憂楽帳:たばこの被害
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20110604ddh041070008000c.html たばこのにおいや煙が苦手で、受動喫煙の症状の頭痛や吐き気がする。
風が強い日、愛知県岡崎市役所の西庁舎そばの歩道を歩いていると、たばこの
においがして頭が痛くなった。男性職員約15人が昼休み中、歩道の石垣と
西庁舎の外壁との間の死角に近い吹き抜けに集まり、隠れるように吸っていた。
一部の職員は勤務時間中も職場を抜け出して喫煙していた。副市長名で、職員の
健康障害防止と公務能率の向上を図り、市民からの疑問や厳しい指摘もふまえて
勤務中の喫煙禁止を通知していたが、守られていなかった。
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厚生労働省が10年2月、受動喫煙防止策として官公庁では全面禁煙が望ましい
との健康局長通知を出した。岡崎市は今年4月から庁舎の建物内全面禁煙と、
市管理197公園の敷地内全面禁煙を始めた。岐阜県多治見市や愛知県幸田町、
千葉県柏市、大阪府吹田市は庁舎敷地内を全面禁煙にしている。 6日までは禁煙
週間。喫煙の危険性と受動喫煙の被害のつらさを愛煙家が理解し、たばこのマナー
とルールを守る機会になってほしい。
毎日新聞 2011年6月4日 中部夕刊