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14名無しは20歳になってから
喫煙から子供を守ろう 「こどもの防煙研究会」発足へ

 未成年者の喫煙を防ごうと小児科医の有志が29日、「こどもの防煙研究会」を発足させる。
調査研究や積極的な啓発活動で医師、教育、行政の連携を進め、地域から社会的意識を高める試みだ。
いかに子供たちをたばこから遠ざけるか。
日本では対策が遅れていたが、小児科医主導で初めて全国的、横断的な取り組みが進みそうだ。
 設立するのは原田正平・国立成育医療センター研究所(東京都)室長、中川恒夫・さくら病院(愛知県)小児科部長、加治正行・静岡県立こども病院医長ら。
 原田室長によると、子供の喫煙対策は一部の地域で熱心に行われているが、全国的な広がりはなく、医師、教育現場の協力体制も築けていない。
学校で喫煙しても、しかられたりするだけで、適切な禁煙教育や治療を受けさせるケースは少ない。
積極的に関与すべき小児科医も「学校には介入できない」と考えがちで取り組みが遅れてきた。
 研究会はこの状況を変えるため、全国で講演などを実施。科学的アプローチも積極的に提起し、子供を取り巻く諸機関が連携した「社会的モデル」の拡大を目指す。
 原田室長は、「両親がたばこを吸うと子供の喫煙率も高くなる。家庭も含め子供を取り巻く社会や大人が連携し、対策を進めることが急務だ」としている。
研究会は29日、盛岡市で開かれる日本小児保健学会に合わせ初会合を開く。