マクドナルド禁煙席拡大で110店舗閉鎖へ
ハンバーガーチェーン最大手の「日本マクドナルドホールディングス」は、
節約志向の高まりなどで外食をする人が減って既存店の売り上げが
落ち込んでいることから、来年1年間で採算の悪い110店舗を閉鎖することになりました。
日本マクドナルドが1日発表したことし9月までの9か月間の決算によりますと、
既存店の売り上げが去年の同じ時期よりも2.2%減って、
本業のもうけを示す営業利益も17.8%減少しました。
このチェーンでは、ことしの春から低価格のメニューを増やしましたが、
消費者の節約志向が高まる中で外食をする人が減っていることなどから、
売り上げが伸びなかったということです。
このため、来年1年間で規模が小さい店舗など
採算の悪い110店を、閉鎖することを決めました。
また、このところ需要が高まっている宅配サービスを現在の17店舗から
来年中には全国250店まで拡大して売り上げの回復を図りたいとしています。
原田泳幸社長は「ただ安いだけでは需要を喚起できない。
朝食メニューを強化するなどして収益を改善していきたい」と話しています。
11月1日 20時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121101/t10013184391000.htm