嫌煙をやめたきっかけ
「がんについて知っている」のと「がんそのものを知る」ことは全く違う。
“がんサバイバー”である医師の言葉は、生の迫力に満ちている。
帝京大学医学部・加藤大基氏(39)に肺がんが見つかったのは2006年の春、
まだ34歳だった。レントゲンを見た瞬間は、「まさかこれ俺の肺じゃないよね?」と思ったという。
「タバコは吸わないし食生活もインスタント食品やファストフードは避けて野菜を多く摂っていた。
前年の定期健診でも肺の写真に異常はなかったですから」
が、次の瞬間にはものすごいスピードで思考が回りだした。良性か悪性か、悪性なら原発か転移か、
転移なら4期がんで余命は厳しい。つねに最悪な状況を考える性格だという。
幸いにも、肺がんとしては、「初期」の段階だった。
〜中略〜
1期の肺がんの5年生存率は75−80%。再発の不安とは残りの20−25%への不安だ。
加藤氏の場合、頭から離れないその数字こそが人生のスイッチを押し、思いっきりアクセルを踏み込ませた。
「時間の有限性というのを非常に強く感じたんですね。それまではただ漠然と毎日が続いていくように感じる中で、
色んなことを先延ばししながら鬱々した気分を重ねていた。
以下ソースにて
http://www.news-postseven.com/archives/20101013_3272.html