嫌煙の真央、新コーチに佐藤信夫氏!荒川、美姫ら指導
フィギュアスケート女子でバンクーバー五輪銀、世界選手権金の浅田真央(19)=中京大=は7日、
新しい専任コーチに佐藤信夫氏(68)が決まったと発表した。佐藤氏はトリノ五輪女王の荒川静香ら
数々のトップ選手を育て、2月に世界殿堂入りを果たした名伯楽。日本フィギュア界が世界に誇る
指導者と共に、12年ソチ五輪金メダル獲得へスタートを切る。
真央が新コーチとソチに向けて歩み出した。真央はこの日、愛知・豊田市の中京大アイスアリーナで佐藤氏
との初レッスンに臨んだ。約1時間の氷上練習でジャンプやスケーティングなどをチェックしたという。
真央は08年からロシア人のタラソワ氏に師事してきたが、直接指導を受けるためにはロシアに行くしか
なかった。後任は国内に練習拠点を置くことを前提として、日本人を中心に探してきた。中野友加里が
引退し、師事する女子のトップ選手が不在の佐藤氏は数少ない候補だった。
真央は14年ソチ五輪での金メダル獲得を目標に掲げ、ジャンプの見直し中。佐藤氏は滑りの基本を重視
する指導者として知られており、新たな特長を引き出すことも期待できる。真央は「今後は佐藤先生に
たくさんのことを指導いただき、技術面、精神面ともに向上できればと思います。今季も頑張ります!」
と決意を語った。
現役時代に2度の五輪出場を果たした佐藤氏は、コーチとして娘の有香や村主章枝、安藤美姫ら多くの選手を
指導。横浜市の新横浜スケートセンターを拠点とし、現在は男子の小塚崇彦を教えている。2月に伊藤みどり
に続く日本人2人目の世界殿堂入りを達成。
真央は6月に長久保裕氏をジャンプ専門コーチとして迎えた。佐藤氏はメーンのコーチとしてプログラム全体を
指導する。日本人のコーチ陣で固め、今後は中京大と新横浜を行き来しながら練習を続ける方針。今季初戦の
ジャパン・オープン(10月2日・さいたまスーパーアリーナ)が佐藤氏との初陣となる。
スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20100907-OHT1T00246.htm