【提供】タバコ被害・関連ニュース【談義】33件目

現場発：消える葉タバコ農家／増税、消費低迷が直撃／宮崎などで半数が廃作
http://mainichi.jp/seibu/news/20120208sog00m040003000c.html

ＪＴが昨年８月、葉タバコ農家を対象に廃作希望を募集した結果、全国１万８０１戸
のうち約４割もの４１０６戸が廃作の道を選んだ。特に一大産地の九州では大分、
宮崎、鹿児島の３県で半数以上の葉タバコ農家が消える異例の事態に。ここ数年
の不作に加え、たばこ増税などの国策に伴う消費低迷が直撃した形だ。自治体は
別の野菜への転作を模索するが、資金の問題もあり、農家からは悲鳴が上がって
いる。　「うちの周りもみんなやめました」。大分県南西部の豊後大野市で祖父の代
から続く葉タバコ農家、後藤敏生さん（５８）はため息をつく。同市では葉タバコ農家
９８戸のうち８割近い７３戸が廃作を決めた。「タバコ作りが好きだったから続けた
かったが、もう先がない……」。葉タバコを作り続けて３３年。廃作申請した時は
涙がこみあげたという。　葉タバコ農家を取り巻く環境は厳しい。健康増進を図る
厚生労働省の主導で１０年１０月から１本当たり３・５円と大幅にたばこ税が引き
上げられ、たばこ離れが加速。１０年度の販売数量は前年度比１０・１％減の
２１０２億本で、下落率は統計がある９０年以降最大。ＪＴは需給調整に乗り出し、
廃作を募った。さらに同省は今月１日、２２年度までに喫煙率を現状の１９・５％から
４割減の１２・２％とする計画を打ち出している。
＜以下、ソース参照＞

2012年2月8日