石井輝男映画について語ろう！！

古くは新東宝作品から東映の異常性愛路線、最近では「ねじ式」
などなど、共に語りましょう。先ずは何かお勧めの作品があれば、
教えてください。
例えば「温泉あんま芸者」はよかったとか、なんでもいいです。
ではでは。

天知茂の「黒線地帯」、探偵物っぽい雰囲気で良かった、コマ落としのアクションもｶｺｲｲね
登場人物の独白部分はあんまり好きでないけどこの人の独白は淡々としてて（・∀・）ｲｲ!

スーパージャイアンツシリーズが観たいのですが、
1さんは観ましたか、地帯シリーズと網走番外地シリーズはいいですね。
吉田輝男　天知茂　高倉健

石井監督の作品は洒落てますよね。昨今の日本映画のレベルの低さを痛感します。
はい、次の人・・・。

恐怖奇形人間しか見てないが、機会があったら
レンタルしたいな。

本物の阿部定が出るっていうんで、ちょっと気になっている
「明治・大正・昭和　猟奇女犯罪史」が５月２日に銀座テアトルシネマで
かかるんだが・・・・どなたか見た人います？
どうしよう、この映画の為だけに銀座にいくのか？オレ。
群馬県民なのだが・・・・・

>>5
観ておけ。阿部定インタビュー以外の部分もスゴイ作品だぞ。
俺は由利徹の怪演にショックを受けたね。

>>5
サダいっちゃってて良いよ。
観るべし!!

>>5
必ず観るべき。
君の全ての疑問に吉田輝男が明快に答えてくれることだろう。

小平事件の小池朝雄にも注目せよ!

オールナイトで、
『水のないプール』『明治大正昭和猟奇女犯罪史』『丑三つの村』
の三本立てなんだね。いい番組だね。

『水のないプール』の"出演"に中村れい子を書いてないのが許せないね(w
http://www.cinemabox.com/access_schedule/ginza.shtml

皆さん。早速レスありがとうです。
＞2さん
黒線地帯はＤＶＤで、いつか見ようと思います。他のセクシーライン、イエローライン、火線地帯と比べると、完成度は高いので
しょうか？
小生はイエローよりも、セクシーの方が、気に入ってます。
火線は、石井先生に撮ってほしかった(Ｔ-Ｔ)
＞３さん
スーパージャイアンツ。機会があれば、ぜひこちらも見たいです。目映い三ツ矢さんのセーラ服姿が拝めるのですから(^o^)/
ラインシリーズも、あの時代特有の匂いが、旨く出ていますね。
石井監督は、飛躍の限り、模索しながら、カメラと共に、裏社会
を探索している、そんな覗き感覚が、よく出ていますね。
＞4さん
ぜひ、見てください。徳川いれずみ師責め地獄は、特におすすめです。

猟奇女犯罪史、見てみたい！
ぜひビデオ化を！
ではでは。

http://www.jmdb.ne.jp/person/p0224830.htm

黄線地帯と網走望郷篇がベストでしょう。

今さらだが、「石井輝男映画魂」は面白いよね。

石井さんは、撮影部にいたので、カメラもある程度はわかってる。しかも、独特の
中抜き・アドリブ演出で、早撮り。だから、カメラマン泣かせだったらしい。
カメラマンはカメラマンで、自分なりの絵創りを考えているのに、石井さんは、自
分もカメラマンのつもりなので（たぶん）、自分の言う通りに動かないと、機嫌が
悪くなるから。
しかも、今はトシを取って丸くなったけど、（監督は皆そうだが）けっこうキツい
一面もあったそうで。。。

でも、石井さんみたいな映画創りも、撮影所時代ならではだよなあ。早撮りできる
のも、高度な流れ作業が成立しているので、余計なことに時間をとられないからだしね。

直撃地獄拳age

>>13
説明するのももどかしいから、自分でカメラ回すことも結構あって、
それも嫌われる原因のひとつだったみたいだよ。

後、初期に付いてた記録の人は、
初めの頃は結構無茶苦茶で、振り回されたから嫌い、
ワーワー言うから喧嘩になるし、って言ってた。
でも、初期を除くと、みんな手際の良さに驚くらしいね。

2chブラウザのcacheから探してみた

石井輝男ってどうなの？
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/989/989772202.html
ネジネジネジネジ＜ねじ式＞ネジネジネジネジ
http://tv3.2ch.net/cinema/kako/1030/10307/1030703646.html
「奇形」石井てるお監督　総合スレッド「見世物」
http://tv3.2ch.net/cinema/kako/1037/10377/1037761827.html
■■■■江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間■■■■
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1031029850

奇形人間スレ、見かけないと思ってたら落ちてたか。
おかぁーさーん！の感動は年に一度は体験したい。

＞12さん
イエローラインもいいですね。ラインシリーズ唯一
のカラー。健さんの「ならず者」にも受け継がれてますね。
比較してみると、２倍の楽しさ！！
番外地シリーズは、誰しも望郷篇がおもしろいといいますね。
＞１３さん
わたしのバイブルです。
強いて言うなら、もー少し突っ込んだ対談を期待しました。
例えは監督が内田（良平）は、変わった男でね。
すると、聞き手は『そうですか』で、次の話題？？？
そのあとを聞かせてくれ(Ｔ-Ｔ)
変わった男とは、どんな風に？変わっとるんだ？？？
＞１６さん
情報ありがとです。

ではでは寝る前に「女体渦巻島」の三原葉子を拝み、寝るべし！

>>15
確かに、「番外地」シリーズなんかでも、ときどき、妙に荒っぽい絵になりますね。
ああいう絵を、カメラマンが撮ったら失格ですよ。しかし、流れでつながると、綺麗に
観れてしまうんだよね。あの人のアタマの中では、すべてが完成しているみたいだね。
>>18
＞そのあとを聞かせてくれ(Ｔ-Ｔ)

聞いたけど、カットしたのかもしれませんよ。

石井さんのエピソードで怖いと思ったのは、「徳川いれずみ師責め地獄」で、女優の
パンティを脱がせた話。和服の女優に、パンティを脱ぐよう指示する監督は珍しく
も無いが（綺麗に、腰の色気が出ない）、、、逆さ吊りの場面でやらせたらしい。

つまり、セットの上で、女優の裾を覗き込んでいる役者たちには、本当に、見えていたのだ。

ＡＶなんか無い時代だよ。鬼だね。

この興業成績を見よ!
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=earn_list&yr_earn=1965
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=earn_list&yr_earn=1966

＞１９さん
石井監督の演出の凄さは、エキセントリック
で、マニアックところですね。
セクシーラインでも、ひったくりにあった吉岡（吉田
輝雄）が、上司に呼び出され、屋上で左遷命令を下す
あのなんてことのないシーンひとつとっても、その
緊張振りは、画面を通して伝わってきますね。
冷や汗タラリの顔を強ばらせた、吉田輝雄の表情が、
コチコチに固まっていた。その視線の向こうには、
情け容赦なく完膚なきまで妥協しない。若き監督の
ぎらつく姿は想像できる。
後は、悪の親玉にあっけなく殺られた。三条魔子は
やはり、あっけなくギャングに撃たれた「東京ギャング〜」
の健さんみたいな扱いだった。彼女のような女優さんは、
昨今も昔（ここ１０年）出てこないというか、いなくなった。
でも、彼女は東映でなくてよかった。東映だったら、異常性愛
路線でボロボロにされてたかもしれないからな〜。
＞２０さん
あとでじっくりと拝見いたします。どうもありがとです。
ではでは。

宇津井健に『スーパージャイアンツ』の話をすると怒るらしい（笑）

異常性愛もの時代劇の話題は少ないなあ。
時代劇そのものの人気が無いのだろうか？
「徳川いれずみ師　責め地獄」「残酷・異常・虐待物語　元禄女系図」
はナショナルパスタイムとして見た場合の歴代時代劇映画べスト１０級の作品かと思う。
しかし時代劇の老舗東映がこういうカルトな作品を作ってしまうのが、面白いところだ。
海外なら石井映画はどう見てもマイナーなインディペンデントでしょ。

２年ぐらい前の「一寸法師」はビデオ化されたの？みたこと無いが。

>>24
「一寸法師」は配給会社が決まらないとかで、一般公開もﾋﾞﾃﾞｵも出ないって話聞いたような・・・。
PPF行って見といてよかったです。

２年位前、自由が丘武蔵野館で「明治・大正・昭和　猟奇女犯罪史」がレイトショーされたとき、
観客に石井監督がひょっこりいてびっくりしました。
サインもらったとき、「今度こういう映画やるので観てください」って一寸法師のこと言ってたけど･･･。

俺は、自由が丘武蔵野館のオールナイトで観たけど、ビデオっぽかったね。
かなり画質が悪かった。元々ビデオ撮影なのか、上映だけビデオだったのかは不明。
>>25
PPFの方はどうだったの?

製作状況が『地獄』と比べてもかなり悪化しているみたいで、
一般公開されなかったのも仕方ないなという感じだった。
ただ、いい所もあったので、(力量からいって当たり前のことですが)
もっといい製作状況で撮らせてあげて欲しいなと思いました。
『無頼平野』なんか観ても、まだまだいけると思うんですが。

PPFもそんなに良くはなかったよ。
石井監督と塚本晋也（監督としても俳優としても大好き！）が生で見れたって特典があったくらいなものです。

この監督ってホ◎！？そんな感じだね・・？（ｗ

地獄拳で５本ぐらい作って欲しかった・・・

>>27
＞『無頼平野』なんか観ても、まだまだいけると思うんですが。

確か、３週間、掛かってないんじゃなかったっけ？　それで、予算が８０００万円
だったかと聞いたけどね。あのレベルでも、石井さんだからそれで済んだの
で、普通はもっと掛かってしまうらしい。衣装やレビューがきっちりしてたからな。
撮影所の流れ作業が成立しない時代に、プログラムピクチャー的作品を撮ると、
逆にカネが掛かってしまうんだよね。

昔の低予算的奥行きで撮りたくても、エキストラを撒いたり、風俗に凝った
りするだけで、今はけっこうな大作になってしまう。とくに石井さんは、
趣味的なギミックに凝る人だから、大変だよね。

>>29
そういう噂もありますけどね。。。まあ、だからどうということもないですが。

石井さんにも、香港で撮って欲しかったなあ。岡本夏生の「女囚さそり」劇場版
は、石井さんで香港ロケの予定だったらしいね。潰れたのが至極残念。

>>31
> とくに石井さんは、趣味的なギミックに凝る人だから、大変だよね。

正統的なところでも、
街並み、路傍、店構えみたいなところは凝ってる。金かかってそう…

>>32
岡本夏生は裸がイヤだなんて言ってる場合かよっ!

『盲獣vs一寸法師』予告しか観たことない。
観たいよぅ…

http://homepage.mac.com/ayaya16/

>>23
詳しい解説キボンヌ！！！

>>18
１３さん
わたしのバイブルです。
強いて言うなら、もー少し突っ込んだ対談を期待しました。

「石井輝男映画魂」は同意。なんでもかんでも
「○○さんが乗ってしまって（笑）」とかで話が終わってしまう感じ。
笠原和夫の「昭和の劇」くらいのボリュームで来てほしかったな。

「石井輝男映画魂」は、ワイズ出版の監督インタビュー本のいちばん最初。
しかも、出版界を見渡しても、このテのプログラムピクチャーの監督本は
ほとんど皆無に近かったわけで、いわば本つくりのノウハウはなく、
手探りに近かったはず。その意味で、先駆性は評価できる。
石井監督本人もこの本のお陰でその気になって、蘇ったしね（ｗ

>>37
あと付け加えると、石井監督自身が見事なくらい過去にこだわらない
淡白な人なので、福間さん以外の人が聞いても、たいして変わりはなかったと思われ(w

>>38
>出版界を見渡しても、このテのプログラムピクチャーの監督本は
>ほとんど皆無に近かったわけで

んなこたぁない。山根貞男＋山田宏一の「森一生映画旅」が元祖。
マキノの自伝や竹中労のアラカン本にも影響されてるんじゃないの。
鈴木清順とか岡本喜八の本もあったし。
「映画魂」は明らかに山根貞男の仕事に影響された本だけど
山根が石井さんに興味が無かったから、ワイズで福間がやったという経緯でしょう。

スマン。「森一生映画旅」を忘れてた。一本一本への聞き書き＋詳細な資料
という点で(まあ、フィルモグラフィーはあっさりしすぎだが)、
マキノ自伝や竹中アラカン本よりはこっちの方がお手本でしょう。
「鈴木清順全映画」は清順という「ブランド」や編者のメンツ(wからして、
単純なプログラムピクチャーの映画本というより「作家の本」になってるし、
その「清順全映画」にそっくりな(！）体裁の岡本喜八「フォービートのアルチザン」は
「石井輝男映画旅」の直後に出た。山根貞男は石井輝男に興味がないとは
思えないけど、福間氏が当時、忘れられかけていた石井輝男の企画を
ワイズに持ち込んだと聞いた。「森一生映画旅」はキネ旬の連載をまとめた
ものだし、書き下ろしでプログラムピクチャーの映画監督の聞き書き本を
出す、という暴挙（Ｗ）はいずれにしても評価できると思う。
で、ワイズから出る山根の深作本は楽しみだ。

>>38,39
細かいご指摘有難うございます。
でも，あの本が石井輝男の決定版ということで，その後に続くものがないと
ちょっと寂しいと思ったものでして。
もちろん，あの本は何度も読み返しております。
後続の本に贅沢なものが多いのでつい比べてしまいました。
今度出るフカキンの本は大丈夫かな？？

石井輝男はちょっとカキコできないような噂も多いね。
三原葉子との関係、安藤昇との対立、「責め地獄」由美てる子失踪の真相、
このあたり「映画魂」ではまったく触れられていない。
勇気のあるﾔｼ、カキコきぼんぬ・・・

>石井輝男はちょっとカキコできないような噂も多いね。
２ちゃんでこんな事言っててもしょうがないじゃん。
せっかくの匿名掲示板も無意味になっちまう。
どんどん書いてけれ。
安藤組長と何があったん？由美てる子って何の役やってた人？何があったの？

>>43
そりゃ、福間さんは、当然知ってるでしょ。石井さん本人から聞かなくてもね。
こういう本は、カットする箇所も多いし。
福間さんも、若い頃は若松プロに出入りしてたらしいし、そんで、なぜか今は都立
大だし、不思議な人だよね。

もう８０ぐらいだと思うけど、普段のファッションを見ても、石井さんは、永遠の
モダニストだと思うよ。ああいうお洒落なジジイはいないよ。
作風も、見事に日本的な情緒なんか無いのに、ときどき、随所でやけに叙情的にな
るんだよね。ミスマッチ、というか、海外のフィルムノワールも、メロが隠し味だ
ったりするからね。いびつな箇所が多いので、ギャグ、カルト扱いになってしまうが、
本来は正統派でもある。たいした人だよ。

石井さんを超える天才多作王に、井上梅次がいるが、この人の本は出ないね。梅次も、
人間的にはアレな人。と聞いたが、どう「アレ」なのかまでは知らない。

>>45
井上梅次は統一協会だから出せないんじゃないの？

「石井輝男映画魂」はワイズ出版ができるきっかけですよ。
http://ikebukuro.cool.ne.jp/cinechili/eigabon/waizu.html

インタビューが物足りないのは確かだけど、
>>38および社長が言うように"巨匠"以外の監督本としては画期的。
それから写真、スチールは今でも第一級。(ワイズ流が最初からある)
フィルモグラフィに当時の記事抜粋が載っている監督本、他にあるかい?

とはいえ、もうちょっと突っ込んだインタビューと、
スタッフ、キャストのインタビュー読みたいよね(w

安藤昇氏は、山口猛著「映画俳優 安藤昇」のなかで、
石井批判をしてますね。
ただ興味深いのは、番外地シリーズのロケの途中抜け出し
たため、肝心の山場のシーンが吹き替えだった。問題の場面は
撃たれて倒れる安藤さんだけが、何故かロングで撮影されてた。
あれは「吹き替え」だった（さりげない演出）。
なるほど聞かなきゃわからなかったぞ。
そのために、急遽話がガラリ変わってしまった。
そこで監督の腕の見せどころとなる。
興味ある人は、ズームして確認してみてはいかがか？
安藤さんの役は、健さんとともに生き残る設定だった
ようです。

ダンガードＡについて語ってください

>>48
＞あれは「吹き替え」だった（さりげない演出）。
石井さんは、平気で、そういうことをしますよね。「東京ギャング対香港ギャング」
のラストシーンも、タンバさんはいなかったと聞きました。確かに、ロングの後ろ姿ですからね。

そこにいない役者を、強引に編集でつなげることが多いのは、誰でもわかりますが、
ひょっとすると、客が気づかない場面でも、けっこうやってるのかも。。。

さすが、ナルセと清水宏の弟子ですよね。ロケや子どもの使い方も、清水流といったら
言い過ぎか？

脚本家の神波史男さんも、いろんなところで石井批判をしていますね。
「網走番外地　大雪原の対決」を、松田寛夫とともに書いたとき、いろいろ
あったらしいです。ただ、読んでも、本当の理由がよくわかんないんですよ（w

要するに、そのとき会った石井さんの印象が、相当、悪かったらしいです。
あれだけの監督なんだから、まあ、いろいろありますよ。。。

『顔役』は深作欣二が笠原和夫と脚本共作して、撮るはずだったんだけど、
あんまり脚本書かないんで、笠原が怒って自分の分だけ書いて帰ったら、
深作欣二が血を吐いて倒れた。で、石井輝男がピンチヒッター。
「脚本は私の好きにさせてください。」
ということで、エンディングに笠原和夫もびっくり。

こんな感じなんで、脚本家は怒る人もいるでしょうね。
出鱈目な話になるもんなあ。

>>48,50
いない時に後ろ姿で撮ってしまうのを許容する俳優(丹波)とそうでない俳優(安藤)。
いない時など金輪際ない俳優(高倉)の違いなのかなあ。

「石井輝男映画魂」で西城秀樹とバイブレーションが合わなかった、
響かなかった、って言ってるよねえ。
この人俳優と合わないと、どんどん扱いがぞんざいになっていくんじゃない?
カット減ったり、いない時後ろ姿撮ったりさ。で、怒って帰っていく人もいると。
丹波はどんな扱いでもけろっとしているから好きなのかなあ。

そういえば、高倉健の"ロマンアルバム"に石井輝男が書いてるんだけど、
「ゲスト俳優が自分より目立っても何も文句を言わずにやってくれた。
それが『網走番外地』シリーズが連作を続けられた理由。」と言っていた。
確かに「望郷編」の杉浦直樹はえらいことになってますわなあ。

俺が俺が、って俳優はうざいから嫌いなんだろうねえ。

石井輝男のＴＶドラマだけどビデオが出てる。「地獄」なんかの中川信夫作品
との２本立てのビデオ
「怪奇十三夜　番町皿屋敷（怪談累ヶ淵／番町皿屋敷 )
http://www.vap.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=VPVX-64841

石井輝男は他にも
「怪奇十三夜　髑髏妻の怪」
http://www.vap.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=VPVX-64843

>>51
神波史男さんは、岡本夏生版さそりVシネの脚本やってますね。
もしかしたら映画版の脚本も書いてたんですかね。
http://www.jmdb.ne.jp/1991/ov025600.htm
出演: 岡本夏生 宮下順子 網浜直子 水島裕子 西川峰子 ダンプ松本 寺田農

宮下順子と寺田農の出ている石井輝男版"さそり"観たかったなあ。
吉田輝男も出ただろうなあ。

健さんは別としても、
なんであんなに吉田輝雄を気に入ってたんだろうね？
吉田曰く「僕は難しいこと言わない素直な役者なので」とからしいが。

>>53
＞「石井輝男映画魂」で西城秀樹とバイブレーションが合わなかった

「ザ・ヒットマン　血はバラの匂い」ですか？　七瀬なつみは誉めてましたね。
撃ち殺される西条の恋人が、今の黛まどかだと聞きました（w　
当時はマイナータレントだったんですね。

＞俺が俺が、って俳優はうざいから嫌いなんだろうねえ。

そういう人は、石井流では、面倒くさいからイヤなんでしょうね。そういう意味では、
やはり、スターではなく、作家の映画なのかも（w

ちなみに、これが、香港ロケにおける、石井輝男の偉大さの証拠。ドキュメンタル
な風俗センスも凄いよね、この人は。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~ut5m-ok/hongkong/tokyoGang/

>>56
「無頼平野」の加勢大周も、本気で誉めてたらしいし、少々、トボけたダンディ
が好きらしい。加勢、、、まあ、そうかな（w

吉田輝雄を、数年前、原田龍二主演の東映のＴＶ時代劇で観たときは、嬉しかったね。
今は別の仕事らしいけど、時々は出てるみたいですね。

吉田の「日本ゼロ地帯　夜を狙え」は、昔、かなりボロボロのプリントで観
ただけだけど、好きだなあ。ＣＳで観た人によると、セットのネオンの色彩が、
実に美しいと聞くね。ああいう石井美学、、、今の日本じゃ、なあ。。。

>>56
吉田輝男いいじゃないですか。

『残酷異常虐待物語　元禄女系図』『明治大正昭和　猟奇女犯罪史』
の狂言回し役は度肝抜かれましたよ。
グーッと観てるだけで、顔力だけで話進めますからね。
他にも入れ墨師、帰郷する医師、帰ってきた渡世人、もの凄い説得力ですよ。

『無頼平野』のレビューがカットバックする闘いから、(目玉が飛び出して)、
リュウ(吉田)が死んで、サブ(加勢)が死んで、街角詩人が歌を詠う、しびれましたね。

あのセットも>>57が言うように凄いセンスだあ。
仁侠ものなのに、全然違う趣向の風俗映画みたいだよ。
『黄線地帯』と同じフレーバーがある。
俺は『河内山宗俊』に通づる人情活劇の傑作だと思う。

しかし、目玉が飛び出す必要はないと思う(w

「異常性愛記録　ハレンチ」を観た人っていますか？

何故か上映される機会が無いので、観てみたいです。

「怪談昇り竜」のビデオ持ってます。
石井輝男は東映よりも日活のキャメラマンや美術と相性がいいように思います。

日活はロマンポルノ直前なんで、やけくそ気味で、
ヒットメーカー石井輝男になんとか一発当てて貰いたかったんじゃないでしょうかね。
かなり扱いいいもんね。出てる役者とかさ。

>>61
無国籍アクションの影響なのか、日活は任侠をやっても、どこかモダンなんだよね。
清順も、あの日活の人工的なセットがあればこそ、花開いた。
「怪談昇り竜」の徹底した様式美セットも凄かったなあ。美術は、佐谷晃能だね。
>>62
「石井輝男映画魂」を読んでも、あの映画、どこから来た企画なのか、よくわからないよね。

以前、ある席で石井さんにお会いしたとき伺っても、「ボクは、怪談もやってくれ
と言われたので、やっただけなんだよね」としか仰らなかった。
ｊｍｄｂによると、併映は、同じダイニチ映配の「怪談累が渕」（安田公義）。
確かに、怪談２本立てではあるんだが。。。

「怪談昇り竜」はフィルム処分したからもう上映できないんですよね？
池袋の文芸座で最後の上映ってことで石井監督が舞台挨拶に来てましたよ。
随分前の話ですが。

『怪談昇り竜』なら今週スカパーのV☆パラで放映してるよ。

>>63
永井健児の「活動屋児井英生」によると、
"昇り竜"は児井英生プロデューサから、
「扇ひろ子でユニークな”仁侠もの"を」と声がかかったみたいだから、
『怪談昇り竜』も佐々木志郎プロデューサから声がかかったんじゃないのかね?

jmdbには児井英生の名前も製作(当時の日活では"企画")に上がってるんだけど、
「活動屋児井英生」ではフィルモグラフィに『怪談昇り竜』は載ってない。
本文でもこの前の『女の手配師　池袋の夜』で辞めたことになってる。
たぶん児井英生の助手をやっていた、佐々木志郎一人が製作(企画)で、
"怪談もの"をやる時に児井英生にいろいろと頼んだんではないのかな?
当時飛ぶ鳥落す勢いの売れっ子石井輝男の紹介などを。

児井英生がいつ日活を辞めてたのかはっきりしないのだけど、
途中で企画を引き継いだり、辞めているから前面に出られなかった、
という可能性もあると思う。

石井監督は、大人向けアニメ映画もやりたいと、
バイブル（映画魂）で語っていますね。
「惑星ロボ・ダンガードＡ」は、原作の手を離れ、
TV版「デビルマン」（子供向け）風な仕上がりだね。
ここで、飛躍。もし、石井監督オリジナルアニメが
制作されたなら、どんな出来上がりになるのだろう？
実写以上の期待は間違いなしか？

「顔役」は、最初社会派路線に根ざした作りであったけど、
編集でプッツン。脚本の手直しと、見事石井ワールドに
開花。理屈抜きの娯楽至上主義を追求する精神に感服。

例えホームレスであろうが、チンピラであろうが、犯罪人
フリークスであろうと、一慨に断定して決断を下すという
ことではないだろう。とでもいいたい作風にも感服！！

だから石井映画には、自由な飛躍と極論壁が、いつも
菱めきあっている。

「怪談昇り竜」なんかは、この先どうなるのかという
予測がつかない。起承転結の承転が抜けた作りといったら
いいのだろうか。

みなさんどーもです。
しばらくレスできなくてすみませんでした。
１の新東宝です。
いろいろな話題で、感無量の心境です。
昨日井上梅次版「恐怖奇形人間」（天国と地獄
の美女）を見ました。
こちらは、土曜ワイド劇場で放映された。天知
茂の江戸川乱歩シリーズです。
人見役を吉田輝雄（伊東四郎）を、共に比較して
見てしまうと、思わず笑う場面でもないのにニヤ
けて見てしまう始末です。
石井監督の演出は、かなりシリアスで、見応えも
あり、説得力あると思うのですが、それとは逆に
こちらは、かなりぶっとんだ展開で、娯楽的な要素
をふんだんに盛り込んだ作品で、よかったです。
叶和貴子のヌードもはんぱじゃない。
むしろ潔くてぬぎっぷりが良く関心しました。
後はどーしても、笑い所でない場面（目玉をエグられる
場面等）を見ては笑ってしまうのは、もろ作り物である
と把握した上で爆笑してしまう。あの当時の職人さんには
大変失礼かと思う今日この頃。しかし、当時の視聴者は
残酷なシーンをハラハラしながら見ていたのであろ
うか？
ではでは(＾＾；

今日「ギャング対ギャング」観ました。
三田佳子，クールな役柄で好演だと思いました。
脚本石井輝男だけあって，全体に台詞もしゃれている。
ただ，後半肝心のプロパン麻薬を運び出すあたりがスピード感に欠けるのと，
ラストの鶴田浩二はカッコよすぎでしょう。
鶴田側からクレームついてこういう最後になったのかな？
でも話のテンポもいいし，出来のよい作品であることは間違いないですね。

さすがに鶴田さんぐらいのＡ格になると、例え
石井監督であろうとも、好き勝手にいえない時代
だった。俳優＝作品といった形式が、娯楽作品を
成り立たせていたからだ。
黒沢監督となれば、図式的に黒沢＝作品という形
になるんだろうけど。
あの頃の東映は、鶴田・高倉＝ギャング映画だったといえる
のは、たぶん間違いないだろう。
それがいまなら、カルト巨匠＝作品てな具合にスポイルされ
てしまうのだろうけれど・・・。
昨今の若手俳優に、鶴田・高倉に匹敵する俳優なんて、どう
転んでも考えられない。
台本の出来が悪くても、鶴田先生が出ていれば、なんでも
よかった「俳優至上主義」な古き良き時代といえば、
言い過ぎか(＾＾；
因みに自分は鶴田・高倉作品なら、監督脚本抜きに
なんでも観ます。
監督＝作品ではなく、俳優＝作品として。
ではでは。

>>68
＞叶和貴子のヌードもはんぱじゃない。

叶和貴子って、宇宙刑事ギャバンの前じゃなかったですか？　８０年代前半の土ワイ
の露出度は凄かったですからねえ。いつのまにか、おとなしくなりましたが。

梅次は、ＴＶに移っても、このシリーズで一花咲かせましたねえ。乱歩原作の強引
なギミック・プロットを、８０年代にマジでやるんだから凄いよ。
プログラム・ピクチャーの最後の楽園だったんですねえ。ある意味では、作家の映画ですね。
>>70
鶴田は演技派だと思いますよ。鶴田は、どこかマゾッ気があるのか、汚れも厭わない
ですからね。いや、二枚目は汚れてこそかっこいいと思っているのではないでしょうかね？

おれのサンドイッチ食いやがって！

>>71
> プログラム・ピクチャーの最後の楽園だったんですねえ。ある意味では、作家の映画ですね。

井上梅次は本当に面白いね。

それから天知茂は、
作家主義とスターシステムを両立させることの出来る希有な俳優でした。
天知茂、高倉健、吉田輝男とプロに徹する事の出来る役者が好きですね、石井輝男は。

＞７１さん
汚れ役もできなくて役者がつとまるか！！
ってな感じで、歯を食いしばりながら、
演じるストイックさが、伝わってくる印象を受けます。

石井監督は「御金蔵破り」という初の時代劇でのロケ
で、あるプロデューサーが、現場を拝見して、監督
の才能に舌を巻いたというエピソードがある。
それは大阪城のロケの時、一方向からしか撮れない場面で
対決をするシーンで、どうしても街の風景が見えてしまう
というので、２人を横に並べて、そのまままっすぐ歩かせ、
キャメラは引くだけで、アングルはそのままの角度で、その
名場面を高く評価した。
ではでは。

>>73
不勉強で申し訳ないのですが、天知は、舞台でもあのキザぶりのままだったの
ですかね？　舞台でも映画でもＴＶでも、主役でも脇でも、どこにでも合わせ、
かつ、自分の芸風を保っているのは凄いことですよ。

石井さんが凄いと思ったのは、「徳川いれずみ師責め地獄」の、田中春男の
白塗りですね。田中も、善人も悪役もやる人だったけど、まさかあそこまで
やらせるとは。恐らく、自分の芸風を固守するタイプは嫌いでしょう。

>>74
観てみると、なんてことない場面ではあるんだけどね（w　ああいう、ムダのない現場処理、
画面処理が、スタッフを驚かせるんだと思う。
この人は、手早く撮るところと、凝りまくるところを、生理的に分けてるんでしょうね。
それにノレない役者はダメなんですね。

石井監督作品の常連の役者。
特に監督お気に入りの役者は、誰が何と言おうと、
吉田輝雄をおいて他には、考えられないとは言わない
までも、彼の出演した映画は、ほとんど主演準主演の
位置をキープしていますね。
他に女優さんでは、橘ますみがごヒイキだったと思い
ますね。
このお二人は、今でもカルト的な人気が、このテの映画
を好む（自分(＾＾；）人たちには語り草ですね。
一部といえば、語弊がありますか？失敬！！
しかし、時代の趨勢とでもいいましょうか、石井監督の
本数も減るにつれて、自由な気風で映画ができなくなって
きた傾向は、７０年代以降に大きく見受けられますね。
そこで、健さんや、鶴さんなんかは、常に、上位に万人向け
の作品に引っ張りダコですからね。
例え同じスタンスであろうが、両者（健さん、鶴さん）には
やはり、みなぎる力強い個性がある。
それと比較して吉田輝雄は、あまりにもあっさりしたスタイル
というか、普通な感じがしますね。
番外地シリーズで初登場した時の印象を、特にダイレクトに語ら
せていただきました。
そこで、入れ替わりに、なかなか芽がでなかった菅原文太に人気
さらわれてしまう、同じ看板を背負っていたと言う意味で、今で
は、ハンサムタワーズ唯一の生き残りは、文太さんだけというの
も趨勢だな〜と思ってしまう。因みにダイヤモンドラインは、小
林旭だけ〜。というのも寂しい限り。

１の新東宝です。皆さん情報ありがとです。
今、石井先生の「地獄」を見たところです。
「女真珠王の復讐」で邦画初のオールヌードで
センセーショナルな話題を呼び、肉体女優として
一躍クローズアップされた前田通子が、４２年振り
の映画復帰作であります。
すっかりお歳を召しましたが、演技力はまだまだ
昔も今も健在といったご様子でした。

また、監督も度胸が座っているのか、あのＯウＯ事件
をダイレクトに物語に取り入れるってのには、正直
いって驚かされた。あこまで再現するのかと、関心。

また、新東宝好きの方には、忘れられない俳優、鳴門洋二
が出演しているのも話題(＾＾；＜ただし鬼役なので、
誰がなにやら、さっぱり・・・わからない＞

最後に、「亡八武士道」そのまんまの霊界スポークスマン
丹波哲郎の出演。石井ファンには、たまらない飛躍さが
支離滅裂で凄すぎ。すっかり「大霊界」の世界です。

ではでは。

監督の勇気に脱帽

最初室田日出男の事嫌ってた、というのは本当ですかね。

『地獄』公式ページ
http://www.fjmovie.com/ishii/jigoku/
『盲獣ＶＳ一寸法師』公式ページ
http://www.fjmovie.com/ishii/mojuvs

岩城滉一は真性ドキュソで態度悪かったということで
マジ嫌ってたみたいね。

80.82さん
マジらしっすょ

岩城滉一も石井輝男のこと嫌ってるよ
昔、古館伊知郎のトーク番組に出たとき名指しで批判してた
「昔、網走番外地かなんか撮ったかしんないけどよ〜……
バイクの乗り方知らないくせにバイク映画撮んじゃねーよ」
みたいな事言ってた

>>80
石井監督は、ケレン味のある人が好きだからね、室田はケレン味が無いでしょ。
リアルさが持ち味の人だからね。
潮健児の『星を喰った男』に出てくるエピソードだけど、
『網走番外地』に看守役でキャステイングされていたが、ロケ地で降ろされた（その役は照明のおじさんがやった）。
なんて話もあるし。
後年和解したみたいだけどね（映画に出てるし）。

昔、女の子と一緒に「地獄」を見に行って、
なんだかその後、気まずくなって・・・。
それっきり、会っていませんｗ

＞＞８４
人殺したことないやつが殺し屋の映画とるんじゃないよ

というのと一緒ですな。やっぱ岩城はドキュソ決定

━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅（＾＾）]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

映画「地獄」のなかで信者が薄汚れた医務室のベッドで、
こそこそ隠れてＳＥＸをし、同じくこそこそとベットの
真下の床を這うゴキブリが、共に滑稽すぎて、思わず一笑して
しまった。どちらも、危機感を募らせての行動半径ではあ
るけど、はるかにここではゴキブリのほうが、高等動物よ
り有利な立場なのだ。何故なら信者の多くは、戒律でウジ
すらも捻り潰すことすら禁じられているので、手も足も出
ない。だのに多くの人間（信者など）が、狂った指導者の
言葉一つで、ポア（言い方変えれば処刑）されてしまうの
だ。そして教祖の背後にはゴキブリが、触角をピクピクさ
せ動き回っている有様。教団独自の不文律には、そぞろに意を介
したように誰もが口を揃えて、服従するのだろう。こうし
た矛盾の領域には、常に１０日以上風呂に入らず、腐臭を
巻き散らす無為な輩、ごみ屑に頭を逆さまに１０日以上つ
っ込んだ悪臭を放ち、もはやそれが慢性と化したなかでは
正論などというおざなりな台詞なんて、不遜窮まりないの
で、名もなき信者は、こそこそと、ゴキブリのように一般
台所の流し台で怒気を上げながら、餌にありつくしか他に
なく、命がけのＳＥＸに汗だくだく。万が一誰かに見られ
れば、ポアにされること間違いなし、ただし、それは教祖
を除いての事。いやはや、蟻地獄です。

「キンキンのルンペン大将」のために
来月は東映チャンネル視聴決定です。

予備知識なしで見ます。

あぼーん

花と嵐とギャング
恋と太陽とギャング
部屋とＹシャツと私

ageておきます。お粗末。

石井輝男はつまんね。

「ルンペン大将」，とっておいたビデオをはじめて見た。
映画魂ではほとんどまともに取り上げてもらっていないがいかにも併映作品で
おもしろかった。坂口良子が初々しい。見ているウチに徐々にキンキンに
感情移入していて，ラストシーンでは思わず涙ぐむ一幕も！期待してみてね。

直撃！地獄拳と直撃地獄拳・大逆転を久々に見てみたら
やっぱり何度見ても面白いよ。
千葉ちゃんにこんなことさせられるの石井輝男だけだね。

age
sdfhbsdfgsdgfs

ねじ式は、今の歪んだ世の中だからこそ、
逆に親しみやすい映画だよ。
風采のあがらない若者と、その仲間たち〜。
そこには夢も希望もないけど、また絶望もない。
実に今風な〜ヶだるさ。たまらんンす〜。

＞９７です。
ちょっと想像しておりまひた。
もし、おいらがデジカメで低予算映画つくんなら。
内容はこんな感じ〜。
風采のあがらん無職の男。３ヵ月家賃滞納で今月末まで
納めないと強制撤退。事後追い出しを食らい、歌舞伎
町を俳諧。２人小悪党に訳もなく暴行を受けた腹いせに
逆上、かたわれの小悪党をメッチャクチャに殴打させ、
背後にいた組員の幹部に見初められ、ヤクザ街道まっし
ぐら〜あらら〜。予算オーバーだ〜。

だめだ。「今の歪んだ世の中」なんて大味なこと言えちゃうセンスなんか
捨てなさいな、即刻。低予算デジカメ映画だって見る人の時間だけは
確実に奪うんだからな。気をつけなさいよ

１００ですぽ？お兄ちゃん

ヤクザ刑罰史 私刑（リンチ）
居酒屋で独り飲みながら、口笛（本篇の音楽）を口ずさみ、
喉を鳴らしていたっけ〜。後ろのテーブルには、合コン帰り
のケバ臭い女が、携帯片手に、指を小刻みに動かし、タメ口
を叩くありさま。はさんで手前の子が、席をたち、トイレに行く
までの間、自分を含めフロアにいる男に媚びるように、コロ
ンの甘ったるい匂いを吹きかけるように、横切っていく。
馬のいななきが下腹部を圧迫。俺のムスコは発狂寸前のパニ
ック・・・。脳裏には、悪の華、藤木孝（本篇の昭和篇に
出てくる冷酷非常なキザ男）であった。いまそっとトイレの
ドアを締めた女に、俺は欲情してるのだが、かろうじて幽かな理性がおいらを制した。いかん、いかん！！
我に返ると、即座に勘定を済まし、表に出た。

　>>84
　TOKIOの番組でも言ってたよ。
　バイクでトラックを飛び越すシーンを撮る時、岩城が「で、（ジャンプするための）
台はどこですか？」って聞いたら、石井監督が、
　「え？・・・・台が無いとダメ（飛べないの）？？」
って真顔で聞いてきた、って。

　でも、俺は逆に、そういうムチャを言う石井監督を断固支持！！

スーパージャイアンツage

>>84>>102
中京テレビの「ろみひー！」（ひろみと飯島愛が出てたヤツね）では
ムカついて監督どついたと豪語してたよ。
さすがにこれはネタだと思ったが、
しかし岩城って粘着だな。

>>102
岩城は、台があったらトラックを飛び越えられるのか?
そこまでいけば凄いな、妄想も…

なんで、香港3部作はDVD化されないの？
「神火１０１」はビデオ化すらされてないから
見る機会がないよー。
「ならず者」サイコー。
当時、あそこまで香港の街中やスラムで撮られた作品は他にないわけだし。
昨日ジョンウーのインタビュー読んでて
つくづく「ならず者」「香港ギャング」「神火１０１」の
映画化キボーン！

＊深作監督と『バトル・ロワイアル』プロデューサー氏との対談本
「仁義なきバトル・ロワイアル」（アスペクト刊、絶版）、P.140より

（暴力、セックス、グロ描写などへのこだわりと、その限界について）

深作　（前略）自分自身の資質を振り返ってみると、
そういうしつこさというのは、
僕なんかはどっちかというと希薄だと思っていました。
私よりしつこいのはずいぶんいますよ。
えげつないのは、石井輝男とかね（笑）。


これはやっぱり、敬意を払ってるんだろう………、ね（w
常に石井監督の存在を意識しつつ映画を作ってた、という話だし。

「シャープな演出」という、より分かりやすい誉め言葉もある。

107の文章、笑える。

石井監督は低予算で映画制作しとるけど、もうこの辺りで
ふんだんにお金を注ぎ込んだライフワークといえる映画を
作ってほしい。
この人に、次回ＢＲ３を撮らせるとか、はては、平成版
「網走番外地」を作らせたら、一興するよ。

>>110
メジャーが雇わないんだよなあ・・・ｶﾞｲｼｭﾂだけど、９２年頃、東映の劇場版「女囚
さそり」（岡本夏生主演）も潰れたからね。
バーニングが、高倉健・内田有紀で「網走番外地」だったか「昭和残侠伝」をリメ
イクしようとしたことがあったけど、降旗だったみたいだしね。

網走番外地やるとすると、高倉健の役どころが難しいね。
あのキャラは、"若気のいたり"だから。日本侠客伝も。

昭和残侠伝の方が良さそう。

http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

>>112
すでに健さんが老人になっているのがまずい。ストレートなアクション・任侠はもうムリ。

実は老侠客が主人公の任侠映画は、意外と存在しないのではないか？　無惨なだけで
絵にならないしね。人生劇場の吉良常ならできるかな？　

欧米には、老名優のための映画が存在するんだけどね。しかし、ここは日本なので、
「鉄道員」や「ホタル」になってしまう。
「ブラック・レイン」の刑事のキャラだけ使ったようなノワールや、「あ・うん」
みたいな洒落たコメディがいいと思うけどね。降旗・木村大作は飽きたので、別の人でさ。
例えば、鈴木清順にでも撮らせたいね。もちろん石井輝男も。

老侠客つーと、網走番外地の鬼寅、日本侠客伝の島田正吾あたり?
健さんはこういう路線じゃないね。

嵐寛は第一線のスタートして本当によく生き延びたねえ。

あまり知られていないが、石井の「網走番外地」も実はリメークだったはず。
その何年か前のオリジナルって誰か見た人いない？

>>116
日活で（その当時、日活にいた）待田京介主演で地味に映画化。
だったように記憶。

http://www.jmdb.ne.jp/1959/ci000840.htm
これでしょ? 観たことないんだけどどんな話?

あ、ここに少し記述あり(w
home.catv.ne.jp/nn/kotatu/jmov/2002_01/020117.html

８月末、銀座シネパトスのレイトショーに「黒線地帯」「セクシー地帯」が！

健さんが娑婆に出てみるともはやそこに任侠の義理人情の世界はまったく存在せず、
東洋人やら腑抜けたヤクザどもが幅を利かせていた。健さんは相棒の空手家サニーとともに
日本刀を片手に夜の歌舞伎町に乗り込んでいくのであった・・・

>>120
観たい！　健さんはｿﾌﾟに匿ってもらうんですか？（「ザ・ヒットマン」より）

１０１です。続きです。外に出て気を静めようと、噴水の
まわりの円形広場のベンチに腰を下ろした。煙草に火をつけて、
ほっと息を吐くと、茶髪に銀のピアスに、紺のタンクトップ
を着た若者が、ぎらぎらした目でニヤけながら、トルエン臭い
匂いを、俺に向けた。こいつは危ない、本能的に察知した。
夜目にも、そいつの目が真っ赤に充血して、目を逸らせば、
速攻に、容赦なくボディの連打。屈んだ所で、顔面足蹴の連発
を瞬時のうちに決める手筈を頭ではなく。肉体で見積もって
いるかのようだ。
ところが男は、なれなれしく、「タバコいただけませんか？」
と吸うマネをして、おどけて見せた。おれは迷わず差し出した。
「あんがと！」
男は柄にもなく、頭を垂れ、１本のモクを摘み。キョトンと
した横顔でベンチの前を横切った。
・・・・考えすぎだ。たぶんＶシネマの見すぎだな・・・
俺はタバコを加え、宿を後にした。

122です。続きです。
新宿を後にすると、ふとオールナイト上映の看板に目を見据えた
場末のうらぶれた映画館だった。壁に半分垂れ下がったポスタ
ーが、風ではためいていた。
俺は造作がらずに、壁にこびりついた糊を、軽く手で触れた。
パリッと暗がりに擦れ、ポロリ・・地べたに落ちた。やれやれ
・・・。おれは屈み、ザラついた地面を手探りで探った。何処に
落下したんやら、と、その時、背後に人影が被った。暗い夜道
のさらに奥の電柱のない路地の漆黒に、足を踏んだ感じがした。
「何しとるん。あんさん」
男の後方の電柱のライトが、男の背に逆行した。
「ええ・・・ちょっと糊・・・いえ、その〜」
「糊がどうしたん？」
おれはもどかししい気持ちで、起き上がり、相手の顔に
見覚えがあると認めると同時に、そいつの懐に鈍く光る
黒ぐろに先端が尖ったサバイバルナイフが、ざっくり胸の
奥をエグつた。ギュッギュッと、内臓をいじくり回しながら、
おれの耳タブを軽く噛み・・・囁いた。
「鼻クソも唾で湿らせば糊になるのよ・・・」
この世の最後に聞く言葉にしては、なかなかの名セリフだと
思った。奴は噴水でタバコをせがんだ男だった。財布を抜取り、
闇のなかへと消えた。後をつけていたのか・・・。
風でポスターが剥がれ、手元に落ちた。オブラードで包むように
・・・。躯を埋めた。

http://homepage.mac.com/maki170001/

123です。完結です。
翌日あいつはおいらに刺され死んだ。新聞の記事にも
でかでかと出とった。
しかし、財布の中身はしけとったわ・・・。
２５８９円しかはいっとらん。なんでや。
昨夜あの後、淳子と一発ラブホにしけ込み２発目で
で、腰を抜かして、白目だすやらで、復帰（覚醒）す
るまで、ラブホのエロビデ見てたら、後頭部に枕があたって
淳子が愚痴愚痴「あんたとハメ込むと、失神して、感じてるん
か、眠ってるんか、あかんわ」と、言い張る。それって誉め
言葉・・・おいらが言い返すと、淳子は目の色を変えて、
泣き喚くのに、へとへと・・・つき合えきれん。
・・・勘定する時、「あんたその金どーしたん」
淳子が尋ねた。「あ、さっき人殺したん」ソッケなく
淳子に耳打ちした。
「あんたね。冗談も程にしろや」
間断なく言った。
おれは罪悪感ってのが、そーとう麻痺しとるよーだ。

地獄甲子園の脚本に石井輝男が参加してるって本当？

よみうりテレビ
シネマダイスキ
「黄色地帯」

７月１６日（水）２５:５８〜
【1960年 新東宝 ７９分】

>>127
間違い

×黄色→黄線

>>127
「黄線地帯」かよ!

天知茂の孤児院時代独白
三原葉子のぶりっこ
若杉嘉津子のババア変装
主役吉田輝雄の消えっぷり
スーザン・ケネディの靴墨塗り偽黒人
セットで再現されたカスバ街
詩人 (「無頼平野」にも詩人が出てきたぜ)
ラストシーン

全てが最高だ!

成瀬巳喜男直系のラストシーンの"目線つなぎ"を見よ!
"アメリカの夜"がエンディングの映画は多いが、「黄線地帯」が最高だ。

　__∧＿∧_
　|（　　＾＾ ）|　＜寝るぽ（＾＾）
　|＼⌒⌒⌒＼
　＼ |⌒⌒⌒~|　　　　　　　　　山崎渉
　　 ~￣￣￣￣

s(´Д｀)s age

１２５
おもしろかったで・・・。

恐怖奇形人間を観たいんですけどどうすればいいでしょうか？

映画館で上映されるのを待ちましょう。
たまに海賊版ビデオがオークションに出るらしいですけど

しまった・・・
このスレ見てから猛烈に観たくなった「女体渦巻地帯」の録画ビデオが
どっかいってしまった・・・

『バトル・ロワイアルIII』の監督しませんかね?
やっぱり首飛ぶシーンとかやるんでしょうねえ。

石井監督の映画はね・・・？
淳子が虚空を見つめながら考えアグねた。
およそ１０秒位の間があった。
「おもしろい・・・ウフッ」
上品に掌で口元を覆う。
かわいくお嬢さんみたいな、表情を適度に浮かべた。
昭雄は淳子のそんなところにホレたのかもしれない。
「ただおもしろいの？」
すかさず昭雄は聞いた。
「うん。理屈なく楽しめる」
昭雄は正論だと思った。変にへ理屈を抜かす批評家よりも、
ずっと事実に忠実な気がした。
「理屈なくか・・・」
「そう、赤いものは赤く、白いものは白い。ただそれだけ」
赤いハイヒールに赤のブラウス、赤のスカートの三原葉子を
想像した。
「いま、ふいに黄線地帯を思い出した」
「ああ、この間部屋で見たのね」
そっけなく淳子は、昭雄の唇を見据えた。
「真っ赤ね」
一瞬胸の旨を読まれた。淳子はどうしてわかったのだ。
「何が？」
そらぞらしく昭雄は問い返した。
「唇も赤い」
想像した昭雄のイメージと、唇と呟いた淳子のイメージ
をパズルを組み立てるように、一つ一つ想像のなかで接合
してみた。赤のハイヒールにブラウスにスカートを穿いた
真っ赤な唇は、誰をイメージした人なのか・・・。

137です。
実は淳子が真っ赤な唇といった人物が昭雄でした。
近くて遠いそんな２人の対話こそ、理屈以上のへ理屈の
裏返しなのでした。

直撃地獄拳のスレ早々と落ちたの？

（＾＾）

　　　　　　　 ,,,--─＝==─ヽ/へ
　　　　　　／iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
　　　　　iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
　　　　iiiiiiiiiiiiiiiiiiii／￣￣￣￣￣￣＼ミiiiiiヽ
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　　　iiiiiiiiiiii／　　 　　　　　　　　　　　　 ＼iiヽ
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　...iiiiiiiiii彡/ 　　 　　＿＿,.::　　::　＿＿　　ヽiiiii|
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地獄
か・・・

恐怖奇形人間のポスターがオークションに出品されていた。
亮は、このチャンスを逃したら二度と手に入らない気がした。
入札価格３００００円からだった。
バイトの日当５日分に相当する価格だ。落札日を３日後に控え
、何とか２万を工面しなけりゃと、亮は思案した。
疎らに額に汗を浮かべ、水滴の滴が弾けて窓にへばりつくような
ねっとりとした躯の水質を手の甲で拭った。
そうだ。貯金の蓄えが銀行にまだ残ってたはずだ。
ほこりにまみれた原チャリで、銀行に向かった。即座にカード
を機械の口に滑り込ませ、残金を確認した。
４８９０円と表示され、がっかりした。後１万ちょっとという
ところで断念か・・・。
まあ、金はたりないがとりあえず落札して、なんとか交渉して
月末まで待ってもらう。ということを考えられない亮は、端から
見ていて気の毒な奴だと登は思った。
つづく

あぼーん

意外とこのスレ保ってるな。
漏れは中古ビデオ屋レンタル流れで
「ゲンセンカン主人」
「無頼平野」
を所有している。
どちらもリバーシブルジャケットで、
後者はひっくり返すと「昭和侠客外伝」とかいうタイトルに変身するｗ

145のつづき
登はうなだれていた。
２年前に大手のデパートが倒産し、定職をなくした
登は、今も無職のまま、３５回目の面接を不採用さ
れたところだった。
もうヘトヘト嫌になったぜ。これまで、実家の親から
いくら借金したと思う。
亮はコーラを苦々しく口に含み。
登のアパートの窓の風鈴に目を見張った。
「１００万ぐらいか？」
ソッケなく返事をする亮の関心ごとは、あの
プレミア・ポスターを欲した事柄のみだった。
「０が１つたりないよ」
正直に登は、抑揚を欠いた口調で言った。
「まあまあ、そう深刻ぶらずに、サラ金、ヤミ金には、
手を、つけて、ない、だろう」
区切り区切りに句読点を打ち、励ましの言葉を掛けた。
「それは・・そうだけど・・・」
話の腰を折るように、亮は窓の風鈴に顔を向けた。
「あの風鈴、音がしないね。外は涼しく時折、心地良く
風が入ってくんのにさ」
「鈴がないんだ」
登は気のない声で、話題を切り替えた亮の薄情さに
嫌気がさした。
すずのない風鈴。まるで今のおれだ。
「ふ〜ん。まあ、働いたら買えば」
亮が何気なく言った口調が、登には冷たく聞こえた。
瞬間、頭にカーッと血が登った。
「てめえ！ふざけんな！こら！」
亮は呆然とした様相であんぐりとした。
「どーしたの登」
つづく。

148のつづき
「どうしたんだよ。登、俺がなんか気に障ることを
ズケズケといったか？」
「ああ・・言ったぜ！風鈴ぐらい。買えるぜ！！」
登は亮を睨み。ポケットから小銭を握り出し、亮の
胸元に投げつけた。
「何すんだよ！」
畳にばらけた小銭が四方に散らばった。
「帰れ！帰れ！！この野郎！！」
起き上がり、出口を顎でしゃくる登の怒りが、うすっぺら
な間仕切を隔てた壁から筒抜けに隣の隣人に聞こえた。
「わかった。帰る。帰るよ」
亮は苦笑交じりに顔を浮かべ、バツが悪そうな素振りで
部屋を出た。
登はテーブルの上の空コップを、投げつける構えで
ポーズを取り、怒鳴った。
「もう来るな！！野郎！！うすら馬鹿が！」
廊下が、ギシギシきしみ。亮の足音が途絶えると。
登は窓ごしに顔を出し、亮がアパートを横切り、登の
二階の部屋に顔を向けると、窓よりにいた登と目が合い。
亮はとっさに目を逸らし、登のアパートを後にした。
「どうしたの？」
隣人のおばさんが声をかけたが、登は無視して、畳に散った
小銭を拾い集めた。
有り金３４円也。
おばさんは、顔を引っ込め、窓を締めた。
つづく

149のつづき（最終回）
あれ以来登とは会っていない。
噂ではホームレスになったという話だ。
今ごろ、あいつは何処で何を考えて、生きているのだろう。
おれはといえば、石井輝男監督の「恐怖奇形人間」
を海賊版ソフトを観て以来、個人で「恐怖奇形人間」の
同人誌を作り。印刷屋で２００冊刷り、即売やイベントで
一冊６００円のリーズナブルな価格で売りさばく日々だ。
売り上げは、月々５〜１０万ぐらい稼いだ。これを期に
バイトを辞め、パソコンを買えば、一般サラリーマンの
月収と肩を並べるのも、そう遠くないだろう。と、思う。
そして、登よ、お前に、駅前の立食いそば屋で、腹一杯
ラーメンおごってやっから、餓死だけはしないでくれ。
登。 おわり

銀座シネパトスでこの間「黒線地帯」と「セクシー地帯」見ました
どっちも良かったです。「黄線地帯」も見たくなった

あとついでに「海女の化物屋敷」「怪談海女幽霊」も見た
こっちのほうも気に入りました。石井とは関係ないけど

『黄線地帯』、最高っすよ。
私小説風フィルム・ノワールの傑作

「黒線地帯」は以前から観たいと思いながら、なんだかんだ
観ないまま・・・途方にくれてます。
近いうちに観ます。それと石井作品ではないんですが、
皆さんのなかで、「地平線ぎらぎら」「恋愛講座」（オムニバス
３部作のうち、どちらかが石井監督作品）「暴力５人娘」
「黒い乳房」「女獣」「カックン超特急」をご覧なられた方は
このスレを通じて、感想などをお知らせください。
この機会に購入する予定なので、宜しくお願いします。

「恋愛ズバリ講座」面白いよ。
次は香川京子の出ている「上海帰りのリル」でも買うか…

『地獄』の制作は、勇気が必要だったでしょうね。

＞地獄

映画のほとんどがオウムの話になっちゃって、テーマというか狙いが
よくわからなかった。あとでつけたしのように林真須美とか出てきたし、
ひょっとしたら最初はいくつかの事件を題材として用意していたのかもね。

でも、ほんとにオウムをやりたくて、あえて「地獄」というカモフラージュを
使ったのだとしたらわからないでもない。勇気っていうか、裁判中だから
オウム側の弁護士を槍玉にあげるのは批判もあっただろうからね。

来月はnecoで「昇り竜鉄火肌」と「怪談昇り竜」

石井輝男作品の最高傑作は、やはり「徳川いれずみ師・責め地獄」でしょ。
「徳川女刑罰史」「残酷・異常・虐待物語　元禄女系図」「明治・大正・昭和　猟奇女犯罪史」
では、石井ワールドにおける良心的な傍観者役に徹していた吉田輝雄まで、
何の罪も無い、いたいけな白人娘を誘拐して全身に刺青し放題の名人彫秀を演じている。
これが、恋人を自殺に追い込んだひとりである娘の父への復讐という意味だけではなく、
自己の名人芸の誇示というモティーフが強いだけに物語的には、救いが無いものがある。
彫秀は、最後は自己の行為を反省するんだが、その時は既に手遅れてってことで。
「石井輝雄映画魂」を読んだ人は知っていると思うが、
シナリオライターの桂千穂先生（早稲田大学文学部卒）が絶賛した作品だね。

全フィルモグラフィーの中から１本選ぶとしたら「いれずみ師」だろうが、
個人的にはカムバック後の「無頼平野」も捨て難い。
特にあの「寂しさの歌」のラストには・・・・ﾟ（ﾉД’）ﾟ・

>>158
おお、貴重な情報さんくすこ。

石井監督が乱歩好きだというのは論じるまでもないのだろうが、
ウイリアム・マッギヴァーン、エド・マクベイン好きというのは、
かなりのミステリ好きだね。
ギャング映画や網走番外地シリーズには、マッギヴァーンやマクベイン作品の
影響もあるのかな。
この人たちが書くものは、ハードボイルドというよりは、ハードな人情噺。
分量も適度で、読み出したらやめられないストーリーテリングに富む。
なんか石井作品と共通する面があるな。
俺がこの人の作品に惹かれるのは、同じミステリ好きってこともあるのかも。

前にテレビで「大脱獄」って映画がやってまして。
出演は健さんと文太兄ィの共演で、番外地シリーズ
のような作品を期待したのだが、内容はシリアスな
感じで、石井監督の荒唐さが抜けた寒々しい
作品でした。こういう大真面目な作風は、健さんには
ピッタリときますが、監督のお遊びがない。というのは
どんなものかと、思います。ただ悪人役の田中邦衛が、
なんとも異様な雰囲気で怪演していたのが、印象に残っ
た。

石井センセイですか・・・。片山由美子がエエですよね〜。

＞１６３さん
小生はどちらかといえば、橘ますみかな(*＾＾*)
男優は文句なく丹波哲郎先生です。

「温泉あんま芸者」（橘ますみ）
で、目をくるりと回して、舌を口元にニョッキと見せ、
て微笑む。彼女のテレ笑いが自然で良い。

「徳川いれずみ師責め地獄」
では、隘路を逃げ惑う健気な彼女が、食肉用に吊るされた
小犬を見据え、一瞬顔が綻び、クスッと一笑するシーンも、
自然に出てきた微笑であろう。

彼女は一瞬演技をしていない素の表情を見せてくれた石井ワールドの貴重な人材であった。

湧いた

私は賀川雪絵萌えですね。

>>164
貞操帯の鍵回してポキッってのは、橘ますみ?

>>166
>貞操帯の鍵回してポキッってのは、橘ますみ?
あれは片山由美子。

　　　　　　　　　 (ﾟДﾟ) 〜〜〜〜〜〜〜〜３

　　　　　　　　　　　　 (ﾟДﾟ)〜〜〜〜〜〜〜〜〜３

　ｵｶｧｰｻｰﾝ
ｵｶｧｻｰﾝ
（♪ア〜ア〜アア〜♪ア〜アア〜ア〜♪）


　　このシーンで目頭が熱くなって、ほろりときたのは俺だけですか？

>>167
おお、さんくすこ。
いつも一等地を抜けた論考をあえてここで披露される博愛の精神には頭が下がりますよ。
今後ともご指導ご鞭撻をお願いいたします。

＞168さん
それは「網走番外地」の一作目で、手錠の脱獄で、
怪我した囚人の南原を、置き去りに去ろうとする
健さんの背後から、弱々しくおっかさ〜んと、口ずさむ
あのシーンなのでしょうか？
南原がおっかさ〜んと、呼ぶと、健さんの子役の少年の
声が絡み。巻き込まれて酷い仕打ちを受けたにも関わらず、
健さんは、囚人の南原を助けるんですよね。

何故、たすけたのでしょう？

それは全人類の普遍的親子愛の絆なんですよ。

このシーンは泣ける。

>>170
> あのシーンなのでしょうか？

お約束の「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間」でしょ

丈五郎の暗黒舞踊と源三郎がキチガイ病院に入れられるシーンのwmv

ttp://up.isp.2ch.net/up/e09acc4b8ed2.zip

解凍パスはメル欄参照

>>172
これじゃパスわからないよ〜。
ちゃんと教えて。

>>173
そのままだったよ。
土方の大変良いシーンから始って堪能しました。

>172
あ〜、つづきが観た〜い！

先日、「温泉あんま芸者」を見直しました。
人間の性(さが)といいましょうか、なんといい
ましょうか〜。これ人生哲学ってやつですかね。
橘ますみ嬢が、処女で、実直な町医者吉田に
ゾッコン。
・・募る思いは自分の操を捧げたいんだけど、ソッ
ポを向かれっぱなし、そんな一途な乙女心を理解
せえへん。吉田の真意がわからん。と思われた人も
おるだろう。それにしても、性と人間は苦の渕から
沸き上がる一抹の気泡ですな。この映画を通して、
無条件に誰かを愛せる人たちだっているんだ。って
いう損得なしの男女愛が素晴らしい。値踏みするだ
けが人生ではない。一途に誰かを愛してみなはれ。
そういう映画です。

http://elife.fam.cx/a013/

>>176
いいねえ〜

網走番外地の一作目と２作目では、ガラリと空気が変わっと
りますね。なんか２作目以降から、このシリーズのベースが
できあがったという印象が見受けられます。特に、網走という
閉鎖的なニュアンスから、オープンに本編は自由に開放された
感じがありますね。続編をヤクザ映画と名付けるよりも、む
しろ、冒険活劇と冠を与えたくなる作風です。
形式上はヤクザですが、ヤクザ社会の暗さがなく。どちらかと
いえば、寅さんシリーズの１コマを観ているよーな味わいです。
こういう『あっさりした』感覚を全面に押し出した、さわやかな
な映画もあったのか〜。と、再認識させられました。映画ならで
はのおもしろさですね。

>>179
「続・網走番外地」は、ラストの立ち回り中のマリモのキャッチボールのように、
ギャグなのかマジなのかわからないテイストが早くも見られますね。
一転、３作目の「望郷編」は、日活アクション調の任侠映画になってました。

シリーズの他の作品を見ても思いますが、意識していたか否かはわかりませんが、
日活活劇的爽快さと、石井的抒情性のバランスが絶妙ですね。
もちろん、東映的人情も撮れる人ではあるんですが。

で、どこで落とせるんだよ

>>180
どう考えてもギャグだろ。いやギャクのはずだろ(w

それにしてもなんで東映は
異常性愛ものをビデオだけでなくＤＶＤで出さんのやろ？

おまえたちのようなまともな体の奴らには
かたわ者の苦しみなどわかるまい。
世間の白い目、嫌悪の目、嘲笑、軽蔑　何もわかるまい

>>183
DVD出したら買っちゃうじゃないか…
あんなのどこに置いとけばいいんだ(w

『無頼平野』も出してくれよ。
吉田輝雄とか前田通子とか復活させるの旨いねえ。

番外地シリーズの最高傑作は望郷篇という呼び声が高いですね。
確かに完成度は他の追従を許さない程の出来ですし、健さんの
魅力が全て結集してますね。仇敵の杉浦直樹扮する結核を患っ
た殺し屋が内容に厚みを加えての登場といい。子役の少年にし
ろ、待田京介の男っぷりにしても、これほど絶妙な取り合わせ
はあまり類をみないというか、それぞれの配役がバランスよく
整合した成功例ですね。特に健さんの魅力もさることながら、
準主演の待田京介の持ち味が素晴らしい。この人のポジション
は実によかった。

ロケがまたいいんだわ。

あ、でもちょっと網走番外地からは外れてると思うよ(w

「よっ、２７番！」
ヨダヘイゾウとシャバで偶然に再会。
続網走番外地より〜。

しかし、幾ら故郷とはいえ、
「続」"網走"番外地でいきなり長崎って頭おかしいだろ!? 石井輝男は。
普通は札幌くらいで手を打つだろ。

個人的には
『北海篇』
が一番好き。
『駅馬車』の見事な換骨奪胎。

北海篇も良いですが、やはり、望郷篇でしょう。
万人受けを狙うなら・・・。
「大雪原の対決」ですかね。上田吉二郎のニセ鬼虎
と、極悪息子の内田良平の親子関係は、どうなってんの？
結局、親子共々、刺殺されてしまった。
他には、国景子と吉田輝雄の関係。無銭飲食のところ、ひ
ょんなことから、ヒモ同然に寝泊まりするわ。たぶん
ふたりはプラトニックな関係だと、推測。で、国さんに
貢いでもらった吉田は、借りをつくったまま、何も返せず
復讐の旅に出る。
なんてカッコワルイ男なんだろう。単に利用しただけだぞ〜。
しかし、それを吉田輝雄が演じると、そんないい加減な男には
到底見えないのだ。むしろ、それがあってあたりまえ、やけに
さっぱりとして、説得力があるんだな。

>>185
「無頼平野」のビデオ持ってます。
レンタル品の中古流れで入手しました。
ところがなんとタイトルは
「昭和侠客外伝」！
モロ今風Ｖシネマの安っぽいパッケージデザインになってます。
ところがところがリバーシブルジャケットになっていて、
「昭和〜」をひっくり返すと「無頼平野」が出てきてこれもビックリ！
こちらは内容どおりのあのレトロなイメージのデザインで、
加瀬大周、岡田奈々、佐野史郎、吉田輝雄の顔が並んでます。
これ、けっこうレアなんだろうな〜。
最近は「ねじ式」がないかと中古ビデオ屋をひそかに回る日々です。
（すでに「ゲンセンカン主人」も入手してます）

『ねじ式』はDVD出てるじゃん。

「ねじ式」「無頼平野」も貧乏臭い映画で、へんにそこん
とこがリアルなんだな〜。
食えない漫画家の悲惨な暮らし振りとか、血液銀行に集う
人々とか、へんにそこんとこが、昨今の失業者続出の時代
とリンクするんだね。
しかしそこそこ食えるうちは、まだまだ幸福なのかもしん
ない。つげ先生の分身浅野忠信が、同棲相手の藤谷美紀の
援助を断絶されてしまう悲惨な生活振りには、シンパシー
を感じたね。恐らくそのころの求人状況は、今ほど、悲惨
ではなく。探せばいくらでもあったんだろうけど、無頼だ
から〜。あえてやらなかったんでしょう。
いまは仕事がしたくてもできない人々があぶれてるから、
食えない漫画家以下なんだろうけど。そんな底辺に生きる人々の
日常をリアルに再現できる映画監督は、石井監督しかいないと
思う。底辺の心の闇に光を〜。

仮題「底辺の人々」
１．完全に食えない。
２．ホームレスになってしまう。
３．支援団体の物資援助。
４．その傍ら就職活動。
５．住所不定なので就職はきびしい。
６．群像模様

監督は石井輝男氏しか考えられん。

「網走番外地／南国の対決」もなかなか良くできていますね。
谷隼人と大原麗子のやりとりが新鮮でした。
この頃の谷隼人は野生的な容貌が魅力的でワイルドですね。
長髪とアロハとジーパンがよく似合ってます。
大原麗子は「大雪原の対決」よりも、こちらのカラッとした
感じがなんとも良いです。この２人は沖縄の風土にピッタリと
フイットしてます。そして、北海道がよく似合う健さんに関し
ては、やはり冬の北海道がよく似合うというかね。

12/6(土) 20:50〜
ポルノ時代劇 忘八武士道 '73 東映京都 丹波哲郎/内田良平
トークショー：石井輝男
徳川いれずみ師 責め地獄 '69 東映京都 吉田輝雄/小池朝雄
黄色い風土 '61 ニュー東映東京 鶴田浩二/丹波哲郎
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 '69 東映京都 吉田輝雄/土方巽

>198
うおー、凄いな。行きたいけど遠い。
シネ・リーブル博多でこの企画やってくれ！！

「黄色い風土」が入っていますね。あまり上映されたことがない作品ですが。
私も未見ですが、なかなかデキのいい推理映画だったようですね。

４本中、１本だけ普通の映画で、石井＝カルトオンリーの監督、という誤解が解け
ればいいのですけれど。。。

>>200
> 石井＝カルトオンリーの監督、という誤解が解ければいいのですけれど。。。

本当は成瀬の正統な継承者なんだけどねえ。コンテがうまいよね。

まあ誤解されても仕方ない題材扱ったことは確かだわな。
「いれずみ師」(だったかな?)の外人のSMシーンなんて全くの意味不明だし。

>>201
中川信夫の「粘土のお面より　かあちゃん」の続編を撮るはずが、新東宝を辞めるこ
とになって止めたんでしたっけ？　撮っていたらどうなりましたかね？
そんなに観ている訳でも無いけど、東映で撮った初期ギャング映画や、時代劇「御金蔵破り」は、
優れた和製フィルムノワールでしたけどね。

網走シリーズあたりから、随所に逸脱した趣味が目立つようになり、エログロ時代劇で
爆発しましたね。日活が「任侠に怪談も入れて下さい」と要求したばかりに、「怪談昇り竜」
なんか作っちゃうし。
この要求の真意ですが、恐らく日活は、増村保造の「刺青」みたいな、刺青伝奇風味
が欲しかったんじゃないかと思うのですが・・・輝男が撮るとああなりました。

ああ、なっても演出自体は旨いところが恐ろしいやね。

東宝出る時は、確か成瀬にも相談したんだよね。

「恐怖奇形人間」の魅力は、土方巽と暗黒舞踏団でしょう。
土方氏が出ていたからこその映画だ。

吉田輝男の独白がわさびとして効いてますよね。

寒い寒い冬がやってくる〜。
そのたびに、アラカンこと鬼虎の親分が
凍え声で「この冬が越せるかの〜」と呟く。
網走番外地の冒頭を思い出す。

鬼虎の親分も回を重ねるごとに垢抜けてきますが、
やはり一作目の鬼虎さんが、一番リアルですね。

鬼才石井監督もアラカンにはさからえなかった。

ひし美ゆり子の亡八での脱ぎっぷりの良さに比べ、
「鏡の中の野心」は彼女のオールヌードを最後まで
ひっぱったな〜。あの浜辺のラストシーンあっての
映画だね。ほんと内容なんてどーでもいい。
他に石井監督がらみで、三原葉子も新東宝のチラリズム
な路線から、一気に裸体全快ときたからね。
特に東映時代の彼女ときたら、バリバリのセクシーショット
連チャン。あの豊満な胸が身服で圧迫した感じが、新東宝
時代の彼女の良さだという方も勿論いるけどね。

200を超えてしまった。まさかここまでくるとは
思わなかった。いままでのカキコミは、すべて本番
前のリハーサルだ。これからはディープにいくぜ！
１の新東宝から石井ファンとややこしいハンドル名
できたが、これからは名無シネマ＠上映中でいきまっ
せー！！

「恐怖奇形人間」は、恐怖に支配された狂気の世界を、
実はストレートに描いてるんですよね。
土方巽が扮した人物には、それが端的に出ていた。
なぜ
あの男はあそこまでエキセントリックになれたのか？
それは狂おしく動く肉薄が、映画の含有量を超えて、
闇の心を覗きみさせるからだ。役者は言葉と感情を
巧みに使い表現するぶん、凝固してしまう側面がはり
付かせていく傾向があるけど、土方氏の場合は、ま
ったくその逆だから、表現の奥行きが、他の役者とは
まったく違い。深いんだな。

懐かし邦画板に「網走番外地」スレできたよー。
みんなおいでー。
http://that.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/1066321567/l50

「キルビル」の目玉引っこ抜きは「ヤクザ刑罰史・私刑！」を思い出させた。

自由が丘武蔵野館でオールナイト。監督トークショウあり。

http://member.nifty.ne.jp/shimo2/showcine/jiyugaokamusashino.htm
12/6(土) 20:50〜
ポルノ時代劇忘八武士道 '73 東映京都 石井輝男 丹波哲郎/内田良平
トークショー：石井輝男
徳川いれずみ師責め地獄 '69 東映京都 石井輝男 吉田輝雄/小池朝雄
黄色い風土 '61 ニュー東映東京 石井輝男 鶴田浩二/丹波哲郎
江戸川乱歩全集恐怖奇形人間 '69 東映京都 石井輝男 吉田輝雄/土方巽

徳川女系図を見ましたが、意外とおとなしいですね。当時はこれでも大顰蹙だったのでしょうか？

>>212 >>213はどうすれば確実に見れるでしょうか
並ぶしかないですか？

自由が丘武蔵野館はオールナイト前売り&整理券があるんじゃないかな?
だから、どこかで時間潰す必要はあるかも知れないが、並ぶ必要はないはず。

URLから辿れるから劇場に問い合わせてみて。
shoucineのBBSに劇場の人登場してるみたいだからそこでも返事あるかも。

確か『盲獣vs一寸法師』オールナイトの時は、坐り観も出たような…
けど今回はさすがにそれはないんじゃないかと…

賀川雪絵とかアンヌが舞台挨拶に来てくれねえかな。

＞２１４さん
当時はそーだと思います。
けれども、スプラッター映画を見慣れた世代からすれば、
物足りなくみえますが、内容部分は色濃くていいですね。
その点が今は希薄・・・。

それにしても、石井輝男監督は次世代に影響を与える、カルト
の巨匠ですね。
タランティーノにしろ、ジョン・ウーにしろ、石井監督のエッ
センスを継承している。

石井監督の支離滅裂な展開は、「片腕ドラゴン」にも匹敵する
おもしろさだ。
王羽監督と石井監督の感性は、よく似ている。
「直撃 地獄拳」のあとは、「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」
で決まりだ！！

さて、恐怖奇形人間を見に行くとするか

千葉ちゃんの「直撃 地獄拳」はおもしろいよ。
特に３人のやりとり（千葉・佐藤・郷）は、お互いが
おもしろいネタを出し合って、撮られたというだけあって
笑いにヒネりがあるし、何かと千葉ちゃんが、相棒の郷氏に
『このトンチキ』と絶妙なタイミングで吐くシーンも笑える。

それと、窓から転落した黒人のツワモノに捨てゼリフを吐く。
千葉氏。
「歩道が痛むぜ！」には爆笑！このセンスいいっす。

>215

お問合せありがとうございます。
明日の石井監督のオールナイトには
整理券を出す予定はありません。
当日の8：40開場予定ですので、
その頃ぐらいで大丈夫だと思います。
それではお待ち致しております。
自由が丘武蔵野館　長澤

こないだ「奇形人間」（もう何度目かわからんが）を見に行ったのだが、
10歳ぐらいの少女を連れた母親が、受付のお姉さんに、
「成人向けですので……」
と、入場を断られ、すんなり帰っていく光景を目撃した。
お母さん、「少年探偵団」か何かと間違えたんだろうか？

かくいう私は、映画狂の父親に連れられて、９歳で「ブリキの太鼓」と「家族の肖像」の
二本立てを観たり、深夜映画の杉本美樹のスケ番もの観たりしていたのだが、
おかげで今や立派な２ちゃんねらー。

自由が丘武蔵野館オールナイト行って来ました。
しかし石井監督って気持ち悪いくらい若々しくて元気だな。
来年元旦がちょうど80の誕生日らしいが、
まったく信じられん。
それから、まあ予想はしてたけど、
ほんとに人の善いおじさん（おじいさん）だね。
あの人柄と上映作品のグロさのギャップで、
今回は鑑賞後なんとも妙な後味が残った。
んでもって武蔵野館、来週は丹波先生がついに来るのか・・・

>>222
今回の「オールナイト」、やっぱ年齢確認やってなかったよ。

本当に丹波ちゃんに花束渡しに来てくれるでしょうか。
来てくれたら嬉しい！！！！！

自由が丘武蔵野館のBBSに昨日のトークの司会してた人が
書き込みしてるけど、それ見ると本当に来るみたいだよ。

石井先生、８０才ですか〜。お元気でなによりです。
ぜひ、これを機会に「明治　大正 昭和 猟奇女犯罪史」
「ハレンチ」も上映してほしい〜。
舞台挨拶に橘ますみ嬢と吉田輝雄伯がきたら、おいら
目から鱗がでちゃうよ〜。

奇形人間って今やってませんかね？

先週まで自由が丘武蔵野館のレイトでやってたんですけどね。＞奇形人間
次にかかるのは同じく自由が丘武蔵野館で年明け10日のオールナイト。
併映は『幻の湖』『日蓮と蒙古大襲来』『太陽を盗んだ男』。

石井輝男版「地獄」は「キンキンのルンペン大将」と並ぶ、この名匠の２大愚作だと思う。
もし由利徹が健在で麻原役を演じられたら、あそこまでヒドくはならなかっただろう。
女優は、前田通子（上品な老け方だがわたしのタイプではない）を除いて大根役者ばかりだ。
しかも、地獄の責め苦のセットの安っぽさはともかく、責め苦のシーンがあまりにも短い。
中川信夫の「地獄」や「東海道四谷怪談」のように、最初は悪気はなかったのに、ちょっと
したボタンの賭け違いから、将棋倒しのごとく悪事を重ねて極悪人になっていくような筋立て
にした方が、オウム事件の本当の怖さは浮き彫りになるだろう。（本人もそれは百も承知だろう
が、作品のレヴェルを犠牲にしても、やっぱりそういう描き方はしたくないんだろうね）

『温泉あんま芸者』、ダウンロードできるのね…
http://www.otona-eiga.jp/movie/more/m094.html

sageてしもうた…

番外地シリーズのヒロインで一番よかった女優って、
やっぱ嵯峨三智子さんかな〜。他はあんまり印象ないな〜。
三原はんはヒロインというより、準ヒロインって感じだし。
大原麗子は年齢的に子供っぽいし。真理明美は存在が希薄だ
ったな〜。宮園さんは古風すぎる。もっと現代人らしく演じて
ほしいな〜。あと誰だっけ〜？

>>229
>最初は悪気はなかったのに、ちょっとしたボタンの賭け違いから、
>将棋倒しのごとく悪事を重ねて極悪人になっていくような筋立て
>にした方が
実際のオウムや麻原がそうじゃないのにそんなもってまわった
筋立てにしても白ける。
笑いに昇華されない安っぽさを生むだけ。

>>223
人の善いおじさんなんて、とんでもないよ
天才ですからねえ

狂い咲きサンダーロードのスレに対抗して、こちらも
そろそろ爆発暴走族シリーズで、盛り上げましょう。
あちらは１ヵ月遅くはじまったにも関わらず、700だもんね。
そんなにあの「狂い咲き〜」って映画はイカしてんのかに〜。

なんだこの橘ますみの出演作リストは？
最後の二作品は冗談きついぜ！

http://www.jmdb.ne.jp/person/p0077760.htm

>>236
訂正をお願いしているんだが、直してくれない。

来年の３月中旬から、渋谷シネ・ラ・セットで
「盲獣ＶＳ一寸法師」が公開されるそうですよ。

新年早々うれしいニュースだ！

　ｵ　　　ｶ　　　ｰ　　　ｻ　　　ｰ　　　ﾝ　　　！！！

　＊　。　＊　　ﾟ　　　＊　・　　ﾟ　　＊
　。＊　(ﾟ∀ﾟ )　＊　.ﾟ　。　( ﾟДﾟ)　・　＊
　　ﾟ　・.　ヾ　　。ﾟ　　・　　　〃　　｡
　　・.ﾟ　　　ヾ　：　＊　ﾟ　・〃　　＊ﾟ

この物語は灰色の部屋の中から始まる。
隔絶された灰色の部屋……大正１３年秋……

ねんねんこ〜ろ〜り〜よ〜、ねんねんこ〜ろ〜り〜、
坊やはよ〜い〜こ〜だ、ねんこ〜ろ〜り、お〜寝〜よ〜、
オニ〜が〜、来ぬ間に〜、ねんこ〜ろ〜り〜
（「殺し屋人別帳」でも、アラカンが大正琴持って歌っておりましたね）

がんばーれ　ちよじ！

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/onnatati/
ラピュタ阿佐ヶ谷で新東宝時代の石井監督作品やってるよ。
『肉体女優殺し 五人の犯罪者』『女体桟橋』『女王蜂の怒り』

『肉体女優殺し〜』は『映画魂』で監督が語ってたとおり
三ツ矢歌子がとても可愛くてビビった。

今週金曜日までラピュタ阿佐ヶ谷でレイトショー公開中の田口哲監督「女王蜂」を
見ておくと、その続編として製作された石井輝男監督の「女王蜂の怒り」（これは、
今度の土曜日から上映ね）が、どれだけスマートで新鮮な感覚に満ちた作品として
迎えられたかが、よーく理解できるよ。多羅尾伴内と深作のギャング映画ぐらいの
感覚の違いがあるからね。
しかし、中川信夫の「女死刑囚の脱獄」のキャストから若杉嘉津子を落とすとは、
ラピュタのチラシ担当者も、ちょっとね……まぁ、しょうがないか！

「盲獣ＶＳ一寸法師」公開まで落とさせないぞ

渋谷で三月だってねえ。
この前自由が丘武蔵野館で見た時はひどい画質だったけど、
今度はビデオじゃなくてフィルムで上映されるのかなあ。

「体張って仕事した挙句にイヌ扱いか･･･とんだ御褒美だな･･･」

>>246
渋谷のシネ・ラ・セットはDLP上映だけだから、
少なくともフィルム上映はないなー

というか、確かもともとがDV撮影だよね？

だいたい70歳代後半にもなって、自分でDVカメラ回して映画撮ろうなんて、
意識持った監督がいるかあ〜！　それだけでも石井監督は確信犯だよな。
「盲獣vs一寸法師」の予告篇だって、ナレーション自分の声だぜ。
監督自らのカメラワークが観られるなんて、塚本監督の次に、快挙だよ。

日本のカルトの帝王が石井監督なら、
アメリカのカルトの帝王は、ラス・メイヤーとくるね。
昨日、ワイルド・パーティって作品観て、ふと石井作品
を連想した。やはり、異名持つ２人は作品の質も似てますな。

輝男は成瀬巳喜男直系だから、演出も無茶うまいよ。
ラス・メイヤーと違って。

オイ、自由ケ丘武蔵野館が閉館だってよ。
毎年何かしら石井輝男作品をかけてくれてたのになー、残念

まじ!?
この前の輝男特集、人入ってねーなあと思ったら、
「今日はいつもよりたくさん入ってる」って言ってたから気にはなっていたんだが。
マニアックな番組のわりには、劇場が大きすぎるんだろうねえ。
残念だね。ユーロスペースくらい大きさになって帰ってきてくれないだろうか。

>>253
この際シネ・ラ・セットとかアップリンクファクトリー規模でいいから、
なんとか自由ケ丘を引き継ぐ名画座が欲しいよ。スクリーン大きいのは
魅力なんだけど無くなるよりはずっとマシ。

で、最終日の2/28はオールナイト、最後の最後は『恐怖奇形人間』

名古屋で「恐怖奇形人間」上映してたりこれからするような館ってありますか？

つーか、大井武蔵野館が先に閉館になって
自由が丘がずっと残っている方が七不思議だった。

>>256
お昼にはドラエもんとかもやってんですよ。

山平武義「任侠映画が青春だった」←これに網走番外地の話、一章分出てくるよ。

さっきのテレ朝見た人います？

何やってた?

いつのまにか「地獄スレ」が消えましたね。
カルトを語るスレは、とりあえずココだけだね。

今月の東映チャンネルは
『ギャング対ギャング』『ギャング対Gメン 集団金庫破り』
をやるね。オレまだ観てないしビデオ未発売だから必見。

2/25(水)〜3/2(火)に浅草名画座で、
「いれずみ突撃隊」高倉健/杉浦直樹だってさ。

http://member.nifty.ne.jp/shimo2/showcine/asakusameiga.htm

『盲獣VS一寸法師』
渋谷シネ･ラ･セットで3/13より公開。
初日舞台挨拶の予定あり。

狭いから混みそうだねー

石井輝男監督、出演者による舞台挨拶決定！
■3月13日(土)
12:25の回終了後、14:00の回上映前
ゲスト予定：石井輝男 リリー･フランキー 塚本晋也 他
■3/21(日)
16:35の回上映後、18:40の回上映前
ゲスト予定：石井輝男 藤田むつみ 平山久能 薩摩剣八郎 他
※各日当日AM9:00より劇場窓口にて整理番号付き入場券の販売開始。
　（当日券の御精算、または前売券と引換え）
※お一人様一回の受付で１枚の販売。
※写真・動画・カメラ付き携帯電話での撮影は不可。

もうすぐ公開なのでage

今日から公開のなのでage

>>265
3月27日(土)　ティーチ・イン
21:15分の回上映後
ゲスト　石井輝男監督

が増えたのかな?

http://www.cqn.co.jp/THEATER/lasept/lasept.html

舞台挨拶でリリーフランキーが坊主になってた。
ｲﾒﾁｪﾝ？

坊主？
帽子被ってるだけじゃないの？

http://www.fjmovie.com/ishii/mojuvs/img/butai01.jpg

J-WAVEに石井輝男生出演中age

みんな、もう観たの？
誰か感想聞かして。

あちこちで語っているが、
石井のモストフェイバリットがデビッド・リーンだというのはどうしても解せんｗ

「映画秘宝」で石井監督と荒井美三雄監督が
土方巽や東映エログロ路線について対談している。
新東宝についての記事もあって（・∀・）ｲｲ!

今月号買わなきゃ。
今『怪談昇り竜』鑑賞中。

■4月2日(金) 舞台挨拶
レイトショー(21:15〜)上映前
ゲスト予定：石井輝男 細野佑美子 園子温 中野貴雄
■4月9日(金) トークショー
レイトショー(21:15〜)上映前
ゲスト予定：リリー・フランキー 轟夕起夫

映画秘宝見て恐怖奇形人間見たくまりました。ビデオ化無理でたまに
ひっそりと上映してるみたいですがこれからもそういった機会があるのでしょうか？
見たことある方がうらやましいです。

>>278
東京都内だと年に2-3回くらいどこかでやってるかな？
自由が丘が閉館しちゃったから減るだろうね。

恐怖奇形人間はトラウマだ。

新東宝時代の石井作品に多く出演した三ツ矢歌子さんが、
先日他界。ご冥福をお祈り致します。
「肉体女優殺し 五人の犯罪者」の踊り子。「天国に結ぶ恋」
の劇的なヒロイン等。気品のある女優さんでした。

またまた増えた。
■4月16日(金) 舞台挨拶
レイトショー(21:15〜)上映前
ゲスト予定：石井輝男 橋本麗香細野佑美子藤田むつみ

ティーチインの内容

やりたい企画は幾らでもある。例えば…
浅野でやるはずだった太宰の「人間失格」。
東映がやるというので譲ったら、やらなかった。
内田吐夢の「飢餓海峡」のリメイクを違う視点で。
高倉健主演で「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン」
本人もやりたいと言っているが、２、３臆かかるのでまだまだ先の話。
これを最後の監督作品にしたいと思っている。

後は忘れた…

白線秘密地帯が５月にチャンネルＮＥＣＯで放映されますね。
これって、プリントが一部紛失して、ＤＶＤソフトも未発売
なんだけど、そこの部分を無しで放映するんでしょうかね？
続いて６月には、「男の世界だ」（ハンサムタワーズ出演）
小畑絹子出演「０線女狼群」と、未発売作品が放映されるの
で、待ち遠しい限りです。
わたくしごとで恐縮ですが、やはり、ラインシリーズと
くれば、三原葉子なのである。

「黄線地帯」でメチャかまととぶった役なのに、
やっぱりダンスシーンがあって、そこはいつもの三原なのがとても微笑ましい。
「キライ！」

セクシーラインを観ていて、あっ知らない人ばっかじゃんと、
画面を観てると、あっあっ！！！この人知ってるよくテレビに
でてるじゃん。マジ！うわ！若くてカワイイ！！マジ！
と、新東宝の「し」の字も知らん奴に見せた反応が、そこに
集中・・・池内淳子と名前が出てこないところが、なんとも
可笑しく。けれど、そんな奴でも、知ってる池内淳子は、
やはり、大女優なのであった。

>>286
じゃあ次は「花嫁吸血魔」だな（ｗ

新東宝出身で、現在でも、現役で活躍している俳優
さんて、超ビッグな俳優さんばかりですよね。
男優では、菅原文太、丹波哲郎、宇津井健、高島忠夫
女優では、池内淳子（あれ・・・池内さんだけなのか・・・）
主役級の女優さんで、彼女程成功した人っていないんだよね。
映画にテレビにと・・・。特に一時期、お茶の間のヒロイン
として、テレビのチャンネルを回すと、割烹着を着た池内
さんが、夜９時台の番組で高視聴率をキープしてたから、
新東宝の女優陣のなかでは、別格だね。他に三ツ矢さんや小畑
さんは、昼ドラの女王だったけど。池内さん程の、一庶民の
人情味はだせないんだね。どこか品のいい山の手のお嬢様
って感じで、生活感がないんだ。もちろん、池内さんは、その
どちらもウマク演じわけられる人なんだよね。

池内淳子論
彼女は新東宝時代よりも、むしろ、東宝移籍後の時代こそが、
女優として開眼したといっていいだろう。そんなことをいえば、
新東宝があったからこそ、新東宝様々な意見に終始するだろうけ
ど・・・。あえて、東宝時代に出演した彼女の作品こそ、その後
の庶民派女優を決定付けるエッセンスがあるのである。例えば、
準主演ながらも、他の主演女優よりも、深く印象に残る「二人の恋人」を観てもらえばわかっていただけると思う。
もともと、映画よりもテレビドラマで、お茶の間の人気をいち早く独占した第一号も、彼女なんだよね。昭和３５年に放映された昼メロ「日日の背信」のヒロインで、着実に世の主婦族に支持されていく過程が、伺われるのも興味深いね。ちょうどそのころ、
彼女は、新東宝の「セクシーライン」にも出演したりと、多忙で忙しい時期であったのは、想像がつく。「日日の背信」はね。当時はセンセーショナルな内容で、且つ斬新な企画だったんだよね。

池内淳子論２
「セクシーライン」の彼女は、それまで清純派路線で売り出し
た池内淳子のイメージを崩し、斬新なスタイルで登場した。
彼女曰く、マンネリな娘役にはかなりあきていたいう。ちょうど
そのころ、昼メロの「日日の背信」の影響の下、自ら汚れ役にも
チャレンジし、役の幅を広げ、一気に注目された。
あの当時を知る多くのファンも、その「よろめき」具合には、さぞ、ショックを受けたことは想像がつく。

新東宝の女優のなかで、一番成功した女優さんは、長い目で
言えば、池内さんなんでしょうけど、あのころは、やっぱ、
三原葉子がダントツだと言えますね。また、三原さんとは、
異なる魅惑なヒロインを得意とする小畑絹子も、三原さんと
は対照的で、役柄的にソツなく演じられる人なのですが、
あえて、新東宝路線を狙えば、小畑さんよりも、三原葉子の
方が、肉感的でグッとくる分、小畑絹子は、お色気振りを
完全に消化しきれない部分、やはり、天性のエロスをホドよく魅せる三原さんとは、相違する自意識なエロスを小畑絹子に見てし
まう。それは、野生的な三原の土着的なエロスとは、一転して
小畑絹子は、知性がエロスに取り入り演技の邪魔をしてしまう
のだけど、そこがまた微妙すぎる程、エロチックなテイストが
出てくる人なんだけどね。

久保菜穂子、若杉嘉津子萌え

新東宝の女優陣で、準主演ながらも、特にこれといった
持ち味やお色気もなく。希薄な印象が少なからず余韻とし
て、静かにほのかに残る女優を、強いて上げるならば、
矢代京子という女優が、必然的に浮かぶ。それを聞いて、
え〜どんな女優でどんな作品に出ていたっけ・・・？
とまあ・・・本質がこの通り見えてこないのだけど、
ほら、「花嫁吸血魔」で、寺島達夫の妹に扮した女優と
いってもピンとこない。その幸薄な希薄さは、いていない
存在に等しい程に、映画史から、最早忘れ去られた女優
といっても、決して言いすぎではない。現に、このカキコ
を読み、いったい何人の人が、瞬間的にイメージできるで
あろうか？
「九十九本目の生娘」では、五月藤江の扮したお婆にさら
われ、「怪談海女幽霊」では、注意深く観ていないと、
あっというまのＥＮＤマークで、出ていなかったのだと
勝手に正当化してしまう程、希薄だ。そんな彼女を是非
探して観てはいかがか、彼女は左京路子程の、いたかも
知れない。あっ、あの時に、指摘をされ、なんとなく出て
いたという印象を、さらに透明にした人なのだ。これって
ひょっとしたら、最大公約数とは無縁に等しい希な存在な
のかもね。ふと、高校の卒業アルバムを観て、同じクラスに
こんな透明感のある澄んだ娘いたかな・・・。と、記憶のな
かにすらいない。そんな女優が矢代さんなのである。

矢代京子か〜。
確かに透明感のある印象率の低い女優なのかもね。
昨今の俳優には真似できる芸当ではないね。

この前、小畑絹子主演の「女獣」を観た。僕は彼女のマルベル堂
の写真や主演のポスターを見ていて、この人が後の大女優にな
ることを、あの当時、静かに確信しており、今思うと、その思
い込みの激しき日々が、大変面白く蘇ってくるのだ。
リアルタイム派の小生の持論も、新人類派の世代の持論も、
太古の頃から、万民に共通して存在する「普遍」とは、誰もが
声を揃えて『美しい』とする心だ。どの時代にも「美人」は、
「美人」とする基準は、古今東西共通の概念なのだ。だから、
小畑絹子は、その基準にならって美人で美しい人なのだ。
では、何故人間は美人を『美人』であるなどといえるのか、
勿論それとは対照的な「ブカイク」な人々の歴史があるからだ。
「ブス」がいて「美人」が彩っていくコンセプトの立て方という
のは、傲慢だけれど、ブスがいて美人が映える、比較論は、何も
美人だけの特権だけではないとする、比較もありなので、個性を
重視する『普通』の甲乙付け難い美人でもなく、ブスでもない人
を何故「ブス」と呼べないのだろうか〜？美人、ブス、普通。
普通という抽象的な人々程、美人は美人、ブスはブス呼ばわり
するのも全ては、普通の人々の基準てものだ。俺は普通が嫌い
だ。

いま新東宝DVD Limited Boxを買うと、特典付の予告編
が見れちゃ運だよね。なかには、「蛇精の淫」とか「九十九
本目の生娘」などのカルト作品目白押しの、予告編特集なの
で、買うか買うまいか悩んでます。特典以外の３作品のソフ
トは購入済なんだけど、わざわざ特典観たさで１万以上払う
べきか〜。どなたか、観た人感想教えてね〜。

監督石井輝男の

男　　性　　巨　　編


↑
「網走番外地」のキャッチコピーだけど、男性巨編って何？

深度720

江戸時代を舞台にした、彫師の葛藤を描いた作品が良かった。
ﾊﾆｰﾚｲﾇって娘がまた可愛くて！
同時代に生きてればもっといっぱいの作品を見れただろうに・・・
出演作を色々ググって調べたけど、見れたのは２つだけ。
うち一つは、どれがﾊﾆｰﾀﾝ？って感じだったし。残念･･･。

「翔べ！」

小池朝雄「(声にならない声)…」

ハニー・レイヌって今は横浜のどこかの酒屋のおかみさんにおさまってるらしいね。

新東宝といえば、やはり中川信夫と石井輝男の名が真っ先に
思い浮かぶ・・・。とはいえ何もご両人の監督以外に関して
云々言うわけではなく、必然的に出てくるブランド名なんで
すね。だからあくまでも自分の意見であることを、前提に語れ
ば、上記の監督の次に順ずる監督とくれば、土居通芳、曲谷
守平とくる。特に土居監督の作品は、もっと過大評価すべき人
物だと作品を観るたびに思うもの。「汚れた肉体聖女」にしろ、
「黒い乳房」にしろ、人間の根本の悪を描かせたら、土居監督
の右にでる監督などいないのではないか。中川監督の悪の根底
を支配するのは、悪になりきれてない弱さを露呈する悪である
のに対し、土居監督の描く悪は、現代社会の闇に潜む悪そのもの
なんだよね。そこで、石井監督の悪の描き方は、娯楽的な要素
の強い悪に一貫しているところに、悪の滑稽さが感じられる描
き方であって、土居監督の描く悪の世界は、リアルすぎて恐く
なる。このリアルさがまさに普遍的な本質を観る側に与える恐
さには冷や汗かく〜。

>>303
> 悪になりきれてない弱さを露呈する悪

「黄色地帯」の天知茂ﾀﾝ…

＞304さん
鋭い！確かにイエローラインの本当の悪は、天知茂扮する
殺し屋ではなく、政界の黒幕らしきオヤジなんだよね。
演じてた俳優は、名脇役の中村虎彦（ワリと善が似合う人な
んだけどね）。しかし、滑稽な悪人だよね。命乞いするトコ
なんて、思わず吹き出してしまうな〜。それに殺し屋を敵に
回してしまうところなんて、頭悪いね。まあ、そこんとこは
娯楽に徹する悪だから、リアリティ抜きで楽しめるけど。
これが土居作品の場合、どーも後味が悪く楽しめないんだな。
「汚れた肉体聖女」なんか、もろその典型。悪というのは、
この映画の場合、表面に現れてこない潜在的な悪を指すん
だけどね。悪というのは根本に愛憎があって、それが
憎悪という形で行為に変わる、その転換地点にこそ、見せ場
となる悪があり、土居監督の鋭さはその一点に集中して
いるってところだね。特に大空真弓と高倉みゆき扮する２人の
間が破綻してしまうところから、物語はただならぬ世界へと、
落ちていくんだけど。まあ、後は観てください。
女の恐さを知りつくしている監督だな〜。