嫌煙教諭、示談書を偽装
東京都調布市立小学校の男性教諭(37)が女子高生に痴漢し、現行犯逮捕され、捜査当局に
容疑を認めたにもかかわらず、調布市教育委員会に「痴漢行為は一切していない」とする
虚偽の示談書を提出するなど、痴漢の隠蔽工作を図っていたことが15日、分かった。市教委では
教諭が懲戒処分を逃れるため虚偽申告をしたと判断。報告を受けた都教育委員会では
16日にも教諭を懲戒免職処分とすることを決めた。
調布市教委や関係者らによると、教諭は今年2月下旬に通勤途中の京王電鉄のの車内で前に立っていた
女子高生=当時高校2年=の下半身などを触ったとして警視庁に都迷惑防止条例違反の現行犯で
逮捕された。教諭は取り調べに痴漢を認めたが、被害者と示談が成立したため起訴猶予処分となり釈放された。
ところが、教諭は、被害者と交わした示談書をパソコンで書き換えて市教委に提出。
この虚偽の示談書では、痴漢行為を認めて謝罪していた部分を、「痴漢と誤解を与えるような
位置に自分の手があった」「痴漢行為は一切していない。信じてほしい」などと書き換えていた。
さらに、市教委の聴取に対し、釈放理由について、本来は示談成立だったにもかかわらず、
「嫌疑不十分で不起訴処分となった」などとうその説明をした。
このため、市教委は「痴漢行為はなかった」と判断、都教委に寛大な処置を求めた。
しかし、説明に疑問を抱いた都教委の調査で、虚偽報告が発覚した。
産経新聞の取材に市教委は「教諭は一貫して痴漢を否認していた。虚偽説明をされたとは
気がつかなかった」と釈明。一方、教諭が勤務していた小学校校長は「教諭の
痴漢行為は誠に遺憾だ」と話している。
*+*+ 産経ニュース 2010/09/16[02:07:57] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100916/edc1009160131000-n1.htm