タバコ農家の村から

このエントリーをはてなブックマークに追加
2田舎の人
序文

 昔、専売公社の時代には技術指導員というのがいて、たとえば、
立ち枯れの防ぎ方だとか、どうすれば葉の成熟がうまくいくかとか、
そう云う指導があったわけです。
しかし公社が終わる5,6年ほど前から指導員の質が下がってきた
のか、以前とは別物のようになっていきました。
 向こうから送られる資料などは耕作者のやったことの総まとめ
みたいなのを次の年に持ってくるとか。知りたい事は山ほどあるのに
あまりにも情報が少ない。
*)従来の専売制度のもとでは、葉タバコ耕作は専売公社の許可に
よるものであり、耕作法、乾燥法とも公社の定めた方法によらねば
ならず、このため、きめこまやかな技術指導が行われてきた。
が、1985年の民営化に伴い、契約制度への移行、耕作農家は
契約条項以外は一切制約されることはなくなり、技術指導のあり方
も、技術援助体制へと変革されることになった。