アレクサンドル・ソクーロフ諸作品について語ろう

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1名無シネマ@上映中
実験映画作家か世界の巨匠か。
新作「エルミタージュ幻想」の公開が近いロシアの偉大な監督、
アレクサンドル・ソクーロフを語ろう。
2名無シネマ@上映中:03/02/15 19:43 ID:5Cma4IAG
2
3名無シネマ@上映中:03/02/16 03:42 ID:jAUDgsvi
あっちっち!
4名無シネマ@上映中:03/02/16 04:30 ID:R/3IyrZV
勇気あるスレ立てたな!
OK、その意気や良し。
映画ファンでも、「誰それ?」という反応が半分くらい、
名前だけ知ってるひとがさらにその半分、
そして残りのほとんどは「観たけど、なんだこりゃ?」だと思われる。
頑張れよ。
おれは味方だ。
とりあえず「日陽は静かに〜」か「マリア」ぐらいから語り合うか?
(エルミタージュ幻想観てないの・・・モレク神も・・・)
5来訪者:03/02/17 00:11 ID:BWPvJaiY
おぉぉ!!遂に来たぁぁぁ!!
っていうか実は以前ソクーロフスレを落とした来訪者です。
皆さん、きちんと長く語りましょうね。
「日陽は・・・」は劇場で観た感覚が忘れがたい。
あの冒頭の大胆な空撮を大画面で味わい、それから一気にトリップした。
6名無シネマ@上映中:03/02/17 00:37 ID:0ilrI74p
おーい、1のひと〜
立てっぱなしかね?
せっかく反応があったんだから、なんか書きこめよ。
あんたはソクーロフのなにのどこが好きなの?

おれ?すまん、1本も観てない(笑)
「フルスタリョフ、車を!」は観たけどな。
ソクーロフも興味あるよ。
7来訪者:03/02/18 20:35 ID:6QlouLtR
あげましょう
8名無シネマ@上映中:03/02/19 00:56 ID:Es4Bapri
発酵ってさ、タルコ目指してはみたものの、
知性とセンスが足りずに(略
エルミタも好き嫌いわかれる予感。
ついでにタイトルで騙してるような気がするしね。
実験的だか何だか知らんがロシアでも知名度は低いぞ。
さて、どうよ?
9.:03/02/19 01:02 ID:p3/k0Q/4
Molochだっけ、ヒトラーとエヴァ・ブラウン撮った作品。ヒトラーが
アウシュヴイッツのことを知らなかったというくだりがショッキング
な夢幻的な作品。印象に残ってるよ。
10名無シネマ@上映中:03/02/19 01:08 ID:8O9x17/N
短編だけど「マリア」はわりと普通にいい映画じゃないか?
11名無シネマ@上映中:03/02/19 01:25 ID:8O9x17/N
たぶんソクーロフは日本人の誰よりも高く新藤兼人を評価してるんじゃないかと思う
「映画におけるイントネーションの可能性を非常に明確に示したのが、新藤兼人監督
の『裸の島』なのです。」
「このイントネーションというのは、目差しや動きのイントネーションです。
これは単なる造型性ではないのです。たとえば女性が俯く時のイントネーション。
それから息を引き取ってしまった息子の遺体を眺める時の目差しのイントネーション。
こうしたイントネーションは『裸の島』にはあるんです。」
今、これほど、熱く、『裸の島』について語る人間は日本にはいないだろう。
インタビューでも小津の話より新藤兼人の話の方が熱がこもっているように感じる。
日本を舞台にした『オリエンタル・エレジー』は『裸の島』を意識したのだろうか?
もっとも当の新藤監督はソクーロフの言うことはチンプンカンプンだろうな。
12名無シネマ@上映中:03/02/19 01:41 ID:8O9x17/N
死というテーマを扱った時に特に独特のこだわりがあるね
「マリア」「ロシアンエレジー」「精神の声」
13名無シネマ@上映中:03/02/19 01:43 ID:8O9x17/N
ああ、それにしても「エルミタージュ幻想」はリテークするたびにあのエキストラを全員、集め直したんだろうか?
14名無シネマ@上映中:03/02/19 01:50 ID:dnxEDUem
ソクーロフって「魂」とか「芸術」とか「精神」とかなんかそういうの好きだね
しかし映画は素晴らしい
でも、8本くらい見たが、どれがどれか忘れた。特にモノクロ系のが。
見終わるとなんか自分が偉くなった気がする。
こういうのがいいって言うと、退屈なのをありがたがってるとか思われるんだろーなー
どっかのスレだと特に
>>8
今は知らんけど、露西亜じゃ人気薄みたいですね。
『発酵』はでも、いかにも「芸術的」になってない分だけタルコよりぜんぜんいいと思うけど
まさにどうしようもなさが発酵しておる。粘り強い感じでいい。
15名無シネマ@上映中:03/02/19 01:58 ID:8O9x17/N
そういえば「精神の声」は亀井文夫の「戦ふ兵隊」を意識しているような気がした
「裸の島」とか「戦ふ兵隊」とか、日本映画の影響の受け方にもソクーロフの
独特のこだわりが見えるような気がする

ところで、ソクーロフって、エイゼンシュテインのモンタージュ理論については
どう考えているんだろう?
タルコフスキーはモンタージュ理論に懐疑的だったはずだけれども
16名無シネマ@上映中:03/02/19 09:15 ID:nDE/nO7b
14は本気?
17名無シネマ@上映中:03/02/19 11:47 ID:t1pdPatW
なんか、盛り上がらないね、このスレ

とにかくドラマ、ドキュメンタリーの見境なく次々と作り続けるパワフルさは凄いね
どちらかと思うと内向的な性格の人だと思うのだが
殻に閉じこもって理屈を云々してるのでなく悠々と次々、作っているのは超人的
タルコフスキーには出来ないことだろう
またエイゼンシュテインほど、理屈派ではない
>15
モンタージュ理論は当然、否定的だろう
1カットの映画を作るのだから
18名無シネマ@上映中:03/02/19 11:58 ID:/Sfba3WR
とは言え
タルコフスキー>>カネフスキー>>ソクーロフ>>>>新藤兼人なわけだが。
19名無シネマ@上映中:03/02/19 12:05 ID:t1pdPatW
>>18
エイゼンシュテインはどこに入るのでしょう?
20名無シネマ@上映中:03/02/19 13:18 ID:t1pdPatW
まあ、タイプの異なる作家に無理に順番をつけても仕方がない気もする
自分の個人的な評価で順番をつけてみることもかまわないが
そもそもやろうとしていることがカネフスキーとソクーロフは違う

よく分からないが
ソクーロフには「これが映画なんだ」という触覚的な独特の感覚からくる
こだわりがあるようだ
フィルムに対する非常に触覚的な感覚がある

ロシア映画は、エイゼンシュテインがモンタージュ理論を築く一方で
妙になまなましい触覚的な映像を探求してきたのは興味深い
プドフキン、フツィエフ、ムラートワなどの作家が流れがソクーロフにいかに
繋がっているかも再考すべきかもしれない
21名無シネマ@上映中:03/02/19 14:03 ID:/Sfba3WR
タルコフスキー>>カネフスキー>>ソクーロフ>>>>新藤兼人
>>>エイゼンシュタイン>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>石井克人
22名無シネマ@上映中:03/02/19 19:26 ID:AfVIZ1Y2
ソクーロフの「偉人」ドキュメンタリー(?)はなかなかに面白い。
無名時代のエリツィン、晩年のタルコフスキー、作家ソルジェニーツィン、
そして最近は日本に来て島尾敏夫夫人のミホと・・・・
とかいってもほとんど観る機会がないんですけどね。どっかで特集上映やらねーかな。
23名無シネマ@上映中:03/02/20 00:03 ID:3jC3xLmT
よくいわれるけど
芸術家としては優れたタルコだが
純粋に映画としてはソクーロフのほうが・・・
今の邦画が非難されてるみたいな感じで
ロシアで嫌われてたりしないのかね? 海外のアート系映画オタク向けに作ってるだけだろが( ゜Д゜)ゴルァ!
みたいな。一時期のドイツでのヴェンダースの扱いみたいな
24名無シネマ@上映中:03/02/20 02:13 ID:Wlz9VbxN
1983年の「嘆かわしい無関心」って作品、日本に来てる?
山田和夫が、
「他のソクーロフ作品にくらべると猥雑で奔放なブラック・ユーモアがきわ立つ。
寺山修司と鈴木清順を足して二で割ったようなふしぎなスタイル。」
と紹介しているのだが。
25来訪者:03/02/20 09:15 ID:LA0gSJnm
>>24
多分別訳で「痛ましき無関心」としてレンフィルム映画祭で公開されたと思う。
詳しいことは分からないが、画面効果などかなり異質なことをやっているみたいですね。
これと「ボヴァリー夫人」を基にした「救い、守りたまえ」は観たいなぁ。
26名無シネマ@上映中:03/02/20 12:15 ID:IkEn6eiZ
http://www.pan-dora.co.jp/hermitage/frame_top.htm

内容ないんすけど・・・・?
27名無シネマ@上映中
ほう・・・