もういいよ…
>>638 今日は、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」を鑑賞。
あちこちにフェリーニの影響が見られ、興味深かった。
>>932 ドナテッラね。顔に似合わないデカイオパーイがいいよね。
個人的にはエグバーグやマガリ・ノエルはあまり好みじゃないんだけど
彼女は良かったな。わりと日本人受けしそうな可愛らしさがあるんじゃないかな。
941 :
名無シネマ@上映中:03/07/06 18:42 ID:8Xg1WrcS
正直
生涯に一本大傑作とってくれれば観客には十分です。
そりゃあ監督にとっては生涯傑作とれるにこしたことないだろうし
裕福な生活おくれるだろうけど
それは観客にとって全く別の話。
批評家じゃないんだからさ。第一全部みてる人なんてまずいないよ。
映画を見る=自分の人生 だったら
そりゃああ まずいでしょう。いくらなんでも。
映画をみるために人生があるわけじゃない。
他についてもいえるけどね。
本を読む。野球を見る。 これは人生のほんの一部。
学習行為だとおもってる。
たまにそういう勘違いする人多いけど人生の早いうちに気付かないと駄目だよ。
>>941 言ってることはわかるつもり。
フェリーニに関して言うなら、10本見ているけど、「アマルコルド」と「サテリコン」
があれば、ほかは要らない。
しかしながら、あれこれ作家を語るのは楽しいもんだよ。
そういう楽しみもあることはわかってほしいね。
943 :
名無シネマ@上映中:03/07/06 19:26 ID:KHp+Hx1X
>「アマルコルド」と「サテリコン」があれば、ほかは要らない。
どうしてこう思えるのかが不思議なんだよなあ。アマルコルドが面白いと
思うのであれば、当然「ローマ」も面白くないか?
サテリコンが好きならカサノバもトーンは違うけど、人工世界の地獄極楽めぐり
みたいな感じで同じようなノリで愉しめると思うだけどね。
ゴッホやターナーのタッチとかあるでしょ?あれと同じで、ある画家のタッチが
好きだったらどの絵だけが好きで他はいらないっていうのは変な気がするんだけど。
>>943 「ローマ」「カサノバ」は未見だからね。見たら気が変わるかもしれない。
しかしながら、ずーと晩節を汚したと書いているように、「すべて好き」とは
ならないね。
944
未見だ、未見だって誇るように言うの止めてくんないかな?
いい加減うざいよ。見ていないなら少しは謙虚になれよ。
>>945 見てないものを、見てないと言っているだけですけど。
「いい加減うざい」なら、スルーするなり、このスレ自体無視するなりしてください。
>>943 そう言えば、昔NYを訪れた際、メトロポリタン美術館で、とんでもない規模の
ターナー展をやっていて驚きました。
947 :
名無シネマ@上映中:03/07/06 21:27 ID:0cwcttcK
「甘い生活」って評価低いの?
一番凄いと思ってるのですけど
>>947 一般的な意味では、最高傑作ととらえられているんでは?
シネフィル的にも、一般的にも。
「アマルコルド」のようなノスタルジックな作品というのは、損だよね。
949 :
名無シネマ@上映中:03/07/06 21:35 ID:+TAdPY8F
最高傑作は「道」じゃないのかな。
シンプルだけど心を動かされる名画だ
>スレ自体無視するなり
あんたがすべての元凶なんだからあんたが来なくなればいいんだよ。
どのスレ逝ってもうざがられてるでしょ?
いい年した中年のおっさんなんだからもう少し自覚を持てば?
951 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 00:52 ID:lPrqF0gR
>>947 「甘い生活」の面白さってイマイチよくわかんないんだよね。
なんか荒涼とした精神風景を見せられてるようで、観ていて憂鬱になる。
気分としてはルイ・マルの「鬼火」とかに近いような印象があるんだが、
何がそんなに凄いんだろうか。
「鬼火」は「甘い生活」よりも、アントニオーニの映画群と
比較したくなるなー。
>>950 「自覚」ねえ。少しはあるけど。
「鬼火」は名作の香り高い映画だったね。ルイ・マルだっけ?
つまりああゆう深刻さはポーズって気がするんだよな。実存主義だか
ニヒリズムだか知らんが、あれは人生の一面だけしか描いてない気がする。
フェリーニの他の映画も別に救いがあるわけじゃないが、
人生をもうちょっと神秘的に見る視線があると思う。
955 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 22:17 ID:jjAFcX83
ちがうようううううう。
フェリーニの最高傑作は81/2 というのが世界的に定説だようううう。
サテリコンなんて殆ど個人的趣味で一番と思ってたら
あんまり一杯いるんでここきてびっくりだようううう。
変態ばっかりいるようううう。
でも昔スクリーンで一位だったんだよう。
資料ペラペラ。
一位作品 道
2位 カビリアの夜
一位 甘い生活
一位 81/2
一位 アマルコルド
956 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 22:18 ID:jjAFcX83
わすれてた。
一位 サテリコン (ニンマリ)
ルイマル 鬼火 は確か2位だったような。
957 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 22:22 ID:jjAFcX83
同じ頃の人も凄いよ。
パゾリーニ
一位 アポロンの地獄
一位 テオレマ
たしか 2位 王女メディア
ヴィスコンティ
一位 地獄に堕ちた勇者ども
ベルイマン
一位 野いちご
一位 処女の泉
2位? 第7の封印
世界映画史に残る傑作ぞくぞく。
958 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 22:27 ID:jjAFcX83
映画史に残る最近の作品ってなんだろ??
メメント は残るよね。 ね。ね。
959 :
名無シネマ@上映中:03/07/07 22:28 ID:LER/8+2U
>>957 >ヴィスコンティ 一位 地獄に堕ちた勇者ども
何年か前に、映画館で見たよ。最低だったね。
ビスコンティって、映画史上最大の過大評価野郎だと思う。
「ベニスに死す」がまあまあくらいで、あとは軒並みクズだね。
フェリーニやベルイマンなんかと、一緒にするなって感じ。
961 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 00:40 ID:sFKtfaPM
ヴィスコンティはフェリーニほど独自性は無いけれど、
本物の大貴族でしか知り得ない世界を描いていた作家
だと思うね。
962 :
:03/07/08 01:00 ID:+oaQbGa3
>>960 金をつかってるんだけど、貧乏くさいんだよね。
963 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 07:09 ID:fE5LaBZi
甘い生活のDVDってスクイーズでつか?
ビスコンティって、オペラの世界でも演出家として有名人なんだけど、映画では
それが悪い方向に出ていると思う。
豪華な画面だし、重厚だけど、その実、中身は薄い。演出がかったるいし、こころ
に迫らない。
ヴィスコンティは「家族の肖像」がけっこう好きかな。「ベニスに死す」や
「ルードヴィッヒ」もそうだけど、大上段に構えた悲劇を悲劇として撮れる風格を
持った監督だったよね。フェリーニほど好きじゃないけど巨匠だったとは思うな。
966 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 07:42 ID:m1P5mnQT
>>964 ビスコンティこそ、ラブ氏ねさん曰く「リアルタイムで観ないと駄目」
な作家でしょう。
「山猫」も相当かったるいけど、戦争シーンなんかは当時はそれなりに
目を見張るものがあったでしょうしね。
ビスコンティの退廃やら老いやら美意識のテーマは、
自分が年を重ねてそういった問題に切実に向き合わない限り、
ピンとこないかなってのも有りますね。
>>966 いや、岩波ホールで「家族の肖像」を見たし、遺作の「イノセント」だっけも
リアルタイムで見た。
名画座ではあるけど、「夏の嵐」だの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」だの
たくさん見ている。でも嫌い。
968 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 07:49 ID:m1P5mnQT
>>967 リアルタイムで観たのなら、さぞかし若かりし頃に観たのでは?
正直、若者には大概のビスコンティ作品は不向きだと思います。
>>967 ビスコンティの晩年は、わたしの学生時代と重なるんだよ。
すごい人気でしたよ、当時は。
970 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 07:53 ID:m1P5mnQT
>>969 >ビスコンティの晩年は、わたしの学生時代と重なるんだよ。
どこがどう重なるのでしょう?笑
>>970 わたしが学生だったころ、ビスコンティブームがあったんだよ。
「家族の肖像」なんて当時珍しい、単館上映だったけど大ヒットしている。
だから見たわけ。
好きなのは唯一「ベニスに死す」だけ。結局、ああいう作品しか好きになれないの
かもしれないね。
972 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 08:02 ID:m1P5mnQT
>>971 そのブームは若者人気に支えられていたのでしょうか?
で、ビスコンティの晩年と、あなたの学生時代はどのように重なるのでしょう・・
まあ「ベニスに死す」はビスコンティの中ではかなりシンプルな対比の構図
で、世代を問わず感情移入しやすい映画ですよね。私も好きです。
973 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 08:35 ID:jZ5x61Uo
鬱病のときに 81/2を映画館で見たら、めちゃくちゃ 感じてハマリました。
病気回復後に見直したら、なんか 別映画のように感じた。
鬱の時 見ると、すごいです、この映画。
974 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 12:27 ID:z+i9MT/O
フェリーニって絶対色彩映画の監督。
当時は画期的だったかもしれないけど
もともと映像派の監督だから白黒だと弱い。
ベルイマンは観念で語る監督だから白黒でもいいんだけど
フェリーニは色彩でこそ本領発揮する。
甘い生活 81/2 カラーで見たかった。
構図がすごいんだよ。よくみてると。すっごい緻密さ。
こういう腕力のある監督って今いないよね。
みんな弱弱しい。コッポラ キューブリック ベルトリッチ あたりが
腕力監督だった。
変態監督ばっかり多くなって正直嫌。不健康だもん。
フェリーニって性欲真っ盛りの映画とってるけどすっごい健康。
だからみたあと、後味がすごくいい。
人生を基本的に肯定してるから。晩年の弱弱しい作品でも切り捨てられないのは
そういう情感があふれているから。人生万歳。でも寂しいんだよね。
それがとても切なく心をうつ。
だから凄く好きです。
>甘い生活 81/2 カラーで見たかった。
う〜む、「甘い生活」のアニタ・エクバーグがトレビの泉に入水する
有名なシーンなどは、やはりモノクロだから美しいのだと思いますが・・・
個人的好みですが。 他は禿同です。
976 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 17:55 ID:fE5LaBZi
アントニオ博士の誘惑が初カラー作品だけど、その次に撮ったのが 81/2 なんだよね。
カラーよりモノクロにこだわった理由ってどこかで発言してたかな?
「アントニオ博士の誘惑」の音楽が好き。
978 :
名無シネマ@上映中:03/07/08 21:54 ID:obOab1/f
979 :
:03/07/08 22:17 ID:+oaQbGa3
81/2からは構図で勝負しているんじゃないでしょうか?
>>977 いいよねノリノリで。ミルクの宣伝の音楽だっけ。
981 :
名無シネマ@上映中:03/07/09 21:21 ID:40kWEPiM
当時フェリーニは実際 アニタエグバーグと浮気してた。
で奥さんのジュリエッタマシーナは嫉妬の塊だったらしい。
売れりゃゴージャスな女手にはいるから遊ぶよな。
魂のジュリエッタ はまんまの話。
色彩映像はフェリーニの映画の中でも1.2を争うぐらい凄い。
但し脚本弱いんだよね。あとやぱこういう話ジュリエエタマシーナじゃ
辛気くさい。
もっと美人だったらよかったな。主役。
982 :
:03/07/09 22:58 ID:VnUt9uoR
>>981 81/2まんまの世界なんだね。
それでもマシーナはフェリーニに連れ添い、
子供も出来ず。最後には看病による過労で死んでしまう。
なんだが、「道」のジェルソミーナみたいな人だね。
> 甘い生活」のアニタ・エクバーグがトレビの泉に入水する
> 有名なシーンなどは
この撮影、近くで小猫のシーンもあるんだけど
あれだけ撮るのに一週間かかったんだと
三月だったらしいんだが、毎晩周辺を
封鎖して撮影してたらしいよ
アントニオーニの作品でもその場面の撮影現場
という設定があったけどね
> 「アントニオ博士の誘惑」の音楽が好き。
映画のテンポもいいよ
ローマ郊外のEURだけど、甘い生活の大学教授のマンション&
パイプオルガンの教会、カビリアの夜、道にも出てくる
人工都市なんだけど、なぜかよく出てくるんだよ
985 :
名無シネマ@上映中:03/07/10 20:33 ID:WYmXhv0K
ジンジャーとフレッドではフェリーニもう終わってますか?
漏れはテレビに映るコマーシャルの映像を見てるだけでも愉しいんだが。
DVDで出してくれねえかなあ。テープは持ってるんだけど色が滲んじゃって見る影もない。
986 :
名無シネマ@上映中:03/07/10 20:43 ID:bwdp0vDX
ジンジャーとフレッド は 普通の監督さんだったら
心温まるじんわりした傑作ということになるだろうな。
アカデミー賞でもノミネートされたんでは?
天才だあ俺は天才だあというフェリーニ節がきこえてこないんだよね。
なんかなごんでいる。老いの寂しさ、人生に対する愛しさ。
ああ、おじいちゃん の映画。
彼の作品としてはね。ただ傑作の部類にははいるんだろうね。
年取るとこういう風になるんかなと。
俺は多分死ぬまで 走っていると思う。
ひとそれぞれだ。
そろそろ次スレを立ててくれ。漏れはめんどくさいからやらない。