「パートのおばさん呼ぶなー!」都内で若者と嫌煙女性がデモ集会
失業率の改善が進まない中、2人に1人が非正規雇用で働くとされる若者と女性の集会が16日、
東京都内でそれぞれ開かれた。労働者派遣法改正の審議が進まず、今国会での改正が厳しい情
勢だが、両集会では「きちんと審議を」「抜本改正を」と善処を求める声が相次いだ。
新宿区の明治公園であった「全国青年大集会2010」(全労連青年部などで作る実行委員会主催)
には、5200人(主催者発表)の若者が参加。自動車メーカーや電機会社で派遣労働者として働き雇
い止めに遭った人や就職活動に苦労する大学生、高校生が体験を語った。定時制高校2年の小松耀
ん(16)は「50回も面接に落ち、学費も払えず退学寸前になった。安定した仕事がほしい」と訴えた。
◇「パートのおばさんと呼ぶな」
一方、渋谷区では「女性と貧困ネットワーク」が「女性のメーデー」を初めて開催。渋谷駅近くから
恵比寿駅前まで約3キロをデモ行進した。
一方、渋谷区では「女性と貧困ネットワーク」が「女性のメーデー」を初めて開催。渋谷駅近くから恵比寿
駅前まで約3キロをデモ行進した。
「パートのおばさんと呼ぶな」「ケアワーカーはボランティアじゃない」「女を安く使うな」と、男性社会に
「分断」されてきた女性の思いをシュプレヒコールに託した。長時間労働で体を壊し、その後別の会社で
派遣切りされたという女性(36)は「女は派遣で当然という扱いだった。人間らしい働き方を求めたい」と話した。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100517k0000m040042000c.html