国技館:禁煙訴訟で和解成立(実質的に嫌煙者の勝利)
国技館の升席で大相撲観戦中に受動喫煙の被害を受けたのは、健康増進法違反に
当たるなどとして、神奈川県小田原市の司法書士、野田順一さん(56)が日本相撲協会に
観戦料の一部5650円の損害賠償を求めた訴訟は、横浜地裁小田原支部で和解が成立した。
和解条項は、協会は11月場所で節煙を呼び掛ける▽来年1月場所以降、観覧席を
禁煙とする−−など。禁煙措置などは訴訟とは別に、協会が国の要請などを踏まえて独自に
検討した結果と原告側が認め、賠償請求を放棄することを条件とした。
野田さんは6月に提訴。協会は7月に来年からの禁煙を発表していた。
毎日新聞 2004年10月1日 11時13分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041001k0000e040036000c.html