タバコ農家の村から

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104田舎の人
皆さん、お久しぶりです。
あほらしくなって書き込むの止めてたんですが
ふと、思ったことがあり書き込みます。

アングラ俳優「鶴丸睦彦」を皆さんに
タバコ業界(嫌煙団体もふくめ)では知らぬ人はいない方です。(アングラなのに)

1901 鹿児島県生まれ 幼少期は北海道ですごす
   早稲田高等学院、同大学卒業
1923 アメリカ留学。その後スペイン放浪
1926 帰国途中、船の中で画家佐伯祐三と意気投合
1926 労農芸術家連盟演劇部に入団
1929 左翼劇場で「暴力団記」などの舞台で名を馳せる
1943 結核療養中。仲間が投獄される中、病院で終戦を迎える
1953 劇団民芸に入団
197* このころから、一人芝居「タバコの害について」チェーホフ作
   で全国のタバコ農作地域を公演して回る
1989 東京にて死去

鶴丸さんは結核になるまではヘビースモーカーだったそうだ。
病気を機に止められた。
しかし、晩年、タバコが人間にとって「有害」であるのがわかっているのに
吸ってしまうのは「なぜか?」と云う問いを考えるようになり、
「嫌煙活動家が一方的にタバコの害を叫んでも無意味だ」として
喫煙者、耕作家と一緒に考える手段としてこの一人芝居を上演。
決して押し付けがましい「嫌煙論」でなくすばらしい芝居であり
町の公民館に近所のタバコ農家が集まり、芝居が終わった後、座敷で鶴丸さんを
囲み飲み会をしたものである。