王立宇宙軍

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475お星様!
>>473
あったあった。おまっとーさんです。でわでわ。

「オネアミスの土竜(もぐら)王立地底軍」

作者「人々が『オネアミスの翼』とか『ダーティペア』とか何とかゆったりして宇宙にばかり目をうばわれていたそのころ。
ケツゼンと足元の地面に目を向ける一つの団体があった! そおっ! あの!
王立地底軍である!」
シロツグ「そっ」
(地と書かれた工事用メットをかぶり、シャベルを担いでいる。似合い過ぎ ワロタ)
シロツグ、つるはしで地面を掘っている。そこを通りかかるアベック。
アベック女「あら? 何であんなところで工事やってんのかしら?」
アベック男「ああ、ありゃ工事じゃない。地底軍さ」
女「地底軍? 地底人でも攻めてくるってゆーの? はははははっ」
シ「・・・」
リイクニ「地底軍? 兵隊さんですか?」
シ「いえ、戦争には出ないんです。ただ、その、大きな穴ボコ掘ろうってだけの団体でして・・・」
リ「すばらしいわ。きっと私たちの子孫は、地下街で平和にくらすのでしょうね」
シ「(心の中で)すばらしいかな?」
将軍「諸君!私はここに人類史上はじめて、地殻を突き破りマントル層へ行こうという『有人巨大穴ボコ計画』を発動する!
誰か地の底へ行ってみようという、勇気ある若者はいないかっ!」
シ「私が、志願します!」
仲間たち、一様に止める「なに考えてんだよ!」「やめろよ!」「しんどいぞ!」「クツの中に泥入るぞ!」
シ「諸君! 我々は誇り高い宇宙軍士官じゃありませんか。歴史に残る仕事をしようじゃないか!」
作者「こーしてなんのこっちゃらよくわからないが、世界初の『有人巨大穴ボコ計画』はスタートしたのだった」
ざっざっと掘りまくるシロツグ。
シ「ぬおお〜っ!」



476お星様!:03/08/06 00:39 ID:aERemQU1
>475
続くよ

穴の上からマティが覗き込む。片手に弁当。
マティ「おーい! シロツグ。メシだぞーっ」
シロツグ「おーサンキュー!」
作者「その頃、共和国では王国の地底計画は自国の安全にとって脅威となるのではないかと考えていた」
ネレッドン「お、おまー」
作者「時間が無いので割愛するが、ともかく慎重な論議の末、ただちに王国撃つべしとの結論に達したのであった」
ネレッドンの書記「戦場は“最新兵器”の実験場となるでしょう」
戦闘開始、しかしなんだか兵器は調子が悪い。
空中給油機1「わ〜っ!!」フラフラ飛行
   〃   2「わわっ」ガクガクと先端が揺れる
   〃   1と2「ひー」慣れてない
   〃   3「うわーっ!!」ちゅどーん
戦車どうしがぶつかる「わっ」「げっ」慣れてない
バズーカが暴発「うわっ!」バムッ
マ「シロツグっ! 大変だっ、共和国軍が・・・」
シ「えー? なんだぁ」穴の底にいるので状況がわかってない
マ「攻めてき・・・わ〜っ」
敵側の戦車が迫ってくる。マティ逃げる。
追いかける戦車、穴のふちにつまづく。
戦車「あら?」
がくっとバランスを崩す。
戦「わ〜っ!!」
ズルッ! ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ。
グシャッ。
シ「ギャッ!」
ラスト、リイクニ登場。ニヤリと笑いながら
リ「愛の奇跡、信じますか?」ねっ?

おしまい