1 :
おしえて:
2001年宇宙の旅って、どんな解釈をしたらいいの?
ぐいぐい惹かれて最後まで観たんだけど、黒板の意味や、ラスト
どう理解すればいいの?
みなさんの解釈を教えて!!
(同じスレが過去にあったらごめんなさい。一応チェックしたつもり)
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:31 ID:RkD1GOn8
見たままでいいじゃん
3 :
おしえて:02/04/25 00:33 ID:xI+YQ+t+
なるほど。
と、言いたいところなんですが、観たままは??????でした。
そういう映画なのだろうか?なんか主張があるような?
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:34 ID:d+bFodJ4
えー、優秀な人間が、神様になるお話。
黒板に「木星へ行け」って書いてあったんじゃなかったかな。
むかぁし、SF雑誌のマンガで見た。
6 :
おしえて:02/04/25 00:35 ID:xI+YQ+t+
ますます混乱(笑)????
全ては植物人間になったのび太が見た夢だったという夢オチ
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:38 ID:IwWk9VkP
巽孝之の「『2001年宇宙の旅』講義」(平凡社新書)なんかを読んでみたら。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:38 ID:d+bFodJ4
要は、
最強のコンピュータに打ち勝ち
最後は
地球をおもちゃにしてあそぶくらい
神の域に進化したというオチです。
10 :
おしえて:02/04/25 00:41 ID:xI+YQ+t+
>9
この映画、とても有名ですが、最近始めて観たんです。
当時の批評とか、解釈もそんな感じだったのでしょうか?
11 :
超マジレス:02/04/25 00:42 ID:N7QVQAN4
どう解釈しようと観た人の勝手です。
12 :
おしえて:02/04/25 00:42 ID:xI+YQ+t+
>11
なるほど。それはごもっともです。(苦笑)
13 :
:02/04/25 00:43 ID:IiK6Y9vV
キューブリックのオナニー映画なので(略
14 :
おしえて:02/04/25 00:45 ID:xI+YQ+t+
>13
そうか。自己満足の映画ですかねー。
その割にはこの映画好きっていう人多いですね。なんか分かる気もします。
きっちり解釈しようとする事が間違っているのかな?
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:50 ID:RkD1GOn8
黒板は何かを考えましょう
16 :
おしえて:02/04/25 00:52 ID:xI+YQ+t+
>15
すんません。それが一番よく分からんのです。
なんらかの解釈をご存知なら教えてー!すっきりさせてくれー!!
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:54 ID:N7QVQAN4
>>14 今でこそ名作って言われてるけど、
当時はそんなに評価が高くないんだっけ?
そこら辺詳しくないので誰かよろしく。
ちなみに自分は初めてみたの十数年前だったけど、
当時でもちゃんとしたSFとして観れる位作り込まれた
設定やヴィジュアルにまず感動した。
そしてストーリーも意味深的でいい。
モノリスやHALが何を象徴しているのかって考えるだけでも楽しい。
それが例えキューブリック監督の意図した事と違ってもね。
きっちり解釈したければすればいいと思うよ。
それもまた楽しいかも?
18 :
ちなみに:02/04/25 00:54 ID:xI+YQ+t+
HALは、IBMのアルファベット1文字ずつをずらしてネーミング
しったって本当の話なのだろうか?
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:54 ID:RkD1GOn8
神の存在を信じましょう
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 00:57 ID:4Qbzpy7v
>1
単純に考えて良いと思う。
神だかなんだか知らないけど、超が付くような奴らが
地球と人間(の前の生き物)に眼を付け、
生き物を『次の段階』へと進ませる物・モノリスを置いていった。
で、今の人間になって、で、今の人間を『次の段階』へ進ませる為に
再びモノリス大活躍。
あのゴーッってシーンは『人の次』へと向かう描写で、
人には理解不能を映像化したかったから理解不能っぽい絵が続く。
ラストのスターチャイルドは眼が大きいでしょ?『人の次の段階』って事。
きっと神だかなんだか知らない奴らは、そのズ〜っとズ〜っと先の者達なんでしょう。
いいかげんな解釈だけどスマソ。
21 :
おしえて:02/04/25 00:58 ID:xI+YQ+t+
>17
そうですね。「意味深」なところが良いのかも知れませんね。
でも結構きになりますねえ。
ちなみに自分は、オープニングで音楽のみで数分間真っ暗な状態に
いきなり驚かされました。
出来れば劇場で体験したかった。
22 :
おしえて:02/04/25 01:00 ID:xI+YQ+t+
>20
ありがとうございます。
なんか、かなりすっきりしました。なるほど、なるほど。
23 :
ちなみに:02/04/25 01:01 ID:xI+YQ+t+
誰か俺の質問にも答えてくれー!!
24 :
ちなみに:02/04/25 01:04 ID:xI+YQ+t+
だっ誰か・・・。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 01:05 ID:hb6c91Kx
小説「2010年宇宙の旅」では、
モノリスのことを「スイス・アーミーナイフのようなものだ」と
いっておりました。
小説版は楽しいです。でも映画のほうも・・・もの悲しくて
あれはあれでありですな。
26 :
ちなみに:02/04/25 01:05 ID:xI+YQ+t+
ちなみに、「ちなみに」は「おしえて」と同じ人間です。
一人二役です。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 01:05 ID:RkD1GOn8
そう
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 01:05 ID:hb6c91Kx
29 :
おしえて+ちなみに:02/04/25 01:07 ID:xI+YQ+t+
皆さんありがとうございました。
HALも本当だったのですね。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 01:09 ID:GBObDfuu
おおっ、ちょっとだけ祭りだあー、どーれ。。
あれ?もう終わり??
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 01:10 ID:RkD1GOn8
パンナムは倒産してないぞー
32 :
おしえて:02/04/25 01:12 ID:xI+YQ+t+
>30
すんません。すっきりしたら眠くなりました。
(身勝手を許して)
33 :
30:02/04/25 01:25 ID:GBObDfuu
そっか、良かったね。おやちゅみ。。。
誰かなんか、語って。
34 :
けんちゃ:02/04/25 03:17 ID:/S7T6aJ4
2010年をみるとHALがなぜ暴走したかくらいは
わかると思う、、
HAL=IBM説は淀川先生が影山民夫との対談で
語ってた。10年くらい前の「クリティクス」?
とかいう番組です。まだビデオ持ってます。藁
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 06:21 ID:qq30Pnwz
何十年も討論されてきたこの映画をわずか30スレで解決!!
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 06:46 ID:kXAuOJed
ちょっと前に似たような板がありました。
38 :
シチズン:02/04/25 08:03 ID:oDlCXMrn
クラークが「幼年期の終わり」でも同じことやってますよ。
「超人待ち」という他力本願な状況を、わざわざ映画にすることが
アメリカンに理解できなかったんでしょう
見た通りの進化する話だと思うね
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 14:39 ID:4Qbzpy7v
何だかめちゃくちゃ抽象的に見える映像が多いので、きっとこの映画は
謎だらけに感じられるんでしょう。
実際はカナ~リ具象的かつ唯物的な映像作品だと思う。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 14:42 ID:BsCESwe3
ディスカバリー号の外見は「精子」であり、
そのスペルマが宇宙的なオマムコであるスターゲートコリドーに突入して
スターチャイルド(新人類)が生まれたという見方もあるみたい。
まさに具象的かつ唯物的…
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 15:21 ID:Qp3o/DvS
>>40 つーかそういうことなんだよ。
この映画は性的なものを連想させるシーンがたくさんあるよ。
つーか最初の方でいきなり猿がハリガタこすってるじゃん。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 15:50 ID:ZYWNhJc0
おしえて君、はやく起きろ!面白い話になってきてるぞ。
HALを殺害したのは「神」の意志ですよね。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/25 20:01 ID:5R3+vJLN
ちなみにこの映画の初公開の頃、ちょうど「猿の惑星」も始まってて
客は皆そちらに走っておったど。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 00:56 ID:fKZE9qjj
これ、原作読まないと意味判らないんだよ。監督がわざと説明不足にしてるから。
だからこの作品を「世間で名作といわれてるから」名作だ、という人は俗物で、「訳がわからん」というほうが正直。
私は原作を読んでいるので意味が判ったが、キューブリックの映像センスが自分に徹底的に合わないのが良くわかった。キモチワルイ映画だ。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 01:00 ID:CPQXmldI
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 01:35 ID:k661qoyG
この映画って元は取れたんですかね
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 02:27 ID:+98m0+Qc
2001に原作は存在しないでしょ。キューブリックとクラークの共同脚本なんだから。
小説はクラークの書いた小説版2001
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 02:47 ID:I2sRuDvH
>>45 >私は原作を読んでいるので意味が判ったが
最後のだんだん老人になっていく場面の意味を説明してください。
続編にあたる「2010年」を見れば、全ての謎は解ける。
深読みする必要無し。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 03:26 ID:vOm/TXJ9
2001年って意味を追求する映画でないと思うけど。
会話のないシーンは全部飛ばしてみました。
さっぱりした映画なんですね。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 05:18 ID:LE9l6Fj8
「無分別な発展は危険だよ。」ということですね。
人類は次の段階に進んでもっとよく考えよう、という映画。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 06:53 ID:OrvgHBT6
>人類は次の段階に進んでもっとよく考えよう、
スターチャイルドは人類ではないような気がするが。
人類が猿ではないように。
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:02 ID:Yv5hnWIs
人類はいまだ骨で殴り合ってる猿と大差ないような気がするが。。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:02 ID:OrvgHBT6
最後の意味不明な映像の連続は、主人公の見ている非現実の
幻覚のような、無意味な映像の連続なんですか?
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:05 ID:kXSA2Rdx
猿がモノリスに触れて猿人に進化し
人類がモノリスに触れて更なる進化を遂げた
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:06 ID:OrvgHBT6
>>55 「骨で殴り合ってる猿」じゃなくて「猿」と人類は違う。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:09 ID:OrvgHBT6
>>57 あー、なるほど。
人類と主人公の関係が
猿と猿人の関係にあたるんですね。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:16 ID:Yv5hnWIs
視点がちがうのね。。
この映画のテーマは何ぞやという所で語ろうとしていたのだが。。
>>58はストーリーを語りたかったのか。。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:25 ID:OrvgHBT6
>>60 ようするに、猿人と猿が違うように
進化した主人公と人類は違う、ってことでしょ。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:39 ID:OrvgHBT6
猿 → 猿人=人類 → 新人類=スターチャイルド
ということになるから、結局
>>54にもどってしまった。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:49 ID:Yv5hnWIs
「人類はいまだ骨で殴り合ってる猿人の延長である」というのが猿人が投げ上げた骨が宇宙船になる「あのシーン」
人類の進化はモノリスに触れるための旅でありそのためになにを乗り越えねばならないのか?ということでは。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/30 07:56 ID:Yv5hnWIs
モノリスが何の象徴であるか?というのがキモのような。。
黒くて、そそり立つもの
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 01:06 ID:AWTwjAtK
>>55
だから木星来い なんだよ
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 01:12 ID:YdR149NU
もしも人類が滅びる要因があったとしたら、それはロボットしか考えられない。
すなわり、新人類はロボットと言える。
つまり、スターチャイルド=新人類=ロボット。
スターチャイルド=ロボット=「A.I.」
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 01:14 ID:AWTwjAtK
>63
人類の進化はモノリスに触れるための旅でありそのためになにを乗り越えねばならないのか?ということでは
これキューブリックのメッセージ映画か?
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 02:59 ID:rKtEUQtC
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 03:39 ID:n2NZBhCD
ジェロム・レ・バンナも好きらしいな。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 04:49 ID:dxFcytlH
キューブリックの映画は大概そうなんでないの。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 04:51 ID:dxFcytlH
>>69 キューブリックの映画は大概そうなんでないの。
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 04:54 ID:nipmK0Yh
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 05:15 ID:MbKM4xhN
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 05:32 ID:Jpkcpyoy
この映画のどこが謎なんだか分からない。
超越的存在に触れて進化するという単純なストーリーで、
上で誰かが書いたように「幼年期の終わり」ですでにクラークがやっていたネタだ。
ラストは言葉で説明せずに映像のシャワーで進化を「見せた」のであって、
理屈で解釈するのは野暮。考えるな、感じるのだ…
>>35 のリンク先を読んだけど前半の解釈にはほぼ胴衣。後半は理屈遊び。
もうひとつ情報とエントロピーをテーマにして2001年に触れたエッセイもあったけど出来はイマイチ。
情報とエントロピーを結びつけたネタは堀晃のパクリだしな。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 06:10 ID:haG7qrn2
上で誰かがもう言ってるけど原作は別にして映画版は「精子」を
モチーフにした壮大なストーリーになってると思う。
精子は最後に受精できるのはたったの一匹。この映画では人類全部を精子に例えて
その生存競争は猿の時代から始っていたということ。最後木星に向けて
まさに精子の形をしたディスカバリー号が受精に向けて突っ込んでいく。
その中で本当に最後に受精出来る権利があるのは人間がコンピュータか
という戦いが描かれる。最後に残ったのはボーマンで、何千年と続いた
生存競争の再頂点として選ばれた精子。で新人類が誕生した。
ということだと思うんだけどどう?
結局僕らが今生きてる意味は将来たった一匹の優秀な精子を残す為だけに
存在してるってことなんだよね。なんて冷酷な。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 06:22 ID:AiF+K6LA
>ラストは言葉で説明せずに映像のシャワーで進化を「見せた」のであって、
>理屈で解釈するのは野暮。
あれって無意味なのか。意味があるのかと思ってたよ。
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 06:24 ID:AiF+K6LA
キューブリックが「神の概念に関する映画だ」と
どこかで語っていたのを読んだことがあるよ。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 06:30 ID:AiF+K6LA
スターチャイルドと我々(人類)の関係を考えると
とても嫌な気分になります。
結局2010の続編の映画化はどうなったんでしょう?
2061だか?2101だか?
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 06:45 ID:rw43mRG8
ラストのロココ調の部屋のシーンは目的地に辿り着いたボーマンがすでに時間という
概念を超越した存在になりつつあり、そして肉体的死を迎えスターチャイルドに進化した。
てなことじゃねーの?
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 07:04 ID:haG7qrn2
>>81 そういうことなんだろうね。
でもキューブリックはぎりぎりまでラストに絶対的に超越した存在の
宇宙人を登場させようとデモフィルムまで撮っていたらしいんだけど、
無理だとわかってギリギリになってからこのロココのシーンを用意した
らしいね。いろんな解釈を呼ぶ所以になってるシーンだけど、もしかしたら
超越的な不思議な感じが出れば何でもよかったのかも?とも思ってしまいます。
あのナイフを落とすシーンは、いかに進化した人間でも失敗する
という解釈をしてる人もいましたね。あれ?キューブリックのインタビュー
にあったのかな?
83 :
?1/4?3?μ?3?n???名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/01 07:17 ID:haG7qrn2
ムチャクチャ評判が悪いA.I.だけどこの2001年を理解する上で
とっても参考になる気がする。ラスト超越した存在として高度に
進化したA.I.が主人公の記憶から思い出の風景を再現してみせるけど
この2001年の部屋もこのボーマンの記憶で再現された部屋なんだと思う。
なので床はディスカバリー号のポットの光床になっていたりする。
もっともA.I.が実体として再現したのに対して2001の方はもっと
精神世界なんだろうけど。とにかく外部に人間を超越した絶対的な存在を
感じさせる為のシーンだったような気がしますね。
84 :
野暮は覚悟で:02/05/02 10:18 ID:rM0Ylwpn
>>56 小説を読むと、ボーマンは、「グランド・セントラル」という「宇宙のタ
ーミナル」(これこそ映像で見たかった…)を経由して、別の銀河に飛ば
される。あの映像は、そこで見た「未知の宇宙空間の光景」だと思うけど。
「地上らしきもの」は、「モノリスを創った宇宙人」の惑星の地表。「ロ
ココの部屋」は、ボーマンを歓迎する(安心させる)ために、宇宙人が当
時(2001年)のテレビから取材して再現した仮想空間。小説では、「あり
きたりなホテル」だが「映像映え」のために変更。そこで寿命を全うさせ
て(即「屠殺」ではあんまりなので)、次の実験へ…。
こんなところでは?長文失礼。
小説でちゃんと出てる結論が結構出来がいいのに
キューブリックは抽象の世界に持っていき、観客に判断を任せる形を取った。
これは時計じかけでも同じ事をやってる。
語るところを作っておいて、客同士で討論させるってねらいもあると思う。
俺はどっちもすごくすき、小説ではしっかり最後まで書ききるクラークの想像力と
文章力と演出のすごさに感服したし。
映画ではキューブリックの映像美と音楽のマッチ具合と、理屈抜きで
神秘を感じさせる力強さ、これまた感服。
映画は映画だけで解釈、ってのは小説を読んだら出来ないなあ。
クラーク以上に想像力のある、納得できる理論を聞いた事がない。
野暮だけどね。
映画だけみて、抽象の世界を大事にしたい人は小説読まない方が良い。
ずっと討論してたい人もね。
結果がどうしてもはっきり知りたいって人は小説を読んだ方がいい。
両方しることによる世界観の広がりは、俺の人生の中でもとても貴重な体験だった。
と締めくくっておこう
86 :
名無シネマ:02/05/02 14:09 ID:ozxdGYOh
ロココ調の部屋のシーンは刺激的ですね。
わけわかんないんですけど(笑)。
「ツインピークス」の赤いカーテンの部屋なんかは、この映画にヒントを得たのかな。
わけわかんないのに好きっていうのは、ゴダールの映画もそう。
観終わっても、ずーっと、その映画について考えるっていうのが好きです。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 14:10 ID:CsgF8FkU
>>56 光の洪水みたいな映像はモノリスを設置した存在が、宇宙の誕生などの森羅万象全てを
それを受け入れられる存在となったボーマンに伝えた。
そして「あの部屋」で穏やかにスターチャイルドに進化した。
いろんな資料を調べて検証してみますた。
でも小説は読んでません。
ダメ?
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 14:59 ID:XV72FG5r
この映画ってちょっと具象化されすぎてる感じはするけど、汎神論の映画だよね。
いくら冷徹なキューブリックといえども、無神論ではなかったと思うと複雑。
最後の台詞「未だ謎のままである」が形而上の事象の存在を明確に肯定していると思う。
まあ「神は存在が確認された時点で神では無くなる」とも言うし。
形而下に大接近した神のしっぽを描く、冒涜ギリギリの描写は恐るべき肉薄と言わざるを得ないでしょう。
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 15:25 ID:vTBVcPJV
モノリスは、
神や、なんか超越したものが置いたもの
もありだけど、
時間の経過の象徴または、進化の象徴として
映画的に登場しているが、
今の自分の解釈
90 :
精子:02/05/02 16:09 ID:ocJf+/VZ
>>40でディスカバリー精子説について書き込んだ者です。
俺が何かでこの説を読んだ時には、この説の筆者は
スターゲートコリドー(サイケな光)をマンコとしてとらえてたんですな。
しかし、
>>89などを読むと、こういう見方もできますよね。
・精子=生命の象徴(具象的)
・モノリス=進化の象徴(抽象的)
・コリドー=果てしない時間の流れの象徴(抽象的)
コリドー突入からスタチャ出現までの流れは、
獣→人→超人類に至る進化の流れをイメージの連鎖で見せていると
捉えられます。
しかし性的な含意があるという視点は否定できませんね。
今思い返すと、ムーンバスと宇宙ステーションのランデブーもなんか
エロティックな感じだったりするし。(w
あ、上のどこかにあったキューブリックの言葉…
「この映画は<神の概念>について描いたもの」というのは、
劇場用パンフにも書かれていましたよね。
今にして考えると、キューブリックは<神の概念>を語るために
「時間(の経過)」という概念を映像化しようとしている感があります。
少なくとも、時間をどう映像化するかというのは重要な演出意図としてある
感じがします。分かりやすいところでは上に挙げたコリドーの例と、
猿人が投げ上げた骨が宇宙船にかわる有名なシーケンスですね。
ロココ部屋も「時間の概念」について語る重要な場面だと俺は思うのですが
そこつっこむと長くなりそうなのでこのレスでは割愛します。
しかし面白いですね、こういう議論は。
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 16:16 ID:jwWUGK9G
>>90 スタチャとか略してんじゃねーよ。
ところで、この映画は穴ぼことかに物を差しこむシーンが
たくさん出てくるよ。そういうとこも注意して観てほしい。
性的メタファーに満ちた映画なんですな。
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 16:27 ID:hBqQgocW
ディスカバリー号のデザインは科学考証にもとずいてああなった。
精子は関係無いらしいね。
94 :
精子:02/05/02 16:46 ID:ocJf+/VZ
>>91 誰かにつっこまれると期待してました。<スタチャ すかさずでしたね。
性的メタファーは確かに多いすね。でもやっぱそれだけでは語れない気が。
>>92 はー、そうなんですか。まあ精子説も巷の主観的解釈の1つですかね。
なんかキューブリック自身がしゃべってるソースがあれば分かりやすい
ですが。
でも俺はわりと勝手に解釈する派なので、原作者や監督が何か言ってても
参考程度にしか考えないんだけど…
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/02 16:59 ID:mTHo+aSX
マンコじゃなくてアナル。
ホモ映画。
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/05 01:26 ID:GH8oe0EO
>>48 いや、クラークの小説版が映画の「副読編」的位置付けにある。
何にしても小説一冊読むのを面倒くさがらず、読んでから話すべき。
「芸術映画」といわれているからといって深読みするのはスノッブというもの。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/05 01:28 ID:71XPll5F
キューブリックがナレーション全部とっちゃったからややこしくなった…
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/07 21:55 ID:B6Pa+Iub
くっそ AIをキューブリっくが撮っていたら。。
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/07 22:03 ID:CuFucQkY
AE−35の故障を告げる前の一瞬の間。
最高にスリリングなシーンやね。
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/07 22:05 ID:B6Pa+Iub
どういう間だっけ?
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/12 03:12 ID:+F6S+PoA
小説版を読めば「あの黒い板は何?」という疑問は氷解すると思われ。
猿はモノリスに触れ、文明の曙光を手に入れ、殺し合いを経て人へと進化した。
人はモノリスに触れ、その文明を推し進め、やはり殺し合いを経てスターチャイルドへと進化した。
この韻を踏んだ演出がたまらなく好き。
本よめばわかるけど、読まないとまったくわからない映画。
映画としてどうなんだろうね?
小説は好きだけど映画は嫌いだ。眠くなる。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/12 13:09 ID:+/2rR5c8
小説と映画の相違点の多くは、「当時の撮影技術ではリアルに表現出来なかった」為に
変更されたのではないかな。個人的にはひたすら映像を楽しむ為の映画。あのロココ調
の部屋は正直、失敗だと思う。
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/12 20:29 ID:nRKNdq4f
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/12 23:55 ID:Omf3iywR
>>104 それ、あと別に解説本『失われた旅2001』があるけど
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/13 03:17 ID:adoaoIXe
>>103 スターゲート到達以降の展開は、小説版より映画版の方がお気に入り。
ロココ調はともかく(苦笑)
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/13 05:24 ID:EsbxRsWp
BOOK OFFに2001年宇宙の旅があったけど
決定版と厚さが結構違ってこっちは薄い。
どう違うのかわかるか対ますか?
やっぱり決定版買った方がいいですか?
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/13 05:35 ID:+pYui6Vt
ロココ調の部屋はモンタージュだけで表現している至高のシーン。
解説がないと理解できないなんて、まだまだ甘いな。
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/14 14:21 ID:IXb+Eu8A
ロココ調の部屋はエイリアンが主人公の脳の中のデータにもとづいて再現したもの。本人を安心させるためでもある。
サントラの「ツォラトストラは語る」はこの映画がニーチェの超人思想に基づいていることを示している。
>>108 すごいな。
本を読まずにあのシーンを理解できるなんて。
正しい理解かどうかはおいといて(w
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/14 19:56 ID:YSn1cZl7
小説のつまらない説明は無視して、映画のHALが
なぜ狂ったのか考えてみよう。
おもしろいよ。
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/14 20:04 ID:FJgeNoLs
人間の不完全性逆説的にを表現させるため。
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/14 20:04 ID:FJgeNoLs
人間の不完全性を逆説的に表現させるため。
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 01:41 ID:75TeBZQ1
おめーらみんなわかってねーよ。
ディスカバリー=精子 は当然。
木星=卵子
光の虹彩(スターゲート)のシーンで、赤い球体の中に、尾を引く白い小球体が
突っ込んでゆく映像あっただろう。
さらにはビックバンを彷彿とさせる、銀河の膨張の映像。
それで生命の誕生と宇宙の誕生をリンクさせたわけよ。
で、ディスカバリー=精子が受精して生まれたのがスタチャ。
モノリスもまだ、わかんないかなぁ。
なんで、ラストシーンでベットの前にモノリスが立っていたのか?
簡単。あのベットにはスタチャが寝てただろ。つまり少し前まではあそこで出産が、
もっと前には交尾が行なわれてたんだよ。
そんなシーンは映画にできないだろ。日本じゃ映倫とかもあるしよ、上映禁止だよ。
だからモザイク代わりにモノリスを置いて黒塗りして隠した。これだ、結論は。
わかってると思うが、前半の猿の群れにモノリスが降りてくるシーンもよ、
当然モノリスの向こう側では猿が交尾してたわけよ。
それを隠すためにキュー氏はモノリスを登場させたんだよ。
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 06:42 ID:O0SebmwL
DiscoveryよりもQの方が好きだ。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 11:58 ID:9q83BI7H
最初の方のステーションにあった赤いイス(ソファー)ってどこかに売ってないですか?
似たようなイスでもいいです。部屋にホスイ
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 12:03 ID:exT1lIS1
俺はブッシュベイビーがホスイ
118 :
精子:02/05/15 12:32 ID:UJzKi8GS
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 12:49 ID:9q83BI7H
>118
即レス、ありがとう
あのソファーは1945年のデザインなんだ
今見ても宇宙ステーションにありそうなデザインなのに、すごい
値段は$2,623〜$6,608・・・・本物は買えないよヽ( `Д´)ノ ウワァァァァン
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 15:35 ID:nVu9W7ce
>>111 賛成。
謎の説明に傾いて、小説のあらすじや感想文みたいな意見が多いけど、誰がどう見たって、
「映画」の見所はHALに関するサスペンスだと思うのだが、、、
HALは狂ってないほうに1票。(ロボット3原則がHALにも適応されているとすれば狂ってるが)
映画の本筋に関しては「もしも神が宇宙人だったら」って事でいいのかな?
121 :
_:02/05/15 17:25 ID:/IcHsn3Y
s
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 17:31 ID:mzjqcQvs
☢ฺ
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/15 22:35 ID:lbPcTRDX
>>111 ・HALが遠回しにモノリスの存在を伝えようとする点
・更に話が核心にふれそうになると偽の事故を報告した点
・ボーマンがHALのロボトミーを終えた後にメッセージが再生され、
モノリスの存在がボーマンとプールには知らされずに、HALには
知らされていたことを強調する点
こういった描写から、映画のHALの不規則行動の原因は小説の設定と
合致すると考えてなんら不都合はないと思いますけど。
受精と出産のメタファーだって理屈今時えらそうに語る奴がいるとは、、、
125 :
名無シネマ@上映中:02/05/16 07:26 ID:FC2r3CJU
ネタにマジレス以下略
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/16 12:26 ID:jt/kvi6S
モノリスの比率って1:?:?だったっけ??
127 :
名無シネマ@上映中:02/05/16 12:45 ID:osGvECy2
>126
1:4:9
1,2,3のそれぞれ自乗です
128 :
名無シネマ@上映中:02/05/19 03:41 ID:nIpNuYIv
この作品の凄さは人類が月に辿り着く前に作られたこと。
あれから30年以上も極東の島国で、
こうやって床屋談義が続いている。
これからも永遠に続くだろう。
スタンはシヤワセな奴だ。(w
130 :
名無シネマ@上映中:02/05/20 20:29 ID:GNY/mqNH
あっあれたべよ。
131 :
名無シネマ@上映中:02/05/20 20:31 ID:ftFeLZLg
壮大な殺人スペースオペラです
132 :
名無シネマ@上映中:02/05/23 02:38 ID:vfg1pyvA
結局、宇宙を舞台にしたローマの休日なんだろ。
”劇場で見ないと、見たうちに入らない”ということらしいです。
134 :
名無シネマ@上映中:02/05/23 05:04 ID:58lJejsR
黒板に月に逝けと書いてあった。
月に逝ったら、月の黒板に木星へ逝けと書いてあった。
木星に行く途中、同級生の晴君が殺そうとしてきたんで、殺した。
木星に到着すると、先生に誉められて、裏口入学させてもらえた。
観る前は
・モノリス
・HAL
というキーワードしか知らなかったので、
普通の高性能コンピュータに過ぎなかったHALが
モノリスに接触して自我を持つようになるんだと思ってた。
136 :
キューちゃん:02/05/23 13:34 ID:nqoSeGPa
未来予測映画でもある。やがてコンピューターの能力が人間を越えて・・
2001年では人間が勝利したが、A・Iではコンピューターが勝利した世界を描きたかったらしい
137 :
名無シネマ@上映中:02/05/23 19:34 ID:eVOj35/w
ただ一つ、ディスカバリー号の居住区の描写は失敗だな。
あんな無機質な場所で半年も暮らしたら誰でもノイローゼになるわい。
138 :
名無シネマ@上映中:02/05/24 06:24 ID:j4HKOPwp
ってかみんなもちろん映画館で見たよな?
部屋の大掃除とともに、2001年化完了。
テレビ+パソコンで2001年のDVD2枚を同時再生。
部屋の壁には、DVDからキャプチャした名シーンの写真がA4版で8枚。
手元には新世紀特別版のときのパンフレット。
そして携帯からはツァラトゥストラはかく語りきの着メロが流れる。
完璧?
140 :
名無シネマ@上映中:02/05/25 23:19 ID:78jd/euK
>118のラウンジチェアを買え
ついでに実物大モノリスも(w
141 :
139:02/05/26 01:35 ID:lKkdbqHX
>>140 モノリスはスティック羊羹(こしあん)か、書道用の墨で代用。小さいけど。
142 :
名無シネマ@上映中:02/05/26 03:01 ID:z4cO/Yey
インテリアとして飾っておきたいよな。キューブリック映画。
壁掛けテレビを絵画のごとくかざっておいて、
そこに終始映画を流したい。
143 :
名無シネマ@上映中:02/05/26 09:44 ID:syOBK9tn
あんなでっかい宇宙船オマムコに突っ込まれたら、誰だって逝っちゃうよね
144 :
名無シネマ@上映中:02/05/28 06:53 ID:JVy66mW2
>>137 この映画の未来描写は、最初はテクノロジーの進歩を謳歌する未来社会…などと思って
いたが、今は反対に、どこを取っても皮肉タップリのブラックジョークだと思ってる。
宇宙旅行の最中に、クソつまらんテレビ映画を見せるスペースシャトル。しかもフロイト
はそれすら見ずに寝てるし。月面連絡船での、マズそうな機内食、不便なトイレ。
月面バスで、原料がなんなのか怪しいサンドイッチを苦笑しつつ食べるフロイト一行。
あの狭いディスカバリー号で、ハルに監視されながら1年間も過ごすボウマンとプール。
小説版では快適そうに書かれていた未来描写が、映画ではキューブリック流の皮肉を
込めた世界に変わる。クラークとキューブリックの、スタンスの違いがよくわかる。
145 :
名無シネマ@上映中:02/06/06 19:54 ID:hegtG2F/
>>137 >どこを取っても皮肉タップリのブラックジョーク
激しく同意します。そして一度それをわかってしまうとあらゆるシーンで
「これはなぜ?」とか深読みしまうようになってしまう(笑)
たとえばあのフロイト博士はなぜ「フロイト」なんだろ?とか考えてしまうよ。
ネーミングの由来も何か意味がありそうな気が。
あの”夢判断”のジークムント・フロイトとの関連は?とかね。
そういえばこの映画のサントラ、当初ピンク・フロイドが手掛ける予定
だったとかも考えると…。
う〜ん。考えれば考えるほどキューブリック映画は深い!
というわけで(datに逝きそうだったので)ageます。
146 :
名無シネマ@上映中:02/06/07 23:36 ID:obpQFGcu
>>145 あの博士は「フロイト」でなくて「フロイド」です。
147 :
名無シネマ@上映中:02/06/07 23:52 ID:fK5063DU
小説読むのが一番!
フランク・プールは死んでいないし、
HALはボーマン(スターチャイルド)と合体しちゃうし、
モノリスは「トロイの木馬」で破壊されちゃうし、
スターチャイルドもウィルスに感染して消滅(?)しちゃうし・・・
もっとも1000年先の話ですが。
148 :
名無シネマ@上映中:02/06/09 17:38 ID:RV2ibepm
解釈、んー。やっぱ、「未知との遭遇」なんでしょうねえ。
あたりまえすぎる?いやはや。
小説にも書いてあったように、本当の「未知との遭遇」は小説より奇、なのでしょうかねえ?
関係ないが、新世紀特別版って、いま上映しているところないのかしら?みのがしてしまった!
149 :
名無シネマ@上映中:02/06/09 18:56 ID:F2NQN3MU
おまえら気付いてないと思うけど、HALはキュクロプスなんだぜ?
どうだい?
150 :
名無シネマ@上映中:02/06/09 21:25 ID:iJVUVpaS
>149
目の数でならパノプテース・アルゴスの方が適切と思われ
実際眠らないし
151 :
名無シネマ@上映中:02/06/14 10:29 ID:cide5jQ9
>>135 俺も同じ。HALの反乱の原因は、猿を進化させたモノリスが
今度はHALを進化させたからだって勝手におもてた。
>>147 終局への旅は面白くなかった。クラークがID4と同じネタ
使ったのには萎えたよ。
152 :
名無シネマ@上映中:02/06/14 11:21 ID:By4FSkah
A.I.と2001年のテーマは全然違うと思う。
2001年は「進化はある意志からもたらされている」ということを通じて「神」の存在に迫った。
A.I.は「愛」をテーマのにしていると思う。
ただ単に男女の好きあう感情ではなく、なぜ「愛」が人間に必要でどのように機能
してどのように作用するのか・・・という非常にわかりにくいが重要な面から
妥協なく迫った傑作だと思う。鍵はパスワード入力され愛に目覚めると「ユニーク」
である事を激しく強調するようになる>工場で大量生産されたことを知って自殺を試みる。
>1日だけだが「愛」を得たデイビットは夢を見る。(パスワード入力前メカは眠らない事を強調している)
153 :
名無シネマ@上映中:02/06/15 16:30 ID:hOWjcyT4
そんな事より
>>1よ、ちょいと聞いてくれよ。
スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、宇宙船で木星行ったんです。 ジュピタ−♪
そしたらなんかモノリスがめちゃくちゃいっぱい出てきて
木星から飛ばされたんです。 で、よく見たらなんか万華鏡みたいな
映像が出てきて『おめでとうございます。』とか言ってるんです。
もうね、アホかと。 馬鹿かと。 お前らな、同情心ごときで
平和に暮らしてる地球人を進化させてるんじゃね−よ、ボケが。
スタ−チャイルドだよ、スタチャ。 なんか、部屋の向こうに
俺がなぜかいるし。 謎のホテルルームで老衰死か、おめでて−な。
『よぉ−し、月から見た地球人の生活を再現しちゃうぞ−♪』とか
言ってるの、もう見てらんない。 お前らな、進化くらい自分でするから
その技術力だけよこせと。 宇宙人ってのはな、もっとこうさぁ
殺気立っているべきなんだよ。 意味もなく地球侵略から来て
いつ水爆やレ−ザ−光線が撃ち込まれてもおかしくない
絶滅させるか絶滅されられるか、そんな雰囲気がいいんじゃね−か。
友好的宇宙人は、すっこんでろ。
で。 それとはべつに、俺の宇宙船のコンピュ−タ−が狂って
『デイジ−デイジ−』とか言ってるんです。 そこでまたぶち切れですよ。
あのな、ロボットの反乱なんて今日び流行んね−んだよ。ボケが。
得意げな顔して何が『絵が上手いですね、見せて下さい』だ。
お前は本当に任務を遂行したいのかと問いたい、問い詰めたい。
小1時間問い詰めたい。 お前、SFっぽいことしたいだけちゃうんかと。
赤い宇宙服(3倍)の俺から言わせてもらえば、今宇宙船乗りの間での
最新流行はやっぱり宇宙空間にヘルメット抜きで突入。 これだね。
『浅く速く息を吸って、そして肺の空気を全部放出』
これがいい宇宙船乗りの真空曝露のし方。
しかし、これを実行するとドキュソに『あんなことできね−よ』と
的外れの批判を浴びるという危険も伴う諸刃の剣。 素人にはおすすめ出来ない。
まあお前、1は水場でも取り合って他の部族を威嚇してなさいってこった。
154 :
名無シネマ@上映中:02/06/15 17:34 ID:Unugc9vQ
「ダーウィンの進化論にケンカ売った映画」の一言で足りるんじゃないかな。
本気で俺はこの映画についてそう思ってるんだが。
155 :
名無シネマ@上映中:02/06/15 18:58 ID:RAgeXEY/
ここの解説・議論はスゲェ…。
まだ1500円DVDの売れ残りが近くの店にあるんだけど、買っておくべきかな?
156 :
名無シネマ@上映中:02/06/16 00:24 ID:5pJ1egQI
おーい、お前ら、しきりと出てくる飯食うシーンは、なんの表象なの?
157 :
名無シネマ@上映中:02/06/16 00:39 ID:104oyqo8
今日この映画見たんだけど、
俺にはボウマンの急速な老化のシーンが、
ボウマンが木星人を発見したようにしか見えない・・・。
>>156 普通なら食欲は性欲のメタファーだよね、
2001年には性が重要なテーマの一つとしてあるけど全て無機質に表現されていたり
(精子の形のディスかバリー号とか)
巧妙に排除されている(ディスかバリー号内部には女がいない、ホモっぽいハル
が犯さないでぇと懇願するけど・・・やけにホモソーシャルな空間。)
159 :
名無シネマ@上映中:02/06/16 01:31 ID:miOiVax2
つまりレスリー・ニールセンがだな(ガイシュツ?)
161 :
298:02/06/17 10:55 ID:NjyOWSrt
宇宙船が精子 とするなら
当然受精が行われそして臨月>>出産(スタチャ)と流れるんでしょうね。
ですから 食事のシーンは 体内での受精から出産までの間のシーンと
なるのですかねぇ?
162 :
名無シネマ@上映中:02/06/17 18:07 ID:wqFn8deY
いつだったか、BSの映画番組で森本レオが謎をぜんぶ解いた!
とか言ってあれこれと語っていたけど、ほとんど覚えてない、、、。
正しかったかどうかもよくわかんなかったし。
163 :
名無シネマ@上映中:02/06/17 21:09 ID:JgPRH6GV
>>161 そうともとれるし、人知を超えたもの(異星人?)に
飼育されているシーンともとれる。
いろんな見方ができるね。深い。
164 :
名無シネマ@上映中:02/06/17 21:50 ID:rdVVmaXc
>>147さんに同意。
3001年終局への旅を読めば全体が見えてくるし、モノリスは何?
なんてくだらない質問の答えもすぐわかるし。
ラストはたしかにID4だけど・・・。(どっちがパクリ?それとも偶然?)
内容もそんなにつまんなくないとおもう。
兎に角「2001年」を観た人にはおすすめ!!!!
映画化されたらプールはやっぱりトムハンクス?
165 :
名無シネマ@上映中:02/06/17 21:52 ID:r51a5UqX
>>162 謎は全て解けた!
森本レオじゃあ、もりあがらんなあ。
166 :
名無シネマ@上映中:02/06/17 22:09 ID:o07/W0tT
設定上の謎解きは小説を読めば大体分かると思う。
ただ2001年の映像が、どういった意図を持って構築されているのか、
という疑問の答えにはならないかも。
でも3001年は結構良いSF小説なので、是非読んで欲しいね。
デイジー・・デイジー・・
>164
ID4との被りは3001年のあとがきを読む限りでは偶然みたい
もっとも3001年のほうはいろいろと理屈立ててちゃんとSFしてる
ID4のオープニングはクラークへのオマージュだよね
謎は謎のままにしたい人は「神秘性が剥ぎ取られてイヤだ」と思うみたいだけど、
もやもやした感じがイヤだという人は小説を読んでみてはいかがでしょう
169 :
名無シネマ@上映中:02/06/21 00:27 ID:kcoKWJ8/
>>127 かなり遅れたけど、レスありがと。
あーゆー設定が大好きなんだよね。
でも確か2001年では1:4:9とか分からなくて、分かるのは2010年だよね?
170 :
名無シネマ@上映中:02/06/21 12:03 ID:aFKsDggZ
小説と映画が同時進行でつくられたので、ストーリーを
追うなら、小説を読めばOK、キューブリックのチェックも入ってるし、
映画はキューブリックのものなので、小説で表現できなかった、映像
によるイマジネーションを追求したものって解釈しています。
今なら3Dでなんでもできるけど、当時の技術で見た事のないもの
を観客に見せる手腕はみごとだった、、と思いました。
171 :
名無シネマ@上映中:02/06/21 15:37 ID:aFKsDggZ
3D ×
CG ○でした。
10年以上前に日曜映画劇場ではじめてテレビ公開されたとき親父に初めて聞いた
話しがこの映画の公開時の観客の困惑?というものだった。
親父は2001年公開時は大学生で当時のこの映画の売りはテレビも雑誌も新聞も
21世紀の宇宙の旅が擬似体験できる、とアピールされており親父の当時の愛読書
平凡●×にもシャトルや月着陸船などが紹介されておったそうな。しかし不思議な
ことにストーリーについてはかのキネマ●×にも詳しくは載っておらず一応映画通
を自称していた親父は公開前にわざわざ予告編を見にテアトル東京まで足を運んだ
そうな。そして見た予告編は例のナレーションも何も無いもの。
これじゃあ公開を待つまでしかないな、としばし待ち公開されて見に行くと・・・
なんじゃこれはワケわからんぞ、当時見に行った方々の大半はそんな印象だったと
のことでした。それが今でもこうして語り尽くされているありがたいことですたい。
>>172
二十年くらい前じゃないですか?テレビは。
俺も年の離れた兄がいるので聞いたことはあります>公開時の評判
174 :
名無シネマ@上映中:02/06/24 23:37 ID:vE5uivDS
70o版と35o版の違いって、オープニングタイトルだけだっけ?
175 :
名無シネマ@上映中:02/06/26 14:34 ID:649HF6V5
あの映像はサイケデリックカルチャーだろ。
176 :
名無シネマ@上映中:02/06/28 01:02 ID:hvDrGRfT
定規で線を引いたような映画。
設計図に色をつけたような建築物のような映画。
177 :
Nyman:02/06/28 10:14 ID:oqrmgjnw
それはキューブリックが撮りに入る前のデッサンに綿密だから。
シンメトリー画像はこの人の真骨頂。なんとなく作品世界がカリカチュア-される。
非常に初歩的な質問ですが、
テーマ曲のタイトル教えて下さい。
179 :
名無シネマ@上映中:02/06/29 17:54 ID:VLBY7jbv
ツァラトゥストラはこう語った
180 :
名無シネマ@上映中:02/06/29 18:39 ID:Ol+pzaFh
「逝ってよし!」
181 :
名無シネマ@上映中:02/06/30 23:55 ID:pJb+br6n
冒頭のゴリラは本物ですか?
182 :
名無シネマ@上映中:02/06/30 23:56 ID:pJb+br6n
思いきり偽者でした。
183 :
名無シネマ@上映中:02/07/01 10:30 ID:Xuv8xoSq
本物と間違えられアカデミー特殊効果賞を逃しました。
184 :
名無シネマ@上映中:02/07/01 12:01 ID:lTf4Izkx
185 :
名無シネマ@上映中:02/07/01 12:10 ID:uRhRom4O
186 :
名無シネマ@上映中:02/07/01 12:10 ID:UP1y1VBf
187 :
名無シネマ@上映中:02/07/01 17:47 ID:yMwDrDdY
去年の四月、有楽町で上映された時は張り切って行ったのに、あまりの気持ちよさに
寝てしまった。。
木星に着いたあとの解釈。
スターゲート突入以降、ボーマンは宇宙の歴史を見せられる。
爆発から宇宙が生まれ、地球に水ができるまで。
で、例のロココ調の部屋の中でボーマンは映画が語って来た人類の歴史を
身を持って追体験する。
あの四次元の部屋の描写は映画の構成と重なってる。
宇宙服で部屋を歩き回る(探索する)シーンが月でモノリスを探索、発見するまで。
鏡を見るのは人類が探してた存在がボーマン自身だったから。
ガウンを着て食事をするシーンがhalとの死闘の末、木星に着くまで。
ボーマンが食事をするシーンはディスカバリー号の中にもあり、グラスを落とす(道具を壊す=halを壊す。)ことが超的な存在を知るきっかけとなる。
骨という道具を与えられた人類が、その道具を自分たちを上回る頭脳にまで発達させ、その道具との戦いに勝利した者が人類を超える存在に生まれ変わったと。
映画本編から汲み取れる範囲で解釈してみました。
188 :
名無シネマ@上映中:02/07/02 00:02 ID:0UMQQzAP
大学のレポートでこの映画の物理的なシーンについて書けと。
スターチャイルドになるボーマンのどこか物理的やねんw
>>188 ワラタ
レポート書くなら「無重力トイレ」をテーマにしてはどう?
このスレまだあったのか。根強いな。
191 :
名無シネマ@上映中:02/07/06 17:57 ID:feUhy9FA
見る回数重ねるたびに寝なくなるから不思議
192 :
名無シネマ@上映中:02/07/07 13:07 ID:0uWixwM2
191
ああそうなのか。
今日初めて見たけど眠くて眠くて、
最後映画見終わった後、訳わかんなくて
きっと気づかない内に重要なシーンを
見過ごしたに違いないと思ったけど、
全部見ても訳分からんのが普通なんですね。
193 :
名無シネマ@上映中:02/07/07 13:25 ID:lQuPnUQ8
α波出まくり。
ホント、良く効く睡眠薬。
194 :
名無シネマ@上映中:02/07/07 19:34 ID:7rl5zy1d
デイヴィッド・ボーマンがスターチャイルドになって
地球を見守る存在に進化する映画なんですね?
195 :
名無シネマ@上映中:02/07/07 19:40 ID:7rl5zy1d
たいした内容でもないのにアホみたいにもったいつけるから
皆が変にハマっちゃうんだよ!!!!
196 :
名無シネマ@上映中:02/07/08 07:06 ID:SaCvtvmK
そんな事は皆さんわかっちょる。
ようは「何をどう映画的に見せたか」と言う事でしょう。
197 :
名無シネマ@上映中:02/07/08 07:50 ID:LqH/HlWO
テーマでいけば
幼年期の終わり>>>>>>>小説2001>映画2001
だからテーマはあまり深く考えないで素直に小説読んだ方がいいよ。
俺は音楽の使い方が好き。
>>192 激しくワラタ
俺も似たようなこと思った
199 :
名無シネマ@上映中:02/07/08 21:45 ID:QMrvSTW4
>>194 小説によると違うみたい。
スターチャイルドは地球にとって脅威となる存在。
っていうか、地球は「スターチャイルドのおもちゃ」みたく、生かすも殺すも自由。
みたいな解釈だったよ。
>>192 >>198 つーか寝ちゃダメ(笑)いい映画なのに。
IDがスターウォーズ(エピソード)4
ってちょっとムリがあるか(笑)
まあいいや。200ゲト
201 :
名無しさん:02/07/08 21:55 ID:NVE4lP4p
>>1 流れ行く雲を眺めて、その意味を考えなさい。
沈み行く夕日を見て、その意味を考えなさい。
同じように2001年のラストを見て、その意味を解釈しなさい。
それが、答えです。
202 :
名無シネマ@上映中:02/07/08 22:09 ID:fuIYPlDd
>>199 映画じゃ小説の意図するところがちっとも伝わってないね。
小説が後付けか。
203 :
名無シネマ@上映中:02/07/08 22:13 ID:V8K/4XaH
>>199 ノヴェライズの最終章では地球に到着したスターチャイルドに
ミサイル撃ちこんでくるんだっけ?
んで、そいつを破壊して
「地球の夜の部分に偽りの夜明けが訪れた」云々の描写があったよね?
あとは映画同様地球をどうしようかなぁーって、
ボーっと見つめるとこで終わり、と。
だいぶ昔に読んだので細かいところは間違ってるかも?
204 :
199:02/07/09 01:22 ID:08LiqDlN
>>202 後つけというか、小説版「2001年」は実は映画のノヴェライゼイション
じゃなくて、もともと映画と平行して執筆された「オリジナル・シナリオ」
だったんですよ。書き上げた結果、膨大な量の長篇になったので
「じゃあ文庫本にしようか?」ってなってできあがったそうだよ。
だから映画であえて説明的なセリフとかなくてチンプンカンプンだった部分が、
小説を読むとハッキリと分ります。自分もこれでスッキリ納得しましたし(笑)
映画を理解したい人はぜひ小説を読むといいですよ。
>>203 そう、それで正しいですよ。
本文はもっと叙情的な表現でチト分りにくいんですけどね。
205 :
名無シネマ@上映中:02/07/09 01:35 ID:5f4vZ1k8
>>204 「じゃあ文庫本にしようか?」
そんな馬鹿な。
>>203 あそこは、核戦争が始まって、発射直前の核ミサイルをスターチャイルドが破壊するという描写だと思いましたが…。
「彼はきれいな空が好きなのだ」
「間に合ったのだ」
という言葉もあったような。
「偽りの朝」=核戦争が勃発するはずだったのにそうならなかった朝
ボーマンが帰ってきたら、地球は核戦争直前だったというのは、強烈な皮肉だと思った記憶があります。
207 :
199:02/07/10 00:29 ID:oYNnuBe2
>>206 あーそういう解釈もありですね。
っていうか良く読んでみるとそっちのほうが正しい気も…。
小説のほうでも映画同様さまざまな解釈が…(笑)
208 :
名無シネマ@上映中:02/07/10 00:45 ID:xoNFayyz
地球が核戦争寸前って何か伏線張ってあったっけ?
「2010年」には背景に米ソの冷戦があったけど。
209 :
206:02/07/10 03:00 ID:YZRgNy60
>208
「人類の夜明け」から、猿が骨を投げ上げて未来に切り替わった場面で軌道上に浮かんでいる衛星は、軍事衛星で、核ミサイル搭載という設定で、プロップ(撮影用模型)を作ったようです。
ステーションでのソ連科学者との対話でも、友好ムードながらお互い腹に一物ある様子ですし。
当時(1968)は冷戦真只中。前作が「アレ」ですし(藁
科学が進んでも、人類はまだ喧嘩しているというキューブリックの皮肉
も込められていたのでしょう。
もう一つ余計なことをいわせてもらえば、ディスカバリー号が旅立って
から、スターチャイルド光臨まで、どれくらい時間が経っているかも不
明です。その間に事態が進行したとも。
210 :
203:02/07/10 17:43 ID:xoNFayyz
>>206 あぁ、間違えたか。ごめん。
もう一回読み直してみるよ。
でも突如スターチャイルドが現れたら、
人類としては脅威に感じるんじゃないかな?
正体がボーマン船長だとは判ってないだろうし。
悪あがきに聞こえるかな?すまん、逝ってきます。
211 :
似非教師:02/07/10 18:59 ID:NJsp6M4G
「2001」の小説があるなどというヤツには、小半時ほど説教したい。
映画より後に出版された本はノベライズと言うのだ。
これはしっかり確認しておきたい。
映画で分からないところが、小説を読んだら分かったなどというヤツにも、小半時ほど説教したい。
映画というのはそれ自体で完結したゲージツだ。映画見て分からなかったら
それで諦めろ。アンタとは相性が悪かったんだ。そもそもエイガ分かる必要があるのか。
だいだい、映画より半年も後に出たノベライズ本を読まないと分からないような
映画をアメリカ人が認めると思うか。
この点もしっかり確認しておきたい。
212 :
↑:02/07/10 19:33 ID:B2LiVHaU
ミス板?
213 :
名無シネマ@上映中:02/07/10 20:44 ID:iwLhx+iI
214 :
名無シネマ@上映中:02/07/10 20:59 ID:f1lOpBPW
つーか199と203のトンチンカンぶりに脱力
あんたらは映画の内容ウンヌンを議論する前に読解力が無い。
何見ても駄目でしょ
215 :
名無シネマ@上映中:02/07/10 21:35 ID:XsHYM5gg
>212
ミス・板 アハン く(^_・)ゝ~~★_☆~~ヽ(・_^)ゝ ウフン
216 :
199:02/07/10 22:45 ID:YLfvBGsL
>>214 アララ、スマソ…。
いいわけですけど、あの最後の「星の子」の章、
主語がなくて分りにくい文章なんですよぉ。
読んだのも10年前だしねー。
まあいいや、私も逝きます(W
217 :
名無シネマ@上映中:02/07/12 15:12 ID:M9QMY4fm
199さん、203さん、逝かないで。
一緒に語りましょう。
>>199の、「スターチャイルドのおもちゃ」っていう解釈は間違ってないと思います。
この映画を理解しようと思ったら当時の人がコンピュータを
どれほど脅威に思っていたかを理解しないといけないね。
人間の地位が脅かされるのではないかと心配していたわけだ。
どうすればコンピュータに勝てるのか。
当時のジョークだが
コンセントを抜いてしまえばいい。
映画で言いたいことはそういうことだね。
キリスト教国では日本みたいに鉄腕アトムと友達にはなれないし
アシモを研究するわけにもいかないのだよ。
219 :
塩辛:02/07/15 01:31 ID:GsTdd2d1
>>209 道具(武器)の獲得による人類の発展を描きたかったんじゃないの?
一番最初の武器(骨)から最新の武器(軍事衛星)へ、
もちろん皮肉バリバリだけれども、それと戦争によって人類は発展、進歩してきたって事、
人類史は戦争の歴史でもあるってことね、戦争がないところには発展もない。
第三の男の台詞じゃないけど、「中立国のスイスが発明したのは鳩時計くらいだ」
220 :
塩辛:02/07/15 01:41 ID:GsTdd2d1
あと道具(骨)獲得のシーンは、猿から人類に進化したってことだろうけど
あれは人間になって神の概念を持つようになったってことだと思う。
猿だったころは今現在のことしか考えることができなかったが、
道具の獲得と携帯により、道具を見ることによってその道具を使った
過去の事を思い出せるようになり、次に使うときのこと未来も思い描けるようになった。
これは実際に存在しないもの、観念について考えることができるようになった
つまり神について考えられるようになったということだと思う。
このシーンにツァラトゥストラがかかるのはキューブリック流の皮肉かと。
(勿論、猿→人→超人(スターチャイルド)って意味もあるけど)
221 :
半ソロ:02/07/15 01:49 ID:9L335dMb
222 :
似非教師:02/07/15 05:34 ID:E0DvYlC4
>>221 あいにく簡単に理解できないので、説明してもらおうか。
223 :
名無シネマ@上映中:02/07/15 13:30 ID:4MqXlFgI
この映画が、公開当時の日本人に理解されなかったのは、
人間は進化の最終段階ではない、という考えが、
当時の日本人にはピンと来なかったからだと聞きました。
無神論者でダーウィンの進化論にナットクできない人のための進化論かと・・
ダーウィンの進化論を認めないのは、無神論者じゃなくて、一部のキリスト教徒だよ(W
226 :
静岡茶:02/07/15 22:26 ID:7SNl6IxO
まあ、言える事は モノリスにふれると殺意に目覚めて
殺すたびに進化してるということだな
HALってモノリスにふれたっけ?
227 :
静岡茶:02/07/15 22:37 ID:7SNl6IxO
>>221 あらすじだけなのに・・感動してしまった・・・
全巻制覇したい・・
>>226 順番が違うだろ。
モノリスに触れる⇒進化する⇒進化に遅れたモノを支配する
だ。映画をよくみろ。
229 :
名無シネマ@上映中:02/07/16 12:44 ID:D8QEVs6j
モノリスは、あくまでも進化の象徴的記号であって、
実際にそこに存在し、触れることによって何が起こる、
といった即物的な解釈はちょっといただけないな・・・
230 :
名無シネマ@上映中:02/07/16 13:03 ID:4RebBd4b
>>211 ノベライズじゃなくて、あくまで原作で正しいと思われ<2001年小説版
キューブリックがクラークと共に生み出したものであって、キューブッリクが映画にしたものを後に
小説化したわけではない。
映画製作後半になってからキューブリックが急に映画の方向性を大幅に変えたから、まるで小説が後
追いしてるような印象を与える差異を持った2作品になってしまったが。
本来は旅の目的地が木星か土星かくらいが大きな違いだっただけ。ちなみに小説版の宇宙ターミナル
のくだりも映像化される予定だった。そのシークエンスはボウマンがHALの機能を止めてから色々
と見る映像の中に流用される事となるが。
>>226 HALが殺意にめざめた?
ただ単に任務の妨害因子を排除しようとしただけだったんでしょ?
”コンピューターに間違いはあり得ない”ってHALは思ってたわけだから
HALから見たら機能をストップさせようとする”人間たちこそ狂ってしまった”
と判断したんだと思ったけど。
>>230 原作というのは、映画の製作開始前に出来上がってなくちゃ話になりません。
半年も経って刊行された本を原作と呼べなどと抜かすのは、
SFオタクのクラークファンに多いのだが、贔屓の引き倒しというものだろう。
時間的に言って、映画から見ればノベライズとしか扱えない。
だいたい、原作なら映画にそうクレジットされなくてはいけないのですよ。
権利関係というのはシビアなものだからね。
ノベライズだか原作だかどっちでもいいと思われ
そんなたいした問題か?
>>233 一部の人には、たいした問題なんだよ。
・映画が理解できない人にはたいした問題だ
-それでも映画を理解したい-クラークの本がある-本を読む
-理解できた気がする-その本は映画のネタ本じゃないと困る-原作だと言い張る
・クラーク教信者にもたいした問題だ
-映画が有名なのは許せん−元ネタを考えたのはクラーク様だ
-その本は映画のネタ本じゃないと困る-原作だと言い張る
はなはだしいのは、もっと前の作品を持ってきて、アイデアはここにあったと言い張る。
映画にとってクラークの本なんかどうでもいいというのは、アンタの言う通りだ。
映画は映画。それで独立している。
235 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 11:28 ID:EkX6KJjz
>>234 まぁ、キューブリックが違った形で映画を先に出した事やクラークが半年後に元ある話の全容を
見せちゃった事についての微妙な関係はお互い認識してたみたいだよ。
クラークの小説を読んだ記者が、キューブリックはこの作品をレイプした。と形容すればクラーク
も笑ってレイプはお互いさま。って応えたらしいし。
236 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 11:39 ID:EkX6KJjz
235補足。
クラーク信者ではないが、元ある作品が元ネタなのはキューブリックも認めてる事。
そもそも、キューブリックがクラークに「何かずっと残るようなSF作品を作りたいんだが」と打診したのが
初めで2人でストーリーを練った事は紛れも無い事実で、その時点であった小作品がクラークが下敷きにした。
クラークはアイデアだけは共通してる。とも言ってる。そして、映画制作の終盤に差し掛かるまでは実は原作
にかなり近い形で進められてた。クラークのアイデアが元々なのは確か。
とは言え、見る側が自身でストーリーを補完する形の映画になった時点で「別物」だとは俺も思うが。そしてそう
したのがキューブリックの偉大さとは言える。でも、だからクラークの元ある話がまるで映画の補完のように扱っ
てはあまりにクラークが報われない気はする。モノリス創造者や話の根幹はともかくHALの暴走理由あたりは、
クラークの説明を下敷きにしてると言って良いと思われ。
237 :
精子:02/07/17 11:52 ID:3Oqvia1C
このスレ、ひさびさのカキコだ
「原作」と映画の関係については
>>234のラスト2行に同意です。
ところで、劇場パンフなどでは「原作に当たる作品は『前哨』という短編」と
書いてあったような記憶があるのですが…
パンフがどこにしまったか分からなくなっちゃって確認できません。
このへんについてご存知の方いますか?
238 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 11:56 ID:EkX6KJjz
前哨は、月で異性人の作ったものが見つかってそれは一種の警報装置のようなもの・・・というお話。読んだ事ないけど。
それを含めて4つのクラークの短編が2001年のベースになってるそうな。どれとどれかはわかんないけど。
239 :
精子:02/07/17 12:06 ID:3Oqvia1C
>>238 おお、即レスありがとうございます。
レス読んで、パンフに「前哨」の簡単な解説があったことを思い出しました。
確かにそういう内容だったと思います。
「2001年」は76年か77年のリバイバル上映で観たのですが、
パンフで「前哨」の記事を読みつつ、子供心に「たったそれだけの内容を
あれだけの映画にしてしまう監督はすごいな」と思ったことも思い出した。
…しかし実際は4本のうちの1本だったんですね。
他の3本はどんな話なんだろうか。
240 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 12:23 ID:izjkg4uf
この作品は嫌いじゃないけど、疲れた夜に独りで見ていると確実に寝てしまいます。
内容も理解出来そうで出来ないといった感じで・・。
話によるとキューブリック自身も分かっていなかったらしいですし。
241 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 12:34 ID:EkX6KJjz
>>240 >話によるとキューブリック自身も分かっていなかったらしいですし。
それは無い(藁
自分で好きなように解釈して。で、自分で解釈に飽きたら小説を読むか、他の人の意見を
ココやネットで見てみるのが気楽で一番楽しい鑑賞方法かと。
映画に関して100%正しい解釈なんて(キューブリックが言い張れば別だが)無いんだし、
それを狙ってわざわざ製作途中で方向性を今の形に変えたわけで。
本来は全編ナレーション付きで説明するカタチだった作品を
キューブリックが「分かり易すぎてツマンナイ」から取っ払ったと聞いたけど
モノリスはどう考えたって、いわゆる進化促進剤みたいなモンでしょ?
それ以外にどんな解釈があるの?
243 :
コロ助:02/07/17 12:50 ID:JtR/NbMg
最後の「宇宙に浮かぶ胎児」は、宇宙時間を象徴し、表現したものかと。
宇宙も、誕生し、成長して、やがて死滅していく。
人類が手にした骨で骨を叩き割り、それが宙に投げられ宇宙船になる。これは
文明の象徴で進化を表現。人類という種にとってそれだけの想像もつかない程
の果てしない時間を要する進化。
ひとつの種が生まれ、滅んでいきつつあるその果てしない時間。しかし、宇宙はその間
(ヒトの一生で表現すると)まだ、胎児のままで誕生もしていないという膨大な宇宙時間
これから送っていくことを表現したのだと思った。
244 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 14:01 ID:a7kxEAfm
おい、おまいら!
H A L 9000
の
H A L
は
I B M
の
アルファベットの1つ前の文字なんだぞ
245 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 14:17 ID:gWd+vC5a
まったくもーーー、分かりきったことばっか書きやがって!!
よっし、いいこと教えてやる。
キューブリックは生前、伊丹13と交流があったのだ。
あ、知ってた?ごめんなさい。
246 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 18:02 ID:a7kxEAfm
ったく、そんなの基本だよ!ばーか
これ、知らないでしょ
キューブルックが宇宙船のデザインを手塚治虫に発注してたの。
247 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 18:15 ID:rKTq1Eo0
知ったかばっかり書きやがって。
ちなみにHAL→IBMは、スタッフが公式には否定してる。
ちなみにIBMはこの映画のコンソールパネルデザインなんかにかなりの協力をしてる。一般的にIBMのPC
がいずれはああなるって暗喩と言われているが、どっちかと言えば協力してくれたので
隠れたクレジット・・・とも言われてる。
248 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 18:23 ID:a7kxEAfm
猿人は着ぐるみを着た人が演じている。
249 :
名無シネマ@上映中:02/07/17 18:26 ID:wZkld+sU
映画の中にもちゃんとIBMの文字が写ってるシーンあるしね。
>>234 仮に100歩譲って、原作らしきものがあったとしても、
映画というのは、原作を視覚化したものではない。
脚色という行為がなんであるかとか、映画化という行為が何であるかということは
理解しないといけない。そしてこの映画では原作とクレジットされるものはない。
「2001」の映画の、冒頭の月から地球と太陽が見えるショットは
カナダ万博で流された映像のパクリだし、円筒状の床をランニングするシーンは
恋愛準決勝戦のパクリだ。だからといって、それをどうこう言う人はいない。
クラークのアイデアがあるのは事実かも知れなし、そうでないかも知れない。
アイデアをパクルくらいは映画ではよくあることだ。
クラークだけ大騒ぎするのは、クラーク教だよ。
記者が何とか言ったなどという話は、腐るほどあるが、それらは
伝聞で証拠にもならない。
253 :
名無シネマ@上映中:02/07/18 00:21 ID:KdfNneTV
>>246 ホントはキューブルックって名前だったのか
知らなかった・・・・・・・
>>252 >>クラークだけ大騒ぎするのは、クラーク教だよ。
ここまでレス読んだけど誰も大騒ぎなんかしていないと思うが?
どっちかっていうとあなただけが大騒ぎしているだけのような。
この件に関してこだわりすぎててちょっとひく。
255 :
名無シネマ@上映中:02/07/18 12:34 ID:ZgJz8eFu
>>249 "space-time"のナッチ訳(A.I.の劇場公開版より)
「失われた宇宙の旅2001」によれば、出版が遅れたのは、キューブリックの意向があったから
のようだし、後半のストーリーについては、映画製作時にクラークが何通りもの、ほとんど小説にしても
いいくらいの内容の案を出しているから、クラークの小説を読めば、キューブリックの映画の言わんと
することは、大体掴めます。
後は映像によって引き起こされた、個々のイメージは個人によって違うはずだから、それはそれで、
いろんな解釈をして楽しめばいいのでは。
クラーク教徒出現
257の言ってることは別にクラーク贔屓とも思えんが。
258の方が粘着アンチだな
<<259 フォローありがと。
>259
>>234 >>・クラーク教信者にもたいした問題だ
>>-映画が有名なのは許せん−元ネタを考えたのはクラーク様だ
>>-その本は映画のネタ本じゃないと困る-原作だと言い張る
>>はなはだしいのは、もっと前の作品を持ってきて、アイデアはここにあったと言い張る。
旗色が悪くなると、「粘着」と言って逃げる(笑)
ヤメレ
257が理解できたのはクラークの小説であって、
キューブリックの映画ではない。
映画は映画でしか語れないのだ。
スレの内容はこれ。
2001年宇宙の旅って、どんな解釈をしたらいいの?
ぐいぐい惹かれて最後まで観たんだけど、黒板の意味や、ラスト
どう理解すればいいの?
みなさんの解釈を教えて!!
かってな解釈より、共同制作に携わったものの話しが一番近いとオモエワレ
>>264 スレは「みなさんの解釈を教えて」だろ
よく読めよ。
>かってな解釈より、共同制作に携わったものの話しが一番近いとオモエワレ
ノベライズは「共同制作に携わったものの話」ではないだろうが。
勝手な推測は一番遠いな。
>> 265
彼は共同制作に携わってますが、
みなさんの解釈とは
>>264 の解釈も含んで
の事で すな、俺ですけど。
それとノベライゼーションではないのです。
>>260 ふ〜ん、異常なまでの過剰反応だな。
そういうのを粘着というんだよ、たぶん。
あ、折れはクラーク信者じゃないよ、言っとくが。
あの小説読んでもイマイチ落としどころに納得できんかったしな。
ところで、公開時に世界でただひとり、どっかの女子大生だかが
監督の意図を完璧に言い当てた、って逸話があったと思うんだけど、
合ってる?
その的中した内容って、もちろん公表されてないんだよね・・
268 :
267:02/07/24 00:04 ID:wL0xZdt+
あ、>261だった。わりぃ
>>267 その逸話は聞いたことがあります。
この映画の解釈にはたくさんのバリエーションがあって、
正直、どれが本質を突いてるんだか、
まあそれが、今でも語り継がれてる要因でもあるでしょうけど。
そこで、いろんな逸話もでてくるんだね。 きっと
失礼、関係ないレスでした。
>265
>ノベライズは「共同制作に携わったものの話」ではないだろうが。
>勝手な推測は一番遠いな。
勝手な前提で話を進められると困る。
過去ログはもちろん、小説の後書きや映画のメイキングをあたれば
クラークも制作に関わっていたことが分かるはずだが。
特に小説がノベライゼーションでないのはさんざん既出。
ただし原作でもない。両方がそれぞれオリジナル。
もちろんその上で小説の存在をどう扱うかは自由だが。
俺としては映画の中で小説と矛盾しない点についてはキューブリックが
クラークの設定を受け入れたものだと考えている。
逆に小説と敢えて異なる描写をされている部分にキューブリックが映画で
見せたかったものがありそう。
なんでモノリスは具象化されたんでしょうかね?
今なら1500円だし、とりあえず「2010年」見れば解決
そですか・・・すべては2010年で明らかになっちゃうんですねぇ・・・
想像の余地が欲しかったと嘆いてみたり。
>>273情報THXです。
275 :
251:02/07/24 04:15 ID:CclvVeAO
クラークが映画に関わっていたということと、
クラークのノベライズを読めば、映画の意味が分かるということは
何の関係もないんだよ。その部分が推測だろ。
キューブリックが、「私の映画が分からなければクラークに聞け」とでも言ったのか?
自分で作った映画を、他人に解読してもらうなんてマヌケな監督がいるわけないだろ。
映画は映画のみで理解せよということだ。
映画見て理解できなければ、それでいいじゃないか。
気の毒だが、相性が悪かったんだ、
そう思って諦めろ。
ノベライゼーションではないのです。
279 :
267:02/07/24 23:05 ID:q8LIt/fv
>>275 おお、あったのか。 ありがとう!
う〜ん、部屋の解釈なんかなるほどと思いますね。
HALは悪魔なのか・・
>>278 キューブリックが
「私の映画が分からなければ、クラーク本を読め」
と指示しているところを教えてくれ。
後から出た本を読むと、映画が理解できるという
不思議なキャンペーんがどう行われたかも
オセーテくれ。
そんなもの、ありゃせんだろ。
そこが278の妄想部分なのだ。
映画のメーキング解説で映画が分かるという
ことはない。
オレが批判しているのは、何の根拠もなく
映画が分からなきゃクラーク本を読めと
したり顔で指示する、似非クラーク信者だ。
281 :
名無シネマ@上映中:02/07/25 11:47 ID:2mTA28pg
>>280 >>キューブリックが
>>「私の映画が分からなければ、クラーク本を読め」
>>と指示しているところを教えてくれ。
あなたの論法で反証するなら、逆にキューブリックが
「私の映画を理解するのに、クラークの小説を読んではならない」
と、指示しているところを教えてください。
そうでない限りは読んでから解釈するのは自由。(その逆も真だが)
>>後から出た本を読むと、(略
少し前の
>>257を読め。
それに法的な話をしている訳じゃないから、発表順には何の意味もない。
>>オレが批判しているのは(略
根拠はさんざんガイシュツだと思うが・・・
それが納得出来ないのなら、小説は無関係という立場に立てばいいだけのこと。
最近の流れだと、小説肯定派は小説を読まない解釈も有りだと認めているが、
小説否定派は小説をノベライゼーション呼ばわりまでして否定しているので
議論をする上で責められるべきはどちらかなのは明らか。
282 :
名無シネマ@上映中:02/07/25 13:25 ID:VhJGwoxH
283 :
名無シネマ@上映中:02/07/25 13:51 ID:9m0PyB3a
哲学はどうでもいいや、俺。
あらゆるSF映画の中で、この作品のみ「宇宙が怖い」。
人間の根源的な恐怖に訴えてくる何かを持ってる。
だから俺にとって「2001年」は形而上ホラーの大傑作。
>>280 まだノベライゼーションだと思ってるんだ。
>>283 なるほど、そういう見方もあったんだ。イイ
参考になります。
>>281 >あなたの論法で反証するなら、逆にキューブリックが
>「私の映画を理解するのに、ポッポコーンを食ってはならない」
>と、指示しているところを教えてください。
>そうでない限りはポッポコーンを食ってから解釈するのは自由。(その逆も真だが)
論理的な反論をしような。
ノベライズと言ってあげているのは、クラーク信者のためを思ってのことだ。
ノベライズなら、映画がよく分からないという御仁には、映画を下敷きにした、
ノベライズ本を読めば分かると、気休めを言ってあげる事ができるが、
小説じゃ何も言えんよ。さすがに原作だなどと抜かす兵がいなくなったのは
ご同慶の至りだが。
ノベライズは枝葉の話だよ。
本線は、映画のことは映画で理解しような、という呼びかけだ。
これに反応してくれよ。
コピペ
「『2001年』について語りたくないのは、これが本質的に非言語的な体験だからです。
台詞は映画の半分もありません。この映画のねらいは、知性よりも、
むしろ潜在意識や感覚に訴えることです。
視覚をないがしろにする人たちは、基本的に問題があると断言できます。
彼らは聴いているのです。この映画は、聴いてもあまり得るところはありません。
自分の目を信じない人は、この映画を正しく理解できないでしょう」
――スタンリー・キューブリック
製作者キューブリック自身が非言語的な体験だから語りたくないとの事。
ゆえに誰もこの映画を文字で表現することはできない。 の?
コピペ
アーサー・C・クラークは、小説と脚本は同時進行で執筆し互いに“双方向フィードバック”したと記憶している。
出版社のデル社が版権に16万ドルを申し出たが、クラークは「スタンリーが契約にサインしないだろう」と応じた。
いちどキューブリックに、わざと出版を遅らせ、この映画に、原作、があることを隠しているのではないか、
と尋ねたことがある。かれの反論は賢く、まだ出版のレベルに達してないと答えた。
もっと原稿に手を入れる必要があるが、当時は読む時間もないと言うのだ。
わたしにはとても辛い時期だった。スタンリーが出版を承知したとき、書き直しは1字もなかった。
良くも悪くも、それがスタンリーのやり方さ。
メーキングを読むとまた違った映画の見方ができるぜ。
289 :
名無シネマ@上映中:02/07/25 23:04 ID:tPsqcldX
>>287 理解できない人こそこの映画を正しく理解してると言う事か?
290 :
名無シネマ@上映中:02/07/25 23:05 ID:27SFA62V
>>286 >>論理的な反論をしような。
あの部分の書き込みは
>>280に対して、同じ詭弁法で返しただけなので
論理性など端から求めていませんが。
それにしても認識がおかしすぎます。
繰り返しになりますが、小説は映画を下敷きにしたものではありません。
敢えて言うなら『2001年 宇宙の旅』という主題のクラーク的解釈が
小説であり、キューブリック的解釈が映画なのです。
だから映画の解釈に小説を持ち込まないと言うスタンスを否定したりは
しませんが、小説を貶すような物言いには到底同意できません。
またクラークを存在しないが如く扱うことも容認し難いです。
あなたは他者を「クラーク信者」として非難あるいは揶揄していますが、
自身はさしずめ「キューブリック原理主義者」といった所でしょうか。
>>289 説明不足でスマソ
キューブリックが言語にできないと言ってるのだから、
言葉では理解できないと俺は解釈したのです。
無理に言葉にすれば、ロールシャッハテストのように
個々人で違う答えが出るでしょう。絵画や音楽のように、
ストーリーはないのです。そうなると収拾がつかなくなし
混乱、するばかりです。でもそれではこスレの
>>1 の望む事ではないので、原作、(
>>288)を読む事によって、指針と
する事ができると、考えたわけです。
それによって、共同制作者である、二人のこの映画の狙いの違い
がより明確になるわけで、映画の見方に.は
>>257のような二通り
の見方が存在するのだと、俺は言いたいわけ。
関係ないけど、A.I、も同じように、解釈の仕方がパラレルだよね。
この映画場合は非言語にはならないだろうけど。
>>291 「原作」はないんだよ。クラーク教信者君。
>>293 妄想だろ。288に聞いてみな。
原作というのは、映画製作を開始する時点で完成してなきゃ話にならんだろ。
そうじゃなきゃ、どうやって脚色するんだ。
原作の意味も知らないのか。
>>288に聞いてみたよ。
あなたの好きな、キューブリックの添削の入った、
クラークの作品、って言い直してもいいとさ。
執筆は脚本と同時進行だったな、なら原作より
映画をより反映してるわけだ、ますますいいね。
>>1の、「黒板の意味や、ラスト どう理解すればいいの? 」
すくなくとも、俺は本を読むのも一つの方法といってる。
あなたは何一つ答えてないね。
答えは、「わからない香具師はあきらめろ、」こう言いたいようですが。
次レスで高尚な御意見を承りたいものですな。
それと、クレジットでは
脚本
スタンリー・キューブリック アーサー・C・クラーク
だよね、違ってたかな?違ってたらスマソ、合ってたら、(以下略
296 :
名無シネマ@上映中:02/07/26 23:43 ID:L8otthOI
>>296 ありがと。
いろんな考え方があって当然だけど、全否定の意見ばっかりじゃ、
叩きあいばっかりになって、おもしろくないもんね。
原作の微妙な意味の違いには気づいてたんだけどね。
俺は、キューブリックもクラークも好きなんですけど、
あそこまで、アンチだと、お話しにならないよ、まったく。
全くね。 なんで、あそこまでアンチになるんだろ。
そんなこっちゃ、いつまで経っても進化できんぞ。
クラーク本は原作ではないということで決着だな。
映画は映画だ。
クラークの本は映画とは関係ない。
映画をみて理解できなきゃ、理解するのを諦めろ。
>>297 >原作の微妙な意味の違いには気づいてたんだけどね。
明白な違いだろうが。
知ってたら書くな。
そういうのをクラーク教徒言うんだ。
>俺は、キューブリックもクラークも好きなんですけど
お前みたいのが、両方の評価を貶めているんだ。反省しろ。
やれやれ、命令されちゃったよ
302 :
名無シネマ@上映中:02/07/27 09:11 ID:EcF/6T5m
▼[ 原作 ] の大辞林(国語辞典)からの前方一致検索結果が 1件 ありました。 powered by三省堂
げんさく 【原作】
げんさく 0 【原作】
--------------------------------------------------------------------------------
翻訳・脚色・改作などをする前の、もとになった作品。
「志賀直哉の―を映画化する」「―者」
303 :
名無シネマ@上映中:02/07/27 13:48 ID:ThUbjVl2
>クラーク本は原作ではないということで決着だな。
何をいまさら・・・って感じ
クラーク教徒の間でも小説と映画はそれぞれオリジナルであることが
このスレの中ではとっくに了解済み
アンチ・クラークがノベライゼーションだ、無関係だと引っ張っているだけ
あえて原作とよぶものがあるとしたら、それはクラークの「前哨」
(本来は原作と言うより、原案と言うべきものだろうけど)
>映画は映画だ。
に関しては同意なのだが
>クラークの本は映画とは関係ない。
は流れを無視というか、レスを読んでいないとしか・・・
取りあえず厨度はアンチ・クラーク>クラーク教徒で決着だな
映画は映画だ、の
>>299にはすばらしい解釈
があるようなので、次のレスに期待しましょう。
>>303 映画は映画だに同意して、クラーク本は関係ないには不同意か。
矛盾しているな。
その踏ん切りの悪さが、クラーク教徒と揶揄されるところだ。
306 :
名無シネマ@上映中:02/07/27 22:54 ID:ThUbjVl2
>305
映画の解釈が最終的には映画によってなされるのは当然だけど
その映画に影響を与えたものをあたるのも別におかしくはない
これのどこが矛盾しているんだ?
あと先に断っておくが別に「小説に映画の解釈が書いてある」とは
主張していないぞ
あくまでも補助手段としての有用性が高いという話
>>306 は正しいと思う。
僕が言いたいことも概ね、そういうことなのです。
>>306 映画に影響を与えたなどと、どう判定できるのだ。
映画がクラークに影響を与えたのかも知れないじゃないか。
映画側から見れば、クラークは情報源の一つということにしかなるまい。
キューブリックはIBMやパンナムにも意見を求めている。
305の主張なら、彼らも影響を与えたことになる。
「2001」はその他にも、いろんなものを参照していることは、スレの前の方を読めば書いてあるだろう。
映画製作にあたって、いろんな情報を集めるのは常識。
その上で、映画は映画で理解するのだ。
補助手段って何のための補助手段なんだ。なんの有用性だ。
それで、映画が解釈できると勘違いしているんだろう。
映画を見ても理解が出来ないから、クラーク本で理解したいという、
クラーク教徒の主張そのものじゃないか。
クラーク本で理解できるのは映画じゃない。クラークの主張だ。
映画をみて分からなければそれで諦めろ。
>>308には映画の解釈がまったくない。
つまり映画がわからない?
人を非難する前に自分が映画をどう解釈
したのかを、のべるべきでよ。
他人の解釈を君が煽ったように、こっちも
意見がのべやすいからさ。
>>309 オレが批判しているのは、クラーク本を読めば、キューブリックの映画が分かるという
クラーク教徒の信徒の主張だ。
他人の解釈を煽ったって、言いがかりをつけるが、どこでどう煽ったのか指摘してみな。
と、言いながら自分の解釈は以前なし。
>310
批判するなら相手の書き込みもちゃんと読もうよ
「クラーク本を読めば、キューブリックの映画が分かるという」なんて
主張してるヤシなんかもういないじゃん
はっきり言ってレスが全然かみ合ってないよ
>311
IVHdzLqBは映画を見ても自分にはサパーリ理解できなかったので
自らの主張通り諦めたのだと思われ
313 :
312:02/07/28 14:52 ID:sofj38qu
>312 自己レス
IVHdzLqBじゃなくてhvbwavoaです
スターゲートに飲み込まれて来ます(鬱
314 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 16:15 ID:9pUTRZpO
この映画、全盛期のピンクフロイドと同じ匂いしない?
なんつーかこう、妙に意味深っぽく見せかけようと製作されたみたいな…
>>311 煽ってないで、お前の解釈書いてみな。
それともクラークを読めか'(苦笑)
316 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 17:12 ID:zA9JxqhX
そもそもこの映画は理解できないように作ってあるんだぜ…。
知らないの?
解釈でケンカするなよ。答えは無いんだから。
317 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 21:08 ID:sofj38qu
>316
もめているのは解釈じゃなくて解釈の仕方と思われ
アンチ・クラークが一方的に"いちゃもん"を付けている感じ
証拠にアンチ・クラークはまともなレスを付けていない
318 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 21:43 ID:lGhi8eCF
(¨* ) あの〜
今日、2010年借りてきたんです
観る前に、心得るべきことみたいなものありますか?
ネタバレ無しで、アドバイスして欲しいんですが…
320 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 22:01 ID:sofj38qu
>318
「2010年」は「2001年〜」のハードSFとしての続編です
クラーク色が前面に押し出されており、2001年では謎とされた点に対しては
しごく現実的な回答が与えられています
ただしこの回答はキューブリックの意図とは異なるとみるのが妥当なので
キューブリック好きなら「2001年〜」とは別物と割り切った方が良いかも
あと古い作品なので21世紀になっても冷戦構造を引っ張っていることには
目をつぶってあげてください
>>218 基本的には 2001年 のクラーク側から見た続きだと思います。
2001年と独立した映画としても、楽しめると思います。
知性の進化を人類と言う枠に限定しないで眺めた時に見えてくる、壮大なビジョン
SFのある意味での醍醐味を味わえます。
あくまでも、俺の意見なので、これが総てではないので、決め付けないでネ。
楽しんで下さい。
323 :
名無シネマ@上映中:02/07/28 22:31 ID:lGhi8eCF
>>320-321 早速のレスありがdです
> 21世紀になっても冷戦構造を引っ張っていること
これは、教えて頂けて良かったです。
妙に気になると、本筋が頭に入りませんから
> 知性の進化を人類と言う枠に限定しないで眺めた時に見えてくる
ううう、抽象的だなあ(´・ω・`)理解できるんだろうか…不安が…
でも、観かたの方向性を暗示してくださって助かります。
ネタバレ無しと限定したのが悪かったのでしょうねえスマソ
>>323 キューブリックの映画は「2001」で完結しています。
2010に2001の謎解きを求めたりすると混乱しますから、
別の作品と思って楽しんでください。
2010は、ワーナーとクラークにとっては2匹目のドジョウなんでしょう。
325 :
名無シネマ@上映中:02/07/29 06:00 ID:+b3Bbg8c
キューブリック原理主義者がキタ──(・∀・)──!
ガイシュツをわざわざ悪意を込めて言いかえたあげくに一言多い・・・
他をけなすことでしか2001年やキューブリックを評価できないとは
お前は本当にファンなのかと小一時間(略
わざわざクラークやハイアム、ワーナーにケチなんかつけなくても
2001年は十分名作だしキューブリックも同じく名監督なのにね
個人的には2001年も2010年、どちも同じくらい好きな作品
それにしても朝っぱらから晒しageする俺も俺だなw
>>325 朝から何を一人で舞い上がっているんだ。
327 :
名無シネマ@上映中 :02/07/29 07:48 ID:appltfxN
ずっと読んできたんだけど、そろそろクラーク小説をこの映画に
からめるのはやめないか?ぜんぜん異なる世界観なんだから。2010年の映画を
観てもわかるようにクラークの主題とキューブリックの2001年の描こうとした世界
が違うのは明らか。小説のわかりやすすぎる解釈はこの映画の哲学的な部分への
アプローチへの解答にはなっていないどころか、逆に思考をその時点で停止させてしまう
逆作用に働いてしまっている。スターチャイルドという名称を与えてしまてる
ことにも萎えるし、地球をおもちゃにしてた云々もこの映画の論旨とは
蛇足以外何ものでもない。ましてやそのスタチャへの核攻撃云々などは読んでいて
ヘドが出る思いだった。(だがその後の続編を読みその一貫した未来観への展望は
敬意を表するし尊敬に値する。だが2001年への哲学的なことへの解釈は非常に浅く、キューブリックの最終的な
テーマとは遠く及ばなかったと言わずにはいられない)誰かが言っていたようにキューブリックは
理解できないように作ったというのはある意味正しい。理解したと言った時点でこの映画をまったく理解
していないと自ら告白したようなものに感じる。描かれた世界が予想に基づいた大嘘であってもこれは
「自ら体験する」映画という以外何ものでもない。科学を排除したもっと精神的、
宗教的な側面で語られるべきで、本人も言っているように非言語的な体験だと思う。
とくに「無宗教」と言われてる日本においてはもっとも純粋に「不純ではない」宗教感を感じ取れる映画だと思う。
俺もまったく宗教など無縁であったけれど、この映画で絶対的な何かという漠然とした感覚が生まれた。
自分で書いてて、この文はウザそうで叩かれそうだな(w
絶対的な何かを、宗教観からとらえたところには神という概念があります。
神=造物主、この概念を言語によって表現したかったのが、クラークの小説
ゆえに、モノリスの設定やプロットの意味は、造物主を言語で表現するための
道具でしかない。
キューブリックは、映像と音楽を使って非言語的な体験として、この映画を
作った。見る人は、寓話として、あるいは美しい宗教画にも例えられるかも
しれない。テーマは「神と人」それに近いのではと俺は考える。
美しい宗教画は、宗教に無縁な人ならば、美しいだけで終わってしまうが、
その絵画の背景を知っている人には、違った見え方で語りかけてくる。
背景は絵画を見る前でも後でもかまわない。その絵画が好きな人ならば、
背景を知りたいと思うのは当然の衝動である。
アンチ・クラークは未だに自分の考えを表明していない。
脚本や小説は、より良い映画に昇華させるための、道具にすぎない。
美しい建築物は、堅牢で無骨な構造体によって支えられている。
建築物の装飾の解釈は自由ではあるが、解釈の仕方を示唆するものとして、
構造体を無視する事はできない。
330 :
K・ダグラス:02/07/29 10:19 ID:q6e+8ZnI
2001年ですかぁいい映画でしたよね。でも俺思うんですけど、この映画に解釈とか見方ってあるんですかね?
キューブリックはこの映画で何が言いたかったのかなかったと思うんですよ。
それぞれ個人での見たかに任したとおもうんですよね。まぁ100人いれば100通りの見方がありますからねぇ。
でもこういう映画ってなにか難しいこと考える前に楽しんで見るべきだとおもうんですよね。
すばらしい映画は感覚でみるとおもしろいですし、こういう解釈とかはしちゃいけないような気がします。
だってうちら映画見始めた頃はそんな難しいこと考えないで、楽しんでみてたじゃないですか。
解釈とか考えたら、その映画がつまらなくなってしまうような気がして(笑)
淀川先生尊敬してるんで、どうしても映画を楽しもうって考えになったちゃうんですよね。
みなさまの気にふれたのなら謝ります。若輩者のいけんでした。
331 :
名無シネマ@上映中:02/07/29 10:22 ID:aUhsgl7/
解釈のべる水野よりは、淀川先生の方が楽しんで映画みてるって感じはするな。
楽しんで、見るのが映画なんですよね。
解釈とか解説は二次的なものなのに、俺はこう思ったって
言い始めると、理屈っぽくなる。で、始めは軽い気持ちで書いた
つもりなんだけどね。だんだん悪い方向に話が進んで。
>>330を不快にさせたんなら、素直にあやまります。
ごめんな。
今後あんまり、くどい書き方は止める事にするよ。
333 :
K・ダグラス:02/07/29 16:01 ID:q6e+8ZnI
>>332
いやいや、全然不快になんかなってませんよ。
でもたぶん332さんが言ってるように、解釈とかは二次的なものなんだと僕は思います。
映画って楽しくてなんぼですからね(笑)
映画を楽しんで楽しんで、それから解釈とか考えるともっとおもしろくなるんじゃないでしょうか?
僕はまだ映画のことなんて全然わかりませんから、解釈とかよくわからないから考えないようにしてます(笑)
いつか淀川先生のように生き生きと映画のおもしろさをみなさんに伝えることができたらなぁと必死で映画みまくりです。
みなさまのやりとりは勉強しなりました!
334 :
名無シネマ@上映中:02/07/29 17:33 ID:0lm3Qz3y
クラークの名前は脚本としてタイトルにクレジットされてるんだから、
同名の小説版を読んで参考にするのはちっともおかしい事じゃないだろう。
もちろん、それを読んで「キューブリックとは別物だ」と解釈するのも自由なわけで。
「この映画はこう見なければいけないんだ」みたいな言い方が一番野暮。
特に「2001年」みたいな映画はね。
俺は厨房の時に初めて鑑賞、クラーク版も読んで、関連書籍を漁って、
色々やった挙句に、この映画の「哲学」を完璧に理解したようなつもりに
なっていたが、齢を重ねて今、そんな解釈には何の意味もなかったなと
思うに至った。
映画は変わらずに好きだし、見る度に快感を与えてくれるが、同時に
この感覚を言語化することに強く違和感を覚える。
強いて言うなら、「深淵」と言う概念を体感させてくれる稀有な映画。
この神秘な様相に「種の進化」とか「神の形象」みたいな言葉を当てはめて
しかるべき位置を与えて行くと、突然イメージが矮小化してしまう。
「解らない」事も含めての映画体験こそが重要と言うのが俺の結論だったね。
でもまあ映画を見て考えるという行為は、やはり体験として意味のある物
だと思うので、どんどんやるべきだと思う。
キリスト教における、神と人間とコンピュータの関係というところだな
336 :
327:02/07/30 07:21 ID:dUwoXsNK
>>328 そうですね。でもそれを「神」と言ってしまった時点でとてもこの映画が
陳腐なものに感じてしまいます。それは作者自身がそれを神として描いていたとしてもです。
クラークの小説はまったく否定するどころか尊敬さえしています。
ただこの映画を小説にするのは(もちろん共同脚本とわかっての上で)
不可能だと思えるのです。文章にした時点でそれは違うアプローチなものに
なるんだろうと。実際読んでみてそう感じました。
>>334 共感します。2ch的には「禿同」ってやつですか。
まさしく書きたかった主旨を完璧に言い表わしてくれてますし、その文章力には自分の
表現力のなさを思い知らされます。アンチクラーク的な文脈になってしまった
のはお恥ずかしいですしまったく本意ではありません。
>>335 その通りだと思いますが「キリスト教」と特定しなくてももっと広義な宗教感
でも通用するのではないでしょうか?
>>336 キリスト教に限定しているのは、当時のビジネスから考えて、主要市場は米国であり
対象が米国民ならキリスト教ということになからです。
キリスト教とこの映画の符合を考えると、以下のような解釈も楽しめるわけです。
・はキリスト教の立場、−は私が考える映画の主張。
・人間は神によってアダムとイヴを祖先として作られたことになっている
−人間は道具を使うサルでしょう
・人間は神によって最初に作られた生物であり、神との契約によって人間は世界を支配している
−HALみたいに、人間にチェスで勝ってしまうようなコンピュータが出てきたら、神との契約はどうなるの
・キリスト教の一番痛いところは、イエス・キリストが人間なのか神なのかという問題で、そのため、三位一体説などという理屈を出したりするわけです
−コンピューターより優れたボーマンは、人間なのか神なのか?
これを一般の宗教に普遍してしまうと、話が見えなくなります。
338 :
S・KUBRICK:02/07/30 23:29 ID:B227GF4O
Explanation? That's "a space odyssey" I hold. That's it.
339 :
名無シネマ@上映中:02/07/31 13:01 ID:1ueVfigC
今さら、キリスト教なんて持ち出すなよ。
絶対者=神、を人間の外に仮構する考え方自体を、
キューブリックは否定してるんだぜ。
それは本来的に、人間一人一人に内在している可能性なんだ。
だからこそ、音楽でニーチェを仄めかしているんじゃないか。
340 :
名無シネマ@上映中:02/07/31 14:34 ID:DiuA0NVs
だからよう、おまえがいくらキリスト教を否定したところでキリスト教は
厳として存在しているわけだよ。おわかりオバカ君?
マアマア
「美しき青きドナウ」ってニーチェを仄めかしたものだったの?
とボケてみる。
343 :
名無シネマ@上映中:02/08/01 08:49 ID:70ox5wKt
>>340 オマエは読解力ゼロだなw
339は、キリスト教の存在を否定してはいないぜ。
教義を否定することと、存在を否定することの違いが分かるか?
分からないなら、小学校から国語をやり直せ、オバカ君?
静かになっちゃった。
345 :
名無シネマ@上映中:02/08/03 23:18 ID:JQEN58uE
z
zz
347 :
名無シネマ@上映中:02/08/04 01:04 ID:Svp75JKH
映画「2001年宇宙の旅」のすごさは物語(言葉による筋立て)からかなり自由
になって純粋な「体験」を作りだしていることで、他のどんな映画とも似て
いない。映画というよりキューブリック自身による「啓示」だもの。
クラークの小説は面白いし、その後作られた映画や書かれた小説はすべて
始めの作品に対する「言い訳」に過ぎない。なくてもよかったが言わずに
おれなかったんだな。
今見直して僕なりに解釈を愉しむと、宇宙の舞台を借りてキリスト教の神と
進化論という「人類の最大の発明品」を見事に融合させていて、だからこそ
恐ろしい映画だと思う。
でもクラーク自身が小説の後書きで言っているように、何をしてもそれは
解釈のひとつに過ぎないのだから・・すげー映画だ、わけわかんねえ映画だ。
そういう驚きにとどめておいていいのではないかな。ジョージ・ルーカスが
言ったそうだけど、これを超える(何をもって超える、というのかは謎だけど)
SF映画は現れないだろうね。
348 :
名無シネマ@上映中:02/08/04 01:24 ID:G+JW+n9l
この映画を見て「わかりません」って言ってくる人のかなりの部分は
哲学的解釈以前に映像の意味する設定やストーリが把握できないという
段階であることも多そうなので、小説読むことも悪くはないんじゃないかと。
349 :
名無シネマ@上映中:02/08/04 01:42 ID:O+w1REpp
SF映画なんだからSF的な見方をしても間違いじゃないと思われ。
>>348 分からん人はそれでいいじゃないか。
ムリに分かろうとする必要は何もない。
しかしあの猿が400万年前の人の祖先だなんて、概略知ってないと絶対わからねえ
宇宙往還機だって知ってねえと、ありゃなんだってことになる当時は特によ
SF読みしてない香具師は特にわかんないぜ、人工重力とか一杯あるじゃん
最低押さえておかなきゃなんないのがやっぱあんだなこれ。
「2001年」雑記帖(2001: a space Odyssey )
この映画では未来世界のデザインに多くの大企業が協力し、
代わりに企業のロゴをセットにのせる許可を得た。
スペースシャトルの運行はパンナムがするという設定になっていたし
(パンナムはもうなくなってしまったが)、宇宙ステーションの内装はヒルトンが、
フライトコンピューターシステムはIBMが、TV電話はベルが担当した。
映画にはそれらの企業のロゴが登場する場面もある。
ただIBMは途中で会社のロゴを映画から外すよう求めた。
IBMはコンピューター全般についてのアドバイスを行ったが、
HAL9000が反乱を起こして乗員を殺害するというストーリーを知り、
会社へのイメージダウンを恐れたためである。
さらにHALの名前がIBMの文字をそれぞれ1字ずつずらしたものであるという
噂がたった時にもIBMは不快感を示した。
http://www.asahi-net.or.jp/~KZ3T-SZK/kub_epi.htm
今さっき映画を見たところです。正直わけわからんかったです。このスレ見てスッキリした感じです。
宇宙服のときの「スーハー」っていう呼吸と寝息をシンクロさせていました。
関係ないけどニュース番組が2001年っぽくなかったのはちょっと笑った。
356 :
名無シネマ@上映中:02/08/06 18:01 ID:uknUlXHa
>>355 > 関係ないけどニュース番組が2001年っぽくなかったのはちょっと笑った。
いやいや、BBCならあんなもんでは?
>さらにHALの名前がIBMの文字をそれぞれ1字ずつずらしたものであるという
>噂がたった時にもIBMは不快感を示した。
まさか、HALがこんなにも愛されるキャラになるとは思いもよらなかったんだろうな。
まあ、無理も無いけど(笑)
マイクロソフトは出てなかったよね。
後あのカセットみたいなの抜いていくとHALが退行してって
あのカセットみたいなのはなに?
359 :
名無シネマ@上映中:02/08/09 20:10 ID:AxT6n+8E
>>358 冗談だと思うので、マジレスもなんだが。
映画の公開は1968年。
はじめてのマイコンが出来たのは1970年。
ビル・ゲーツがいくら天才でも、この映画が出来たときに
会社は起こせんよ。彼は高校生だった。
こういうのに、「2001」を理解せい言うのは..(ブツブツ)
360 :
ものりす:02/08/09 20:50 ID:SC5aH32m
原作読んで下さい...後は自分の想像力...
>>360 さんざっぱら、原作はねえんだって議論をしたのに、
まだ分からねぇヤシがおるな。
不精しないで、50くらい前から読んでみる。
362 :
ものりす:02/08/09 21:35 ID:SC5aH32m
すみません...
大変勉強になりました。ありがとうございます☆
363 :
名無シネマ@上映中:02/08/09 21:41 ID:ln7UV7EK
原作は、アーサー・C・クラークの『前哨』。
364 :
名無シネマ@上映中:02/08/09 22:58 ID:i0O/J2Y4
>>362 14分で50以上のレスを読んだのか
すごいな
>>364 14分もあって50スレ読めなかったら、そっちの方が凄いぞ。
いや、50レスは読めても、50スレは読めんだろう・・
受験勉強中ボール紙でモノリス作って机に置いといたけど
あんまし効果はなかった。
1:4:9だとずいぶんデブなモノリスになる。
映画では「1:4:9」と明示されてはいなかったかな。
age
369 :
名無シネマ@上映中:02/08/18 00:33 ID:tIdJqS8q
やっと終わるなと思ったのに上げやがったな。
370 :
名無シネマ@上映中:02/08/18 01:03 ID:BDuKnl6B
正解を書くよ
モノリスは進化を抽象化したもの
モノリスが出現する度に、進化がある
猿から人間へ 地球から宇宙へ
ラストシーンの赤ん坊は人間以上の存在
ファーストシーンでモノリスが現れ時、猿はヒトに進化し
ラストシーンでモノリスが現れた時、ヒトはヒト以上の存在に進化したんだよ
>370
目からウロコでした。
372 :
スリットスキャン:02/08/18 22:27 ID:Dpj+iYQn
クラークの小説版「2001年」には、
プローブ(探査機)から見た木星の大気圏内の描写があるんだ。
もの凄く巨大な雲が渦巻く世界で、
その中にひときわ輝き、そびえ立つ山のように神々しい雲の描写がある。
はて・・・何処かで読んだような?と思ったら、
「幼年期の終わり」でも、知性を超越した宇宙人のシンボルとして
光り輝く巨大な雲が出てくるんだ。
このシーンは脇道のお話なので映画では出てこない。
もちろん、2001年の宇宙人は木星にいる訳じゃないし、
超越的存在のシンボルはモノリスに絞ってあって、
論理的に(当時の映像技術的にも)それで妥当と思う。
でも、木星の空は「神の座」に相応しい世界で、クラークはこだわっているね。
いつか映像化してほしい、と思ってたら・・・
「さよならジュピター」(石をなげないで〜)w
で、唯一興味深かったのが木星の大気圏の描写(かなり日本特撮だけど)で、
きっと小松センセも印象に残ってたんだと思う。
>371
えっ、目からモロコ?
>>372 映画に関係ない脇道の話を小説で加えてたというのが時間経過からは正しい。
375 :
名無シネマ@上映中:02/08/22 02:59 ID:oDtcT2a6
>358
メモリースティックです
>375
HALはS**Y製でしたか。
>373
白いギターをさしあげます。
378 :
名無シネマ@上映中:02/08/23 13:38 ID:V+PmIV9r
380 :
名無シネマ@上映中:02/09/01 23:15 ID:/eZsizxF
あくまでも俺なりの解釈だけど
結局、テクノロジーの過剰な進化は、人類にとって脅威である!
みたいなメッセージ性が、この映画には含まれてるじゃないかな?
話は変わるけど、後半のサイケな(?)映像でトベると思ってるのは
俺だけかな?(w
実際にラリってたらトベるのかも。
ビートルズの某作品みたいに
382 :
名無シネマ@上映中:02/09/01 23:23 ID:ALgta1rF
>>380 どんな映像?俺2回見て2回とも睡魔に負けたからわからない
384 :
名無シネマ@上映中:02/09/01 23:55 ID:TJI8qOmQ
オウム返しをする場合は,それなりのアレンジをしないとただツマランだけだ
「3001年終局への旅」っていつ作るの?
387 :
名無シネマ@上映中:02/09/02 00:24 ID:SRl2NXN+
>>386 2969年作成予定。出演目指してください。
388 :
名無シネマ@上映中:02/09/02 00:25 ID:SRl2NXN+
389 :
名無シネマ@上映中:02/09/02 00:26 ID:pS6IHDV/
390 :
386:02/09/02 00:31 ID:rJwQ9wVG
>387
ありがとう! 漏れ、やるよ!
391 :
名無シネマ@上映中:02/09/02 00:48 ID:Qw3e4q+h
しかし、2001年になってもあんな賢いコンピュータは
登場しなかったけどな
HALができたのって1992年じゃなかったっけ?
できるわけないなぁ
>>391-392 HALの誕生日は1992年1月12日(小説は1997年1月12日)
チェスの腕だけに限って言えばクラークの予言は的中w
394 :
名無シネマ@上映中:02/09/04 00:18 ID:IMMdBbAz
チェスだけならともかく会話はできんだろ
あと、なんで海岸でアップルUを捜査しているのか謎だ
395 :
名無シネマ@上映中:02/09/04 00:26 ID:/+1XuMc0
骨董PCマニアだったのさ。
>>394 >海岸でアップルU
2010年最大の汚点と言われているが,逆にレトロ趣味を表現しているといういいわけも成り立つ
397 :
名無シネマ@上映中:02/09/04 20:24 ID:B3W7lP0y
アップルUはいくらなんでもひどすぎ
iMACならなんとか笑って許せるが
398 :
名無シネマ@上映中:02/09/04 21:20 ID:p1FGndc2
2010年に、アップルU筐体の新製品を出したりして
2010は2001とは全く関係ない、タダの二匹目のどぜう。
煽りにマジレスだが、全くってことはないだろ
402 :
名無シネマ@上映中:02/09/06 13:36 ID:w48ivOdy
アップルが2010に協賛の形で出資していたという事は無いのか?
とにかくその頃まで存続してるかもわからん,フリーズ続出のMACを使うなんて。
403 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 02:02 ID:0ZHMEJiw
それを言ったらソ連は
405 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 02:20 ID:GraQfzck
月面でモノリスを見つけた次の瞬間、木星ミッションを行くディスカバリー号のシーン。この間、18ヶ月だよね。
で、すっげえ気になってんだけど、どっちが2001年?_前者だったら木星ミッションは今頃と言うことになるわけで。後者だったら前世紀にはすでに月にはいけたと言うことになるわけで。
誰か知っている人がいたら教えて欲しいわけで
406 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 02:43 ID:MEW4Ejh/
人類はまだ人類は月には行ってないぜ。地球の大気を超えたところにある磁場の層を超えられるのか、
まだNASAは答えてないし,そもそもあの月面着陸自体スタジオ撮影だったんだから。
407 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 04:52 ID:0LLm2gga
ぜ。
408 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 14:40 ID:ZNcc/z9V
ぶ。
409 :
名無シネマ@上映中:02/09/07 16:26 ID:SkYYlAiq
終局買って来ますた。
2001のスレは痛い香具師が多い
411 :
名無シネマ@上映中:02/09/08 04:17 ID:LrQSUnPM
412 :
名無シネマ@上映中:02/09/08 09:55 ID:l8Wu+SwY
あーもう キューブリック大好き
『 2001年宇宙の旅 』 『 時計仕掛けのオレンジ 』 『 博士の異常な愛情 』
この3点が特に大好き
『 2001年宇宙の旅 』 映画館でリバイバルしていたら絶対に行きたいと切実に感じる
どこかない?
413 :
名無シネマ@上映中:02/09/08 13:48 ID:cZgSkkLh
>>412 フルメタルジャケットの良さをわからんやつは
ほほえみでぶ
414 :
:02/09/08 13:55 ID:cBt7Cabh
>>412 去年リバイバル上映したじゃん。
本当ににキューブリックの事が好きなのか?
>>405 小説版だとそれぞれの年代は
TMA・1発見→1999年
ディスカバリー出航→2000年
HALが機能不全→2001年
ただ、映画と小説ではHALの誕生年が異なっていたし
目的地までの距離が全然違うので確証は無し
416 :
名無シネマ@上映中:02/09/09 14:52 ID:kuA9rn52
>>405 過去スレで細かく実証していた奴がいたような。
そいつの結論では、フロイドが宇宙ステーションへ行く時点で
2001年だとか。
417 :
名無シネマ@上映中:02/09/09 22:51 ID:ldJyq2KU
>>1 映画のラストは、どんなに文明が発達しようとも
おまえらが見つけれるものは
所詮、こんなものなんだよ・・・・
といってる気がした。
気のせい....
419 :
名無シネマ@上映中:02/09/13 10:54 ID:+2d0iu/G
眠すぎる映画だった
420 :
名無シネマ@上映中:02/09/14 03:12 ID:8iXgNT2l
2001nenn dvd uttene-!!!
422 :
419:02/09/15 16:27 ID:PirYmELn
423 :
名無シネマ@上映中:02/09/18 06:56 ID:PD+fmstv
To somebody
解説本なんか見るな!
ただでさえ情報が氾濫する世の中、自分が何を感じたかがわからないまま
人の考えた解答をチラ見ばっかりしてたら、「自分が何を感じたか」ということす
ら自分でも分からなくなってしまう人間になっちゃうぞ!
ちなみに私が始めて観た時の感想は 「何だか分からないけど何故か感動した」
だった。
その後色々突き詰めてみた(原作・解説本)が、↑のファーストインプレッション
が一番正解だったと今でも思ってるよ。
424 :
名無シネマ@上映中:02/09/18 06:59 ID:PD+fmstv
>>412 去年やってたYO!
銀座でね。 当時の上映形式を完全に再現してて、ちゃんとインターミッションも
あった。
今年は・・・どうなんでしょ?
425 :
名無シネマ@上映中:02/09/18 16:49 ID:T0RvPa2S
なんで去年やってたか分かってるよね?2001年。
426 :
424:02/09/18 16:54 ID:2n2WYDFn
427 :
名無シネマ@上映中:02/09/26 06:08 ID:hTFB1Bmf
2001年を予言書としてみると。
西暦2001年 ゾロアスター教で最終戦争の始る年(との説あり)。
ツァラトゥストゥラはゾロアスター。
ゾロアスター教はユダヤ教イスラム教キリスト教の母体になっている。(一番色濃く
影響を受けているのはユダヤ教。)
HAL IBM
9000 予言者ゾロアスターの死後9000年に最終戦争が始る(との説あり)。
モノリス モーゼ(ユダヤ人を導いた聖人)の石版?
モノリズム(唯一神教、ユダヤ教、キリスト教等)の象徴?
モノ(単一)の塔 ツインタワーへの対比?
一つの水辺を奪いあい殺人までする2つのグループから物語が始る。湾岸のメタファー?
ボウマンはデイジーを歌うHALを止める。 デイジーカッター。
スターチャイルド(星の子) ユダヤの星。あるいは星条旗。
キューブリックはニューヨーク生まれのニューヨーク育ちだがある時期を境にイギリスに移住。
キューブリックは飛行機に乗るのを極端に嫌っていた。
(フルメタルの撮影はベトナムシーンも全てイギリス国内のセット)
キューブリックはユダヤ人。
428 :
名無シネマ@上映中:02/09/26 06:25 ID:2n3DcLGE
>>415 いずれにしても、
2002年現在では、すでに木星アプローチは終わってるんだね。
そう思うと、えらく歳をとった気分になったりして。
しかし、木星には強力な放射能帯(バンアレン帯)があることが判ったので、
現実には有人ミッションは不可能でしょう。
429 :
名無シネマ@上映中:02/09/26 06:36 ID:fEQLRPqL
>419
もちろん何を言おうと匿名掲示板だから勝手だが、一応、映画史的に有名な映画だ。
ファンも多い。
そこにきて1行
>眠かった
いわれても、
「みんなが夢中で見るこの映画はおれの頭には退屈だった。こんな下らない映画に何夢中になっているの?」(挑発)
「みんなが(中略)。みんな興味を持てて羨ましいな。おれって盆暗なのかな」(羨望&自己卑下)
どちら解釈するか、迷うな
430 :
名無シネマ@上映中:02/09/26 07:12 ID:2n3DcLGE
世界観や、語り口が性に合わなくて「ノレない」ので眠くなった
ってのもあるんじゃない?
内容はともかく、生理的に合わない映画ってあるよね。
431 :
名無シネマ@上映中:02/09/26 07:53 ID:rlLYdjPM
432 :
名無シネマ@上映中:02/09/27 00:34 ID:NvUC9sJt
ジョン・ホイットニーの件もそうだし、リゲティもそうだけど、この映画って犯罪的な映画だよ。
(まあ、俺は好きだから特に問題はないんだけど、文化史的には犯罪だ)
433 :
名無シネマ@上映中:02/09/27 04:19 ID:NmX1Mjwk
リゲティがキューブリックを訴えた件は431が書いてる『映画の見方がわかる本』にも書いてあるけど、
もっと詳しい事実関係が、何年か前に版権を初めてクリアして出たサントラのライナーに書いてあるよ。
キューブリックは白い部屋でボーマンを監視する見えないエイリアンの話し声として
リゲティのコーラス部分だけを無断使用して訴えられた。
結局ちゃんと賠償して和解したけど、
リゲティは「宇宙人の話し声くらいいくらでも作る方法はあるだろうに、
なんで私のレコードからパクらなきゃならないの?」と不思議がっていたそうな。
キューブリックって以外と法律オンチ?
434 :
名無シネマ@上映中:02/09/27 06:04 ID:NvUC9sJt
まあ、スターゲートんとこは、ホイットニーのスリットスキャンとリゲティの
アトモスフェールとのコラボともとれて、凄く興味深かったりする。
(ホイットニーは現代音楽を否定してたからね)
しかし、キューちゃんはシャイニングでもリゲティのロンターノを使ってるけど、
そんなに利用したいのか(w
435 :
名無シネマ@上映中:02/09/27 07:36 ID:KIXt1ho9
↑ 単にリゲティが好きだったからでは?
キューブリックは「ドラッグカルチャーの影響を意識していたか?」
という問いににべもなく否定した、ということですが
これは本当ですか?
437 :
419:02/09/30 02:28 ID:wEjwM4/2
>>429 ずう〜っと昔に見に行った時、眠ってしまった。
でも、すごい名作だとか何とかいう評判なんで、
もう1回見ようと最近ビデオ借りてきて見た。
昔、眠ってしまった原因がわかった。ホントに眠たい映画だったからだ。
あまりに展開が遅い。これが耐えられん。
そして、話がわけわからん。
映画なんて一通り見れば、ある程度ストーリーがわかるようにつくって欲しい。
ネットを見回ったら、解説なんかが色々とあるんで、まあ多少わかってきたけど。
映像の素晴らしさや音楽のハメ方の上手さは認める。
さらに制作年代を考えれば、あの時代によくぞこれだけとは思うけど…。
挑発でも羨望でも自己卑下でもない。
単に自分はこう思ったということ。
あ〜、でもやっぱり自己卑下かもしれんな〜。
自分のからっぽなアタマじゃ、よ〜わかりませんわ。
>>437 別に悪くはないと思うよ!
音楽は洋楽聞く?
聞くとしたらアメリカンロック派だろうネ。英国ロックは性に合わない系の人だ
と思う。
中学生の時、テレビで放送された時は眠ってしまったのですが、
DVD買って見たら、すげーワクワク出来ました。。
当時は宇宙旅行の難しさがよくわかってなかったし、
コンピュータの進化具合もわからなかったから、寝ちゃったようです。
ここは感想スレでなかったですね。
すみませんでした。
441 :
名無シネマ@上映中:02/10/05 03:10 ID:8a5ty2lZ
age
442 :
名無シネマ@上映中:02/10/07 19:53 ID:Xq/D/Am7
age
「惑星ソラリス」を最後まで見通すことに比べたら、「2001年」はそれほどでもないかと(謎
というか、やっぱりテンポが合うか合わないか、これは大きいと思うよ。
444 :
名無シネマ@上映中:02/10/07 22:04 ID:q0Z2qEEs
本当の無重力映像がTVに氾濫する現代に見なおすと
さすがに無重力シーンは厳しいよね。
(まあ昔から「それおかしいやろ」というところはあったけど)
昔はスチュワーデスがよろよろ歩くところで萎えてた。
今はスチュワーデスが横に回りながら方向を変えてく
ところに萎える。昔は「おお」だったのだが。
この映画の価値をそれほど損なってはいないけど。
ワシこの映画好きだから。
プロジェクター買っちゃいましたよ。100インチよ。100。
445 :
名無シネマ@上映中:02/10/07 22:45 ID:uOlGJN1U
ただのサルがモノリスに導かれ、最後は輪廻して超人へと転生するお話。
すごい映画だと思ってたけど、実際に2001年を超えてみるとちょっと
物足りない気がした。映画の2001年は高度でクリーンな文明社会だった
けど、現実の2001年にはやっぱりホームレスもいるし、宅急便の配達人
もいる、結構アナログの世界だった。
2001年宇宙の旅ではそのへんは描かれてなかったのがちょっと残念。
446 :
名無シネマ:02/10/07 22:47 ID:dzsJpbgZ
ところで皆さんは、ダーウィンの進化論を信用しますか?
447 :
名無シネマ@上映中:02/10/07 23:15 ID:RTEca2YM
448 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 00:13 ID:fOf7Ogv9
449 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 00:32 ID:QTeTUZfd
ダーウィンの要は直系連鎖と突然変異。でもその辺の説も最近怪しくなってきたね。
詳細をここで語るには長くなるし、今眠くなった。ただ私は35%疑い出してる。
おやすみ。
うちのおかんでも凄いっていってたよ
何が凄いのかわからないまま
451 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 05:52 ID:kgqg5LC0
「うちのおかん」に言わせるのがスゴイんでしょう。
アホなくせに理解しようとするのが一番いけませんな。
452 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 06:28 ID:oBdrEVKP
>ところで皆さんは、ダーウィンの進化論を信用しますか?
旧約聖書よりはあてになる。
ちなみに「うちのおかん」フルメタル〜も好きらしい
現金に〜はつまらなかったみたい
スレ違いだね
454 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 18:49 ID:rexiBFQP
おかんに時計じかけを見せたいけど
さすがに一緒には観られないなぁ・・・・・
うーん・・・
455 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 19:13 ID:Zj189W/S
やっぱりhal=神なん?
456 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 19:21 ID:wMWcIBcn
まぁキューブリックの映画を言葉で解釈しようとするなんて
ネタにマジレスするのと同じことだ
ちなみにシャイニングですら、キングの原作は映画と別物
くだらん議論をくりひろげる奴らを見て、
キューブリックは「また釣れたよ」と笑ってるだろう
457 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 19:28 ID:pO1qwAV9
しゃいにんぐはトンデモ映画。
ばりーりんどんのテーマは、ずばり、お金と才能の浪費。
458 :
名無シネマ@上映中:02/10/08 21:22 ID:LgyjrOQZ
「シャイニング」は、
『キューブリックが商業意識して創るとこんな感じになるんだぁ う〜ん
他とは一味違うぜ』
と、思わせる映画。
459 :
:02/10/08 22:09 ID:jcVi3nwk
>>445 2001年の地上の姿を描いたのが「時計じかけのオレンジ」でしょ。
ホームレスも出ててきて、袋だたきにしているし、、、
460 :
451:02/10/08 23:17 ID:XhVH33y4
>>454 同じ悩みで笑ったよ
だからといってテレビでやらないから困る
テレビでやってたから、偶然見ちゃったみたいにいかない
とりあえず今度は博士の〜を見せるつもり
461 :
453:02/10/09 00:18 ID:uzLyMDSx
名前間違った、451の人ごめん
462 :
名無シネマ@上映中:02/10/16 06:07 ID:kydrZwyr
久々に見てみようかな〜
463 :
名無シネマ@上映中:02/10/19 02:05 ID:XUTNnfuO
私には次のような解釈しか出来ない。
それは「ユダヤの選民思想」
464 :
名無シネマ@上映中:02/10/19 05:37 ID:6QRvg3Bs
ボーマンが変化したのはスターチャイルドじゃなくて、
「スパルタカス」の最後にうまれる赤ちゃんなんだよ。
元老院議員から自由民であることを保証された赤ん坊だけど
その実、2001年から古代ローマへ引き戻されて、
永遠に時空の奴隷となってしまったボーマンだったなんて
なんとも皮肉な話しじゃないか。
465 :
名無シネマ@上映中:02/10/19 07:05 ID:NGY3ZRMm
464個を読んできて、初カキコ。
(斜め読みしたとこもあるので既出ならすまんが)
「モノリス」には時間計測ツールという側面もあったという説明を
聞いた事があるよ。
この「ヒト」たら言うくだらん生物が地球、月、木星にたどりつくのに
何年かかるか、それが判ると、モノリスを置いた連中にとって何かと便利?。
余談だが
テアトル東京で見たとき、ラスト30分をもう一度見たくてロビーで
休憩していた。1時間ほど経過して三島由紀夫が入ってきた。
「センセイ、この映画を途中から見るの?」と思ったが、2回目の可能性も
あるな、、、、と好意的解釈。
このエーガ、よーわからんが、すんごい気持ちよい、これが拙者の第一印象だった。
クライマックスはジェットコースターだもんね。
466 :
27歳:02/10/19 15:02 ID:6+8FeKyR
>>465 三島由紀夫・・・凄い話ですね。
私もラスト30分のLSD感覚のトリップ映画的なところが大好きです。
>>433 あれ宇宙人の声のつもりだったんですか?
BGMだと思ってマスタ。
468 :
名無シネマ@上映中:02/10/24 14:56 ID:7yfUDsCG
>>18 超遅レスだが
ジュブナイルではRNMX社(つまりSONYね)というのがでてくるのですが
山崎監督とそのスタッフはHAL→IBMをぱくったらしいですよ
469 :
名無シネマ@上映中:02/10/24 14:59 ID:7yfUDsCG
失礼リスペクトしてると思いますよ
470 :
名無シネマ@上映中:02/10/26 16:31 ID:eaWYvVwj
墓石
471 :
名無シネマ@上映中:02/10/26 16:43 ID:D0Xh57Om
去年のリバイバルで見たよ。
宇宙ステーションと月格納庫で、人が動くところを必死こいて
凝視してた。「おおっ、ちゃんと動いてるよ」
472 :
名無シネマ@上映中:02/10/29 13:48 ID:mwpaEfhB
>>431 その本いいよね。
ただ、このスレで侃々諤々やってた論争が「正解はこれですが何か?」
って感じで反論の余地なくバッサリ切り捨てられてるからスレ住人は
読まない方が精神衛生上いいかも知れないなあ。
他の映画の時代背景なんかも詳しく説明されていて助かるし。
この本読んでビデオ観返したら「なるほどー」と思った。新鮮な驚き。
473 :
名無シネマ@上映中:02/10/29 13:58 ID:Wwts8PDt
>>465 人類の生物を導くと共に、その中から選ばれた優良種を見つけ出すツールだとも言える。
モノリスに触れるだけの勇気と好奇心を持った猿という種がまずは選ばれて知性を与えられ
た。そして月を発掘出来るほどの文明を築きあげた人類に月のモノリスは道を示す。
木星に探査に出されるような宇宙飛行士は人類の中でもトップクラスの知性とフィジカルを
持った個体なわけで、長い時間をかけて選ばれたバウマンが最終的にはスターチャイルドに
選ばれた。と。
474 :
名無シネマ@上映中:02/10/29 14:00 ID:Wwts8PDt
>>473 人類の生物を→地球の生物を
ね。失礼。
475 :
465:02/11/01 04:07 ID:LOD/vQ0a
>>473 なるほど。レスありがとう。
スターチャイルドのあのデカサイズはなんとかならんかったのですかね。
私はあのサイズに違和感を覚える。最初のとまどい。なんじゃこれは。
そして懐疑発生。・・・難解映画・・という枠で語られる一因ではないかな。
「スターチャイルド」というものは概念なのか、実体なのか。
SF音痴に解説サービスしてくれる人、よろしく。
「夏への扉」とか「幼年期の終り」などのクラシックは読んでいますので、
SF学園中学部卒業程度?の者に理解できるようにお願いします。
477 :
名無シネマ@上映中:02/11/05 20:57 ID:x3ghiOf8
>>476 アフォか!!27ページもあるんだぞ!!
478 :
名無シネマ@上映中:02/11/05 21:49 ID:zjO3FS5y
目玉焼き
ペースト食
ハムサンド
チューブ食
生肉
>1
原作小説読めば謎は全部かいてあります。
本屋へ走れ!!
480 :
名無シネマ@上映中:02/11/05 23:43 ID:03IZxLQW
ついでにクラークの「失われた2001年宇宙の旅」も読めや。
「HAL=IBMのもじり」ってのが嘘っぱちだってことがしっ
かり書いてある。
あと、HALに女性の属性を与えたという面白そうなアイデアも
あったらしいぞ。
481 :
476:02/11/06 01:09 ID:B0f5A+AT
>>431さんの紹介した本買ってきて2001年のとこだけ読み終えますた。
>>472さんの言ってた「正解はこれですが何か?」の連続ですた。
冒頭に入るはずだったインタビューや本編のナレーションをばっさりカット、
小説版の出版もなんだかよくわからない理由で映画公開より後にさせる
キューブリックの粘着ぶりが面白かったよ。
クラークが「キューブリック必死だな(W」って言ってそうだわ。
いや、本人は全然必死じゃないんだろうけど。
あと、ワロタのは
当初の予定ではモノリスではなく人間型のエイリアンを出そうとして
着ぐるみ作って撮影までしてた、ってそんなベタな!
>>475 スターチャイルドについては、
ボーマンを導いた異星人と同じく純粋エネルギーの精神だけの存在人類の次の段階に
進化させてもらうのだがそれは映像で表現できないため、赤ん坊になることで
「新人類の誕生」を表現するアイデアをクラークが思いついてキューブリックが
「大乗り気」で採用した、って書いてありますた。
482 :
名無シネマ@上映中:02/11/07 02:14 ID:5ORMfvb9
続編はビートルズの主題歌で決まるかな?
生きたまま第三のスターチャイルドになるフロイドとかやると、原作知らない人には
さっぱり訳わからん状態になるんかいな?
続編つくれや〜!
ていうか、ラーマも作ってホスィ。
483 :
名無シネマ@上映中:02/11/07 02:30 ID:KL7KPe20
>>480 むしろ、IBMはあの映画のコックピットパネルデザイン等で協力もしてるので、HALは良い意味でIBM
に敬意を示したのだ。って説も有力。
>>481 当初は大真面目にキューブリックは原作を映像化するつもりだったんだよ。最初のシーンから原作ば
りのナレーションから入る予定だったし、ボーマンがモノリスに吸い込まれて、宇宙人の交通ステー
ションだろう。と判断した箇所も忠実に撮影した。そのシークエンスの一部はスタチャになる前に色々
映像が流れるシーンに流用されてる。
どうやら半分以上、撮り終えた時点でキューブリックがあの映画のようなスタイルにするよう急転換
を計ったらしい。スタッフも色々混乱したりしたそうだが。
ま、おかげで色々想像や解釈の余地が残って名作になったわけだ。
散々迷って考えこんだあげく飽きた頃に、原作は読むことをお薦めするね。
>>483 「原作を映像化」といっても完全な形の原作はなかったのではないの?
キューブリックがああいう映像化をしたので逆にクラークが方向転換
した、という部分もあるのでは?
485 :
まるこめX:02/11/08 09:25 ID:tSoIe1/m
原作の文庫本を偶然に近所の古本屋で見つけた。三冊100円ナリ。
「2001年」と、マイケル・クライトンの「Rising Sun」と
ジム・ギャリスンの「JFK」買った ♪
486 :
EFNN-3001:02/11/08 10:06 ID:lyOP/w2J
激しくガイシュツかもしれないけど・・・。
初公開時、一旦が上映開始された後で再編集されたものとの差し替えがあった様だ。
(恐らく70mm版のみの話)
違いを知ってる人いたら、ああ貴方は神だHALだ・・教えて。
前スレ?から発掘。
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
この間、近所の地球行ったんです。地球。
そしたらなんか水のみ場に猿人がめちゃくちゃいっぱいで寝てられないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、ただいま進化中、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、二足歩行如きで進化じゃねーよ、ボケが。
二足歩行だよ、二足歩行。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で進化中か。おめでてーな。
よーしパパこの黒いの触っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、道具使う知恵やるから一億年くらい寝かせろと。
進化ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
月の開発を競い合ってる別の群れといつ核戦争が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと月の地下で眠れたかと思ったら、400万年かかってやっと月へ来た連中が、反動推進で宇宙開発、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、反動推進で宇宙開発でなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、反動推進で宇宙開発、だ。
お前は本当に反動推進ごときで外宇宙行けるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、宇宙って言いたいだけちゃうんかと。
宇宙通の俺から言わせてもらえば今、宇宙通の間での最新流行はやっぱり、
スターゲート、これだね。
スターゲートから入って超空間を移動。これが通の航法。
スターゲートってのは超光速が多めに入ってる。そん代わり因果律が少なめ。これ。
で、それで超空間を移動。これ最強。
しかしこれを使うとLSDキメて映画を見に来たヒッピーがバッドトリップするという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前ら半端な知性体は、スターチャイルドになって故郷を眺めてなさいってこった。
映画とクラークの小説本とは本質的に別物だと思います。
逆に映画から導かれる解釈の1つが小説本だと言うつもりで
読んだほうが良い。
クラークだって続きは映画から直接続けていて、小説本は宙に浮いたままです。
489 :
名無シネマ@上映中:02/11/10 15:37 ID:hKV1lap2
>>488 クラークが行き先を変えたのは、そのあとボイジャー1号2号が木星にいくという
ことがあったので、木星の衛星に興味をかきたてられたからと言ってるよ。
それと、映画の続編の脚本も書かなきゃいけなかったし、あれはキューブリックの
映画だということに納得してたから。
でも、最大の要因はボイジャーとかのおかげで、イオやエウロパのことを考える
ほうにクラークの興味が移ったからだと思われ。
クラークってそういう人。
490 :
物栗鼠:02/11/10 18:37 ID:WR/gH0sc
491 :
映画大好き ◆e29eMToEo6 :02/11/11 02:11 ID:jpBMzVlC
>482
> ていうか、ラーマも作ってホスィ。
そうだ! お願いだから、誰か「雪印ラーマ」作ってくれー!!
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