もない。
>しかしさ、君の上げる平成版「ガメラ2」にした所で、特撮自体の仕上げの
>クオリティはBBJに比べて際立って高いわけじゃないぜ。
一体何処を見て言っているものか。両者には決定的な違いがあるだろう。
「ガメラ」の方のSFXショットは、複数ある表現技法のうち、実現可能な中から
「最も最適な技法」を選び出し使用する、という作業がしっかり行われている。
勿論、その「最適な技法」が実際に使い物になるかどうかの、実験と検証も行われている。
言い換えればSFXスタッフが、きちんと映画の為に奉仕している、という事だ。
(3作目はその点で一部失敗している。)
だから質的にボーダーラインであっても、殊更に観客を不快にするような
映像は見られないのだ。
一方の「ジュピター」はといえば、面白半分にアボットを振り回すか、なんとかの
一つ覚えの様になんでもピアノ線にぶら下げてみせる。ジュピターゴーストの様に
殆ど霧で見通せない様な映像でさえ無意味にプールを用意する。
どこに「最適の技法」を探す姿勢がある?
スタッフのそういう姿勢は、コンティニュイティから切り離された単一のショットにさえ
表れてしまう。しかも「ジュピター」のそれは無駄に長い。それが俺が自己満足という所以だ。
567 :
472:04/03/03 08:23 ID:zQAWnqeE
>>566 おはよう。
じゃあ、俺も論点を整理して、これで最後にするわ。
そもそもの問題は、BBJの特撮に対する世間の評価は、どうかと
言う問題だったよな?
俺は君の「どーしよーもねーわの大合唱」(
>>462)に対して、必ずしも
そうではない。「それほど悪くない」という意見もそれなりに見られると
言ってるわけだ。
このスレでもその旨の意見は出てるし、映画秘宝の山本弘の文章でも
そういう記述があったらしい(山本個人に対する評価は置いておく)。
ちなみに幾つかネットのレビュー。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008BOFI/250-3267391-5125022 ttp://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=4872 特撮以前の問題を論じてる物が多いけど、そこまで踏み込んだ物だと
良いも悪いも半々という所かね(w
君は「大合唱ってほどではなかったね」と認めた上で、
「しかし自分はハリウッドクラスのクオリティでなければ特撮は評価
すべきでないと思う」という個人的見解を主張すれば良いだけだ。
議論はいつの間にかその前提を離れて、特撮クオリティの評価の話に
シフトしてしまっているが、これは本当に個々のスタンスや見方による
ので、恐らく歩み寄りも相互理解も難しいだろう。
俺は君の「ハリウッドクオリティ云々」に共感することはできないし、
>>566で君の指摘する「ガメラ2」とBBJの特撮の差も、本質的な物とは
感じない(ただ同じ土俵上で、G2の方がBBJより「優れた」特撮映画だと
いうだけの話だ)。
しかしまあ、これで話も仕舞いだそうだから、君個人の意見として参考に
させていただくことにするよ。
いつか、日本でも、エクスキューズなしで誇れる出来の実写SF映画がつくれるといいね。
( ´・ω・`)_且~~ イカガ?
なんか無理無理理屈付けしてでも評価しようってとこがオタっぽい
一般人だと見た目のダサさだけで切って捨ててると思うよ
当時リアルで見に行きましたけど、正直途中で映画館から逃げ出したいとオモタよ
今見たら大爆笑できるだろうから、もう一度観たいんだけど、DVD高けぇ〜
部分的には、おおっ!と思わせるカットもある、とか、スタッフはがんばっている、とか言うのは、結局は映画をスポイルさせるだけ。
小さい同人世界じゃないんだからさ。
技術がつたなくても、笑っちゃうほどのパワーがあればなあ。太陽を盗んだ男みたいにさ。
苦笑いしかできないんだもん。
特撮オタって映画観る時に特撮の出来ばかり気にしてて疲れそうだね。
特撮云々以前の出来だという話だろ?
もう一回見てえなあ。ビデオで二回しか見てないから詳しいこと言えん(置いてあったビデオ屋潰れちゃって…
二回見た限りじゃ、特撮もドラマも普通によかったと思うけどなあ。
俺の特撮眼のせいかもしれんが、宇宙船もみんな巨大なものとして見えてたし
原作読んだあとだと、端より過ぎなのと三浦の滑舌の悪さが気になったくらい(一年後の84ゴジに比べて、画質がなんか一昔前っぽいとこも
tokyo3なんて大した大きさないはずなのにスクリーン一杯に映されて…
スペースアローと比較してコンテ切れや。
設定上の宇宙船の大きさはどうなってるんだろう?
ジュピターゴースト>ミネルヴァ基地はわかるけど、その下のtokyo3、スペースアロー、フラッシュバード、ミューズ12の大きさの順番がわからんす
できればミニチュアの大きさ順も知りたいです
特撮は時間なさすぎたね。
モーコンはろくに作動せず動きが限定され、
絞り込んで撮影しようとすると一コマ辺り時間かかりすぎ、
かといって照明でカバーしようとしたら熱でミニチュア
溶け始めるし。
結局一番必要なはずの時間が一番足りなかった。
578 :
名無シネマ@上映中:04/03/05 19:10 ID:QU31UMNe
「川北氏も時間が欲しかった。お金よりもね」
って言ってたよ。
時は金なり。
>581
それは監督に言ってやれ
橋本も川北も「殆どコンテ見てませんでした。総監督の言うことも聞きませんでした」
って言うてたぞ。
「オレ言われても聞かないからなぁ」だって。
70年代以降の東宝特撮映画の場合、
ただでさえ本編班と特撮班が連携しないでそれぞれ勝手にやってる傾向が大きいのに、
そのうえ外部の素人が総監督でございなんて入って来ても
そんなの誰も言うこと聞くわけないよなあ。
というか、船頭が二人いて一本の映画にまとまると考える方がどうかしてるのに、
なんで東宝は制作体制を改めないんだろう。
組織が古くなるとそんなもんでしょ。
なまじ直営館をたくさん持っていたから不動産業で生き延びてしまった東宝。
土地が金を稼ぐから体質改善の必要なし。
>>585 > というか、船頭が二人いて一本の映画にまとまると考える方がどうかしてるのに、
> なんで東宝は制作体制を改めないんだろう。
一人の監督が本編、特撮の両方を仕切ろうとすると撮影期間は倍になってしまう。
あくまでもゴジラやBBJのような「特撮」を前面に押し出した映画の話ですけどね。
こういう場合はやはり本編班、特撮班に分かれて、それぞれに船頭がいるというのは
合理的な方法なんですよ。
ただしこれは「特撮監督が本編の監督の意向を尊重して作業を進める事が出来る」
という条件付きでですけどね。川北さんは特撮だけで突っ走る傾向にあったからなぁ。。。
今の特撮監督はその辺はちゃんと弁えて仕事してますよ。本編との絡みで問題点が
発生したら本編の監督と徹底的に打ち合わせている。川北時代のような
「特撮班の独断専行」という事態は今の東宝では起こっていません。
鈴木、神谷、菊池、浅田各監督はアメリカ映画で呼ばれるところの
Visual Effect Supervisorとしての立場からはみ出てはいないと思います。
>>587 >Visual Effect Supervisor
役割がそれになったから「特殊技術」表記になっちゃったのかなあ
俺はやっぱり伝統ある「特技監督」の称号を与えてやって欲しい
しかし川北時代はそんなに暴走があったのか…映画見てても気になったことないのだが…
まあ橋本や大河原に、川北を凌ぐビジュアルイメージがあったとも
思えないので、どっちが良い悪いを言う気にもならんけどな。
独断専行で暴走してアレってのも哀しいな。
ウルトラQ・ザ・ムービーの中堀正夫特技監督も「一つの映画に2人の監督がいるのは
おかしい。今回は製作期間に余裕が無いから引き受けたけど」と言っていた。
帝都物語あたりで嫌な思いをしたのだろうか。
>>587 アフォ?
何を目的に現状肯定しているのかわからん。
「さよならジュピター」に当時肯定的な意見を言っていた人たちと同種の人?
>592
日本の特撮に変な理解とか同情とかするとこうなっちゃうのだ。
だから、いいわけはいらないんだよ!「納品が遅れましてすみません。ウチの仕入担当と経理が仲悪くて」
>594
まっとうな職業人の矜持を映画業界とかSF作家とかに期待しても疲れるだけだよ。
川北特撮コンテは凄かった。
ただ使える技術と時間が追いつかず、コンテ通りに全然いけなかった。
今なら容易に出来そうな所なんだが。
>>593 理解も同情もない。
現状をわきまえてるだけだろ。
日本の現場の状況や予算枠も考えずに「ハリウッドには負けねえ」とか
言ってる人間がジュピターみたいな珍作を作ってしまう。
皮肉でも何でもなく、日本の特撮は、ゴジラとかライダーで充分なんだよ。
肝要なのは身の丈にあった作品を作ること。
プロジェクトってのは、そういうもんだ。
金のかかった特撮が見たい人は、ハリウッド映画だけ見てなさいという事。
>>597 >皮肉でも何でもなく、日本の特撮は、ゴジラとかライダーで充分なんだよ。
せめて「平成ガメラとライダー」と言ってくれ。
ガメラとかゴジラとかライダーとか観ないし…
>>598 平成ガメラなら御の字。
毎度期待できる出来と言うわけではない。
ガメラはいいけど、ライダーってのはやだな。
嫌な人間は見なければ良い。
子供やイケメン好きの主婦や特撮ヲタを対象に作られてる物に
それに合わない人間が文句を付けるのも妙な話だ。
あれはあれで需要と供給、収支が合ってるんだよ。
ゴジラって400億円とか稼ぐんでしょ?
>>602 で、あなたの結論は、
>>597 > 日本の特撮は、ゴジラとかライダーで充分なんだよ。
(略)
> 金のかかった特撮が見たい人は、ハリウッド映画だけ見てなさいという事。
なわけね。勝手にやってろ。
605 :
587:04/03/10 23:42 ID:RCt0iCT7
>>588 >しかし川北時代はそんなに暴走があったのか…映画見てても気になったことないのだが…
『大空のサムライ』の話は川北さん自身が「手柄話」のように話していたので有名ですな。
体調不良を押して出撃したパイロットが、着陸に失敗して負傷するという脚本だったんですが
川北監督は「ズルズル滑って止まるだけじゃ迫力がない」とその戦闘機をドーンと爆破した。
本編班がちゃんと負傷したパイロットを救出するシーンを撮っていたにも拘わらず、です。
本編の監督は怒った。そりゃ当たり前だな。とうとう本編、特撮両監督の喧嘩になってしまった。
結局、本編の監督が折れてそのパイロットは着陸に失敗して戦死という事で撮り直しになった。
物の本には「特撮班の情熱が本編の監督を動かした例」としてまるで美談のように書かれてますが・・・。
うーん。
まぁ、これが
>>585さんの言う顕著な二人船頭の弊害ですかね。
こんな例は川北時代にはたくさんありました。何しろ本編の監督が特撮監督より社内では後輩
である場合が多く、どっちの言い分が通るかは両者の力関係で決まってしまったという無茶苦茶な話。
主人公達が立っている筈の場所に「こっちの方が迫力あるから」と火薬をドカドカ仕掛けたような
例なんていくらでもありまっせ。
>>592さんが何を気にくわないのかちょっとワカランですが、
>>585さんが今も東宝は
川北時代と同じ制作体勢を取ってるような事を書いてたので「同じように見えて実は変わってるんですよ」
という意味で
>>587を書いたんですけどね。まぁ、気にくわなかったら御免なすってって事で(w
>>604 結論と言うより、現実認識の問題だな。
邦画の特撮映画でも、数十億という予算が組めるようになれば
また別だろうが、現状では期待するだけムダだね。
また、その予算で仕事をするキャパとノウハウが現場にない。
いずれにせよ、すぐには無理だよ。
ゴジラかライダーで我慢しときなさい。
まあ大空のサムライは名特撮シーン多かったけど。
>>607 確かに良い特撮シーンは沢山ありますね。
着陸失敗したパイロットが戦死する場面も確かに迫力あったと思うし
個人的には非常に好きなシーンでもあります。
しかし。
本編のドラマを盛り上げるものが特撮であると仮定した場合
川北監督の姿勢にはちょっと疑問を抱かずにはいれませんな。
まぁ「俺達が主役だ!」という意気込みは買いたいとは思いますが。
>>597 イノセンス見なさい。あれは現在世界一の映像だよん。
>>609 センスの点では世界一かどうかはともかく、世界的クオリティだと
俺も思うよ。
>>609 ああ、IDが変わってしまったか。
俺、
>>597な。
センスの問題は予算枠の問題とはまた全然別。
日本のアニメ業界は、安い予算で世界に冠たるクオリティを実現する
現場を作り上げてる。
だから、ハリウッドに対抗できるような映像を提供してるのは日本では
アニメだけと言う状況がずっと続いて来てる。
まあ、その中でも「イノセンス」の予算は破格だけど。
ちなみに、日本のアニメーターが軒並み西欧並みのギャランティを
要求するようになったら、あの予算では到底作れない映像でもある。
>>602 平成ライダーは昔ライダーを観ていた世代もターゲットに入れてるよ。
>>606 だから、ゴジラとライダーを一緒にしないで欲しいなぁ。
「パラダイスロスト」観た?
予算もスケジュールも無い状況でかなり面白い物を作ってるぞ。
>>612 見たよ。
映画としてゴジラとどっちが面白いかと言われたら、
俺はライダーの方を取るよ、勿論。
特撮板が分離されて隔離されている理由が分かってきました…タチが悪い
まぁ普通の人はライダー見るくらいならスパイダーマンのビデオ借りてくる訳だが。
そこが問題なんだよな。日本人の舶来ベッタリが
>>615 「普通の人」の定義にもよるだろうがな。
舶来べったりというか、向こうは大人も楽しめるちゃんとした作りになっている。
いわゆる「子供だまし」(それも非常に低いレベルの)しか、国内で作れてないからしょうがない。
少なくとも近年のライダー子供だましではないと思うがなあ
でもぶっちゃけライダーしょぼいし。
女優の質では勝ってるんだけどなぁ。
それは、キルスティン・ダンストのことか?!そうなのかっ?!
「ジュマンジ」のお姉ちゃんの頃は良かったんだけどな。
623 :
名無シネマ@上映中:04/03/11 23:26 ID:WQ8vhX6Z
特撮のセンスといえば、昔みた 「ゼイラム」という作品はよかったけどなぁ
低予算にもかかわらず、かっこいいし見所たくさんあったし
板違い スマン
>>620 いやあ、本来安っぽい造形物を格好良く見せようという努力は光ってるよ。
夜の暗がりの中で戦う電光ファイズは、マジでかっこよかった。
>623
おいおい、正気かよ。
森山裕子がベッピンってとこ以外に見所あったか?
特撮クオリティの閾値というのは、人によって結構差があるからな。
もっともテレビ特撮・アクションとして見たらアメリカの番組は
戦隊・ライダーに思い切り負けてるんだけど。
何を持って負けてるのかと。そもそもそんな比較は噴飯もの。
629 :
名無シネマ@上映中:04/03/12 02:49 ID:Bg4wj1bn
この映画、三浦友和さんのヌードの宣伝ポスターが・・・あったような。
まさか、本編で・・・全裸・・・じゃないね。な・・・わけないね。
>>625 ゼイラムの発射したビームをはじき飛ばしたら、それが後ろで爆発するシーンは格好良かったよ。
あと、町全体を特殊なバリヤーで包んで異空間化するシステムとか、低予算である事を
アイデアでカバーする工夫は良かったと思う。
問題は、監督にそれらのアイデアをまとめ上げるだけの構成力がなかったと言うことだな。
>>630 特撮のアイディアって点では未来忍者のほうがよかったな
でっかいタル(だったか?とにかくなんだかでかいものがあった)とか。
意表をつく要素があって面白かった。
>>627 スタートレックなんかの名エピソードは本当に傑作であるが、逆に駄目な話もかなり多い。
というか、スタートレックをはじめとするテレビシリーズのうち、一体どれだけの作品が日本に
入ってくるかわからない以上、もっと駄目な作品が山のようにあると考えるべきだろうな。
つうわけで、日本に入って来てる分だけを単純に比較しても意味が無いよ。
戦隊物の特撮部分だけ流用してパワーレンジャーとかやってるわけだしな。
>>627 個人的にはヤングスーパーマンなどのほうが作りはよいと思う。
一般向けとしても、そうでない人向けとしても。
>>632 そりゃスタトレとかと比較するからだ。
一応はゴールデンタイムのSFドラマだし、ドラマは多いが
特撮自体はそう多くないし。
子供向けドラマとして見れば、パワレンなんかは低予算であれだけ
高度なアクションや特撮のある番組はアメリカでは例を見なかった。
だから一時期狂ったようにヒットして、アメリカでもっとも成功した
子供向けシリーズなんて事も言われたわけで。
今も日本のスタッフが出向いて作ってるし。
いやテレビの話はどうでもいい。
日本の特撮の場合は、テレビも映画も同じような人たちがやってる
わけだから、話の延長上ここで語るのもあながち間違いではない。
件の川北も最近は「グランセイザー」とかやってるしな。
米国でも「ギャラクチカ」でダイクストラがやってたりするわけだ。
特撮クオリティとしては当時破格の出来だったが、1話でほとんど
全ての特撮ショットが出揃って、あとの回はそのバンクのみという
作りもなかなかに豪快であった。
>>634 ヤングスーパーマンはヒーロー物というより青春ドラマっぽいね
しかしこと「エフェクトの画面への馴染み具合」という点を見れば、確かに優れたものがあるね
隕石の出す煙とか、ちょっとした字幕の光とか、画面に馴染んでる
日本特撮はいかにも「後から重ねました」ってのが多い気がする。どちらかというとアニメ的な動きや質感のものが多い
結局は方向性の問題であって、どちらが良い悪いという話ではないかも
>>639 ダイクストラの完成させたモーションコントロールを応用した作品が
ジュピターなんだから、満更無関係でもないだろ。
ダイクストラとは、こりゃまたマニアックな名が出てきたな。パンピーには言うなよ。
またモーコン厨か。
特撮だけ語りたければ、特撮板でスレ立ててやりなよ。
別に特撮の話題だって映画の一部だろ。
本編の話題を語りたかったら、ネタ振ってくれよ(w
645 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 12:06 ID:FWo3IiCW
>>625 正気だ! 森山ゆうこが 良いというのは語るまでもないが、
世界観と映像がマッチしているということがいいたい
そりゃ 低予算B級映画だけど、見せ方に工夫がある
まぁ以下に割り切るかだな
>>630 同意
>>643 特撮板で「ジュピター」ネタは荒しの絶好の餌食。w
少なくともこのスレにいるような特撮擁護派はいないだろうな。
>>646 そうか?
俺は特撮板にも出入りしてるが、別にジュピターの特撮をそれほど
ひどいとも思わんぞ。川北特撮としては標準的な出来だろう。
それ以前に、特撮板ではジュピターを「特撮映画」として認識してない
のではないだろうか。スレ立ったことってあったっけ?
ここやSF板には事あるごとに立つけどな(w
ジュピターの特撮場面というのは、要するにSFX映画にするとぶち上げて
おいて、特撮映画しか出来なかったというだけの話だろ。
>>647 >川北特撮としては標準的な出来だろう。
映画館リアル視聴組の俺はその言葉を20年前に聞きたかった・・・。
あの当時は大々的な宣伝で「スターウォーズを超えた(る)」とか、
「コンピュータ・グラフィックス」「本格的SF映画」なんて
踊り文句が乱れ飛んでいて・・・そりゃぁ期待して見に行ったのさ。
ぽかーん、だったが。(一部子供ですら恥ずかしさに顔を背けるシーンを含み)
でも言われれば確かに「東宝特撮」のクォリティは満足しているんだよな。
前宣伝との特撮のあまりの落差と、(映画としての)ストーリーのぐだぐださに
完璧に封印した記憶になっていたんだが。
一つ一つの素材はそんなに悪くないと思うが、全体をまとめられなかったのが
長く語り継がれる駄作の条件?
>>646 >少なくともこのスレにいるような特撮擁護派はいないだろうな。
ンなこーたない。
ゴジラミレニアムやデストロイアのような糞以下の映画ですら擁護派がいるんだぞ。
もちろん、糞は糞と言い切る常識人も多数いるけどな。
>>645 おっさんがユンボに乗ってくるとこがあったろ?
エイリアン2を持ちこむのなら狭い空間を舞台にするとか、そういった所をマネしないと。
ただの無駄な場面になっているじゃん。
低予算なくせに無駄をやる、金や時間を重点的につぎ込まないから散漫な映像になる。
君の言う通り監督に力がないんだな。
あれじゃ森山が可哀想だよ。
>でも言われれば確かに「東宝特撮」のクォリティは満足しているんだよな。
それって「東宝特撮」自体がすげー水準低いってことじゃん。
652 :
名無シネマ@上映中:04/03/13 20:19 ID:MogFb79v
川北の手による黒い宇宙と接写中心に纏めた演出は「東宝特撮」には無かった。
その辺にこの作品の価値を見つけようと今回改めてビデオ見たが
ガタツくマスクも黒いバックではそれほど気にならず
人間をコクピットに入れ込んだり頑張っているなー、と思った。
が、ミネルヴァはホントにデカイのか小さいのかよくわからない。
SEXシーン他度々延々と映される天体は天体図鑑そのものでかなりなえる。
ドラマは駄目駄目って声は多いが、やっぱりかなり駄目だった。
水準が云々を言いたかった訳ではないし、特撮がダメだから映画がダメという訳でも
無いので許してくれ。
最近帰省した際、物置と化している俺の部屋に入ったら映画の前売りを買うと貰えた
ポスターと遭遇してね・・・たまたまこのスレを見つけたので書いてみた。
で、まぁポスターなんだが上に書いたように特撮シーンがふんだんに散りばめられて
いて、いやがおうにも凄い特撮、本格的SFって期待させるんだな・・・。
見終わった後に、「戦隊モノのTVと変わらない特撮と、大筋だけでまとまりの無い
ストーリー」にしょんぼりしたのを良く覚えているよ。期待していたあの当時のスター
ウォーズの特撮や、面白い話は感じられなかった・・・。ちょっと酸っぱい思い出。
ジュピターの特撮ってのは別に出来がどうってんじゃなく
それまで日本じゃ使われなかった技術を初めて使った事に
価値があるわけで。結局は過渡期の作品。
実は初めてじゃなかったりして。
CMの世界じゃ当たり前にあの程度あったもんね。
ミノルタの「未知との遭遇」まるまるパクッたやつとか。
長編映画では初めてだろ?
予算枠もプロジェクト枠も全然違うCMとは一概に並べられないと思うが。
テレビと同列で語れるんならCM混ぜたっていいべさ。
要は「当時の日本で何ができたか」の話なんでしょ?
658 :
名無シネマ@上映中:04/03/14 13:16 ID:oJkbO5pZ
>657
技術的にこれができる ということと それを映画に取り込むことは別次元の話だと思うが
>>658 その「最先端の技術を映画に取り込む事」を、期待したんだよ。当時のファンは。
小松左京をはじめとするSF作家陣にな。
>>657 テレビの現場との共通性が語られてるだけで、誰もテレビと同列には
語ってないと思うが? テレビ特撮番組だって劇場用になれば
予算が増えてちったぁクオリティ上がるしな。
重要なのはどこの国かじゃなくて、「現場はどこか」だよ。
技術の蓄積と、それを作品製作のプロセスで活用するノウハウができているか。
>>654の書いてる文章は、「それまで日本(の映画の現場)じゃ使われなかった」
と脳内補完した方がしっくり来るんじゃね。
CMなどで培われた各種制作スタジオの技術が映画に還元されるまで
には、もうちょっと時間がかかる。
これは映画会社の撮影所システムの解体が進行して、映画製作その物
が各社寄り合いのイベント的な物に推移して行った結果でもある。
良くも悪くも伝統的な「撮影所方式」を期待できなくなった分、下請けの
プロダクションを導入せずを得なくなったわけ。
白組なんかも、こういう流れの中で台頭してきた。
当時のジュピターを中心とした日本映画の制作基盤においては、
CM制作の現場のノウハウを吸い上げるパイプは存在しなかったんだよ。
単に「そういうパイプを作らなかった怠慢」だけの話な気がするが。
いや、「ロード・オブ・ザ・リングス」でさ、今まで何もなかったニュージーランドに
ハリウッドから太いパイプ引っ張ってきて人材投入してるの見てるからさ。
ああいう形でやりゃ良かったのにって思うのさ。
>>661 パイプあっても、予算的に見合わなかったとは思うがな。
CM一本の予算でヘタすりゃ邦画の一本も作れちまうくらいだし。
ジュピターは、そういう技術を少しは映画製作にも導入したいという
意欲があったのは確かだと思うよ。
それこそ「ロード・オブ・ザ・リング」がやったような事を日本の現場
でも実現したいと夢見てたんだと思う。
いかんせん、予算枠の小ささと「東宝」という現場との軋轢、そして
司令部の決定的なノウハウ不足という現実の前に敗れ去ったと・・・
「ロード」はニュージーランド母体とは言え、ハリウッド資本の
バックボーンが付いてるわけだから、あれと比べるのはさすがに
無理があるだろう。
デジタル化した現在の現場に比べて、当時の特撮現場がまるごと
引っ越して来れるような質の物だったとも思えないし・・・
現在だったら、ハリウッド資本で日本製の映画を作ると言うのも
充分視野に入って来るかもしれないな。
まあ、シナリオがあのままじゃゴーサインは出ないだろうが。
あの頃のマクドナルドのCMで、トロン風のコスチュームを着たキャラクターたちが
宇宙船でバトルを繰り広げるというのがあった。
あの特撮シーンを担当したのが日本天然色(ん? 総天然色だったか?)
という会社だったと記憶しとる。
小松左京がBBJの特撮をやってくれないかと頼みにいったらしいが、
劇場用の映像を作った経験が無いとの理由で断ったってのが、当時のスターログに出てた。
おかげで駄作に名を刻まずに済んだというべきか。
上のカキコミにもある通り、あの脚本・演出・編集じゃ、
ILMが特撮やっても駄作だったろーしなぁ。
BBJは劇場公開される直前までが一番楽しかった。
みんなが脳内でハードSFの大傑作映画を見れたからね。
664 :
名無シネマ@上映中:04/03/15 23:51 ID:t3FBQOWg
そもそも日本人のウエットな感覚と宇宙モノSFX大作は相容れないのかもしれない。
人情宇宙SFこそ、日本人が発信するべきではないか?
日本人的情緒の宇宙バージョンではなく、グローバルでユニバーサルで
コスミックな人情。え、無重力セックス(情事)?
宇宙長屋に集うエイリアンの面々。
宇宙岡場所で身を売る女エイリアンの悲しい恋の行方やいかに・・・
667 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 20:36 ID:ZAdnoBHy
お前らエンディングが演歌のSFXムービー観たいのか?
668 :
名無シネマ@上映中:04/03/20 20:44 ID:T2VTB9iz
宇宙土木映画でも良かったと思うんだけどなあ。
親父が石油採掘技師で娘がエロくってブラックホールにカミカゼ精神で
特攻かける奴
そういえば昔、「おいら宇宙の炭坑夫」ってアニメがあったなぁ。
ああ、アニメの話でスマン。
いや、そういうのならいっぱいあるじゃない、すでに。
そういう「パロディ」じゃなくて、「宇宙の人情」を正面から描いて欲しい。
>>670 「おいら宇宙の炭坑夫」は、まさにそういう作品だぞ。
まぁ、あまりにマイナーすぎて、途中で打ち切りになってしまったが。
銀河乞食軍団を映画化してほしい。
そもそも、
ハリウッドSFX映画=デートムービー
国産特撮映画=お子さま向け映画
という一般人の意識を何とかしない事には、
国産特撮映画の興行的成功→製作サイクルの定着
という望ましい流れを呼び込む事はできないだろう。
『日本沈没』のヒットあたりからうまく流れを繋げる事ができていれば良かったのだが、
どこで間違えたんだろうね。
> どこで間違えたんだろうね。
そりゃもう、さよ(ry
一般観客相手にヒットするようになればそりゃうれしいけどさ
「デートで見にくる映画」になるのはちょっとなあ…
映画はやっぱり真剣に見るもんだと思うし、いちゃつくために特撮映画を使うようになるのは、果たして正しいことなのか…
「デートムービー」ちゅうよりは、話題作になる事が必要かと。
どんなテーマだろうがジャンルだろうが、話題にならん事にはヒットのしようがない。
そういう意味では、バトルロワイアルなんかは非常に恵まれた作品であったと言えるだろうな。
俺はバトロワとさよジュピ、どっちかDVDあげると言われたら、さよならを取るな。
>>677 まぁ君みたいなタイプが世間の大勢を占めてれば、特撮映画の地位はもっと向上してるだろうね。
残念ながらそうではないわけで。
特撮オタが増えたら、特撮映画の地位は下がるだろ
特撮映画を嫌っているんじゃなくて、特撮オタとオタくさい映画を嫌ってるんだから。
平成ガメラがけっきょくオタク界内部での評価しか得られなかったのを尻目に、
一方では『リング』がブレイクして、
日本のジャンルムービーはこういう方向で定着して行くのかとも思ったけど、
こっちのホラー系もなんだか後続作品に恵まれずにいまいち尻すぼみ感が漂ってるな。
日本映画ってどうしていつもこうなの?
また、電波か…
682 :
名無シネマ@上映中:04/03/23 23:19 ID:M8CVQgth
>668
谷甲州の昔のSF作品がそんな感じです。
あの映画は題材としては面白かった。
ルーカスかスピルバーグが監督したら良い作品になったんじゃないの?
>683
お前は最近のスターウォーズを見ていないのかと
当時の話だろ
ところで当時のSF知識人なる連中がずいぶん褒めたそうだけど、どんな場所でどんな風に?
>>685 褒めた奴は覚えてないなー。
つうか、名だたるSF作家が大勢参加してるからな。
迂闊に叩けない、で腫れ物に触るような扱いだったような。
思えばあの頃が日本SFの絶頂期だった訳だ。
小松御大へのよいしょぶりはさすがに鼻についた。
今に至る日本SF界の沈滞ぶりはこの辺に起因する
んじゃないか?
まだ誰か生き残ってたか? SF作家・・・
ただし架空戦記ものなんてSFの内には入らんぞ。
>>687 >まだ誰か生き残ってたか? SF作家・・・
そりゃあ居るだろ……。
SF書かない(書けない)やつはSF作家とは言えん。
という意味合いに於いてやつらはもう死んでいる・・・
690 :
名無シネマ@上映中:04/04/08 12:55 ID:gvAAWdpr
でたでた(w
昨日、「BBJ倶楽部」というのを見かけた。
「果てしなき流れの果てに」の映画化企画
ボツになってほんとに良かった。
最近見る機会ができて、大爆笑かとわくわくしながら見たけど、意外と眠かった。
チョト期待はずれ・・・
大爆笑はないよ。「困ったなぁ…」というだけで。
>>693 厨房時代の初恋の人に偶然外であったが、デブ化してて、思い出とはうらはらに、今ひとつ話が盛り上がれない「困ったなあ…」
696 :
名無シネマ@上映中:04/04/10 03:36 ID:sDgL4vQ2
683>あの映画は題材としては面白かった。
>ルーカスかスピルバーグが監督したら良い作品になったんじゃないの?
カーペンターが撮ったら、邪教集団が木星太陽化計画基地を孤立化させ、
ジュピターゴーストの思念電波がソラリスの様な実体化現象を生みだし
孤立した隊員たちの疑心暗鬼が高まる中、ブラックホールに飲み込まれた
調査隊員がゾンビとなって攻めてくるみたいな、深淵なんだかギャグなんだか
わからないホラーSFの極北になっていたんだろうなぁー。
制作費はもっと安く済んだんじゃないかね
697 :
名無シネマ@上映中:04/04/10 04:31 ID:h3NgcQyY
主題歌は平原綾香ですか?
>>680 尻すぼみというか、結局、メジャー番線では難しいみたいですね。東宝+角川の冬
ホラーはまあまあ入りますけど。
ただし、劇場でもミニチェーンや、ビデオ・DVDなどで回収できる範囲内なら、
ホラーやファンタジー、SFでも企画が成立するようで、そういう系統の細かい作
品は、ここ数年、けっこうあるのでない?
地上波でも、自分は未見だけどスカイハイとかテレ東版ウルQがあるしね。視聴率は
知らないが、フジで土曜にやってた「ほんとにあった怖い話」は鶴田法男だったらしいし、
ポツポツ、可能なフィールドで撮るしかないみたい。
もっとも、こんなチマチマした状況なので、清水崇も一本釣りされちゃったけどねえ。
>>696 なんかそれめっちゃ面白そうなんですけど
>>696 カーペンターなら、全長20メートルぐらいのトンネルとトレーラーハウス、
あとはせいぜいコンテナが2,3個あれば、充分、撮りきってしまいそうだ。
やっぱり本田英二はカート・ラッセルか?
ヒロインはナスターシャ・キンスキーあたりか?
音楽はやっぱり自作か?
特撮はダン・オバノンが自宅のガレージでシコシコ撮るんだな?
何故にカーペンター・・・(w,いや、好きなんだが
なんか唐突にニューヨーク1997のマンハッタン島CG(と思わせるモノ)を
思い出して笑った。
本当に金かけてクレイぶんまわして撮ったミネルバのワイヤーフレーム・・・
本当に巨大なナマコを作ってゴジラプールでとった幽霊・・・
監督がジュピター教団の教祖役で登場して、一曲披露するわけですな。
703 :
名無シネマ@上映中:04/04/10 12:08 ID:XQMwphDZ
>監督がジュピター教団の教祖役で登場して、一曲披露するわけですな。
今の風貌なら邪教教祖としてまんまいけそうだしw
ベンベンならして
さーよなら〜♪大きな友達ぃ〜♪
とやってのけた日には、クイーンの日本語の歌詞の歌を聞いたアトのような
薄ら寒さを感じずにはいられまい
いずれにしてもハードSFの傑作が誕生する見込みは皆無だな
ンなもん、最初から期待してない。
第一、ヒットするわけない。
その辺の勘違い(本格SFを作れば受ける)が、そもそもジュピターの失敗の始まりであった。
あれが真っ当な映画であればヒットしたんじゃないかという勘違いを今に至るも続けてる
人間も少なからずいる気がする。
ハッキリ言って、あのテーマじゃどう作っても大ヒットは難しい。
本格SF映画を作ろうとして、
あんなのが出来てしまったことの不思議。
脚本の段階で既に本格SFではない!なぜ!
話を蒸すかえすようだが、ハリウッドが作ってればヒットさせることは比較的簡単。ネタはいいんだよ、ネタは。だからこそ、みんな悔しがってるんだろ?
何でも良いからリメイクしてくれねえかな、今の技術で
710 :
名無シネマ@上映中:04/04/12 20:27 ID:LHproYUw
そうか?
東宝SF映画には他にリメイクすべき作品は沢山あるだろうに。
映画として見せるには不向きだよ。あのストーリーは。
太陽系文明っていう未来の宇宙をきちんと見せるためには、2時間強の枠じゃ短すぎる。
「日本沈没」みたいにテレビシリーズとして作るのが一番的確だろうな。
最近の「24」みたいなスペシャル枠で作るとか。
何を捨てるかによる。
>>708 売れる売れないで言ったら、大して良いネタだとは思えん。
同じようなネタを扱ってる「2010年」だって、「2001年の続編」ってハク付けがなかったら、
客は入らなかったよ。
ハリウッドが作ってたら、東宝のジュピターよりは客が入ったかも知れないが、
まあ80年代に何本も作られたSF映画の一本・・・くらいのスタンスで落ち着いてただろう。
「スペースサタン」とか「アウトランド」とか・・・どちらも俺は好きだけどな(w
715 :
名無シネマ@上映中:04/04/14 20:59 ID:kHi5VRmy
701
>なんか唐突にニューヨーク1997のマンハッタン島CG(と思わせるモノ)を
思い出して笑った。
昔のスターログに出ていた段ボール箱にガムテープ貼ったみたいなセットの写真
見たときは「!」と思ったもんなぁ。あれはカーペンターのアイデアか特撮監督の
キャメロンのアイデアかはわからんが当時高価そうだったCGがあのクラスの映画に
ふんだんに使われている!って本当に騙された!
あのパチモノCGだけで近未来の雰囲気を作り出してしまうというのも、ま、強引だったわけだが。
ジュピターのあとのゴジラの核ミサイルの弾道CGはコレミヨガシ度が少なくかっこよかったけどね。
公開当時劇場で見たなあ。
隣に外人が座ってたんだが、ヒッピー教祖が出てきた瞬間「オー、ノー・・・」とつぶやいた。
映画の内容は忘れたが、あのボヤキは今も耳に残っとる。
>>716 もう一回「オー、ノー・・・」を聴いた瞬間にお前の封印が解けてだな、
そこでジュピターゴーストですよ。
まさしく懊悩だったぜ。
>>716 その外人、実はヒッピー教祖の隣に写っていた小野みゆきのファンなんだったりして。
オノヨーコとジョンレのンつながりかもよ
721 :
名無シネマ@上映中:04/04/27 14:23 ID:Gif+DXj6
このスレ見て、実家の自分の部屋に
BBJのポスター張りっぱなしなのを思い出した。
場末のCD屋で半額だったのでDVD買っちゃった
オークションでもっと安く買えたかもと思うと悲しくなった
DVDレンタルしねーかなー
イルカもサメもマペットには見えんかったが
あれはCGです
しかし、あの鮫は凄い。
三浦友和が「えいやッ!」と船外機を突き出したところに
「よし来た!」と口を差し出しているみたいだ。
とても「噛み付こうとして船外機を突っ込まれた」ように見えない。
無重力SEXという時代の最先端を語るスレはここですか?
床にねっころがっているのがバレバレだったなぁ。
劇場で見たのは当時厨房?田舎の劇場で、不入りだったのでおまけで「ルパン三世
カリオストロの城」が上映されてた、、。
どっちも不入りなのは同じ。只、後世の評価たるや…
忘れ去りたい記憶だったので忘れたつもりだったが、
教祖の唄とゴジラのシェーだけは残ってしまった。
732 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 00:06 ID:LO5sCyfG
松任谷由美の曲は何度聞いてもいいな。ハネケンのメインテーマもいい。
この映画ってイタい教祖の唄を除いては音楽だけ良かったと思う。
>>715 その画像って残ってない?
すごく興味津々なのだが。
734 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 11:47 ID:jSDTg92Q
たしかこの映画って平田昭彦さんの遺作だったよね。
平田さんが、ブラックホールにシャトルごと飲み込まれるシーンが
1.満員電車で顔をガラスにくっつけたような間抜な顔
2.「た、たいへんな事になったぞ、こりゃ」という間抜なセリフ
3.そのあとなぜかおもちゃの手が飛ぶ
というドリフ大爆笑も真っ青な三連発ギャグで場内は笑いの渦
となった記憶が。。
あぁ、あの顔・セリフ・演技が平田さんの遺作なんて悲しすぎる
>734
あのシーンのヘボさには「あぁこの映画は駄目だ」と萎えたっす。
なんとも不自然に吹っ飛ぶドア。ずりずりっと滑る冷凍カプセル(プ
736 :
名無シネマ@上映中:04/05/16 22:32 ID:cpyi0nZl
>732
胴衣、音楽だけは良かった。サントラLP捨てちったけど。
カルロス爆破準備完了
オープニング・タイトルが画面奥に(STAR WARS風に)消え、上から宇宙船が
ゆっくりと登場し、航行する場面は良かったかな。
だが、宇宙船の客室部分がジェットエンジンの轟音と共に不自然な動きで
分離するのを見て(´・ω・`)ガッカリ・・・
>探査船がブラックホールに落ちるシーン
「非常事態だ!Wake up!Wake up!」
「は、博士、非常ボタンに手が伸ばせますか?」
「うーん、寝起きなんで手が動かない。いったい何が起こったんだ?」
「わかりません。と、とにかく非常事態です」
・・・何なんだこのシステムは。顔に霜おりてるし。
739 :
名無シネマ@上映中:04/05/18 23:15 ID:RRZB9NTS
俺は冒頭の火星極冠のシーンで、溶けた水が
勢いよくダム?から溢れ出てるのを見て萎えたよ。
740 :
名無シネマ@上映中:04/05/18 23:55 ID:/e+w0O44
ジュピター教団のシーンが嫌い。気恥ずかしくなる。
これがなければ、一流のSF映画なんだがのはずだが。
主人公がドテラ羽織?着るのもなんかねぇ。興ざめ。
マクドナルドのハンバ−ガーもわざとらしいのでだめ!
森繁老人もミスキャストでござる。よーく考えたらお粗末だなこの映画。
衣装もビニールで作りましたという感じで。低予算。とホホ。
>>740 > これがなければ、一流のSF映画なんだがのはずだが。
いや、無くてもそんなに変わらないなんだがのはずだが。
> よーく考えたらお粗末だなこの映画。
よーく考えなくてもお粗末な映画なんだがのはずだが。
期待で目を曇らせた人間が当時それほど多かったって事さ!
>>741 ただ、ジュピター教団があったから「伝説」になったとも言えるだろうな(w
あと無重力セックス。
負の印象がぶっちぎれて、絶対値で見た人間の記憶に焼き付いちゃうようなインパクト。
744 :
名無シネマ@上映中:04/05/19 18:36 ID:2VruuC8T
ところで君達は公開前の某百貨店で行われた展示会には行ったのかい?
当然、JPSトレーナ買って「さよならジュピター」観賞しにいったんだろ?
おれはしたぜ。
>744
そんなイベントあったのね。トレーナーて、あのクールなシンボルマークが描いてあるのか・・・
この映画、「音楽」と「長距離宇宙船TOKYO-3」だけは良かった。
746 :
名無シネマ@上映中:04/05/20 10:30 ID:4kmxmZ4l
>>745 木星太陽化爆弾のミニチュアが興味深かった
そうそうコバルトブルーのトレーナー
747 :
名無シネマ@上映中:04/05/20 10:47 ID:wP7N+B17
ワンカットだけ御大が映ってるぞ
748 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 06:11 ID:YsFJB9oK
この映画の効果音が、東宝効果集団だったら歴史は変わっていたろう。
不朽の名作となっていたかも。宇宙大戦争や惑星大戦争と同じ、ロケット音が!
レーザー音が!
実際には、ゴジラ1984を最後に、東宝効果集団は謎の解散を遂げる。。。
749 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 06:26 ID:LSsnH4pP
岡田斗司夫がこの映画を度々ネタにしてるよな。
SFファンにとっては余程トラウマなのか。
えぇ。そりゃもう・・・・
NHKBSあたりで、BBJなど懐かしの特撮映画を徹底的に語る!というスペシャルやらないかな。
BS映画夜話。
>751
しゃべり場のようなイタさと、
朝まで生テレビのような非建設的応酬と、
TVタックルのようなムサ苦しさが混ざった感じになるかな?
753 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 18:10 ID:8fzT+IET
あの少年が小室ファミリーのマークだったとは、、、
754 :
名無シネマ@上映中:04/05/23 18:33 ID:yRNQqB92
>あの少年が小室ファミリーのマークだったとは、、、
・・・・・・・・・・・えーっ
>744
あぁ、池袋は通学路だったから3日連続で行ったさ、オガワの模型展示見たさに。
大林宣彦とか柴田三雄とのトークショーもわくわくしながら聞いたもんさ。
「メカ描写のビジュアルイメージは柴田三雄の写真集”震える日”を参考にしました」
とか聞いて、アマダの産業用ロボットMC撮影に期待したもんさ、正に
キタ―――ヽ(?∀?)ノ――――ッ!!
が当時のSFファン達の偽らざる心情だったさ…。
コナカッタ━━━━━━━━('・c_・` )━━━━━━━━!!!
本田英二: 久保明
マリア: 司葉子
アニタ: 水野久美
ミリセント・ウィレム: 白川由美
井上博士: 小泉博
ジュピター教団の首領: 天本英世
ホジャ・キン: 加山雄三(特別出演)
カルロス・アンヘレス: 江原達怡
ブーカー: 平田昭彦(黒塗り)
S.S.D.O.総裁: 志村喬
ムハンド・モンスール: 中村哲(黒塗り)
世界連邦大統領: ハロルド・エス・コンウェイ
シャドリク連邦議員: エド・キーン
TokyoV操縦士: 野村浩三
ミューズ12操縦士: 堺左千夫
フラッシュバード船団長: 小杉義男
木製太陽化計画に反対する婦人: 菅井きん
ブラックホール来襲を予言する老人: 高堂國典
製作: 藤本真澄 田中友幸
監督: 松林宗恵
特技監督: 円谷英二
音楽: 佐藤勝
製作=東宝 12巻 4,967m 182分 カラー 東宝スコープ
757 :
名無シネマ@上映中:04/05/25 10:30 ID:gAhtyC4T
なつかしさだけでDVDは買えない・・・・
758 :
名無シネマ@上映中:04/05/25 19:29 ID:mCcG3RNd
>756
ブラックホールに最初に遭遇してしまう漁船の乗組員達
捨やん→大村千吉
又造→加藤春哉
音吉→堤康久
760 :
名無シネマ@上映中:04/05/25 21:23 ID:tbkzu3P9
昔なあ、劇場で観た時はタルいとこ切りゃ
なんとかなるんじゃねえかな〜と思ったが
ビデオで見返したら、そんなレベルのもん
じゃなかったよ
よく覚えてないんだが、無重力セックスってラブガスによる幻影?
あの部屋は宇宙ステーションの回転部分だから
そこだけ無重力には出来ないよね?
>761
「この部屋の回転を止めてくれ」とか言うと、回転部分が(不自然に)ピタッと止まる描写がある。
しかしこれでは、シリンダー全体が無重力になるのでは・・・
ちなみに原作では、セックル部屋は基地から突き出てて、独自に回転する設定になってた記憶が。
>>760 編集(と必要なら追加ナレーションとテロップ)だけでテンポのいい作品に再編集した香具師がいたら神!
テンポよくバッサバッサと切ったら5分くらいになると思われ
765 :
名無シネマ@上映中:04/05/26 12:40 ID:ZYkD5QTj
>763
たしか半分に縮めたテレビ放映版が凄い評価高かった記憶がある。
無重力セックスをカット。
ジュピター教団の説教くさい部分をカット。
人物の移動や状況の変化は、宇宙船のカットの上からテロップを流して説明。
2時間超の映画を85分ぐらいに縮めたんじゃないかと思う。
いつもは批判しかされないテレビ局のカット担当者、楽しかったろうなぁ。
767 :
名無シネマ@上映中:04/05/26 16:00 ID:xsYFn0LW
>>766 見事にいらないとこばかりですね
既出のDVDをこの短縮版にして半額にしてTOKYO−3のフィギアか
木星爆弾の模型つけたら買ってやるよ。
特典は小松左京の脂肪の切除サンプルというのはどうですか?
769 :
761:04/05/27 00:04 ID:IcGGuXUk
>>762 サンクス、ちゃんとそういうセリフがあったんだね。
>>しかしこれでは、シリンダー全体が無重力になるのでは・・・
重力がなくなると、「誰かが始めやがったな」って
皆が思うのかも・・・
つーか、いきなり無重力にされたら危険すぎ。ぜったい怪我人でる
しかもセクースなんて個人的理由で…
無重力でセックルなんて想像しただけで筋肉つりそう。ピストンできんぞ。
>>770 一応、原作の描写によると、その部屋の部分だけが切り離されて逆噴射で
回転が停まる仕掛けになっているらしい。
小松の御大なんだから、その辺はきちんと考えてるって。角度とか。
まぁ、もっと他に気を遣う事があるだろうと、小一時間問いつめたいが。
773 :
名無シネマ@上映中:04/05/27 16:56 ID:AE0P1Ekb
>>772 マークパンサの身長とか?
でも急に無重力の世界にいったんんで背が急に伸びたといえるか。
160 名前:名無シネマさん[] 投稿日:04/06/02 19:15 ID:VFUkBLBd
ハイ、皆さんこんばんは。淀川ですよ。
今日はこの映画。ご覧に入れましょうね。まぁ〜、この音楽聴いただけで嬉しそうな顔して。
本当に、本当に楽しみにしてたのね。アナタ、好きね。
さぁ、今晩はこの映画。題名は言わんでもわかるね。
『さよならジュピター』。いよいよテレビに初登場ですよ。
ナニ?お喋りはいいから早く見せろ?ひっこめ?まぁ、キツい事言うね、アンタ。
引っ込む前にこの映画、ちょっとご紹介させて頂戴ね。
皆さんが私みたいなヨボヨボになって、その子供がまたヨボヨボになるくらい。
遠い、とお〜い未来のお話。人間が増えすぎて地球だけじゃよう暮らせんようになってるんです。
だから沢山の人が宇宙で暮らしてるんですけど、地球から遠い所では太陽が無い。
太陽ないと困りますね、皆さん。お日様が無いとお散歩も出来ないね。
お米も麦も育ちませんね。だから、この映画ではジュピター、木星を燃やして
太陽の代わりにしてしまおう、こういう事なんです。まぁ〜、凄いこと考えるね。恐ろしいね。
木星燃やして木星なくしてしまうから「さよならジュピター」。こういう訳ですね。
こんな恐ろしい事を考えた人。日本人ですね、小松左京。
SFの見事な小説を書く人です。「日本沈没」、怖かったね。
「エスパイ」、ハラハラしたね。この見事な映画の原作を書いた小松左京が
「映画の原作書いてください」言われて書いたのがこのジュピター。
それを日本のスタッフが見事な、見事な技術で映画にしました。
何と、小松左京はこの映画の総監督もやっとるんです。
原作書いた上に総監督までして凄いね、この人。
映画の監督が橋本幸治。『ゴジラ』、あったね。あの映画撮った人ですよ。
何と、初めて撮った映画がこれですよ。偉いね。
さあ、今夜は『さよならジュピター』。時間を延長してたっぷりご覧に入れますよ。
ご家族揃って、お部屋の電気を消して、宇宙に行った気持ちでご覧なさい。
では後でまた会いましょうね。
ジュピター×淀長で、悲しさ二乗。やめて。
さよなら、さよなら、さよならっ
ジュピター
777 :
最後っ屁:04/06/11 00:05 ID:RZHuI2h8
さよならジュピターは
淀長かと思って日曜映画劇場を観ていたら小松政夫だった
みたいな映画だったな…
779 :
777:04/06/11 03:01 ID:RZHuI2h8
倉庫にも無しですか。そうですか。
ゾヌ1にログが残ってるんだが、どうしたもんかな。
捨てろ。
781 :
名無シネマ@上映中:04/06/17 17:17 ID:5ixcRiKE
でも、ジュピターゴーストは神秘的でしたよ
782 :
名無シネマ@上映中:04/06/17 17:57 ID:2GjY98k5
ゴジラプールのくせに
783 :
名無シネマ@上映中:04/06/17 18:19 ID:pzvfHE+2
>>774 淀川長治は邦画の時はなぜか絶対に登場しなかったけど、うまいね、アンタ。
784 :
名無シネマ@上映中:04/06/19 18:55 ID:gR8jfVRb
名古屋の人でDVD安けりゃ欲しいって人居る?
大曽根のエイデンで新品特価2480円で売ってたよ。
定価で発売当時に買うんじゃなかった・・・。
帝か7800円でそれは贅沢でしょう。
787 :
777:04/06/22 00:49 ID:QnX6/S39
DVDを4200円で買った。
もうね、涙がとまらねー
788 :
784:04/06/22 18:34 ID:mT4lVWqH
>>787 あれ、アナタ名古屋の人?まあともかく漏れはほぼ定価で買ったのだ、発売すぐに・・・。
で、エイデン大曽根ですが、今日行ったらもうありませんでした(2480円の奴)。
今までずっと残ってたのに・・・。買った者がここに居る事はわかっている!すぐに名乗り出なさい(w
wwお買い得だったということか。
790 :
777:04/06/22 22:45 ID:QnX6/S39
791 :
788:04/06/24 21:04 ID:E1F+chJi
>>790 そうですか。4200円なら半額近いね、そんなに安く買えたの?
793 :
777:04/06/26 10:57 ID:DTUgVvbq
過去ログtxtファイルに落としたんですけど、うpろだあります?
300〜500kぐらいの。
794 :
名無シネマ@上映中:04/06/26 17:46 ID:niA10ybN
「ベンハー」とか「ドクトルジバコ」が1500円で買える時代に、
「さよならジュピター」なんぞに1500円出しても良いものか・・・
ガムのおまけにつくといいのにね。
食玩で、BBJシリーズは・・だめでつか
>>797 TOKYO-III、ミネルヴァ基地、連絡艇、スペース・アロー、救命艇、
フラッシュ・バードの6点セットだったら欲しいな、食玩。
(おそらくシークレットは「木星ベーゴマ」と見た)
車椅子に乗ったマーク・パンサーも。
無重力セックスヴィネット。
>>797 BBJは「映画はトホホでもメカには萌え」という人が多いと思うので
意外に30代以上には受けるかも知れないな。
良い商売になるかもしれない。
可動するならいいけど、食玩てたいてい無可動だからなあ
TOKYO-3の重力ブロックはパーツ構成上、別になるかもしれないから、
回転させようと思えばできるんじゃない?
でも、BBJだけじゃ間が持たないから「東宝特撮の黒歴史シリーズ」と題して
複数ラインナップというのもアリかも。
さよならジュピター
ガンヘッド
ヤマトタケル
竹取物語
あたりか?
関係ないけど、このラインナップでオールナイトやったら破壊力デカイな。
804 :
名無シネマ@上映中:04/06/30 18:54 ID:McBoqIZH
>>803 おいおいガンヘッドは外してやれよ、そのラインナップからは。
フィギアははしいけど。
宇宙からのメッセージ
惑星大戦争
さよならジュピター
806 :
名無シネマ@上映中:04/07/01 01:41 ID:OxWLDMZD
東映がまじっとる
807 :
名無シネマ@上映中:04/07/01 11:35 ID:OcbLNl/r
>>805 一応メッセージはバカ映画の中でも名画のほうだぞ。
ほかの2作は(略)
目くそ鼻くそ
810 :
名無シネマ@上映中:04/07/01 18:31 ID:aSLGVd8G
成田三樹夫さん、千葉真一さん、志保美悦子さんが出演なさっているのですよ
メカデザインが最低
>811
宇宙帆船だっけ。確かにアレは…ね
ジュピターの方はいかにも「地続きの未来」て感じがよかった。特にミューズ12はどっち向いても飛べそうなデザインの凄さに最近気づいた
813 :
名無シネマ@上映中:04/07/02 10:12 ID:uuohuT22
ひおあきら
石ノ森プロ所属
メカが苦手な石ノ森先生が重宝してたアシスタント
月刊OUTにて「宇宙からのメッセージ」連載デビュー
月刊アウトで連載してたのは「サイレン戦記」だ。
ついでに言うならそれがデビューでもない。
ひおあきらは当時の石森・バンダイ絡みのメカデザインを多く
担当していた。
確かアニメージュの創刊号に、メカデザインノートの第一回として
ガバナス戦艦のデザインの推移が載っていたはず。
「メッセージ」メカのケレン味がわからんとは、無粋な輩だ。
そもそも「惑星」も「メッセージ」も、メカにちゃんと見せ場を用意している。
陳腐なヒッピー教団にかまけて、つなぎにしか特撮ショットを使っていない
ジュピターなんぞと一緒にして欲しくないもんだ。
・・・もうちょっとマジレスすると、
メッセージ、惑星は、「特撮映画」で、ジュピターは「SF映画」なんだな。
この両者では求められる物も許容される範囲もおのずと違う。
同列に論じたって仕方あるめえ。
817 :
名無シネマ@上映中:04/07/02 12:58 ID:uuohuT22
>>814 いいタイミングののりつっこみありがとう!
どうでもいいがグランガバナス
大きなミニチュアつくってスターディストロイアローアングルを
マネしたわりには小さかったなw
スターディストロイアなんて途中のドックで「終わり」と思わせて
まだまだ続くという粋な見せ方だった。
ファルコンの「ポンポン砲」を意識した銃座もショボかったねぇ
まぁ、DQN宇宙暴走族のつくったシロモノと一緒にしちゃうのは
あれだけどね。
惑星大戦争の浅野ゆうこは、
ジェダイの復讐(もうすぐ帰還)のレイアよりずっとエロい。
無重力セックス? ハァ?
ひおあきらなんてへたくそなカス漫画家のイメージしかねーな。ヤマトはひどかった。メカデザイン?あれが?
>>819 一作目のヤマトは確かに酷かったな。
俺は消防の頃「松本零二より長いけど絵がなぁ・・・」と思いながら読んでいた記憶がある。
でも二作目は確実に絵が上手くなっていたのでちょっと驚いたよ。
ヤマトも一作目の変な飛行船みたいなフォルムから、ちゃんとしたフォルムに変わっていた。
そんな皆さんに増尾隆之のヤマト3ですよ。
アメコミ調ですぜ?! 旦那!
ひおあきらといえば「地球へ…」の貝殻モチーフのメカデザインは
面白かった。
原作でもメカ作画やってたけど。
823 :
名無シネマ@上映中:04/07/03 10:07 ID:H6pqMci2
アメコミ調といえば
「ペイルココーン 蒼い繭」
「地球へ・・・」
映画の時間経過のおざっぱさに観客、大爆笑
日本最高のメカデザイナーは誰だろう?
昔は宮武がダントツかと思ってたが、表面処理で逃げてた気もするしな。
基本的な線の組み合わせ力(うまく表現できん)では、藤田とか最近の人たちかな。
若造ですが…
実際のミニチュアを見る限りだと、宇宙船の類は文句なしなんですが、気になったのがミネルヴァ基地。
あのシルエットだと、全体を広角レンズ目いっぱい活かして撮ったとしても、巨大感出づらいんじゃないですか?ゴテゴテ組み合わせたような形ですし(設定上そうなってるわけですが
この場合、いっそ望遠でパースつけずに撮るのが一番いいと思うのですが、それだと今度は全面のゴテゴテディテールがマイナスになりそう。
映像になった時、適度に潰れてくれると良さげなのですが…
その他にも、大きな窓のように見える箇所があって、2.5キロの巨大さを阻害してる。電飾のぽつぽつ光ってるとこが窓なのに、そっちの方に目がいって…
俺はジュピターのデザインはあんま好きじゃないんだよな。
表面のコチャコチャがうるさくて。彫刻的なシルエットが引き立たない
デザインというか…。2001年とスターウォーズは、彫刻としての
クオリティーがダンチなんだよ。ジュピターはアニメ的=絵画・イラスト的
デザインと感じる。
あと、宇宙船って言うのは「船」としてデザインしてはいけないと思う。
建築でなきゃ。
829 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 09:54 ID:7mCTJN5I
827
なーるほどな、と思った。
意外に鋭い見解かもねー
>>827 その辺が、日本のデザイナーの弱点です。
スターデストロイヤーなんか見ると、奥まったゴチャゴチャした部分と、表面のそうでない部分のメリハリがついてるように見える
ミネルヴァはゴチャゴチャが全体的に広がってるからメリハリが足らんようにみえるね
ただ、SWとBBJでは舞台設定からして違うからね
遠い昔の銀河の彼方と、百数十年先の太陽系とでは、デザインラインも違って当然
ジュピターの方は実用、現実優先のデザインだと思う。ミネルヴァのどこかもっさりしたシルエットも、実際宇宙開発していく中で、後から後から継ぎ足していったんだろうなっていう、そういうのは感じる
ミネルバの一種「ダサい」デザインは結構好きだな。
ああいう方向性のデザインを確立できたらいいなあ、と思う。
>827に概ね同意。
映画見た当時、スタジオぬえのデザインは実写に向かないんだなぁと思った。
たとえばスターデストロイヤーとか、ポリススピナーなんかは、
黒く塗りつぶしてみると、子供でも書けそうな単純なフォルムの組み合わせなんだよね。
でも、それが立体化されると表面に凝りまくったディティールが施されていて、
撮影技術ともあいまって、スゲェェになる。
BBJのメカは塗りつぶしても形が結構複雑。そこにコチャコチャと細かいパーツが付いてるから
ユニークな形であるにも関わらず、印象が散漫という結果になるような気がする。
イラストやセル画にするとカッコいいんだろうけど。
ぬえ以外にミニチュア向きのごちゃ系メカデザインできる人って日本にどれくらいいるんだろう?
俺は横山宏(ゴジラVSビオランテのメカデザイン)くらいしか思いつかん
初期のゾイドシリーズをデザインした人たちとかもよさそうだけど
835 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 13:14 ID:7mCTJN5I
「ドラム缶くっつけて、回っている」世界観は確立できたがな。
スターウォーズなんか確かにぶっ飛んだ世界の話だが
スター・デストロイヤーとかX-WINGなんざかっこいいよな。
(当時俺もそうだが)子供が憧れたもんな。
2001年みたいな映画でも「なんで丸いのが飛んでるん?」
って思わせといて、ディスカバリー号はしっかり作品の中核たる
「精子」型になっていたりする。
2010年見てるとソ連製の宇宙船の回転部のマスクは意外に
汚ねーぞ・・・弁護するわけでもなんでもないが。
ぬえは過去の遺物
837 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 14:19 ID:4cr9NDlf
スタトレのエンタープライズ
放送当時は考えられない不恰好さだったが
いまでは、その不恰好さがかっこいいしね。
跳んだデザインといえばタロウのZATメカ?
初代エンタープライズか?
あれはSFメカ史上、最も美しいフォルムを持つ物のひとつだと思うが。
特に映画版第一作でブラッシュアップされた物は、プロップとしても
歴史に残る傑作。
「重力のない空間での戦艦」というコンセプトに対し、イメージの飛躍と
オブジェ的な美術性をもって具現化したデザインだろ。
TNG、ヴォイジャー以降の宇宙船デザインが不恰好だと言いたいなら同意。
839 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 17:39 ID:qPgg10pO
>>838 誤解されては困るが「当時、一般的にカコイイとされる価値観」で
見ると「不恰好」だったということ
当時ガキだったおれだって珍しい格好(居住区・推進区・動力区と
分けられてるというのは知っていた)だけど「惹かれて」てタコ糸で
を張って滑車で「飛行」するプラモデルを買った
そんなプラモデルあったな…よく覚えてないけど。
エンタープライズはハンガーに係留されている時が一番カッコいい。
>>839 やっぱり「不恰好」という言い回しが、わからない。
いわゆる戦闘的とか、地上的な意味で機能的でないことを指して
「カッコよくない」とか言うならまだわかるんだが、
「不恰好」という言葉が、あの繊細でスリムな均整の取れたエンター
プライズに適合するとは、およそ思えないんだよね。
何と比較してるかにもよるんだろうけど、当時自分が最高のメカだと
思ってたサンダーバードやウルトラ警備隊のそれに比べた場合、
「全く異なる基準における美しさ、カッコよさ」が存在するということに
衝撃を受けたことはよく憶えている。
忘れもしない、近所の駄菓子屋のプラモを置いた一角だった。
君の買ったのと同じものを、恐らく俺も買っている(w
842 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 18:25 ID:qPgg10pO
スライドで名シーンを見る「タイムトンネル」は買いましたか?
小型潜水艦を収納した「シービュー号」は買いましたか?
岩の上で直立した「ガメラシリーズ」は買いましたか?
駄菓子屋では小さなウルトラホーク1号とかありましたね
1枚10円(?)の袋とじ怪獣スチール・・・
まとめて1冊(束)買いたかったなぁ。
4つ足歩行オリジナル怪獣「ワニゴン」は、さすがに知らないか。
>>842 その中では、シービュー号は買った覚えがある。
駄菓子屋ってビミョーに時間の止まった空間だから、少し前の
テレビ番組のプラモとかも平気で置いてるんだよね。
俺の買ったエンタープライズも、すでにちょっと時代物になって
ホコリをかぶっていた。
子供の頃だったから、スタートレックはリアルタイムでは見てなかった
んだけど、なんかそういう「未知の物」としての要素もあって、大人っぽく
てカッコイイと思ったというのもあるかもしれない。
学校の図書室にあった福島正美のSF入門書で見た「2001年」の
スチルのディスカバリー号や冷凍睡眠カプセル、湾曲した船内の床
などにも同じようなめくるめく興奮を覚えたものだ。
その映画が見たくて見たくて・・・テレビにもかからず、ようやく見ることが
できたのは中学の時のリバイバル公開だった。嗚呼、テアトル東京。
エンタープライズはかっこいいというか、
「サマになってる」と思う。
斜め下や後斜めから見た所は、元デザインについて
どう思っていようと強く印象に残る。
そうだね。
アングル入れて見た時が最高に映えるデザインだよね。
逆に真上とか正面とかから見ると「何これ?」って感じだけど(w
真横は・・・フォルムの特徴が出てるから悪くはないかな。
846 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 19:44 ID:/dGF/3KO
いずれにせよ 船 という概念からは飛びぬけている
話は変わるが人類が始めて作った乗り物で宇宙空間での移動するもの
という概念で作った物は アポロの月着陸船です。
文化的な違いはあるだろうが、宮武のデザインあたりは、ハリウッドであっさり駄目だしくらいそうだ。
アポロ着陸船とか、ステルス戦闘機とか、特化した目的&理屈で作られたデザインは
やっぱスゲエなぁ、と感じる。SFのデザインは、別に完全に科学的な考証に基づく必要は
ないと思うけど、「そこに目的&理屈があるんだろうな」と感じさせてくれる物であって欲しい。
エンタープライズは、遠未来のリアリティを感じるから好きだ。
特化したといえば「UFO」のインターセプターだろう。
核ミサイル一発、余計な武装一切ナシ、一撃必殺!
でも良く外す……。
ああ、あれいいよね!あれはSF的に燃える!
外さないと、地上班の出番がないしな(w
ITC系は「ありそう」なメカ多い。
キャプテンスカーレットのムーンホッパーとか。
イーグルとインターセプターはSF映像史上に残る
ベストメカだと思う。
853 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 21:57 ID:qPgg10pO
>>843 おおおお「テアトル東京」!
わたしも「2001」はリバイバルだった!
SFというSFはココで上映される限り「テアトル東京」だった!
なんせ「シネラマ」。
閉業してから、なつかしいので跡地を探したが見付からなかった
たしか高速道がちかくにあったような。
リバイバルの時のポスターがカッコいい。
855 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 23:44 ID:xtfPKpd1
あとはムーンベースとか スペース1999の イーグル号とかね
特にイーグル号がいかにもありそうなデザイン 説得力100%
だんだんITCスレになっていくような(W
856 :
名無シネマ@上映中:04/07/04 23:44 ID:xtfPKpd1
がいしゅつでしたか スマン
857 :
名無シネマ@上映中:04/07/05 20:36 ID:Du+Y0mVL
ITCとか旧SWとかやはり男心をくすぐる
デザインってことか。なるほどにゃ。
エイリアンのノストロモなんかも好きだが
エイリアン2の戦艦なんてどんなフォルムか
憶えてもいない。
TOKYO3はどんな形か薄っすら覚えてはいるが
他はドラム缶しかおぼえがない。
>>843 >学校の図書室にあった福島正美のSF入門書で見た「2001年」の
>スチルのディスカバリー号や冷凍睡眠カプセル、湾曲した船内の床
>などにも同じようなめくるめく興奮を覚えたものだ。
うわ・・・鳥肌が立った。
実は自分も小学校の図書館にあった福島正実のSF入門を読んで、あなたが
書いた通りのスチルを見てすげー興奮してたんですよ。
同じようなことを体験してた人がいてびっくりしてます。
私はその後、SF系のアレな方に進んだわけですが(どこに進んだかは聞かないでください)、
その原点はまさに「小学校の図書室のSF入門の映画のスチル」なわけでして・・・感慨深いです。
で、ジュピターは・・・ええ、ええ、ちゃんと公開時に見に行きましたよ、
高校生の時に友人三人と連れだって・・・・その帰りのことは覚えてないけど(藁
まあ、ジュピターはもうどうでもいい。
小松作品の長編では(ノベライズとは言え)ワーストの上位にランキング
される出来の悪さだしな。
どうせ自爆するんだったらやはり「果てしなき流れの果てに」あたりで壮
大にやって欲しかったよ。ホント・・・
お茶漬けの味でいいよ
いつだかの「世にも奇妙な物語」で「影が重なる時」を
やってたっけな。
所詮国産SFはTVサイズがあまりボロ出さずにすむ限界
っちゅうわけか。
ありとあらゆる部分でハリウッドに遅れを取っているからといって、
ありとあらゆる部分で敵愾心を燃やして対抗しようとしたら、
ありとあらゆる部分で限界を露呈してしまった。
863 :
名無シネマ@上映中:04/07/15 11:34 ID:13FvLXpc
a
そもそもこのスレは懐かし邦画板にあるべきでないの
866 :
名無シネマ@上映中:04/07/27 23:13 ID:KBIhoHE1
屑映画晒しage
867 :
名無シネマ@上映中:04/08/06 16:39 ID:Tw3xpNC+
ブックオフでデラックス版DVDみつけた
5000円だった
さすが、中古、安くなったなと思った
でも、買わなかった。
867の最後の1行を残酷だと責めるのはたやすい。
しかし「でも買わない」と言い切れるだけの前宣伝の大風呂敷と
公開後の破綻に落差が大きすぎたのも事実だ
869 :
名無シネマ@上映中:04/08/06 17:56 ID:6sr8pw9Q
「エスパイ」と「ジュピター」どっちがつらい?
DVDの画質音質どんなモン?
>>870 音質は、公開時よりも良くなっていると感じるくらい。
画質も、オリジナルの良さがそのままって感じで、いいかと。
少し、暗い部分が灰色がかっているけど、オリジナルがそんな調子だった。
音質、画質に不満はないよ。
和物のエロがあるだけ、エスパイの勝ちじゃん?
873 :
名無シネマ@上映中:04/08/07 00:43 ID:e8Vcjafq
DVD買ったよ。
言われてるほど悪くないと思った。
話はクサいが、特撮は結構ガンバっていたと思う。
冒頭の洪水とかアチャーなシーンも結構あるけど。
>話はクサいが、特撮は結構ガンバっていたと思う。
もしかして初見? 公開当時に見たオレとまったく同じ感想じゃんw
何年経っても評価が変わらないというのもスゴイね。
特撮ガンバってたとか言うと、また噛み付く奴が出てくるぞ。
頑張ったのは事実。
結果がついてきたかどうかは感想。
で、いいじゃない。
頑張ればいいってもんじゃ(ウェーン
頑張って認められるのはアマチュアまで。さらには「大口」叩かなきゃ、生暖かくみてもらえたかもしれん。
ミューズ12の木星大気圏突入シーンでスプライシングテープ丸見え
>>879 DVDで、ですかね?
どことどこのシーンの間?
>>879 動体視力が無駄にいいと古いアニメなんかは
スプライシングテープ見えまくりなんだよね……
>>881 劇場にかかるポジのフィルムからして、スプライシングテープ付いているからなぁ。
2コマ付いちゃうから、はっきり見える。
883 :
名無シネマ@上映中:
オ ガ ワ モ デ リ ン グ