嫌煙支持政党の看板外し相次ぐ
民主党参院議員の平野達男前復興相(58)(岩手選挙区、当選2回)は30日、盛岡市内で党岩手県連幹部らと会談し、
夏の参院選に向け同党を離党し、同選挙区(改選定数1)から無所属で出馬する意向を伝えた。
すでに党公認を得ているが、支持率が低迷する民主党の「看板」を外し、自民党支持者からも支援を取りつける狙いがあるとみられる。
相次ぐ離党の動きが、閣僚経験者にも波及したことで、民主党に新たな打撃となった。
民主党岩手県連関係者によると、平野氏は会談で、「民主党では戦えない。無所属で出馬するので幅広く支援してほしい」と伝えた。
岩手選挙区は、生活の党の小沢代表のおひざ元だが、平野氏は「生活の党からの支援は一切受けない」と明言し、
民主党に推薦を要請する考えも示したという。
平野氏の離党に関して、海江田代表は同日、那覇市で記者団に「細野幹事長か私が事情を聞く。対応はその上でのことだ」と困惑気味に語った。
連合幹部によると、民主党の輿石東参院議員会長は事前に聞かされておらず、「非常に怒っていた」という。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130330-OYT1T00597.htm