【提供】タバコ被害・関連ニュース【談義】11件目

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3名無しは20歳になってから
651 :名無しは20歳になってから:2007/07/07(土) 04:54:00
>>648
横レスですが、それは要求されているデータとは異なるものです。

犯罪者の喫煙率だけを調べて、喫煙と犯罪に因果関係があると主張する論を科学的または統計的な方法はありません。
それで示せるのは因果関係でなく相関関係です。

それだけでは
A) 犯罪に手を染める青少年は喫煙を開始するチャンスが多い
という主張を全く否定できません。

喫煙率を下げれば、犯罪率が下がるという因果関係を証明するには少なくとも
1)全体の喫煙率を下げると、犯罪者の喫煙率もおなじだけ下がる。
2)全体の喫煙率を下げても、Aの理由で犯罪者の喫煙率は下がらない。
このふたつを否定する必要があります。

「喫煙をするから犯罪を犯す」のではなく「犯罪をおかすような環境だから喫煙を始める」のかもしれないのです
また「犯罪も喫煙もにたような環境から生まれるが互いには因果関係はない」のかもしれないのです
後者の二つのどちらかである場合、子供の喫煙率を下げても少年犯罪を減らすことはできません。

犯罪者の喫煙率が高いというデータからは相関は示すことができても因果関係を示すことはできないのです。

相関関係と因果関係の違いを理解していない人は多いので統計を悪用する、統計で嘘をつく方法のひとつとして
そのふたつを恣意的に混同するという手法があるのですがそうやって騙されたり騙したりがないように考えようではありませんか

最後に、このような主張をすると、それが不利に当たる陣営から「喫煙者の脳内のたわごと」とか「嫌煙はまたそうやって嘘をつく」とかの
印象で信頼性を低めるためだけの操作が入ることが多々あるのですが、私自身は非喫煙中立であることを宣言しておきます。
タバコ問題に興味があるだけで、喫煙については肯定でも否定でもありません。