第54回読書感想文コンクール:審査最優秀作品 小学校中学年 /愛媛
◆小学校中学年自由
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090208ddlk38040421000c.html ◇「タバコいや!の絵本」を読んで−−内子町立田渡小学校4年・大森朗
ぼくの父はタバコをすっています。タバコが体に悪いことは前から知って
いました。ぼくは父に「タバコをやめて。」と言うけど、父は毎日一箱
くらいすっています。そこで、タバコがどんなに体に悪いかをくわしく
知りたいと思いました。そうすれば、父をせっとくしてタバコを止めさせ
られると考えたからです。 この本を読んで初めて分かったことがあり
ました。一つ目は、タバコをすうと体の中の毛細血管の血えきの流れが
止まるということです。うさぎの実験では、たった三秒間けむりをすった
だけで、血えきの流れがもとにもどるのに二十六秒もかかりました。
タバコをすう人は、一本すい終わるまでに七回もすいこんでいます。
これを父に当てはめると、百四十回も体の中の毛細血管の血えきの流れが
止まっているということになります。一日で百四十回、一年間ではと
そうぞうしただけでおそろしくなりました。 二つ目は、タバコには二百
種類もの体に害を与える化学物質があることです。とくに、タールはガン
を引きおこす有害物質です。ぼくはタバコをすうとガンになることは知って
いました。タールがガンの原因であることが本を読んで分かり、なっとく
しました。 三つ目は、おなかの中に赤ちゃんのいるお母さんがタバコを
すうと生まれてくる赤ちゃんにえいきょうがあることです。体重の軽い
赤ちゃんが生まれたり、早産になったりするそうです。お母さんだけでなく、
赤ちゃんにまでタバコの害がでることにとてもおどろきました。