■喫煙者率、初めて3割切る 9年連続、最低を更新 JT調査■
成人でたばこを吸う人の割合は6月時点で、前年比0・9ポイント減の29・4%と、9年連続で
過去最低を更新、初めて30%を割り込んだことが19日、日本たばこ産業(JT)の調査で分かった。
統計は1965年に取り始めた。今年の調査は全国の男女計1万6000人を対象に行い、
1万875人(68・0%)から回答を得た。
男女別では、男性が前年比1・4ポイント減の46・9%と13年連続減少、女性は0・4ポイント減の
13・2%で3年連続減少した。これを基に喫煙者人口を推計すると、男性が前年比59万人減の
2328万人、女性が17万人減の704万人になる。
喫煙者率が最も高かったのは男女とも30代で、男性が56・3%、女性が21・3%。地域別では
男女とも北海道が最も高かった。
「毎日吸う」と回答した人の1日平均の喫煙本数は、男性が22・4本(前年比0・5本減)、女性が
16・5本(同0・7本減)だった。
JTは喫煙者の減少について「健康に関する意識が高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、
昨年7月のたばこ税の増税実施などが影響しているのではないか」としている。
(10/19 19:10)
http://www.sankei.co.jp/news/041019/sha083.htm