喫煙所:仙台駅西口の灰皿どうなる 市とJTが移設協議、来月中に結論 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110218ddlk04040075000c.html ◇月数件の苦情 喫煙者「ないと困る」
受動喫煙防止のため、仙台市と日本たばこ産業(JT)仙台支店が、JR仙台駅西口
正面のペデストリアンデッキに設置されているたばこの灰皿2基を移設するか協議を
続けている。周辺は駅の利用者らの往来が絶えず、市には「煙たい」といった苦情や、
杜(もり)の都の玄関口としての景観が損なわれるといった意見が多く寄せられていた。
同市青葉区内では公園の灰皿の撤去も進められており、公共空間での喫煙はますます
難しくなりそうだ。 17日午後4時、移設が協議されている灰皿の前では28人が
一服中。多くの人は喫煙マナーを守っているように見えるが、吸い殻が落ちていたり、
灰皿から離れた場所で喫煙する人や歩きたばこをする姿も。清掃員は1日3回のペース
で吸い殻を集めるという。 移設が協議されていると聞き、喫煙者は困惑した表情を
浮かべた。出張で来た東京都品川区の男性会社員(44)は「なくなったら困る」。
大河原町の男性経営者(63)は「禁煙ブームで喫煙者が罪悪感を感じるような社会は
おかしい」と語った。 たばこを吸わない人からも移設に反対する声が上がる。仙台市
青葉区の男性会社員(57)は「屋外なら少しぐらい喫煙所があってもいいんじゃないか」
と話す。太白区の主婦(70)は「喫煙所がなくなるとポイ捨てが増えそう」と懸念した。