タバコ農家の村から

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3田舎の人
指導員

 山下惣一の小説「けむりの砦」では、指導員が
「あんたンとこのタバコは一番出来が悪いよ」とかいって耕作人と
一緒に改善にとりくんだり、個々に密接に耕作農家と関わっていて、
その地域の成績が悪い場合指導員の責任にもなるわけです。
頭を丸める指導員の描写もありました。
 JTの技術課長と話をしたとき「あの時代はよかったのぅ」と
いった。その人が技術指導員だった頃(親父のじだい)、
原付で各農家をまわり「あのときはわしら畑のそばにじーっと
座り込んで(語らい)一つの、そのタバコ作りということを一緒に
やってたんよのぅ」そう呟いていた。今ではJTの指導員より、
現場の方(われわれや引退した経験者)がアドバイザーになった
ほうがいいかもしれない。(でも、そうすると改良、改善についてや
新たな農法がとり入れるのが遅れる。)