162 :
名無シネマ@上映中:
ZEROESさん、おめでとうございます。今年もよろしく。
私は「ジャッカルの日」みたいなのを期待していたので、「ザ・シークレット・サービス」の恋愛については正直「?」なんですよ。
あの作品ではプロ同士としての関係に終始してもらった方がよかったような気がします。
ただ、クライマックスで「あなた、死んじゃイヤ!」みたいな展開にならなかったのはありがたかったですけど。
ところで、この作品での御大は演出にも口を出していたんでしょうか?
「ダーティハリー5」などは監督が身内みたいなもんでしたが、ペーターゼン監督とは意見対立があったりしたのかな?
163 :
名無シネマ@上映中:03/01/03 10:27 ID:+CZk0YP7
確かに、あの恋愛描写は見ていて照れくさいですよね。アイスクリームのくだりとか。
それまでのイーストウッドは、恋愛に対して奥手か、無骨かどちらかでしたものね。
良くも悪くも、その後の作品は、女性関係について、かなりだらしない役が増えているような気が。
ペーターゼンによると、御大は、撮影中は俳優業に徹していて、いっさい口出ししなかったそうです。
ただ、スタッフの証言によると、ある時、セットに額をぶつけてコブを作ったので、傷が見えないように撮ってくれないか、と頼んだところ、
きっちり絵コンテを書いて撮影に臨んでいた監督、困ってしまったとか。
そのスタッフは、イーストウッドだったら、即座にカメラと照明に指示を出して、
即興でポジションを替えただろうに、と思ったそうです。そういう、スタイルの違いはあったようですね。
164 :
名無シネマ@上映中:03/01/03 11:20 ID:u4HQaIZx
俺は「ザ・シークレットサービス」は、「ジャッカル」と全然違うところが
かえってよかった。
「ジャッカル」みたいに、大統領暗殺という陰謀を緻密な大俯瞰絵巻で
描くような映画に、御大は似合わない。
この映画はひたすら、フランク・コリガンという一個人の再起の物語
であって、大統領暗殺も恋愛も、そのためのおぜん立て。
はっきりって、レネ・ルッソはホテル窓際での名場面で御大のそばに立つ
それだけのために出てたと思ってる。
言わば、観客の代理。
「ザ・シークレット・サービス」か。
イーストウッドの敵役のマルコヴィッチがよかったね。
個人的には敵役としては「ダーティー・ハリー」のさそりに並ぶ。
今、スカパーCSN1で放送している「ファイヤーフォックス」
何に、144分版だ、リピート録画しようとしたら今日が最後の放送・・・・
167 :
名無シネマ@上映中:03/01/03 22:30 ID:eutaxiRV
>>180 それは貴重だ。画質音質ではDVDに敵わないが、カットシーンは無視するには
長過ぎる。LDを処分しなくてよかったと思っている。
168 :
名無シネマ@上映中:03/01/04 16:51 ID:lbEa8tdp
あけましておめでとうございます。
以前このスレっどで紹介されていた、クリントイーストウッドカレンダー、
アマゾンで買いました。
いきなり朝は御大のするどい睨みで眼が覚める毎日です(w)。
それにしてもハリーキャラハンはやっぱ渋いなぁ。
169 :
名無シネマ@上映中:03/01/04 18:33 ID:v/WovVNB
>きっちり絵コンテを書いて撮影に臨んでいた監督、困ってしまったとか。
へえ、ペーターゼンって、そういうタイプの監督なんですか。
サクサク撮影する御大と違って、雲待ちとかしてそう。
この映画で一番好きなのは屋根の上の追跡シーンですね。
マクダーモットとマルコビッチの銃撃戦を見せず、御大と一緒にジリジリさせたり、
銃口をくわえたマルコビッチを射殺するかどうかのジレンマに陥るくだりはペーターゼンの
面目躍如だったと思います。
まあ、「Uボート」や「ネバー・エンディング・ストーリー」は絵コンテなしじゃキツイよね。
シークレットサービスで、屋上からぶら下がる御大を上から撮った絵は
なかなか凄い絵ですな。
変な杭(?)にしがみつこうとして、もぎ取れる時ホントに頭に当たってるね
ロードショーで、実際に本人がビルの壁面にしがみつくようにぶら下がってる
舞台裏の写真(実際は足をかけられるよう、足場が組まれていた)を当時見て、
すっごい楽しみにしてたのを思い出した。
出来は期待以上でしたが。