中村雅俊さん「今週末からあの、初主演映画という。」
内山理名さん「あ、はい。」
中村さん「『卒業』です。」
内山さん「はい。」
中村さん「もう『卒業』というと、歌のタイトルにもよくなるし、映画でもあの、ダスティン・ホフマ
ンの『卒業』とか、いろいろあるんで。」
内山さん「ありますね。」
中村さん「ま、そういう意味での、『卒業』というと、やっぱなんかから、卒業する話なんですか?」
内山さん「そうですね、ほんとに、いろいろな意味が含まれた卒業なんですけども、ま、あたしと堤真
一さんがま、親子なんですけども。」
中村さん「親子!?」
内山さん「はい。(笑)」
中村さん「あれ、堤っていくつだっけ、まだ40くらい?」
内山さん「あ、あの、30たぶん、まあ、後半だと思うんですけども。」
中村さん「あーはいはい。」
内山さん「でもこの役では41ぐらいで、あたしが20歳の役でして。」
中村さん「はいはい。」
内山さん「ちょうど20歳ぐらいの時に生まれた、子供っていう事なので。」
中村さん「なるほど。うん。へー。」
内山さん「でもちょっと恋愛も絡んできたりとかして…、父という。」
中村さん「あの誰、父との恋愛が出るの?」
内山さん「はい。」
中村さん「それ、実の親子ですよね?」
内山さん「もちろんです。」
中村さん「あーはいはい。」
内山さん「でも、その20年間会っていなくてって事なので。」
中村さん「あ、そういう事なんだ。」
内山さん「はい。でその中でやっぱり、父親にもちょっと踏ん切りつけてほしいとこがあったりとか、
であたしも卒業しなくてはならない部分があったりとか、って意味で、いろんな意味が含まれた『卒業』
という映画なんですけども。」
中村さん「フーン。へー。」
中村雅俊さん「でやっぱりこう、まあ今までもそういう、主演とか、あると思いますけど、その、映画
のこう、主演を、やると、やっぱり適度のプレッシャーっていうか。ただあの、特に今週末からこう公
開になるっていうと、今度やっぱり、お客さんがね、入ってほしいし、またあの…、評価っていうかね、
映画自体は、皆さんどういうふうに、感じて観てくれんだろうかっていうようなそういう、気持ちの良
い、プレッシャーもね。」
内山理名さん「はい、そうですね。」
中村さん「うん、あるんで、なかなか。」
内山さん「そうですね、そういう事もほんとに体験できる事ってないですから、嬉しく思って、何か、
なんか気持ち良く、迎えたいなーとは。」
中村さん「なるほどね、ええ。」
内山さん「でも、結構、卒業のシーズンにちなんだものだったりもするし、ほんとに幅広く観られるも
のなので、たくさんの方に観てもらいたいな。」
中村さん「そうですね、他にも谷啓さんとかね、ええ、いろんな方が出てるんですけど。」
内山さん「そうですね。」
中村さん「まああの、親父さんとは、もう20年ぶりくらいに遭って、ああこれが、私のお父さんなのかっ
ていう、そのお父さんという意識と、もう。」
内山さん「男。」
中村さん「男というその意識を持って。」
内山さん「そうですね、やっぱり、なんかずーっと父親探して、でストーカーのようにずーっと見てる
んですよ、あの、部屋から。」
中村さん「はいはいはい。」
内山さん「こちらの、家の中から。」
中村さん「あー、探し当ててね、はい。」
内山さん「探し当てて、ずーっとつけて歩いて、何してるかとか、ずーっと見てるんですよ。ただ、やっ
ぱり男の人をずーっと見てたりとかすると、どこかやっぱり恋心というものが生まれてきてしまうん…
ですよね。」
中村さん「うーん、ありますよね。」
内山さん「うーん、ね、なんか。」
中村雅俊さん「よくあのー、映画なんかでもさ、映画に限らずあの、よく刑事もので、張込みみたいの
するじゃないですか。」
内山理名さん「あ、はいはいはい。」
中村さん「あのさ、刑事が、なんか、犯罪を犯したかもしれない、その…、女性をずーっと24時間こう
見張ってて、で彼女の日常のその。」
内山さん「あー。」
中村さん「何て言うんだろ、こうルーティーンみたいなのが決まりきった事をなんか見てると、だんだ
んとその、その刑事と、その犯罪者っていう立場よりもなんか男と女の。」
内山さん「あー。」
中村さん「その何があるわけじゃなくて、こう見てると、なんか知らないけど、会話もした事ないのに、
なんかこう、好きになってしまうみたいなその、ずーっと見てるとね。」
内山さん「あー。そっか、やっぱりその人の良いところとかも、ねーわかってくるからですかねー。」
中村さん「うーん、わかってくるかもわかんないでしょうねー。」
内山さん「きっと。」
中村さん「ねー、まあでも、ぜひとも、ええ3月の15日からですか、公開は?」
内山さん「あ、はい。」
中村さん「え、ぜひ、ね、もう。」
内山さん「ぜひ、観て下さい。ただすごく、ゆっくりとした映画なので。」
中村さん「うーん、わりとでも話から、やっぱり満足感みたいなのがね。」
内山さん「そうですね。」
中村さん「ええ、ひしひしと伝わってるんで、ええ、まあ良いんじゃないかと思いますけどね。」
内山さん「(笑)はい。」
中村さん「ええ、まああの…、タイトルは『卒業』ですからね、意外と皆さん『あ、卒業?』っていう
感じで。」
内山さん「そうですね、入り方は凄く入り易いようなものだと思いますね。」
中村さん「ですね。」
内山さん「が、みんな卒業ってありますからね。」
中村さん「ありますよね。」
内山さん「うーん。」
中村雅俊さん「まああと卒業しきれない大人の人もいますけどね随分、この周りを見渡してもね、ええ
ええ。『早く卒業しろよ!』みたいな事を、もう言いたくてしょうがない、人物もいますけどね。」
内山理名さん「(笑)結局大人の卒業って一番大変だと思うんですよね。」
中村さん「ねー。」
内山さん「あたしが思うに。」
中村さん「まあいろんなステップありますからね。」
内山さん「(笑)大人になる時ステップっておっきくなるじゃないですか。」
中村さん「なりますよー。」
内山さん「大人の卒業って難しいなーって、感じますね。」
中村さん「ほんとだよね、大人になってから…、まあいろんな卒業があるんだろうけど、こんな厄介な
事ってないですね、気がつくとね。」
内山さん「ハハハハ、そうですね。」
中村さん「ええ、ほんとに。」