アレクサンドル・ソクーロフ・・・

新作「エルミタージュ幻想」を観て、
改めてこの人の映像への攻撃的な姿勢を再認識。
レーニンを描いた「獅子座」の公開はまだ〜〜〜？

次回作「昭和天皇」が楽しみ！

お〜ソクー炉不！

早速お気に入りに追加だ!

「静かなる一頁」の女の子可愛かった。

エルミタージュ幻想の感想希望！
映画一本丸々長回しってだけで燃えるが。

地方在住なので、都内上映の観たい映画が溜まると、ふらっと出かけるが、
「モレク神」を追っかけて阿佐ヶ谷くんだりまで足を伸ばしてしまった。
「エルミタージュ」は何気なくテレビ版を観ていたら、
ＮＨＫハイビジョンチャンネルなんかでやるってんで驚いた。
（ソクーロフとＮＨＫはなかなか縁強い。
「オリエンタル・エレジー」も「交差」も突然ＮＨＫで放映した）
まずハイビジョン映像の華麗さに驚いた。いつものぼやけた感じはどこへやら、
きらびやかな帝政ロシアの美術が圧巻であります。しかもあまりケバケバしくなく、
微妙な色調でまるで絵巻物のように進行していきます。
でも、ハイビジョン映像って確かすんごいデータ量なんですよね？
９０分カットなしで、カメラに大容量のハードディスクを積んで（接続して？）
撮影したらしいんですが、技術的にもかなり最先端のことをやってると思う。
最新テクノロジーさえも、求める映像への道具にしてしまうソクーロフ。
今後どういう方向へ向かっていくのだろう？

衛星でやるのは>>6さんが言うような理由でやらないのかなぁ・・・

うちハイビジョン見れないから困るよ、本当に。

>>7
あ、でも残念ながら二ヶ国語、字幕無しだったので、
ちょっと安っぽい日本語吹き替えで観ました。
今度、渋谷のユーロスペースで一般公開されるので、改めて観ようかなと思ってます。
ソクーロフは作品数が多い割りにちょびちょびの公開なので、追っかけるのが大変。
いっぺん、ソクーロフ映画祭なんか開いてはくれんものか？

>>8
ですな。

この人はフィルムだろうが、ビデオだろうが、メディアにこだわらず
どっぷりと「浸からせる」映像を物にしてくれる。
確かに、観客をかなり限定するタイプの人だし、
思いっきりひとりよがりの自主映画だって言われても仕方ないが、
こればっかりは自分の生理にぴったり合うとしか言えない。
人にどう勧めたらいいかさえ迷う。

そうだね。
でも漏れに言わしてもらえば｢ひとりよがり｣って意味がよくわからない。

アクの強いオリジナリティ→ひとりよがり

ってことになるんだろうか。

なんか変な話ですね。いっつも思うけど。
普通に作家性と済ませばよいものを。

僕は｢セカンド・サークル｣と｢日陽はしづかに発酵し・・・｣しか
見ていませんが、フィルムから漂う寒々しい終末観がたまらなく好きです。

それほどこの監督に関して詳しいわけではないので質問ですが、よく
｢タルコフスキーの後継者｣と言われる所以は何なんでしょうか。

誰かご存知でしたら宜しくお願いします。

「エルミタージュ幻想」では、「日陽はしづかに発酵し･･･」と同じ曲
が使われてるのに気づきましたが、あれは誰の曲ですか？
ご存知の方、教えてください。

あげ

>>11
タルコフスキーとソクーロフは非常に微妙な関係で、
はっきりした師弟というわけでもなく、
しかし、ほとんどお蔵入りになっていたソクーロフのデビュー作「孤独な声」での才能を
見初めたのがタルコフスキーとのことです。
ソクーロフは文化人や知識人を扱ったドキュメンタリー、
「エレジー」シリーズの一本として「モスクワ・エレジー」と題する
晩年のタルコフスキーを取材したドキュメンタリーを撮っています（残念ながら未見）
同じロシア人（ソ連人）、一見難解な作風と、共通点の多いことからソクーロフの旧作品が
公開されるにつれ「タルコフスキーの正統的後継者」と評価されることが多いわけですが、
私としては作品を見比べてみると、実は似て非なる作風の芸術家との見方を強めています。

なるほど。
孤独の声に関するエピソードは知りませんでした。そういう経緯があったのですね。

けれど僕も来訪者さんと同じ意見で、二人の作風は全く違うと思います（まだ2本しか見ていませんが）。
主人公が物思いに耽ることが多い（笑）という点では似ているのかもしれませんが・・・
どこがどうとは言えないのですが、表現方法が全く違いますよね。
なんというか、ソクーロフのほうがより前衛的な感じがするというか。

初心者には何がお薦めですか？
「静かなる一頁」見たんですがサパーリでした。
罪と罰を知ってないとダメなん？

来訪者さん召還あげ

来訪者、今ごろ帰宅だったりします。
自分も最初の特集上映のとき、初めて観たのがその一本「セカンド・サークル」というもので、
これがまたさっぱりだった覚えがあります。
それから約一年ソクーロフとかいう人の映画はもういいやと、傍観していたのですが、
ふとした拍子に観た「ロシアン・エレジー」というのを観たときに、
何の苦も無く自分の中にすーっと入り込んでくるのが驚きでした。
それからはずっと後追いで、追っかけてます。
「ロシアン・エレジー」はドキュメンタリーだか、実験映画なんだか、アートなんだか、
はたまたどれとも違うかような代物だけど、とりあえず貴重な体験として残る一本だと思います。

でも大きいところでもなかなか置いてないとこが痛いよな、ソクーロフ。

私のソクーロフ関連散財記録
　○ビデオ購入（確かセルオンリーだった）
　「マリア」\4,500
　「セカンド・サークル」￥7,500
　「静かなる一頁」￥7,500
　「ストーン」￥7,500
　「ロシアン・エレジー」￥7,500
　「日陽はしづかに発酵し・・・」￥11,500
　「精神の声」￥9,800×4本組
　○書籍
　「ユリイカ　ソクーロフ特集号」￥？（1,500円くらい）
　○劇場で鑑賞
　（金額不詳：都内の劇場で上映館を探し、観に行った。
　　群馬よりの往復交通費、入場料など少なくとも10回分くらい）

自分でもちょっと怖い。いったいいくら使ったのだろう。
大体映像ソフトにしたって、あのころはDVDなんて選択肢は無かったのだ。

>>20
あららら･･･
よほどソクー炉不がお好きなんだね〜

かくいう自分もセカンド･サークルのビデオは買った。
高かったけど。
そういえばまだソクー炉不関連って一度もDVD出てませんよね。
どうにかしてくれないかなぁ。

>>21
これだけ金はたいて、あっさりDVDボックスとか出たら、腹立たしいですけどね。
（真似して）ソクー炉不関連、辛うじてDVDが出てますよ。
日本三部作とかいうので、
「ドルチェ――優しく」
「オリエンタル・エレジー」
「穏やかな生活」
というビデオで撮影した日本が舞台の半ドキュメンタリーです。
私は最後の一本だけは見ていませんが、これはちょっと買うのはって感じで、
あんまりお勧めも出来ませんけどね。でも見かけたら買うんだろうなぁ、やっぱり。

いかん。落ちそうだ。
「エルミタージュ幻想」公開くらいまで引き伸ばしてくれ〜〜

>>22
そうでしたか･･･すんません勉強不足で･･･

お詫びに持っているチラシから『エルミタージュ幻想』の公開情報を少し。

2月22日から、ユーロ･スペースにて上映。
時間は11:00、1:00、3:00、5:00、7:00の5回。（※但し11:00の回は3月21日まで）

特別鑑賞券も1400円にて発売中で、ぴあほか、ファミリーマート、セブン･イレブン、
サンクスなどでもお求めください、とのこと。

リピーター割引というのもあって、2回目からは、半券を提示するだけで1300円で
見れるということです。

う〜ん、楽しみ！
僕もあげさせてもらいます。

エルミタージュの豪華プレス付鑑賞券（２２００円）買った人感想キボン