【提供】タバコ被害・改善ニュース【談義】3件目

このエントリーをはてなブックマークに追加
406名無しは20歳になってから
  
■喫煙習慣のある肺ガン患者にはイレッサの延命効果なし■

 副作用死が問題になり、海外の臨床試験で延命効果が確認されなかった肺がん用の抗がん剤ゲフィチニブ
(商品名イレッサ)について、専門家による厚生労働省の検討会(座長=松本和則・国際医療福祉大教授)は
24日、医師向けの新しいガイドライン(指針)を周知する対策をとった上で、使用を続けるという意見をまとめた。

 新指針は日本肺癌(はいがん)学会が作った。最近のデータをもとに薬の効果が得られやすい条件を、がんの
タイプが腺がんである患者、女性、非喫煙者、日本人(東洋人)、EGFRという遺伝子に変異がある患者とし、
このような患者への使用は推奨した。一方、喫煙歴があるなど副作用が起きやすい条件の患者では、利益が
危険性を上回る場合に限って使うことを求めた。

 検討会では、重い副作用を防ぐため、専門知識が十分な医師のもとで使うべきだという意見が相次いだ。
指針を周知するため、医療関係者への指針の配布を製薬会社に指導するよう国に求めた。

 厚労省が検討会を開いたのは、開発元の英製薬会社アストラゼネカが昨年12月にまとめた28カ国・地域
(日本は不参加)の臨床試験で、薬を使った患者に延命効果が確認されなかったため。

 検討会はこの臨床試験を再解析し、東洋人では生存期間の延長に寄与することが示唆されると分析した。

2005年03月24日19時23分
http://www.asahi.com/life/update/0324/003.html